ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

自閉症の作家東田直樹さんのテレビ番組総集編のお知らせです。

NHK総合

3月23日(木)24:10〜25:40

    (24日(金)0:10〜1:40)

『自閉症の君との日々』

今回の番組は、自閉症の作家東田直樹さんを取材した2014年放送の「君が僕の息子に

ついて教えてくれたこと」と2016年の「自閉症の君が教えてくれたこと」

の2つの番組をまとめ、直樹さんの成長を三年間にわたって記録した総集編とのことです。

東田直樹 オフィシャルブログに詳しい情報があります。

狛江の一貫した支援の努力。まだまだ不十分ではありますが、行政や学校を含めて、ハートだけはずいぶん進んでいると思っています。(保護者の方からは、「まだまだです!」と嘆きやおしかりの声がたくさん聞こえてきますけど)

このほど、公共施設再編計画の見直しに伴い、駅近くの願ってもない場所に子ども支援のための複合施設が建設されることになりました。
入るのは 
■子ども家庭支援センター
■児童発達支援 施設(細部は未定)
■教育相談室・不登校のお子さんのための適応指導教室
の三つです。

この三つの機関は、今でも、何かと「顔の見える連携」を作り出す努力はしてはいますが、同じ建物に集まれば、情報共有や協力がしやすくなり、子育てに困り感を持つ親ごさんのための相談しやすい、わかりやすい場所になるのではないかと期待しています。
言うところの「ワンストップ窓口」ってヤツです。

さて、でも、建物ができなくても、今、すでにやっていることの一部をご紹介します。
他の自治体の担当から質問されたのですが、データが一か所にまとまっていなくて意外に探しにくかったので。

1 狛江市就学支援シート(就学前ー就学)  https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/43,55550,333,2056,html

2 レインボーファイル(サポートファイル)  http://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/44,78247,338,html

3 育ちの森マップ
https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/43,59788,331,html

それぞれの内容は、他の自治体でも取り組まれていることが多いと思いますが、ここで私が自慢したいのは、市役所HPに掲載されている説明なのに「子どもの育ちをみんなで見守り、引き継いでいきましょう」というあったかさが感じられる点です。
役所的な紋切り型ではない・・・というか。

それぞれの担当の方たちが、努力して「保護者の思い」を反映して少しずつ改善して来て下さった成果です。
もちろん、引き継ぎがうまくできてなくて、ブツブツと文句を言いに行かなくてはならないことも多々ありますが・・・。 

 

狛江の特別支援教育。

まだまだできていないこともたくさんありますが、全国的に見れば先進的な取り組み

も多く行われていると思います。

1月20日のNHKニュースの中で、狛江の取り組みがちょこっとだけ取り上げられた

そうです。URLをお伝えします。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170120/k10010846231000.html

柏原指導室長、平林教育部長が映っております。

知っている人が「テレビに出る」と、ちょっとうれしい気持ちになるのはなぜでしょ

う?

私も、近所の方や知り合いに「テレビ(Eテレ すくすく子育てのことですが)に出てましたね!」って声をかけられることがありますが、今度、市役所で室長や平林部長にお会いしたら「テレビ、見ましたよ」って言いたくなると思います(笑

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久々の発信は、ぜひおすすめしたい本です。

 【シリーズ】
 【発達障害支援・特別支援教育ナビ】

「発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う」
   中川信子編   
   金子書房   
   2017年1月28日発売

 

http://www.kanekoshobo.co.jp/book/b272827.html

シリーズ全体は、発達障害支援に携わる専門家を念頭に置いた企画です。
が、この巻はセンモンカばかりではなく、保護者、保育者、教員、あらゆる方たちに読んでいただきたいと願って、ナカガワつながりの方たちに無理やりお願いして書いていただきました。
おかげで、現場感満載の本に仕上がったと自負しています。
「保護者支援」になりがちな題名ですが、「親の気持ちと向き合う」とさせてもらいました。
ぜひぜひたくさんの方たちに読んでいただけますように。

