2008年08月15日

ごあいさつ 開設にあたって

 私は言語聴覚士(Speech-Language-Hearing  Therapist 以下STと略します。 )として、障害のある人たち、支援を必要とする人たちと接してきました。私が主に接しているのは,1歳代から学童期のお子さんとその親ごさんたちです。
 STは障害のある人たちに会うことを主たる仕事としていますが、「ことばとコミュニケーションの発達」の道すじは、障害があってもなくても基本のところは共通です。
障害のある子どもたちと接する中で、私たちSTは、多くの知見を蓄積してきました。
その中には、通常の子育てや、ちょっと育てにくい子育ての際にとても大切で、しかも、お役に立つことがたくさん含まれています。
STは通常の生活の中では見過ごされてしまいがちな発達のスモールステップを自覚的に捉えて、障害のあるお子さんの発達支援につなげることを自分たちの仕事としているからです。

  私は6年前にSTのお仲間たちに励まされて「子どもの発達支援を考えるSTの会」を立ち上げました。メーリングリストを使って全国の子どもを対象とするSTたちが意見交換・情報交換するするクローズドな「ひろば」です。活発な意見交換が行われ、私もとても力をもらっています。会員はほとんどがSTで、「ことばの教室」の先生も含まれます。
 この「子どもの発達支援を考える会」の中で行き交う貴重な情報を、STに限定せず、広く一般の方たちとも共有できたら、と数年前から思っていました。

 このほど、有能な管理人と協力者を得て、このホームページ「そらとも広場」を開くことができました。地域の第一線で働く保健師さん、療育関係者、生活の場で子どもたちを支えている保育士さんや幼稚園の先生、子どもをどう理解したらいいか考えあぐねている学校の先生方、障害のあるお子さんの保護者の方たち、子育て支援の関係者、地域活動を熱心に行っている方たち、子どものことばが遅いかな?とちょっと心配になっている保護者の方たちなど、いろいろな方たちを念頭に情報を発信して行きたいと思っています。
 すぐには十分なものにはならないと思いますが、走りながら考える、というやり方で、すこしずつ充実していければと思っています。どうぞよろしくお願いします。
  

            中川信子(言語聴覚士  子どもの発達支援を考えるSTの会代表)
              

posted by 中川信子 at 15:43| Comment(1) | ごあいさつ 開設にあたって