ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

2018年10月20日(土)、発達協会秋のセミナーが有明のTFTビルで開かれたので講師に行きました。
いただいたお題は「保護者とのコミュニケーション」。

私を含めて私の一家、私の一族がいかにユニークさんばかりそろっているか、ということも、お話ししました。
終了後、聴講者の一人が声をかけて下さり、「発達障害とことばの相談」(小学館)を見せて下さいました。
あらま、可愛い。新書の表紙がみごとに変身 (*^^*)
「写真撮っていいですか? ホームページに載せていいですか?」と許可を得て撮った写真です。

描いた人の心が、とっても安定しているんだなぁって思えて、見てほっこりしました。

ね? かわいいでしょ?

DSC_0192-3.jpg

ちなみに、発達協会秋のセミナーは10月27,28 と11月3,4日に開催されるものにまだ参加可能なものもあるようです。

秋。障害のある子どもの親御さんたちが、就学先について、頭を悩ませる時期になりました。

ある方にたずねられたので、久しぶりに私の原点である「旭出学園(特別支援学校)」のホームページに遊びに行きました。

「子どもから学ぶことを大切にして68年の教育実践を積んだ私立の特別支援学校」
「6歳から成人まで学べる一貫教育校  幼稚部・小学部 中学部 高等部 高等部専攻科」などの説明が、懐かしい写真とともに掲載されていました。

「発達障害とことばの相談」(小学館)にも、恩師・三木安正先生と旭出学園のことを書きました。私が旭出学園に出入りし始めたのは大学3年の時ですから、もう、50年近い時がたったことになりますが、写真を見ると、一挙にそのころにタイムスリップします。


そうそう、旭出といえば、何かの行事の時に、来校されていた先輩の上野一彦さんが帰りにうちまで車で送って下さったことがあります。今までにないスピードで環七を走りました(笑  大学の時の学科スキーでも、すごい速さで斜面を滑り降りる姿がカッコよかったけど、路上でも速いのでした。

 


さて、旭出学園では、今月〜来月に、学校説明会や、行事の際の学校公開が予定されています。
学校説明会  9月20日(木)  中学部説明会
       9月21日(金)  高等部説明会
       9月27日(木)  小学部説明会
       9月28日(金)  高等部専攻科説明会
運動会    10月6日(土)
勤労感謝祭  11月23日(金・祝)

学校見学:行事や説明会以外も、随時学校見学を受けつけています。
見学可能日も、カレンダーに記載されていますが、おおむね、毎月の月曜日・水曜日の午前中です。
     学校見学・説明会 日程はこちら


入学を検討されている方以外も、見学してください。
視覚を用いるマカトンサインを日常に取り入れた安心できる生活が保障されているようすや、「子どもから学ぶ教育」の姿を実際に確かめることができると思います。
私は行くといつも「いいものを見せてもらったなぁ」と、心がニンマリしたものでした。

あと、もう一つ。
旭出学園(特別支援学校)には、高等部卒業生対象の高等部専攻科があります。
なぜ、高等部専攻科が必要なのか? 前校長が書かれたものがあります。

     つねづね草〜〜前校長のひとり言(2018年9月)
人は、いくつになっても学ぶことが好きで、一生学び続けることができる動物のはずです、初期の教育を間違えさえしなければ、ね。

 

知人からお知らせをもらいました。
トビラコ(tobiraco) https://tobiraco.co.jp/の平野佳代子さんからです。

教材作製のためのクラウドファンディングを始めたとのことです。その「思い」も含めて許可を得て転載させていただきました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この度、「トーキングゲーム」の入門編ともいうべきカードゲームを作ることになりました。
クラウドファンディング という形で、多くの人にご支援いただきながら、作っていこうかと考えております。 

以下がその詳細です。もし、ご賛同いただけましたら、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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 ●筑波大学附属大塚特別支援学校の先生の手作り教材を製品にします。

発達障害の子どもたちがコミュニケーションの楽しさを体験できるゲームです。
どのような製品で、どのようなクラウドファンディング か、すぐに知りたいという方は、こちらからご覧ください。

   ↓   ↓   ↓   ↓ 

https://www.makuake.com/project/tobiraco/

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●クラウドファンディング を活用したわけ 

私は、教育雑誌を10年余り取材編集する中で教師たちの素晴らしい手作り教材をたくさんみてきました。
現場で生まれた、それらの教材は、教師が子供達の反応を見ながら、時には気になる子の顔を思い浮かべ、休日返上で作ったものがほとんどです。しかし、手作りゆえに量産が難しく、先生の研修会でほそぼそと
伝授されるだけであったり、ひとりの教師の職人芸だけで終わったり。
なんともったいない話でしょうか。

 現場で生まれた効果のある教材を、世の中に送り出したい。せっかく送り出すなら、多くの人に愛される可愛いデザインにしたいと思い、「tobiraco(トビラコ)」という会社を立ち上げました。

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 ●私が特別支援教育に関心をもったわけ 

私の弟と妹には障害があり、特別支援学校(当時は、違う呼び方です)に通っていました。
今から何十年も前の話です。当時、「障害児」というのはどのような障害であれ、ひとつの教室に押し込められていました。 