目次
第1章 発達障害のある子を育てる保護者のためにできること……中川信子
第2章 保護者がわが子の「特性」に気付くとき――健診から療育へ……市川奈緒子
第3章 地域の小児科診療室で出会う親子の姿から……堀口貞子
第4章 保育園・子育て支援センター・発達支援センターでの保護者とのかかわり……藤田晴美
第5章 親の会による保護者同士のサポートの実際……進藤美左
第6章 「ことばの教室」の通級児の保護者と共に……阿部厚仁
第7章 精神科の診察室でできること――児童期の子を持つ親の支えとなるために……山登敬之
第8章 思春期の子どもたちの周りの大人たちへ……前田かおり
第9章 特別支援学校から――小・中学校において必要な支援とは……田上美恵子
第10章 障害のある子の将来を見据えた生活設計のために……綿 祐二
資 料 「先生に贈る ありがとうBOOK」……中川信子

「苦しみを抱えている人たちは、どう幸せを見つけていけばいいのか?」

11月12日(土) 12月11日(日)夜9時 NHKスペシャルで 東田直樹さんの番組の続編にあたる「自閉症の君が教えてくれたこと」が放送されます。

24歳になった直樹さんが、アイルランドを訪れ、作家 デビッド・ミッチェルさんと再会し、ミッチェルさんの息子さんとも会いました。

番組紹介はこちら。↓
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586825/index.html

※おことわり  当初 11月12日の予定でしたが、急きょトランプ関連番組が放送されることになり、12月11日に変更されました。 

NHK−Eテレで赤ちゃんから2歳くらいまでのお子さんの

「ことばが遅いかな?」「ことばを育てるにはどうしたらいいの?」

の質問にお答えする番組が放送されます。

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「すくすく子育て 知りたい!ことばの育て方」

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本放送 2016年10月29日(土)午後9:00〜9:29

再放送 2016年11月 4日(金)午後1:05〜1:34

すくすく子育てHP

  http://www.nhk.or.jp/sukusuku/

収録のとき、アンガールズの山根さんと、カープ愛の話で

盛り上がりました。今日(27日)は負けちゃって残念です。

中川信子

いやあ、すごい、すごい!!

発売されたばかりの「ZAFUスクール」を、さっそくお試しで狛江市内の小学校の通級にお借りしました。
ぐにゃぐにゃしてなかなか学習に向かえない子どもたちが、「これに座るとピンとできる!」と口々に言い、それこそ「使用前」「使用後」、違う人みたいになるのですって。
 (私は直接目撃はしていないのですが、現場を見た先生方からの興奮の報告を聞きました)

先週、小学校巡回の折に、通級の先生が、イスの現物をもってきて見せてくださいました。
通級はせいぜい週に数時間だけなので、長い時間を過ごす所属級(通常級)でこそ、この「魔法のイス」の助けを借りたいものです。
その話が巡回後の学年の先生方の協議会の席上で出て、「それはいい!」「あの子にも、この子にも必要だわ!」と話が盛り上がりました。

通常級での「特別」ではない、「あたりまえ」の支援。
時代は確実に、そっちに向かって動いていますし、動かなければなりません。
まずは「魔法のイス」の導入で その流れを後押ししたいものです。


ただ、購入するとなると予算が必要なので、そうそうたくさんは買えません。
だれか、スポンサーになってくれないかしら。
100万円くらい「ぽん!」と寄付してくれたら、30台買えるのですが。
未来を担う子どもたちのために、ゼッタイ役に立つ投資だと思うんだけどな。

Zafuスクール 

東京のJCIIフォトサロンで開かれている山岳写真展のご案内です。雄大な気持ちになれるでしょう。

岩橋崇至作品展「北アルプス」。

10月30日まで開催。10月8日(土)13時からは「岩橋崇至講演会 北アルプスを語る」も開かれます。

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岩橋さんは、長男の保育園(世田谷区立代田保育園)のときの同級生「ヒロくん」のお父さんです。
在園中は、時々保育園にお迎えに来られる寡黙なお父さんとしか知りませんでしたが、卒園してから、高名な山岳写真家と知ってびっくりしました。

卒園後、息子ともども「岩橋さんち」に遊びに行き、崇至さん、奥さん、ヒロちゃん、弟クン、我が家の長男、次男ともども、たくさんの餃子を作って食べた覚えがあります。
あれ、なんのときだったのかしら??

