2017年08月25日

吃音(きつおん)関連  落語家・桂文福さんの番組アンコール放送の再放送  2017年8月28日(月)13時05分〜

型破りな芸風で人気をはくしている上方落語の桂文福さん。
吃音でありながら、いや、吃音があったからこそできあがった、独特の世界。
文福さんに密着取材した番組が8月21日(月)にアンコール放送されました。
見損なった方のために、アンコール放送の再放送をお知らせします。

吃音を「治る」「治らない」の単一軸だけでとらえる考え方から、少し視野を広げ、どう生きるのか、どう人とかかわるのか、にまで思いを及ぼすために、ご覧になることをオススメします。

という私も実は、21日に録画をかけ忘れまして、28日のアンコール放送の再放送に望みをつないでいます。

アンコール放送の再放送

・NHK「ハートネットTV」

ブレイクスルーFile.64「“きつ音”こそ芸の肥やし―落語家 桂文福―」

アンコール放送の再放送:2017年8月28日(月曜)13:05〜13:34

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/program/index.html?id=201611142000

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2017年08月21日

雨が好きな子ども!

今年の夏は、雨続きです。
35度とか37度とかの酷暑でないので助かりますが、でも雨ばかりで困ります。

さて、月に一回恒例の孫クンとお母さんの「ショートステイ」でした。
孫クンは2歳3か月になりました。
相変わらず「ことばの遅い孫」クンで、明らかな有意語は「???」ですが、先月から今月までの1か月間の変化・進歩は驚くほどです。
お母さんたちがよく「目が覚めたみたいになって」って言いますが、ほんとに、そんな感じ。
ナカガワ風に言えば、「急激に脳への配線工事が進んだ」とでも言うか。

先月以前の孫クンは、マイペースそのもので、自分が伝えたいことはしっかり目を合わせて伝えるし、自分の興味に合うことには食いついてくるけれど、誘ったり声をかけたりしても、気が向かないと完全スルー。
2歳時のフォローで、心理の先生に「ヒトよりも、モノに向かいやすいですね」と言われたとかで、お父さんもお母さんも「その通りです!」でした。ばぁばももちろん同意見。

ごたぶんにもれず、水遊びが大好きで、うちに来ると風呂場に入り浸っていますが、「こうやってみたら?」とか誘っても、チラっとは見るものの、全然乗ってくれませんでした。


でも、今月は同様のシチュエーションで、誘ったり、声をかけたりすると「へぇ〜。何?」っという顔でじ―っと見て、「あ、そうか、じゃあ、やってみる!」って、すぐにトライしてくれる場面が増えました。

同時に、どこへでもどんどん行ってしまうことが減って、「こっちだよ」とか「そっちにはいかないよ」って言うと戻ってきてくれるようになりました。
お母さんにそう言ったら、「そうなんですよ、家で散歩に行く時もだいぶ楽になって。ハーネスから卒業できる日も来るかもしれないですね!」って言っていました。
ま、戻って来てくれないこともありますけどね。そういう時はやむを得ず、強制連行。

今回は毎日雨ばかりで、プレイパークもお休みの日だし、しょうがなく家の中で遊んでいたのですが、ある時、縁側からスルスルスルっと庭に裸足で降りてしまいました。
やぶ蚊がスゴイので、庭には出すまいと思っていたんですが、間に合わず。

やむなく、長靴をはかせようとしたら、はかせる間ちゃんと待ってくれて、はき終わると雨の中、飛び出して行きました。
空に両手を伸ばして、きゃっきゃっと笑い声を立てて、大喜び。
いつも機嫌がよくて、笑顔の多い子ですが、こんなに大きな声で笑い続けている姿は初めてみました。
次は、家の前の道にできた水たまりをじゃぶじゃぶじゃぶ。
きゃっきゃっきゃっ。
ああ、確かに、私もこれ、やったわ。65年以上前に \(◎o◎)/!
水たまりって、今でも、ワクワクする。

どうしましょ!すぶ濡れだわ、風邪ひいちゃう、
と困惑しているじっじとばぁばに「すごいね!」「面白いね!」「楽しいよ!」っていう視線を送りながら躍り続けます。
「欣喜雀躍」とか「手の舞い、足の踏むところを知らず」ってことばがありますが、ほんとに、体じゅう、心全体が飛び跳ねていました。


あまりにうれしそうなので、じっじもばぁばも、止めるにしのびず、ただただ歓び躍っている孫クンを見守りました。


ことばを使えるようになると、「これは雨だ」「水たまり」「じゃぶじゃぶする」ということばで外界や自分の行動を表現できます。それは、反面、喜びも、驚きも、感情の動きも、全部狭い「言語」の範囲に規定してしまうということでもあります。それ以上でもそれ以下でもなくなっちゃう。
ことばを使えない分、高次脳機能で整理し、抑制的に行動するのではなく、感覚全開で表現できるんだなぁ、と、ある意味うらやましい気持ちにもなったりしました。

「遊びをせむとや生まれけむ。
たわぶれせんとや生まれけむ。
遊ぶ子どもの声すれば、
我が身さえこそゆるがるれ」です、全く。
      梁塵秘抄でしたっけね。

あまりにざあざあ降りになってきたので、「ねえねえ、そろそろ入ろうよ。びっしょりだよ。今度はお風呂場で遊ぼうよ」って、聞いてはくれないだろうなぁ、強制連行するしかないかな、って思いつつ声をかけると、やがて、自分から長靴を脱いで、とっとこと家に入り、お風呂場に直行しました。
「へぇ〜、ことばが通じるんだ!」と、何だかびっくりでした。

歩きが安定し、坂道でも転びそうではなくなり、床の障害物も危なげなく越えられ、指先の器用さが増すなど、身体面での進歩も著しく、それが、認知や言語面の進歩、変化を下支えしているんだな、と思える場面がいろいろありました。

「はじめて出会う育児の百科」(小学館)などで、赤ちゃん、子どもの発達についていろいろ書きました。
間違ったことは書かなかったつもりですが、今回、ああ、ほんとにそうだったんだなー、子どもの成長はその子なりのやり方で進む、からだ・こころ・ことばの力は連動する、と再確認できました。

孫クンをかわいがりつつも、職業的興味全開で、しっかり観察もしているばぁばなのでした。

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2017年07月26日

手前ミソですが、いい本です・・・「子どものこころとことばの育ち」(大月書店)

 先日、ある講演先に「子どものこころとことばの育ち」という演題をお伝えしました。
すると、担当者から「こころの方が先に来るんですね。ことばよりも」とお返事がきました。
「そうなんです、こころの育ちが一番大事なので・・・」とお返事しつつ、ああ、そうだった、このテーマは大月書店から出した本の題だった、と思い出しました。

「子どものこころとことばの育ち」
(大月書店 子育てと健康シリーズ20  2003年10月)

7月に増刷(11刷)のお知らせをいただきました。地味な本の割には健闘してくれています。
増刷に伴い、一冊献本が送られてきました。

高齢化に伴い、文字を読むのがおっくうになっているナカガワですが、パラパラと中味を読んで、「あら〜、いいこと書いてある〜〜!!」と感激しました。
当然ですよね、自分で書いたんですから。
自分が言いたいことが書いてあるんですから(笑
字も大きくて読みやすいです。
さしえは、もちろん林やよいさん(伊丹)にお願いしました。

ちょうど同じ時期
2001年「語りかけ育児」(サリー・ウォード 小学館)の翻訳協力
2003年「はじめて出会う育児の百科」   (小学館)の 監修
をしています。

いずれの本も、「育てる」「教える」ではなく、「育ちを(正しく)見守ろう!」というメッセージが揺らがずに伝えられていると思います。

今、振り返ると、それまでは、障害や遅れのある子どもたちに、STという専門職として何をできるのか、を一生懸命考え、伝えようとしていたのですが、上記の3冊を出したあたりで、「あ、そうか。子どもの育ちは障害があってもなくても共通なんだ!」ということを、再確認できたのだと思います。肩の力が抜けているのを感じます。

療育の大先輩である北九州の故・高松鶴吉先生の「療育とは注意深く配慮された子育てである」ということばに「そうだ、そうだ」とうなずいてはいたものの、どこかで、センモンカ意識が強かったのだな、と思います。

ほんと、私たちSTは、いささかの専門性を持ち合わせてはいますが、その専門性を用いて「子育てを手伝う」というスタンスを忘れてはならない、と思います。

余裕があったら、どうぞ、読んでみて下さい。
子育て中の方たちには、特に お役に立つと思います。

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2017年07月17日

アルトサックスの川崎駅前ライブ(A-sax-yoneさん)の音に魅せられる

昨夜(2017年7月15日)夜9時前に羽田空港に着きました。
福岡県小郡市にある「こぐま福祉会」のお招きで、講演とシンポジウムに参加した帰りです。

いい勉強をさせてもらい、充実の一日でしたが、暑いし、一日外にいたので、かなり疲労していて、早くお家に帰りたい・・・と、京急川崎駅からJR川崎に向かって地下からエスカレーターに乗ったら、音楽が耳に飛び込んで来ました。

川崎駅のエスカレーターの所には、1時間ごとに子どもの人形の楽隊が出て来て演奏する時計があるので、それかな?と思ったのですが、まだ10時前だから楽隊は出て来ていない。
それに、曲は井上陽水の「少年時代」。
素晴らしい音色で、なぜか泣きたいような気持ちに。

地上に出てみたら、路上演奏をしているオジサンがいました。楽器はアルトサックス。
演奏者はナゾですが、A-sax Yone  という表示?がありました。

むせび泣くような・・・と形容されることもある楽器だそうですが、ほんとに、人の声みたいな。
というか、演奏しているYoneさんが アルトサックスを通して「歌っている」ようでした。

しばし、その場にとどまって(暑かったけど)7−8曲聞きほれました。
ほんとは、もっともっと聞いていたかった。

タダで聞くには申し訳ないすばらしい演奏だったので、敬意を表してお金もいれました。
足をとめ、何曲か聞き、お金を入れて行く人もおおぜいいました。

Yoneさんの身元はよくわかりませんが、帰宅してからネットで調べたら、週末になると川崎駅で路上ライブをしておられるようです。

久しぶりに、いい音楽を聞きました。
というか、音楽の中に巻き込まれる体験ができました。
また聞きたい!

YoneさんのライブがYouTubeにあがってました。
ほんものは、もっともっとステキでしたが、聞いてみたい方はこちらでどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=1gH1UAW_fqs

 

いやぁ、音楽っていいですねぇ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  追加の情報
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

見つけました!

川崎駅前で週末(不定期)にアルトサックスのライブ演奏をしているA-sax  Yoneさんのツイッター。その日の演奏予定がわかりますよ。
https://twitter.com/AsaxYone55

 

演奏に出会った経緯は 2017年7月17日付の 「のぶろぐ」を見て下さい。
http://www.soratomo.jp/article/15731786.html

 

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2017年06月04日

岐阜県大垣市 NPO法人 はびりす  は すごい

岐阜県大垣市に1月に開所したNPO法人 はびりす。
何しろすごい所です。
すごい人たちです。
見ている視線の先が。
生活 と 作業 を軸に、子どもたちと保護者たちと自分たちの成長と、そして、地域を耕すことを、全部同時進行でやってゆく・・・・・
願っても、実現がむずかしいこのことを、この世の中で「願いを形に」移している人たち。


「夢のみずうみ村」  http://www.yumenomizuumi.com/  の藤原さんを知った時も「すごい!」と思いましたが、
この 「はびりす」  
 ホームページ            https://npohabilis.com/ 
facebook     https://www.facebook.com/SekigaharaProject  
も 時代の先端を走る水先案内のような存在になる予感。

親分の山口清明さん(「さやか」と読むけど男性です! これは、ご本人もジョークとして話しているネタ)のカラーと、行動力は感動ものです。

ホームページの背景が真っ赤なので、私としては、ぎょえっ!って感じがないではないのですが、内容に興味があると、色の抵抗感を感じずに読み進められるのも、不思議なところです。

こういう人たちの実践を見ると、「ああ、やっぱり、作業療法士になりたかったなぁ」って思います。
「ことばのセンセイ」としても、子どもたちと一緒にホットケーキ焼いたり、洗濯物を干したり畳んだり、草取りしたり、「生活」を題材にして、共に学ぶ中で、結果的に「ことばもコミュニケーションも、伸びたね」って言われるような、自由な臨床をしたかったのでした、ほんとはね・・・・。

ま、“今回の人生では”それはできなかったので、積み残しておくとして、「はびりす」のような魅力的な取り組みをする「場」がもっともっと増えてくれるように願います。

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2017年05月31日

日置真世さんの 新サロン日記  「安心はどこに?」

釧路の日置真世さんのブログ「新サロン日記」を一時期、せっせとフォローしていました。
だんだん忙しくなり、目も悪くなって、それと、情報過剰の中、これ以上、取り込めない・・・とこの所、とんとご無沙汰していました。
さっき、久しぶりに何気なくアクセスしたところ、とても、大事なことが書かれていました。

「安心はどこに?」

日置さんは、超人としか言えないような獅子奮迅の働きと、有能さで、私はいつも「すごいなぁ」と見ているだけですが、重度の障害のあるお嬢さんの母でもある日置さんだからこその、深い考察が大好きでした。
今回も、です。

新サロン日記 2017年5月22日
http://ameblo.jp/n-salon

 

 

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2017年05月31日

桐生の広沢保育園

先週末(5月27日 土曜日)は、桐生の広沢保育園のお招きで、保護者と一般の方たちにお話をして来ました。
ずっとずっと前に中里恵子前園長と知り合って意気投合して以来、時々依頼を受けると「行きます!行きます!」と二つ返事で出かけるのでした。
現在は息子さんが園長を引き継いで、仲良し親子で園の運営にあたっています。
同じ仕事をしている仲良し親子の姿を見るのも、とってもほっこりしてうれしいものでした。

広沢保育園は神社(比呂佐和神社)の境内にあります。
お寺が経営する幼稚園や保育園はいくつか知っていますが、神社の中にある保育園は、私は、今のところ、広沢保育園しか知りません。

2年前に新園舎に建て替えかつ増築。
全部で240名定員の「子ども園」になったそうですが、旧・広沢保育園の時と園舎の雰囲気はほとんど変わっていませんでした。

園舎だけではなく、先生方が熱心かつあたたかで、保護者も子育てにゆったり、かつ、真剣に向き合っている姿も、やっぱり伝統だなぁって感心しました。

保護者会の活動が盛んなのも、特徴の一つ。
今回の講演会の催しであいさつをしてくださった父母会?保護者会の会長さんも、卒園生だそうで、広沢保育園を愛している感じが、ビンビンと伝わって来ました。

保護者に支えられる保育園。
理想ですよね・・・・。
今や、父母会、保護者会がない、ビジネスライクな園をわざわざ選ぶ保護者も多いご時世。
確かに子育てと仕事とでフル回転なのに、そのうえ父母会活動なんて、やりたくないという気持ちは分かりますが、でも、忙しくて大変だからこそ、保護者同士が知り合い、助け合う土壌を作らないと、「孤独な子育て=孤育て」から抜けられないと思います。

私も、子どもたちが小さかったころ、新設の保育園で、保護者会がなかったので、同じ園に通わせていた姉と、あと数人の人たちとで保護者会を作りました。
大変だったけど、楽しい思い出がいっぱいです。

「保育園の友だちは昼間のきょうだい」って、こういうことか、って思えるようなことがたくさんあり、日曜日とかは、誰かの家に遊びに行ったっきり、そこから別の誰かの家に遊びに行ったりして(もちろん、保護者の送迎で、ですが)自分の家が大騒ぎの日もある代わりに、自分の家はすっからかんの時もあったりしました。

昔の話です。今は、みんながスマートになり、こんな保護者同士の付き合いは夢のまた夢になってしまったようですが、広沢保育園に行って、久しぶりにこんなことを思い出しました。

広沢保育園は、その保育内容も素晴らしいです。
子どもが自分で考え、自分で行動できるよう、大人がじょうずに見守り、さりげなくプッシュする・・というスタンス。
そういうスタンスを取れるためには、先生の側には、理論に裏付けられた高い専門性が求められます。そのために行われる多彩な研修の数々。

やっぱり、保育とは、とても専門的な仕事だよなぁ、日常の生活の中でこそ、子どもは伸びるのだし・・・と久々に感激して帰ってきました。

 

広沢保育園ホームページ  (http://hiroho.kids.coocan.jp/ )

   神社の森に守られた園庭。
  ヤギさんも飼われています。
  講演会の朝、このヤギさんが、勝手にお散歩に出かけてしまう騒ぎがあったとか(笑

 

広沢保育園の保育の願い(方針)  
あんまりステキなので、思わずコピーしてしまいました。
    ↓

 

・・・・・・・こんな子どもに育てたい         
          という私たちのねがい・・・・・・・

からだもこころもいっぱいつかって、
生きるちからあふれる子

人格の基礎は「人間の尊厳を守ること」だと考えています

1 保育目標

”げんきな子””がんばる子””やさしい子”
保育の3つの柱にし、「からだづくり」「自分づくり」
「なかまづくり」をしています。
2 保育方針 ・・・保育にあたり、大事に思っていること・・・

子どもの気持ちを大切にしたい。
自然の中で遊ばせたい。
自分で自分を変えて行く力をつけさせたい。

 

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2017年05月19日

2017年6月18日(日) 第75回 小中高校生の吃音のつどい

ことばがスムーズに出て来ない「吃音」(きつおん)。
言語の障害の中でも、なかなか理解されににくく、間違った情報もたくさん流布しています。

“吃音ドクター”こと菊地良和さんによる「子どもの吃音 ママ応援BOOK」(学苑社)など、分かりやすく正しい知識を伝えてくれる本も何冊か出されていますが、実際に対応してくれるドクターや言語聴覚士や心理職などの専門家も少なく、当事者(本人、保護者)の悩みは深いです。

そんな時に頼れるのは当事者団体です。吃音に関してはNPO法人 言友会連絡協議会がもっとも歴史が古い当事者団体ですが、幼児や小中学生の時期には、孤立せざるを得ない状況があります。

そこで、言友会連絡協議会が主催して運営してきたのが「小中高校生の吃音のつどい」です。今回がもう75回だそうです。息長い活動に敬意。

今年は6月18日(日)埼玉県越谷市立大沢小学校で開催されるそうです。
テーマは「Let' enjoy music」
午前10時15分開始・
詳細は、「つどい」ホームページをご覧ください。

小中高校生の吃音のつどい  http://tsudoi.irdr.biz/

つどいとは?  http://tsudoi.irdr.biz/about

 

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2017年05月10日

「16歳の語り部」(ポプラ社)が平成29年度 児童福祉文化賞推薦作品」に選ばれて厚生労働省で授賞式

16歳の語り部.jpg

東日本大震災当時5年生だった3人の高校生、雁部那由多、津田穂乃果、相澤朱音が、「あの日」をただのつらい過去にせず、学びに変えるために「震災の語り部」となりました。
その「若き語り部」たちのことばや思いが納められた密度の濃い本が「16歳の語り部」です。

子どもの目から見た、決して報道されなかった震災の真実が語られるだけではなく、子どもから大人へと向かう道のりの中で、人について、人生について真摯に考え続ける姿がそこにはあります。

地味な本ですが、でも、見ている人は見ているんだな・・・と思ったのは、この「16歳の語り部」がこのほど児童健全育成財団によって児童福祉文化賞推薦作品に選ばれ、5月8日に厚生労働省で授賞式が行われたとのニュースを聞いたからです。

授賞式での、語り部の一人、雁部くんによるスピーチの全文がこちら(ポプラ社のサイト WEBasta) に掲載されています。

テレビで行き交うただのウケねらいのことば、政治の場でのかみ合わないことば・・・。
ことばがあまりにも軽く、中味を持たなくなってしまったように見える今、「こころ」と「ことば」がしっかりつながっている、こういった若い人の「ことば」に触れて、そうだ、もう少しことばの力を信じてみようか・・・という気持ちにさせられました。

「16歳の語り部」の気持ちが、ぜひ、たくさんの人に届きますように。
いろいろなことを「ひとごと」ではなく、「自分ごと」として考えてくれる人が一人でも、二人でも広がって行きますように。

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2017年04月23日

小冊子「ことばが伸びるじょうずな子育て」(中川信子  家族計画協会)書店注文で買えます

赤ちゃん〜幼児期のことばの発達について、私の言いたいことのすべてをコンパクトにまとめた自慢の(?)小冊子です。
保健師さんたち対象の、いわゆる「指導者用」として出版されたので、50冊以上?でないと買えなかったのですが、最近、書店で注文すれば1冊でも買えるようになったそうです。

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「ことばが伸びるじょうずな子育て」(A5版 28ページ)
    著者    中川信子
    イラスト  林やよい
    出版元   一般社団法人 日本家族計画協会(JFPA) 
    価格    250円+税

 

「発音がはっきりしないとき」(100円+税)も書店注文で購入できます。
book_n_02.jpg

 

 

posted by 中川信子 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2017年04月14日

肩の痛み再発  鍼灸整骨院へ

70歳も近くなると(あと1年半です)あっちが痛い、こっちが痛いってなるのは当たり前。
15年ほど前に五十肩になって以来、一生治ることはないのか、と思っていた肩の痛みや可動域の制限が、ご近所の整骨院に通って「治った〜」って感激したのは、前にお話ししましたね。

ところが、1か月ほど前に、また急に痛みが出て、日常生活が不自由です。
掃除機をかける、洗濯物を干す、毛布を高い戸棚にしまう、台所の調理器具を高い戸棚から出す、資源ごみの日の前にダンボールをしばる、洋服を脱ぎ着する・・・などなど、ちょっとした日常生活動作に肩を結構使ってるんですよね。
うっかり忘れると「いたたた」。痛くないように構えて、肩から首を固めて腕を動かすので、すごい肩こりに(肩こりはもともとひどいほうですけど)
で、「痛いかもしれない」と思うと、掃除も洗濯も、季節外寝具の片付けも、み〜んな一日延ばしにするので、家じゅうがいつも以上に散らかってます、とほほほほ。

というわけで、長男が長らくお世話になっているH先生のところに行って来ました。調布市国領駅のすぐそばに今年3月に開院した「三華堂鍼灸整骨院」です。
今年の3月までは、出張治療専門で、家に来て下さっていたのでラクチンだったんですが、時間の限定があるので、私はなかなか受けられませんでした。
今度は、行けそうな時間に予約していけばいいので、助かります。

痛いのは肩でも、結局 内臓含めたからだ全体のバランスや、心のクセなど、いろんな要因が重なり合っていることもあるので、「全体を整える」という観点から、いろいろ勉強したいとのコンタンもあります。昨日も脈診で「肺に弱点あり」、触診で「肝に弱点あり」がバレました。

子育て中の人や、障害のある子を育てる親ごさんたち、「支援」と言われる仕事に従事している人たちは、肩や首や腰を痛めていたり、体全体がこわばっていたりすることが多いですよね。
専門家に手を当ててもらったり、ほぐしたり、ゆるめたりしてもらえると、ラクになるだろうなーと思います。
STの知人の中にも、「STではない、もっと確かな手段で、保護者の方たちの助けになりたい!」ということで鍼灸師の資格を取った人が一人ならずいます。その気持ち、わかります・・・。

接骨院の多くは保険診療もありますが、建前上は、ぎっくり腰や交通事故のケガなどの急性期以外は対象にならず、こういった慢性的な疲れや痛みに対応してもらえないのが悩み。

昨日鍼治療を受けて以降は、痛みはだいぶラクになり、動かせる範囲も広がりました。
上記三華堂さんも、自費なので、そうそうたびたびは行かれませんが、確実な改善があるので、しばらく通いたいと思っています。

なお、鍼灸などは、東洋医学的なものに触れたことのない方には、眉つばものかもしれませんが、
三華堂のH先生たちが作っているアニメ「治療の精霊とりさるモンの治療院」はオススメです。
(前にも紹介しましたが)

posted by 中川信子 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2017年03月31日

桜の季節   どろんこになって遊べるプレーパーク

4月2日(日)に「こまえ桜まつり」が予定されています。
当初の予報では、4月2日は晴れ、暖かくて桜は満開・・のはずが、このところ寒い日が続き、なかなか満開になりません。
「なかなか満開にならない」のか「桜が長持ちする」「長い間 桜を楽しめる」のか。
ものは言いよう、考えよう。
長持ちしてくれれば、来週5日6日あたりの小中学校の入学式を満開の桜のもとで迎えられそうです。
その場合は「こまえ桜まつり」にとってはちょっぴり不運ですけど。

ものは言いようといえば、うちのかわいい孫クンは、1歳10か月を過ぎましたが、みごとに一言もしゃべらない「ことばの遅い子」です あっはっはぁ。 (*^^)v
このまま行くと、2歳でも有意味語ゼロの可能性大です。

でも、視線や表情を含めて、全身で表現してくれるので、何を言いたいのか分かりやすいボクではあります。
ときどき息子一家のうちに行くのですが、ドアを開けると、ぴょんぴょん跳んで歓迎してくれます。
「おばあちゃ〜ん」って言ってくれるようになったらなったで、また、可愛さ倍増なのかもしれませんが、お話ししない今の時期も、また、こたえられないほどかわいいです。

2歳で有意味語ゼロ、もっと遅いと3歳すぎてやっと話し始めるようなお子さんたちにも年中会っているのですが、「ことばが遅い」って、こういうことなのね、とか、周囲の人が子どもの気持ちをじょうずに読み取ることの大切さも、あらためていろいろ勉強になります。

読み取りじょうずなお父さん、お母さんに恵まれて、孫クンも幸せものです。不肖、私も、読み取りじょうずなおばあちゃん(のつもり)ですけどね (*^^)v

来週は恒例2泊3日の「ショートステイ」で母子で泊まりに来てくれるので近くの「狛江プレーパーク」で遊ぼうと、じっじ、ばっばは楽しみにしています。楽しみにしている、というか覚悟している、というか。

手はつないでくれないし、目指したものには一直線だし、もちろん「代わりばんこ」「返してあげて」なんか通じるはずもないし、ちょこちょこ動き回る1歳児さんには お手上げです。
文字通り、「手をあげて」(降参状態で)危険がないように見守るだけです。

自分の子どもたちが保育園で、のびのび育ててもらうのを見て来たので、ドロドロになろうが、ぐちゃぐちゃになろうが あらゆる探索行動をするのを「あ〜あ」と、見守っていられますが、きれいでお行儀よく育った子しか知らないじっじ、ばっばだったら、耐え難いことでしょう。

それにしても、長い間地道な運動を積み重ねて、近くの公園の中に常設プレーパークを設置してくれた市民団体と、プレイリーダーに感謝感謝です。

狛江プレーパーク 関連サイト
 こまえ子育てネット 
 狛江プレーパーク  Facebook

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2017年03月22日

3月24日(金)午前0時10分ー1時50分  東田直樹氏ドキュメンタリー総集編(NHK総合)

自閉症の作家東田直樹さんのテレビ番組総集編のお知らせです。

 

NHK総合

3月23日(木)24:10〜25:40

    (24日(金)0:10〜1:40)

『自閉症の君との日々』

 

今回の番組は、自閉症の作家東田直樹さんを取材した2014年放送の「君が僕の息子に

ついて教えてくれたこと」と2016年の「自閉症の君が教えてくれたこと」

の2つの番組をまとめ、直樹さんの成長を三年間にわたって記録した総集編とのことです。

東田直樹 オフィシャルブログに詳しい情報があります。

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2017年02月24日

狛江の「就学支援シート」「レインボーファイル(サポートファイル)」「育ちの森マップ」

狛江の一貫した支援の努力。まだまだ不十分ではありますが、行政や学校を含めて、ハートだけはずいぶん進んでいると思っています。(保護者の方からは、「まだまだです!」と嘆きやおしかりの声がたくさん聞こえてきますけど)

このほど、公共施設再編計画の見直しに伴い、駅近くの願ってもない場所に子ども支援のための複合施設が建設されることになりました。
入るのは 
■子ども家庭支援センター
■児童発達支援 施設(細部は未定)
■教育相談室・不登校のお子さんのための適応指導教室
の三つです。

この三つの機関は、今でも、何かと「顔の見える連携」を作り出す努力はしてはいますが、同じ建物に集まれば、情報共有や協力がしやすくなり、子育てに困り感を持つ親ごさんのための相談しやすい、わかりやすい場所になるのではないかと期待しています。
言うところの「ワンストップ窓口」ってヤツです。

さて、でも、建物ができなくても、今、すでにやっていることの一部をご紹介します。
他の自治体の担当から質問されたのですが、データが一か所にまとまっていなくて意外に探しにくかったので。

 1 狛江市就学支援シート(就学前ー就学)  https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/43,55550,333,2056,html

2 レインボーファイル(サポートファイル)  http://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/44,78247,338,html

3 育ちの森マップ
  https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/43,59788,331,html

それぞれの内容は、他の自治体でも取り組まれていることが多いと思いますが、ここで私が自慢したいのは、市役所HPに掲載されている説明なのに「子どもの育ちをみんなで見守り、引き継いでいきましょう」というあったかさが感じられる点です。
役所的な紋切り型ではない・・・というか。

それぞれの担当の方たちが、努力して「保護者の思い」を反映して少しずつ改善して来て下さった成果です。
もちろん、引き継ぎがうまくできてなくて、ブツブツと文句を言いに行かなくてはならないことも多々ありますが・・・。 

 

 

 

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2017年01月26日

NHKニュースで狛江の特別支援教育の取り組みがちょこっと紹介されました(個別の支援計画に関連して)

狛江の特別支援教育。

まだまだできていないこともたくさんありますが、全国的に見れば先進的な取り組み

も多く行われていると思います。

 

1月20日のNHKニュースの中で、狛江の取り組みがちょこっとだけ取り上げられた

そうです。URLをお伝えします。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170120/k10010846231000.html

 

柏原指導室長、平林教育部長が映っております。

知っている人が「テレビに出る」と、ちょっとうれしい気持ちになるのはなぜでしょ

う?

私も、近所の方や知り合いに「テレビ(Eテレ すくすく子育てのことですが)に出てましたね!」って声をかけられることがありますが、今度、市役所で室長や平林部長にお会いしたら「テレビ、見ましたよ」って言いたくなると思います(笑

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2017年01月18日

新刊 1月28日発売 「発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う」(金子書房)

272827.jpg
久々の発信は、ぜひおすすめしたい本です。

 【シリーズ】
 【発達障害支援・特別支援教育ナビ】

「発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う」
   中川信子編   
   金子書房   
   2017年1月28日発売

http://www.kanekoshobo.co.jp/book/b272827.html

 

 

シリーズ全体は、発達障害支援に携わる専門家を念頭に置いた企画です。
が、この巻はセンモンカばかりではなく、保護者、保育者、教員、あらゆる方たちに読んでいただきたいと願って、ナカガワつながりの方たちに無理やりお願いして書いていただきました。
おかげで、現場感満載の本に仕上がったと自負しています。
「保護者支援」になりがちな題名ですが、「親の気持ちと向き合う」とさせてもらいました。
ぜひぜひたくさんの方たちに読んでいただけますように。

目次
第1章 発達障害のある子を育てる保護者のためにできること……中川信子
第2章 保護者がわが子の「特性」に気付くとき――健診から療育へ……市川奈緒子
第3章 地域の小児科診療室で出会う親子の姿から……堀口貞子
第4章 保育園・子育て支援センター・発達支援センターでの保護者とのかかわり……藤田晴美
第5章 親の会による保護者同士のサポートの実際……進藤美左
第6章 「ことばの教室」の通級児の保護者と共に……阿部厚仁
第7章 精神科の診察室でできること――児童期の子を持つ親の支えとなるために……山登敬之
第8章 思春期の子どもたちの周りの大人たちへ……前田かおり
第9章 特別支援学校から――小・中学校において必要な支援とは……田上美恵子
第10章 障害のある子の将来を見据えた生活設計のために……綿 祐二
資 料 「先生に贈る ありがとうBOOK」……中川信子

 

 

 

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2016年11月10日

12月11日に変更! 21時 NHKスペシャル 「自閉症の君が教えてくれたこと」(東田直樹さんの番組の続編)

「苦しみを抱えている人たちは、どう幸せを見つけていけばいいのか?」

11月12日(土) 12月11日(日)夜9時 NHKスペシャルで 東田直樹さんの番組の続編にあたる「自閉症の君が教えてくれたこと」が放送されます。

24歳になった直樹さんが、アイルランドを訪れ、作家 デビッド・ミッチェルさんと再会し、ミッチェルさんの息子さんとも会いました。

番組紹介はこちら。↓
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586825/index.html

 

※おことわり  
当初 11月12日の予定でしたが、急きょトランプ関連番組が放送されることになり、12月11日に変更されました。 

 

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2016年10月27日

10月29日(土) 夜9時 NHK Eテレ「すくすく子育て」のテーマは「 知りたい!ことばの育て方」

NHK−Eテレで赤ちゃんから2歳くらいまでのお子さんの

「ことばが遅いかな?」「ことばを育てるにはどうしたらいいの?」

の質問にお答えする番組が放送されます。

 

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「すくすく子育て 知りたい!ことばの育て方」

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本放送 2016年10月29日(土)午後9:00〜9:29

再放送 2016年11月 4日(金)午後1:05〜1:34

 

すくすく子育てHP

  http://www.nhk.or.jp/sukusuku/

 

収録のとき、アンガールズの山根さんと、カープ愛の話で

盛り上がりました。今日(27日)は負けちゃって残念です。

 

中川信子

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2016年10月02日

魔法のイス ZAFUスクール

いやあ、すごい、すごい!!

発売されたばかりの「ZAFUスクール」を、さっそくお試しで狛江市内の小学校の通級にお借りしました。
ぐにゃぐにゃしてなかなか学習に向かえない子どもたちが、「これに座るとピンとできる!」と口々に言い、それこそ「使用前」「使用後」、違う人みたいになるのですって。
 (私は直接目撃はしていないのですが、現場を見た先生方からの興奮の報告を聞きました)

先週、小学校巡回の折に、通級の先生が、イスの現物をもってきて見せてくださいました。
通級はせいぜい週に数時間だけなので、長い時間を過ごす所属級(通常級)でこそ、この「魔法のイス」の助けを借りたいものです。
その話が巡回後の学年の先生方の協議会の席上で出て、「それはいい!」「あの子にも、この子にも必要だわ!」と話が盛り上がりました。

通常級での「特別」ではない、「あたりまえ」の支援。
時代は確実に、そっちに向かって動いていますし、動かなければなりません。
まずは「魔法のイス」の導入で その流れを後押ししたいものです。


ただ、購入するとなると予算が必要なので、そうそうたくさんは買えません。
だれか、スポンサーになってくれないかしら。
100万円くらい「ぽん!」と寄付してくれたら、30台買えるのですが。
未来を担う子どもたちのために、ゼッタイ役に立つ投資だと思うんだけどな。

 

Zafuスクール 

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2016年10月02日

山岳写真家 岩橋崇至作品展「北アルプス」  (2016年10月30日まで)

東京のJCIIフォトサロンで開かれている山岳写真展のご案内です。
雄大な気持ちになれるでしょう。

岩橋崇至作品展「北アルプス」。

10月30日まで開催。
10月8日(土)13時からは「岩橋崇至講演会 北アルプスを語る」も開かれます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜     


岩橋さんは、長男の保育園(世田谷区立代田保育園)のときの同級生「ヒロくん」のお父さんです。
在園中は、時々保育園にお迎えに来られる寡黙なお父さんとしか知りませんでしたが、卒園してから、高名な山岳写真家と知ってびっくりしました。

卒園後、息子ともども「岩橋さんち」に遊びに行き、崇至さん、奥さん、ヒロちゃん、弟クン、我が家の長男、次男ともども、たくさんの餃子を作って食べた覚えがあります。
あれ、なんのときだったのかしら??