でも、弟や妹も含めその子たちが自分にあった教育を受けることができていたら、もっと違った人生を送ることができたのではないかと思います。

 特別支援教育にこそ、高度な知識と技量のあるプロが必要です。編集者時代、取材で出会った筑波大学附属大塚特別支援学校は、まさにプロの目の冷静な分析と、子どもへのあたたかなまなざしをもった先生ばかりでした。 

その先生たちの手作り教材は、子どもが楽しみながら、苦手なことを学べる、愛情あふれるものばかり。「教材」という言葉におさまりきらない、温かなものを感じ心打たれました。

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これから、tobiracoが作ろうとしている教材は「すきなのどっち?」というカードゲームです。
子どもたちが自分の「好き」という気持ちを伝えていく、コミュニケーションの心地よさを味わえる優れた教材です。 

自分の話を丸ごと受け止めてもらえる経験の少ない子たちに、教材を通して「聞いてもらえる」喜びを味わってもらいたいと考え、筑波大学附属大塚特別支援学校の先生が考えました。 

校長先生、副校長先生、支援部長の先生一丸となって、クラウドファンディング にご協力いただいております。

酷暑の中、扇風機を回しながらの撮影に快く応じてくだいました。

 「特別支援支援学校も、これからは世間に発信していかなければならない」「教師のモチベーションを上げるためにもクラウドファンディング はいい機会になります」とおっしゃっていただきました。 

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特別支援教育の教材を、このような形で製品にできる日がくるとは夢にも思っていませんでした。
どうぞ、ご支援のほどを重ねてお願い申し上げます。

ご支援に対しては、ささやかですが「リターン」という名のお礼をご用意しております。

 作ろうとしている製品とクラウドファンティングは、こちらからご覧ください。https://www.makuake.com/project/tobiraco/

最後までお読みいただきまして。ありがとうございます。


****************

株式会社tobiraco(トビラコ)https://tobiraco.co.jp

平野佳代子kayoko@tobiraco.co.jp

tel.03-6425-6912

fax.03-6425-6913

〒145-0065東京都大田区東雪谷1-12-1 Maison15  203

ちょっと 狛江自慢。

狛江市教育委員会が定期的に発行している広報誌「ガクチキ 30年3月号」が出ました。

ガクチキとは聞きなれませんが、「学(ガク)校と 地域(チキ)を結ぶ」という意味だそうです。

30年3月発行のテーマは

「可能性を開く場所〜狛江市の特別支援教室」です。

市内の駅や公共施設には置いてありますが、ネットからも見ることができます。

http://www.komae.ed.jp/index.cfm/8,2177,c,html/2177/20180316-122252.pdf

「当事者研究」にヒントを得た「自分研究」を通して自分の強み・弱みに気づき、仲間や先生の存在に助けられて「折れない自分」になってゆく・・・姿が紹介されています。

ただ、市内すべての学校で、紹介されているのと同じ内容が、同じように行われているわけではなく、市内全体、学校全体に共通したレベルアップは、今なお「永遠の?」課題です。

とはいえ、
狛江市教育委員会が「すべての学校の すべての学級の すべての教員による、すべての子どもたちのための 特別支援教育」をスローガンにかかげ、歴代の教育委員会の関係者、学校関係者、そして、保護者が努力してきた成果の一つがここにあるのは確かで、進むべき方向がしめされている例のひとつとして、今回の特集が組まれたのだと思います。

記事にある森村美和子先生は、名物先生としてNHKや新聞の取材を受けています。昨秋のLD学会のシンポジウムにも登壇されました。

ついでですが、森村先生が作った「こどもの気持ち」シリーズ(youtube)もご紹介します。 

◆「ノートに書けない」編

https://www.youtube.com/watch?v=jOejtdN8zgk

◆「学校に行けない」編

https://www.youtube.com/watch?v=jOejtdN8zgk

◆ 「魔法のプロジェクト絵本」にも、上記以外の方たちによる資料がアップされています。

https://maho-prj.org/otetsudai/post-318/

「壁が厚い」「旧態依然」と嘆かれることの多い教育委員会、学校教育の現場ですが、必ずしもそうではない実践があちこちで(といっても少しずつ)広がりを見せています。

まだまだ道は遠いですが、「多様性を認め、共に生きる」ことが、一歩ずつ前に進められたらいいな、と願っています。

ご無沙汰しました。久々に書き込みを再開します。
昨年9月の入院騒ぎ以来、「不要不急のことは引き受けない、やらない」をモットーに、すでに引き受けてしまった以外のことは、なるべく手を広げないようにしていました。
そうはいっても、いろいろな委員会の委員とか、事業報告とか、締め切りのある原稿とか、そうそうヒマにはならず、ホームページ書き込みの意欲があまり湧きませんでした。
ここにきて、やっと、やるべきことに追いついた感じになりまして、少しずつ更新して行きたいと思います。

