ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

乳幼児のことばの発達や、発音の心配はとても多いものです。

「ことばの先生」である言語聴覚士が気軽に相談に乗ってあげられるといいのですが、

言語聴覚士の多くは病院や児童発達支援センターなど、はっきり「病気」や「障害」があると

決まらないとみてもらえないことが多いのがザンネンなところです。

ベネッセの「たまひよオンライン」に、乳幼児のよくある心配に、言語聴覚士の

寺田奈々さんが答えているインタビュー記事が載りました。

分かりやすく、根拠に基づいた説明なので、心配に思っている保護者の皆さんに

届くといいな、と思います。

それよりなにより、言語聴覚士がどこにでもいる、ありふれた職種になり、気軽に

子育て上のちょっとした相談に応じてくれるようになるといいのですが。

たまひよオンライン記事(全部で8つのトピックがあります)

https://st.benesse.ne.jp/tags/?id=3550

STに相談したい、継続指導を受けたい、という声をあちらでもこちらでも聞くのに

なかなか紹介先がなく、また、受け入れてくれる機関も限られていて、申し訳ない思い

をすることがたびたびあります。

「ことば」の力は、特別な機関で、特別な専門職に教えてもらわないと伸びないわけではなく

おうちでの生活の中での工夫や練習でできることもたくさんあるのですが・・・。

このたび、「ことばの相談室ことり」を主宰するSTコトリさんが企画された

おうちでできることばのドリルが発売されました。

道具で発達を応援 tobiracoさんの中の

「言語聴覚士が作った ことばの発達を支える ことばドリル Vol.1」

tobiracoさんのお店?には、いろいろ使い勝手のよさそうなものが沢山ありますよ。

今日(2021年7月2日)朝、NHKの「あさイチ」をつけたら、

「世界ゆるスポーツ協会」代表理事の澤田智洋さんがゲストでした。

「ゆるスポーツ」、小耳にはさんだことはありましたが、こんなにおもしろいもの

だとは知りませんでした。

澤田さんのインタビュー記事のひとつはこちら  

運動もスポーツも大嫌いな私ですが、こういう遊び方ならきっとできる。

それに、うまく行かないところを抱えている子どもや大人も「つまらないリハ訓練」

「つらい反復練習」ではなく、楽しんでいるうちにいつの間にか機能もあがった・・・

っていうふうになれるのは最高ですよね!

強く投げるとボールが泣いちゃう「ベビーバスケットボール」
   「そ〜っと」「そ〜っと」ってうるさく言わなくても自然に
   「そ〜っと」ができるようになるノダ。

イスとりゲームのアレンジ   「イタイッス」
ソックスを組ませて整理もできる  「くつしたまいれ」

などなど、競技(?)種目もユニークだけど、ネーミングがすばらしい。

サイトを見ているだけで、笑顔になれますよ (^◇^)

2020年4月に発行された『コミック版「語りかけ」育児』(小学館)が、学研の子育てサイト「りんごちゃんのおけいこラボ」で紹介されました。
私は監修を依頼されましたが、コロナのため
対面取材はお断りして、メールでのやり取りになりました。

「赤ちゃんやこどもにどう話しかけたらいいの?」と困っているお母さん、お父さんの役に立てば幸いです。

記事は 
「語りかけ育児でことばが育つ」
  
       
(「りんごちゃんのおけいこラボ 内)

『コミック版 「語りかけ」育児』の紹介はこちら

岐阜県にあるNPO法人「はびりす」をご存じですか?ご存じですよねっ??

https://habilitering.com/

今や発信の主流はfacebook などに移行しつつあるそうですから新しい情報はこちらから
https://ja-jp.facebook.com/SekigaharaProject

「はびりす」のことを語り始めると、長くなってしまいそうなので、ここではやめておきますが、「はびりすちゃんねる」という動画配信がはじまっています。

作業療法士が中心メンバーのNPO法人なので、情報や視点が貴重ですが、中でも今日ご紹介するのは読み書きの支援についての、非常に分かりやすい解説。

はびりすちゃんねる 
<動画 みんなでつなぐ読み書き支援プログラム
  (
解説 :作業療法士 奥津光佳氏)

読み書きの苦手は、「姿勢」「視る力」「ことば」の全体に目配りしながら支援しなければ!ということは、ちょっと考えれば当たり前のことなのに、日本では、まだまだその「当たり前」が行き渡っていなくて、困ったもんです、プンプン。