また、ヒロくんのおじいちゃんは、文化勲章受章者でもある超有名な日本画家・岩橋英遠氏だと知ってまたまたびっくりしました。岩橋英遠画伯は北海道の方で、本当に美しい、雄大な絵を数多く残されました。

この年齢になると、忘れていたことをなつかしく次々思い出します。
長男のクラスには、今思えば、実にユニークな子たちが多かったのですが、先生方は徹底的に一人ひとりを大切に育ててくださいました。
保育園時代のいろいろな光景は、35年もたった今でも、生き生きとよみがえります。

楽しい思い出がたくさんあることって幸せだな・・・って思います。

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2016年05月08日

肩が痛いと全身状態がダウン・・・・

仕事場兼団体の活動拠点として借りていたマンションの一室の引越しをしました。
移転先は、ほんの3−40メートル先のマンションですが、そんなに近くても、荷物はダンボール詰めしなくてはなりません。
引越し屋さんはご近所の顔見知りに頼みましたし、サポート狛江のお仲間が手伝いにかけつけてくれて、引越し自体はほんとにラクチンではありましたが、荷造りしているときに痛くなりかけていた肩が、引越し終わった後からどうにもこうにも動かせないほど痛くなりました。

筋緊張の低い子が「代償的に関節を固めて」動かす・・・と言いますが、まさにそういう動きをしているなぁと思いながら、腕や手が痛くて動かせないので、肩関節周りを全体として固めてから動かしていました。
当然、腰にも影響が。左右差、ねじれが出て、結構不便でつらかったです。
全身状態も、「もー ダメだー」って感じで・・・・。

整体に通い、売薬のシップ薬もスゴイ効き目!
のおかげか、今日あたりは、手も上がるようになってきました。
洗濯物が干せる、とか、キッチンの上の戸棚が開けられるとかに、感動しました。

五十肩はとっくに両肩とも終わったはずなんですが、まだ時々ぶり返すんですかね。
四捨五入すると「七十肩」ってわけですが。

結構不便なのは、運転に支障が出ること。
通常の運転には支障ありませんが、腕のふんばりが利かないので、急な対応ができないかもしれず、クルマで出かけるのが不安でした。

というわけで、あらためて、腕クン、肩サン 肩甲骨周りの筋肉さん ありがとう・・・の境地です。

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2016年04月18日

「みんなでつなぐ学習支援  臨床&子育てパワーアップ講座」4月23日(土)24日(日) 於 関が原(岐阜県)

今週末に迫った講座ですが、再度のお知らせです。

「みんなでつなぐ学習支援〜〜臨床&子育てパワーアップ講座」
  4月23日(土) 10時ー17時
  4月24日(日) 10時ー16時
    於 関が原ふれあいセンター
http://kokucheese.com/event/index/373204/

 

最初は150人定員で募集していましたが、どんどん参加申し込みが増え、今は300人まで拡大して 現在216人の申し込み。

世の中には、いろんな「おもしろさ」がありますが、この企画のST的な立場からの興味は、ディスレクシアを、より広い視点(視機能、感覚運動、身体機能など)からとらえ、支援を組み立てるきっかけが得られそう、ということ。

参加申し込みは今からでも間にあいます。(上記コクチーズから)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

話は変わって、というか、上記講座に関連するのですが・・・・・

最近参加したあるキリスト教系の社会福祉法人の会合でのこと、聖書の一部がプリントして配られました。   その一節に目が留まりました。 

ーーー「我々は皆、知識を持っている」ということは確かです。
    ただ、知識は人を高ぶらせるが、愛は造りあげる。
    自分は何かを知っていると思う人がいたら、その人は
    知らねばならぬことをまだ知らないのです」 ーーー
               (コリントの信徒への手紙 8)
         

知識や専門性は 誰のために、何をめざして使うべきなのか?
特別支援教育の分野や、発達障害関連の場で、そういう哲学抜きに、知識やスキルや支援方法がどんどん広がり、無自覚に「専門性」を振り回す人がふえる現状に、危機感を覚えます。

知識を持っている専門家【だから】保護者を【指導】するのが当たり前、と思い込んでいて、何ら疑うことのない医療者や専門職に会うと、感覚的にゾッとします。

上記の関が原の講座は、多分、各地で開かれているいろいろな専門家向け研修会とはひと味ちがって、みんなでつなぐ、その「みんな」の中のひとりとして、全員が対等な関係で参加する会になりそうです。
私も、「知らねばならぬことをまだ知らない」自分に気づかせてもらえる気がします。

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2016年04月06日

長持ち桜  「こまえ 桜まつり」盛況のうちに終了 

今年の桜はとても長持ちしていますね。
開花が始まってから寒い日が続いたおかげ(?)でしょうか。
でも、さすがに少しずつ散り始めています。

桜並木に面したマンションでは管理人さんが、朝も昼も夜も、ほうきを持って花びら掃除をしていますが、掃除するハシからはらはらはらと花びらが舞い落ちて、際限がなくて大変。

このブログの更新はなんと、2月29日以来です(-_-;)
新着情報だけアップしました。記事を書いている時間がなくて・・・・。

とても忙しかったのも事実ですが、例年、この時期は花粉症にやられて、クスリのせいもあるのでしょうが、何もする気が出ず、あらかじめ約束した仕事以外はうちでぐんにゃ〜り、だら〜りです。
しかも、なかなか、ぐんにゃ〜りする時間がないのが悲劇・・・・。

4月3日には今年二回目の「こまえ 桜まつり」がありました。この【桜まつり]、昨年より一段と充実していたようです。
担当者のがんばりと、市民の協力のたまものですね、きっと。
今年のようすの紹介はこちら。(狛江市役所のサイト)
【こまえ 桜まつり】のいきさつは こちらに↓
    http://chofu.keizai.biz/headline/2030/   

 

“うちの”孫クンも、お父さん、お母さんと孫クンと一緒に【桜まつり】に来てくれました。
彼にとっては、生まれて初めての桜シーズンっていうわけです。
もっとも、離乳食たけなわの彼が食べられるような内容の出店もないので、まつりに行く代わりにうちでじっじ、ばっばと遊んでいたのですが。

“うちの”孫クンも10か月半ばを過ぎ、もうすぐ11か月になります。
まあ、かわいいこと、かわいいこと。
世のじっじ ばっばが孫の話になると目じりを下げて「うちの孫が一番可愛い」っていう顔になる理由がよ〜〜く分かりました。孫はかわいいんですもん、ものすごく。なぜだか不思議です。

そろそろ伝い歩きを練習し始めていますが、移動の大半はハイハイです。まさに「発達の教科書」。
両親はじめ、祖父母、おじさん、かわいがるかたわら、観察しています。
日頃掃除の行き届かない我が家も、孫クンが来てくれるときは、床に何一つ落ちていないように片付け、家じゅうを雑巾がけするので、見違えるほどきれいになります (^_-)-☆
いろいろな意味で、ありがたい、ありがたい。


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2016年02月29日

目黒区美術館 【気仙沼と東日本大震災の記憶】展  3月21日まで開催中

私が代表をつとめる「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、東日本大震災のあと、療育機関を中心に支援を行ってきました。
昨年11月28・29日には、気仙沼を会場として、「被災地支援から見えてくる療育の未来」と題する研修会を行いました。

研修会終了後、オプショナルツアーで「リアス・アーク美術館」を見学しました。この美術館の常設展示は【東日本大震災の記録と津波の災害史】と題して、おびただしい「物」が展示されています。
短い時間ではありましたが、「物」が語る甚大な被害に圧倒されました。

気仙沼市と友好都市協定を結んでいるという目黒区美術館で、【【気仙沼と東日本大震災の記憶】】展が開かれています。
東京地区では、初めて開催される大規模な「震災展」とのことです。

見に行った友人のことばです。
    ↓

「両美術館の学芸員の方々による仕事は、テレビ等では得られない生々しい5年前の記憶を甦らせてくれます。被災物は生活に役立つものとしての機能は失われても、自然・歴史・文化等がもつ意味を伝え続けています。無言であるからこその暮らしのことばに、耳を傾けていきたいと思います。

気仙沼に行きたかったけど遠隔地で行けなかった方、自然災害と人災について再考してみたい方、立ち止まってみたい方等々・・是非おすすめです。」


目黒区美術館 http://mmat.jp/

 

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2016年01月28日

札幌・新千歳空港のおいしいクッキー「スノーボール」(千歳いずみ学園)

先週、札幌・新千歳空港を利用しました。
帰宅後にと夕食用のお弁当を買ったお店の隣に、機内でちょこっと食べるのに美味しそうなまあるいポロンとしたクッキー「スノーボール」5個入りを売っていました。
お値段も220円とリーズナブル。
まあこれが美味しかったこと。

売っていたのは、空港2階出発ロビーの搭乗口Bの近くの「北海道スープスタンド」です。
ラベルを見たら、社福)千歳いずみ学園 のワークセンター「ぷちぱ・ぱん」というパン屋さんの製品でした。
お取り寄せができるといいのですが・・・・。

以前、3階のグルメワールドの回転寿司「根室・花まる」の外側に、好きなネタを選んで乗せる勝手丼のコーナーがあり、千歳空港での楽しみにしていたのに、閉店してしまっていてガッカリしましたが、代わりに、あらたな楽しみが生まれてよかった。

北海道には美味しいものが多すぎて、体重は増えるし、財布は軽くなっちゃうし、困ったもんです・・・・・。

次は、3月11日に十勝帯広空港経由で十勝・清水町に行きます。
これで年度内の北海道行きはおしまいです。

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2016年01月04日

牛乳パックいす 完成間近

 2015年5月に生まれた孫クンが、月一回、お母さんと一緒に泊まりに来てくれます。
「ショートステイ」と称しています。

昼夜を分かたぬ子育てに奮闘する若夫婦へのささやかな「子育て支援」のつもりで始めましたが、今や、完全に、母子が来てくれる日を楽しみにしているジジ、ババがいます。

そろそろ離乳食もたけなわ。お座りもだいぶ上手になって来たので、次回の来訪までに、牛乳パックでイスを作ることにしました。

牛乳パックいすは保育園では見慣れた品(?)ですが、知人には「え?牛乳パックでイスができるの?」とビックリされたので、こちらがビックリしました。

そういえば、私は、毎月保育園訪問をしていたし、自分の子どもたちも保育園で育ったので、これを知っているだけかもしれません。
ネットで探すと、作り方がいろいろ載っていますよ。

空の牛乳パックを24個集めるのが大変でしたが、あと一個で完成、というところの写真です。
まさか、むき出しってわけにはいかないので、壁紙か何か貼ろうと思っています。

IMG_20160101_220745.jpg

そうそう、これを見て「玉座じゃのう・・・」と思ったついでに、「子どもの王さま」を思い出しました。

 きれいな まるい 輪の中に 
  子どもの王さま いらっしゃる
  はじめに 立って おじぎして 
  それから くるりと回りましょ 

っていう 遊び歌です。

調布市の通園施設 あゆみ学園(現・調布市子ども発達センター)に勤めていたころ、クラスで保育士や指導員と一緒に集団遊びをしていたので、こういう、簡単で楽しい遊び歌をいっぱい覚えました。
自分の子育てには、とても、役立ちましたが、孫クンにも、役立てられそうです。
歌は楽しいです。
子どもたちも、からだじゅうで表現してくれますから、歌う甲斐があります。

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2016年01月03日

音楽の力 

年末年始はうちにいる時間が多くなります。
ヒマさえあれば、ついついテレビをつけてしまう私。

地上波もBSもワンタッチで録画できるので、次から次から録画を予約しています。
ご飯を食べたり、台所仕事をしたりする時に「ただなんとなく」テレビをつける代わりに、録りためた録画を見ることができます。
CMを早送りして時間を節約できるのもうれしいですねぇ。わーいわーいって感じです。

年末年始は、音楽関連の番組を多く録画しました。
XJAPAN再結成、小室哲哉ー浦沢直樹のミュージックポートレイト、辻井伸行さん、小沢征爾さん、などなど。再結成後のXJAPANの「Forever  love」は以前のものと違って感じられました。
音楽はいいですねぇ〜。
そして音楽を作ったり演奏したりする人の話は、とても、含蓄が深く、思わず聞き入ってしまいます。

大晦日には恒例のNHK交響楽団の第九の放送がありました。
第九は、ずっとずっと前、「ゆきわり荘」主催の企画に参加して、上野の文化会館で歌ったことがあります。一応ソプラノでしたが、上の“ラ”なんて、素人にとっては悲鳴以外の何物でもないシロモノです。プロが入ってくれるから、何とか聞けるようになるものの・・・・

大晦日の夜だと言うのに、日中にたどりつかなかった煮物を作るため、里芋やらゴボウの皮をむいたり、ダシを取ったりしながら、第九を聞き、かつ、見ました。
第四楽章(合唱)が始まると、もう、テレビにくぎ付け。
指揮者の身体の動き、手や指の繊細な動きによって 音楽が自在に生まれて行くさま。
カメラでクローズアップされる指揮者の表情も、本当に豊かで。

コーラスをやっていたころ、ことばを用いずに直接心と心でコミュニケーションができる音楽の力に大きなショックを受け、かつ、夢中になったことを久しぶりに思い出しました。

練習の時には、随時音楽を止めて修正していくことができますが、ステージ上での本番では、そんなことはできません。
指揮者の指の小さな表情、腕の振り、視線や表情によって「もっと柔らかい音で」「そうそう、アルト、いいよ!」「そこは少し押さえて」「一つずつの音を大事に!」「そのまま、流れに乗って行こう!」などなどのメッセージがはっきり受け取れる気がしたものです。

「ことば」をなりわいとするSTとしての自分の無力を感じるとともに、ことばを超えたコミュニケーションの可能性に目を向けることができました。
音楽、特に、コーラスを通して学んだ多くのことは、今も、私の中に生きていると思います。
個を生かし、かつ、調和した全体を作り上げることの大切さと大変さも知りました。

いつの日か、また、音楽に身をゆだねて、聴衆と溶け合うような一体感を味わえたらな・・・などと夢想しつつ、「まあ、なかなか難しいよなぁ、何せ忙しいから・・・」と現実的なことを考えつつ、しばらくしまいこんであったi-podを充電して、お気に入りの曲を聞こうとしています。

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2016年01月01日

2016年 明けましておめでとうございます

28年 賀状 22%.JPG

わが家はおだやかな新年を迎えることができました。

昨年は11月に被災地気仙沼で「子どもの発達支援を考えるSTの会」の全国研修会を開催することができました。
たくさんの実りを、今後につなげてゆければと思っています。

「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、若い方たちがバトンを引きついで下さる方向で、ありがたい限りです。
運営委員の多くが、お仕事やお家のことで多忙な年代の方たちなのですが、夜、9時とか10時からの「スカイプ会議」を設定してくださり、会の運営が進んでいます。
この私が「スカイプ会議」なんかに参加する日が来るとはびっくりぽん!です。

「ある人を大切に思い、その人に大切に思われ、そして、少しだけ世の中のためになることをする」「ことばを窓口として 一人の人の人生にコミットする」のが、STの仕事だと、尊敬するSTの友人は言いました。
私も心からそう思います。
よい仕事にめぐり合ったと思っています。

「支援の入り口としての健診」を作るためにSTの関与は大きな意味を持ちます。
また、学校に多く在籍するディスレクシア(読み書き困難)の子どもたちにも、STとしてできることはたくさんあるはずです。
人同士のコミュニケーションや言語がうまく行かない場合に、その改善のスキルを持ち合わせるSTとして、今後何をすべきなのか、できるのか、考え続けたいと思っています。
「子どもSTの会」の全国800名近い「仲間」たちといっしょに考え、行動できるのはなんとこころ強いことでしょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
個人的には、昨年は、5月に次男夫婦の所に来てくれた初孫クンを通して赤ちゃんの持つ力のすばらしさに圧倒された7ヶ月でした。
赤ちゃんは、「つかわされた」「来てくれた」ということばがピッタリの宝物であると実感しています。
周りにいる私たち全員に笑顔を運んでくれるパワーはすごいです。
自分の子どものときは無我夢中で、そんなことを考える余裕がありませんでしたが。
毎日、毎日誰に言われるのでもなく自分で努力して、または、自然に、いろんなことができるようになる姿にも驚かされます。

今年も、孫クンに度々会えることを励みに、STとしての仕事を、残された時間を計りながら、「みんなと一緒に」作って行きたいと思います。

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2015年12月08日

すくすく子育て 12月12日(土)「赤ちゃんと楽しむ語りかけ」 

NHK Eテレ 土曜日9時からの「すくすく子育て」は、子育て中の親ごさんたちによく見られている番組です。
http://www.nhk.or.jp/sukusuku/

いろいろなテーマを取り上げていますが、12月12日は一年ぶりに「ことば」がテーマです。
まだことばを話さない赤ちゃんと、どうコミュニケーションすればいいの?

私と、遠藤利彦先生でお答えします。

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2015年11月29日

子どもの発達支援を考えるSTの会 研修会 in 気仙沼

11月28日、29日は、気仙沼での子どもSTの会研修会です。一日目の28日は 総勢70名を越える参加者で、充実の学びでした。

なぜ気仙沼で? それは、東日本大震災後、私たち「子どもの発達支援を考えるSTの会」が、気仙沼、陸前高田、釜石の療育機関や保健センターに、定期的に会員のSTを派遣して、お子さんたちの成長への応援をしてきたご縁からです。

研修会には、全国のST(言語聴覚士)はもちろんですが、地元の関係者、支援者の方たちも多く参加してくださいました。

陸前高田ふれあい教室の前田貴子先生、気仙沼マザーズ ホームの内海先生、気仙沼市の保健センターの保健師の方たち などとの久々の再会があり、また、参加者同士で「ええっ!! あなた、どうしてここに?」と言った遭遇もあり、和気あいあい を現実にしたような会でした。

 

シンポジウムでは、前田先生、内海先生などからの発言があり、子どもSTの会の支援や、STという仕事にたいして、感謝と、おほめのことばをいただきました。

「被災地支援から見えてきた療育の未来」がテーマでしたが「支援するーされる」ではなく、何より大切なのは「共に進む」ことなのではないか、が見えてきた気がしました。

徳島から運びこまれた「ひかり場体験」も、美しく面白いものでした。
http://www.making-led.com/LEDart/hikariba.html

懇親会は、食べきれないほどの海の幸満載でおいしく楽しく帰ってきました。

 

気仙沼の町ですが、2012年夏にうかがった頃に比べれば、少しずつ日常を取り戻しているように見える一方、まだまだ先は長い、と思わせる光景もあちこちにありました。
運営委員一同が泊まっているホテル松軒のすぐ横の小さな公園には3棟の仮設住宅があり、ホテルから会場に向かう道の 横では、盛り土の工事や、道の補修の工事が、あちこちで 行われていました。

前日、運営委員5人で同乗して仙台から気仙沼入りする道すがらにも、工事の作業員の方たちの宿舎が多く建ち、工事用の大型機械のリース会社が何軒もあり、業員と思われる方たちがコンビニで弁当を買う姿もあり、など、いろいろなことがありました。

「何の力にもなってあげられないことを嘆くのではなく、目の前のことを精一杯やる、そのことが、遠く離れた場所からでも応援 の気持ちを送ることになるのではないか」とあらためて思いました。

  

なお、「子どもの発達支援を考えるSTの会」が行ってきた被災地支援について紹介した会報6号(2015年3月発行)は一般向けに販売もしています。
震災がご縁となった療育の未来と、人と人とのつながりの不思議さ、大切さを知っていただければ幸いです。価格は972円です。
子どもの発達支援を考えるSTの会 会報6号

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2015年11月19日

気持ちのよい寒さ

今季初めて「ほぼ0度」を体感。
昨夜(11月18日)から北海道・河東郡上士幌町にいます。
上士幌は、帯広空港から1時間半ほど北に上がったところ。広い広い農業の町です。以前、遠軽から帯広に行く時に通りましたが、走れども、走れども、終わりにならない町、という印象でした。
上士幌町では18日夜の部(関係者向け) 19日午前の部(保護者向け)の講演に来ました。

古くから知っているF先生からの声かけだったことと、北海道大好き人間であるため、少々ハードスケジュールでしたが、やって来ました。

ハードスケジュールというのは、11月13,14,15と、長野県の下諏訪市、長野市、飯田市で3連続講演を終わった直後になってしまったからです。
長野でも、各自治体のいろいろな取り組みに触れ、とても勉強になりました。
いろいろなもの、特に、リンゴが美味しかったですし。

長野は寒い準備をしていったのに、拍子抜けするような暖かさでしたが、北海道は、予報通り一桁の気温。東京では動くと汗ばむほどでしたが、帯広空港に降りると、5度との情報のとおり、すっきりした寒さ。コートを着て来た甲斐がありました。空気の深さもちがい、思わず深呼吸しました。

講演は夜6時半開始にもかかわらず、会場いっぱいの方たちが、町内からも、近郊からもおおぜい来て下さり、感謝でした。近郊と言っても1時間車を走らせるの当たり前の北海道感覚。8時半に終了してからお家についたのが10時過ぎた方もいらっしゃったことでしょう。

最近は、幼児期の心の根っこが育つことの大事さを感じることがとみにふえたので、そんなことも含めてお話をしました。
育てにくかったり、「ふつう」と違うということで、叱られることの増える発達マイノリティの子どもたち。だからこそ、どうしてそういう行動が生まれるのか、生理的(脳の働き方)に由来するどうしても「そうなってしまう」子どもの側の事情を理解し、叱らずに教える対応の大切さを、もっともっと多くの人たちに知ってもらいたいと思います。
そういう接し方は、発達マイノリティに属さない多くの子どもたちにも当てはまることなので。

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2015年08月27日

9月13日(日)言語聴覚の日 in 東京

 STの会チラシ

pdfファイルはこちら ⇒  言語聴覚の日チラシ 表.pdf

9月1日に日本で言語聴覚士法が制定されたことにちなんで、
例年9月に全国で講演会やイベントが行われます。

東京都言語聴覚士会(都士会)は、9月13日に講演会を行います。

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平成27年度「言語聴覚の日」のご案内

    日時 2015年9月13日(日)
        10:00ー16:00 (9:30より受付開始)

10:00ー12:30 相談コーナーにて言語聴覚士がご相談に応じます
13:30ー16:00 講演会
        当事者が体験を語る『いまを生きるX』

会場 日本歯科大学生命歯学部 富士見ホール
   千代田区富士見1-9-20 (JR・地下鉄飯田橋駅より徒歩約6分)

 

講演では「苦しい日々もあったけれど、生きていてよかった」
そう言える方々の今を、ご本人と担当言語聴覚士がお伝えします。

詳細は東京都言語聴覚士会ホームページをご参照下さい。
http://st-toshikai.org/gengotyoukakunohi2015

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2015年08月01日

更新をサボっていて、すみません 

5月に赤ちゃん(男の子)、つまり、私から見ると「初孫」が生まれたことは書きました。母子ともに健康で、産後1ヶ月ほどで、区内の自宅に戻りました。
満2ヶ月半になり、首もだいぶしっかりしてきて、笑うようになり「アグゥ」とか「エウゥ」とかいろんな音を出すようになりました。
人類の進歩をたどっているわけなのでしょうが、ほんとに興味深いです。

先週は、初めての予防接種がありました。
炎天下、重い重い赤ちゃんを抱っこしてバスで病院に行くのも大変そうなので(その日は35度超えでした !)私がクルマで同行しました。
遅れて次男(お父さん)も、来院しました。

小児科の外来には、赤ちゃんがいっぱい来ていて、予防注射をしているらしい診察室からは大きな泣き声が聞こえてきました。
「うちの」赤ちゃんは、あまり泣かなかったそうです。

お父さん、お母さんと、私(乳母をもじって ウババと自称していますが)と3人で「こういっちゃあナンだけど、うちの○○○クンが、一番可愛いね!」「全くです!」と言ったことでした。
他の赤ちゃんに付き添いで来院していた、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんも、み〜んな同じことを考えていたのでしょうね。

赤ちゃんバンザイ! です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

お知らせする余裕もありませんでしたが7月、8月は講演続きです。(でした)
終了したのは、都内では、日本家族計画協会や、田中教育研究所の研修会、
遠出したのは、富山、磐田市(静岡県)、佐世保(九州のきこえ・ことばの教室の大会)です。

このあと8月5日(水)は、「全国公立学校難聴言語障害教育研究協議会(全難言協)」の新任者研修「はじめのいっぽ」
8月7日(木)は発達協会のセミナー
8月19日(水)は東海四県の「言語・聴覚・発達障害児教育研究大会」(名古屋)が予定されています。

posted by 中川信子 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2015年06月11日

赤ちゃんが来た!

4月以来更新が中断していたので、ナカガワが病気なのか?と心配してくださった方もあるみたいで、ありがとうございます。

私はいたって元気です。
4月末から連休明けにかけて、原稿の締め切りを抱えてひぃひぃ言っていました。
連休明けからは、次男の所の赤ちゃん誕生に向けての秒読みが始まって、行ったり来たりで余裕なく過ごしていました。

5月15日に無事に男の赤ちゃんが産まれました。

今、わが家に赤ちゃんとお母さんとをお預かりしているものですから、朝から晩までアタフタと過ごしていて、なかなかパソコンの前に座ることができません。

赤ちゃんは極めて利己的?な生き物なので、いやはや大変です。
でも、可愛いのは疑いようもなく、自分が息子達を育てたときのことを懐かしく思い出しています。

posted by 中川信子 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2015年04月17日

キッズフェスタ開催 明日18日にセミナー開催

明日4月18日(土)と19日(日)の両日、東京流通センターで開催される「第14回子どもの福祉用具展(キッズフェスタ)」 にSTの仲間たちが参加することはおしらせしました。 ⇒⇒STキッズフェスタ 

 


4月18日午後1時30分から3時30分まではセミナーが開催されます。

以下の4つのテーマだそうです、。

1.就学前の子どもたちに関わっているSTから
2.学齢期の子どもたちに関わっているSTから
3.玩具ドクターのお話
4.保護者のお話

私は直接かかわっていませんが、STのチカラが発揮されるようで、楽しみです。

 

当日のプログラムについては、STキッズフェスタサイトをご覧ください。

19日も展示があります。お子さん連れで遊べます。

 

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2015年04月15日

障害のある子どものきょうだい達への配慮、(故西村辨作さんの講演記録)

「家族」とは、なんと楽しく、また、なんと困難な単位なのでしょうか。
介護にせよ、子育てにせよ、社会的支援の充実が叫ばれていますが(まだまだ実現してはいませんが)支援が充実したらすべてが解決する、とも思えないことも、たくさんあります。

その中の一つに、障害のある子が家族にいるということの困難さがあります。
たまたま、ネットの中に、故・西村辨作さんの講演記録がありました。

障害児のきょうだい達の心の健康〜きょうだい達をどう健やかに育てるか〜

西村さんは、ST養成校での一年上で、尊敬すべき先輩でした。自閉症の人たちにかかわる仕事を中心的におこなっていました。早くに亡くなられ、残念でした。
今、西村さんがいらしたら、ことばの遅れについて、コミュニケーションの取りづらい子どもたちについて、STらしく整理された見方を提出して下さったのではないかと思うからです。

さて、この記録は1995年に行われた講演記録です。
20年も前のものですが、今も、全くその通り、と思えました。

「家族まるごと支援」

医療モデル、個人モデルから、生活モデル、社会モデルへ。

世の中は、徐々にそういう方向に向かってはいますが、まだまだ個別の訓練手法や支援者のスキルアップ、対応のコツ、といった話に目が行くことの方が多いように思います。

posted by 中川信子 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2015年03月31日

4月2日(木)は 世界自閉症啓発デー

毎年4月2日から8日は発達障害啓発週間。
4月2日(木)は、世界自閉症啓発デーです。
青色をテーマカラーとして、世界中で、自閉症啓発の取り組みが行われます。
シンポジウムや展示などもあります。

例年のこととして、日本国内のさまざまな場所を青色に染める「ブルーライトアップ」が企画されています。東京では、東京タワーブルーライトアップが行われるほか、都内の多くのビルも青に染まる予定です。

どこに行けば、青い建物を見られるのか。
それは、こちら からお探し下さい。(NPO法人あっとオーティズム内)
青く浮かぶ建物の数々は、夢の中のように、美しいですね・・・・・・。

徳島にすむSTの友人が、通りすがりの人にかけられて、心に残っているということば。「自閉症を啓発するんじゃなくて、自閉症感謝デーにしないとだめやで」

啓発しなくても、みんなの中に“当たり前”に、発達障害の人、自閉症の人への理解が根づく日。その日をめざして、あっちでも、こっちでも、取り組みが続きます。

posted by 中川信子 at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2015年03月26日

3月21日に行われた 武蔵野大学 ST養成コース設立一周年記念シンポジウム

西東京市にある武蔵野大学に、ST(言語聴覚士)養成コースが昨年4月に新設されました。コースは二つあります。いずれも大卒者対象で
・専攻科 言語聴覚士養成課程
 ・大学院人間社会研究科 人間学専攻 言語聴覚コース   です。

私はそのことを昨年6月に知人のSTから教えてもらいました。パンフレットがきれいな紫色だったことと、STの勉強を根本的にやり直す必要を感じていることから、食指は動いたものの、もろもろの事情から諦めました。
懸念材料は記憶力、集中力の衰えと視力の低下・・・・。

その、気になっていた武蔵野大学のST養成コースの創立一周年記念シンポジウムのシンポジストにお招きいただいたので、喜び勇んで参加しました。

「地域に根差した教育・研究・臨床機関を目指して」

スピーカー(シンポジスト)と演題は以下のとおり でした。
「連携」や「地域」の話は、言語聴覚士の本流では、なかなか語られないテーマなんですよ。これだけ「地域」「在宅」「あたりまえの生活」が叫ばれているというのに。
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 「人間学に立脚した言語聴覚療法学を目指して」 
           小嶋知幸(武蔵野大学)
 「八王子言語聴覚士ネットワークの10年ーー地域職能団体のミッションを考える−」
          東川麻里(八王子言語聴覚士ネットワーク代表、北里大学)
 「急性期から、そして再び社会へ」 
          小泉智枝(北原国際病院)
 「地域で活動するSTとしての取り組み−武蔵野市失語症会話パートナー養成事業を通して−」 
         松田江美子(生活リハビリサポートセンターすばる)
 「北多摩あたりを“たま多摩ST会”でつなげたい」 
         宮田睦美(北多摩地区ST会世話人)
 「子どもの発達支援−地域での連携とSTの役割」 
        中川信子(子どもの発達支援を考えるSTの会代表)

  総合討論

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言語聴覚士の養成コースは、さまざまなレベルや内容の養成校が乱立状態になっています。3年間の学校では無理ないとしても、4年の時間が与えられている大学のコースでさえも「これは、国家試験に出るからおぼえなさいよ!」的な技術者養成に偏った教育にならざるを得ないのが現状です。

対人援助職として、STのミッションは何か?といった、本当に考えるべき問いについて考える暇もなく流されてしまうのです。

そういう意味で「人間学に立脚した」を掲げる養成コースの誕生は、STの一人として本当に喜ばしいことだと思い、応援したいと思っています。

学費もわりとリーズナブルなんですよ〜〜〜。

シンポジウムは去る3月21日でしたが、その様子がケーブルテレビのJ−COMで放送されたそうです。
URLを貼り付けます。(番組の12分くらいのところから1分間ほどです)
   https://www.youtube.com/watch?v=7NhPsoy0K9Y

ただ、悲しいかな、言語聴覚士(ST)のことが、字幕では「言語福祉士」となっていました。認知度の低さに、あらためて愕然とした、私たちでありました・・・・。

posted by 中川信子 at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2015年03月17日

キッズフェスタ(子どもの福祉用具展)4月18日19日 にST有志も出展

毎年開かれている「子どもの福祉用具展」、2015年は第14回を迎えます。

期日  2015年4月18日(土) 19日(日)

会場  東京流通センター(TRC)

車イス、各種スイッチ、コミュニケーションエイド、食器、遊具など、障害を持つお子さんの生活をよりよくするためのさまざまな用具が一堂に会します。

この一年に1回のフェスタに、理学療法士(PT)協会、作業療法士(OT)協会はブースを出すのに、言語聴覚士(ST)協会がブースを出さないなんてもったいない、と考える一人のSTさんが、「子どもの発達支援を考えるSTの会」のメーリングリストで出資者、協力者を募りました。会の内外から次々出資者が現れ、また(株)学苑社、東京都言語聴覚士会、などの協力もあり、決して少額ではない出展資金がクリアされ、短期間の間に、出展の見通しがたちました。

肢体不自由のお子さん達が主たる対象ですが、発達障害のお子さん達のことも視野に、いろいろなおもちゃや、遊具を展示したり、遊んだりできるよう企画し、ミニセミナーなども計画中です。

自分で言うのもナンですが、STは、本当に面白い仕事ですし、一人ずつに合わせていろんなことができるんですよ! そして、ステキな人たちが多いんですよ。

皆さま、どうぞ、参加して、STの底力に触れて下さい。
特設ホームページが開設されました。
    ↓ ↓
ST@キッズフェスタ」 随時ニュースを掲載します。

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2015年02月03日

NHKEテレ「まいにちスクスク」 ことばの特集(2月23日ー26日)

NHK教育テレビ(Eテレ)で毎日5分ずつ放送する「まいにちスクスク」。
ごらんになったこと、ありますか?

今度、「ことば」の特集が4回にわたって放送されることになりました。

本放送:2015年2月23日(月)〜26日(木)午前10:55〜11:00
再放送:2015年3月 2日(月)〜 5日(木)午後 7:55〜 8:00
    まいにちスクスク ホームページ


明星大学の星山麻木先生のステキなスタジオをお借りして撮影しました。
赤ちゃんや子どもたちが楽しく遊ぶ姿や、自然な「ことばかけ」をする親ごさんの姿が見られると思います。

ナカガワも、解説で登場します。

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2015年01月08日

瑞宝太鼓  社会福祉法人南高愛隣会

たまたま教育テレビをつけたらハートネットTVをやっていました。
「生き心地は良好  瑞宝太鼓」

1月15日(木)午後1時5分から再放送があるそうです。

瑞宝太鼓は、知的障害のある団員によって構成されるプロの和太鼓集団。
社会福祉法人南高愛隣会 傘下の就労継続支援A型作業所だそうです。

長崎県にあるというこの法人理念などを読んでいたら、すごいなぁ、と思うことばかり。
さらに読んでいたら、そうか、かの有名なコロニー雲仙の進化した形だったのだということがわかりました。

映画もできているというのに、全然知りませんでした。反省!!
お時間あったら、どうぞ、再放送をご覧になって下さい。

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2015年01月07日

うれしいこと 狛江の教育の現場 

1月7日、狛江市内の I 小学校で、教員全員対象の特別支援教育校内研修会の講師を依頼されて行ってきました。
新学期開始前日の午後に、長々と2時間も時間を取っての研修会だなんて、なんと申し訳ないと思いつつも、でも、巡回の折には、なかなかお話しできないようなこともお伝えしようと出かけてゆきました。

学校の先生方は、全国的には、今日明日使えるハウツー的な「対処の方法」を求める傾向が強い、と、常日ごろ感じているのですが、今日は、先生方の構えが全然違っていて、「さすが!狛江!」と、感心しました。

特別支援教育の最終形は「特別な子への特別な支援ではなく、すべての子どもへの当たり前の個別支援」「分かりやすい授業、認める声かけ」「安心できるクラス作り」に尽きるということや、STの目から見た吃音や選択性緘黙、構音の未発達、のことや対応のヒントなどについてお話ししたあと、最後に、事前質問で出されていた「クラスのほかの子たちから『僕たちだってガマンしているのに、あの子だけ許されるのはおかしい』という声が出たときに、どういうふうに説明すればいいのだろう」という問を、グループ討論で、みんなで考えていただきました。

グループごとの討議の内容がいずれも「どう対処するか」ではなく、「どう理解するか」「子どもの気持ちに近づいて考える」という方向であったことに、感動しました。

10年前、特別支援教育がやっと動き出したころの学校では「困った子」「わがままな子」としかとらえなかった子どものいろいろな行動が、深くとらえられるようになってきていることに、狛江の特別支援教育の広がりと深まりを感じたからです。

ある先生は「たとえば」の話として、やっとの思いで、4時間目に登校してくる子の話をして下さいました。給食はモリモリ食べるし、部活は好きなことだから元気に参加する。でも、次の日も、やっぱり、どうしても午前の授業には出てこられない。

ほかの子から「ずるい」「給食を食べに来てるみたい」という声も、当然上がります。

先生は、そういうふうに「ずるい」と言う子どもたち自身が実は「ボクのこと見て!」「私のこと注目して!」というサインを出しているのだ、と考え、そういう子どもにしっかり目を向けることをした上で、「先生は、4時間目からでも◎◎君が来てくれると、とってもうれしいんだ!」と答えるのだそうです。

そして、「君だって、4時間目から来たっていいんだよ。先生は、大歓迎してあげるよ、どう?」とも言うのだそうです。

「4時間目から来たっていいんだよ」って言われても、大多数の子は、必ず1時間目から来る。
4時間目からしか登校できない子には、その子なりの理由があるんだ、と、先生は理解しているのです。

子どもを個別に見る立場の私たちセラピスト系の職種の人たちや、心理職の人たちにとっては当たり前の見方も、学校の先生という「きちんと」「ちゃんと」「みんなで」を旗印に集団授業で子どもたちをひっぱる意識の強い方たちには、なかなか分かっていただくのが難しいものです。
実際問題、集団を前提とする現在の学校教育では、そういうやり方でないと、学習が進まないのも事実ですから。
「一人を甘やかすと、集団の規範が崩れるから、一人だけ特別に、はできない」、ともよく言われます。
ほんとは、「クラス全員を特別扱いする」態度が大事なのに。

新しい形の、「通常級の中での個別配慮」に基づく特別支援教育が、狛江では体現されつつあるんだ、と確信できた一日でした。


狛江市の指導室が26年12月に作成した「狛江市の特色ある学校教育事業21」というパンフレットを今日、市役所でもらってきました。

「狛江の教育3本の矢」として
1 ICT機器の活用による授業改善
2 Q−Uアンケートを活用した学級集団づくり
3 すべての学校、すべての学級、すべての子どものための特別支援教育
があげられています。

そのあゆみの一部に協力してきた身として、狛江の特別支援教育を誇りに思いましたし、これを作り上げて来る上で、本当に多くの方の尽力があったことを思い浮かべ、あらためて感謝の念にたえない、と思っています。

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2014年12月28日

佐渡裕さん 指揮 ケルン放送交響楽団の第九

狛江の講演会準備で大忙しの12月17日、第九を聞きに行きました。
どうしても、佐渡さんの指揮する音楽を聞いてみたかったからです。

開演前、佐渡さんが舞台でお話をされました。第九の構成、聞きどころ、など。
そして、どうしてケルン放送交響楽団なのか、ということも。

4年前の3月11日、佐渡さんは、来日中のケルン放送交響楽団と全国をツアーの最中。オーケストラメンバーはちょうど、バスで横浜のレインボーブリッジをわたっている所だったそうです。
原発事故があり、交響楽団はそのまま全員帰国することに。
その後、ケルンからチャリティコンサートをするから来てほしいとの声がかかり、佐渡さんは悩んだ末にそれを引き受けてドイツで演奏会を開いたそうです。

そんな「縁」のあるオーケストラとの演奏だから、もあるでしょうが、第九はやはり、すばらしかったです。
「合唱つき」。人の声の美しさ。

私も、ずいぶん前、豊島区にある「ゆきわりそう」が企画した第九に参加して、練習を重ね、上野の文化会館の舞台に乗ったことがあります。
当時はソプラノだったので、何しろ音が高い、高い  \(◎o◎)/!
ほとんど悲鳴。いやはや。
プロの合唱団が加わってくれるので、何とかサマになるのですが、すごかったなぁ、あの時は。
そんなことを思い出しながら聞いていました。

音楽は、聴くのもいいけれど、やっぱり演奏(歌う)側にいるのがいいなぁ、とも。
合唱はいいですねぇ(^_-)-☆

さて、佐渡さんは言っていました。「震災のときつくづく感じた。音楽家は何て無力なんだろう、演奏家ならともかく、指揮者は棒を振ることしかできない」と。

STも、大きな災害の前には、無力としか言えない職業です。
でも、無力、非力なりにできる被災地復興支援を、「子どもの発達支援を考えるSTの会」として模索してきました。
中心になって努力したメンバーと、後押ししてくれる全国の仲間と、現地に継続支援に入り続けているSTの方たちのおかげで、ささやかながら、「何か」が生まれ始めています。

「時の力によって切り離されたものが、ふたたび結び合わされ、すべての人は 兄弟となる」
ほんとにささやかな力しか持ち合わせませんが、STとして、この願いを心に掲げて、もう少し歩いてみようと思っています。

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2014年12月28日

12月21日 狛江市での東田直樹さん+山登敬之先生の講演と対話の会が終了しまた

狛江で活動している仲間の会「一般社団法人サポート狛江」の、今年最後の行事であった「ミニ講演と対話の会   風を感じて〜〜自閉症の僕がありのままに生きるために」が終わりました。

狛江市障がい者週間行事として市と共同で開催しました。
市は市で、できることをがんばってくださり、私たち団体側も、できることに全力を尽くし、気持ちのよい仕事でした。

当初予定した会場が、受付開始3日で満員になってしまったため、急遽、市役所の会場を借りて、映像音声を中継する、という、前代未聞の大事業に取り組み、「中継隊」と称した混成部隊のスゴイはたらきで、これが、実現しました。

こういう中継のシステムが、将来、障害のある人や、子育て中の人が、会議や事業に在宅で社会参加するための布石になるといいとも思います。

今日の登壇者は、東田直樹さん、お母さんの美紀さん、そして、精神科医の山登敬之先生というほんとにぜいたくなメンバーでした。
後半は山登先生と直樹さんの対談だったのですが、直樹さんのひと言ずつのことばの深さ、広さに会場は「う〜〜ん」とうなったり、どよめいたりしました。

細かいことは、お伝えするのが難しいですが、当事者と言われる人たちの本当の意志を確認し、当事者の気持ちをまんなかに置いて「支援」を考えることって、分かったふうな気持ちになっている人ほど(私みたいに、長くやっているとか、専門知識があるとか)それが、じゃまして、難しくなるのだなぁと思いました。

雨の予報がお天気になったので、直樹さんに、狛江の駅前の6階から見える遠くの景色や、駅前のバスのロータリーやらを、心行くまで見ていただけたのも、うれしいことでした。

今日の会は、サポート狛江のメンバーで、何年越しかに願い続けていた企画でした。
実現のためには、本当に多くの人の尽力と努力がありました。

なんだか、心の中が、まだ、ほかほかしています。
いろんな場面で「こなす」ではなく、「全力を尽くす」って、いいですね。
しかも信じあえる仲間たちといっしょに。

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2014年12月13日

狛江市の特別支援教育巡回相談専門家チーム

全国的にも設置されているはずですが、狛江市にも特別支援教育巡回専門家チームがあり、市内の小学校6校、中学校4校を回っています。
この制度を創設した当時の教育委員会の担当者の方たちの努力で、狛江では、文字通り「チーム」で回れる仕組みができています。
メンバーは、「スーパーバイザー」として、精神科医・作業療法士・言語聴覚士のうちの2-3名
その他に、
○その学校の校長または副校長 またはお二人とも
○その学校を担当する教育相談員(※)
    (※)教育相談室に属する専門教育相談員(臨床心理士)が、市内の小学校を一つずつ担当し、教育相談室での来所相談を受けるのと並行して、各小学校に週に1-2日常駐して学校でお子さんの話を聞いたり、保護者と面談したり、担任の先生たちの相談に乗ったりしています。
○学区の特別支援学校(知的障害、肢体不自由それぞれ)の特別支援教育コーディネーター
○その学校の養護教諭(保健室の先生)
○その学校の特別支援教育コーディネーター
○その学校の子が通う通級学級(通級教室)(※2)の担任
      (※2) 狛江市では小学校6校に対し、通級学級が3校に設置されています。
      現在は、2校をペアにして、未設置校には、設置校の通級学級の先生が出張(出前)により、その学校で、通級指導を受けられる仕組みになっています。
狛江市は、他地区に先駆けて、通級学級をがんばって増やしてきました。他校通級よりずっとハードルが低いので(自校に通級教室があると、保護者が送迎しなくてすむ)この仕組みを作ってきたおかげで、通級する児童がとても多くなっています。東京都の第三次計画で、他地区に合わせることになると、狛江市は、自動的に内容が現状より切り下げになることになるのが心配です。

 

ですので、チームが少ない時でも5-6人、多い時は10人近い人たちが授業参観をして、そのあと校内委員会で協議やアドバイスを行います。

チームみんなが「仲間」みたいな感じで「やあやあ」とあいさつし、会えることを楽しみに、各学校に伺うような感じです。

学校も、ずいぶん変わりました。
子どもたちへの声かけが、具体的で、わかりやすいものになり、「叱って教える」ではなく「ほめて育てる」方向へと明らかに変わってきました。
体育の授業で、「じゃあチーム練習だよ」の時に、大きな時間表示のできるタイマーが使われてあと何分何秒かがはっきりわかったり
音楽の授業では2時50分までがパート練習 3時までの10分間がパートの合同練習、など、
見通しの持ちやすい工夫が各教室に見られます。

子どもたちをひきつけるわかりやすい授業、居心地のよい、安心できるクラスづくりにを目指すこと。
これは、結果的には、多数派の子どもたちに役立つ配慮でもある。

目指すべきは、特別ではない、当然の個別支援教育、と思います。

そのためには、やっぱり、1クラスの人数がせめて20人台だったら、先生の負担も、子どもたちの苦労も減るのだけど、と思うのでした。

 

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2014年11月23日

飛行機大好き

今月(11月)は飛行機搭乗回数が3回です。

岩国錦帯橋空港、宮崎空港、そして、週末の札幌新千歳です。

自宅から羽田空港までは、余裕を見て2時間か2時間半前に出なければなりません。遅れそうになって、広い空港の中を全力疾走したことがあります。二度とやりたくありませんから。

飛んでいる時間より、羽田空港に行くための時間の方が長いくらいです。
それでも、飛行機が好きです。

 

昨日(11月22日)は、宮崎県看護協会保健師職能研修会がありました。

私は、「(乳幼児)健診は支援の入り口」と思っているので、健診にかかわる保健師さんたちからのお招きは基本的に断らないと決めています。
昨日も、各地での研修会と同様に、県内各地域から、多くの熱心な方たちが参加して下さり、ありがたいことでした。

昨日の宮崎では、研修終了時間と飛行場への所要時間の読み違いをして、遅い時間(19時10分)のチケットを取ってしまったため、出発まで、空港でたっぷりの時間がありました。
温暖な宮崎。特に昨日は汗ばむほどの陽気でした。
迷わず、滑走路の見える屋上デッキに出ることにしました。

着陸して、急制動をかけ、しずしずとスポットに近づいてくる到着便。

出発便は、滑走路のかなたから一心に加速し、目の前を轟音と共に駆け抜けて離陸します。
空港ビルの目の前から離陸するあたりまで、飛行機は最高の緊張感をたたえているように見えます。

飛び立った先を見送ると、後ろ姿は、あかね色に染まった雲の中にみるみる溶け込み、消えてゆきました。
ずっと見ていると、いつの間にか、点になってしまいました。

このところ、追いまくられる忙しさが続き、視線を遠くに向けることを忘れていました。あっちにも、こっちにも、と目移りし、目移りせざるを得ない状況になっていて、一つのものをじっと見続けることも忘れていました。

講演旅行が続くと、正直、疲れることもありますが、東京にいては持つことのできない、こんな心豊かなひとときを持てます。
それが魅力で、ついつい、遠方の講演を引き受ける私でもあるのです。

それにしても、宮崎空港の夕暮れの空の色は、なにものにもたとえようのない美しさでした。

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2014年11月13日

大忙し………

気がついたら、また、1ヶ月近く更新していないような。
いたって元気なんですが、何しろ忙しくて忙しくて。

望んだわけではない情報(たとえば講演依頼とか、本をHP上で紹介してほしいとか)が、勝手?に先方からやってきて、それを処理(多くはお断り、または、「いつかやろう」と延び延びに)するだけで、多くの時間を取られます。

当然、メールの量も多くて。

ずっと前、まだパソコンも携帯も使わなかった10年?15年?くらい前に、STの大先輩に「中川さん、メールをお使いなさいよ。電話連絡に振り回されなくてすむから便利よ」って言われました。

その時は「と、と、とんでもない。電話とファックスだけでも、十分すぎるほど忙しいのに、これ以上望まない情報がどんどん来るなんて、まっぴらです。電脳の奴隷にはなりたくないですから」ってお返事したのですが、今や全く、「電脳の奴隷」状態です。

そりゃ、便利ですよ。便利ですけどね。

PCのない暮らしに戻ることはできそうにありませんが、ちょっと、何とかならないものか、と思っております。

ほんとは、そろそろリタイアしてるはずなんだけどな、とも。

紹介したい本や、紹介したいセミナーも、机の横に山と積んであるんですが、目の前のことを処理するだけでいっぱいいっぱいで、「発信」にまでは手が回らない今日このごろです。

 

 

posted by 中川信子 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年10月01日

見慣れないCMって おもしろい

三重県に来ています。講演です。明日(10月2日)は熊野市に移動して、夕方からの講演です。「紀南圏域発達障がい者総合相談支援センターあしすと」の主催です。

当初50名程度、と聞いていましたが、昨日の段階では130名になったとか……。
険しい山沿いの道を、また、海沿いの道を1時間、2時間かけて聞きに来て下さる方があることが、ほんとにありがたいです。

三重、和歌山は、保健師さんたちにお招きいただいて、ずいぶんいろいろなところに行かせてもらいました
津、松阪、伊勢市、熊野市、新宮、紀伊勝浦、田辺、御坊……

大阪から行くにしても、名古屋から行くにしても、3時間、4時間かかかる場所も多く、乳幼児健診に心理職を導入するなんて、夢のまた夢。ドクターでさえ、なかなか確保できないのに、という、東京だけ見ていると想像もつかない条件の中で、「子どもたちの健やかな育ちのために」とがんばる保健師さんたちの姿を知ったことが、私の背中を押してくれます。
もちろん、紀伊半島に限ったことではありませんけどね。
日本全国津々浦々、乳幼児健診の行われていない町も村もないのですから。
どんな地域にも、がんばる保健師さんの姿があります。

そうそう、いま思い出しましたが、紀伊勝浦の時は、仕事の都合で、JRの最終列車で駅に到着。ほとんど真夜中だったのですが、保健師さんが迎えに来て、ホテルまで送って下さったこともありました。

今夜もそんなことを思い出しながら、ホテルで三重テレビの「いい旅、夢気分」(だったかな?)をなんとなくつけていたら、「平治煎餅」とか建築機器のレンタルのなんだか、とか、スーパーマーケットのなんだか、とか、知らないCMが次々流れるので、目が釘づけになりました。

中でも、釘づけになったのは「グレゴリオ聖歌と真言宗声明(しょうみょう)」の宣伝。
「あ、ぜったい聞きに行こう!!  人の声ってすばらしいわよ」って思ったんですが、残念、会場は伊賀市文化会館でした。
行かれないわ。それにその日(11月29日)は札幌にいるのでした。

たとえ、仕事でではあっても、旅に出ると、考えが自由に飛翔します。

posted by 中川信子 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年09月29日

忙しかった8月9月

一ヶ月近く更新できなかったので、「すわ! 病気か!」と心配してくださっている向きもあるようですが、大丈夫、眠いだけで、元気です。

夏があまりに暑くて ぐんにゃりしていたのと、8月から9月にかけて、毎週末講演やその他の用事で遠出していました。8月30日には岐阜県多治見市へ保健師主催の研修会へ。 
9月6−7日は小樽で、「子どもの発達支援を考えるSTの会」の総会と研修会。
9月13−14日は山形で、日本自閉症協会の大会のシンポジスト。

出かけるのには慣れていますが、資料の準備にアワワワワと追われたり、(早めにやっておく、ということが、なぜかできない私です)やっと少し落ち着いたようなわけです。
と言っても、落ち着きなく、今週半ばには、三重県に保健師研修と、発達障害関連の地域研修とにお招きいただき、出かける予定です。

「中川信子講演会」のページにアップするといいのですが、なかなか時間が取れず、ついそのままにしてあります。

そうこうしているうちに、「そらとも」で企画した11月2日(日)のお茶の水での講演会も近づいてきました。
HPからの申し込みフォームだけなのに、じりじりと申し込みがふえていて、申し込んだ方は、どこで見つけたんだろうと、不思議です  \(◎o◎)/!