まず最初のお知らせは、


狛江市と宇土市(熊本県)が災害時相互応援協定」を結んだ、と3月15日づけの「広報こまえ」に載っていたので、一人、大喜びしました。
昨年10月に、宇土市で「こどもの発達支援を考えるSTの会」が協力して「宇土市復興支援講演会」を開催したご縁があるうえ、2歳から2年間は熊本県荒尾市で、それから9歳までは福岡県大牟田市で過ごしましたので、九州、特に、熊本や福岡には親近感を持っているからかもしれません。
今でも、相手の方がしゃべってくれれば、九州弁、というか、それらしいことばで対応することができます(*^^)v
「でけん!」とか「そぎゃなこつ 言うたばってん」とか「ほんなこつ、せからしかー」とか。

宇土市のいろいろな風景(光景)を見、やお会いした人たちのことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。
表通りは、ずいぶん片付いていましたが、裏通りを走ると、あちらにも、こちらにも、まだまだ震災の跡が残されていました。
あれから半年。
復興がさらに進んでいるといいのですが。


熊本県宇土市で子育て講演会を行います。

主催 :NPO法人「こころ・コミュニケーションの発達支援 まいすてっぷ」。
協力 :子どもの発達支援を考えるSTの会
協賛 :宇土市 宇土市教育委員会

「子どもの発達支援を考えるSTの会」は東日本大震災の被災地の復興支援のささやかな一環として、被災地で子育て講演会の開催や、療育等の場へのSTの派遣などを行って来ました。

昨年、熊本地震が起きた際にも、何かできないか、という話が運営委員の中で持ちあがり、今回、熊本県宇土(うと)
で子育て講演会を開くことになりました。

宇土市の「まいすてっぷ」のメンバーが、ずっと前から「子どもの発達支援を考えるSTの会」の運営委員として活動している友人STだったこともあり、すんなり決まりました。

宇土市も、宇土市教育委員会も快く協賛していただけることになりました。

10月28日(土) 夕方~夜 は従事者向け
10月29日(日) 午前   は保護者向け  
                の2部方式で行います。

テーマは両日通して「子どもの心とことばをはぐくむ」です。

詳細は「子どもの発達支援を考えるSTの会」HPの中の
「宇土市復興支援 中川信子講演会」でご覧ください。


2017-09-30

やっと、というか、やっぱり、というか秋がやって来ました。私は、しばらくダウンしておりましたが、少しずつ復活中です

思い返せば、夏前から、どうも調子がよくないなぁ、とは自覚しつつ、夏は超!がつくほど忙しく、忙しさを埋めあわせるために?か、そうではないのかわかりませんが、ステーキだのハンバーグだの、日頃はあまり食べない肉類がとても美味しく感じられ、じゃんじゃん食べて、もちろんケーキもコーヒーも思う存分食べていたら、お腹ちゃんが「助けて―」とSOSを送って来ました。

お医者さんにクギを刺され(いえ、お腹にクギを刺されたわけではありませんが)野菜中心、低塩分、間食を控え、カフェインは極力遠ざける、という、お腹にとって清らかな生活に転換しました。

ついでに「目指せ、5キロダイエット!」。

しかも、どうやら、自然に任せていると、夜の9時過ぎには眠くなる・・・ということが判明し、12時過ぎても起きているのはやめることにしました。

必然的に、仕事は、大幅に減らすことが必要で、各方面に謝りつつ、すでにお受けしていることを中心に、ぼつぼつ働き、あとは、健康維持を第一に、という生活に切り替え中です。

物も、仕事も、生活も、いわゆる「断捨離」の、いいチャンスをいただきました。

皆さまも、元気だからとタカをくくらず、ほどほどにがんばるようにしてくださいませ。

人と心を通わせる、分かり合う、ってとても難しいことだと思いませんか?

特に、相手が「ことばをうまく使えない」人だったり、「話したくない」と心を閉ざしている人だったりすると。

Tobiraco さんから発売されている「トーキングゲーム」はそんな時に、何かの糸口を与えてくれるかもしれないカードです。

「どうしたら、〇〇ちゃんに話を【させられる】だろう?」「聞き出すにはどうしたらいいか?」ではなく、「私も、このカードを使って、〇〇ちゃん【と】お話ししたいな・・・」って思えたら、そこからトビラが開くかもしれません。

「トーキングゲーム」https://tobiraco.co.jp/item/card/

型破りな芸風で人気をはくしている上方落語の桂文福さん。
吃音でありながら、いや、吃音があったからこそできあがった、独特の世界。
文福さんに密着取材した番組が8月21日(月)にアンコール放送されました。
見損なった方のために、アンコール放送の再放送をお知らせします。

吃音を「治る」「治らない」の単一軸だけでとらえる考え方から、少し視野を広げ、どう生きるのか、どう人とかかわるのか、にまで思いを及ぼすために、ご覧になることをオススメします。