同名の書籍が
「クリエイツかもがわ」から出版されています。あわせてご覧ください。
    書籍「みんなでつなぐ読み書き支援プログラム」 <<そらとも広場 記事

なお、「はびりすちゃんねる」 には上記以外の動画もアップされています。facebookで見るのが早いかもしれません。(私はfacebookにはついて行けてないので、すみません)

音で楽しく遊べるカードのご紹介。 

「ことばを育てるオノマトペカード あいうえお編」 合同会社 まちとこ

言語聴覚士と、世田谷に事務所を持つ合同会社「まちとこ」が出会い、作成されたものだそうです。
2400円(+税金+送料)です。


カードの説明はこちらから 

小さいお子さんは、意味のあることば(有意語。たとえば「ブーブ」とか「ワンワン」とか)を言う前に、「あっ!」とか「ポーン」とか、音で気持ちを表現する時期があります。
全員ではありませんけれどね。

音の世界に入って来て、引き続きことばの世界に入って行く・・・
とても大事なことです。 

ことばの遅い子には、おとながやっきになって「ワンワンでしょ!ワンワン!」とか、「ほら、ブーブ!」などと教えるパターンが多いですが、このカードのように、音を楽しむ「関係」を通して、それが、発語やコミュニケーションに自然につながって行くといいですね。

 

ぱぴぷぺぽ編もあります。

 

も一つおまけに
「ことばを育てるえほん あいうえオノマトペ」            
     石上志保  河出書房新社   2021年4月発売
 イラストがシンプルで、お子さんたちの「音あそび」のおともによさそうです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

あいうえオノマトペ [ 石上 志保 ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2021/8/24時点)

「エデュカーレ」(臨床育児・保育研究会 発行)のサイトに、子どもと向き合う時に大切なことが書かれていたので、ご紹介します。保育に限らず、おとなたちがすべて心がけるべきこと。

【質の高い保育のために園の中で保育者がすること10】■

http://ikuji-hoiku.net/Resources/educare_no88_p16-17.pdf

療育関係者はこれを【質の高い療育のために療育スタッフがすること】と読み替えてみると参考になると思います。

項目を文章化すると次の通りです。


1 「ねえねえ聞いて」 子どもについて大人同士で語ります

2 子どもの興味から始め、体験を広げます

3 子どもの「今」に合った環境を用意します

4 子どもをプラスの目で見ることを忘れません

5 気持ちを分かろうとし、対話の主導権は子どもに

6 今までの当たり前、思い込みを見なおし、常に「子どもにとっては?」を問います

7 「うまくできたか」の結果より、プロセスで成長を振りかえります

8 活動は    ①子どもが納得するまで継続       ②子ども同士でシェア
  ③見える化(記録の開示)

9 保護者と子どもたちの育ちを喜びます

10 すべてをユーモアのある遊び(学び)に

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一人ひとりの子どもの可能性・能力を引き出せるのが「質の高い保育」です

==============================================

※ 

【臨床育児・保育研究会】とは?

代表を務める汐見稔幸さん(教育学者)が東京大学教育学部の先生をしていたころに現場の保育士さんたちといっしょに続けていた「気に研」(気になる子ども研究会)を発展させた組織です。

 設立趣旨は

《育児環境の大きな変化の中、子どもにとって必要な体験が不足していたり、ストレスを過剰に抱えていたり、うまく自己を表現できず、パニックを起こしたりする子どもたちが増えてきているという保育現場の声がよく聞かれるようになりました。この臨床育児・保育研究会はそうした現場の悩みや声を積極的に取り上げ、子どもたちにどうしたらもっと的確な保育ができるようになれるだろうかという保育者の願いに応えようとして生み出された研究会です。》

隔月刊で「保育者と親のための学び&交流誌 エデュカーレ」を発行しています。

年間6冊発行 購読料3500円 ただいま5月号からの講読申し込みができます。
   講読申し込みフォーム 

友人が運営する「トビラコ」さんから、またまた楽しくて、かつ、コミュニケーションがふくらむカードが発売されました。

「えらんで きめて つたえるゲーム すきなのどっち?」

自分の「好き」を伝えよう 相手の「好き」を聞いてみよう
見た目はシンプルな絵カードですが、遊び方は無限。
どこがどう素晴らしいかを言っていると延々長くなるので、「とにかく 手に取ってみて」と言いたいです。