10月11月とさらに講演が目白押しです………

山口(岩国) これは、8月に台風で延期になった振り替え
北里大学医療衛生学部 ST科 3年生対象の2コマ講義
鎌倉    保健師研修
山口(周南市) ふじわら医院のお招き
宮崎      保健師研修
札幌      児童発達支援事業所連絡会対象   など。

いつも、結論的には、同じような話をしている気がしますが、でも、一番大事なことは普遍、不変なのよね………と思ったりもしています。

子どもたちの幸せのために、大人は、知識を得て、努力しましょうね、と。

         

 

posted by 中川信子 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年08月21日

広島市の土砂災害

テレビで、広島市北部の安佐南区、安佐北区の大規模な土砂災害のニュースが流れています。
お招きを受けて全国に行くので、各地に知人がいます。
台風や自然災害のニュースのたびにはらはらするのですが、今回の広島の土砂災害はとりわけひとごとではなく心配です。

私が広島(厳密には大竹市)に住んでいたのはもう50年以上前です。
当時は、広島市が周辺と合併する前なのでまだ「安佐郡」でしたが、可部線で汽車通学して来ていた同級生も何人もいました。
高校の時の担任の先生の住所も、安佐郡でした。
先生ももう亡くなり、友人も、今はもう結婚したりして、同じところに住んではいないかもしれませんが、聞きなれた地名なので、ひときわひとごとではない気がするのです。

真砂土(まさど)という、花崗岩由来の土が多いという広島独特の地層が、大雨によって崩れやすくなるのだとか。

どんな対策がありうるのか、気にかかります。

posted by 中川信子 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年08月18日

「小学校で困ることを減らす親子遊び10」動画サイトできました

「小学校で困ることを減らす親子遊び10」(木村順 小学館)を紹介する動画サイトができたとの連絡をいただきました。

小学館 ウチノヨメ
「小学校で困ることを減らす親子遊び10」動画

 

8月16日に放送された東田直樹くんをめぐる番組もそうでしたが、「育てにくい」「心が通わない」「どう接したらいいのか分からない」と途方に暮れる親ごさんたちに、子どもの行動を「理解」する糸口が与えられて「そうだったのか!」と思えると、よい関係が作られてゆくのだと思います。

私も、専門家扱いされ、かかる期待は大きいのに、実際、親ごさんたちに何を伝えればいいのか分からなかった若い頃に、感覚統合の考え方に触れることができたのは、本当に幸運でした。

感覚統合がすべてではありませんが、「そうだったのか!」の入り口としては、とても分かりやすいと思います。

蛇足ですが「ウチノヨメ」って、誰の嫁?と不思議に思っていましたが、小学館の新刊案内を動画で行うサイトの名前らしいです。
 ウチノヨメ

「嫁」じゃなくて「読め」なのね、きっと。

posted by 中川信子 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年08月17日

NHK番組「君が僕の息子について教えてくれたこと」 見ました よかった

 8月16日午後11時からのNHK総合テレビの番組「君が僕の息子について教えてくれたことーー自閉症の若者と外国人作家との奇跡の出会い」見ました。

この「そらとも広場」を含めて、他にもいろんな方に「見てください!」って宣伝しました。でも、どんな方向で作られているのか、事前に見たわけではないので、ちょっと心配でしたが、まっすぐな作りの番組で、安心しました。
東田くんやその周辺にいる方たちに共通して感じられる「透き通った」「透明な」感じが、美しい映像によくあらわれていました。

 

直樹くんのことばが、世界のいろいろなところで、多くの人の助けになっていることが本当にうれしいです。
杉山登志郎先生が登場されたのにはビックリしました。
40分もかかるMRI検査を「他の子のためになるなら」と耐えた直樹くん、ステキです。
弓状束………。確かに。

「何も分からない困った子」ではなく、「分かっているのに、表現できずに困っている子」として理解してもらえると、みんな、どんなに助かるでしょう。

東田さん親子が、今まで以上にお忙しくなられるのが心配ですが、(そういう舌の根も乾かないうちに、12月に狛江でお招きすることに決まっているんですが)がんばってほしいです。
分かってもらえずにいる沢山の「この地球(ほし)に住む自閉症の仲間」たちのために。

ついでに、自閉症関連ではありませんが、映画「潜水服は蝶の夢を見る」も、よかったら見てください。DVDがあります。
人にとって、コミュニケーションとは? を考えるのに大事な映画です。
フランスのST(言語聴覚士)が出てきます。

今日一日、息をつめる思いで23時を待っていたので、何だかとてもほっとしました。

posted by 中川信子 at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年08月03日

東田直樹くんの1時間番組がNHKで放映されます<<8月16日(土)夜11時〜

東田直樹さんの生活をNHKテレビのクルーが半年近く(以上)密着取材していたものが番組になり、放映日が決まったとの連絡をもらいました。

2014年8月16日(土) 午後11時ー午前0時

  「君が僕の息子について教えてくれたこと」

 

東田くんが中学生のときに書いた「自閉症の僕が跳び跳ねる理由」(エスコアール 出版部)が英語に翻訳されて、海外20カ国でベストセラーになっています。
自閉症のお子さんが突然大声をあげたり、ピョンピョン跳ねたりするのか理由が分からず、コミュニケーションが取れないことで、親ごさんはとても苦しい立場におかれます。

この本の翻訳者のデビット・ミッチェル氏の息子さんも自閉症ですが、この本を読んで、息子の気持ちがはじめてわかった気がしたそうです。
番組は、そんなミッチェル氏と東田くんとの出会いを軸に展開します。 

    番組内容紹介はこちら(再掲)  ↓
       http://www4.nhk.or.jp/P3229/


  ★ぜひ、ごらんになって、自閉症の人たちの内面を理解して下さい。★

ホームレスが売る雑誌「ビッグイッシューJapan」誌上で毎号往復書簡を連載している精神科医の山登敬之先生からも連絡をいただきました。
山登先生は、東京えびすさまクリニックの先生です (^_-)-☆
いざという時に私が「せんせ〜〜い」とおすがりする先生の一人です。  

実は12月21日(日)障害者週間をちょっと過ぎますが、狛江で東田くんと山登先生とのコラボのお話会(講演会というほどかしこまったものではないものにしたいと思っているんですが)を企画しています。一般社団法人サポート狛江と市との共催です。

お二人の日程だけ押さえさせてもらって安心しちゃったので、そのあとの計画が滞ってますが、詳細が決まったらお知らせします。


ちなみに、東田直樹くんのブログも好評継続中です。
http://higashida999.blog77.fc2.com/
ほんとに魅力的な人です。東田くんは。人として。

posted by 中川信子 at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年06月21日

接骨院体験

 何年か前(十年?)に五十肩と思われる症状が起きました。何しろ病院がキライなもので、「五十肩?そのうちに治る」を信じて、痛いのをガマンしているうちに、確かにひどい痛みは治りました。
が、左右の肩とも、ある動きをすると「いててて!」が起きるので、ついつい動くのがおっくうになったりしていました。

 病院とかに行ったって、「ま、加齢現象の一種ですからしょうがないですね」と言われるにちがいない、と、不自由ではあっても、しのぎしのぎ生きて(大げさ!)おりました。

以前から、よく通る道ぞいに「接骨院」という看板がかかげてあり、とても気になっていましたが、骨が折れてるわけでもないから、接骨でもあるまい、とも思っていました。
ある日、意を決してそこの受け付けで、「あのー、接骨院と整骨院ってどうちがうんでしょうか?」と「聞いてみました。
院長先生は、「同じですよ」とこともなげなお返事。へぇ、
「肩と腕と痛いんですが」というと「お時間があるときに、来てみて下さい」と。

で、通い始めまして、なんと!!
痛みはほんとに軽くなりました。
洋服の袖に手を通すのも、自転車の前カゴにいれたバッグを取るのも、洗濯物を干すのも、高い棚に入っている調理器具を出すのも、「ああ、前はこんなふうにやってたわよ!」と、いちいち感激しております。
首の痛いほどのコリも、肩のバリバリ感も、併せて改善。

施術していただいている間の、先生との他愛ない会話とか(他の患者さんたちとの会話も筒抜けですし)、わっはっはっはという笑いとか、なんとも言えず楽しいひと時です。 

「一生この痛みとは付き合っていかなくちゃならないと思ってたんです」と言うと「どうして、そんな風に思っちゃったんでしょうねぇ。肩でも腰でも、ともかく、痛かったら、我々の所にどうぞ」と不思議がられました。

ちなみに、日本柔道整復師協会 ホームページを見ると「接骨院や整骨院では、柔道整復師によって、骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる急性、亜急性の原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術をしない『非観血的療法』によって、整復・固定などを行い、人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる治療を行っています。」とあります。

まだ、完全に治ったわけではないのですが、一生治らないと思っていた症状が治るかもしれない、少なくとも、改善する、と思えるのは、本当にありがたいです。

posted by 中川信子 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年04月30日

飯田先生のようす(その後)<<<飯田医院はしばらく休診です

第4報    2014年7月31日

飯田医院は通常どおりの診療を再開されました。
担当のお医者さんも驚くほど早い回復だったそうです。

とはいえ、ご高齢ではありますので、皆さま、診療時間内にいらっしゃるようにお願いします。
午前(月・水・木・土)は9時から11時までの受け付けです。

処方箋は出していただけますので、ご近所の薬局でクスリを貰うか、または、できたらかかりつけ医に医療連携をお願いして、飯田先生のご負担を減らしていただけると幸いです。

 

第3報  2014年6月1日

飯田先生は、5月31日、とても元気に退院されました。
と言っても、まだ動くと苦しかったり、完全に通常運転に戻ったわけではないので、しばらくは自宅療養されるようすです。

89歳というご高齢で、ベッド上安静を1ヶ月も強いられると、歩行も、認知機能も大幅に低下する………というのが定説ですが、飯田先生には、そういう説は当てはまらなかったみたいです。

「もう一度、こんなにやる気になれるとは思いませんでしたよ!」と意気軒昂で、診療は少し減らしてでも、Q&Aの本の執筆も考えておられるようすでした。

診療を再開されたとしても、曜日や時間は大幅に制限するつもり、とのことですのでまた、この場を借りてお知らせしますね。

なお、診療再開に向けて、カルテ探しなどの雑用をお手伝いいただける方を本気で探しています。
週に1回2時間程度でもOK。「お問い合わせフォーム」でお知らせ下さい。

 

第2報  2014年5月15日

飯田先生のこと、ここで見てくださっている方があるらしいので、続報です。
飯田先生は、まだ入院中です。大きく言えば、肺炎です。
3年前に「危うくあの世に行きかけた」(先生談)肺炎の関連かもしれません。

入院前、主治医には「心配な状態」と言われましたが、今は、ベッド上で大変お元気で、お見舞いに行くと、興味深いお話があとからあとから出てきます。
入院前はことばをひと言ずつ区切って、ほんとに苦しそうでしたが、今はフツウの飯田先生に戻っています。
ただ、まだ、起き上がったり、動いたりすると、やっぱり息苦しさは残っているそうで、長めの入院になりそうです。

奥さまが、「退院したら、もう診察はさせません!」っておっしゃってましたが、飯田先生は横で笑いながら「言うことを聞くつもりはありませんよ」だそうです。

私も、「診察しなくなったら、飯田先生は、ただのおじいさんになっちゃうんじゃないでしょうか」と飯田先生の肩を持っておきました。

診療再開されたら、カルテを探す係りや、クスリを探す係りなど、助手を見つける必要があります。
近場の方で、できますよ、という方がありましたら、「お問い合わせフォーム」からお知らせ下さい。                      

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

第一報 4月30日   

自閉症の漢方治療をして下さっている調布市入間町の「飯田医院」の飯田誠先生は、4月で89歳になられました。

そのお歳で現役医師というのは、ほんとうにびっくりです。

が、3月ころから体調を崩しておられ、本日精査・加療のため入院されました。
したがってしばらくの間、医院は休診です。

診療再開されたら、またお知らせしますね。

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2014年04月20日

同窓会 

同窓・同期の話題、3連発です。

1)==========

3月に、狛江市の早期療育“ぱる”の第一期卒業生が成人式を迎えたのを祝って、保護者の方たちが「祝う会」を企画。私たち関係者も招いていただきました。
平成9年の開所のころには幼児だった方たちが、それぞれにりっぱに成人した姿を、目のあたりにしたり、欠席の成人については、保護者が持って来てくださった写真に驚いたり、昔をなつかしく思い出したりしました。
人は成長しますね………

 

2)=============

4月、ST(言語聴覚士)の養成校「国立聴力言語障害センター付属聴能言語専門職員養成所」(二期生)の時の同級生の通信「へんし〜ん」が、復刊され、28年?ぶりに、皆さんの動向を知ることができました。
当時は大卒者対象1年間のコースだったので、9時から5時までみっちり授業でした。みんなで励ましあい、(ノートを貸してもらい)一生のうちで一番勉強した1年間でした。

私たち二期生は結束つよく、仲のよいクラスでした。
まとめ役にも恵まれていたので、卒業後毎年「へんし〜ん」という文集がつくられていました。
往復はがきに近況を書いて投函。そのハガキをまとめてコピーした文集が手元に届く、という趣向。
表紙はまとめ役だった故・遠藤尚志さんが毎年書いてくれていました。
「へんし〜ん」という命名も、遠藤尚志さんでした。「返信」と一年ごとの「変身」または「変心」をかけた名前でした。

遠藤さんは、「失語症友の会」という、今で言う当事者団体の立ち上げと育成の中心人物の一人であり、同級生みんなが、そして多くのSTが尊敬し、慕っていました。
その遠藤さんが、昨年4月1日、闘病の末帰らぬ人となり、私たちはみんな、愕然としたのでした。
1986年に発行された最後の「へんし〜ん」を受け持ったのは私だったのですが、それ以来すっかり息切れして、宙に浮いていたのを、今回Aさんが引き継いで復刊にこぎつけてくれました。
同業職種なので、卒業後も、何やかやと交流はありますが、今回、いろいろな人の消息が分かって、とてもうれしかったです。

 

3)==============
10月に、大学の時の教育心理学科の同期会をする予定が進行中です。
5年前に一度集まったのですが、再度集まろうとしています。
何でも、私たちが、本郷の専門課程(教育心理学科)に進学して45周年になるのだそうです。

これも、まとめ役の方が奮闘してくださっていて、ほぼ全員のメールアドレスを突き止めて、「全員に返信」で話が進んでいます。
今回は、海外にいる一人を除く14人全員が参加するかもしれません。スゴイ!!

教育学部は全体が小さな所帯でしたし、教育心理学科は一学年が15人。(留年生もいたので、実際には、あと数名いたのですが)みんなの顔が見えていました。「学生控え室」という部屋が学科ごとにあり、お弁当を食べたり、空き時間を過ごしたり、何しろ「居場所」があった、ということも大きかったです。

と言っても、知っているようで、全然知らないものですね、クラスメートが考えていたことは。

卒業後は、みんな、それぞれの分野に散らばって同窓会なんて余裕もありませんでしたが、なつかしさと、もう会えないかもしれない、という思いとが、それぞれに胸にあるのではないかと思います。

posted by 中川信子 at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年04月13日

[ 清岡卓行さんの詩と ことば そして 歌

  長い冬が終るまえに 春が
  夢の匂いのようにはじまっている
  落葉樹の森の まばらな透明。
  その向うでは 海が やがて落日。
        
で始まる詩と久しぶりに出会いました。
(詩集「固い芽」 青土社  1975より)

「アカシアの大連」の作者であり、詩人、小説家の清岡卓行さんの作品です。
生き続けることがとても大変と思っていた30代、40代の私は、清岡さんの作品のほぼ全部を読みました。

一高の後輩、原口統三の自殺が題材となっている「海の瞳」、「鯨もいる秋の空」、自分を客観視するユーモアに満ちたエッセイ集、詩集「固い芽」「幼い夢と」………
どの本も、どの詩集も大好きでした。
清岡さんのサイトがつくられています。⇒ 清岡卓行の世界


さて、みずみずしい愛をうたった「固い芽」の最後は「誓いの言葉は 未来を語るだろうか」と結ばれています。

私は清岡さんの「固い芽」に、うたとして出会いました。
私が参加していた地元のコーラスの指揮者の杉本龍之先生は作曲家でもあり、清岡さんの詩をいくつか作曲しておられ、「固い芽」もその一つでした。
「ことば」が「音」として立ち上がり、「うた」として自分の心を通して、他者の心にも届き、しみこんでゆく、という体験は、「ことば」も、「ひと」も信じられなくなっていた私にとって、本当に新鮮なものでした。

そこから始まって民族音楽の研究者小泉文夫さんの「呼吸する民族音楽」(青土社) とか、「フィールドワーク 人はなぜ歌をうたうか」(冬樹社)などに興味が広がり、人の声や、鳥の歌など、あれもこれも、不思議でたまらない世界を知りました。

結局、(というのはおこがましいですが)歌は祈りから始まり、ことばも(ある意味)祈りにもなりうる………と考えられるようになったことで、“未来を語り”うるとはとても思えなかった「ことば」を、再び、信じてみようか、と思えるようになったのでしたっけ。
ヒトという動物に与えられている独特な能力「ことば」を大事にしなくてはならない、とも思えるようになりました。
そして、さらに、「ことば」を越えた、大きな力の中で生かされている自分に気づいた、と言いますか………


歌うことがあまりに好きなので、歌に接近したら、現実的な仕事なんかに興味が持てなくなることがよ〜く分かっているので、音楽としての「歌」は、当面自分に封印しています。
が、そろそろ、要請される職を、少しずつ切り捨てそぎ落とし、再度、音楽と歌に接近できないものか、ともくろんでいます。

「仕事してたって、歌うくらいできるでしょ?」と友人には不思議がられますが、一度に一つのことしかできない「特性」(アスペルガーぽい)は、深く集中できるというメリットもありますが、複数のことを並行させられないというデメリットと背中合わせ。ほんとに不便です (=_=)

ま、当面、コーラス時代の練習テープを聴いたり、あまり行ったことのないカラオケに行ったりして、封印を解く準備を始めようかな、なんて。

posted by 中川信子 at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年04月13日

近所のクリーニング屋さん

もう今期は着ることもなさそうな冬服を近くのクリーニング屋さんに持って行きました。中綿のコートを2枚とカーディガンを1枚。12日のことです。

そしたら、お店の人が教えてくれました。
「カーディガンは、18日以後に出した方がお得ですよ。18日から20パーセント割引になりますからね。17日までは、割引はコート類だけです」と。

そのまま出かける用事があったので、一瞬迷いました。カーディガン1枚といえども、かさばるので、割引にならなくてもいいから、預けてしまおうかな、と。
でも、せっかく安くなる方法を教えてくれたんですから、その親切を大事にすることにしました。
お店としては、定価で引き受けた方がもうかるだろうに、狛江らしいな………って、心の中でくすっと笑い、一日、あったかな気持ちですごしました。

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2014年03月21日

卒業と成長

卒業式シーズンです。
今日は、近くの幼稚園の卒園式だったらしく、胸に造花をつけた坊やとお母さんがお話ししながら歩いていました。

2期務めた教育委員から卒業したので、入学式も、卒業式も参列しなくてすむようになりました。教育委員は来賓のトップ位置なので、校長先生に先導されて、体育館に入る時の順番が第一番なので、毎回、プレッシャーでした。
市長か市議会議長が列席される場合にはナンバー2の位置なので、助かったーと思うのでした。

そのうえ、演壇に上がるときに転ばないかしら、とか、スリッパが脱げないかしら、とか、せっかく指導室が書いてくれた祝辞を読む時にくしゃみ発作(花粉症の)におそわれたらどうしよう、とか、くしゃみ発作に備えてティッシュだけはフォーマルのウェスト部分に隠しておこうかとか、いやいや、隠したティッシュが、壇に登るときにポトンと落ちたら末代の恥だわ………とか、ばかばかしいことを心配しなくてすむようになりました。

リルケのことばに「人間にとって一番不幸なのは、これから起こるかもしれない不幸の数々を想像している時だ」とかなんとか、たしかそんなことばがあったと思いますが全くそんな感じ。

教育委員を8年間やったので、単純計算すれば、小学校中学校の入学式と卒業式それぞれ1回ずつ年4回を8年分=32回 式に参列した計算ですが、一度も転ばなかったし、くしゃみ発作にもおそわれずにすみました。

別の誰かのことば、「想像した最悪のことは、たいてい起きないものだ」です。

さて、こんなことを言いたいのではなくて、お子さんたちの成長は、本当に素晴らしい、といいたかったのです。

卒業式に出なくてすむようになってラクになった反面、特別支援学級併設校の卒業式で、幼児期、2歳、3歳でお会いしたお子さんが、りっぱなお兄さんお姉さんになって巣立ってゆくまぶしい姿を見られないのは。、とても残念です。

「2しゃい(歳)」「3しゃい(歳)」のころ、ベッタリ床にへばりついてベェベェ泣いていた姿は片鱗もなくスラリとした笑顔のステキな長身の少年になっていたり、
3しゃいころに、「マシラのごとく」多動で、お友達をひっかくわ、つきとばすわ、かみつくわ、だった問題児?が、下級生に頼られる兄貴に育っていたり、
はたまた、感覚過敏で、これじゃあ生きていくのが大変だよねぇぇぇぇと同情していたお嬢さんが、運動部で活躍して「高校ではバスケをがんばりたいと思います」などと述べるのを聞くと「あ〜れぇ〜。3歳のころは、ボールなんか、ゼッタイに取れなくて、逃げ回ってたじゃない?」とびっくりしてしまいます。

人は成長します。
子どもの成長は、なおさらすばらしいです。
だからこそ、今、先が見えなくて不安で不安でたまらない保護者には、先を歩いた保護者の体験談が、何より必要だな〜と思うのです。

両者をうまくマッチングさせる「場」と「しかけ」が必要で、これが難しいんですね。
狛江市では「家族まるごと支援」の方向を打ち出して、これから進んで行こうとしていますが、実際に、何をどう進められるのか、総論OKでも、各論は多難です。

 

posted by 中川信子 at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年03月18日

息子の病気(急性腰痛症?)のてんまつと考えたこと

 半年ほど自宅療養していた長男が、塾のセンセイに復帰しました。
一時は、一生寝たきりか、と覚悟するほどの状態だったので、このような日が来たことを奇跡かと思うほどです。感謝にたえません。
本人も、「書いていいよ」というので、心配かけた方々の目に留まって、安心していただければと思って、てんまつを書きます。

忘れもしない2013年9月14日。息子から電話がありました。
狛江市内にある勤め先(個人塾)からです。
「腰が痛くて動けなくなったから救援要請!」。
すぐに車で迎えに行きました。
階段なんて、降りられるはずもない状態でしたが、精神力(?)で降りて、家についたとたんに寝付いて、文字通り、身動きできなくなってしまいました。

と、ここまで聞けばたいていの人は「ああ、ぎっくり腰ね。私もやったことある。あれは痛いよね〜」とおっしゃると思います。
当然、私もそうだと思いました。
とりあえず、救急当番の病院に電話したところ「ぎっくり腰の場合は、来ていただいても、大した治療はできません。お家で痛みが治まるまで寝ているのが一番です!」といわれましたので、ようすを見ていました。

が、痛み方がただごとではなく、どうやら、神経や筋肉にも異常が来ているような症状の数々。
もしも、興味のある方は「脊髄炎」の闘病記などを読んでいただくと、どんな症状だったのかが分かりますが、それこそ「ひと言では言えない」状況が続きました。
ちょっと触れるだけでも全身に電流が走るような痛みでエビ反りになって体が飛び上がってしまうので、病院に運ぶなんて、とんでもない。
もともと痛みにはがまん強い息子なのに、「ぎゃーっ!」と叫ぶほどの痛み。
軽いタオルケットも重くてたえられず、フリース素材の軽いケットだけが体に乗せられました。
痛みで、夜も昼もほとんど寝られません。時々、うとうとする程度。

食べることだけは、続けられました。それこそ、親鳥がヒナにエサを与える…状態で、一口ずつ口に運びます。とろみのあるシチューなどは、食べにくくて却下。むせたりしたら大変!!!!

飲むのはストローか吸い飲みで。頭を横に向けることもできないので、熱帯魚に空気を送り込むチューブを買ってきてストロー代わりにしました。曲がりやすいので、長めに切って、口に差し込めば、飲めるのです
こんな所に、仕事上、手に入れたさまざまなノウハウが役に立ちました。

あたためたり、冷やしたり、ともかく、本人が少しでも痛みが少なく、気持ちよく過ごせるように、と、我ながら、よく工夫して介護したな、と思います (^_-)-☆

また、ネットで探して、訪問して下さるという、鍼灸整体の先生を捜し当て、寝付いた2日後から毎日のように来ていただきました。
お若いのに、腕は確かで、これまた、とてもよい勉強になりました。
お父様も、鍼灸整体の先生をしておられるとか。知識や守備範囲の広さ、深さがただものではない!感じです。

治療院を構えてはおらず、出張専門とのこと。
出張範囲は、おおむね都内とのこと。
依頼が集中して、うちに来てくださらなくなると困るのですが、特別にお教えします!
三華堂整体出張治療院
鍼灸治療と整体をなさいます。

さて、最初の何日間か、息子は「左足、ある?」と聞いたり、「体の位置がどういうふうに向いているのか把握できない…」と言ったり、「起き上がる、ってイメージが全くつかめない」などといいました。
腰も足も、筋肉が明らかに萎縮してタプタプになってしまっていたので、これは、単なるギックリ腰ではゼッタイないぞ、神経筋萎縮系の何かの可能性が高い、と覚悟しました。私は病院づとめをしたこともあるので、神経筋萎縮系の患者さんたちのことを知っていましたから。
ただ、マヒではなく、触られる感覚はしっかり保たれていましたし、動かすことができていたのが、一縷の望みでしたが。

体の位置感覚や、足の動かし方が分からない状態についてはニキ・リンコさんたちの本「自閉っ子、こういうふうにできてます」(花風社)に「コタツに入ると足がなくなる」というエピソードが有名ですが、私や息子の周辺でお会いする発達系のお子さんたちは、同様のエピソードを山と抱えています。
私はそういうことがありうるだろうな〜と想像して理解するのですが、息子は今回、体験して深く理解し、共感できるようになったそうです。
それにしても、叫ぶほどの痛みと眠れなさのさなかに、「体の位置情報がつかめないってこういう感覚なのかぁ」などと考えたり、話したりするのは、かなりヘンな親子ではあります。

鍼治療も回を重ねて、少しずつよくなる方向が見えてきたので、東洋医学系の方法に賭けようと思ったものの、昼夜続く全介助の生活で、私も体力の限界になりそうでした。
そこで、3週間たったところで、「死ぬ気で」介護タクシーをお願いし、4人がかりでタンカに乗せてストレッチャーに移し、(取り落としそうになりながら)病院にかつぎこみました。

病院の先生は「どうしてこんなになるまでほっておいたの!!?」とお怒りでした。
ほっておいたわけではなかったんです。病院に連れて行ったときは、最初の状態よりずっとよくなっていたのですが………
そして、やっとのことで入院させてもらいました。

なぜ、こんなになるまで病院に来なかった!!とセンセイには叱られましたが、でも、もし、すぐに病院に入ったとしても、確たる治療の方法があったとは思えないし、鍼治療を一回受けるたびに、明らかな変化が生まれるのを実感していたので、今でも、あれは最善の選択だったと思っています。

受診する前に、「入院後も、鍼の治療を病室で続けさせてもらえないか」と交渉したのですが、一言のもとに却下でした。残念。
西洋、東洋の医療を両方実施してくれる統合医療の病院がもっともっと増えれば、医療費の削減にもつながると思うんだけどな………
病院で、鍼、お灸、漢方、整体、ヨガ、などなどが併せて受けられたらいいと思いませんか?

さて、入院した病院は、近くのアットホームな小規模の病院で、入院中にも、思い出すと笑えて来る、いろんな楽しいエピソードの数々。

息子は、以前からそうでしたが、痛みやつらいことがたくさんあっても、面白いことや楽しいことを見つけ出すことにかけては天才といえる能力を持っています。そのことも、再確認しました。

レントゲン、MRI,血液検査、髄液検査やら、いろいろやっていただき、原因は不明。
でも、やがてリハビリも始まり、これまた、親身になってくださるPTさんたちに恵まれ、動きは改善しましたし、ST以外のセラピストの患者への向き合い方は、これまた、いろいろ勉強になりました。

1ヶ月ほど入院して、11月半ばに、杖をついて、ヨロヨロとなら歩けるようになり、退院したのですが、そこからなぜだか、また、全然歩けない寝たきり状態に逆戻りし、それでも、また、徐々に回復して立ち上がれるようになり、杖なしで足が一歩前に出るようになったり、前にかがめるようになったり、しゃがめるようになったり、それこそ、フツウの人たちにとっては、何でもない一つずつの動作が、「できるようになった!」という喜びを生んでいます。

介護ベッドを借りて、1階に設置。もう二度と2階には昇れないかと思いましたが、今はスタスタとは行きませんが、一日に何回でも上がったり降りたりできるようになりました。

思えば、彼が大学生のころ、乳幼児期から持っていたアトピーが成人期劇症型アトピーに進行しました。これ以上、病院で言われる治療を続けても、先は見えない。よし、クスリから離脱しよう!と親子で決心し、それこそ、「ワラにもすがる思い」で水、食べ物、漢方、気、整体など、あれこれにトライしました。
人間にこんなことが起きるのか!と 人に言っても、経験した人ではないと信じてくれないような激しい経過をたどりました。
やめずにすんだのは、ネット上の、体験者たちの記録でした。
あまりの症状のひどさに、途中で投げ出して病院に頼ったとしても、それこそ、「どうして こんなになるまでほっておいたんだぁぁぁぁぁ」とクスリ漬けに逆戻りするのは目に見えています。先を歩いた人たちの体験が一番の力になる、とそのとき感じました。

その間、生体が持つ自然治癒力とそれを助ける種々の摩訶不思議な「力」について知ることができましたし、結果、生命力のほうがまさりました。
人間は「生かされている」、と、心底思えるようになったのも、この時の経験のおかげです。
10年かかりましたが、ステロイドも、他のクスリも何も使わずに、まあまあ健康になってきて、少しずつ社会生活への参加が可能になりました。

その後、アトピー由来の網膜はく離の手術以外、お医者さんにはほとんどかからず、クスリは花粉症の時期に飲むだけで、しのいで来ました。
風邪で熱が出ても、安静にして経過を待つと自然に治るものですし。
なので、今回は、久々の大事件でした。いやー、大変でした。

まだまだ痛みはあり、フツウの生活とは行きませんが、確実に快方に向かいつつあるようなので、こんなふうに書けるようになりましたが、病気は、ある日突然やってくる、と痛感しました。

私自身、病院のリハビリのセクションに身を置いたこともあり、突然降りかかってきた病気や障害と付き合って行かねばならない方やそのご家族のやりきれない気持ちを身近に感じていました。
つらい時期を抜けていけるように、寄り添い、できることをする………ように、自分に課してきたつもりです。

今回の息子の「急性腰痛症」を通して、ほんとにいろんなことを考えさせられました。(すごい症状だったのに、ついたのはありふれた名前なので残念です。もっとも、腰痛の8割以上は原因が定かになっていないのだそうですね。)
重いものを持ったり、ムリな姿勢をして「ぎくっ!」となる………って思っていますが、腰は「体の要(かなめ)」と書くとおり、疲労や栄養の偏り、ストレス、その他、生活全般のムリが腰に来る………ものなのだそうです。

皆さまも、気をつけて下さい。


弱い側の立場になると、人の親切や善意が身にしみます。
病院の先生の辛らつだけど底にあたたかさが感じられることばとか、給食を運んできてくださる方が言ってくれた「いいお箸ですね!」とか、点滴用の針がなかなか入らないときに「全力でやるからね」という同じ高さに立ったことばかけとか、「よくしてあげたい」「治してあげたい!」と思ってくれていることがはっきり分かるリハスタッフや、鍼灸の先生のことばなどなど。本当にありがたかったです。

勤め先である塾は、ちょうど彼の父親世代にあたる塾長と長男とで、一対一または二対一のていねいな個別指導を行う塾です。
もともと体力がなく、9時−5時フルタイムの勤めにはとても耐えられそうにない長男にとってはもってこいの仕事でした。
通常の塾であれば、突然休み始めて5ヶ月も休んでしまえばクビになってもおかしくないところですが、塾長は「みんなが、中川先生が戻ってくるのをクビを長くして待ってますよ」とニコニコ笑いながら、休みの間、生徒さんを代わりに引き受けてフル回転して下さっていました。
病院のリハスタッフは、皆さん、仕事のことを気にして「こんなに長く仕事を休んで大丈夫?」と聞いて下さいましたが、そんなわけで「大丈夫」だったのです。

まだまだ、目も手も離せませんが、やっと、通常運転に戻りつつあります。
鍼灸整体の先生には「毎日お灸をするといいですよ」とアドバイスされ、一日二回、あれこれのツボにせっせとお灸をしています。
一ヶ所ずつの時間はせいぜい5分くらいなのですが、腰、背中、足、手、と場所の数が多いので、結構時間をとられます。
待っている時間に、ついでに、自分にもお灸をしています。ひじのところにお灸をすると、肩こりが、あ〜れぇ〜 ラクになるのは実に不思議。
これは確かに効き目があるわ!と実感するので、息子にも、休まずせっせと続けています。
一方、ごたぶんにもれず、高齢者介護問題も進行しつつ………です。

仕事は、いざというときには家族を優先させられるよう、今まで以上に選り好み(?) してボツボツやって行きますので、よろしくお願いします。

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2014年03月11日

3月11日(火)午後10時〜  NHK総合にてドラマ「生きたい たすけたい」が放送されます

 3月11日(水)午後10時ー11時13分、NHK総合テレビでドラマ「生きたい たすけたい」が放送されます。
NHK広報
http://www2.nhk.or.jp/pr-movie/detail/index.cgi?id=08_0029

【ドラマの内容】
宮城県気仙沼市で、着のみ着のままで公民館に避難した人々がいた。その数、446人。
避難した人々を容赦なく襲う、10メートルを超える津波。
小さな命を守るために、大人たちは子供らに優しく語りかけ、身をていして、寒さや火災、そして恐怖と必死に闘い続けた。
そんな時、ある奇跡の絆が窮地を救う。
母が公民館に閉じ込められているのをメールで知った息子が、ロンドンからそのことをツイッターに投稿。誰に届くかもわからないまま、救助を呼びかけた。
その小さな声は、人々の善意によって世界中を駆け巡り、ついには、東京都庁にまで届く。
そして、恐ろしく静かな朝を迎えようとしていた時、1機のヘリが公民館の上空に現れる…。

震災から3年。実際に起こった出来事やエピソードを独自に取材し、再構成した上でドラマ化。
絶望の中から立ちあがる、人々の勇気と、その人々を支えたいという「絆」の物語が、いま描かれる・・・・・

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

イギリスにからツイッター投稿をした息子さんのお母さんは、障害児のための療育通園施設の園長先生です。
私たち「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、被災地のいくつかの療育機関などに、ST(言語聴覚士)を派遣する・・・という応援を継続的に続けさせてもらっているのですが、この園長先生のおられる通園も、その一つです。

2年前、気仙沼に行った時には、まだ間借りしての通園対応でしたが、今は近くに、ユニセフの援助で、新しい、ステキな建物ができたそうです。
園長先生を初めとする、関係者のご努力が実を結んだのですね。

世の中にはいろいろな不思議なご縁があるものです。
知り合えた縁に感謝して、ぜひドラマを見たいと思っています。

こちらのブログでも紹介されています。 
     ↓
http://blog.livedoor.jp/motive3034/archives/51911711.html

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2014年03月06日

「生まれたときからことばを育てる暮らし方」(保健同人社)  うれしい書評

ちょうど一年前に出版された「生まれたときからことばを育てる暮らし方」(保健同人社)、ひどすぎるスケジュールの中で、カットを担当してくださった林やよいさんと、「えーー、うそーーー」と悲鳴を上げながら、でも 励まし合いながら生み出された本なので、とても愛着があります。
多くの方に読んでいただきたいです。

この本の書評が一般社団法人家族計画協会の広報誌「家族と健康」に掲載されました。
評者は釧路の堀口クリニックの堀口貞子さんです。ありがとうございました。

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pdfファイルはこちら

    ↓

生まれたときからことばを育てる暮らし方.pdf

 

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2014年02月15日

大雪続き

2週間続けて、東京は大雪です。 \(◎o◎)/!