また、ヒロくんのおじいちゃんは、文化勲章受章者でもある超有名な日本画家・岩橋英遠氏だと知ってまたまたびっくりしました。岩橋英遠画伯は北海道の方で、本当に美しい、雄大な絵を数多く残されました。

この年齢になると、忘れていたことをなつかしく次々思い出します。
長男のクラスには、今思えば、実にユニークな子たちが多かったのですが、先生方は徹底的に一人ひとりを大切に育ててくださいました。
保育園時代のいろいろな光景は、35年もたった今でも、生き生きとよみがえります。

楽しい思い出がたくさんあることって幸せだな・・・って思います。

仕事場兼団体の活動拠点として借りていたマンションの一室の引越しをしました。
移転先は、ほんの3−40メートル先のマンションですが、そんなに近くても、荷物はダンボール詰めしなくてはなりません。
引越し屋さんはご近所の顔見知りに頼みましたし、サポート狛江のお仲間が手伝いにかけつけてくれて、引越し自体はほんとにラクチンではありましたが、荷造りしているときに痛くなりかけていた肩が、引越し終わった後からどうにもこうにも動かせないほど痛くなりました。

筋緊張の低い子が「代償的に関節を固めて」動かす・・・と言いますが、まさにそういう動きをしているなぁと思いながら、腕や手が痛くて動かせないので、肩関節周りを全体として固めてから動かしていました。
当然、腰にも影響が。左右差、ねじれが出て、結構不便でつらかったです。
全身状態も、「もー ダメだー」って感じで・・・・。

整体に通い、売薬のシップ薬もスゴイ効き目!
のおかげか、今日あたりは、手も上がるようになってきました。
洗濯物が干せる、とか、キッチンの上の戸棚が開けられるとかに、感動しました。

五十肩はとっくに両肩とも終わったはずなんですが、まだ時々ぶり返すんですかね。
四捨五入すると「七十肩」ってわけですが。

結構不便なのは、運転に支障が出ること。
通常の運転には支障ありませんが、腕のふんばりが利かないので、急な対応ができないかもしれず、クルマで出かけるのが不安でした。

というわけで、あらためて、腕クン、肩サン 肩甲骨周りの筋肉さん ありがとう・・・の境地です。

今週末に迫った講座ですが、再度のお知らせです。

「みんなでつなぐ学習支援〜〜臨床&子育てパワーアップ講座」
  4月23日(土) 10時ー17時
  4月24日(日) 10時ー16時
    於 関が原ふれあいセンター
http://kokucheese.com/event/index/373204/

最初は150人定員で募集していましたが、どんどん参加申し込みが増え、今は300人まで拡大して 現在216人の申し込み。

世の中には、いろんな「おもしろさ」がありますが、この企画のST的な立場からの興味は、ディスレクシアを、より広い視点(視機能、感覚運動、身体機能など)からとらえ、支援を組み立てるきっかけが得られそう、ということ。

参加申し込みは今からでも間にあいます。(上記コクチーズから)

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話は変わって、というか、上記講座に関連するのですが・・・・・

最近参加したあるキリスト教系の社会福祉法人の会合でのこと、聖書の一部がプリントして配られました。   その一節に目が留まりました。 

ーーー「我々は皆、知識を持っている」ということは確かです。
    ただ、知識は人を高ぶらせるが、愛は造りあげる。
    自分は何かを知っていると思う人がいたら、その人は
    知らねばならぬことをまだ知らないのです」 ーーー
               (コリントの信徒への手紙 8)

         

知識や専門性は 誰のために、何をめざして使うべきなのか?
特別支援教育の分野や、発達障害関連の場で、そういう哲学抜きに、知識やスキルや支援方法がどんどん広がり、無自覚に「専門性」を振り回す人がふえる現状に、危機感を覚えます。

知識を持っている専門家【だから】保護者を【指導】するのが当たり前、と思い込んでいて、何ら疑うことのない医療者や専門職に会うと、感覚的にゾッとします。

上記の関が原の講座は、多分、各地で開かれているいろいろな専門家向け研修会とはひと味ちがって、みんなでつなぐ、その「みんな」の中のひとりとして、全員が対等な関係で参加する会になりそうです。
私も、「知らねばならぬことをまだ知らない」自分に気づかせてもらえる気がします。

今年の桜はとても長持ちしていますね。
開花が始まってから寒い日が続いたおかげ(?)でしょうか。
でも、さすがに少しずつ散り始めています。

桜並木に面したマンションでは管理人さんが、朝も昼も夜も、ほうきを持って花びら掃除をしていますが、掃除するハシからはらはらはらと花びらが舞い落ちて、際限がなくて大変。