 昨夜、長男とこのカードを題材に話が盛り上がり、寝たのが3時になりました。
話をし始めたのが12時過ぎだったから・・・・。

あわせて

「きもち・つたえる・ボード」もご案内。

入り口はごくシンプルで、奥が深く、広がりも無限・・・っていう題材はステキ。

使う人の力量と手持ちの引き出しが問われる点も、ワクワク。

お試し下さい。

NHKEテレ「すくすく子育て」11月2日(土)夜9時は「子どもの発達が気になったら」でした。子どもは発達の途上で、ワカランチンやわがまま、こだわりなど、いろんな様相を見せるものです。

でも初めての子育てだと、ちょっとでも手こずることがあると、「発達障害ではないか?」と心配になるお母さん、お父さんも多いですね。

11月2日の番組はまさにそういった悩みの真っただ中の方たちに、おだやかに、やさしく「大丈夫だよ」と語りかけてくれる先生たちでした。
そして、「相談に行くこと」や「仲間づくりをすること」の大切さも、ちゃんと話して下さいました。見損なった方はぜひ!

すくすく子育て「子どもの発達が気になったら」
再放送は 2019年11月9日(土)午後0時ー0時30分

たまたまリンクから見つけた映画です。
「八重子のハミング」
 

ガンで4回の手術を繰り返した夫が、妻・八重子のアルツハイマー型認知症の進行を12年間にわたって見守り、介護した実話に基づく映画です。

山口を皮切りに(山口はすでに上映終了)、順次全国で上映が進んでいるようです。
人生について、家族について深く考えさせられた、とのクチコミ評価も高いようです。
上映館は少ないですが、見た人が「ぜひ!見て!」と言っていました。

「ちょっとまって」って言っても待ってくれないのが子ども・・・。

クルマが大好きな孫クンも、あっという間に車道にすっ飛んで行こうとします。

手はつないでくれないし、「赤は止まれ」って言っても、まだわかるとは思えないし。

そこで活躍しているのが「リュック型迷子ひも ちょっとまって」

迷子ひもにはいろんな種類がありますが、これは、買ってよかった。
何より値段が安い。ネットで、800円か900円で買えました。
とてもシンプルな作りなのですが、安心感抜群。
ぺったんこなので、背負ったままイスにも座れるし、チャイルドシートにも乗れます。

 

迷子ひも単体.png
ちょっとまって.jpg

孫クンは「お出かけ=リュック装着」とインプットされていて、大喜びで背負ってくれて、目がキラキラキランになります。
意気揚々とお出かけする姿のかわいいこと。

思えば、40年前に、長男を育てていたころ、あちこちすっ飛んで歩くので、当時はまだほとんど見かけなかったハーネス(迷子ひも)を育児雑誌の輸入品コーナーで見つけ「こんないいものが! さっそく買おうと思います!」って保育園の先生に言ったら、「あの、お母さん、まだ、日本ではちょっと早いんじゃないかと思います・・・・」と制止されました。
確かに。
当時は、「犬じゃあるまいし・・」っていう声が聞こえそうでした。
昨今は お出かけ迷子ひもを結構見かけるようになりました。

でも、まだ小さいのに、親ごさんとお手々をつないでトコトコ歩いている子もいて、「この子には、迷子ひもは必要ないんだなぁ」と、何だか感動してしまいます。

 

 

狛江のMLに流された情報です。

自閉症のお子さんとディズニー映画との不思議な関係の物語。

 東京だけではなく、全国で上映が予定されているそうです。

映画「ぼくと魔法の言葉たち」

http://www.transformer.co.jp/m/bokutomahou/予告編画面を閉じると映画のオフィシャルサイトです。

上映劇場

http://www.transformer.co.jp/m/bokutomahou/theaters/index.html

フレンドリー上映

http://eiga.com/news/20170401/6/

「とりさるモン」って知らないでしょ?

鍼灸整骨治療(ちりょう)の精霊:とりさるモン!                    みんなの病気や怪我の不安をとりさるモン!