という私も実は、21日に録画をかけ忘れまして、28日のアンコール放送の再放送に望みをつないでいます。

アンコール放送の再放送

・NHK「ハートネットTV」

ブレイクスルーFile.64「“きつ音”こそ芸の肥やし―落語家 桂文福―」

アンコール放送の再放送:2017年8月28日(月曜)13:05〜13:34

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201611142000

今年の夏は、雨続きです。
35度とか37度とかの酷暑でないので助かりますが、でも雨ばかりで困ります。

さて、月に一回恒例の孫クンとお母さんの「ショートステイ」でした。
孫クンは2歳3か月になりました。
相変わらず「ことばの遅い孫」クンで、明らかな有意語は「???」ですが、先月から今月までの1か月間の変化・進歩は驚くほどです。
お母さんたちがよく「目が覚めたみたいになって」って言いますが、ほんとに、そんな感じ。
ナカガワ風に言えば、「急激に脳への配線工事が進んだ」とでも言うか。


先月以前の孫クンは、マイペースそのもので、自分が伝えたいことはしっかり目を合わせて伝えるし、自分の興味に合うことには食いついてくるけれど、誘ったり声をかけたりしても、気が向かないと完全スルー。
2歳時のフォローで、心理の先生に「ヒトよりも、モノに向かいやすいですね」と言われたとかで、お父さんもお母さんも「その通りです!」でした。ばぁばももちろん同意見。

ごたぶんにもれず、水遊びが大好きで、うちに来ると風呂場に入り浸っていますが、「こうやってみたら?」とか誘っても、チラっとは見るものの、全然乗ってくれませんでした。


でも、今月は同様のシチュエーションで、誘ったり、声をかけたりすると「へぇ〜。何?」っという顔でじ―っと見て、「あ、そうか、じゃあ、やってみる!」って、すぐにトライしてくれる場面が増えました。

同時に、どこへでもどんどん行ってしまうことが減って、「こっちだよ」とか「そっちにはいかないよ」って言うと戻ってきてくれるようになりました。
お母さんにそう言ったら、「そうなんですよ、家で散歩に行く時もだいぶ楽になって。ハーネスから卒業できる日も来るかもしれないですね!」って言っていました。
ま、戻って来てくれないこともありますけどね。そういう時はやむを得ず、強制連行。


今回は毎日雨ばかりで、プレイパークもお休みの日だし、しょうがなく家の中で遊んでいたのですが、ある時、縁側からスルスルスルっと庭に裸足で降りてしまいました。やぶ蚊がスゴイので、庭には出すまいと思っていたんですが、間に合わず。

やむなく、長靴をはかせようとしたら、はかせる間ちゃんと待ってくれて、はき終わると雨の中、飛び出して行きました。
空に両手を伸ばして、きゃっきゃっと笑い声を立てて、大喜び。
いつも機嫌がよくて、笑顔の多い子ですが、こんなに大きな声で笑い続けている姿は初めてみました。

次は、家の前の道にできた水たまりをじゃぶじゃぶじゃぶ。きゃっきゃっきゃっ。
ああ、確かに、私もこれ、やったわ。65年以上前に \(◎o◎)/!
水たまりって、今でも、ワクワクする。

どうしましょ!すぶ濡れだわ、風邪ひいちゃう、
と困惑しているじっじとばぁばに「すごいね!」「面白いね!」「楽しいよ!」っていう視線を送りながら躍り続けます。
「欣喜雀躍」とか「手の舞い、足の踏むところを知らず」ってことばがありますが、ほんとに、体じゅう、心全体が飛び跳ねていました。


あまりにうれしそうなので、じっじもばぁばも、止めるにしのびず、ただただ歓び躍っている孫クンを見守りました。


ことばを使えるようになると、「これは雨だ」「水たまり」「じゃぶじゃぶする」ということばで外界や自分の行動を表現できます。それは、反面、喜びも、驚きも、感情の動きも、全部狭い「言語」の範囲に規定してしまうということでもあります。それ以上でもそれ以下でもなくなっちゃう。
ことばを使えない分、高次脳機能で整理し、抑制的に行動するのではなく、感覚全開で表現できるんだなぁ、と、ある意味うらやましい気持ちにもなったりしました。

「遊びをせむとや生まれけむ。
たわぶれせんとや生まれけむ。
遊ぶ子どもの声すれば、
我が身さえこそゆるがるれ」です、全く。
      梁塵秘抄でしたっけね。

あまりにざあざあ降りになってきたので、「ねえねえ、そろそろ入ろうよ。びっしょりだよ。今度はお風呂場で遊ぼうよ」って、聞いてはくれないだろうなぁ、強制連行するしかないかな、って思いつつ声をかけると、やがて、自分から長靴を脱いで、とっとこと家に入り、お風呂場に直行しました。
「へぇ〜、ことばが通じるんだ!」と、何だかびっくりでした。

歩きが安定し、坂道でも転びそうではなくなり、床の障害物も危なげなく越えられ、指先の器用さが増すなど、身体面での進歩も著しく、それが、認知や言語面の進歩、変化を下支えしているんだな、と思える場面がいろいろありました。

「はじめて出会う育児の百科」(小学館)などで、赤ちゃん、子どもの発達についていろいろ書きました。
間違ったことは書かなかったつもりですが、今回、ああ、ほんとにそうだったんだなー、子どもの成長はその子なりのやり方で進む、からだ・こころ・ことばの力は連動する、と再確認できました。