先週(2月8日)の大雪のときは、講演で宮崎に行っていました。

「保健師さんからの依頼以外は基本的にお断り」をかかげている私ですが、この時も宮崎市の保健師さんからのご依頼。

午前は保護者を中心とする一般の市民の方たち、午後は保健師を含む、関係職種の方たちが対象でした。

会場(130名)に200名を越える希望者があったとかで、会場(130名定員)に入りきれない人が、別室でビデオで見ている・・・という、しつらえだったそうです。

私の願いは、日本中のすべての人が、「あれ? 私も発達凸凹な部分を持ってるなぁ!」と思い当たり、そのうえで「みんなちがうなぁ」「それでいいんだ」と思っていただくことなのですが、この日も基本的にそういうスタンスのお話をしました。

帰りがけに、知り合いの保健師さんに「私も思い当たるところがあった!」「気がラクになった」と声をかけて帰る方が何人もいたということで、行った甲斐があったと思いました。

本当は8日(土)夜に帰るはずだったんですが、「ついでにぜひ」と言われて、小林市(宮崎からクルマで1時間ほど)にも足を延ばして9日(日)に講演することとし、帰宅日を一日延ばしました。

当初の予定どおり、8日に帰る日程だったら、東京行きは欠航で、「空港に一泊」組になっちゃっていたかもしれません。声をかけてくれた小林市さまさまでした。

小林市というのは、宮崎県の中でも鹿児島県寄りの場所にありますが、チョウザメの養殖で有名なのだそうです。ちょうど、2ヶ月くらい前に、NHKの「あさイチ」で放送していました。私はたまたまそれを見ていました。

講演終了後、保健師さんたちが一緒にお昼ご飯を、と予約して下さっていたのがチョウザメづくしの定食でした。
チョウザメの刺身、チョウザメの握り、皮のから揚げ、などなど。淡白な白身の魚で、とてもおいしかったです。

講演に呼んでいただくときにいつも感じることですが、今回も、宮崎市、小林市共にいろいろな条件の中で子どもたちの発達を支援し、家族を支えるために奮闘している人たちがここにもいた! という思いがして、それこそ「元気をもらい」ました。
土曜日や日曜日開催なのに、全員出勤してくれた保健師さんや行政の方たちや関係職員の皆さん。ありがとうございました。

余談ですが、私は保健師さんたちは血液型B型の人が多い、という説を唱えています。
血液型には何の科学的根拠もない、とされているようですが、私は何となく「なるほどね!」と思える共通点があるように思っているからです。

今回も、リサーチ(?)させていただき、少なくとも日本人の中の血液型分布とはかなりかけ離れてB型の人の割合が多いことを確かめて、内心でうっしっし、と喜びました。
私は一緒に仕事を組むことになって意気投合する人が、なぜかB型の人が多いんです。

「じゃあ 中川さんは何型?」て言われます。
私はA型。
「へぇ〜 どおりで。きちんとしてて、さぞお家は整理整頓されてるんでしょうね」といわれる前に、「で、で、でも、両親はAB型とO型なので、私は純粋Aじゃありません。整理とか、全然上手じゃないしぃ〜」と弁解します。

でも、昨夜、雪かきしながら、一ヶ所かくと、他の場所も全部、きちんと路面が出るほどちゃんとやり遂げたくなりました。
腰痛にならないために途中でやめましたが。

こういうやふうに、やり始めると完全主義になっちゃうのって、血液型系のこと? それとも、発達系の「こだわり」特性のなせるワザ?と自問したりしました。

 

posted by 中川信子 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年01月18日

本日(26年1月18日)夜9時 NHK教育テレビ「すくすく子育て」に保健師さんが初登場!

本日(1月18日)夜9時からの「すくすく子育て」に保健師さんが出演されます。

保健師さんという職種が「すくすく」に姿を現すのは多分、初めてだと思います。

テーマは「赤ちゃんの不思議な行動」
ドクターとのかけあい、と聞いています。


出演するのは、愛知県豊川市の保健師の伊藤昌子さんです。
とってもエネルギッシュな、「保健師中の保健師」という、広い視野と柔軟な発想を持っている方です。
古くからの友人なので、時間のある方は、保健師の姿を、ぜひ、見てください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ちなみに、実は、私は明日19日、豊川市で講演です。
2回シリーズの講演会テーマは「パパとママの願いがかなう講演会」
招いてくれたのが、上記保健師の伊藤昌子さん。

1回目はスクールカウンセラー・医師の明橋大二さんによる
           「子育てハッピーアドバイス」
2回目が私の   「こころが育つ暮らし方」
対象は乳幼児を持つ親や地域の人たちです。

そして、なんと、これは「地域自殺対策緊急強化事業」の予算を使った「睡眠とこころの講演会」の一環なのです。
乳幼児期の安定した心の育ちが、ずーっと遠い将来の心の健康、ひいては自殺予防につながる、という、地域に密着して人を見ている保健師ならではの発想。

すぐれた保健師さんの話になると、ついつい宣伝ぽくなってしまうナカガワでした。

 

posted by 中川信子 at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2014年01月11日

障がいのある方対象の「分かりやすい(選挙)演説会」  1月20日 in 狛江

狛江市は昨年の参議院議員選挙の際にも、知的障がいのある方のための「体験投票」を全国に先駆けて行いました。担当部署ががんばっているのです。

来る2月9日に予定されている都知事選挙に向けても、次のような企画があります。
狛江市民以外でも、近隣の方たちはどうぞ、ご参集下さい。

会場は小田急線狛江駅前です。

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【わかりやすい演説会…狛江】について

〜東京都知事選挙における知的障害者等への意思決定支援〜

                     平成26年1月10日

             狛江市地域自立支援協議会会長 柴田洋弥

 

狛江市地域自立支援協議会は障害者等への支援の体制の整備を図ることを目的として、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援する法律」第89条の3に基づいて狛江市により設置され、障害当事者を含む関係機関・団体により構成されています。

 昨年5月27日に国会で公職選挙法改正が可決され、成年被後見人にも選挙権が付与されました。

これを踏まえて、狛江市では参議院議員選挙に向けて7月10日に体験投票が実施され、参加した被後見人や知的障害者等は投票の方法を、選挙事務従事者(狛江市職員)は支援の方法を、一緒に学び、マスコミ等でも注目されました。

しかし知的障害者等にとっては、通常の選挙演説等の理解が難しいため、各候補者から直接にわかりやすい言葉で話を聞き、自らの意思で候補者を選べるような機会が必要です。

都内国立市にある知的障害者施設「滝乃川学園」内では、1981年以来、候補者が知的障害者に直接アピールする「選挙のお話を聞く会」が開かれ、候補者選択の支援が行われて来ました。国や都の選挙では代理の市議会議員等が説明することもありますが、市長選や市議選では候補者のほぼ全員が登壇しているそうです。

しかし現在の公職選挙法では、選挙告示後になると個人演説会や政党演説会しか認められていないため、各候補者が同じ時に同じ場所で演説会を開催するという形式をとるとしても、候補者ではない団体が公的な会場を予約することはできません。

そこで当協議会では、今回の都知事選挙の告示日直前に、狛江市内の知的障害者等を対象とする立候補予定者の公開討論会として「わかりやすい演説会…狛江」を下記のように開催することとなりました。

昨年12月に国会で承認された障害者権利条約の理念である「保護の対象から権利の主体へ」が実現されるよう、各地で様々な取り組みが行われ、また知的障害者等がもっと選挙に参加しやすいように制度が整うことを願って、この企画の実現に努めます。

 

        記

     【わかりやすい演説会…狛江】
〜東京都知事選挙における知的障害者等への意思決定支援〜

 ・主催 狛江市地域自立支援協議会

・日時 平成26年1月20日(月)
       午後1時30分から午後3時30分まで

・場所 東京都狛江市元和泉1-2-1 
        狛江市エコルマホール 4階ホール

・対象 狛江市内および近隣地域の20歳程度以上の障がいのある方および関係者

・内容 東京都知事選挙各立候補予定者が自己紹介や施策についてわかりやすく演説する

・問合せ先 狛江市地域自立支援協議会事務局
        狛江市福祉保健部福祉サービス支援室内 
        担当小川 
        電話03-3430-1111内線2215
        Fax 03-3480-1133   E
        E-mail   fukushienk@citykomae.lg.jp

posted by 中川信子 at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年11月08日

ありがたい ありがたい 

しばらく、更新できずにいました。
そのわけはおいおいお話しできると思います。

ところで、北海道の倶知安駅からセキュリティパックが届きました。
何が入っているかというと・・・・・


11月2日、倶知安が属する後志(しりべし)地域の、特別支援教育にかかわる研修会にお招きを受けていました。
くっちゃん!! 何て日本離れしたひびきの地名なのでしょう! 
かねがね、行ってみたいと思ってました。
研修会の中味も、お会いする人たちも、本当に魅力的で、味わい深い勉強をさせてもらいました。

ところが、前夜(1日)、倶知安駅周辺で財布を「見失い」ました!
もしかしたら、小樽ー倶知安間のJR車内だったかもしれません。
免許証も、健康保険証も、クレジットカードも、キャッシュカードも入ってます!
ぎゃ〜〜〜〜。
しかも旅先。どーーーしよーーー、でしたが、幸い、いつも、財布とは別に、千円札を1-2枚いれた小銭入れを持ち歩き、また、常用しないキャッシュカードは別のカード入れに入れてありました。
なので、とりあえずの電車賃は払い、駅の近くのセブンイレブンでお金を下し、事なきを得ました。

駅と交番の両方に遺失物の届けを出しました。
交番での紛失届けの書類作成のためには、財布の中に何が入っていたか、ことこまかに聞かれます。
1万円札が何枚か、くらいははっきりおぼえていますが、小銭の種別と枚数までは、とても覚えてないですよね〜。でも、相手はおまわりさん。
細かく問いかけられます。
「最後に財布を使ったのはどこですか!」って厳密に聞かれると、倶知安駅だったような気もするし、乗り換え駅の小樽かもしれない気もするし、いやいや、JR新千歳駅だったかもしれないし・・・記憶って意外とあやふやなものです。

届け出たのが、連休の前夜(金)だったため、「見つかったとしても、連絡は5日(火)になります」と言われてが〜〜〜〜ん。
やむなく、帰宅してから、クレジットカードは紛失届けを出し、運転免許証は半日かかって再交付手続きをしました。
だって、どうしても6日(水)にはクルマを使う用事があったからです。
5日に連絡をもらったとしても、北海道からの荷物が届くのは、どんなに早くても7日になってしまうからです。

盗まれた気は毛頭してなかったのですが、かといって、100%出て来る確信もなく、
やむをえません。クレジットカードをとめて再発行中なので、ネットでの買い物もままなりません。

倶知安駅から「財布、お預かりしています」の連絡があった時には、思わず「あ〜りがと〜ございま〜す」と声が上ずりました。
お金も丸ごと、カード類も何一つ取られていませんでした。

すれ違う人全員に「この国はいい国ですね〜〜。なくした財布が手元に戻るんですから!!」といいたい気持ちでした。

実は、私は財布を「見失った」のは、今回が初めてではありません!
でも、今までも毎回必ず、届けてくれる人があって、手元に戻ってきていました。
今回も、また、「ありがたい、ありがたい」経験でした。

でも、今後は、席を立つときに、必ず一度振り返ることを習慣にしようと心に決めました。

posted by 中川信子 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年09月06日

友あり 

 広島に行くついでに、新神戸に用事ができました(作りました)
久しぶりに、林やよいさんにお会いしておしゃべりしたいとの願いもかないました。
私の本の多くに挿絵、カットを描いて下さっている林さんとのおつきあいの始まりは、ぶどう社の「1,2,3歳ことばの遅い子」(1999)でした。
もう14年前なのね、と二人でびっくりし、感激しました。

ある程度の原稿ができた時点で、ぶどう社の編集の方が、 「この方のカットを考えているのですが・・・」と見せていただいたカットにひと目ぼれ。一も二もなく「お願いします!」と言ったのが始まりでしたっけ。

脳の電線と電球の絵といい、いろいろな速度で伸びる球根くんたちといい、「それ!そのとおり!」という挿絵が次々と生み出されるのは、不思議としか言いようのない経験でしたし、今もそうです。


最新刊の「生まれたときからことばを育てる暮らし方」(保健同人社)の時は常識ではありえないスケジュールだったのですが、二人だからがんばれました。

そうそう、「1,2,3歳ことばの遅い子」と言えば、今話題の水曜ドラマの「Woman」(満島ひかりさん主演)に映っていたそうですね。子ども家庭支援センター?のスタッフの方にの息子の「りくくん」のことばが遅いのではないか、相談してみては? と勧められる場面で、「バッチリ映ってましたよ、本の名前も、著者名も。」って保健師さんや、保護者の方や、友人やら、いろんな方に言われます。

心配をあおるような場面で小道具に使われるような本じゃない!!」 って、プンプン怒ってくれる人も数人いました。

私はそのn場面を見てないので、よく分かりませんが、ほんの短い場面だったらしいのに、こんなにいろんな人が見てるんだ、そして、私の本に注目してくれてるんだと、ちょっとうれしいような、恥ずかしいような気分。

ことばが遅くても、なるべく心配せずに、必要なことを淡々とやりながら、過ごしましょうね、というメッセージをこめたつもりの本ですが(もちろん、障害かもしれないときには早めに相談しましょう、そして、こういうふうに接しましょう、とは書いてありますが) 見方によっては、心配になる本でもあるのね、と、新しい発見でした。

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2013年08月16日

9月8日(日) 広島市で講演「子どものこころとことばの発達のために」

9月1日は「言語聴覚の日」です。
この日に言語聴覚士法が施行されたことにちなんで日本言語聴覚士協会が決めました。
9月1日の前後の1週間を「言語聴覚週間」として集中的な広報活動を行うことにして、毎年、全国でいろいろな企画が立てられています。

言語聴覚士の知名度はイマイチ、いや、イマニか イマサンくらいで、まだまだ知られていませんし、摂食・嚥下障害を扱えることも知られていないし、ましてや、子どものコミュニケーションや発達についてだってかかわれるんですよ、というと「えっ! 子どもも見るんですかっ!!」と驚かれることもたびたびです。

さて、そんなこんなで今年も、9月の第一週に、各都道府県の言語聴覚士会による催しが企画されています。
皆さまお住まいの「◎◎県(都道府)言語聴覚士会」で検索してみてください。

私は、広島県士会にお招きいただいていて、「市民公開講座」 を受け持ちます。
広島・山口のお近くの方で、お子さんのことばのことを心配している保護者、また、保育士、療育関係者などがおられたらどうぞ、聞きにいらしてください。
ちょっと安心できるようなお話をするつもりです。

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日時  平成25年9月8日(日)  13時30分ー15時

場所  広島市 アステールプラザ

演題  子どものこころとことばの発達に向けて

講師  中川信子

参加費 無料

申し込み等  以下参照
   http://www.hiroshimast.justhpbs.jp/10syuunenntsirashikaihen.pdf

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 

なお、広島県言語聴覚士会の言語聴覚の日の催しの全体テーマは「おいしい心は元気の源」。

上記の市民公開講座のほか、県内の言語聴覚士による嚥下食やトロミ食の紹介や、嚥下に関するミニ講演会、無料相談会があります。

食べる、飲み込むがうまく行かない、最近よくむせる、など心配なことのある方やご家族はどうぞ、ご来場ください。「トロミ剤」も、まだまだ知名度が低いですからね。

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2013年08月15日

釧路 行ってきました

釧路の本題である「マザーグースの会 20周年記念の会」、ひと言ではいえないほど、実り多かったです。

旭川や東川から5時間かけてクルマできてくださった人、札幌から来てくれた知人、帯広は隣町(?)ですけど、お久しぶり!の顔も見えました。
オホーツク側から来てくれた人にも会いました。
私が、昨年10月に釧路から、オホーツク側の遠軽までドライブした時は(運転のほとんどは息子がやってくれたのですが)、間で一泊して大旅行のつもりだったけど、北海道の人にとっては、5時間程度はひとっ走り感覚らしくて。

札幌から来てくれた知人もありました。
札幌ー釧路はJRの特急で4時間の距離。
釧路ー札幌間のJRといえば、エゾシカが衝突して止まったり遅れたりは日常のことだそう。
今回仕入れた新しい話題は「エゾシカはまだいいよ。ヒグマがぶつかって止まると大変。ぶつかった熊の遺体?死体?を片付けないと発車できないわけだけど、子熊だと、近くに親がいるかもしれないっしょ? 猟友会の人に来てもらって警戒したり、駆除したりしないと運行再開できなくて。最近、猟友会の人も高齢化が進んで・・」などなど、北海道では常識のことも、東京者には目をぱちくりの連続。

講演後の懇親会にはマザーグースの会関係者だけではなく、保健師さんや、学校関係者も何人も来てくださり、同志!としてうれしかったです。
また、自分が思うよりずっと、「著書」がひとりでちゃんと旅してくれていることにも驚きました。いろんな人に「座右の書です」「仕事についた最初のころに先輩に読むように勧められて以来、ボロボロになるまで読んでます」などといわれるのですからね。

翌11日は、堀口貞子さんと千栄さんと3人で、厚岸方面にドライブ。お花畑に寄って、「厚岸 味覚ターミナル コンキリエ」で生牡蠣、焼き牡蠣、ホタテ、うになどを炉端で焼いてたらふく食べてご満悦。まさか、8月に生牡蠣を食べられるとは思いませんでした。

空港に帰る前に、「マザーグースの会」発祥の地である子どもの本屋さん「プー横丁」 に寄って“女あるじ”にお会いしました。朝寄った時はお留守だったんですが、「ひとっぱしり、釧路湿原を歩いて来た」のだそうです。うらやましい生活。

私は瀬戸物屋さんと、よい本屋さんにはなるべく寄らないようにしています。
だって「私を連れて帰って!」っていう声がして、家の財産が増えてしまうから・・・。
そのへんのつまらんチェーン店の本屋さんなら、ほしい本がめったにないので大丈夫なのですけどね。
で、おそれていた通り「プー横丁」では「私を連れてって!」という本がワンサといたのでした。しょうがないので、連れて帰りました。
厳密に言うと、持って帰るには重いほど買い込んだのでーーサイフは軽くなったーー宅急便で送ってもらいました。

いくつかの本の紹介を近々「本の紹介」に載せますね。

あ、そうそう、講演前に、ホテルのすぐ近くの「遊学館」前の広場に野菜などの店を出していた日置真世さんにも、一目会って来ました。
「友だちの友だちは友だちだ」っていうけど、北海道に行くととくにこういう「人のつながり」の不思議さを強く感じます。

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2013年08月08日

マザーグースの会(釧路)20周年記念講演会  8月10日

25年8月10日(土)、釧路の「マザーグースの会」の20周年記念講演会が開かれます。


「マザーグースの会」とは何か?
 ホームページの「そもそも」に誕生のいきさつが書いてあります。
センモンカにはできないことが、親同士のつながりの中で、できる、っていうこと。

「マザーグースの会」代表の小児科医の堀口貞子さんとは40歳を過ぎてから親友になりました。何百キロも離れた所に住んでいるのに、基本的に同じこと考えてるんだよね、ということがとても不思議で。

今回の「20周年記念」に呼んでいただけるのは、とても光栄なことで、その上、猛暑の東京を脱出して3日間だけでも、涼しい所に行けるのはラッキー!!

150人近いという来場者の方たちに「来てよかった」と思っていただけるようなことをお話ししたいと思っています。
でも、もう、講演が2日後に迫っているというのに、何を話そうか・・とまだ考えているようなテイタラクです。

恩師である三木安正先生に学んだことを中心にお話ししようとは決めているのですが。
「(障害を)治すことはできないが、(その人を)活かすことはできる」という三木先生の有名なことばがあります。
最近は、障害というと発達障害で世の中は持ちきりです。でも、知的障害や重い障害を持つ人たちのことが、置きざりにされているようで、なんともいえない違和感を感じます。

すべての人に出番がある社会とは、「生活」ベースで考えられてこそ、と思うのです。

全日本特別支援教育研究連盟(全特連)の「三木安正先生生誕100年記念の会」が2011年に編纂・発行した「知的障害教育の歩み  三木教育論と戦後小史」を読み返しています。
今に生きる三木先生の実践の足取りの確かさ、ぶれない姿勢が描きだされています。私を含めて、こんなにたくさんの人に、敬愛され、尊敬され続ける方に、近くでいろいろ教えていただいたことは、何と幸運だったんだろうと思います。

三木先生 1.JPG

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2013年08月07日

石巻に行ってきました

8月2日、石巻に行ってきました。
主催は石巻市(健康推進課)、私たち「一般社団法人 子どもの発達支援を考えるSTの会」が資料準備や講師派遣などに協力した企画です。

前夜 8月1日の夜に仙台着。仙台ー石巻を結ぶ仙石線は、もう復旧したのかと思っていましたが、一部区間がまだ開通しておらず、その区間は代替バス輸送とのこと。代わりに、本数多く出ている仙台ー石巻間の高速直行バスで行きました。

8月1日は、石巻の「川開き祭り」

昼間の駅前はすごい人出だったそうですが、保健師さんによると、「お祭りの時だけです、あんなに人が出るのは」とのことでした。

私はホテル着が夜8時半を過ぎましたが、幸運なことに、窓から、盛大な花火が見えました。

 

2日は朝10時から、保健師・保育士・幼稚園の先生・療育関係者対象の講演会。
180名という来場者があり(平日の昼間なのに)皆さん、熱心にうなずきながら聴いてくださいました。
午後1時からは、保健師さんたちとの事例検討会や質疑応答。熱心で暖かい雰囲気で、平常の石巻の充実した保健師活動がしのばれました。

仮設住宅という恵まれない住環境の中、心のバランスを崩す親ごさんたち。
赤ちゃんを泣かせないために、おしゃぶりを口につっこむしかない生活。
同じ仮設に住んでいても、もともとの地域が違い、通う学校がバラバラなので、全員スクールバスでの送迎。
遊びの機会も、子ども集団での遊びも成立せず、子どもたちにとって、危惧される状況が山ほどあると知らされました。
家が、家財が流されて行くのを黙ってみていた子どもが、2年以上たってやっと「見たんだ、家が流れるのを」と言えるようになったとも聞きました。

泊まったホテルのすぐ目の下にも、10棟ほどの仮設住宅が見えました。

河北(かほく)町の会場(ビッグバン)からの帰り道、タクシーに少し遠回りしてもらって、多くの児童と教員が亡くなった大川小学校の横を通ってもらいました。
北上川の河口から4キロもあるのに、川を逆流して来た津波が堤防を決壊させ、一気にあたりを飲み込んでしまったのだそうです。

がんじょうなコンクリート製の橋がひとたまりもなく「流される」なんてあり得ない・・・。
それほどの力が水にあるなんて。
一緒に行った、子どもSTの会のお仲間と二人、文字通り「ことばを失い」ました。

大川小から少し離れた場所で、タクシーの運転手さんの「下流で堤防が決壊しなかったら、このあたりもやられていたはずです」とのことばを聞き、複雑な思いにかられました。
堤防が決壊したから被害を受けた地域と、それによって助かった地域と・・・・。

運転手さんのご家族が無事だったのかどうか、おたずねするにも躊躇しましたが、決心してお聞きすると「全員無事でした」といわれ、ちょっと安堵しました。

「一般社団法人 子どもの発達支援を考えるSTの会」の会員の皆さまのご協力のおかげで、陸前高田、気仙沼、石巻と3ヶ所で講演会を実現することができました。
講師派遣、資料準備など、現地の負担も少なくてすみ、大変感謝されました。

また、会からの、継続的なST派遣も続けられており、それぞれの自治体で、とても頼りにされるようになっていると聞きました。

「ちゃんとしたST」に一度会えれば、需要は広がるはず、なんて私はいつも思っているのですが、子どもSTの会の周辺には、「ちゃんとしたST」さんが大勢いるんだな〜など、手前味噌なことを考えました。

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2013年07月28日

8月2日(金) 講演会 in 石巻

石巻チラシ30%.JPG

 pdfファイルはこちら 1308_石巻講演会.pdf

 

おしらせするのをすっかり忘れていました。
もう、直前になってしまいましたが、8月2日(金)石巻で講演会が開かれます。

主催は 石巻市
協力は 「一般社団法人子どもの発達支援を考えるSTの会」
対象は、石巻管内の子どもの発達支援に従事するスタッフです。

震災後、子どもSTの会会員の中から自然発生的に、被災地支援をしようという意思表示があり、募金が集まり、また、会の事務局のご尽力で、昨年6月に陸前高田、7月に気仙沼で、講演会やシンポジウムを開いたり、協力したりすることができました。
今回は、それに引き続く第3弾ということになります。

講演会は、1回限りですが、子どもの発達支援を考えるSTの会の会員による療育等への継続的支援も続いています。
ほんとうにありがたいことです。

 

 

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2013年07月24日

「ことばが伸びるじょうずな子育て」(家族計画協会)

7月、8月は講演ラッシュです。ダウンして穴をあけないように、体調管理しないと。

北海道から戻ってすぐ、一昨日(7月21日)は、一般社団法人家族計画協会主催の「お母さんと子どもの元気セミナー」でした。
保健師さん、助産師さんを中心に100名を越える参加者がありました。
保健師さんの仲間を自任するナカガワとしては、ありがたい会でした。

引き続き、7月22日は、東京都福祉保健局少子社会対策部主催の母子保健研修でした。東京都の研修は以前に、保育士対象で引き受けたことがありましたが、今回は保健師さんと保育士さんと両方の参加がありました。

230人募集のところに700人近い応募があったとお聞きしました。
ナカガワに人気があるのだと、もちろんそれはうれしいですが、それより、「ことば」の発達について、よく分からなくて困っているスタッフがたくさんたくさんいるのだと責任を感じました。
ST(言語聴覚士)が、もう18000人を越えたというのに、子どもの現場には恩恵が全然届いていないのですから・・・。どこから手をつけたらよいのか・・・。

で、せめての助けになれば、と思い出しました。
最適のパンフレットがあります。
現場の方たちには、きっと役に立ちます。
「ことばが伸びるじょうずな子育て」(家族計画協会 250円+税)
     (購入方法は文末に)

10年ほど前、地方での講演会の折(たしか、厚生労働省が共催か後援かだったと思います。結構大きな会でしたから)にたまたま家族計画協会の担当者が来ておられて、講演を聞いてパンフレット作成の話を持ちかけてくださったのでした。

障がいのあるお子さんや、障がいかもしれないお子さん向けの本は沢山書いてきたけれど、完全に通常のお子さん向けの、言語発達の手軽な本を出して、親ごさんたちの手元に届けたい!というのが当時の私の切なる願いだったので、本当に有り難い申し出でした。
さし絵はもちろん林やよいさん。
とっても、とっても、可愛らしいパンフレットができて、私は大満足でした。

が、家族計画協会の出版物は、住民向け配布教材として各自治体の保健セクション等に100冊なりまとめて販売するためのものであり、一冊単位での販売には対応していないのです。困った・・・。

そこに、助け船を出してくれたのが(株)エスコアール。  
ST向けの教材や、検査用具、書籍などを販売している会社です。
こちらで、一冊ずつ買える仕組みを作っていただいたので、簡単に手に入ります。

でも、そのことを、ちゃんと大々的に宣伝したことがなかったのを思い出し、今書いている次第です。
ほんとに可愛らしくて、分かりやすいパンフレットなので、どうぞ、手に取ってみてください。

こちらから購入できます。(エスコアール)
    ↓

「ことばが伸びるじょうずな子育て」

 

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2013年07月18日

念願の稚内

「道内の飛行場でまだ降りたことのないのは稚内空港だけ。お声がかからないかなー」と、ウワゴトのように言っていたのを聞きつけた方が調整してくださって、バンザイ!稚内に来ました。

夜の講演や特別講義は稚内・名寄・留萌と三連チャンですが、北海道なら長距離移動も苦になりません、涼しいんですから。

稚内では、スタッフの方に宗谷岬に 案内していただきました。帰り道に経由した宗谷丘陵は、単なる丘陵ではなく氷河に侵食された痕がある、との説明に、なーるほどと感心しました。

長距離移動も苦にならないとは言いましたが、稚内から名寄まで200キロ弱を各駅停車でゴトゴト3時間かけて移動するのは少し苦になりました。
20130718 稚内駅掲示 .jpgというのは、乗るつもりだった「特急サロベツ号」が当分の間運転中止になってしまったからです。道内でサロベツ号と同じ型の機関車が発火するという事故があったためです。
やむなく、早めの時間の各駅停車で移動することになったのです。

 一両編成の稚内発名寄ゆき。所要時間3時間15分。
周りは緑、緑、緑。

しばらく居眠りをして目を覚ましても、緑、緑、緑。
もういっぺん爆睡して目を覚ましたときにも、周りは緑、緑、緑。
北海道は広いです。

 

稚内駅の「日本最北の駅」の看板と、途中で行き合いのために停車(単線なので、時々、下り電車とすれ違わなくてはなりません)した「幌延(ほろのぶ)」駅の風景をお届けします。 

20130718幌延駅 1 .jpg20130718幌延駅 2.jpg

宗谷本線の無人駅は、貨物列車の車両を使った質素な建物などもあり、また耳慣れない読み方の駅もたくさんありワクワクでした。
抜海(ばっかい)、音威子府(おといねっぷ) 美深(びふか)、紋穂内(もんぽない)、咲来(さっくる)などなど。カタカナで表記されていれば、これほどワクワクしなかったと思いますが、漢字で書いてあるにもかかわらず、意味が全く分からない・・・というのが、ナカガワの興味のツボにはまるのです。
アイヌの地名に、漢字をあてはめた人は、どんな人だったのかなぁ、と、それにも興味しんしんです。



 

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2013年07月13日

「支援」

支援ということばになんともいえない違和感があります。
「私たち支援者は」などと、ポロポロ言う人がいると「んん?」と居心地が悪くなります。

「支援する人」がいるということは「支援される人」がいる、ということです。
その両者がうまく対等な関係性を保てるのならいいけど、実態はどうなのかなー、と思うのです。

カッコつき「支援者」の善意が、ありがた迷惑だったり、余計なおせっかいになっちゃうことも多々あるし・・・

湯浅誠さんが、「支援support   ではなく 協働 working  together」と話しておられたことに深く共感しましたし、北海道の田中康雄先生の二冊の本も、ガッテンガッテンでした。

■「支援から共生への道   発達障害の臨床から日常の連携へ」 田中康雄  慶應義塾大学出版会 2009年

■「発達支援のむこうとこちら」 田中康雄  日本評論社 2011年

 

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忙しくてなかなか遊びにいけなかった東田直樹くんのブログ、7月7日付けの所にこう書いてありました。

 

支援というと、みんなは、何を手伝えばいいか、あるいは

どんな風に環境を整えればいいかと考えます。

それも、大切だと思いますが、一番重要なことは、

ずっと頑張り続けられる意欲を育てることだと

思います。

持続力や忍耐力を指しているのではありません。

明日も、頑張って療育や仕事に取り組もうと思える

意欲です。

すぐに成果の出るものだけが、いい支援とは

限りません。

その人にとって大事なのは、20年後30年後の自分が、

自分らしく生きていられるかということではないでしょうか。

 

「その人にとって」を中心に考えられるのか、「子どもの最善の利益」を最優先に考えられるのか、私にとっても、大きな課題です。



 

 

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2013年07月07日

リハビリテーション 意欲をもち、目標を持つ  ほめる

義母が大腿骨骨折で一般病院に入院していました。
私は、「寝ているだけなんて、最悪!一日も早く、回復期リハ病棟のある病院に移らせてあげたい!」と思ったものの、MSW(医療ソーシャルワーカー)さんがあちこち当たってくれても、なかなか転院先が見つからず、このほどやっと回復期リハのある病院に移ることができました。

同室の患者さん同士で集まってお茶を飲んだりおしゃべりしたりできるようなスペースがしつらえられた病室で、通りかかるスタッフがかわるがわる声をかけてくれます。
「生活」が感じられる病院で、とてもありがたいです。

先日お見舞いに行ったら、折りよくリハビリテーションの時間。
PTさんが、ベッドサイドに来て起き上がる練習、足を動かす練習などの手ほどきをしてくれていました。
骨折部位にはまだ痛みがあるのですが、そこに負担がかかる動きをするときには「痛いですよね、痛いですよね」
動きができた時には「おじょうずですよ、そうそう、その調子」「年齢以上の動きですよ」
そして「足の指の動きがとてもいいですね」と具体的に伝えてくれて。

「もっとがんばれ」とか「それではダメだ」とはひと言も言わず、患者自身が「もう少しがんばってみよう」と思えるような声かけの数々。
横で見ていた私は、さすが!と感心しました。
やる気は「(叱咤激励して)出させる」ものではなくて、「(自分からその気に)なってもらう」もの。「なってもらう」には、ほめられる、認められるという喜びがなくては。

リハビリテーションの語源は「再び」「ふさわしいものにする」です。
単なる身体機能の機能回復訓練ではなく、心や生活を含めた「全人間的復権」をめざします。

患者さん自身が「家に戻り“たい”」とか「もう一度自分の足で歩き“たい”」「家族とコミュニケーションし“たい”」などの目標や願い、意欲を持つことが最初のステップ。
意欲を持ってもらうためには、「あなたのことを気にかけていますよ」「あなたは大切な人です」というさりげないメッセージを送ってくれる人(看護師などの病棟スタッフや家族)の存在が不可欠ですし、そこに向かって「一緒に、具体的に努力してくれる人」(リハスタッフ)がいてくれることが大事です。
そんなリハビリテーションの本質を思い出しました。

思い出すといえば、私自身が病院のリハに勤めていたころ、「どうせ、もうよくなりゃしない」「希望なんかない」「訓練なんかしたって、どうにもならない」「いっそ死んだほうがよかった」と、生きる希望や、ましてや、目標などもてずに苦しむ患者さんもいました。
障害を持った自分と折り合いをつけてゆくのは並大抵のことではなく、他人が励ましても意味はない、と分かっていましたが、リハスタッフとして「何もしないで横にいるだけ」の自分の非力を直視するのは、いたたまれない思いでしたっけ。
当時は心身症になりそうなくらいつらい経験でしたが、今思い出すと、なつかしい貴重な経験だったなぁと思えます。

リハの考え方は、発達障害の人たちやその家族、周囲の人たちにも、まったく同じことが当てはまるのだった、発達障害の人たちとの関わりも、「全人間的復権」というリハの観点から見れば当然のことばかりだったな、と、感心し、また、障害と折り合いをつけてゆく人の心のあゆみや、かかわるスタッフ(「支援者」)としての成長も、同じように進んでゆくのだな、と思います。
リハビリテーションの考え方をバックボーンに持つことのできた自分の幸運をも思います。


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2013年06月08日

全特連(全日本特別支援教育研究連盟) 夏期セミナー

今年の初め、全特連の夏期セミナーの講師依頼を受けました。
何となつかしい! とお引き受けしました。
私の受け持ちは7月30日(火)横浜会場で午後の枠です。

日程等は ↓ ↓ (会場は 八戸、横浜、高知)
   全特連夏期セミナー 

なつかしい! の理由は・・・・
私の師匠、故・三木安正先生を思い出したからです。
全特連は、三木先生が創設された団体だからです。
三木先生は、旭出学園においても常に「実践と研究。二つが車の両輪」「現場での実践に埋没せず、研究的視点を持て」といつもおっしゃっていました。
「研究のための研究ではない。子どものための研究なのだ」と。

全特連の前身 「特殊教育研究連盟」発足は昭和24年(1949年)。
機関誌 創刊のことば・・・・ 「余りにも立派な言葉はもうたくさんだ。貧しくとも心のこもった素朴な行いと言葉がほしい。この雑誌が実際家と研究者を結合させ、さらに海外の同志とも手を結ぶ機縁となることを期待する(三木安正)」

私は、旭出学園を離れ、STになって医療の場に身を置くようになったあと、久しぶりに三木先生のお話を聞こうと、全特連主催の、多分夏期セミナーに参加したことがあります。
いつもどおりのハスキーボイスのお話に、眠気を誘われましたが(!?)、終わったあと受講生の間を控え室に引き上げる先生を「先生!」と呼び止めると「ああ、来てたの?どう?元気?」といつもの笑顔で声をかけて下さったのが、思い出されます。

お会いしたのはそれが最後になりました。
昭和59年(1984年)にまだ72歳の若さでなくなったからです。

今はもっぱら発達障害、発達凸凹が世間で大流行(?)している感がありますが、知的障害のある人たち、特に、重い障害を持つ人たちのことを第一に考える視点が定まれば、おのずと、発達障害の人たちやその周辺の人たちへの立ち位置も定まるのだと思います。三木先生の思想と行動は、その中心をとらえていました。

全特連が三木先生の生誕100年を記念して編纂した「知的障害教育の歩み〜〜三木教育論と戦後小史」。
ほんとは会員向けの本だったらしいのですが、事務局に無理やり頼み込んで一冊分けていただきました。表紙の三木先生の姿もステキで、思わず、「三木先生、お久しぶり!」って言いそうになります。中味も濃くて、時々、引っ張り出して読み返しています。

旭出学園やそれ以外の場所で、成人してもことばを持たない重度の知的障害の人たちと、ことばを使わないコミュニケーションの成立可能性について、人が分かり合うってどういうことなのか、共に生きるって? と真剣に考えていた若き自分をも、なつかしく思い出します。

三木先生の命日は5月31日。
奇しくも、62歳の若さでなくなった私の父の命日も同じ日です。
みずみずしい若葉の季節は、私にとっては、悲しい思い出の季節でもあります。

そうそう、二人とも180センチほどの、当時としては、とても大柄な人(たち)でした。
今も、たまに、180センチ超の方と話をすることがあると、少しだけ、父のこと、三木先生のことを思い出します。
そうそう、こんな具合に、首を傾けて見上げながら話したんだよね、と。

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2013年06月07日

狛江の ふくしえほん「あいとぴあ」について 6月8日(土)午前11時40分より再放送

ふくしえほん「あいとぴあ」は、狛江市内の保育園・幼稚園に通う5歳児の幼児を対象に、毎月福祉に関するお話を1シートずつ配り、1年分をファイルすると一冊の「ふくしえほん」になる、という全国的にも非常に珍しい事業です。

狛江市社会福祉協議会が平成5年に開始して以来20年を迎えました。

現在保育園に通っている子どもたち、そして過去にふくしえほんを学び社会人となって活躍している方への取材などをまとめたものが6月4日(火)にNHK首都圏ニュース」で放送されました。

私は見逃してしまったのですが、再放送があるそうです。

〔番組名〕 NHK「Eテレ 週刊手話ニュース」

〔放映予定日〕 6月8日(土)午前11時40分〜午後0時

〔関連ページ〕 http://www.nhk.or.jp/shuwa/

 

なお「あいとぴあ」とは「であい ふれあい ささえあい」という地域福祉の心と「ユートピア」を合わせたことばです。
ちなみに、狛江市の保健福祉センターの愛称は「あいとぴあセンター」です。

 

 

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2013年05月13日

BS日テレ  月曜9時からの「日本の歌」

BS日テレ毎週月曜日9時から、「日本の歌 こころの歌」という番組があります。
声楽の勉強をした若い歌い手たちで構成された「フォレスタ」というグループが、文部省唱歌や、日本で歌い継がれてきた歌、また、時に歌謡曲や海外の歌などを歌う番組です。

シンプルな背景、伴奏はピアノのみ。時にはアカペラで、歌います。
テレビでコーラスが流れること自体、珍しいですが、フォレスタは、実に美しい日本語で、しかも、ちゃんとハーモニーのある歌を歌ってくれるのです。

西洋音楽の勉強をした歌い手さんたちは、響きを重視するあまり、「おいおい、そんな音は、日本語にはないよ」というような不自然な発音で歌ったり、時には、何て言ってるのか分からない発音で歌ったりすることがあります。

私は、それがイヤで、西洋音楽(?)系の歌い手さんたちの歌はあまり聞かないのですが、フォレスタだけは別です。

日本の歌は、もともとが単旋律のものが多いので、コーラスに編曲するのはとても難しいと思います。
編曲担当の一人、杉本龍之先生は、私が一時属していたアマチュアコーラスの指揮者でした。コーラスの真髄、人との共同作業の根本について、たくさんのことを教わりました。

杉本先生は作曲家でもあったのですが、先生の曲の特徴は、どのパートもちゃんときれいな旋律になっている、ということでした。

どういうことかと言うと、多くの場合、旋律を歌うソプラノやテナーが花形で、ハーモニーをつくる役割のメゾとかアルト、男声の場合だとバリトンとかバスとかは、下支え扱いで「ドドソソドソソ  ドドソソトソド」とかいう面白みの片鱗もないような単調なメロディになってしまうことが多いのに、ということ。

「どの一人も、全員が主人公。」
「自分を主張する一方にならず、相手のパートを聞こうとすれば、おのずと響く。」
「互いが生かし合って、ハーモニーをつくる」
それがコーラスの醍醐味。

そんなことを学びました。
歌っていた昔を思い出しながら、月曜夜9時を楽しみにしています。

最近、やっと、録画タイマーをかけられるようになったので、収録しておいて見直すことができて便利です。(当たり前ですよね。録画ってそのためにあるんでした)

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2013年04月29日

かたづけ機運 

連休前から、ものを捨てています。えい!えい!
母の住む実家と、急遽引っ越した息子のアパートのものを、えい!えい!