このブログの更新はなんと、2月29日以来です(-_-;)
新着情報だけアップしました。記事を書いている時間がなくて・・・・。

とても忙しかったのも事実ですが、例年、この時期は花粉症にやられて、クスリのせいもあるのでしょうが、何もする気が出ず、あらかじめ約束した仕事以外はうちでぐんにゃ〜り、だら〜りです。
しかも、なかなか、ぐんにゃ〜りする時間がないのが悲劇・・・・。

4月3日には今年二回目の「こまえ 桜まつり」がありました。この【桜まつり]、昨年より一段と充実していたようです。
担当者のがんばりと、市民の協力のたまものですね、きっと。
今年のようすの紹介は
こちら。(狛江市役所のサイト)
【こまえ 桜まつり】のいきさつは 
こちらに↓
    http://chofu.keizai.biz/headline/2030/
   

“うちの”孫クンも、お父さん、お母さんと孫クンと一緒に【桜まつり】に来てくれました。
彼にとっては、生まれて初めての桜シーズンっていうわけです。
もっとも、離乳食たけなわの彼が食べられるような内容の出店もないので、まつりに行く代わりにうちでじっじ、ばっばと遊んでいたのですが。


“うちの”孫クンも10か月半ばを過ぎ、もうすぐ11か月になります。
まあ、かわいいこと、かわいいこと。
世のじっじ ばっばが孫の話になると目じりを下げて「うちの孫が一番可愛い」っていう顔になる理由がよ〜〜く分かりました。孫はかわいいんですもん、ものすごく。なぜだか不思議です。

そろそろ伝い歩きを練習し始めていますが、移動の大半はハイハイです。まさに「発達の教科書」。
両親はじめ、祖父母、おじさん、かわいがるかたわら、観察しています。
日頃掃除の行き届かない我が家も
、孫クンが来てくれるときは、床に何一つ落ちていないように片付け、家じゅうを雑巾がけするので、見違えるほどきれいになります (^_-)-☆
いろいろな意味で、ありがたい、ありがたい。



私が代表をつとめる「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、東日本大震災のあと、療育機関を中心に支援を行ってきました。
昨年11月28・29日には、気仙沼を会場として、「被災地支援から見えてくる療育の未来」と題する研修会を行いました。

研修会終了後、オプショナルツアーで「
リアス・アーク美術館」を見学しました。この美術館の常設展示は【東日本大震災の記録と津波の災害史】と題して、おびただしい「物」が展示されています。
短い時間ではありましたが、「物」が語る甚大な被害に圧倒されました。

気仙沼市と友好都市協定を結んでいるという目黒区美術館で、【【気仙沼と東日本大震災の記憶】】展が開かれています。
東京地区では、初めて開催される大規模な「震災展」とのことです。

見に行った友人のことばです。
    ↓

「両美術館の学芸員の方々による仕事は、テレビ等では得られない生々しい5年前の記憶を甦らせてくれます。被災物は生活に役立つものとしての機能は失われても、自然・歴史・文化等がもつ意味を伝え続けています。無言であるからこその暮らしのことばに、耳を傾けていきたいと思います。

気仙沼に行きたかったけど遠隔地で行けなかった方、自然災害と人災について再考してみたい方、立ち止まってみたい方等々・・是非おすすめです。」


目黒区美術館 http://mmat.jp/

先週、札幌・新千歳空港を利用しました。
帰宅後にと夕食用のお弁当を買ったお店の隣に、機内でちょこっと食べるのに美味しそうなまあるいポロンとしたクッキー「スノーボール」5個入りを売っていました。
お値段も220円とリーズナブル。
まあこれが美味しかったこと。

売っていたのは、空港2階出発ロビーの搭乗口Bの近くの「北海道スープスタンド」です。
ラベルを見たら、社福)千歳いずみ学園
 のワークセンター「ぷちぱ・ぱん」というパン屋さんの製品でした。
お取り寄せができるといいのですが・・・・。

以前、3階のグルメワールドの回転寿司「根室・花まる」の外側に、好きなネタを選んで乗せる勝手丼のコーナーがあり、千歳空港での楽しみにしていたのに、閉店してしまっていてガッカリしましたが、代わりに、あらたな楽しみが生まれてよかった。