孫クンをかわいがりつつも、職業的興味全開で、しっかり観察もしているばぁばなのでした。

 先日、ある講演先に「子どものこころとことばの育ち」という演題をお伝えしました。
すると、担当者から「こころの方が先に来るんですね。ことばよりも」とお返事がきました。
「そうなんです、こころの育ちが一番大事なので・・・」とお返事しつつ、ああ、そうだった、このテーマは大月書店から出した本の題だった、と思い出しました。

「子どものこころとことばの育ち」
(大月書店 子育てと健康シリーズ20  2003年10月)

7月に増刷(11刷)のお知らせをいただきました。地味な本の割には健闘してくれています。
増刷に伴い、一冊献本が送られてきました。

高齢化に伴い、文字を読むのがおっくうになっているナカガワですが、パラパラと中味を読んで、「あら〜、いいこと書いてある〜〜!!」と感激しました。
当然ですよね、自分で書いたんですから。
自分が言いたいことが書いてあるんですから(笑
字も大きくて読みやすいです。
さしえは、もちろん林やよいさん(伊丹)にお願いしました。

ちょうど同じ時期
2001年「語りかけ育児」(サリー・ウォード 小学館)の翻訳協力
2003年「はじめて出会う育児の百科」   (小学館)の 監修
をしています。

いずれの本も、「育てる」「教える」ではなく、「育ちを(正しく)見守ろう!」というメッセージが揺らがずに伝えられていると思います。

今、振り返ると、それまでは、障害や遅れのある子どもたちに、STという専門職として何をできるのか、を一生懸命考え、伝えようとしていたのですが、上記の3冊を出したあたりで、「あ、そうか。子どもの育ちは障害があってもなくても共通なんだ!」ということを、再確認できたのだと思います。肩の力が抜けているのを感じます。

療育の大先輩である北九州の故・高松鶴吉先生の「療育とは注意深く配慮された子育てである」ということばに「そうだ、そうだ」とうなずいてはいたものの、どこかで、センモンカ意識が強かったのだな、と思います。

ほんと、私たちSTは、いささかの専門性を持ち合わせてはいますが、その専門性を用いて「子育てを手伝う」というスタンスを忘れてはならない、と思います。

余裕があったら、どうぞ、読んでみて下さい。
子育て中の方たちには、特に お役に立つと思います。

昨夜(2017年7月15日)夜9時前に羽田空港に着きました。
福岡県小郡市にある「こぐま福祉会」のお招きで、講演とシンポジウムに参加した帰りです。

いい勉強をさせてもらい、充実の一日でしたが、暑いし、一日外にいたので、かなり疲労していて、早くお家に帰りたい・・・と、京急川崎駅からJR川崎に向かって地下からエスカレーターに乗ったら、音楽が耳に飛び込んで来ました。

川崎駅のエスカレーターの所には、1時間ごとに子どもの人形の楽隊が出て来て演奏する時計があるので、それかな?と思ったのですが、まだ10時前だから楽隊は出て来ていない。
それに、曲は井上陽水の「少年時代」。
素晴らしい音色で、なぜか泣きたいような気持ちに。

地上に出てみたら、路上演奏をしているオジサンがいました。楽器はアルトサックス。
演奏者はナゾですが、A-sax Yone  という表示?がありました。

むせび泣くような・・・と形容されることもある楽器だそうですが、ほんとに、人の声みたいな。
というか、演奏しているYoneさんが アルトサックスを通して「歌っている」ようでした。

しばし、その場にとどまって(暑かったけど)7−8曲聞きほれました。
ほんとは、もっともっと聞いていたかった。

タダで聞くには申し訳ないすばらしい演奏だったので、敬意を表してお金もいれました。
足をとめ、何曲か聞き、お金を入れて行く人もおおぜいいました。

Yoneさんの身元はよくわかりませんが、帰宅してからネットで調べたら、週末になると川崎駅で路上ライブをしておられるようです。

久しぶりに、いい音楽を聞きました。
というか、音楽の中に巻き込まれる体験ができました。
また聞きたい!

YoneさんのライブがYouTubeにあがってました。
ほんものは、もっともっとステキでしたが、聞いてみたい方はこちらでどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=1gH1UAW_fqs

いやぁ、音楽っていいですねぇ!


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  追加の情報
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見つけました!