捨てて、減らして、すっきりするのは気分がいい反面、何で、こんなにたくさん物があるんだろう、とウンザリします。

他人の家のものは、いらないものばかり! みたいに見えるのに、その足でわが家に帰って見回すと、やっぱり同じくらいいっぱい物があり、しかも、「使うかも」とか「もらった物だから」とか「旅行先で買ったんだ」とか、「賞味期限、切れたばっかりだからまだ食べられる、明日食べる」とか何とか言って、捨てられない物が多いです。

「片付けられない女たち」という名著?がありますが、ほんと、思い当たることばかり。でも、この機運を逃すと、次はいつのことになるかわからないので、自分の家でも、捨てたり、整理したりに取り組みつつあります。

片付いた部屋、物を探し回らないでいい整頓状態、清潔で落ち着く部屋、というポジティブイメージを描いてがんばります (=_=)

実は、ここだけの話、GW中に来客がある、という切羽詰った事情もありまして。

外圧がないとなかなか動けないのが人間ですね・・・・。

 

 

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2013年04月26日

狛江ローカルの話題  むいからで遊ぼう  ふくしえほんあいとぴあ  

狛江は小さな町です。
「何て読むの?」「何県?」て聞かれることもたびたび。
そんな狛江を大好きな人たちがたくさんいるのが、誇りです。
私も、です。

狛江に根ざした活動を、と、行ってきた「サポート狛江」の活動も、2年前に一般社団法人になったのを契機に、いろいろな方面に広がりつつあります。
主力メンバーはあまり変わらないので、結果的にハードワークになっています。

でも、やってて楽しいし、結果が出るのが面白い。

そんなノリで、続いてきた「むいからで遊ぼう」も6回目を数えます。
「むいから」とは「麦から」のこと。
狛江の取り壊された旧家を保存・移築した古民家園を「むいから民家園」と呼んでいます。
鑑賞するだけの民家園ではなく、実際に上がりこんで遊んだり、昼寝したり、いろりで火をたいたり、かまどで料理したり、いろいろな使い方をされて、親しまれています。

その古民家園を会場に、乳幼児さんから小学校低学年くらいのお子さんまでを対象に遊ぼう、ついでに、心配ごとがあったら相談に乗りますという「敷居の低い」「出前相談」を合わせて行ってきたのが「むいからで遊ぼう」です。

市と、むいから民家園との共催事業として、また、市内の各所の方たちが協力してくださり、毎回1000人近い親子連れで賑わいます。
「狛江のどこに、こんなに、赤ちゃんや子どもがいるんだ!!」と、やってる自分たちで目を白黒させています。

今年は5月18日に開催です。
チラシは「サポート狛江」のHPに載せました。 ←クリックして下さい

今回の追加の目玉は、「ふくしえほん あいとぴあ」という狛江のユニークな取り組みが今年で20年を迎えたのを記念して行うことになった展示です。

「サポート狛江」のHPにも書きました。

      ↓↓
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ふくしえほん あいとぴあ」は、「であい ふれあい ささえあい」を合言葉に、狛江の福祉を進めようという一連の取り組みの中で企画されました。
市内幼稚園・保育園の年長さん(5歳児さん)全員に、福祉をテーマにしたシートを一ヶ月に一枚配布し、12ヶ月分をファイルすると一冊のえほんになるというユニークな企画です。

最初にこのえほんを受け取った人は、今年25歳になっている計算です。
赤ちゃんを連れて「むいからで遊ぼう」にきてくれる親ごさんの中に、一期生がいるかもしれない、というのが楽しみです。

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 この「えほん」の取り組みについては、最初から関わっておられる阪野貢先生による文章がネット上にあります。
就学前の子どもたちに贈る狛江の福祉教育―ふくしえほん「あいとぴあ」20年のあゆみ

 

そんなわけで、古民家に興味ある方、ミニSLに乗りたい方、ふくしえほんを見たい方、どうぞ、狛江の「むいから民家園」に来て下さい。

気に入ったら、狛江に移住してきてくださいな(笑

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2013年04月15日

原点に戻る そもそも

いろんなことが次々起きて、アタフタしているうちに4月も半ばになりました。
ようやく、少し周りを見回す余裕ができたので、久しぶりに、釧路の日置真世さんのブログ「新サロン日記」をのぞいてみました。

そしたら、あるわ、あるわ、宝のことばが。
親の会の運営について、なのですが、人生にも、組織の運営にも通じることばかり。日置さんに聞けば「どうぞ」って言ってくれるにちがいないので、了解を得る前ですが、一部引用を。

〜〜〜〜〜〜〜〜4月14日分  ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜

長く続いていたことを変えるというのはそれ相当にエネルギーがかかるし、軋轢も生むだろうし、やってみないとわからないこともあり、勇気もいるとは思いますが、それらを覚悟のうえ、変えていかなければ組織としての先はありません。

 

先延ばしにしても、課題が勝手に解決されることもありませんし、かえってできることもできなくなったり、課題が大きくなることの方が多いように思います。

そんなときにおそらく、重要になってくるのは初心に帰ることだろうし、根本に戻ることだろうと思います。

 親の会ができた時の趣旨があり、何のために自分たちはどんな役割を果たすために親の会の活動をするのか?

そこに改めて戻る必要があるのです。


会の活動をうまくやるために、それを目的として動くわけではなく、子どもたちの幸せのために自分たちにできることをやろういうスタートがあったわけで、その活動がいつしか苦しいことや無理をすることが多くなり、会の存続が目的になってしまったのなら、結果として子どもたちの幸せに実はつながっていなかった…なんてことにもなりかねません。

だから、課題を感じたときに「そもそも」に戻って、自分たちの立ち位置や身の丈や覚悟や社会との位置関係を今一度見直していくことが実は常に重要だったりするよなぁと痛感します。

まだ本番も終わっていなくて、これから佳境が待っているのに、私たちはすでに終わった後のお疲れ様を考えているのでした。

でも、実はそれもとっても大事で無理なく周囲にも賛同される秘訣は「楽しくやる」こと。
しいと自然に人が集まってくるし、何より自分たちも楽になります。

ましてや、仕事じゃなく本当に手弁当のボランティア活動の親の会ですから、まずまず楽しくないとダメなのは当然だと私は思います。

  〜〜〜〜〜〜〜〜引用 ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  

会議って、たいていは、何かを決めるためにやるのだし、効率よくすすめることが必要ですけど、でも、少なくとも、福祉や教育や地域に関わる会合では「あの会議に行くと、あの人に会える」とか「いい話を聞けるだろう」とか、楽しみがあることが参加の励みになりますよね。

手前味噌ですが、狛江で開かれている「地域での一貫した療育システム構築に向けての検討プロジェクトチーム」は、そういう会になっているなァ、って思います。

座長の市川宏伸先生の存在もあって、当事者(保護者)を含めて、楽しく進んでいます。真っ向から否定したり反対したりする人はいないので、自分の意見を出しやすく、毎回「へぇ〜 知らなかった」という発見があり、委員のみんなで少しでも「これから」を良いものにしたいという思いが感じられます。

今後、徐々にまとめの方向に向かうので、事務局である福祉サービス支援室スタッフの力量が頼りですが、やっと、長年、みんなで願い続けたことが実現に向かうのかな〜〜と楽しみです。

 

なお、4月13日分ブログ記事も読みでがありました〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜4月13日記事 ここから〜〜〜〜〜〜

人と人との会話は目的と求めるものによっていくつかの種類があるのではないかという説です。

私たちが整理したのは以下の5種類。


@雑談 (他愛のない話題を取りとめもなく話す。相手に求めるものは相槌、適度な同意)


A相談 (どうしたらよいかわからないときに相手に判断や評価を仰ぐ、できれば頼りたい。相手に求めるものはアドバイスや方向性、指示、教示など解答)


B情談 (自分の感情を伝えたい、ぶつけたい、吐き出したい。相手に求めるものは受け入れてもらうこと、同調してもらうこと。感情の交流、共有化)


Cフィバ談 (自分の考えていることや感じていることの意味や価値を確認したい、振り返りたい。相手に求めるものは感想、違った視点からの意見、客観的視点や意味づけ 自分を資源化するため材料)


Dほうれん談 (報告、連絡などの事務的なインフォメーション。相手に求めるものは把握と了解のみ)


私たちの会話はこの5つの違った意味合いのものを無意識的に使い分けていて、同じ言葉で発信をしていても、実は目的や相手に求めることが違うこともあるんじゃないか?ということになりました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

なーるほど・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

posted by 中川信子 at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年04月13日

支援から共生へ  哀切と痛切   

北海道の田中康雄先生の本を読み直しています。

『支援から共生への道  発達障害の臨床から日常の連携へ』

      田中康雄 慶応義塾大学出版会   2009年

最初に読んだ時に貼った付箋がぎっしりです。
どんな本なのか・・・・・
児童精神科医の村田豊久先生が書いておられる「序」を、一部引用します。

・・・・治療者、臨床家としての田中先生の基本的態度は、苦しんでいる人、困っている人を理解しようと、その人々が心のうちを語ってくれるのを待ち、その人が投げかけてくることを徹底して聴き続けるというものである。

田中先生は、それを「聴き続けることから生まれる希望」と述べる。
希望が生まれるのは、子どもやクライエントのみではなく、治療者自身でもある。
治療によって希望が生まれる変化が双方に起こる。希望が双方に起こるような聴き方でなくては、治療ではないということと理解した。(中略) 
その域に至るには、治療者が一方的に治療する、与える、教えるというものであってはならない。
治療者もこの社会で、不安を持ち、苦しみながら生活している者であるからには、同等の立場で相互の理解がなくてはならない、という。
このことともも関連するのだが、治療は一人の治療者だけで行えるものではなく、プロフェッショナルやスペシャリストとの深い相互理解に根ざされた連携が絶対必要だと説く。
連携は相互の支えあい、尊重があって初めて可能になる。
この社会に住む人はみな孤独感と対峙しながら生活しているし、不安を抱えて生きていることを思うと、連携こそがすべての治療や教育の基本であろう。
(後略) 


そして、今朝(2013年4月13日)の朝日新聞朝刊Be の 映画監督の小栗康平さんに関する記事の中の「哀切と痛切」ということばが目に留まりました。

小栗さんが デビュー作「泥の河」を撮るに際し、先輩監督の浦山桐郎監督に贈られたことばは≪哀切であることは誰でも撮れる。それが痛切であるかどうかだよ≫だったと。

小栗さんはあるポジションが自分にあって、そこから見て可哀想だというのが哀切だが、痛切は、自分が開いてに置き換えられ、そっちでもあり得た、と思う場所から生まれてくる感情と考えているそうです。

≪向こうにもなり得たけれど、現実にはこっちだった≫ 
自分の責任ではなく、 たまたま「こっち」だったり、たまたま「向こう」だったり。

私も、障害のあるお子さんやその親ごさんとのお付き合いの中で、いつも、こういう感覚を持ちます。
私がそちら側にいることもあり得たのに、たまたまこっち側にいる・・・と。

その連続線上なのか、相手のことを「当事者」、自分たちのことを「支援者」と名づけ、疑わないような風潮には、なんともいえない違和感を感じてしまいます。


一方的な「支援」ではなく「同時代を共に生きる」「対等な仲間」としてとらえるような視点を持っていたいものです。
田中先生の本は、そんな私にとって「ガッテン!! ガッテン!」の本です。

田中先生は、北海道大学を辞して、今は札幌で「こころとそだちのクリニック むすびめ」を開いておられます。


 

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2013年04月02日

NHK教育テレビ「ハートネットTV」(夜8時〜)4月の特集は「発達障害の子どもとともに」

NHK教育テレビの夜8時からの「ハートネットTV」
4月の特集は「発達障害の子どもとともに」です。

ごらんになって下さい。

4月1日(月) 親を支える
4月2日(火) 育ちを支える
4月3日(水) おとなになった私たち
4月8日(月) Q&A
4月15日(月) 君が教えてくれた大切なことー歌手・うすいまさと
4月25日(木) みなさんの声にこたえて

再放送は翌週同じ曜日の午後1時5分から

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2013-04/01.html

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2013年03月29日

新しい本が出ました。「うまれた時から ことばを育てる暮らし方」(保健同人社)

私の新しい本が3月25日に出ました。

ことばを育てる 35%.JPG子育て中の若いお母さん、お父さんに向けて・・・というつもりの気軽な本です。

さし絵が素晴らしいです (^_-)-☆
さし絵は、ぶどう社の「1,2,3歳 ことばの遅い子」以来ずっと二人三脚で来ている伊丹の林やよいさんにお願いしました。

ものすご〜〜くタイトな日程でした。
でも、保健同人社の担当のMさんの熱意が乗り移った、とでもいいましょうか、「できない」とか「やりたくない」とか「ムリ」とか、言えない雰囲気だったんですよね。
出来上がってから林さんとふたりで「なぜ できたか分からない!!」と呆然としたほどの、人生始まって以来の日程、いやはや・・・・。
林さんとふたりで励ましあえたからできました。

表紙を見ているだけで、「子どもっていいなぁ〜」ってほんわかします。

どうぞ、この子たち、可愛がってやって下さいませ。

 

 

posted by 中川信子 at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年03月19日

3月の桜

下痢・脱水で入院していた母が無事、退院することになりました。
2週間も寝ていると歩けなくなるんじゃないか、アタマの老化も進むんじゃないかとの予想に反し、ピンピンして、とはまだいえませんが、ほぼ入院前の状態で無事、退院です。

私も次男も、ヘンに医療職なため、シビアな予測を立てがちですが、現実には楽観的な結末もあるものですね。

とは言え、「転ばぬ先の杖」(サポート用の介護用品の実物)を探すついでに、立ち寄った梅が丘・「世田谷区総合福祉センター」のカフェで201303191309.jpgお昼ご飯を食べました。姉とふたりで。
敷地内の桜がもう咲きはじめていました。

そういえば、世田谷線の線路沿いには水仙が咲き、辛夷が咲いていました。春ですね。

posted by 中川信子 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年03月18日

「生まれたときから ことばを育てる暮らし方」(保健同人社) 2013年3月25日発売されます

ことばを育てる 35%.JPG

私の新しい本が出ます。3月25日発売予定です。
子育て中の若いお母さん、お父さんに向けて・・・というつもりの気軽な本です。

さし絵が素晴らしいです (^_-)-☆
さし絵は、ぶどう社の「1,2,3歳 ことばの遅い子」以来ずっと二人三脚で来ている伊丹の林やよいさんにお願いしました。

ものすご〜〜くタイトな日程でした。
でも、保健同人社の担当のMさんの熱意が乗り移った、とでもいいましょうか、「できない」とか「やりたくない」とか「ムリ」とか、言えない雰囲気だったんですよね。
出来上がってから林さんとふたりで「なぜ できたか分からない!!」と呆然としたほどの、人生始まって以来の日程、いやはや・・・・。
林さんとふたりで励ましあえたからできました。

表紙を見ているだけで、「子どもっていいなぁ〜」ってほんわかします。

書店でも、インターネットでも3月25日までは予約のみですが、どうぞ、この子たち、可愛がってやって下さいませ。

 

 

posted by 中川信子 at 22:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年03月10日

心の拠りどころになっている、なつかしい病院・・・・

 高齢の母が、風邪由来の下痢で体調を崩しました。脱水症状も出たので、バタバタと、入院することになりました。幸い、東京都内には、医療機関が沢山あるので、姉とふたりで手分けしていろいろ調べ、空きベッドのある病院に無事に入ることができました。点滴で、少し元気になって来て、安心しました。

病院側から見れば、母も、「ざらにある、脱水になった高齢者の一人」に過ぎないのでしょうが、でも、お医者さんも、看護師さんも、みんな親切に接してくださり、弱い立場の患者家族として、本当にありがたいです。

この「Y内科小児科病院」は、私にとって、とてもなつかしい病院です。
最初の著書になった「ことばをはぐくむ」(ぶどう社)のあとがきに書きました。

〜〜〜〜〜〜あとがき  引用  ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜

長男はアレルギー体質です。赤ちゃんのころから、ひどい喘息と湿疹に悩まされてきました。アレルギーについては一流といわれる病院にずっと通っていました。
アレルギーの値をはかるという血液検査で「こんなにすごい値の出る子ははじめてだ」と言われました。「お母さんがそんなふうだから、なかなかよくならないんですよ」とも叱られました。

5歳過ぎ、たまたまかかった別の個人病院で「これだけアレルギーの値が高いのに、喘息の症状は軽いほうですね」といわれました。「精神的には強い子だと思うのですが、そのおかげでしょうか」とたずねると、先生は、ニコッと笑って「お母さんの育て方が間違ってないからでしょう。」とおっしゃいました。

私の育て方で間違っていない・・・・・!!

その後、いろいろな局面で子どもを育てあぐねる時、そのことばがどんなに私の支えになってくれたことでしょう。

世の中にたった一人でも、自分のやり方を認めてくれる人がいれば、どんな困難にも耐えられる、と思いました。

「それではダメだ」「もっとがんばれ」「お母さんがしっかりしなくては」と叱咤激励されることばかりが多い、障害児のお母さんたちです。

私はそのお母さんたちに「そのままのあなたでいいんですよ。りっぱですよ」と言い続けてきました。私には、ほんとうに、そう見えるからです。     (後略)

〜〜〜〜〜〜〜引用  ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

今回、そのY病院に母のお見舞いに行くようになって、何回か、その時長男を診てくださった先生をお見かけしました。

面と向かってお礼を言うのも照れくさく、その背中に向かって、ただ「ありがとうございます」と、心の中でつぶやいています。

そして、「私も、お会いする親子さんたちにとって、このY先生のような存在になれたらいいな〜」と思います。
子どもの成長にとって大事なことは、「ああいう人になりたい!と思えるような『よい大人モデル』を持つことだ、と言います。
私は、故・三木安正先生や、このY先生をはじめ、何人もの『よい大人モデル』にお会いできました。
ほんとに幸運だったと思います。

posted by 中川信子 at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年02月27日

お医者さんたちに ことばの発達のことを知ってもらうって大事

小児科のお医者さんたちに、子どものことばの発達について、知っていただくのはとっても大事なことだと思います。
大事なことだとは思うし、だいぶ、場数を踏んだとはいえ、医学雑誌に書いたり、お医者さんが聴衆である会で講演したりするのは、だいぶ、緊張します。

私は、経験上では、「これはこうです!」と断定できるいろいろ積み上げてきました。たとえば、「無理やり教えても、子どもの身につかない」「楽しさの中で、自然に身につけるのがもっとも効果的」「楽しさの中で自然に、と見えるように細工するのが、大人の役割」というようなこと・・・。

でも、「そのことのエビデンスは?」とか「データはあるんですか?」と聞かれたらむむむむむ と黙るしかないからです。
ま、いままでの所、そんなふうに問い詰められて立ち往生したことは、ありませんけど、さいわい。

でも、ある小児科の重要ポストに坐っているドクターが、何かの企画があるたびに中川を推薦してくださるらしくて(トホホホホ)23年、24年と、えらく沢山の医学雑誌に「ことばの発達」にまつわる記事(論文、ていうのか? でも、査読がないから、論文じゃないはず)を書きました。

書いたものの一例は

○小児科臨床「言語聴覚士との連携」
○小児内科 『発語が遅い」
○外来小児科 「子どものきこえとことばの遅れ」(外来小児科学会)
○「開業医の外来小児科学 発達の評価 ことばの遅れ」 
○小児内科増刊号「疑問解決 小児の診かた  (発語が遅い場合どのような時に専門機関に紹介すべきですか?)」(東京医学社)
○朝日メディカル「子どものみかた ことばの遅れ」(朝日新聞社)
○小児科学レクチャー「ことばの発達の診かたとフォローアップ」(総合医学社)

講演は
21年  小児保健協会
23年  滋賀県小児保健協会
24年「子どもの心の診療医 研修会」(厚生労働省・日本小児科医会・恩賜財団母子愛育会総合母子保健研究センター 共催)
 その他にもいくつか。

そのうえ、今年は小児耳鼻咽喉科学会で特別講演を依頼されていて・・・・

まあ、ここまでくれば、開き直ってお引き受けするしかないと覚悟していますが、なんだかお医者さんの求めることとは、少し異質な話になるわよ・・と思っております。

でも、これらすべて、「ことばのクンレン」ではなく「ことばを育てる」「子どもを育てる」という視点を、大人の人たちに持ってもらいたいなぁ、という私の思いを実現するためなので、少しムリしてでも、やり遂げなくては、とも思います。ふぅ。

医学雑誌の記事は、それぞれにテーマが違い、それなりに全力投球で〔締め切りギリギリセーフで)書いているので、集めて全部まとめてみると、かなり興味深いかも、とは思いつつ、それぞれの掲載誌がいったいどこにあるのか本や雑誌の山の中から探し出せる自信がなく、探し出す時間もなく、書き散らしたままになっています。

誰か 何とかしてくれないかなぁ。

 

 

 

 

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2013年02月26日

北海道だより   雪〜〜〜 \(◎o◎)/!

今年は、久しぶりに〔?〕冬らしい冬が続きます。春が待ち遠しい。花粉症は困りますけど。

東北地方、北海道の西側は、記録的大雪と、連日ニュースで言っています。

130225_1757~01.jpg今日(2月25日)札幌に住む知人が、メールに写真を添付してくれました。
何の写真かというと、台所の窓の写真、いや、雪の写真??  
台所の窓の外が雪 !!! の写真。

ここは一階ですが、二階の窓も半分まで雪で埋まって「カーテンが要らない状態」なのだそうですって。いやはや。降るにもほどがある。

 

 

posted by 中川信子 at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年02月21日

給食のアレルギー事故についての放送(クローズアップ現代 2月21日)

 今日(2月21日)のNHK総合テレビ夜7時30分からの「クローズアップ現代」で、給食のアレルギー事故についての放送がありました。

私も、家族に、アレルギーの者がいるので、調布での事故はひとごとではありませんでした。
また、「ことばの相談」でお会いする小さいお子さんで、厳密な除去をしている方も多く、お母さんの労力と緊張は大変だな、といつも思っていました。
とくに、食べ物はいったん口に入ってしまうと、吸収が止められないという怖さがありますし。

今日の放送でも触れていましたが、亡くなったお嬢さんは、科学者になってアレルギーの子どもを助ける研究をするのが夢だったとか。

夢はかなわなくなってしまいましたが、調布の事故を受けて、各地で、危機感を持って取り組み始めたところもあるようです。まだまだ、ですが。

私自身、今回のことが起きるまで、どこかひとごとのような感じがなくもありませんでした。
周辺にいる私たちが、関心を持ち、知識を持つことが、取り組みの進展をすすめることになるのかな、と番組を見て思いました。

 

ちなみに、ある保護者の方が教えてくださったのですが、数あるアレルギーのガイドラインの中で、横浜市教育委員会が作っているガイドラインが、とても素晴らしい、とのことでした。

posted by 中川信子 at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年02月13日

2月23日(土) NHK教育テレビ すくすく子育て「ことばの発達」

時々お声がかかる NHK教育テレビ『すくすく子育て』
     (毎週   土曜日 午後9時〜9時29分)
     (再放送 金曜日 午前10時〜10時29分)

今年も2月23日に「ことばの発達」がテーマの放送があります。
収録は昨年12月でしたが、照英さんとくわばたりえさんとの絶妙の司会で、スタジオ内はとてもリラックスした雰囲気でした。

「ことばが遅くて心配」とか「何をことばかけすればいいの?」などの、私がいつも受けている小さな悩み事相談が、スタジオの中で再現された感がありました。

心配ごとのある方も、ない方も、どうぞごらんになってください。

 


今回の放送のための撮影では、いろんな面白いことがありました。
ディレクターのSさんの紹介で、明星大学の星山麻木さんと、お会いできたのもその一つ。「友だちの友だちは友だちだ」てわけです。
星山スタジオ
おもちゃの会社ボーネルンドの協力を受けた屋内遊び場「あそびのせかい」(八王子)を作ったり、あれも、これも、みんな、実現しちゃう星山先生のエネルギーのすごいことといったら!

私も触発されて(人に影響されやすい性格。もう、このトシになると直らないだろうとあきらめて)何かやってしまいそうです・・・・・。

posted by 中川信子 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年02月08日

「事例検討」「ケース会議」vs「困りごと解決応援」 日置さんのブログ引用

私は「民」の立場ではありつつも、行政と近いところで仕事をしています。
一市民は、「一点突破」
が必要な時だけ役所に行き、カウンター越しに「一点突破」を試みればいいんですが、行政側は、同時並行的に何十も、ヘタすると何百もの仕事を持続的に処理し続けなければならないのが、辛いところだよな〜〜と、いつも思っています。

つい、最近も、そんな思いをするできごとがありました。
そしたら、タイミングよく、北海道・釧路の日置真世さんの「新 サロン日記」に「そう!そう!」と思えるような書き込みがありました。
日置さんの了解を得て、転載しました。(一部省略、改行などの変更加えました)

 

=・=・=・=・=・=・=・ここから=・=・=・−・=・=・=・=

新サロン日記    2月6日記事

 

今日は午後に困りごとワークショップの5回目を開催しました。


昨年の10月から釧路のパーソナル・サポート・サービスモデル事業でつながった方たちとの情報共有や学び合いの場としてスタートして、毎月ランダム開催ではありますが、続けてきました。


ここ3回は事例検討をしています。


正直なところ、事例検討って言葉は私は好きではありません。

だって、事例っていうのはつまり「ある人が真剣に悩んだり、困ったりしていることを解決するお手伝いの実践プロセス」であり、それについて検討することはある人の真剣な人生について扱うことなのに、「事例」とか言っちゃう軽い感じが好きではないのです。

人の人生を「事例」とか言われちゃったら、自分なら嫌だなぁって思います。

とか何とか、通常使っているからついつい今日も当たり前に使ってしまいましたが、今度から別の呼び名にしたいとひそかに考えています。

私の感覚としては、事例検討とはその人の人生の悩みごとや困りごとについてとか、困ってる人のことをあれこれ検討するのではなく、その人に向き合っている「自分たちの支援」について振り返り、検討することだと思っています。

いくら、あれこれと困っている人のことをどんな人だとか、こんな人だとか、ここが課題だとか、こんなことがあったとか、こういうところがあるとか知ったり、探ったり、語ったりしたとしても、それがその人にとって何かしら役に立つようなことにつながらないと何の意味もありません。

その人について知ることが目的ではないのです。

目的はあくまでも、その人が少しでも本当に望むような人生に近づくことができること。

そのために支援者と言う自分たちが何ができるのか?を考えることです。

それが、ついつい「事例検討」なんて言っちゃうから、「この困った人をどうしようか」とか「この困っている状態を何とかしてあげよう」とかいう発想になりがちです。

そうですね、事例検討改めて「支援向上会議」とか「支援振り返り会」とかそんな呼び名の方がいいと思います。

実際にやってみると、そうした視点で検討が進むと、非常に有意義な感じがします。

今日は、支援のプロセスのうち支援者が関わりを持つ中でとらえたアセスメント(見立て)について、相談者にフィードバックする(伝える)ということを重点的に考える機会を設けたのですが、これが実に実際のところできていないというのか、タブー視されていることが改めて分かりました。

私は常々、自分が感じていること、その方と関わっていて気付いたことについて、その方が次に進むために必要だと思えることについては、必ず伝えるようにしています。

もっとも、私はその人が自分自身について知る、他者から見てどう思うのか?という客観的な見方を得るということがその人にとって有益にならないことはないと思っています。

知らないことがありすぎて、教えてもらえず、遠まわしだったり、教えるのではなく怒られたり、一方的な評価を与えられたりする経験ばかりで、自分自身について他者の目を通した時にどう見えるのか?どう感じさせるのか?という貴重な情報を得られることができずにいることが不利益になったり、自立を妨げていたりすることがあまりにも多くあります。

だからこそ、支援者が見立てたその人についての情報をその人のわかる言葉、表現で伝えることがとても重要だと思っています。

そう言うと、よく言われるのは「そんなこと言えません」「言いづらいです」「失礼だと思われる」などなど。

実は、そう思うのは私たち支援者の都合と価値観なのです。

自分自身が表面的にいい支援者でいたいから人が嫌がであろうことは言いたくないとか、怒られたらどうしようとか思ったり、失礼だとか思うのは自分自身のその物事に対する否定的な価値がそこに含まれるから思うだけの話です。

私は意地悪をしたいとか、評価をしたいとか、自分が上に立ちたいとか、ダメなことに気付いてほしいとか、現状をわからせたいとか、危機感を持ってほしいとか、そんな勝手な期待やこちらの意向ではなく、その人を応援することに具体的に必要だから伝えるのです。

そうやって伝えることで、実際のところ関係が壊れてしまったり、自分自身で失敗したと思ったことはないですし、むしろそのプロセスをしないことがその先を進めることの妨げになることの方が圧倒的に多いです。

それはきっと尊重の基本姿勢ではないかと私は思っています。

誠心誠意、自分の感じることを伝える。

それは、支援というプロセスで相手と協働でこの社会を創造する仲間として対等に関わりたいと願う私自身の精一杯のメッセージです。

とは言っても、伝えることがとても難しいということもよくわかっています。
だからこそ、日ごろの練習がとても大事なんだと思います。

なかなか、この伝えることについて学ぶ機会がないんですよね。
逆に誤学習をする機会が多かったりして。

そのためにも、事例検討あらため「支援振り返り会」はいろいろな意味で重要なのでした

 

=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=

私も「ケース会議」とか、「事例検討」とかいうことばが大きらいです。
自分を「支援者」と表現することもほとんどしないと思います。
だって「支援者」なんかのつもりは毛頭ないですから。
応援団の一員だったり、「前途に幸多かれと祈る人」、だったりはしますけれど。

最近、相談時間を終えて、じゃあ3ヵ月後にまた、という別れ方をするときに、親ごさんや、先生方に「健闘を祈ります」って言うことが多いです。
または、「共に、がんばりましょう」とも。

「がんばってね」と「ようすを見ましょう」は、自分に対して禁句にしています。

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2013年02月05日

あたたかい北海道 と 寒い北海道と  (名寄 など)

週末(2月1日−3日)北海道に行っていました。
お目あては 名寄(なよろ)。旭川と稚内の間を結ぶ宗谷本線の沿線です。
名寄から講演依頼をいただいたとき、「名寄って、たしか、稚内の方だったゾ!」と思い、大喜びでお引き受けしました。

というのも、道内の飛行場でまだ降りたことのない唯一の空港が稚内空港だったからです。しめしめ、稚内空港を使うチャンス!と考えましたが、残念ながら、今回はその野望(?)は実現しませんでした。

というのも・・・・
名寄は、宗谷本線経由、旭川から特急だと一時間少々で行くのに、稚内からだと二時間かかります。そして、この線は、吹雪いたり、強風だったりすると止まってしまうことが多いのだそうです。
そんなわけで、稚内空港を利用するのは、またの機会の楽しみにして、今回は安全な方を選び、旭川空港を利用することにしました。

ちなみに、旭川からのJR線は、比布(ぴっぷ)ー塩狩(しおかり)ー和寒(わっさむ)−剣淵(けんぶち)−士別(しべつ)ー風連(ふうれん)などを通って名寄に行きます。
名寄から北には美深(びふか)、音威子府(おといねっぷ)、歌内(うたない)などの魅力的な名前の駅がたくさんあります。いつかゼッタイ通りたい!!


さて、出発一週間ほど前には、北海道の猛烈な寒さが報道されていました。
零下20度とか、25度とか。
名寄市は内陸なので、例年、とても寒いそうです。ダイヤモンドダストもみられるとか。ちょっと楽しみ。

ところが、出発前後から全国的に異様なあたたかさになりました。
1日夜の最終便で行ったのですが、旭川空港に着陸する前の機内放送で「ただいまの地上気温は摂氏3℃」と言われてびっくりしました。
夜だというのに旭川市内は、雪がとけて  びちゃびちゃの水たまりができ、雪も溶けかけてざくざく、ぐちゃぐちゃでした。あり得ない!!この時期の北海道は、雪がキシキシいうほど寒いはずなのに。
ありったけの暖かい服を着込んで行ったので汗ばむ思いでした。

2日は、時間の余裕があったので、知り合いのSTさんのいる東神楽(ひがしかぐら)町や東川町の子育て支援関係者、療育関係者の勉強会に混ぜてもらい、とても勉強になりました。
いつもながら、北海道の早期療育システム、支援ネットワークはすごい!
人の熱意がつなぐネットワーク。


東神楽町は旭川空港のある町です。以前、旭岳ロープウェーに乗ろうと行ったときや、富良野・美瑛に行く途中で通ったことがあります。
そういえば、旭岳ロープウェー、1回目は強風のため運行中止、雪辱のために行った2回目は定期点検のためにお休みでしたっけ。私は、高いところが大好きで、ロープウェーとかケーブルカーとかがあると、すぐに乗りたいクセがあるのですが。

20130203 ホテル前.jpg2日の午後、時ならぬあたたかい雨の中、旭川から汽車で名寄に向かうと、途中から雪になり名寄に着いてまもなく、猛烈な吹雪になりました。
すっごく居心地のいい「Bird Inn」というホテルを取っていただいていました。
夕方、ホテルの向かい側のお店までちょっと買い物に出ようとしましたがあたりは真っ白で、道も、方角もまったく見当がつかず、遭難の恐れがあったので(?)いっぺん道路を渡っただけで、すぐに引き返しました。

20130203雪が積もったクルマ.jpg




翌日、3日の名寄は雪。待望の零下10℃
何から何まで真っ白。

そんな中でも保育士さん、保健師さん、療育関係者、子育て支援の関係者、学校の先生方、保護者などなど多様な方たちが100人以上がわざわざ話を聞きに来て下さったことに感激しました。
申し込みは150人だったけれど、道路が通行止めになってこられない方もあったそうです。

帰り  旭川方面行きの電車の前面は雪だらけ。20130203ディーゼルの前面.jpg
でも  このあたりでは当たり前のことらしいです。
一両編成の快速だったのですが、運転手さん1名のワンマンカーです。
途中で雪崩があったり、何かの支障があったときに、一人じゃあ心細かろうなど思いつつ、でも、こんな中だから、北海道の方たちは、互いに手を貸し、力を出し、助け合うことが当たり前になり、また、自分の力で考えて判断する気風になってるのかも・・・などと思いました。
私が、ディーゼルカーの写真に撮りながら「前面は、全部雪がつくんですね」と運転手さんに言ったら、ちょっと面食らった様子で「雪の時は、いつもこんななんですよ。雪を巻き上げるからね・・・」と笑っていました。

そういえば、タクシーの運転手さんに、「東京では、こないだちょっと雪が積もった時、横断歩道が全然見えなくなって、クルマの運転はすごく大変だったんですよ」といったら「こっちでは、横断歩道が見えるなんてことは冬場にはありえないからね・・・」とびっくりされました。

帰り道、JR旭川の駅から、吹雪の中、空港行きバスの停留所に行くまでが一苦労。
バスを待つわずか5分の間、零下(たった!)10度とはいえ、だいぶ寒かったです。 あったかい北海道と、寒い北海道を味わえて、よかったです。

東京にいると見えないことが、たくさんあります。

名寄市には市立大学があるのです。保育、看護、栄養などの科があるそうです。
若い学生さんがたくさん住むので、市の活力にもなっているとか。
狛江にも、大学を誘致できないかしら・・・など考えたことがあるので、とてもうらやましかったです。

蛇足ですが、「名寄(なよろ)ってどういう意味かしら?」ってとても気になっていました。アイヌ語の「ナイ・オロ・プト」(渓流に注ぐ口)が由来。名寄川が天塩川に注ぐ様子をいったもの、だそうです。

posted by 中川信子 at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年01月14日

旅の流儀

今日(1月14日)は大雪。交通機関も乱れてお出かけの人は大変でしたね。

これが2日ずれていたら、危ないところだった  \(◎o◎)/!
と言うのも・・・・

1月12日(土)、三重県津市の保健センターのお招きで、健診にかかわる職種の方たちの研修会のため、津に行ってきました。
研修は午後1時開始、津に12時に着けばいいので、当日の朝出ても間に合うのですが、前夜に着いておくことにしました。

早起きしたくないことと、乗り換え乗り換えてやっとこさ到着したとたんに講演という生活がそろそろ負担に感じられるトシになりつつあること、そして、「講師がちゃんと来てくれるかしら?」という、主催者側の心配を少しでも減らしておこうという意図です。

前日は夕方までかかる仕事がありました。
終わったあと、荷物を持って、19時前に家を出て、名古屋着が22時前。名古屋から近鉄特急で津までは1時間です。
「たしか、近鉄のホームに、おいしいコーヒーのスタンドがあったっけ」とキョロキョロすると、あったあった!  