とりさるモン!の治療院  は鍼灸整骨治療について、わかりやすく教えてくれるかわいいページ。
何かの不調があると、東洋系の治療に頼って来た私たち家族としては、なんの不思議もないけれど、知らない人には珍しい情報もいろいろある、興味深いサイトです。


このほど、2017年3月1日に、とりさるモン!の関係者?の治療院が、調布市国領駅前2分ほどのところに治療院をオープンします。

「関係者、って、何を隠そう、3年前?に、我が家の長男が、ひどい腰痛(脊髄炎だったらしい)で、あやうく寝たきりになる所だったのを、悼みや不安を「とりさって」いただいて以来、ずっと、お世話になっている若い先生です。
腕と研究意欲がスゴイ。
発達“系”のもろもろへの理解も大したものです。
お父様も治療院を開いておられるそう。

まだ治療院のホームページは「工事中」になっていますが(2017年2月26日現在)詳細を追ってお知らせします。
調布、狛江の障害のある子どもさんにかかわる保護者や従事者のからだと気持ちの痛みを「とりさる」場所になりますようにと願っています。
自費診療のみなので、誰でも受けられる・・・ていうわけには行きませんが、絶対ラクになると思います。

4月からずっと、「早く書き込まなくちゃ!」と思いながら、もう、9月になってしまいました。
「座る」ということについて、全く新しい考え方のイス、座位の補助具を生み出しているのがキャスパーです。

たとえば、「姿勢が保てない」そして、「字がじょうずに書けない」子がいるとします。
姿勢を保つ練習(運動)をしましょう、と、そこから始めるので、「字を書く」に取り組むには長い長い時間がかかってしまいます。

キャスパーでは「座ることは、イス(や補助具)が手伝ってあげるから、(座る練習よりも)もっと楽しいこと、やろうよ」と考えます。
座面全体で体重を支えるので、とってもラクになるようです。

いろいろなお子さんや高齢者のビデオがそのことを如実に語ってくれています。

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   キャスパーアプローチhttp://ja.casper-ri.org/

         製品 キャスパーZafu
http://www.casperzafu.com/
ポップンクラブ
http://popnclub.jp/
キャスパーおじさん こと 村上潤さんのフェイスブック
https://www.facebook.com/jun.murakami.908

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通常の学童イスにひっかけて使うものが8月1日に発売されました。

ZAFU School
       http://assist-info.jp/goods/zafu-school/
ビフォーアフター   
     https://www.youtube.com/watch?v=dvtTDgQbKE0


ある児童発達支援事業所でためしに提供を受けて使ってみたところ「あ、このイスなら書ける!」と、夏休みの宿題がはかどったお子さんがいたそうです。

「姿勢が保てない」ことを何とかしようとする前に、イスの工夫でちょちょいのちょい!って改善できるなんてステキです。

上記のZafu のYouTubeでたくさんの関連する動画が見られます。イス一つで、満面の笑顔になれるようすが、百万言の宣伝よりも事実を語ってくれています。なぜもっと早くこのことに気づけなかったんでしょうね?私たちは。

なおZafuとは、座布 の意味とか。

コミュニケーションの苦手さを持つ若者をめぐるドラマがスタートするそうです。

狛江で活動している「一般社団法人 サポート狛江」のお仲間であり、「吃音サポート ジークフリーツ」http://sieg-kitsuon.jimdo.com/代表の松田さんから、情報提供をいただきました。
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フジテレビ「ラヴソング」
4月11日(月)夜9時スタート(初回は30分拡大放送)
以後1時間番組
主演 福山雅治
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コミュニケーションが苦手で誤解され、人知れず悩みを深めがちな人は多くいます。
このドラマ放映が、そういった人たちのことを、多くの方に共有していただき、互いに暮らしやすくなるための機会になりますように。

狛江で活動している「一般社団法人サポート狛江」のお仲間の方が、このたび、「フィギャーノート普及会 HAPPYMUSE(はぴみゅーず)」を立ち上げました。

フィギャーノートfigurenotes とは、音符を色と形であらわして歌を歌ったり楽器演奏をしたりするための「形象音符表記技法、いわば「絵音符」です。
フィンランドで生まれて高い評価を受け、各国に広がっています。
日本でも早くから導入が模索されていましたが、このほどやっと普及への第一歩が踏み出されました。

高齢の方、知的障害のある方、失語症の方などさまざまな方たちとの実践が始まっていますが、中でも、発達性ディスレクシア(読み書き困難)のお子さん達との楽器演奏のようすは、貴重だと思います。
NPO法人発達サポートネット バオバブの樹 のHPからご覧下さい。

活動には資金が必要です。
スポンサーになってくださる企業や法人、また、賛助会員になってくださる個人をいつでも大!募集中とのことです。

  詳細はこちらをご覧下さい   ↓

フィギャーノート普及会 HAPPYMUSE」


◆ナカガワも応援メッセージを寄せています。
◆狛江市立緑野小学校「えのき学級」が、フィギャーノートを用いた音楽実践で平成27年東京都教育委員会児童・生徒表彰を受けました(^_^)v
スポーツや文化活動の部門で、「当該児童・生徒、団体が行った活動が契機となり、その効果が波及し、他の児童・生徒等の具体的な行動や取組に良い影響を与えた者」として、です。