川崎駅前で週末(不定期)にアルトサックスのライブ演奏をしているA-sax  Yoneさんのツイッター。その日の演奏予定がわかりますよ。
https://twitter.com/AsaxYone55

演奏に出会った経緯は 2017年7月17日付の 「のぶろぐ」を見て下さい。http://www.soratomo.jp/article/15731786.html

       岐阜県大垣市に1月に開所したNPO法人 はびりす。
何しろすごい所です。
すごい人たちです。
見ている視線の先が。
生活 と 作業 を軸に、子どもたちと保護者たちと自分たちの成長と、そして、地域を耕すことを、全部同時進行でやってゆく・・・・・
願っても、実現がむずかしいこのことを、この世の中で「願いを形に」移している人たち。


「夢のみずうみ村」http://www.yumenomizuumi.com/  の藤原さんを知った時も「すごい!」と思いましたが、
この 「はびりす」
 ホームページ            https://npohabilis.com/
facebook     https://www.facebook.com/SekigaharaProject
も 時代の先端を走る水先案内のような存在になる予感。

親分の山口清明さん(「さやか」と読むけど男性です! これは、ご本人もジョークとして話しているネタ)のカラーと、行動力は感動ものです。

ホームページの背景が真っ赤なので、私としては、ぎょえっ!って感じがないではないのですが、内容に興味があると、色の抵抗感を感じずに読み進められるのも、不思議なところです。

こういう人たちの実践を見ると、「ああ、やっぱり、作業療法士になりたかったなぁ」って思います。
「ことばのセンセイ」としても、子どもたちと一緒にホットケーキ焼いたり、洗濯物を干したり畳んだり、草取りしたり、「生活」を題材にして、共に学ぶ中で、結果的に「ことばもコミュニケーションも、伸びたね」って言われるような、自由な臨床をしたかったのでした、ほんとはね・・・・。

ま、“今回の人生では”それはできなかったので、積み残しておくとして、「はびりす」のような魅力的な取り組みをする「場」がもっともっと増えてくれるように願います。

釧路の日置真世さんのブログ「新サロン日記」を一時期、せっせとフォローしていました。
だんだん忙しくなり、目も悪くなって、それと、情報過剰の中、これ以上、取り込めない・・・とこの所、とんとご無沙汰していました。
さっき、久しぶりに何気なくアクセスしたところ、とても、大事なことが書かれていました。

「安心はどこに?」

日置さんは、超人としか言えないような獅子奮迅の働きと、有能さで、私はいつも「すごいなぁ」と見ているだけですが、重度の障害のあるお嬢さんの母でもある日置さんだからこその、深い考察が大好きでした。
今回も、です。

新サロン日記 2017年5月22日
http://ameblo.jp/n-salon

先週末(5月27日 土曜日)は、桐生の広沢保育園のお招きで、保護者と一般の方たちにお話をして来ました。
ずっとずっと前に中里恵子前園長と知り合って意気投合して以来、時々依頼を受けると「行きます!行きます!」と二つ返事で出かけるのでした。
現在は息子さんが園長を引き継いで、仲良し親子で園の運営にあたっています。
同じ仕事をしている仲良し親子の姿を見るのも、とってもほっこりしてうれしいものでした。

広沢保育園は神社(比呂佐和神社)の境内にあります。
お寺が経営する幼稚園や保育園はいくつか知っていますが、神社の中にある保育園は、私は、今のところ、広沢保育園しか知りません。

2年前に新園舎に建て替えかつ増築。
全部で240名定員の「子ども園」になったそうですが、旧・広沢保育園の時と園舎の雰囲気はほとんど変わっていませんでした。

園舎だけではなく、先生方が熱心かつあたたかで、保護者も子育てにゆったり、かつ、真剣に向き合っている姿も、やっぱり伝統だなぁって感心しました。

保護者会の活動が盛んなのも、特徴の一つ。
今回の講演会の催しであいさつをしてくださった父母会?保護者会の会長さんも、卒園生だそうで、広沢保育園を愛している感じが、ビンビンと伝わって来ました。

保護者に支えられる保育園。
理想ですよね・・・・。
今や、父母会、保護者会がない、ビジネスライクな園をわざわざ選ぶ保護者も多いご時世。
確かに子育てと仕事とでフル回転なのに、そのうえ父母会活動なんて、やりたくないという気持ちは分かりますが、でも、忙しくて大変だからこそ、保護者同士が知り合い、助け合う土壌を作らないと、「孤独な子育て=孤育て」から抜けられないと思います。

私も、子どもたちが小さかったころ、新設の保育園で、保護者会がなかったので、同じ園に通わせていた姉と、あと数人の人たちとで保護者会を作りました。
大変だったけど、楽しい思い出がいっぱいです。

「保育園の友だちは昼間のきょうだい」って、こういうことか、って思えるようなことがたくさんあり、日曜日とかは、誰かの家に遊びに行ったっきり、そこから別の誰かの家に遊びに行ったりして(もちろん、保護者の送迎で、ですが)自分の家が大騒ぎの日もある代わりに、自分の家はすっからかんの時もあったりしました。

昔の話です。今は、みんながスマートになり、こんな保護者同士の付き合いは夢のまた夢になってしまったようですが、広沢保育園に行って、久しぶりにこんなことを思い出しました。

広沢保育園は、その保育内容も素晴らしいです。
子どもが自分で考え、自分で行動できるよう、大人がじょうずに見守り、さりげなくプッシュする・・というスタンス。
そういうスタンスを取れるためには、先生の側には、理論に裏付けられた高い専門性が求められます。そのために行われる多彩な研修の数々。

やっぱり、保育とは、とても専門的な仕事だよなぁ、日常の生活の中でこそ、子どもは伸びるのだし・・・と久々に感激して帰ってきました。

広沢保育園ホームページ  (http://hiroho.kids.coocan.jp/ )