北海道には美味しいものが多すぎて、体重は増えるし、財布は軽くなっちゃうし、困ったもんです・・・・・。

次は、3月11日に十勝帯広空港経由で十勝・清水町に行きます。
これで年度内の北海道行きはおしまいです。

 2015年5月に生まれた孫クンが、月一回、お母さんと一緒に泊まりに来てくれます。
「ショートステイ」と称しています。

昼夜を分かたぬ子育てに奮闘する若夫婦へのささやかな「子育て支援」のつもりで始めましたが、今や、完全に、母子が来てくれる日を楽しみにしているジジ、ババがいます。

そろそろ離乳食もたけなわ。お座りもだいぶ上手になって来たので、次回の来訪までに、牛乳パックでイスを作ることにしました。

牛乳パックいすは保育園では見慣れた品(?)ですが、知人には「え?牛乳パックでイスができるの?」とビックリされたので、こちらがビックリしました。

そういえば、私は、毎月保育園訪問をしていたし、自分の子どもたちも保育園で育ったので、これを知っているだけかもしれません。
ネットで探すと、作り方がいろいろ載っていますよ。

空の牛乳パックを24個集めるのが大変でしたが、あと一個で完成、というところの写真です。
まさか、むき出しってわけにはいかないので、壁紙か何か貼ろうと思っています。

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そうそう、これを見て「玉座じゃのう・・・」と思ったついでに、「子どもの王さま」を思い出しました。

 きれいな まるい 輪の中に 
  子どもの王さま いらっしゃる
  はじめに 立って おじぎして 
  それから くるりと回りましょ 

っていう 遊び歌です。

調布市の通園施設 あゆみ学園(現・調布市子ども発達センター)に勤めていたころ、クラスで保育士や指導員と一緒に集団遊びをしていたので、こういう、簡単で楽しい遊び歌をいっぱい覚えました。
自分の子育てには、とても、役立ちましたが、孫クンにも、役立てられそうです。
歌は楽しいです。
子どもたちも、からだじゅうで表現してくれますから、歌う甲斐があります。

年末年始はうちにいる時間が多くなります。
ヒマさえあれば、ついついテレビをつけてしまう私。

地上波もBSもワンタッチで録画できるので、次から次から録画を予約しています。
ご飯を食べたり、台所仕事をしたりする時に「ただなんとなく」テレビをつける代わりに、録りためた録画を見ることができます。
CMを早送りして時間を節約できるのもうれしいですねぇ。わーいわーいって感じです。

年末年始は、音楽関連の番組を多く録画しました。
XJAPAN再結成、小室哲哉ー浦沢直樹のミュージックポートレイト、辻井伸行さん、小沢征爾さん、などなど。再結成後のXJAPANの「Forever  love」は以前のものと違って感じられました。
音楽はいいですねぇ〜。
そして音楽を作ったり演奏したりする人の話は、とても、含蓄が深く、思わず聞き入ってしまいます。

大晦日には恒例のNHK交響楽団の第九の放送がありました。
第九は、ずっとずっと前、「ゆきわり荘」主催の企画に参加して、上野の文化会館で歌ったことがあります。一応ソプラノでしたが、上の“ラ”なんて、素人にとっては悲鳴以外の何物でもないシロモノです。プロが入ってくれるから、何とか聞けるようになるものの・・・・

大晦日の夜だと言うのに、日中にたどりつかなかった煮物を作るため、里芋やらゴボウの皮をむいたり、ダシを取ったりしながら、第九を聞き、かつ、見ました。
第四楽章(合唱)が始まると、もう、テレビにくぎ付け。
指揮者の身体の動き、手や指の繊細な動きによって 音楽が自在に生まれて行くさま。
カメラでクローズアップされる指揮者の表情も、本当に豊かで。

コーラスをやっていたころ、ことばを用いずに直接心と心でコミュニケーションができる音楽の力に大きなショックを受け、かつ、夢中になったことを久しぶりに思い出しました。

練習の時には、随時音楽を止めて修正していくことができますが、ステージ上での本番では、そんなことはできません。
指揮者の指の小さな表情、腕の振り、視線や表情によって「もっと柔らかい音で」「そうそう、アルト、いいよ!」「そこは少し押さえて」「一つずつの音を大事に!」「そのまま、流れに乗って行こう!」などなどのメッセージがはっきり受け取れる気がしたものです。

「ことば」をなりわいとするSTとしての自分の無力を感じるとともに、ことばを超えたコミュニケーションの可能性に目を向けることができました。
音楽、特に、コーラスを通して学んだ多くのことは、今も、私の中に生きていると思います。
個を生かし、かつ、調和した全体を作り上げることの大切さと大変さも知りました。