狛江で通級担任をしている森村美和子先生が、担当しているお子さんと一緒に作った動画「子どもの気持ち」シリーズの第2弾ができました。

今回のテーマは「ノートが書けない」編。
がんばっても、ノートが取れなくて苦しんでいるごーくんが、先生との会話で、前向きになってゆく姿がステキです。

学校には、予想以上に読み書きで苦戦しているお子さんが多いことに驚きます。

狛江市では小学校全校(6校)にi−padを40台ずつ配っています。
以前、ある小学校の公開授業の際、i−padを使った授業で、子どもたちが生き生きと発表する姿が印象的でした。

読み書きの苦手な子の全員が  i−padを使えばラクになる、っていわけではありませんが、でも、自分にあった学習の方法を見つけ出してくれるといいですね。

通級制の学級は、各地で整備の状況もばらばらだし、残念ながら、担当する先生がたの力量もさまざまです。
でも、優れた先生がいる通級では、少人数だから細かく見てもらえる、とか、ソーシャルスキルを身につけられる、というだけではなく、多数派とは違う自分についての理解、いわば、「当事者研の子ども版」という取組も行われ始めています。

今回ご紹介するのは、そういう先生と、子どもたちとの共同作業でできあがった「魔法の啓発絵本」第一弾です。

子どものきもちシリーズ「ずっと言えなかったコト」学校に行けない編

学校に行けなくなってしまう、【発達マイノリティ】(←精神科の山登敬之先生の提唱する新しいお名前!)の子どもたちの気持ちが実によく表現されています。

続々とアップされる予定とのことなので、乞うご期待!!

学校に出入りしてみると、読み書きに苦戦するお子さんたちが山ほどいます。その全員が、かどうかはわかりませんが、目がよく動いてない子たちも多いですよね。

追視ができない、教科書を読むときなど文字をスムーズに追えない、行から行に目を移すときに見失う……。

何の苦もなくできる人から見れば、「なんで、そんな簡単なことができないの!」って言いたくなるようなことですけど、3分でいいから本人の脳ミソとあなたの脳ミソを入れ替えてごらんなさい。「こりゃあ、大変だねぇ。怠けてるわけじゃあ、なかったんだねぇ」と、深く同情できるようになるのではないでしょうか。

さて、「目をスムーズに動かす」ためには、いろんな要素が必要でしょうが、ビジョントレーニングってものが有効です。

そのビジョントレーニングも、地味に毎日続けてコツコツと・・・と言われても、読み書き苦手な子の多くは、同時に、コツコツがとてつもなく苦手な子が多いのが問題。

そこで、楽しみながら、できちゃうビジョントレーニングの動画がユーチューブにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=oIkC3MHWj4U
監修は、日本のオプトメトリストのパイオニア、北出勝也先生。

このサイトを見つけて教えてくれたのは長男です。
彼は塾で、読み書きに苦戦するお子さんを何人か担当しています。
そのお子さんたちに何をしてあげられるのだろうか、と、作業療法士の木村順先生の感覚統合教室を熱心に見学・参加し、いろんな知識が増えているうえ、自分も目が悪いので、「目」について、熱心に情報を集めているのです。

この動画の中で、お姉さんが持っている木琴のバチみたいのにきれいな色がついた教材を、頼まれて、私も作りましたわよ。赤と青の。かなり、いいできばえ。

それを使って私もためしにやってみましたが、あ〜〜〜ら不思議。
老眼と、パソコンのやリすぎと、白内障も若干始まっていて、目がしょぼしょぼして、視力ががっくり低下。本を読むのがおっくうになっていたナカガワでしたが、この体操をすると、しばらくの間、目がぱっちりと開き、遠くまで見えて、近くもはっきり見えるのです。
老眼鏡の度数を変更するのは、もうしばらく先でも大丈夫な気がしてきました。

みなさま、ど老若男女問わず、どうぞ、お試し下さい。
あ、もちろん、一番やってほしいのは、読み書きに苦戦するお子さんたちですけどね。
飽きさせない声かけと、軽快な音楽、い〜い感じのお姉さんのモデル。
見てるだけでも、楽しい気持ちになってきますよ〜〜〜ん。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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