   神社の森に守られた園庭。
  ヤギさんも飼われています。
  講演会の朝、このヤギさんが、勝手にお散歩に出かけてしまう騒ぎがあったとか(笑

広沢保育園の保育の願い(方針)  
あんまりステキなので、思わずコピーしてしまいました。
    ↓

・・・・・・・こんな子どもに育てたい
                             
という私たちのねがい・・・・・・・

 

からだもこころもいっぱいつかって、生きるちからあふれる子

人格の基礎は「人間の尊厳を守ること」だと考えています

1

保育目標

”げんきな子””がんばる子””やさしい子”を
保育の3つの柱にし、「からだづくり」「自分づくり」
「なかまづくり」をしています。

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保育方針   ・・・保育にあたり、大事に思っていること・・・

子どもの気持ちを大切にしたい。
自然の中で遊ばせたい。
自分で自分を変えて行く力をつけさせたい。

ことばがスムーズに出て来ない「吃音」(きつおん)。
言語の障害の中でも、なかなか理解されににくく、間違った情報もたくさん流布しています。

“吃音ドクター”こと菊地良和さんによる「子どもの吃音 ママ応援BOOK」(学苑社)など、分かりやすく正しい知識を伝えてくれる本も何冊か出されていますが、実際に対応してくれるドクターや言語聴覚士や心理職などの専門家も少なく、当事者(本人、保護者)の悩みは深いです。

そんな時に頼れるのは当事者団体です。吃音に関してはNPO法人 言友会連絡協議会がもっとも歴史が古い当事者団体ですが、幼児や小中学生の時期には、孤立せざるを得ない状況があります。

そこで、言友会連絡協議会が主催して運営してきたのが「小中高校生の吃音のつどい」です。今回がもう75回だそうです。息長い活動に敬意。

今年は6月18日(日)埼玉県越谷市立大沢小学校で開催されるそうです。
テーマは「Let' enjoy music」
午前10時15分開始・
詳細は、「つどい」ホームページをご覧ください。

小中高校生の吃音のつどい  http://tsudoi.irdr.biz/

つどいとは?  http://tsudoi.irdr.biz/about

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東日本大震災当時5年生だった3人の高校生、雁部那由多、津田穂乃果、相澤朱音が、「あの日」をただのつらい過去にせず、学びに変えるために「震災の語り部」となりました。
その「若き語り部」たちのことばや思いが納められた密度の濃い本が「16歳の語り部」です。

子どもの目から見た、決して報道されなかった震災の真実が語られるだけではなく、子どもから大人へと向かう道のりの中で、人について、人生について真摯に考え続ける姿がそこにはあります。

地味な本ですが、でも、見ている人は見ているんだな・・・と思ったのは、この「16歳の語り部」がこのほど児童健全育成財団によって児童福祉文化賞推薦作品に選ばれ、5月8日に厚生労働省で授賞式が行われたとのニュースを聞いたからです。


授賞式での、語り部の一人、雁部くんによるスピーチの全文がこちら(ポプラ社のサイト WEBasta) に掲載されています。

テレビで行き交うただのウケねらいのことば、政治の場でのかみ合わないことば・・・。
ことばがあまりにも軽く、中味を持たなくなってしまったように見える今、「こころ」と「ことば」がしっかりつながっている、こういった若い人の「ことば」に触れて、そうだ、もう少しことばの力を信じてみようか・・・という気持ちにさせられました。

「16歳の語り部」の気持ちが、ぜひ、たくさんの人に届きますように。
いろいろなことを「ひとごと」ではなく、「自分ごと」として考えてくれる人が一人でも、二人でも広がって行きますように。

赤ちゃん〜幼児期のことばの発達について、私の言いたいことのすべてをコンパクトにまとめた自慢の(?)小冊子です。保健師さんたち対象の、いわゆる「指導者用」として出版されたので、50冊以上?でないと買えなかったのですが、最近、書店で注文すれば1冊でも買えるようになったそうです。



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「ことばが伸びるじょうずな子育て

」(A5版 28ページ)
    著者    中川信子
    イラスト  林やよい
    出版元   一般社団法人 日本家族計画協会(JFPA) 
    価格    250円+税

「発音がはっきりしないとき」(100円+税)も書店注文で購入できます。


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70歳も近くなると(あと1年半です)あっちが痛い、こっちが痛いってなるのは当たり前。
15年ほど前に五十肩になって以来、一生治ることはないのか、と思っていた肩の痛みや可動域の制限が、ご近所の整骨院に通って「治った〜」って感激したのは、前にお話ししましたね。

ところが、1か月ほど前に、また急に痛みが出て、日常生活が不自由です。
掃除機をかける、洗濯物を干す、毛布を高い戸棚にしまう、台所の調理器具を高い戸棚から出す、資源ごみの日の前にダンボールをしばる、洋服を脱ぎ着する・・・などなど、ちょっとした日常生活動作に肩を結構使ってるんですよね。
うっかり忘れると「いたたた」。痛くないように構えて、肩から首を固めて腕を動かすので、すごい肩こりに(肩こりはもともとひどいほうですけど)
で、「痛いかもしれない」と思うと、掃除も洗濯も、季節外寝具の片付けも、み〜んな一日延ばしにするので、家じゅうがいつも以上に散らかってます、とほほほほ。