無事、カフェラテをゲットし、「ああ、やっぱり、おいしい」と幸せな気持ちで飲みながら、津に到着したのが23時前でした。
ホテルは駅前すぐの「ドーミーイン」というホテルを取ってありました。
この系列ホテルは、温泉大浴場、または、大浴場つきが特徴で、部屋の中にミニキッチンがついていたりして、居心地がいいので、愛用しています。
朝ごはんも美味しいんですよ!
入り口とベッドルームの間がドアで区切られている構造のところも多く、津でも間にドアがありまして、大変落ち着きました。

せっかくの3連休の1日目の土曜日。にもかかわらず、乳幼児健診に携わるスタッフが自己研鑽のために、日当も出ないのに、70人も出席してくださるとのこと。
英気を養って、伝えるべきことをきちんとお伝えしなくてはね。
で、いつものとおり、熟睡しました。

12日、お昼に保健師さんが公用車で迎えに来てくださり、駅から30分ほどの芸濃町の会場に行きました。
津もご多分にもれず、合併して市域がとてもとても広くなったとのこと。
でも、保健師さんを初めとするスタッフの方たちは、地域住民の健康や、親子さんの健やかな育ちを保障するために、と、こころを一つによいお仕事をしてらっしゃるようすでした。

どうしてそれが分かるかというと、講演後のグループワーク用に、教室形式ではなく、グループ分けした席の配置になっていたんですが、講演開始前も、グループワークのときも、あちこちでワイワイ話が盛り上がり、大きな笑い声もあっちこっちで上がっていたからです。

私はいつも、「ナカガワを招いてよかった!」と言っていただけるように、と念じながら講演活動をしていますが、特に、保健師さんや、健診にかかわる職種の方たちへの講演の機会は一番大事にしたいと思っています。

それは、今回の講演の題のとおり、「支援の入り口としての乳幼児健診における専門職の役割と具体的な対応」を意識して動いていただけるようになることが、育てにくい子、発達障害かもしれない子を持つ親御さんにとって、一番の応援になると思うからです。
特に、専門スタッフを確保することが難しい地域にあっては、保健師さん、保育園の保育士さんがカナメとなるのですから。
今回も「『ようすを見ましょう』って言わないで!」「伸びを待つ間、何をしたらいいのか、具体的に伝えて下さい」と強くお願いしました。

だいぶ前ですが、やはり、東海・近畿地方の保健師さんに招かれた際、「お医者さんでさえ確保がほんとに難しくて・・・・。高齢のドクターをやっと口説き落として、3時間かかって3ヶ月に一回来ていただき、健診を確保するのがやっとなんです。発達の診立てがおできになるとかならないとか、そんなこと、言ってられないんです! 心理職や言語の専門家確保は夢のまた夢です」という話を聞いたこともあります。

津、松坂、伊勢、伊賀上野、熊野・・・ 三重県も、ずいぶんいろんな所に呼んでいただいたなぁ、全国津々浦々、母子保健分野の人たちはがんばってるなぁ、私ももうひとがんばり!と思いながら帰路につきました。

帰り道も、近鉄名古屋駅ホームのコーヒーショップで、またまたカフェラテを買い、揺らさないように運んで(だから、お土産を見繕う余裕がなかった!)新幹線に乗り込み「ああ、やっぱり、おいしいなぁ」とチビチビ飲みながら、幸せな時間でした。

こんなふうに「あそこのお店のあれが美味しいから、今度行ったら、また食べよう」と思えるのが旅の楽しみの一つ。

でも、これはどうやら、同一性保持、こだわりの強い特性からかもしれず。
「もっと美味しいかもしれないから、新しい店で、または同じ店でも、別のものを注文してみる」ってことも時に、やりますが、ついつい、「前の時に大丈夫だった」ってものに傾きがち。

ADHD傾向の人は、食べるものも、泊まるところも、移動の経路も、そのつど、そのつど新しいものに挑戦するのかしら???

posted by 中川信子 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2013年01月02日

年の始めに

年があらたまりました。
家族が欠けることなく、病人もなく、お正月を迎えられることは、奇跡のようにありがたいことだ、と毎年思います。

年末、世田谷に住む実家の母が少々体調不良になりました。
いくら元気とは言っても、92歳という年齢もあり、あわやと心配しましたが、無事回復し、「もう、今年はダメかと思った」というおせち料理も作ってくれて、例年通り2日に、家族で遊びに行ってきました。

母が「いただき物のカステラがあるから」、と年末から言っていたので、食後にコーヒーをいれて、さあ!と長方形のちょうどカステラの大きさの包みを開けると、なんと!おいしそうな大きな栗最中が入っていました。
みんなで「ぎゃ!」と一瞬うろたえて、でも、口々にいろんなことを言いました。

「包みの大きさは、まさにカステラそのものだよね」
「お店の人が間違えたんじゃないの?」
「下さった方の勘違いじゃあないの?」
「開けてみて、佃煮だったり、海苔の缶だったりすることを思えば、ずっとマシだよね」
「逆にさ、『栗最中です』って言われてもらって、緑茶をいれて、開けてみたらカステラだったとしたらどうだろうか?」などなど大笑いした挙句、結論的には「おいしい最中だ」「栗最中はコーヒーにだって合うよね」といいながら、ありがたくいただきました。

そんな、ありふれた日常生活も送りつつ・・・・

一方では、社会的に期待されることは大きくなり、自分としてやりたいこともふえ放題ではありますが(年々ADD傾向=多動系の傾向が強まっているみたいです)何もかもができるわけではありませんし・・・・。

年齢と、幕引きについて、いろいろ考えながらの新年でもあります。

元日に地元・伊豆美神社でいただいたおみくじのありがたい「おことば」を心にとめて、ほどほどに、でも、「わきめも振らず」「一心に」取り組みたいと思います   (^_-)-☆

おみくじの ありがたい おことば
運気盛んにして事をなすによいけれど、万事細やかに気をつけて、一度思い定めたことはわきめもふらず一心になさい。何事も成功します。
【願いごと】 遅いが思い通りになる
【学問】    努力すればよし
【争い】    心和(やわら)かにして吉
【縁談】    心かわらねば叶うでしょう 

世の中には、タナボタということはなくて、努力したり、心がけたりしないと実現しない・・との教訓なのでした。
やっぱりね。。。。。。。

posted by 中川信子 at 18:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年12月28日

視点が変わった 第九でした

12月24日、クリスマスイブのその日、池袋の東京芸術劇場に第九(合唱つき)を聞きに行きました。

10月に新聞に都響の演奏会の広告を見つけたその日に衝動的にチケットを申し込んだのでした。

席の希望の欄に「舞台に向かって右の方」と書いて購入したのですが、な、な、な、なんと右も右!!  舞台の真上の右でした。

指揮者の表情は手に取るように見え、息づかいも聞こえ、楽団員がページをめくるようすや、ラッパ(?)係の人が吹き口をさかさまにして水分を出す様子や、ティンパニーの人がマレットを取り替えたり、響きを確かめながら演奏する様子も、実に興味深かったです。

あ、そうそう、バイオリンやウヴィオラの人が坐る椅子は普通の椅子なのに、チェロやコントラバスの人が坐る椅子は高さが調節できる椅子なんですね。
知らなかったなぁ〜。考えれば当然ですね。楽器の大きさが一定なのに、背の高さが違うのだから、椅子で高さを調節しないと、弾きにくいですから。


第九の第2楽章では、ティンパニーがモノスゴク大きな役割を果たしていることも、よ〜〜く分かりました。
メロディが出せない打楽器で“歌う”ことができるなんて、思いもしませんでした。

4名のソリストも真上から見えるので、その歌声に魅了されました。
声楽は体じゅうを楽器にする、って教えられましたが、ほんとにそうでした。

15年以上前でしょうか、豊島区の「ゆきわりそう」主催の障がいのある人と一緒に第九を歌う会(私たちは心で歌う、目で歌う合唱団)に参加して、ソプラノパートを歌ったことがあります。
上野の文化会館大ホールの舞台に乗れるというのが魅力でして。

自分が歌った時は、一番高い音を、長〜〜く伸ばすところでは、いくら「コーラスの人は、代わりばんこに息つぎをしてもいいですよ」って言われていても、貧血になりそうだったという記憶が鮮明です。

が、24日の二期会合唱団はさすが、でした。
どんなに高い音も、ラクラクと、声がひっくり返ることもかすれることもなく。
まあ、プロだから当たり前といえば当たり前ですけど、それにしてもスゴイと感心しました。

♪♪引き裂かれた者たちが、ふたたび結びつけられ、人はみんな兄弟となる♪♪ というテーマは、何回聞いても感動です。

音楽は、久しく自分に封印(?)していたのですが、人生も、明らかに、残りの方が短くなってきている今日この頃。
再び 音楽に触れることをしたいなぁ、という気持ちが強くなってきています。

聞くより、歌ったり演奏したり、作り出す方がゼッタイ楽しいと私は思うんですが、そうなると、騒音で周りに多大な迷惑(!)がかかるので、そこが思案のしどころ。

posted by 中川信子 at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年12月19日

成育医療センターのイルミネーション

12月16日の自主講演会は無事終了しました。
急な選挙で、行政などにかかわる方のキャンセルなどもありましたが、地震や大きな災害に遭遇することなく、スムーズに運んでよかったです。
ありがとうございました。

ほっと一息ついたりすると、風邪につけ込まれるスキを与えることになるかもしれませんが、幸い(?)一息つく間もなく、次々と用事が山積みです。。。
山積みにしちゃった私の責任もありますけど。

世田谷の実家に、高齢の母がいるので、可能な限り行くようにしています。世田谷通りを使って往復するので、成育医療センター前を通ります。
昨日、いつものように、夜11時近くに、成育医療センター前を通ったら、木がイルミネーションで飾られていました。
街のクリスマスのイルミネーションは、とてもきらびやかなものが多いですが、成育医療のイルミネーションは、抑えた色調のシックなものでした。

病室から、また、病院の行き帰りに、このイルミネーションを見る人たちはどういう思いなのかな〜と思いました。
夜、暗くなってから病院に行く、または付き添いから帰る方たちの中には、重篤な病気の子の親ごさんもいるのだろうな、と。

未熟児で生まれた長男が入院していた新生児室の隣には、白血病のお子さんたちの入院している病室がありました。

わが子は、「高濃度酸素を与えたので、未熟児網膜症になる可能性があります」との宣告は受けていたものの、生まれた直後の危機を脱し、今には退院できるだろうという状態での入院でしたが、すぐ近くに、生命の危機と背中合わせのお子さんたちがいる・・・ということが、若い母親であった私には、直視するのが難しい課題でした。

成育医療センターの、美しいイルミネーションを見ながら、そんな、40年近い前の気持ちを思い出し、入院しているお子さんたちが順調に回復し、ご家族に笑顔がもどりますように、と祈る気持ちになりました。

posted by 中川信子 at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年12月13日

12月16日(日)  御茶ノ水での講演会準備

講演会に招かれるのには慣れていても、自分が主催する講演会の時には、忘れていることがないかどうか、心配になります。

特に、今回の講演会は主催が「そらとも」。実態は、私と長男の二人だけです。
各地にお招きいただくチャンスは多いのに、保健師限定や、言語聴覚士などの支援者限定であることが多く、なかなか情報が届かないので・・・・といわれ、開催することにしました。
それこそ、北は北海道から、南は沖縄まで、ご参加の方々、ありがとうございます。

保育士、保健師、教員、小児科医、子ども支援の職種、保護者など、多種多様な方たちの参加名簿を見るとびっくりしてしまいます。

家内工業的催しなのですが、周辺の方たちが受付やら、いろんなことを快く手伝ってくださり、また、資料の印刷は、狛江市内にある「フリースクールコピエ」にお願いして、ボランティアみたいな、ささやかなオシゴトみたいな形で、作り上げていただきました。

おっと!!  会場はほんとに予約してあったかしら!!と一週間前に心配になって問い合わせたら、ちゃーんと予約されていて一安心。

会場があり、資料があり、プロジェクターとパソコンさえあれば、もう安心です。

本の販売は、例によって、「スペース96」さんに依頼しました。
毎回、講演テーマとぴったりの本を品揃えしてくださるのはさすがです。

ちなみに、「スペース96」さんは、クレジットカード支払いに限り、送料無料サービスとなっていました。
「障害者関係専門書店」との触れ込みの通り、新しい本、マイナーな本、多分、すべて揃っていると思います・・・・。

posted by 中川信子 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年12月06日

足元を固めたり、足元を見たり  靴をめぐるもろもろ

今日はおもしろいことがありました。

用事があってさる所にお邪魔しました。何人か一緒に行きました。
着いた時、靴を脱いで上がるお部屋には、人が大勢集まっていました。
集まっていた方たちがお帰りになったあと、お話ししたり、いろいろ予定を済ませて、さあ、帰りましょう という段になって、あれぇぇぇぇ、私の愛靴(?)がない!!

とても、似たクツが一足残されているものの、大足の私にはゼッタイに入りっこない小さいサイズ。居合わせたお仲間たちと「ええっ〜〜〜」と驚愕し、その場の方が心当たりに問い合わせてくれたりしましたが、残念、真相は分からず。

「大は小を兼ねる」って言うから、きっと、私のクツを履いて帰った「小足」の方がいたのではないか、というのが、みんなの推理でした。ブカブカだったんじゃないかな、転ばずに帰れたかしら・・・・。

で、その会場に備えてあった花柄のかわいらしいサボ風のサンダルをお借りして、帰りました。
久しぶりに通る、多摩センター。
狛江よりずっとにぎわっている大きな街。
多摩センターにはデパートもあり、その中のクツ屋さんで、同じ型のクツがないかと探しましたが、残念、ありませんでした。

お店の方が足元をジロジロ見るわけでもないでしょうが、何となく「足元を見られている」ような気がしてそそくさとデパートを後にしました。
ズボン姿のオバサンがかわいらしいサボ、ってのも、ちょっと・・・ね。
おかげで、ムダな買い物をしないですんでよかった!
クリスマスセールとて、いろんなきれいなものが一杯あったんですけど。

私が最近愛用しているのは「ヨネックス」の「パワークッション」です。
歩くのが大きらいな私ですが、これにめぐり合って以来、次の一歩が勝手に前に出る、という感じで、歩くのが苦にならなくなりました。
えんえん長い羽田空港内通路だって、新幹線のホームだってスタスタ歩けますから。

とても履きやすいので、この一足だけを履き続けていて、だいぶクタビレテ来ています。今朝、家を出るときに、「この靴もだいぶクタビレテ来たから、そろそろ次の一足を用意しておいた方がいいかも・・・・」とチラッと思ったのでした。
クツくん、私の心を声を察して、「ふん!  じゃあ、よその家の靴(カ)になるからいいもん!」っていなくなっちゃったのかな、と、ちょっと反省しました。

靴クン、帰ってきてちょうだい。
ボロボロになるまで大事にするから (^_-)-☆

足元を固める」って言いますが、足元は大事。
足に合った靴は、歩きやすいだけではなく、気持ちも安定します。
普段着姿とはいえ、この季節に、つっかけ姿で電車に乗るのはちょっと気が引けることでした。
が、とても、興味深い体験でもありました。
つまり、こちらがいくら「気が引けて」いても、周りの人は、多分、ほとんど気にしていないだろう・・・・ということ。

もう一つ、思い出したことがあります。
中学一年生の新学期始まってまもなく、登校すると、下駄箱に上履きが見つからず頭が真っ白になったことがあります。
その時は、五十音順で私の隣の下駄箱の主がそそっかしく間違えただけのことでしたが、「靴がない」って、途方に暮れる体験でした。
中学生の時には、途方に暮れて、ほとんど泣きそうになりましたが(確か先生に言って、先生がクラスにきいてくれて見つかったのだと思います)、今回は、「まあ、そういうこと、あるよね!」程度で、全くうろたえることはありませんでした。

長く生きてきて、成長したんだな(?)と、実感しました。
いえ、単に、面の皮が厚くなっただけかもしれませんけどね。

 

 

posted by 中川信子 at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年12月04日

言語聴覚士(ST)の会

 言語聴覚士の全国組織として「日本言語聴覚士協会」があります。そして、各自治体に県(都、府)士会が組織されています。
 最初はメンバーがとても少なかった県も、この数年でどんどん人が増えています。その多くは病院のリハや高齢者施設で摂食嚥下等にかかわる方たちであり、幼児や子どもの発達にかかわるポストはなかなか増えないのが悲しいところです。

12月2日(日)には、長野県言語聴覚士会のお招きで、長野に行きました。
会場は安曇野にある「長野県立こども病院」でした。
午前は講演、午後の研究発表会にも参加させていただきました。
ST以外にもOTさんや保健師さんの参加もあり、日曜日というのに100名近い参加者がありました。こんなにたくさん集まるのは珍しいとのことでした。

午後の研究発表では、事例報告がありました。一人のお子さんとその家族を地域の中でどう支えてゆけるのか、そのためのスキルアップをどうしたらいいかと、休日返上で真剣に考え合っている皆さんの姿に、感動しました。自分もその一員なんですけど。

分からないことだらけで、反省することばかりの臨床ですが、それでも、長くやってきたご褒美なのか、発表へのコメントを求められると、それなりに言えることがいろいろあるので、自分でも驚きました。

前日到着した松本は、この冬一番の冷え込みとのこと。きりっとした空気でした。
一度泊まりたいと思っていた「松本ホテル花月」に泊まって念願を果たしました。
以前松本に来た時、喫茶室でお茶を飲んでいたら、その横をとおって別館の宿泊室に行く人たちがいて、とてもうらやましかったのでした。

前夜に県士会の役員の方たちがお食事会を開いてくださり、馬肉やキノコのてんぷらなどの郷土料理を味わいました。馬の「タテガミ」や「大動脈」なども食べました。
大動脈は想像どおり、白っぽい色で、強靭な組織でした・・・・。噛むとこりこりします。食べながら「ここの血管の内側にプラークが溜まるんですよねぇ」などと言う話題になるのも、医療系の職種ならでは・・・かな?

お開きになったのは、10時近いかったのに、松本城を、みんなで見に行きました。ライトアップされていて、とても美しかったです。

ホテルに戻ってから部屋で見た信濃毎日新聞の記事によれば、電球をLEDに取り替えていく途中なのだそうです。LEDの電球は高価ですが、何でも、10年間の電気代2300万円が500万円代になるとか。
そういう話題に目が向くのも、行政と協働して何かをやろうという立場にいるからかもしれないな・・・などと思いつつ。

日ごろ、STの人たちとの交流はめったにありませんし、異質の人たちとの交流の方が楽しいと思っているのですが、同業の人たちの中にいると「やっぱり同じ思いの人たちはいいなぁ」「ことばが通じるってうれしいなぁ」「STってステキな人たちだなぁ」とつくづく思いました。

posted by 中川信子 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年11月30日

「当事者研究の現象学」3  11月29日

UTCP(=東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属共生のための国際哲学研究センター)主催の「当事者研究の現象学 3」が11月29日ー30日に東大駒場の教養学部で開催されました。

メーリングリストで紹介してくださった方があり、たまたま29日は時間があったこと、べてるの家から向谷地さんはじめ、メンバーの方たちが登壇し、また、4月に狛江に狛江に講演でお呼びして以来、興味津々の(「追っかけ」というほどは追っかけることができていない)熊谷晋一郎さんと、綾屋紗月さんもメンバーとして参加されるということで、聞きに行って来ました。

会場の東大教養学部(駒場)に足を踏み入れるのは何十年ぶり?だったでしょうか。建物が新築され、カフェやラウンジがたくさんできて、私が知っている頃とはずいぶん様変わりしているのにも驚きました。

べてるの家からは早坂さん、森さんをはじめとするメンバーが参加、向谷地さんをファシリテーターとして当事者ライブが繰り広げられ、後半は綾屋紗月さん主催のneccoメンバーによる当事者研究が公開されました。

一昨年の夏、北海道浦河べてるの家に見学に行ったときも、運良く向谷地さんが札幌から戻って来られる月曜日だったため、「べてるの家」と「浦河日赤」と、2回の当事者研究に見学参加できたのですが、その時と同じトーンの、何とも不思議な時間と空間が作り出されていました。

2日目のプログラムに参加できなかったのはとても残念でしたが、「当事者」が「苦労」を「研究対象」にして自分を知り、「苦労」との付き合い方を知ってゆく「当事者研究」は、どんな人にとっても、実は大事なことだよな・・・・と思いました。

「現象学」というものは何か難しいものだ・・・・程度の認識しかありませんでしたが、対象と意味との関係、現実を相互主観的にとらえられるかどうかの「共同性」の問題と、妄想・幻覚との関連を簡潔に説明してくださった主催者の石原孝二准教授の文章を読み、なーるほど、自閉症の人たちや精神障害の人たちの世界理解を読み解くには、脳科学とか神経生理学からのアプローチも役に立つけど、哲学からのアプローチもありえるんだな・・・と、とても感心しました。
依然として、難しくてよく分からないながら。

久しぶりに「べてるの家」のホームページを訪問し、変わらぬ空気を感じました。
昆布や手帳やカレンダーを売ってますよ。

posted by 中川信子 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年11月25日

ミルクティーへのこだわり・ウンチク

紅茶を飲むと、てきめんに心臓がドキドキするのでなるべく控えていますが、最近おさまってきたので、また飲み始めました。
あ、ご心配なく。心臓に関しては、薬も処方されていて、忘れずに服用しております。

さて、紅茶はミルクティーが好きです。
ミルクティーにするには、「Williamson & Mago」のピュアアッサムにまさるものはないと、この銘柄に決めていたのに、手に入らなくなって泣きたい気持ち・・・って以前書いたことがあります。
読んでくださっていた方があり、講演先で「紅茶がお好きなんですってね」と言われてびっくりしたことがあります。

その後、おいしいアッサムはないかといろいろ買い比べてみましたが、どうしても気に入ったものがなくて。
ミルクティーをいれるたびに「あ〜〜〜 おいしい!!」ではなく、「う〜〜〜ん、まあ、こんなものよね」と、いかにも“ガマンしている感”が残念でした。
こだわりの強い特性があると、こういう些細なところで、不便です。
よく言えば、「最高を求める、向上心が高い」のかもしれないけど、まあ、単にこだわりが強いだけ、ですよね。

しばらく前に、羽田空港に行く途中に通る川崎の地下街(アゼリア)の中の紅茶専門店「マユール(Mayoor)」で飲んだロイヤルミルクティーが美味しかったので、アッサムの茶葉を購入してみたところ「あ〜〜〜 おいしい!」と言えるミルクティーになりました。
これで、紅茶をいれるたびに「間に合わせ」をしている気分にならなくてすむので、うれしいです (^_-)-☆
通信販売もあるので、安心です。

 

ミルクティーと言えば、釧路空港内のカフェらぽーとのミルクティーも、オススメですよ。
ミルクティーの好きな方、釧路空港をお通りになることがあったらお試しください。
こないだ10月末に息子たちと一緒に釧路訪問した時にも飲みましたがやっぱりおいしかったです。これで4回目かな?何回飲んでもがっかりしないのでうれしいです。

人生、些細なことの中に、うれしいことがいっぱい!! です (^_^)v

 

Williamson & Mago  に関するウンチクを書こうかと思いましたが、興味ない方には迷惑だろうと思うので、やめることにします。
私って思いやりがあるワ(?!?!)

posted by 中川信子 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年11月23日

自閉症の漢方治療の飯田先生 ご健在

自閉症の漢方治療で成果を上げている飯田誠先生。
ご高齢でもあり、この春以降、とても体調が悪そうで心配していました。

新患の申し込みが後を絶たず、お昼ご飯も食べられない状況が続いている、ってゴホゴホ咳をしながらおっしゃってましたが、その時、実はひどい肺炎(無熱)にかかっておられたのだそうでした。しばらく入院・休診になっていました。

診療開始後、午前中の診療の受付を11時打ち切りにし、午後の時間の新患の予約を制限していると聞きました。

診療再開された後に、何回も医院の前を通りかかってのぞいてみていたのですが、いつも、待合室に人があふれていたので、遠慮していましたが、昨夜は久しぶりに長居しました。夜は割合空いているのです。近くに住んでいる者の特権ですね。

今、私が興味を持っているのは幻覚・幻聴についてなので、あれこれ質問しました。先生の長〜〜い経験の中には、興味深い、というか、おもしろい話が山盛りで、そういう例を交えながら解説してくださるので、「腑に落ちた!!」て感じに、精神科の知識が増えました。

自閉症への漢方治療も、少しずつ広がり、最初の診断を飯田先生がされると、その後の投薬を引き受けてくれる医療機関もだいぶ増えてきたとのことでした。一歩ずつですね。
自閉症とは似ても似つかぬ状態なのに「自閉症」と名前をつけられる誤診があまりに多い!!って憤慨してらっしゃいました。
障害のある子どもを「生活の中で」長い期間見てこられた先生の経験は、診察室でしか子どもを診ないお医者さんの目とは、レベルが違いますから。

ともかく、飯田先生がお元気だったので安心しました。

先生を頼りにしている患者さんたちのためにも、長持ちしていただかなくちゃいけないので、新患がどんどん来ませんように・・・と思っています。
でも、親ごさんの気持ちを考えると、そうも言ってられないし。
「私が担当するお子さんだけは、新患でも、診て下さいね」って言うのもあつかましすぎるし。

飯田医院 http://www.iida-neurological-clinic.biz/

 

漢方服用日記を書いている方のブログ発見!

   

posted by 中川信子 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年11月21日

♪  たんたんたんたんたんじょうび  ♪

今日、11月20日は私の誕生日でした。校正ゲラも返送したし、締め切り原稿も書き終えたし、気持ち的にも丸一日オフなのもありがたい限りでした。

年下の友人から立派なフラワーアレンジメントのプレゼントが届き(大好きなピンク系で統一されていて)、同い年の友人からもあれこれが届き、ウフフと、幸せでした。

ちょっと所用もあり、小田急線の向ヶ丘遊園のダイエーに行きました。結婚後しばらく住んでいた町なので、懐かしかったです。
名古屋が本拠の「コメダコーヒー」があります。←これは数年前に開店したもので、私が若かりしウン十年前にはありませんでしたよ。

狛江でお仲間たちと行ってきた地域活動の団体「一般社団法人サポート狛江」の活動も、9年目の秋を迎えました。
市との協働事業の実績を積み、さらに、展開すべき課題が見えてきています。

どうしても活動拠点が必要だ・・・・とみんなで思っていたのですが、ついに、市役所の近くのマンションの一室を借りて拠点とすることにしました。
18日(日)に机などの家具類の運び込みを決行し、今日20日は遅れていた畳替えが完了しました。
我らが拠点の記念すべき誕生日が、自分の誕生日なのもうれしいことでした。

引っ越した翌日から、早速、急な相談に乗ってほしいと言う方があったり、その後も次々「じゃあ、事務所においで下さい」と言うハメになる話が続出しています。

まあ、本音のところでは、「還暦を過ぎて、そろそろ世代交代、リタイアだ、と思っていたこの時期に、なんでまた新しいことを始めなくちゃいけないんダロー」との思いもありつつ、周りの皆さんには「悠々自適なんて、団塊世代にはあり得ない話だ!」と一蹴されています。

開設よりも、維持・継続していくことの方がずっと大変なのは分かっていますが、「ともかく始めちゃうことよ!」との励ましの声を背に、やれることを続けてゆこうと思っています。

ひと手間余分にかかる子育てを通して見えてくるのは、「地域づくり」「ネットワーク構築」そして、「地域での働き場所の創出」の課題です。

 

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2012年11月12日

男の子の子育て

先日、羽田空港に向かう電車の中で、男の子を3人連れたお母さんがいました。
一番上が4年生、真ん中が2年生、一番下の子が4歳児さんかな?と思えるにぎやかな親子でした。

一番上の兄ちゃんが、結構、あわてんぼみたいで、真ん中の人は沈着冷静で、末っ子はおかあさんにぶら下がったりして甘えん坊みたいでした。
乗り込むところから、おかあさんはお兄ちゃんに「ほら、他の人にぶつからないように!」と注意し、合間で末っ子に「重いからぶら下がるんじゃないの!」と言い、二駅乗って降りるときには3人ともに「電車とホームの間が開いてるから気をつけるのよ!」と声をかけて降りて行きました。

いやーーー、男の子の子育ては、大変!!
心の中で「健闘を祈る!」とつぶやきました。

また、別のある坊やは、まだ1歳半になっていませんが、もっぱらブーブに夢中だそう。
わが家でも、ミニカーがどんどんふえて行った時期がありましたっけ。子どもの喜ぶ 顔を見たくて、ついつい財布のヒモが緩むんですよね・・・。

親が「男の子だから」とか「女の子だから」と意識していない場合でも、どうして男の子は「ブーブ」や「ゴッゴー」(電車)に魅入られるのでしょうか。

実に不思議です。

posted by 中川信子 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年10月31日

風邪ひき   など

10日ほど前からのどの奥がムズムズしたり、イガイガしたりして、風邪が出たり入ったりしてるな・・・との自覚がありました。
何とか持ちこたえていたのですが、いくつか、どうしても出なければならない会議や、引き受けていた講演が終わり、久々のお休みができたとたんに、ゴホゴホといかにも風邪っぽい咳になり、鼻水も出てきました・・・・。

普通は、薬はあまり飲まないのですが、今日、特定健診の結果を聞きにかかりつけのお医者さんに行ったついでにお薬をいただいてきました。

夏から冬の身体にギアチェンジするためには、一度くらい風邪を引かなきゃダメだという考え方もあるみたいだし、野口整体などでは「経過」とか「調整」という考え方をするようで、それは、とてもナットクできる考え方ではありますが、でも、いざ、風邪を引くと、「早く治りたい!」って思うのも事実。

10月27日、桐生の「ひろさわ保育園」に招いていただき、行ってきました。
もう長いお付き合いで、いつ行っても、「保育園はかくあるべき!」と思わされます。ひろさわ保育園は、保育園には珍しく、神社の中にあります。

桐生ついでに、親友・金居孝子さんのお店「とおりゃんせ」に行ってきました。
夜通し・・・ってわけには行きませんでしたが、どうして、こうたくさんしゃべることがあるんダロ、と思うほどしゃべってきました。当然、夜は桐生泊まりでした。
しゃべりすぎて口から風邪が入りこんだのかも・・・・。


桐生「ふる川」の「ひもかわうどん」を食べに連れて行ってもらったのですが、それはそれは美味しいものでした。

「麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店」です。
駅近くのホテルパークイン桐生にある「味処 ふる川」も有名ですが、相生店の方が夜遅くまでやっているので(長々としゃべるには)便利でした。
「ひもかわうどん」の想像を超えた姿が「食べログ」に出ているので、興味ある方は見てください。http://tabelog.com/gunma/A1002/A100201/10001434/

なにせ、幅が10センチくらいあるんですから  \(◎o◎)/!

相生(あいおい)は、わたらせ渓谷鉄道と東武桐生線の乗り換え駅である「相老」(あいおい)駅の近くの地名です。
相老といえば、以前、まだ、星野冨弘さんが、東村に住んでいらしたころ、お宅に伺う時に何回か乗り換えたものです。
とおりゃんせの金居さんと知り合ったのも、ちょうど、同じころ。

人の縁は不思議だなぁ、人間は、支え、支えられて生きるんだなぁ、など、なつかしく20年前を思い出しました。
40代のころ、私は、ほんとに、生きるのが大変でした・・・・。

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2012年10月25日

秋の日に

暑いってどんな感じだったかしら?と思い出だせないほど涼しく、朝夕は肌寒いほどになってきました。

このまま、気温が下がって、冬の訪れということになるのですね。
なんだか不思議な気持ちがします。

今週末10月27日は桐生へ、そのあと、大分、長野、大阪など、いくつかの遠出が控えています。保健師さんからの講演依頼以外は極力断っている、と言っても、言語聴覚士の県士会や、小児科医研修など、今伝えておかないと! と思う依頼があり、ついつい動き回ることになっています。
そうこうしているうちに12月16日、東京での自分の主催研修会もあり、それが終わると年が暮れます。

あたふたの毎日ですが、でも、待ってくださる人がいるのは、本当にありがたいことです。

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2012年10月17日

歌「友だちはいいな」(繁下和雄作詞 小山章三作曲)

ずっと前、コーラスをしていた頃に知った歌があります。

「友だちはいいな」(繁下和雄作詞 小山章三作曲)

一度聞いたらすぐに歌えるような、なつかしい歌です。

♪♪友だちはいいな/どんな時でも/心と心が 通じあう♪♪

♪♪     喜び悲しみ/分かち合う ♪♪

作曲者の小山章三先生は、いくつもの合唱曲を作曲している方です。

どんな曲か?  YouTubeにありました。⇒ 「友だちはいいな」

私はこの歌を歌うと、なぜか、涙が出てきます。

 

小山先生は、長野県出身の方です。
長野県+歌といえば、県歌「信濃の国」が有名です!  
長野県人が集まると、必ず歌うという。
時々買いに行く肉屋さんの壁にも、「信濃の国」の歌詞が張ってあります (^_-)-☆
歌詞が難しくて、耳で聞くだけでは分からない所があるのですが、解説つきの曲がYouTubeにあったのを聞いて(見て)勉強になりました〜〜〜〜

    ⇒   歌「信濃の国」

 

また、歌いたいです・・・・・・。

 

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2012年10月11日

あらためて コミュニケーションの大切さを思う日々です

小学校高学年~思春期〜青年期に、いろいろなうまく行かなさをかかえて、学校に行けなくなったり、お家に引きこもったり(引きこもらざるを得なくなったり)するお子さんにお会いしたり、間接的に話を聞いたりすることが、このところ、とても多くなりました。

実際に、時代、世相のせいで、そういう子どもや青年が増えているのか、「問題」としてとらえられるようになってきたので顕在化したのか、それとも、私が大きくなった人たちの育ちに注意を向けるようになったせいなのか、理由は分かりませんが。

さまざまな背景はあるでしょうが、あらためて、コミュニケーションの大切さを思っています。
そして、「きこえとことばの教室」の先生、阿部厚仁さんの本を読み直して、いろいろ考えるところがあります。

阿部先生は、こんなふうに書いています。長くなりますが引用します。

「私たち、言っていません!」

待ちに待った異動教室。みんな貸切バスに乗り込みました。こらから目的地まで、歌を歌ったりゲームをしたりして楽しく過ごすのです。
後ろの方では席の交換が始まりました。
「席、かわれよ」
「なんで」
「いいから、あっち行け」
「理由を言ってよ」
「うぜえんだよ、死ね!」

こういうことばを使っているのは、男の子でしょうか、女の子でしょうか。

どの子もかんたんに「死ね!」と口にします。
みんなのように「死ね!」とは言えない子もいます。

   (中略)

仲間になるか、仲間はずれになるか

あいさつ代わりに蹴る、押す、叩く。

「バカ」「うざい」「死ね」と言う。
そういう日常に傷ついた子はどうなるでしょうか。
ふた通りあります。

ひとつは同調です。
「何言ってんの、バーカ」
「あんたこそ、バカのくせに」
と言い返しながら、輪の中に入っていく。
すると言動は、どんどんエスカレートしていきます。


もうひとつは防御です。
「オレはいい」とひとり輪からはずれていく。
そんな様子を見て、まわりはまた言います。
「なんだよ、ひとりだけ」
「バーカ」

もちろん、先生は注意します。
「その“バーカ”って言う言い方がイヤなんじゃないの?」

でも、「相手を傷つけている」という自覚がないから、注意しても馬耳東風なのです。

    (中略)

子どものことばを育てるのは親

「何トロトロしてんだよっ!」   スーパーに響きわたる怒鳴り声。

見ると、小さな子どもを連れたお母さんです。
子どもが泣けば
「いつまでも 泣いてんじゃねえよ!」

そういう子が小学校にあがるとどうなるか。

やはり、ふた通りあるようです。

一つは親と同じような口調になる。
「何言ってんだよ、てめえ」
ケンカ腰だから、すぐにトラブル。友だちも増えません。

もう一つは落ち込んでしまう。
「お母さん、僕のこと嫌いなんだ」
それをお母さんに告げると
「ほんとですかぁ? 私、やさしいですよ!」

子どもは敏感。
穏やかな口調は大切です。
強くて便利なひとことですませていると、子どものことばは育ちません。
それでは、揺れ動く自分の気持ちを誰かに伝えることも難しいでしょう。

伝わらないから口も閉ざす。
聞いても答えない。
答えても単語。
子どものことばを育てるのは親なのです。

   (中略)

私自身がいちばん怖いなあと感じているのが、「死ね」なんていうことばを安易に使ってしまうところです。
どれだけ相手を傷つけているのか気づかない。
言っている本人も、それほど悪意がない。
そんななかでぶつけられることば。
そういうかかわり方をする子どもたち。
みんなどこにでもいる子どもたちなのです。

   (中略)

コミュニケーションの基盤であり、かかわり合いの始まりである家庭。
そこでどんな会話が交わされ、どんなかかわり合いができているのか。
そのことが、とても気にかかります。

もう少し、子どもを近くで見ていきませんか。
もう少していねいにかかわって行きませんか。
もう少しゆっくりおしゃべりしてみませんか。

長くつづかないコミュニケーションも、うまくかかわれない関係も、ちょっとした工夫やコツ、考え方や見方、接し方に気がつけば、よい方向に変わっていきます。

そらは「きこえとことばの教室」での実践で、私たちが証明済みです。
ためしにやってみてください。
こどもたちと一緒の時間が楽しくなります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以下、聞きじょうず、話しじょうずになって、コミュニケーションをすすめるためのヒントが提案されています。

「子どもが変わる ハッピーコミュニケーション  家庭内編」(小学館)

ハッピーコミュニケーション家庭内編.jpg2007年に出版された本ですが、5年たった今は、さらに切実感、いえ、切迫感が増していると感じます。

同じ著者による「クラスが変わるハッピーコミュニケーション 学校生活編」(小学館)も合わせて読んでみてください。 


人はことばによってつながり、ことばによって気持ちを共有し、喜びや悲しみを分かち合い、 一緒にこの世界を生きていく元気をもらうのだと思うのです。

ことばを大切にする大人によって、子どもたちは、自分を大切に思い、相手をも大切にする気持ちを育ててもらえる。


そんな、当たり前すぎるほど、当たり前のことに立ち返って、乳幼児からの子育てを見直し、考えなおして行かないと、日本の社会は、これから、もっともっと殺伐とした、ヒドイありさまになってしまいそうで、心配でなりません。
何より「どうせ、オレなんか」「どうせ、アタシなんか」って、自分のことをハナから認められず、信じられない人に、育ってほしくないと思うのです。
子どもたちには、幸せでいてほしいから。


家庭での乳幼児期からの、ていねいなかかわりが大事。
世の中に、受け入れられている、という実感を持たせるようなかかわりをすること。
そのことを、是非とも発信していかなければと思います。
が、それが、「家庭の教育機能の強化」といった、“上から目線”の強制的な統制に走ること万事解決できるとも思えません。

どういう方策がありうるのか。
思春期、成人期に向けて「生きているって、悪くないね!」「助けあって、一緒に暮らそうよ!」っていう気持ちを持つ人間に育ってもらうために。 

やはり、地域での、草の根的な子育て支援の積み重ねでしかやって行けないのでしょうか・・・・。

posted by 中川信子 at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年10月02日

「子どもの心の診療医研修会 終了(9月30日)

去る9月30日(日)に、東京・霞ヶ関灘尾ホールで「子どもの心の診療医研修会」が開催されました。
主催は厚生労働省・日本小児科医会・恩賜財団母子愛育会です。
九州や西日本から参加予定だった先生方は、台風の影響で飛行機が欠航になって当日キャンセルが多く出たそうでした。
お医者さんは、勉強熱心だなーと感心し、わが身の不勉強を恥じました・・・・。

毎年夏のセミナーでお話をしている母子愛育会の担当者から「1歳半健診・3歳児健診にからめて、ことばの遅れの診立てとアドバイスについて話してください」とお声がかかったので「いいですよ〜」と軽くお引き受けしたのですが、よくよく聞くと小児科のお医者さん200人が集まる会と聞いて、ちょっとビビりました。

でも、もう一人のスピーカーが、三鷹の「あきやま子どもクリニック」の秋山千枝子先生で、コーディネーターが吉村小児科の内海裕美先生だと聞いてすっかり安心。
日ごろ、1歳2歳3歳代のお子さんたちと接する時に、どんな所に着目するのか、また、ことばやコミュニケーションを促進する毎日の関わりについて、お話しさせていただきました。

秋山先生は、三鷹市の教育委員長です。私も狛江市の教育委員長職務代理者を務めて来ました。医療職の立場から教育の分野にどう関わるか、お互いいろいろ苦労があるので、待ち時間にそんなお話もしました。

発達障がいの早期発見が大事なのは、早い時期に「育てにくさ」の原因を理解し、望ましい接し方に舵を切ることで、親子の関係が悪化しないようにするためです。
何も発達ショーガイ! というハンコを押して、どうこうするためではありません。
そこの所がなかなか正しく理解されないまま、「発達ショウガイ」ということばがどんどん一人歩きしているのが、気がかりです。

気がかりのある子なのか、単に元気いっぱいなだけの子なのか、物静かな性格の子なのか、心配した方がいい対人関係希薄な子なのか。
たくさんの子どもたちを集団で見る保健師さんの「目」は、かなり確かです。

保健師がせっかく、フォローグループに誘っても、かかりつけの小児科で「お母さん、大丈夫だよ、ようすを見れば。小さいうちはこんなもんだよ」などと言われて、かかわりの時期が遅れてしまうこともあります。

1歳6か月、3歳児健診が集団健診(保健センター等で、保健師さんが関わる形での健診)ならいいけれど、個別の小児科に委託になっている地域では、小児科の先生方の悩みも深いのだろうな、「早く見つけなくちゃ!」「見逃しのないように!」というプレッシャーを強く感じておられるのだろうな、と感じました。

全国どこに住んでも、同一基準の健診がうけられ、事後のフォロー体制も等しく整っている・・・・ようになる日が早く来るといいのですが。
ま、とりあえず、自分のいる位置で努力するしかありません。

そうそう、最近、保健師研修や、地域での発達支援関連の研修会の折には、ほぼ毎回、DVD「ことばを育てる語りかけ育児」を映写して説明しています。
共同注意(視線の使い方や指さし)の話はことばではなかなか伝わらないのですが、動画があると一発で伝わります。ありがたや、ありがたや。

自分が監修したDVDなのですが、会場で再生画像を参加の方たちと一緒に見ながら、毎回「なーるほど、そういうことだったのかー」など、感心しきりです。
価格が価格なので、なかなか個人で購入していただくわけには行かないでしょうが、子どものコミュニケーション発達についての理解が深まるために、もっともっと広がるといいな、と思っています。

posted by 中川信子 at 23:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年09月30日

ディスレクシア(読み書き困難)の講演会を開きました

9月29日、「NPO法人エッジ」の藤堂栄子さんを狛江にお招きして、「読み書きの苦手な子どもたち〜〜ディスレクシアの理解と望ましい対応のために」を開催しました。

おもしろおかしくわかりやすい講演のほかに、参加者で疑似体験の時間もありました。
難しい文字を書き写すとか、短時間に複雑な図形を写すとか、いろんな課題が出され、しかも、藤堂さんが、わざと、とはいえ、「まだわからないかなー」とか「あと一分ですよ」「急いで、きちんと」「笑ってる場合じゃないでしょ!」など、焦らせるような、意地悪な突き放すようなことばをかけるので、とてもメゲる気持ちになりました。

そのあと、参加者がグループに分かれて「どんな気持ちになったか」「どうしてほしかったか」「先生(役の藤堂さん)のイヤな行動」などを話し合い、80名弱の参加者は、大盛り上がりでした。

学習全部が遅れているわけではなく、できるできないの差が大きいので、「怠けている」「ふざけている」「がんばりが足りない」と誤解されがちな、発達凸凹や、ディスレクシアの子どもたち。
小中学校の巡回相談でも、クラスに何人かは、必ず、どうやら読み書きで苦戦しているらしい児童生徒がいます。

学校の先生方に、一番聞いてほしいお話でしたが、先生の参加が少なくて残念でした、でも、参加された保護者から「子どもの苦しさがよく分かった」という感想もあり、実り多い講演会でした。

終了後、「サポート狛江」のメンバーと、藤堂さんとでお茶を飲みながら、いろんな話をし、互いの凸凹ぶりをシェアし、喜び合いました  \(◎o◎)/!