いつの日か、また、音楽に身をゆだねて、聴衆と溶け合うような一体感を味わえたらな・・・などと夢想しつつ、「まあ、なかなか難しいよなぁ、何せ忙しいから・・・」と現実的なことを考えつつ、しばらくしまいこんであったi-podを充電して、お気に入りの曲を聞こうとしています。

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わが家はおだやかな新年を迎えることができました。

昨年は11月に被災地気仙沼で「子どもの発達支援を考えるSTの会」の全国研修会を開催することができました。
たくさんの実りを、今後につなげてゆければと思っています。

「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、若い方たちがバトンを引きついで下さる方向で、ありがたい限りです。
運営委員の多くが、お仕事やお家のことで多忙な年代の方たちなのですが、夜、9時とか10時からの「スカイプ会議」を設定してくださり、会の運営が進んでいます。
この私が「スカイプ会議」なんかに参加する日が来るとはびっくりぽん!です。

「ある人を大切に思い、その人に大切に思われ、そして、少しだけ世の中のためになることをする」「ことばを窓口として 一人の人の人生にコミットする」のが、STの仕事だと、尊敬するSTの友人は言いました。
私も心からそう思います。
よい仕事にめぐり合ったと思っています。

「支援の入り口としての健診」を作るためにSTの関与は大きな意味を持ちます。
また、学校に多く在籍するディスレクシア(読み書き困難)の子どもたちにも、STとしてできることはたくさんあるはずです。
人同士のコミュニケーションや言語がうまく行かない場合に、その改善のスキルを持ち合わせるSTとして、今後何をすべきなのか、できるのか、考え続けたいと思っています。
「子どもSTの会」の全国800名近い「仲間」たちといっしょに考え、行動できるのはなんとこころ強いことでしょう。

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個人的には、昨年は、5月に次男夫婦の所に来てくれた初孫クンを通して赤ちゃんの持つ力のすばらしさに圧倒された7ヶ月でした。
赤ちゃんは、「つかわされた」「来てくれた」ということばがピッタリの宝物であると実感しています。
周りにいる私たち全員に笑顔を運んでくれるパワーはすごいです。
自分の子どものときは無我夢中で、そんなことを考える余裕がありませんでしたが。
毎日、毎日誰に言われるのでもなく自分で努力して、または、自然に、いろんなことができるようになる姿にも驚かされます。

今年も、孫クンに度々会えることを励みに、STとしての仕事を、残された時間を計りながら、「みんなと一緒に」作って行きたいと思います。

NHK Eテレ 土曜日9時からの「すくすく子育て」は、子育て中の親ごさんたちによく見られている番組です。http://www.nhk.or.jp/sukusuku/

いろいろなテーマを取り上げていますが、12月12日は一年ぶりに「ことば」がテーマです。まだことばを話さない赤ちゃんと、どうコミュニケーションすればいいの?

私と、遠藤利彦先生でお答えします。

11月28日、29日は、気仙沼での子どもSTの会研修会です。一日目の28日は 総勢70名を越える参加者で、充実の学びでした。

なぜ気仙沼で? それは、東日本大震災後、私たち「子どもの発達支援を考えるSTの会」が、気仙沼、陸前高田、釜石の療育機関や保健センターに、定期的に会員のSTを派遣して、お子さんたちの成長への応援をしてきたご縁からです。

研修会には、全国のST(言語聴覚士)はもちろんですが、地元の関係者、支援者の方たちも多く参加してくださいました。


陸前高田ふれあい教室の前田貴子先生、気仙沼マザーズ ホームの内海先生、気仙沼市の保健センターの保健師の方たち などとの久々の再会があり、また、参加者同士で「ええっ!! あなた、どうしてここに?」と言った遭遇もあり、和気あいあい を現実にしたような会でした。

シンポジウムでは、前田先生、内海先生などからの発言があり、子どもSTの会の支援や、STという仕事にたいして、感謝と、おほめのことばをいただきました。

「被災地支援から見えてきた療育の未来」がテーマでしたが「支援するーされる」ではなく、何より大切なのは「共に進む」ことなのではないか、が見えてきた気がしました。

徳島から運びこまれた「ひかり場体験」も、美しく面白いものでした。
http://www.making-led.com/LEDart/hikariba.html

懇親会は、食べきれないほどの海の幸満載でおいしく楽しく帰ってきました。

気仙沼の町ですが、2012年夏にうかがった頃に比べれば、少しずつ日常を取り戻しているように見える一方、まだまだ先は長い、と思わせる光景もあちこちにありました。
運営委員一同が泊まっているホテル松軒のすぐ横の小さな公園には3棟の仮設住宅があり、ホテルから会場に向かう道の 横では、盛り土の工事や、道の補修の工事が、あちこちで 行われていました。