というわけで、長男が長らくお世話になっているH先生のところに行って来ました。調布市国領駅のすぐそばに今年3月に開院した「三華堂鍼灸整骨院」です。
今年の3月までは、出張治療専門で、家に来て下さっていたのでラクチンだったんですが、時間の限定があるので、私はなかなか受けられませんでした。
今度は、行けそうな時間に予約していけばいいので、助かります。

痛いのは肩でも、結局 内臓含めたからだ全体のバランスや、心のクセなど、いろんな要因が重なり合っていることもあるので、「全体を整える」という観点から、いろいろ勉強したいとのコンタンもあります。昨日も脈診で「肺に弱点あり」、触診で「肝に弱点あり」がバレました。

子育て中の人や、障害のある子を育てる親ごさんたち、「支援」と言われる仕事に従事している人たちは、肩や首や腰を痛めていたり、体全体がこわばっていたりすることが多いですよね。
専門家に手を当ててもらったり、ほぐしたり、ゆるめたりしてもらえると、ラクになるだろうなーと思います。
STの知人の中にも、「STではない、もっと確かな手段で、保護者の方たちの助けになりたい!」ということで鍼灸師の資格を取った人が一人ならずいます。その気持ち、わかります・・・。

接骨院の多くは保険診療もありますが、建前上は、ぎっくり腰や交通事故のケガなどの急性期以外は対象にならず、こういった慢性的な疲れや痛みに対応してもらえないのが悩み。

昨日鍼治療を受けて以降は、痛みはだいぶラクになり、動かせる範囲も広がりました。
上記三華堂さんも、自費なので、そうそうたびたびは行かれませんが、確実な改善があるので、しばらく通いたいと思っています。

なお、鍼灸などは、東洋医学的なものに触れたことのない方には、眉つばものかもしれませんが、
三華堂のH先生たちが作っているアニメ「治療の精霊とりさるモンの治療院」はオススメです。
(前にも紹介しましたが)

  4月2日(日)に「こまえ桜まつり」が予定されています。
当初の予報では、4月2日は晴れ、暖かくて桜は満開・・のはずが、このところ寒い日が続き、なかなか満開になりません。
「なかなか満開にならない」のか「桜が長持ちする」「長い間 桜を楽しめる」のか。
ものは言いよう、考えよう。
長持ちしてくれれば、来週5日6日あたりの小中学校の入学式を満開の桜のもとで迎えられそうです。
その場合は「こまえ桜まつり」にとってはちょっぴり不運ですけど。

ものは言いようといえば、うちのかわいい孫クンは、1歳10か月を過ぎましたが、みごとに一言もしゃべらない「ことばの遅い子」です あっはっはぁ。 (*^^)v
このまま行くと、2歳でも有意味語ゼロの可能性大です。

でも、視線や表情を含めて、全身で表現してくれるので、何を言いたいのか分かりやすいボクではあります。
ときどき息子一家のうちに行くのですが、ドアを開けると、ぴょんぴょん跳んで歓迎してくれます。
「おばあちゃ〜ん」って言ってくれるようになったらなったで、また、可愛さ倍増なのかもしれませんが、お話ししない今の時期も、また、こたえられないほどかわいいです。

2歳で有意味語ゼロ、もっと遅いと3歳すぎてやっと話し始めるようなお子さんたちにも年中会っているのですが、「ことばが遅い」って、こういうことなのね、とか、周囲の人が子どもの気持ちをじょうずに読み取ることの大切さも、あらためていろいろ勉強になります。

読み取りじょうずなお父さん、お母さんに恵まれて、孫クンも幸せものです。不肖、私も、読み取りじょうずなおばあちゃん(のつもり)ですけどね (*^^)v

来週は恒例2泊3日の「ショートステイ」で母子で泊まりに来てくれるので近くの「狛江プレーパーク」で遊ぼうと、じっじ、ばっばは楽しみにしています。楽しみにしている、というか覚悟している、というか。

手はつないでくれないし、目指したものには一直線だし、もちろん「代わりばんこ」「返してあげて」なんか通じるはずもないし、ちょこちょこ動き回る1歳児さんには お手上げです。
文字通り、「手をあげて」(降参状態で)危険がないように見守るだけです。

自分の子どもたちが保育園で、のびのび育ててもらうのを見て来たので、ドロドロになろうが、ぐちゃぐちゃになろうが あらゆる探索行動をするのを「あ〜あ」と、見守っていられますが、きれいでお行儀よく育った子しか知らないじっじ、ばっばだったら、耐え難いことでしょう。

それにしても、長い間地道な運動を積み重ねて、近くの公園の中に常設プレーパークを設置してくれた市民団体と、プレイリーダーに感謝感謝です。

狛江プレーパーク 関連サイト
こまえ子育てネット 
狛江プレーパーク  Facebook

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

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