「私なんかね!」と、自分のやらかした失敗や、不得意なこと、子ども時代にどんなにヘンな子だったのかを、自慢しあえるのは、こういう団体ならではの楽しさです。

posted by 中川信子 at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年09月12日

「気持ちを出せる」ということ

 私は一人30分とか45分とかに区切られた時間で2歳3歳の小さなお子さんたちと遊びます。
保健師さんが子どもの相手をしてくれて、私はもっぱらお母さん(お父さん)とお話しするときもあるし、私が一人で二役をこなす時もあります。

できるだけ楽しくなって、本当の力を見せてもらいたいと思うので、子どもの興味に合わせ、子どものペースに合わせ、笑顔が出るようにと心がけます。
なので、遊ぶのは、うんと楽しいはずです。

問題は帰るとき。
「さあ、そろそろおしまいに・・・・」と言っただけで、キッと私のことをにらむ子もいれば、「ええーっ」と棒立ちになる子もいれば、ことばが話せるようになっている子だと「やだ」とか「もっとあそぶ!」とか言います。

お母さん(お父さん)たちは、私たちスタッフへの遠慮もあるのでしょうが「早くおしまいにしないと、次のお友だちが来ちゃうから」と説得したり、「帰りに公園で遊ぼう」と取引したり、いろいろです。

本来子どもは、楽しいことからムリヤリ引き離されるのはイヤなのが当たり前。
「イヤ」とか「もっと遊ぶ」って言ってくれるのが自然。
「イヤ」「帰らない!」と言い張る子に、「そうだよねぇ、もっと遊びたいよねぇ」「まだ帰りたくないよねぇ」と、君の気持ちはよ〜〜くわかるよ・・・と共感しつつ「でも、そろそろおしまいにしないといけないから、困った」「そうだよね、もっと遊びたいよねぇ」と何回も行きつ戻りつしていると、徐々に、帰る方向に向かってくれるものです。

もちろん、どうしてもイヤで、大泣きするのを抱きかかえて部屋の外まで連れて行くハメになることもありますけれど・・・。

でも、「イヤだ」とか「帰らない!」と言ってくれると、私たちは「気持ちを出せていてよかった!」とほっとします。

逆に、「そろそろおしまいに・・・・」と言ったあたりで、さっと帰り支度を始めたり、お母さんが「先生にサヨナラして」というと、じょうずにサヨナラできてしまったりすると、「ええ〜、大丈夫かしら?」「自分の気持ち、ちゃんと出せてるのかな?」と心配になります。

2歳、3歳の子は、「イヤだぁぁぁぁぁ」とか「もっと〜〜〜するんだぁぁぁぁ」と、ダダをこねつつ、徐々に自分の気持ちをおさめていくことを学んでいる時期。
最初からお利口さんであることを要求しすぎるのはよくない。

「言うことを聞きすぎてるんじゃない?」「この時期に学ぶべきことを、ちゃんと学べているのかな?」「先に行ってから、揺り戻しがこないかな?」と考える視点も、必要と思います。

親としては、なるべく素直に、悶着をこさず従ってくれる子であるように求めるものです。私にも覚えがあります。その方がラクですから。
でも、子どもの育ちにとって「イヤだぁぁぁ」とちゃんと気持ちを出せるのは大事なのだということ、そして、その気持ちを受け止めてもらうことがとてもとても大事だということを子育て中の親ごさんたちに、もっと伝えていく必要があるように思います。

posted by 中川信子 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年09月09日

瑞穂の国の豊かな実り(新潟県南魚沼市)

9月8日、南魚沼市(新潟県)の「子ども若者支援ネットワーク形成のための講演会」に行ってきました。

主催の「子ども・若者育成支援センター」が教育委員会内に設置されているというのもうらやましいことで、勉強したかったし、相方(?)が、「発達障害の子のいいところ応援計画」(ぶどう社)等で有名な阿部利彦さん(現・星槎大学)なのも楽しみで、行きました。

案の定、「子ども・若者育成支援センター」は、市内の保健師さん、保育園、学校と連動しながら、とても積極的な動き方をしており、100人以上の来場があって、あちこちで「やあ、こんにちは」といったあいさつが交わされていることから見ても、日常の連携が、スムーズに働いているんだなぁ、と思わされました。

阿部先生のお話は、抱腹絶倒がらみ、でも、発達障害や、かもしれない子どもたちへの理解のまなざしを広め、深めるものでした。
めでたく卒業していくことになった子が、最後に阿部先生に残したということばも、「そういう子、いるよねぇ」と、つくづく感じました。つまり、「フツウ」だったら「先生、お世話になりました。ありがとうございました」とでも言って別れて行くような場面で、「先生も、いい仕事しましたね!」と言った、という・・・・(笑

会場の「南魚沼市ふれ愛支援センター」は、大河ドラマ「天地人」に出てきた直江兼続(かねつぐ)の居城近くとかで、落ち着いたたたずまいの場所でした。

越後湯沢から会場もより駅の六日町までは上越線でゴトゴト行ったのですが、線路の周囲は田んぼが広がり、黄金色一色。まさに、「黄金色の」「たわわな実り」ということばがぴったりでした。
来週あたりから、稲刈りが始まるとのこと。
刈り取られた稲が「米」になると、「魚沼産コシヒカリ」になるんですね。

日ごろ、東京ばかりにいてバタバタしていると実感できませんが、この国は「瑞穂の国」なんだなぁ、と思いました。

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2012年09月05日

うふふ・・なこと  切り返しなしでの駐車

東京都調布市とのかかわりは、もう35年になります。

あゆみ学園(現・子ども発達センターへと発展)に行き始めてからです。

その後、健康推進課での、健診後フォロー事業としての「子どもの相談室(ことば)」の仕事も、はや、25年以上になります。
保健師さんたちの熱心さと、連携先である発達センターや、フォローグループの内容の充実に支えられてのことです。
仲間がいるからがんばれます。
それは、狛江での仕事も同じです。

さて、調布市の保健センター(たづくり西館)までは、20分ほどの距離を、クルマで通勤しています。クルマの免許を取る前は、バスか自転車で通っていました。
クルマはラクです。暑くても寒くても、雨でも風でもノープロブレム。

ただ、地下駐車場がトレー式なので、最初は停めるのがとても大変でした。
今はだいぶ慣れたので、汗ダクにならずに、トレーに入れられるようになりました。
と言っても、やっぱり、何回かは切り返しをしなくてはなりません。

今日は、見事! 一発でバック駐車ができました!!
切り返しなしで駐車できたのは、今まで100回以上停めたうちでも、まだ数回です。
思わず駐車場の係員の方に「やったぁ! 切り返さずに停められた!!」と自慢してしまいました。

「今日は一日いいことがありますよ!」と、言ってもらえて、うふふ・・・でした。

 

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2012年09月02日

2012年7月23日付け 文部科学省 「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」

7月23日に、文部科学省より

「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」  が発表されました。

これは、「文部科学省中央教育審議会>初等中等教育分科会>特別支援教育の在り方に関する特別委員会」の報告です。

「概要」の中の冒頭部分だけ貼り付けました。


 〜〜〜〜「概要」より 冒頭部分を貼り付け〜〜〜〜〜〜〜〜

1.共生社会の形成に向けて

(1)共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築

  • 「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会である。このような社会を目指すことは、我が国において最も積極的に取り組むべき重要な課題である。
  • 障害者の権利に関する条約第24条によれば、「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。
  • 共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要であり、その構築のため、特別支援教育を着実に進めていく必要があると考える。
  • インクルーシブ教育システムにおいては、同じ場で共に学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要である。小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「多様な学びの場」を用意しておくことが必要である。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下略〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


詳細はぜひ本文を読んで下さい。

平成19年4月1日付けの文部科学省の「特別支援教育の推進について」(通知)を読んだときのうれしさを思い出しました。

 

 

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2012年08月28日

すいかの皮の乾燥 で 省エネ

暑い暑い日々。
省エネを心がける・・・・と言っても、高齢者の仲間入り間近な私としては、ガマンして熱中症になるよりは、冷房を適切に用いて、ダウンしないことが肝要。
遠慮なく、エアコンをつけることにしています。

でも、電気を消費することに、どことなく罪悪感もあるので、せめてもの罪滅ぼし?のために省エネを心がけ、必ずやっていること。それがすいかの皮の天日乾燥です。

すいかは発汗を促し、腎臓のはたらきを高めるというので、暑い時期には意識的に食べるほうがいいそうですね。
でも、皮がたくさん出ます。
水分の多い生ゴミを燃やすには、石油をたくさん消費する、少しでも水切りに協力してほしい、とテレビで言っているのを見ました。
「なるほどーーー」とガッテンして、それ以来、スイカの皮は、ギラギラの太陽の下で、カラカラに乾かして、容積と水分を減らしてからゴミに出すことにしています。

水気たっぷりのスイカの皮の姿と、カラカラに変わすいかの皮.jpgり果てたお姿とをアップしました (^_-)-☆  
干しあげた方は、「カラカラ」と音がします。 

そういえば、小学校の(多分高学年の)夏休みの自由研究で「野菜の水分量を測る」というのをやったことがあります。
大根やニンジンやきゅうりを小さく切ってカラカラに干して重さをはかりました。結果はよく覚えていませんが、何しろ、「野菜のほとんどは水分なんだなぁ!」と言うことが分かりました。

今回はスイカの皮の重さの変化は測定しませんでしたが、やってみたらおもしろかったかしら。

 

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2012年08月14日

やさしいことばを聞きたくて・・・  + 後日談

世田谷区で一人暮らしをしている高齢の母から夜になってから「かかりつけ医のお盆休みを忘れていて、飲み薬が今日までの分しかなかった!」とメールが来ました。
あら大変。心臓とか血圧の薬なので、一週間くらい飲まなくても大丈夫、ともいえますが、薬で健康が維持されているとしたら、この暑さの中、一週間薬なしは心配。
近くにある医院は軒並み御盆休みのようです。

翌朝一番で、いつもお世話になっているケアマネージャーさんに電話して「この時期でもやっている病院を教えてください」とお願いしたところ、いくつも教えてくれました。
午前中しか診療していない公立の大きな病院には行かれません。私は午前中から四時までは仕事の約束があったので。
教えてもらった中に、下高井戸駅前のY小児科内科病院の名前があったので電話して聞いてみると、18時まで診療しているとのことだったので、そこに行くことに決めました。

そのY小児科内科病院には忘れられない懐かしい思い出がありました。
長男が3歳か4歳くらいだったでしょうか、夏の日曜日にアイスキャンディーを食べたら急にひきつけたことがありました。
私たち一家はそのころ、世田谷に住んでいて、当日の休日診療当番医がY病院でした。ひきつけはわりあい簡単におさまりましたが、ともかくも受診!!
かかりつけだった国立小児病院(当時。現・成育医療センターに統合)でのデータや、既往歴などは忘れず持参しました。

Y先生はやさしく「心配いらないでしょう」と言ってくださり、「心配いらない」と判断した理由をちゃんと話してくださいました。
そして、持参した書類を見ながら、「アレルギーの値(IgE)がこれだけ高いのに、喘息の発作は少ないほうですね」とおっしゃいました。
息子のIgE値は、かかりつけのアレルギー専門病院で「こんなに値の高い子は、この病院始まって以来だ!」といわれるほどでしたから。
「精神的には強い子だと思うのですが、そのおかげでしょうか?」と言うと、Y先生はにっこりして「お母さんの育て方が間違ってないからでしょう」とおっしゃいました。
私の最初の本「ことばをはぐくむ」(ぶどう社)のあとがきに書きました。
今でも、Y先生のこのことばを思い出すと涙が出てきます。ありがたくて。

昨日母を診てくださった若い先生は、多分、以前のY先生の次の代の先生だと思うのですが同じYという苗字でした。
事情を話すと、「わかりました、10日分でいいんですね?」とやさしい笑顔。
母が「こんなポカをするなんて。日に日に物忘れがひどくて・・・」と嘆くと、先生は「お歳は?え? 92歳? 92歳でちゃんと一人で薬の管理ができているなんてそれだけですばらしい!! 92歳で、忘れっぽいなんてことを悩める人は少ないですよぉ」と言ってくださいました。
「ガマンしすぎないで冷房はちゃんと使ってくださいね。」とも。

高齢者に対して親切なお医者さんやお店は最近いろいろあります。でも(これは私のひがみ根性かもしれませんが)「はいはい、おばあちゃん、大丈夫ですよ」「おばあちゃんだからどうせできないだろう」「どうせわからないだろう」みたいな前提があっての親切さ、上から目線の親切を感じることの方が多いのです。

Y若先生のおっしゃり方は、それらとは全然違っていて「ひとりの人として大事にしてもらった」という感じがありました。
母も「そんなふうに言っていただくと、元気が出ます!」とうれしそうでした。

私も日ごろ、「来てよかったです」とか「安心しました」と言っていただけるような相談を心がけているつもりですが、なかなか至らないことばかりで。
Y若先生のふるまいから、当事者側としてのいろんなことを、思いました。

年齢や立場や肩書きを超えて、人としての平等、対等。
仕事を通じて、その思想を表現するのは、言うは易く、行うは至難です・・・。

 

■後日談■
一週間ほどしてから、用事があって、下高井戸のY内科小児科病院の受付にいきました。
朝一番で、まだ患者さんもちらほら。
その時、目の前を、忘れもしない、30数年前に長男を診てくださったY先生が通りかかりました。ちらっと目が合っただけでしたが、そのやさしそうな目を見ただけで、思わず、うるうるっと涙がこみ上げてきました。こんな経験は、あまりしたことがありません。
あれは、何だったのかな〜と、不思議です。
オーラというものなのでしょうか・・・。

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2012年08月12日

枝豆 

 特に目立った産業や、これは!という特産品のない狛江ですが、狛江産枝豆は自慢の品だそうで、「枝豆アイス」を農協で売っています。

市内を自転車で走っていると、至るところに「産直」ののぼりのはためく野菜の無人販売所があります。朝早く行かないとすぐに売リ切れてしまいます。いつも無人とは限らず、おじさんやおばさんが店番をしている時もあります。

無人販売で困るのは、小銭がないときです。ナス一袋100円だけほしいときでも、財布に1000円札と500円玉しかなければ、やむなく、ピーマンやらトマトやらを買い足してムリヤリ500円にせざるをえません。
昨日は枝豆とトマトとナスを買って帰り、枝豆はさっそくゆでました。

採れたて、茹でたての枝豆の美味しさは格別ですからね。
でも、一つ、悲しいこと(?)がありました。ゆでたあとのお湯に、カナブンが一匹浮かんでいたのです。「かまゆで」じゃなくて「なべゆで」!!
枝から豆を一つずつはずした時にも、ウンともスンとも言わなかったなぁ。そのすきに逃げてくれればよかったのに・・・・。

家の中に飛び込んで、「ブンブンブンブン!!!」って飛び回るカナブンは敵みたいにおっかけ回すのに、ゆだったカナブンは「かわいそうに」って言うんですから、全く身勝手な理屈です。

など、考えながら、枝豆には罪はないので、おいしくいただきました。

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2012年08月08日

特別ではない「当然支援教育」と、予防的関わり

狛江市は、東京都特別支援教育推進第三次計画のモデル事業を受けて、小学校全校への特別支援教室設置の可能性を探っています。

「学級」ではなく「教室」になってしまう点に大きな問題をはらんでいるとも思われますが、ともかく、小学校6校に対して通級学級設置校が3校ある、つまり2校に一つの通級学級があることを、生かしていかなければと思います。

さて、「特別支援教育」の「特別」が、いつも、とても、気に入りません。
「あの子は【特別】だから、【特別】の場所に行くべきだ」という排除の論理の裏づけになりかねませんし、実際、地域によっては、学校によっては、まさにそのような使われ方をしているところもあるからです。

狛江市は、特別支援教育のスローガンを「全ての学校の、全ての教室で 全ての教員による 全ての子どものための特別支援教育」としています。

「あなたが担任する、その学級で、支援を必要とする子も、そうでない子も、しっかり見て、個に応じる教育をしようではないか!」という呼びかけです。
実際、「手のかかる子」「気がかりな子」を念頭に、わかりやすい授業、安心できることばかけを工夫することで、全ての子どもたちが安定し、授業に向かう態度が確実に改善することは、私自身が、あっちでもこっちでも見聞きしています。

私は日ごろ、保健師さんたちと一緒の仕事が一番多いのですが、地域住民の健康を守るためには、「地域の全数対象の」「予防的関わり」が必須であると感じています。
それは、学校においても、同じ構図だと思っています。

すべての子どもたちに望ましい、ていねいな関わりをしていくことが、何年か先の学級の荒れや、不登校の出現や、いじめの可能性を未然に防ぐ働きもしているのだろう・・・という意味で。

保健師の仕事でも、予防的かかわりをきっちりと、丁寧にやればやるほど、表面的に出て来る「問題」(育児不安からの親子心中とか、虐待とか)が少なくなるので、「この地域は問題がないじゃないか。人員を減らしても大丈夫だろ?」ってな話になってしまうのが、くやしいところです。

でも、出てきた問題に対処する後手後手のその場しのぎではなく、「全ての子ども」に視点を置いた、予防的介入のあり方こそ(就学前ー就学への情報の引継ぎ、ネットワークによる支援も含め)一番課題にすべきことだろうと思います。

日本LD学会会報に、狛江の特別支援教育の工夫について書けと言われ、いろいろ考えました。原稿依頼の陰にはどうやら上野一彦さんがいたようです。
上野先輩は、2月に狛江で開いたシンポジウムにお招きした折、「お世辞ではなく、狛江は、よくがんばってると思いますよ!」って言ってくださいました。
日ごろ辛口批評で有名な上野先輩なので、かなりの高得点だと私たちは気をよくしました。

狛江市が取り組んでくれていることは、方向として決して間違っていないと思っていますが、財源の乏しいわが市で実現していくには、さらに、さらに、知恵と工夫が必要そうです。 

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2012年07月28日

陸前高田 と 気仙沼。 ST(言語聴覚士)にできること

 6月2日 岩手県陸前高田市   7月21日 宮城県気仙沼市 に行きました。

私が理事長を務める「一般社団法人子どもの発達支援を考えるSTの会」は、会員の皆さんから集まった支援金をもとに、療育機関から希望があった物品を寄贈したり、現地に継続的にSTを派遣したりする活動をしています。

事務処理能力ゼロの私に代わって、会の事務所の担当の方が走り回って実現してくださっています。
STは、いわば「口先商売」のヤカラですから、具体的に何かを応援する・・・ということができる気がしませんでしたが、今回の講演やST派遣などを通して、目に見えない、こころの育ちやことばの育ちを応援することも、また、子どもに関わっている保育士さんや、療育機関のスタッフの方たちや保健師さんを応援することも、STにできることなのだな・・・・と痛感しました。

 

気仙沼の講演・シンポジウムの企画主体のSさんは、気仙沼出身の心理職。
震災直後から気仙沼の医療支援に入り、結局、勤めていた東京の病院を退職して、現地支援、コーディネートを続けているという方でした。ヘソクリを取り崩しているのだそう。
凡人の私などは、「どうして、そこまでして?」と思いますが、「やらなきゃならないと思うから」やってらっしゃるのでしょうね・・・・・。
「ミッション」ということばが思い浮かびました。

気仙沼のホテルは、宿泊できるようになったところも多いけれど、復興関連の作業員の方たちを最優先で泊めているので、私たちのような不要不急の人員の泊まるところはほとんどないそうです。
私たちは、Sさんの親戚のお宅に「民泊」させていただきました。

市街地にあったお家は跡形もなく流され、山に近い方にほとんど使わずにあった、この家にやっとのことでたどり着いたのだそうです。昔ながらの畳の部屋が幾部屋もある広いお家でした。

奥さんやおばあちゃんが、おいしいおいしい食事を作ってくださり、いろいろなおしゃべりに花が咲きました。何かの拍子に「流された」という言葉がふっと出てきます。

Sさんがクルマで案内してくださった市街地は、家の土台だけが残るだだっぴろい平地です。クルマが走るには支障のない新しい道ですが、よく見ると、道だけが1メートルほど盛り土されて周囲よりも高くなっています。町全体が1メートル近く地盤沈下した、というのは、こういうことなのですね。

お家の方たちの話では、津波が迫っているなど全く思わず、海岸に近いご自宅に荷物を取りに帰ろうとしていたが、警察の車両が「津波が来るからすぐに山の方に避難して下さい!」と声をかけていたので、「だったら、渋滞もひどいし、山の方に行くかね・・・」程度の気持ちでゆるゆると避難したのだそうです。「あの時、警察のクルマが来てくれなかったら、今頃は・・・・」とおっしゃっていました。

ちょうど、おいしいヒジキをまとめ買いし、さあ、これで当分おいしいヒジキを食べられる・・・と思っていたのだけれど、自宅と、自宅に停めてあったクルマもろともヒジキも流されてしまったとも話してくださいました。
「流される」とは、少しずつ集めたお皿や、調理器具や、好きだった洋服や、家財道具や通帳など、生活の一切合財を失うこと、過去だけでなく、「おいしいヒジキを食べようと楽しみにする」未来をも失うことだったのだ・・・・と、そのエピソードから強く感じました。

町のようすをじかに見ると、「復興」と言っても、そうそう簡単なことではない・・・とつくづく感じます。

せめての協力を、と思い、知的障害のある方たちの作業所「松峰園」で製作している気仙沼の観光キャラクターグッズ「ほやボーヤ」のストラップを買ってきました。
とても可愛いキャラクターです。
松峰園で、実際に製作している工程を見せていただいたので、なおのこと愛着がわきます。

ちなみに、ホヤとはこのあたりで特産の貝の名前です。見た目グロテスクな形をしていますし、ちょっと苦い味がするんですが、私は大好物です!
ネットで「ホヤ」と検索すると、気持ち悪〜〜い画像が出てきますよ。

「ほやボーヤ」ストラップには、ついている石によって、たくさんの種類があるのですが、私は「金運」メインのものにしました!
お金の必要な事情があるんです、狛江関連で・・・・・。

 

また、気仙沼、陸前高田に行く機会があれば、と思っています。

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2012年07月19日

気温変化  寒いほど涼しい一関(岩手)

 21日の気仙沼での講演・シンポジウムのために一日早く一ノ関まで来ました。東京では、吐き気がするほどの(熱中症寸前?)暑さだったので、着るものはただひたすらに涼しいものを準備しました。
気仙沼では療育機関等の見学が予定されているので、暑さで倒れると大変!

ところが、東北新幹線を一関駅で降りたとたん「ナニコレ?」  
寒いんです、半袖では!
信じられな〜〜〜い。
駅の人も、「いやあ、夕方から急に涼しくなって」って言っていました。
ホテルの大浴場で一緒になった人が「一関は、寒いほどですねぇ。盛岡は“ちゃんと”30度近くあったんですけどねぇ」って言っていました。

明日も、一関、気仙沼ともに最高気温21度程度の予想が出ています。
予想外の「避暑」になるのかもしれません。風邪引かないようにしないと!

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2012年07月17日

友だちはいいな〜

 今日、7月17日、伊勢崎は39度1分を記録した、とニュースで言っていました。
伊勢崎は、先週末(14日)看護協会伊勢崎支部のお招きで行ってきたばかりです。当日も、暑かったですが、せいぜい33度くらいだったと思います。

私は最近、講演の依頼が、モノスゴク多いので、開口一番「保健師さん以外からの依頼は、基本的にお断りしています!」とお伝えすることにしています。ま、例外もあるんですけどね。

今回も、最初の依頼のメールを保健師さんからいただいたので、お引き受けしましたが、実は主催は看護協会でした。出席者は、看護師さんと保健師さんが半々くらいとのことでした。
確かに病院づとめの看護師さんたちにも、発達障害や「ことばの遅れ」について知っていていただくと、保護者が辛い思いをしなくてすむ場面が出て来るだろうな〜〜と思いました。

一般的には知られていないことだと思いますが、看護協会の中には「看護師職能」と「保健師職能」「助産師職能」があるそうです。
「職能???」
時々、お招きを受けた先の研修会会場の案内版に「保健師職能研修会」と書いてあったりします。最初は、「?」と思いましたが、もう、なれました。

さて、伊勢崎まで行くなら、3駅隣の桐生に行かないわけには行きません。
桐生に行き、親友、金居孝子さんのお店とおりゃんせに行きました。
いつ親友になったかというと、1988年か89年です。星野富弘さん関連で。電話をかけて金居さんの声を聞いたとたんに「あ、これは、親友だ!」と分かった、という関係です。二人ともが同時に思ったところがおかしい。
その後も、電話をかけようとしていると相手もかけようとしていたり、なんだか以心伝心の仲なのですが・・・・

「とおりゃんせ」は本来「お人形とオルゴールの店」のはずなんですが、今回は、からだにいい食品がいろいろ取り揃えてありました。
いろいろないきさつがあって、「からだが元気になる食べ物を食べる!」ことにしたんだって!
私もお相伴にあずかり、「からだによさそうな、しかも、美味しい夕食」を食べさせてもらい、また、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃとおしゃべりをしました。

会ったのは2年ぶりくらいらしいのですが、会ったとたんに「昨日の続き」になれるのが、親友の親友たるゆえん。

不思議なもので、会うときはいつも、二人とも、いろんな意味での「岐路」というか「スタート地点」に立っている時なのです。今回もそうでした。

あれこれありますが、でも、「やっぱり、やるっきゃないね!」「がんばってみようじゃないの!」との結論に達しました。

21時18分桐生発のJRに乗り、狛江に0時半くらいに着く予定だったんですが、なんと、小田急で事故が二つおきてしまい、運転見合わせ。途中駅でえんえんと停車してしまいました。
運転再開して、家にたどりついたのは午前2時でした。
小田急線の車掌さんは、まだ若い方のようでしたが、10分か20分おきくらいに「現状をお伝えします」と、細かく車内放送をしてくれました。
おかげで、「しょうがないなぁ」と思いつつも、待つことができました。
「見通しが持てる」って大事ですね。

posted by 中川信子 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年07月01日

うれしいこと を ひとつずつ数えて 

クルマを買い替えました。車検の前に。

ほんとは、ハイブリッドを、と思ったのですが、信頼しているクルマ屋さんが「地方で長距離を走るならともかく、東京みたいにチマチマ走っては停まり、走っては停まりするところではハイブリッドは余りオススメしませんねぇ」とのこと。価格の点もあって、ハイブリッドではなく普通の小型車にしました。

前に乗ってたクルマのドアが重い、ハンドルが重いなんて思ったこともなかったのですが、たまたま昨年青森で借りたレンタカーのハンドルがくるくる回り、ドアが軽く開くのでビックリ。こんど買い換えるなら、これにしよう!と思っていたのです。

年齢と共に、力が弱くなり、動きも悪くなる。
その分、使いやすい道具、能力低下を補ってくれる機器の力を借りるに限ります。
バックする時に後ろのようすが映る「リアカメラ」つきのものにしました。

も一つおまけに
ナンバーも気に入っています。5×3=15  に似た「いい感じ」のナンバーなんです。
前のクルマのナンバーは「4699」でした。何かつかみどころがなくて。「4669」なら23の倍数だったんですけどね。

新しいクルマを取りに行く日、旧のクルマによ〜く「ありがとう」って言っておきました。
 
一番乗ってもらいたかった91歳の母を乗せたら「ドアが軽いわね」「クルマの中が静かね」「振動が少ないね」と言ってくれたので、よかったです。

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2012年05月10日

6月2日(土) 震災復興支援講演会「子どものこころとことばを育てるために」 (講師:中川信子) 陸前高田市(会場 住田町)

6月2日(土) 岩手県陸前高田市(会場は隣町の住田町)で、復興支援講演会と銘打って中川の講演会を開きます。

テーマは「子どものこころとことばを育てるために」
主催は「一般社団法人(になったばかりの)子どもの発達支援を考えるSTの会」です。
この会は、10年前に、まだまだ社会的に認知されていない子どもの発達支援にかかわるST(言語聴覚士)とその関係者とがつどう「ひろば」を作りたいということで設立、メーリングリストによる情報交換を中心に活動してきました。

会員がかかわっていた陸前高田市の療育教室が被災したことをきっかけに、会として支援金を集め、ST派遣など「顔の見える」支援をしてきましたが、その延長線上で講演会開催の話が持ち上がりました。

私は、力仕事では、全くお役に立ちませんが、「お話をするのでよければ喜んで!」とお受けしました。

現地や近隣の保育士、保健師、幼稚園の先生そして、保護者を対象に、子どもの発達全般についての元気の出る話をしたいと思っています。

詳細は「一般社団法人子どもの発達支援を考えるSTの会」HPからご覧下さい。
当日は、被災地を回るバスツアーも計画しています。

近隣にお知り合いがおられましたら、どうぞ、お伝えください。参加は無料です。

なお、7月21日(土)には同様の中味の復興支援講演会を気仙沼市で開催します。

 

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2012年05月04日

宮島 厳島神社  

たまたまNHKテレビをつけたら、宮島(広島県)のことをやっていました。
懐かしい!!
私は中高の6年間、大竹から己斐(こい。現在は西広島)まで45分かけて汽車で通学していたので、毎日二回ずつ(往復で)海に浮かぶ厳島神社の鳥居を見ていました。

夏休みになると「これから行こうか!」って、母と一緒に、汽車で20分、連絡線で10分かけて宮島に泳ぎに行ったことも何回かありました。宮島の海水浴場は海がとってもきれいだったからです。

中学校の遠足で宮島に行ったこともありました。渓流という感じで、実に美しい冷たい水が流れていました。

弥山(みせん)、紅葉谷(もみじだに)、大聖院(だいしょういん)・・・・・
どこも、何回行ったか分かりません。うどんがおいしいです。「牡蠣うどん」てのもあります。
参道の土産物やさん。中高の時の同級生のお店も一軒あるんですよ。

汽車はディーゼルになり、電車になり、宮島口と大野浦の間に「前空」という駅が一つ増えました。
私が汽車通学していた当時(「キシャツウ」と呼ばれていました。大半のクラスメートは広島市内から路面電車で通っていましたからね)山陽線の線路からは、鳥居が「見え放題」でしたが、2年ほど前に宮島を通りかかった時には、海と線路の間にマンションやホテルが建っていて、ほんのわずかの区間からしか見えなくて、残念でした。

時は移り、人も、たくさんのことも変わりましたが、自然と風景と伝統とが変わらず残っているのはとってもうれしいです。
伝統といえば、宮島は「神の島」なので、神様のお使いの鹿を守るために犬を飼うのはご法度だったり、島内にはお墓がなかったり、いくつかの決め事がありましたっけ。
番組の中である人が言っていましたが、確かに島全体に、何度でも行きたくなるような、いつまでも留まっていたいような、不思議になつかしい「気」があるのかもしれません。

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2012年05月01日

苦手なこと   人に会うこと・出かけること

私には、苦手なことはたくさんありますが、「一番苦手なのは、人に会うことと外に出かけること」というと、決まって「ええーーっ。とてもそうは見えませんが  \(◎o◎)/!」と言われます。
そりゃあそうでしょう。
私と(家の外で)会う人は「お外に出かけるモード」になっている私としか会わないからです、きっと。

このところ、地域で活動している団体「一般社団法人サポート狛江」は立て続けにシンポジウム、講演会やイベントを行っているので、そのチラシをあちこちに配布して歩かなければなりません。幼稚園、保育園、地域のセンター等々。

たかがチラシ配布と言っても、出かけて行って、園長先生や、その機関の責任者と顔を合わせニコニコして「よろしく〜」って言うのが、ほんとに大変。
一日延ばしにして、最後は踏み倒す・・・という欲求に駆られますが、日にちが迫っており、何より、自分たちで、「やろう!」と言い出して実施することなので、そういうわけにも行きません。あ〜あ、と思いながら、出かけます。
こうやってチラシを配ること自体が「顔の見える連携」を作ってきた底力になっているのも確かですし、思わぬ情報を聞かせてもらうこともあります。

でも、できることなら、一日中、一歩も外に出ず、うちの中で、本を読んだり、ゴソゴソして暮らせたらな・・・・・。一ヶ月くらいなら、難なく、そういう日を過ごせるな・・・と思いつつ、連休に突入です。

さあ、部屋を片付けなくちゃ。何がどこにあるんだか、探し物をしている時間の方が、仕事をしている時間より長いなんて、悲しすぎます。

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2012年04月21日

綾屋紗月さん 熊谷晋一郎さん 講演会が終わりました

今日、4月21日は、私が理事長を務める「一般社団法人サポート狛江」が主催した講演会「お互いの“違い”を認めてコミュニケーションを進めるために」でした。話してくださるのは、綾屋紗月さんと熊谷晋一郎さん。
講演に招かれるのは簡単ですが、お招きする側は準備も後片付けも含めて大変!といつも思います。
サポート狛江メンバーの底力を感じるのも、こういうイベントのときです。

綾屋さん、熊谷さんについては、「発達障害当事者研究」「つながりの作法」などの多くの著書があります。
綾屋さんのブログも、今日始めて訪問してみましたが、とても心地よい場所でした。

心地よい といえば、今日のお二人のお話は、とても刺激的で、勉強になることが満載でした。でも、それ以上に、心地よい、充実した、魂の栄養になる時間をもらったなぁ、というのが一番の感想です。

場の雰囲気とのチューニングができないうちは、ことば(音声言語)がうまく出せず、手話でないと話せないという綾屋さん。でも、少しずつ音声で話せるようになって紡ぎ出してくださる「ことば」の一つずつに、力があり、重みがあり、あたたかさがあり、じかに心に響いてくるような「波長」とでも言える「何か」がありました。

熊谷さんのことばは さらに、深く、広く、心地よく、その場にいるだけで、ふわ〜〜っと、まるで極上の音楽に包まれているような気がしました。
聞いているのは「音声言語」なのに、「言語の意味」を超えたメッセージを受け取ったような気がしました。熊谷さんのたたずまい自体も、人を落ち着かせる雰囲気に満ちている気がしました。

本を読んだだけでも「そう、そう!」と思っていましたが、肉体と肉声を目(耳)の前にしてお話を聞くことは、やはり、別の意味合いがあるんだな、と思ったことでした。
「シェア」とでも言うのでしょうか。

講演の会場に、筆談援助による意志疎通をしている女性が来場していました。
講演が終わってから「面白かったですね〜〜」と話しかけると、筆談で「ちょっと、むずかしかったけど。でも、きて よかった です。 なかがわせんせいも おつかれさま でした」と書いて下さいました。
東田くんもですが、この女性も、重い障害を持つとしか見えない外見と、繊細で豊かな内的世界とのあまりに大きな落差に、筆談で意志疎通ができるということを、なかなか信じてもらえなかった時期がありました。
今は、幸いよき支援者に恵まれて、筆談で表現できることを、人ごとながら、本当にありがたいことだと思いました。

私が援助者になれないのは「ゴメンナサイ」という気分でもあるのですが、一回の人生で、一つのからだで、できることは限られているので、私は自分の思う所に従って、少し別の方面で、トライしようと思います。

いや〜〜 疲れましたが、充実 (^_^)v 
気がつくと、ここの所、息をつめたり、はぁはぁと浅い呼吸になっていたのですが、今日は、深い、気持ちのいい呼吸ができています。

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2012年04月14日

今日(4月14日)、府中で、東田直樹くん・美紀さんの講演会がありました。

 今日は、府中で、東田直樹くんとお母さんの美紀さんの講演会がありました。
東田くんとご家族とお会いしたのは、3年前に東京大学で開かれたシンポジウムの時以来で、東田くんは、一段と大人っぽく、青年らしく、ステキでした (^_^)v

各地での講演日程がずいぶんハードに入っていて、さぞ大変でしょう。
講演前は、場数を踏んでいるナカガワでさえとても緊張するのに。
「僕たちのような子どもたちがいることを、もっと知ってほしい」という願いから、ある種の“覚悟”を持ってのことだろうと思います。

講演前半、東田くんの口から、自閉症の当事者としてのさまざまな特性や困難、周囲の人に望むことなどが話された後、文字盤を使っての質疑応答でした。
後半は美紀さんによる、東田くんとの暮らしと、親としてトライしてきたことのお話でした。

いつものことですが、今回も、本当に不思議な気持ちになりました。
講演前には緊張して、何度も何度も同じフレーズを繰り返したり、合間に(言いたいわけではないのに)関係のないことを言ってしまったり、休み時間にはピョンピョン跳ねちゃったり、「話のできない自閉症の人」としか見えない外見からは想像もできない思慮深い答えが次々つむぎ出されるからです。

4歳3ヶ月の時、当時通っていた塾のスズキ先生とはじめて筆談をしたとき「ぼくのこと なんにも しらないのに  しっている ふうに いうから イヤ」と書き、スズキ先生もお母さんも、絶句し、この子に、こんなこと書けるはずないのに、と思いながら、でも、涙が止まらなかった・・・と、美紀さんも本で書いておられます。
私も、東田くんと会うたびに、その外面と内面のギャップに、驚いてしまいます。 

 

大事なことは、「東田くんは特別だ」とか、「障害の重い子なのだから、こんなことができるはずはない」とアタマから決めつけず、見た目、どんなに障害が重いように見えても、「本当は、全部、分かっているのかもしれない、表現ができないだけで」と思いつつ、一人の人として尊重し、敬意を持って接するということだと、あらためて思いました。

この後も、各地で講演会が予定されています。
チャンスがあったら、ぜひ、ナマの東田くんに会って、感じてください。
直樹くん、お母さん、お父さん、お疲れさまでした!!

 

なお、明日4月15日(←訂正 : 「5月1日に」)各地で発売される「ビッグイッシュー」5月1日号に、東田くんと演出家の宮本亜門さんの対談が掲載されるそうです。
「ビッグイシュー」は各地の主要な駅頭などで300円で販売され、そのうちの160円がホームレス支援のために使われます。毎号、東田くんがエッセイを連載しています。 

 

直樹くんがコミュニケーション手段を手に入れた「筆談」については、以前本を紹介しました。 
「言えないことばを伝えたい   発達障害のある人へのコミュニケーションを支援する筆談援助」エスコアール出版部)

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2012年04月10日

お疲れ気味の飯田先生・・・

 春先は、精神・身体ともに、ぐんにゃりするナカガワです。

4月初め、花粉症の漢方薬(小青竜湯)をいただきに、朝9時過ぎに飯田先生の所に行ったら、子ども連れの患者さんたちで「門前市をなして」いました。
待合室は、5人入ればギュウ詰めなので、それ以外の人が外にあふれる道理です。
私は、家が近いので、また後で出直すことにしよう、と、夜の診療時間(6時〜8時)に出直しました。

医院の入口に電気がついていたので、ほっとして入ると、先生が出てらっしゃいましたが、なんともお疲れ気味のご様子。

「自閉症は漢方でよくなる!」(講談社)が出て以来、全国各地から、患者さんが殺到。やむなく、平日(月・水・木)の午後の診療時間は予約制にしてあります。
午前の診療時間は、9時から12時なのですが、12時ぎりぎりに飛び込んでくる人が後を絶たず、午前の診療を終えるころにはもう2時になり、午後の予約の人が次々詰めかけて、お昼休みを取れない日がず〜〜〜っとつづいていて、風邪が二週間治らなくて・・・・とおっしゃっていました。

「そりゃ大変!! 私がお昼を空けられる日には、門番をしに来ましょうか? 受けつけは11時で終了です! と、来られる方を断る係りをしに?」と言ったのですが、「でも、遠方から来る人を、そうむげに追い返すわけにも行かないですからね・・・」と飯田先生は、どこまでも親切なのでした。

先生ももう87歳!!  薬も、会計もご自分でなさっていて、本当に大変です。
もっとラクになって、長持ちしていただきたい・・・です。
でも、漢方で、驚くほどラクになる子どもや成人の方たちがあるのも事実なので、診療は永遠に続けていただきたいとも思ってしまうし・・・・・。

せめて、私みたいに、決まった薬をいただくだけの人間は、飯田先生の手を煩わさないよう、他のお医者さんで薬をもらうことにすればいいのかな?

とはいえ、飯田先生に行くと、薬を飲み始める前から、なんだかよくなって来たような気がするんですよね、不思議なことに。
今回 別のことで漢方薬をいただきに行った息子も同じことを言っていました。
飯田先生の代わりの先生って、ありえないのです、私たち家族にとって。
それが私(たち)にとっての名医たるゆえんなのです、きっと。

自閉症の漢方治療 飯田医院

◆「自閉症は漢方でよくなる!」(講談社)

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2012年03月25日

映画「鬼に訊け  宮大工西岡常一の遺言」

新聞の広告で見つけた映画です。
2月から上映中だったそうですが、まだ間に合いそうでよかった!