前日、運営委員5人で同乗して仙台から気仙沼入りする道すがらにも、工事の作業員の方たちの宿舎が多く建ち、工事用の大型機械のリース会社が何軒もあり、業員と思われる方たちがコンビニで弁当を買う姿もあり、など、いろいろなことがありました。

「何の力にもなってあげられないことを嘆くのではなく、目の前のことを精一杯やる、そのことが、遠く離れた場所からでも応援 の気持ちを送ることになるのではないか」とあらためて思いました。

なお、「子どもの発達支援を考えるSTの会」が行ってきた被災地支援について紹介した会報6号(2015年3月発行)は一般向けに販売もしています。
震災がご縁となった療育の未来と、人と人とのつながりの不思議さ、大切さを知っていただければ幸いです。価格は972円です。
子どもの発達支援を考えるSTの会 会報6号

今季初めて「ほぼ0度」を体感。
昨夜(11月18日)から北海道・河東郡上士幌町にいます。
上士幌は、帯広空港から1時間半ほど北に上がったところ。広い広い農業の町です。以前、遠軽から帯広に行く時に通りましたが、走れども、走れども、終わりにならない町、という印象でした。
上士幌町では18日夜の部(関係者向け) 19日午前の部(保護者向け)の講演に来ました。

古くから知っているF先生からの声かけだったことと、北海道大好き人間であるため、少々ハードスケジュールでしたが、やって来ました。

ハードスケジュールというのは、11月13,14,15と、長野県の下諏訪市、長野市、飯田市で3連続講演を終わった直後になってしまったからです。
長野でも、各自治体のいろいろな取り組みに触れ、とても勉強になりました。
いろいろなもの、特に、リンゴが美味しかったですし。

長野は寒い準備をしていったのに、拍子抜けするような暖かさでしたが、北海道は、予報通り一桁の気温。東京では動くと汗ばむほどでしたが、帯広空港に降りると、5度との情報のとおり、すっきりした寒さ。コートを着て来た甲斐がありました。空気の深さもちがい、思わず深呼吸しました。

講演は夜6時半開始にもかかわらず、会場いっぱいの方たちが、町内からも、近郊からもおおぜい来て下さり、感謝でした。近郊と言っても1時間車を走らせるの当たり前の北海道感覚。8時半に終了してからお家についたのが10時過ぎた方もいらっしゃったことでしょう。

最近は、幼児期の心の根っこが育つことの大事さを感じることがとみにふえたので、そんなことも含めてお話をしました。
育てにくかったり、「ふつう」と違うということで、叱られることの増える発達マイノリティの子どもたち。だからこそ、どうしてそういう行動が生まれるのか、生理的(脳の働き方)に由来するどうしても「そうなってしまう」子どもの側の事情を理解し、叱らずに教える対応の大切さを、もっともっと多くの人たちに知ってもらいたいと思います。
そういう接し方は、発達マイノリティに属さない多くの子どもたちにも当てはまることなので。

STの会チラシ

pdfファイルはこちら ⇒  言語聴覚の日チラシ 表.pdf

9月1日に日本で言語聴覚士法が制定されたことにちなんで、
例年9月に全国で講演会やイベントが行われます。

東京都言語聴覚士会(都士会)は、9月13日に講演会を行います。

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平成27年度「言語聴覚の日」のご案内

    日時 2015年9月13日(日)
        10:00ー16:00 (9:30より受付開始)

10:00ー12:30 相談コーナーにて言語聴覚士がご相談に応じます
13:30ー16:00 講演会
        当事者が体験を語る『いまを生きるⅤ』

会場 日本歯科大学生命歯学部 富士見ホール   千代田区富士見1-9-20 (JR・地下鉄飯田橋駅より徒歩約6分)

講演では「苦しい日々もあったけれど、生きていてよかった」そう言える方々の今を、ご本人と担当言語聴覚士がお伝えします。

詳細は東京都言語聴覚士会ホームページをご参照下さい。http://st-toshikai.org/gengotyoukakunohi2015

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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