法隆寺の大修理、薬師寺の伽藍復興などをなしとげた最後の宮大工といわれる西岡常一さんにまつわるドキュメンタリー。

西岡さんの本、「木のいのち 木のこころ」(天)(地))(人)三部作(草思社)は、すばらしく示唆にとんだ本でした。今は3冊分まとめて新潮文庫に収められているようです。
木を使って建てるときの心得は「個性を殺さず 癖を生かす」こと。
人が育つ、人を育てるということも全く同じと思い、一筋に生きる人のことばの一つずつの深さに、わが身を思い返しながら、何度も読み返した本です。

この宮大工西岡棟梁の最後の仕事ぶりの映画、上映は2月から始まっているようですが、まだまだ、この後も上映予定が続きます。

私も時間を作ってぜひ見に行こうと思います。

「鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言」

 

posted by 中川信子 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年03月23日

徳島の仲間 + 映画「ちづる」上映会

ST(言語聴覚士)という仕事をしていてうれしいことの一つは、よき仲間、人間としてすばらしい人 の存在にふれられることです。

成人の言語障害、摂食・嚥下障害については、医療保険、介護保険という頼れる傘ができたために、逆に、自分たちで何とかしなくちゃ、という動きが弱まっているように私からは見えますが、子どもの発達の分野では、何も守ってくれる後ろ盾がないために、逆にがんばる人たちがたくさんいるように思います。

「とくしま発達しあわせネット」の代表のAさんも、全国にいるそんなステキなSTの一人です。代表のAさんがスポーツ大好き人間であることから、キッズサッカーを中心に事業展開し、あわせて発達に関する研修会、勉強会などを行っています。

スポーツといえば、障害のある子どもたちがスポーツを楽しむチャンスは、まだまだ少なく、また、適切な指導のできる指導者もとても少ない現状だそうですが、徳島の子たちは幸せだわ〜。
障害のある子どもたちのサッカークラブとしてはNPO法人トラッソスが有名です。狛江の子どもたちもお世話になっています。

さて、「とくしま発達しあわせネット」が世界自閉症啓発デー(4月2日)に併せて行う映画会の案内をもらいましたので、転載します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜転載ここから〜〜〜〜〜〜〜

4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デー
4月2日〜8日までは発達障害啓発週間です。

「とくしま発達しあわせネット」では
4月8日(日)に自主映画上映会≪「ちづる」in とくしま≫を行います。
また、会場では発達障害啓発とくしまキャラバン隊さくらによる発達障害体験会や(株)ヤンセンファーマさんのバーチャルADHDの体験会を併せて行います。

映画ちづる公式ホームページ... http://chizuru-movie.com/
申し込み http://tokushimashiawase.web.fc2.com/
とき:2012年4月8日(日)
開 場=14:00
上 映=14:30〜16:00
*発達障害疑似体験会は14:00〜16:30まで

ところ:ふれあい健康館 ホール
          (徳島市沖浜東2-16)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

お近くの方はどうぞ。

 

posted by 中川信子 at 15:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年03月22日

卒業シーズン

毎年、卒業式や入学式のことを書いている気がしますが、今年も、中学校、小学校の卒業式に参列させてもらいました。壇上に上がって教育委員会としての「告辞」を間違えないように読むお仕事を果たすのと引き換えに、たくさんの感動を味わわせてもらいます。

今日、出席した小学校では、2歳、3歳のころに「ことばの相談」でお会いしたことのあるお子さんや、かかわったことのあるお子さんのきょうだいなど、何人ものお子さんが卒業しました。
成長ぶりに、本当に感動しました。
また、子どもを大切に育てている・・・という学校の雰囲気も心地よいものでした。

そして、どのお子さんも、卒業式の会場に入場する時と、退場する時とでは全く違って、一回り成長した感じになるのが不思議でした。

校長先生にそう言うと、「そうなんです。式の練習の時にも、一回ごとに成長するんです」とおっしゃっていました。

子どもは成長するのがお仕事・・・・なのでしょうか。

 



 

posted by 中川信子 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年03月14日

あいつが悪い! と指さしたその先にいるのは・・・・ 

  最近、日置真世さんのブログ中毒になっています。
その日置さんのブログ「新サロン日記」の3月4日付けに、「まじくるフェスタ」後のことが書いてあるのですが、大変読みでがあります。

 「まじくるフェスタ」でも取り組まれた「制度を作る」というテーマについて、7月1日からの一週間の間に、全国で「何か」のイベントをやることが決まったそうです。

そのための呼びかけ文(案)の中に、こんな一文があります。

「あいつが悪い! と指差したその先には 自分自身がいる」

今は、世の中あげて、あいつが悪い、こいつが悪い、と何でもかんでも人のせいにして指弾するばかりになっているような気がします。
自分は何にも悪くなくて、完全な被害者のような顔をして。 

「あいつが悪い!と指差したその先には、自分自身がいる」という自覚ってとても大事なことだと思います。

自分に対して自省的になる、ということ。
いろんなことを人のせいにしないこと。
そして、自分にできることは自分(たち)でやる。

当たり前だけれど、なかなかできない。
最近、身の回りでいろいろなことがあり、ついつい「あいつが悪い」「こいつだダメだ」と心の中で 言い募りがちだったので、これではいけない、と反省しました。

 

posted by 中川信子 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
2012年03月09日

「よりそいホットライン」 3月11日に始動します

  「どんなひとのどんな悩みにも よりそって 一緒に解決する方法を探します」をめざす「よりそいホットライン」が 3月11日午前10時から始動します。

 いじめられているけど 誰にもいえない
 収入が不安定で先が見えない
 住む家も食べるものもない
 理由もなく解雇された
 夫の暴力を誰にも相談できない
 家族がバラバラでつらい
 さびしい、生きていくのがつらい

などなど、どんな悩みでも、24時間通話無料でかけられます。
電話番号  0120−279−338  
期間は3月31日まで。

「そんなこと、ほんとにできるの?」と思えるようなことですが、ほんとにやろうとしている人たちがいます。

事務局を担うのは 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター

どんな人たちがやってるの? ⇒  こんな人たち

応援しましす!

posted by 中川信子 at 23:24| 徒然のぶこん
2012年03月08日

ただ今発売中の雑誌「メディカル朝日」2012年3月号 (朝日新聞社)

 「メディカル朝日」という医家向けの月刊誌があります。(税込み定価1020円)
今発売中の2012年3月号の小さなコーナー「子どものみかた」で、「ことばの遅れ」について寄稿しました。
山口の田原先生(たはらクリニック)からお話があったのでした。

3ページの特集ですが、市中の小児科のお医者さんたちに知っておいていただきたいことを、コンパクトに書いてみました。

どこにでも置いてある雑誌ではありませんが、見かけたらご覧になってください。

なお、「ことばの遅れ」以外の特集は
■胃ガン治療
■“眠れない”を治して、病気を治す
■再破裂の可能性の高い、軽症クモ膜下出血を見逃さない
■医療の質と安全をシステムで高めるーー亀田総合病院
                   など、充実しています。

 

posted by 中川信子 at 20:22| 徒然のぶこん
2012年03月02日

[ 感動!! 「うん」と「ううん」

私のメインの仕事は、1歳半健診後に「ことばが遅いかな?」と相談に?遊びに?くる親子さんとお会いすること。
年齢は、早い子では1歳7ヶ月、ほぼ3歳代までです。
毎回、毎回 可愛らしく、楽しく、面白いことの連続です。
帰っていく親子を戸口で見送ったあと、その日の担当の保健師さんと、「可愛かったねぇ」と言います。

j順調に伸びて「じゃあ、今回でおしまいですね」となるのはうれしいながら、もう、この可愛らしい坊やと会えなくなると思うと、ちょっと悲しかったり。

とはいえ、発達障害を含む心配の兆しを見きわめて、なるべく早く、適切な支援につなげることがいちばんの課題なので、「可愛いと思う目」と「心配を見つけ出す目」の両方を持ちつつ、遊びます。
このなんともいえない緊張感が、この仕事を大好きな理由です。

先日、ある坊やが、棚の上のオモチャをじーーっと見ているので「これ? これで遊ぶ? 取ってあげようか?」と何の気なしに言ったところ、「うん」というお返事が返ってきたので、ものすごく感動してしまいました。

「ことばの相談」に来所するお子さんは、コミュニケーションが取りづらい、とか、一方通行的というお子さんが多いので、何か話しかけたときに「うん」とか「ううん」とか言うお返事が戻ってくることが、とても少ないのです。

あらかじめ、お返事は戻ってこないものと想定して、それでも、楽しく遊べる関わりは何か?と、あれこれ模索しながら関わることが常なので、「うん」だの「ううん」だのとお返事が戻ってくると、とても驚いてしまうのです。

その日も、担当の保健師さんと、「定型発達の子って、やっぱり、スゴイねぇ」「子どもが相づちを打ってくれるから、お母さんも、さらに関わろうという気持ちを引き出してもらえるのよねぇ。張り合いがあるもんねぇ」とひとしきり感動を分け合いました。

育てにくい子、反応の乏しい子を育てるお母さん、お父さんは、ほんとに日々大変。プロの手を借りて、ラクな子育てができるように、全国的な早期支援の受け皿がさらにさらに充実するといいな、と思います。

posted by 中川信子 at 21:09| 徒然のぶこん
2012年02月27日

[ 「第3回 まじくるフェスタ in 府中」終了しました

 2月25日、26日の2日間にわたる「第3回 まじくるフェスタ in  府中」終了しました。

何というか、充実の2日間でした。全部に参加してたわけじゃないのですが、講座も、メインのまじくるステージも、終わりの会も、一言一句聞き漏らすまいと前傾姿勢での参加・・・・という感じでした。

iprezen というソフトを使って、全国7箇所のサブセンターのようすを中継しながら、メイン会場とやり取りできる・・・という趣向も新しかったです。

まじくるブログにそのようすが載っています。

障害のある人や子育て中の人は、どんなに思いがあっても、その場にカラダを運んで参加することが難しいのですから、ネットを駆使して、なるべく多くの人が参加できる仕組みを作ること、大事と思います。
それに交通費と時間をかけなくても、いながらにして討論できるって、すごい。

全体のようすは、日置真世さんのブログ「新サロン日記」 2月25日、26日の分をご覧ください。

湯浅誠さんといい、又村あおいさんといい、もちろん日置真世さんといい、同じ方向を向いている、しかも、行動力があり、かつ、明晰な人たちって、ほんとにすごい、と思い、また、全国各地に、同じ思いの人がいて、思ってるだけではなく、やってる(行動してる)人もこんなにいるのか! と、心強くなりました。

日置さんのブログにもあるように、補助金をもらって無料で発行された「まじくる」マガジン、読んでください。

これからの地域社会、福祉のあるべき方向が指し示されていると思います。

posted by 中川信子 at 23:58| 徒然のぶこん
2012年02月21日

JR車内にて  ある親子  

 大阪(厳密には堺市)からの帰り、新幹線を新横浜で降りました。小田急線狛江までは、新横浜ー町田ー狛江 と行くことにしているからです。

新横浜で乗り込んできたのが、お母さんと一年生くらいの男の子。
お母さんは男の子の背負っているリュックをぎゅーぎゅー力任せにひっぱるというか押すというか、突き飛ばすみたいな感じで乗り込んで来ました。
たいそうな剣幕です。
「あんたのせいで ナンタラカンタラ!」と言っているみたいです。
男の子をぎゅーぎゅー引っ立てて、ドア脇に立たせました。
男の子は、反論するでもなく、されるままになっていました。
あらまあ、毎日、こんな具合に怒られてばっかりなのかしら、かわいそうに。

「あんたのせいで一電車遅れた・・・か何かかしら?」と思っているうちに私はウトウトしてしまいました。
10分くらいして目を覚ましたら、男の子は、少し離れたところの席に座っていました。お母さんは立っていました、男の子のリュックを手に持って。

男の子が何か言うと、お母さんは耳を寄せて聞き、リュックの中からお菓子らしいものを探し出し、男の子にやさしく渡していました。
「おかあさ〜ん、むにゃむにゃむにゃ」と男の子は甘えたようすで言っていました。

ああ、よかった。私がうたた寝してる間に、お母さんの怒りは収まって、いつもどおりの親子の姿に戻ったのね、と安心して、私は町田で降りました。

親子の生活の中には、いろいろな感情の時がありますよね。
一つの場面だけを見て、早々と決め付けることは、間違いのもと、クワバラクワバラ、と 自分に言い聞かせました。

 

posted by 中川信子 at 23:48| 徒然のぶこん
2012年01月30日

子どもの発達支援を考えるSTの会 研修会が終わりました

 10年前にST(言語聴覚士)になるための養成所の時の同期生3人で立ち上げた「子どもの発達支援を考えるSTの会」(略称 子どもSTの会)です。

 最初は「100人も仲間ができたらうれしいね」と言っていたのですが、今や、800名近いお仲間ができたことは前に書きました。
北海道から沖縄まで、STの中でもごくごく少数派の、子どもの発達支援に取り組むSTや、「ことばの教室」の先生方、そして「1割を超えない範囲で入っていただこう、STだけだと井の中の蛙になっちゃうから」と、入っていただいている小児歯科の先生、教員や保育士さんなどがメンバーです。

昨28日に第9回の研修会を開催し、東日本大震災の被災地への支援についての現地からと、「子どもSTの会」事務所の担当者からの報告がありました。
東日本大震災の被災地にある療育機関で、私たちの会の仲間のSTが関わっていたところがいくつかありました。

建物は流され、療育スタッフの中にもなくなられた方があったと現地のSTから聞き、でも、遠く離れた東京で、いったい何ができるのだろう・・・・・と、みんな考えがまとまりませんでした。
でも、会員の中から「何かできることはないか、どこに配分されるか分からない義捐金ではなく、必要な所に渡るように支援金を集めて現地に送りたい」との提案があり、4月の会費納入に合わせて、支援金を募ったところ、総計100面円を越えるお金が集まりました。

そのお金で、現地に応援に行くというSTの交通費を出させてもらうなどのささやかな支援をしていました。
そして秋になり、子どもSTの会事務所として、被災地での療育担当の部署と積極的に連絡を取ってくださった結果、いくつかの市町村に具体的な支援が動き始めました。

特にかかわりが深いのは陸前高田市「ふれあい教室」です。
今回の研修会では、陸前高田に関わっているSTさんからの現地からの報告がありました。
テレビの画面で、死者何名、行方不明者何名、壊滅的被害・・・などと何回も何回も聞いていましたが、目の前のパワーポイント画面で、療育が行われていた部屋がガレキに埋まっている有様や、「ここに建物がありました」と今は何もない地面を示され、また、直接関わっている人から、被災前のようすと、被災後にどんな形で療育を再開して来たのか・・・・をうかがいました。
保育園の園長先生たちの思い、療育機関職員の思い、園児たちのけなげな姿、いろいろ聞いて、あらためて、STとして何ができるのかを考えずにいられませんでした。

でも、たくさんの人の努力で、別の場所で療育が再開されたことを聞き、また、支援金で修理した箇所や、寄贈した物が生かされている様子を画面で見せてもらい、本当に微力ですが、「人から人へ」気持ちが渡ったことに満たされた思いにもなりました。

ガレキ撤去などの力仕事では全くお役に立たない私ですが、被災地とのやり取りの中で、今年の6月と7月に、講演会を企画して、お話しに行くことが決まりました。
講演なら任せてください!  
子どもの発達について、大人のかかわりについて、保健師、保育士、教員、保護者、みんなが一緒に聞いて、思いを共有していただければうれしいと思います。
現地以外からも人を募って、一緒に行く計画が立てられています。一種のツアーです。詳細が決まりましたら、このHPでもご紹介します。

何ができるわけでなくても、「気にかけている」「忘れない」だけでも、少しは力になれているのかもしれません。
何ができるわけでなくても、「現地に行く」こと自体が応援になりうるかもしれません。

子どもSTの会の会員の暖かい気持ちを誇りに思うと共に、こういうすばらしい人たちが集っている会の「代表」を務めさせてもらっていることに感謝しました。

研修会でも、また、研修会後の懇親会でも、いつもはメーリングリスト上だけの知り合いと顔見知りになれて、やっぱり「顔の見える関係」って大事だなぁ、って痛感しました。


   

posted by 中川信子 at 00:27| 徒然のぶこん
2012年01月21日

環境整理で暮らしやすさを〜〜小学校の傘立て

 市内の小学校に巡回の仕事で行きました。
久しぶりの雨だったので、みんな傘を持ってきていました。
1年生の傘立ては、一人分ずつプラ製の筒をセットして、で整理しやすくしてありました。その隣の筒なしの傘立てと比べると差は歴然。

 ちょっとした工夫ですが、これだけでも、うろたえやすかったり、整理が苦手だったり、探すのがへただったりする子のイライラや困り感は、う〜〜んと減らしてあげられて、おだやかな学校生活を送る助けになるだろうな〜〜と感心して帰って来ました。

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posted by 中川信子 at 15:59| 徒然のぶこん
2012年01月05日

こだわり と言われても、好きなものは好き。おいしいミルクティー飲みたい。

紅茶が好きです。たっぷりのミルクで「あ〜 おいしい〜」というのが至福のひととき。
最近、紅茶やコーヒーを飲みすぎないように注意しているので、なおのこと、おいしい紅茶はしあわせのもと。

おいしい紅茶といえば、釧路空港で飲んだミルクティーは最高でした。
数年前の冬、講演を終えて、雪の中をすいすいと釧路空港まで来てみると、なんと! 東京が積雪のため、羽田行きは欠航になるかもしれないとの掲示。ええ〜〜、うっそ〜〜〜。
釧路は積雪30センチでもすべての交通機関はすいすいなのに、東京はたった5センチやそこらでアウトとは。


最終便ですから、飛ばないと決まったら、空港で寝るか、釧路市街まで引き返してもう一泊するしかありません。
ガックリしながら、空港内のカウンターでミルクティーを頼みました。熱々で、ミルクの味がたっぷりして。
これほどおいしい紅茶は、生まれて初めてだ!というくらい感動しました。

2時間ほど待って、結局、飛行機は飛ぶことになったので、その日のうちに雪の東京に戻ることができました。

何年かたって、再度釧路に行くことがありました。
あの時は、危機的状況だからものすごく美味しく感じたのかも・・・・と思いつつ、また、同じお店でミルクティーを頼みました。
同じようにおいしかった〜〜、うれしかった〜〜〜。

家では、もっぱら「ウィリアムソン&マゴー」という銘柄の「ピュアアッサム」でミルクティーウィリアムソン 紅茶.jpgをいれていました。ところが、最近、この会社のピュアアッサムがどこにも売ってないという悲劇。
やっとのことインターネットで探し当てたのですが、どこの店も売り切れ、入荷予定なし。
とっても残念です。

しょうがないので、いろんな銘柄の紅茶を試して、よく似た味のを見つけたものの、どうしても、なれ親しんだ味と比べてしまうので、気に入りません。
こういうのを「こだわり」って言うのね、と思いつつ。

お米とか、しょうゆとかには、強い「こだわり」はないので、助かります。
食べ物のことごとくにこういった「こだわり」があると、その特定の銘柄を探しまわるのに、ずいぶん時間がかかるでしょうからね。

posted by 中川信子 at 00:29| 徒然のぶこん
2012年01月03日

母はありがたきかな

 私と夫の母は、それぞれ91歳と89歳。あちこち悪い所はありつつも、健在です。
毎年お正月は、それぞれの実家に行くのが恒例になっています。両方とも同じ小田急沿線なので助かります。

私の実家の母は、この数年、「おせち料理を作れるのは、もう、今年が最後かも」と毎回言い続け、私たちもほんとにそうかもしれない・・・・と覚悟するのですが、年が明けて、お年始に行ってみると、たくさんのご馳走が並びます。子どもや孫の喜ぶ顔が見たい一心でがんばってしまうのですね。
母は、ありがたきかな、です。

今年も、「これが最後かも・・・」というおせちの写真を撮ってきました。ちょっとナナメに構えた構図ですが。
(お寿司は、まさか、自家製ではありません、念のため)
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posted by 中川信子 at 01:17| 徒然のぶこん
2011年12月22日

「星の会」ーー子どもを亡くした親と家族を支える会ーー

 「星の会ーー子どもを亡くした親と家族を支える会」をご存じですか?
グリーフケアに取り組んでいます。


私は、お仲間のST(言語聴覚士)の活動を通じて知りました。彼女(斉藤裕恵さん)は北九州療育センターに属し、生まれた赤ちゃんに口唇・口蓋裂があるとすぐに、出産された方のベッドサイドに行き、「誕生、おめでとう!」を伝え、これからの見通しや、「一緒にやって行きましょう」を伝える、という活動をしているとのことでした。
予期せぬ、見た目にも分かる障害と突然直面し、大きなショックを受けている親ごさんや家族にとって、どんなに大きな支えになることでしょう。

この「星の会」の中に立ち上げられた「折鶴ネットワーク」が東日本大震災後のグリーフケアを担うための支援金を募集しているそうですので、お知らせします。グリーフケア 22%.JPG

posted by 中川信子 at 10:50| 徒然のぶこん
2011年12月20日

「にもかかわらず、人生にイエスと言う」

「『にもかかわらず、人生にイエスと言う』」ことは、できるのか。

これは、生きることの意味を見出せず、社会への違和感をかかえ、悩み多き青春を送った私の人生の前半の大きな課題でした。

上記のことばは、ナチスの収容所を生き延びた精神科医、ビクトール・フランクルの本(「それでも人生にイエスと言う」)の中にあります。
人間はあらゆることにもかかわらず――困窮と死にもかかわらず、身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、また強制収容所の運命の下にあったとしても――人生にイエスと言うことができるのです。(山田邦男・松田美佳訳、春秋社)

このことばをめぐって、2011年4月11日付けの朝日新聞に記事が載っています。
「自殺対策支援センター ライフリンク」代表の清水康之さんにかかわるものとして、です。
     記事「それでも 人生にイエスと言う」 
 

時が流れて・・・・・・
本当にいろいろなことがあって、いろいろな人と出会えて、いろいろな応援を得て、今は、「生命はもともとイエスから始まっている・・・・・らしい」と思えるようになりました。
障害のある人たちや、親子さんたちの生き方から学ばせてもらったことも、助けになっています。
「これで行こう!」と思い定めることができたのは、40代の半ばを過ぎてからでしたが。

とはいえ、痛みや病気にとても弱い私なので、病気や障害に直面した時に、「にも関わらず イエスと言」えるかどうか、自信はありません。

おりしも、40年来の友人が、ガンで入院しています。
私は「私には、知り合いはたくさんいるけど、友だちは少ししかいない」と考える人間ですが、その人は「友だち」の一人です。
痛みの合間に、病状をきわめて客観的に、おもしろおかしく伝える「闘病記」を、親しい人たちに送ってきてくれています。毎回、「クスッ」と笑えます。
生還したら、ひさびさにみんなで集まりたいね、と言っています。

「にもかかわらず 笑う」。
これは、ドイツ語のユーモアの定義だそうです。「死生学」「死の哲学」「死への準備教育」を牽引する、上智大学のアルフォンス・デーケン教授が、おっしゃることです。 デーケン先生の講演録が、ネットにありました。

悩み、苦しみの中にあっても、ユーモアをもって「にもかかわらず、笑う」こと。
「にもかかわらず、人生にイエスと言う」とは?

「苦悩が意味を持つかどうかは、その人にかかっているのです。その人だけにかかっているのです」
フランクルの本の中にあることばを何度も読み直します。

 


 

posted by 中川信子 at 13:38| 徒然のぶこん
2011年12月18日

障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言(「骨格提言」)

平成23年8月30日付けで出された、上記「骨格提言」、療育分野や、教育分野の方で、まだ目を通してない方があるかもしれません。

いちど、読んでみてはいかがでしょう? テキスト全体版で印刷すると54ページです。
障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言
福祉分野は、こういう方向に進もうとしています。

実施までには、まだ紆余曲折も予想されますが、障害者の権利条約締結に向かい、障害によって差別されることのない、また、障害のある人や家族にのみ犠牲と努力を求めるのではなく、社会に「合理的配慮」を求める考え方が、やっと、市民権を得る日が近づいて来ている・・・と感じます。

 

posted by 中川信子 at 00:31| 徒然のぶこん
2011年12月16日

施設見学研修(台東区 ほおずきの会  りんご村)

 狛江市で放課後活動を中心に行っている地域デイグループ4団体で、15日、台東区のNPO法人「ほおずきの会」とNPO法人「りんご村」(台東区身体障害児を守る父母の会)を見学に行きました。
狛江市自立支援協議会の会長の赤塚光子先生のご紹介でした。

両方とも、保護者たちが立ち上げた会が、ずっと存続し、活動を広げ、必要な場を次々に作り、運営している法人でした。

説明してくれた人は、いずれも、創始者ではなく、若い職員で、だのに、熱っぽく理念と歴史を語ってくれました。次々、新しいスタッフが参加して事業をつないでいくのが、すごいなぁ、と感動しました。

狛江を11時に出発し、戻ったのは8時過ぎでした。ものすごく充実の一日でしたが、疲れました・・・・。
二つの団体のパワーに圧倒されると共に、狛江に足りなかったこと(自分を含めて)、そして、今後できることに考えをめぐらせ、実りも多いけれど、宿題も多くもらった研修でした。

posted by 中川信子 at 23:53| 徒然のぶこん
2011年12月02日

福岡県 柳川市・大川市・みやま市・など

 先週の土曜(11月26日)に、柳川市で開かれた「ことばと発達の子育て支援講演会」に行きました。
主催は、STのYさんが中心となって活動している「柳川ことばの発達支援グループ」です。

健診後の相談に、ST(言語聴覚士)を入れてくれたら、必要な支援にスムーズにつないであげられるのにな・・・と思うのは、子どもの発達にかかわるSTには共通の思いで(と言っても、全てのSTがそう思ってるわけではありませんが)その意気に感じ、人寄せの役に立つならとの思いでお引き受けしました。

柳川は、琴奨菊関の出身地。場所中は、毎日(勝つと)花火が上がるというので、楽しみにしていましたが、残念ながら、負けてしまい、花火は見られませんでした。

講演会場で、「小さく生まれた赤ちゃん(低体重出生児・未熟児)のための親子の会  Nっ子クラブカンガルーの親子」の写真展示も行われていました。

ちなみに「Nっ子」の「N」はNICU(新生児集中治療室)の略だそうです。保育器の中のNっ子ちゃんたちは、実にけなげです。

私も未熟児の母だったことがあります。しかも、二人とも!!
お医者さんには「助からないかもしれないから最悪のことも覚悟しておくように」と言われるし、まるまる太った赤ちゃんを抱いて、嬉々として退院する大多数のお母さんたちに対して、こちらは、保育器に子どもを残し、一人でひっそりと退院です。
何とも悲しい思いがしました。

息子たちは、今や、そんなことも忘れてしまうほどの大人になりましたが、小さく生まれた赤ちゃんたちの写真を見て、そのころのことを思い出しました。
あの時は、ほんとに辛かったけれど、そういう思いをしたことは、今の私に、とても役に立っているなぁと感じます。

前日に柳川入りしたので、主催のYさんに、近隣自治体の保健センターに連れていってほしいとお願いして、自主的研修をもくろみました。
それぞれの自治体で、県や市の保健師さんや助産師さんも、子育て支援のスタッフも実にがんばっているのが分かりました。
全国いたるところ、「子どものために」と前を向いている人たちがいることに感動しました。

感動といえば、お訪ねした大川市は、家具の一大産地だそうです。市役所のデスクも、カウンターもベンチも、今どき珍しい木製でした。とても落ち着く・・・・・いい感じ。

実は、出発する前に、ネットで整理タンスを検索して、価格的にも、デザイン的にも、品質的にも、いちばんよさそうなのを注文したら、それが大川の家具でした。
安い海外産に押されているけれど、健闘しているそうです。

筑後川をいかだを組んで材木を上流から流したこと、もともと船大工が多く住んでいたことが家具生産につながったのだ、と、保健センターで教えてもらいました、ガッテンガッテン。

帰宅したら、家にタンスが届きました。作りは(クチコミ情報で選らんだのですから)もちろんしっかりしていますが、それより何より、きちんと、ていねいに梱包してあったことに感動しました。
担当の人が、心を込めて、大切に発送してくれたんだなーーと感じられました。

大切に使おうと思っています。 

 

posted by 中川信子 at 01:19| 徒然のぶこん
2011年10月22日

狛江第三中学校 伝統の銀杏募金

 用事があって、狛江三中に行きました。二人の息子たちがお世話になった学校です。
中学の門から校舎へとつづく銀杏並木が自慢の学校です。
    (上記の三中のHPの表紙に並木の様子が載ってます)
ちょうど今は、キンナンが落ちる季節です。何の細工もしないで放置すると臭くてべとべとする 厄介者のギンナンですが、三中では、このギンナンで募金を行っています。

ちょうど、息子が在学していた年に雲仙普賢岳の爆発があり、多くの方が被災されました。
その年の生徒会担当の先生から、生徒たちでギンナンを拾って加工し、合唱祭などの折に来校者に募金してもらうお礼に配ろうと提案があり、みんなで大変な苦労をして、ギンナンを加工し、小袋に詰めました。
その結果、多くの募金が寄せられて、雲仙島原に贈ることができました。

その後も、この伝統は受け継がれ、毎年生徒たちがギンナンのクサイ皮をむいて、売れる状態にして、募金をユニセフに寄付してきたそうです。
どんな様子かは、こちらをどうぞ。http://www.komae.ed.jp/jh/03/index.cfm/1,210,13,13,html

ちょうど、昨日は、造園業を営む保護者がクレーン車を持ち込んで(木をゆさぶって)落としてくれた実を拾い集め、クサイクサイ皮をむく作業を、学年交替で行っているところでした。

今年は募金を東北大震災の被災地に送ることになっているそうです。

強烈な匂い、ねちょねちょの外皮。

思春期、カッコ悪いことはきらいだろうに、男女混じってみんなでゴム手袋をはめ、「くせぇ〜」とか言って閉口しつつも、粛々と、皮むきをしていました。
この苦労の結果が、お金を生み、人の役に立つとわかっていると、人はがんばれるんだな〜と、生徒たちのようすに感動しました。

同じような色のジャージーを着ているけど、「あれ?中年?」と思えた人は、先生でした。
すっかり生徒たちの中に溶け込んでいて、よく分からなかったのです。
号令や大声で生徒を動かす、という場面が見られない学校なので、生徒も先生もおだやかです。
地域の学校の卒業生保護者であることを誇りに思えるってうれしいな、って思いました。 

私は、ちょうど創立20周年の時に次男が在学していたため、行きがかり上 周年行事実行委員長をお引き受けしました。
その折に学校に記念品として贈呈したのが、「メモリーロード」と記念碑です。
メモリーロードは、門からのみごとな銀杏並木に沿って設置されたレンガの道です。

今年9月の台風の翌日、落ち葉が吹き寄せられていたのを、早朝練習の野球部の部員たちが自発的に掃除してくれたそうです。「学校だより」でそのことを読み、とてもうれしくなりました。
自分たちが思いをこめたものが、今も大切にされている、って、まるで自分が大事にしてもらえているようで。
狛江三中の紹介はこちら(わっこ=地域情報誌)

posted by 中川信子 at 14:59| 徒然のぶこん
2011年10月16日

対数らせん!  生物と地球

ST(言語聴覚士)になるために通った養成校の時に遠藤尚志さんという、頭脳明晰、ものすごく優秀な同級生がいました。

失語症当事者の集まりである失語症友の会の生みの親の一人でもあり、自慢の同期生です。  NPO法人 全国失語症友の会連合会

その遠藤さんの弟さん(遠藤一佳さん)の研究室のようすのビデオが見られるよ、とメールがありました。これが面白かった!!

東京大学大学院理学系研究科・理学部 地球惑星科学専攻  です。

古代ゲノム学とか、地球の歴史の一部としての生物と地球とのかかわりを遺伝情報で探ってゆくとか。

中でも、巻貝の殻が実に美しい「対数らせん」を描いて大きくなってゆくこと、なども紹介されていました。

生物学も、とても進歩して、「この世界の成り立ち」に迫ろうとしているらしいです。
長沼毅「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」(朝日出版社)という本があるそうですが、目の前のことにセコセコしてないで、そういう本も読んでみようと思っているところです。

サイエンス、って、ほーんと、魅力的です。

posted by 中川信子 at 21:42| 徒然のぶこん
2011年10月13日

ビッグイシュー日本版  176号 「ちんぱんじんと考える希望と絶望」

ビッグイシュー.jpg今日、用事で中央線中野駅を通りかかったら
「ホームレスが売る雑誌 ビッグイシュー日本版」の販売員の人がいました。

300円定価のうちの160円が販売者の収入になる、という

仕組みの雑誌です。  ビッグイシュー日本版

中味もいつも充実です。

東田直樹くんの連載エッセー楽しみのうちです。

「いつも」といっても、限られた場所でしか販売していないので、

今までに4回くらししか買ったことがありません。販売場所 

というのも、私は人ごみが苦手なため、都心方向にはなかなか出かけないので・・・・・

現在発売中の176号の特集は「隣人 ちんぱんじんと考える希望と絶望」。

興味深い内容でした。

posted by 中川信子 at 23:57| 徒然のぶこん
2011年09月27日

パーソナルサポートサービスとは?

  「パーソナルサポートサービス」は、これから向かうべき方向の一つだと私は思っています。
早い話が「困ったことが起きたら、専門的知識のある友人(パーソナルサポーター PS)のところに相談に行く。すると、彼(彼女)が、問題点を聞き取り、必要な場所を紹介し、必要があったら同行して手続きする。一ヶ所の窓口では終らないことが多いので、いくつもの窓口を全部網羅してくれる。一件落着したら、いったん、関係は薄まるが、再度問題がおきたら、解決するまで付き合ってくれる」というようなこと。
   パーソナルサポートサービス ← 分かりやすいイメージ図はこちら

 

これに関して、しばらく前、日置さんに質問して返事をもらったので、要点をご紹介しますね。

 ◆パーソナルサポートサービスについては、以下の内閣府のサイトをご覧ください。
これまでの議論の流れが議事録になっています。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kinkyukoyou/suisinteam

 

◆要するに、地域生活何でも相談事業です。単なる個別支援だけではなく、ネットワーク型の相談支援体制を地域に構築することが目的です。

◆緊急雇用の制度を活用しているため、「雇用促進」「就労支援」の側面が強調されていますが、実際には生活面にいろいろな生きづらさを抱えている人たちの総合的、継続的、分野横断的な支援から、福祉的な要素(各種障がい、家庭環境など)への対応が多いです。

◆22年の中間まとめが以下のPDFとなっており、全国の一次モデル5地域(釧路、横浜、京都、福岡、沖縄)の特徴や実績が分かります。http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kinkyukoyou/suisinteam

◆内閣府の企画事業を厚労省が引き受け、都道府県に配分している緊急雇用の基金を活用して、手を挙げた市町村が予算要求して実施主体は基本は市町村となっています。
    (都道府県直営もあります)

◆自治体によってプロポーザルにしたり、随意契約にしたり地域によってスタイルは異なります。
◆予算規模は多いところ年間1億5千万ぐらいから釧路がおそらく最も小規模で5千数百万です。

◆二次の地域が上記に加えて、14加わり、今は全国で19の地域で実施されています。
(岩手県、野田市、長野県、岐阜県、浜松市、野洲市、京丹後市、箕面市、豊中市、吹田市、大阪市、島根県、山口県、徳島県)
二次地域を含めると予算規模はもっと小さいところがあるかもしれません。

 

以上です。

 

posted by 中川信子 at 21:41| 徒然のぶこん
2011年09月27日

対等な関係・・・・

このところ、時々紹介している日置真世(ひおき・まさよ)さんのブログ「新・サロン日記」には学ぶことがたくさんあります。

昨日も、自分自身のモノゴトに向かう姿勢を深く反省させられるようなできごとがあり、あれこれ考えていた時、またまた、日置さんのブログのことばに行き当たりました。

私よりずっと若いのに、この方の「コトバ」と、その背景にある力には、本当に感心させられます。
そうだ、私も、立ち止まらずにススメ! と気を取り直しました。

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新サロン日記 9月23日 「無知の知」
       http://ameblo.jp/n-salon


この間、いろいろな分野で様々な困難の状況にある人たちを支えている方たちに会っていますが、それまではよく知らなかったことがたくさんわかってきます。

けっこう、いろいろなことを見聞きしたり、知る機会、学ぶ機会があって、それなりにいろんな現実を知っていると思っていましたが、所詮、自分が知っていることなんてほんのちっぽけなことなのです。

何でも知っている、これだけ知っているなんて思ってしまったら、人を応援する仕事なんかできないのではないかと私は思うのです。


ソクラテスの「無知の知」とは実にすごい言葉です。
人間は何もかもすべてを知ることなんかできないのです。

それをあたかも知っているかのように思ってしまえば視野が狭くなったり、思いこんでしまったり、対等な人間関係を結べなくなったりします。   

                
以下略

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あれがない、これがない、誰の責任だ? 行政が悪い、 と言っていないで、ないものは自分たちで作りだす!!     
日置さんと彼女の仲間たちは今までずっとそうしてきましたが、
今後の活動が、さらに楽しみです。

日置さんたちとのコラボの「まじくるフェスタ」を東京・多摩地方で来年2月に開こうという話があるのでなおのこと、です。
     
 NPO法人 地域生活支援センターネットワークサロン
      地域起業創造センター まじくる
      地域パーソナルサポートセンター えにぃ

 

「えにぃ」は、内閣府モデル事業を受けて運営されていますが、全国に(福祉分野で)この「パーソナルサポートシステム」の取り組みが広がることを、私は待望しております。

高齢者分野では「あっ!」という間に、ケアマネジャーという、一人の人をマネージする制度ができたのに、障害分野では、遅々たる歩み。保護者の負担はちっとも軽くなっていない現実。

必要だから作っちゃえ!  には、えらく大きなエネルギーが必要だと思います・・・・・。誰にでもマネできることじゃなく。

 

posted by 中川信子 at 21:21| 徒然のぶこん
2011年09月19日

釧路の堀口貞子さん、東京でも弾丸トーク 

北海道・釧路の “あの”「マザーグースの会」の創立者であり、現・代表でもある堀口貞子さんがLD学会そのほかの用事で上京。

会場近くの茗荷谷のイタリア料理屋さんで、ランチのデート。釧路勢3名、狛江勢3名。

堀口さんの弾丸トークは 猛暑の東京でも健在でした!!

トークの内容は、「ごく、当たり前のことが通るこの国にしたいね!」という、きわめて真っ当なこと。

まさに「ガッテン!! ガッテン!! ガッテン!!」の連続。

ガッテン!内容については「コロボックル通信」をどうぞご覧下さい。

あ、そうそう、「マザーグース便り」88号にも書いてありました。

マザーグース便り 88号(23年9月).JPG釧路は、スゴイ!!
  ↑↑
クリックすると拡大します 

 

 

「マザーグースの会」の設立趣意書にはこう書いてあります。(1993年)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「子どもの健全な育成と幸福を願う気持ちはおそらく総ての親に共通なものではないかと思います。もし、その子どもに何らかの障害があったとしたら、その思いはことさらに強いものであるかもしれません。

 我が子の成長に、何か他の子との違いを感じた時、親の抱く不安は測り知れな いものがあります。そんな時、母親が(あるいは両親が)自分だけで不安に打ちひしがれることなく、誰かに相談できたり適切なアドバイスが受けられたら、その心の負担はいくらかでも軽くなるのではないかと私達は考えています。

 子どもにどんな障害があろうとも、いえ障害があろうとなかろうと、親が明るく前向きに暮らしていけたら、そして子育てを楽しむことができたなら、それがきっと子どもにとって一番良い環境となるのではないでしょうか?

 この『マザーグースの会』は、すこやかな子どもの成長を願う親達と、それを 応援する人達で作るサークルです」。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
20年の時を越え、この会は 広がりこそすれ、全くブレることなく
持続してきました。

すごいことです。

堀口さん&釧路の仲間のパワーに敬意を表し、元気をもらい、帰宅しました。

 

堀口&釧路の仲間の一員でもある、北海道教育大釧路校の二宮信一さんグループも偶然同じお店でランチ中。二宮さんともほぼ一年ぶりにお会いしました。

二宮さんといえば、新しい本が出ています。「児童理解からはじめる学習指導」(明治図書)

まだ手元に届いていないので、紹介できていませんが、二宮さんの本なら「マチガイナイ!」と思います。

児童理解からはじめる学習指導.jpg

 

 

posted by 中川信子 at 20:35| 徒然のぶこん
2011年09月16日

映画「 映画 『人生 ここにあり!』

 忙しい、忙しい、と言いつつ、川崎で上映中の映画『人生 ここにあり!』を見てきました。
7月から公開されているので、ロードショーはそろそろおわりです。
映画公式サイト   http://jinsei-koko.com/


精神障害の人たちが作る「協同組合」が、家の床貼りを仕事として、大小の失敗を重ねながら「地域で」「自分たちの力で」生きることを選び取ってゆく話です。

 何も知らずに、その「協同組合」にかかわることになった、組合運動の闘士ネッロが、「当たり前の感覚」で組合員たちとかかわってゆく姿が描かれます。

 実話をもとにしているということで、臨場感もたっぷり。
 協同組合には「社会連帯協同組合」という名前がつけられたそうです。字幕がでていました。

世の中は連携、連携、の大合唱ですが、「連帯」といってみたらどうかしら? などと思ったことでした。

posted by 中川信子 at 00:42| 徒然のぶこん
2011年09月08日

『この子たちをよろしく』

  9月11日(日)、十勝の仲間にお招きをうけて、久しぶりに北海道・帯広に行くことになっています。いただいたお題は
『この子たちをよろしく 〜〜 支援ネットワーク はじめのいっぽ』
  
主催は、十勝ADHD&LD懇話会

「この子たちをよろしく」は、東京都自閉症協会機関誌の特集の題、
「はじめのいっぽ」は 全国難聴言語障害教育研究協議会の毎夏のセミナーの愛称。
パクってすみません。でも、私が考えることと、ぴったりのことばなので。

さて、帯広では、私が狛江で、どんなふうに、ネットワーク作りにかかわってきたのか話すことになっていて、これまでの10年ちょっとを振り返っています。

願い続ければきっとかなう
続ければ必ず仲間が現れる
ものごとは、時と人を得ると思いがけない展開をする
         そんなことを、思いました。

私たちSTは、一対一での対応で、お子さんたちを応援しようとする職種です。ですから、自分たちで見届けられない時には、外に引き受けてくれる人や場を見つけなければなりません。

そのために、確かに、私は(初めての人に会うこと、初めての場所に行くことが、こんなにキライなのに)いろいろな機関に突撃訪問して、「こういう子、受け入れてもらえますか?」「あなたの所はどんな子を引き受けてくれるんですか?」と聞いたなぁ・・・・・・・・

それがきっかけで、今も、親しい交わりが続いている人たちや機関もいろいろありますし、結果的に、顔の見える連携、ネットワークは進んできた、と思います。

別に私が特別だったわけではなく、自分の後ろにいる「困っている子」「困っている親」を何とか支えてあげたい、と思う人なら、誰でもやることなのだろうと思います。
狛江という町の規模と、人の気風とが、それを可能にしてくれたことも大きいですが。


ナントカ連絡会議、とか、ナントカ連携会議、とか、いくら立ち上げても、形ばかりの「連携」になってしまうことが少なくないと聞きます。
「形」からじゃなく「思い」をつなぎ、育てて行きたいものです。

 

サンテクジュペリの「星の王子さま」の中で、キツネが王子さまに言うことばがあります。
「心で見なくちゃ ものごとは見えないってことさ。かんじんなことは、目にみえないんだよ」 と 「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ」

めんどうみた(=1回でも面談した)相手のすべてを覚えていることはできませんが、でも、問題の大きかった人、気がかりの大きかった人については、いつまでも、「気にかかっている」のは事実。
「気にかけ」つつ、自分以外のところに「めんどう見て」くれる人(や機関)を探すのも、大切な支援のあり方の一つだよね・・・・と、思います。

 

 

 

posted by 中川信子 at 01:15| 徒然のぶこん
2011年09月05日

台風被害など・・・

 大きな被害を残して台風が去ってゆきました。
講演にお招きいただいたり、連絡を取ったことのある近畿、中国地方のいろいろな地名がメディアで報道されます。和歌山県の田辺市、那智勝浦町、みなべ町、奈良県の五條市、岡山県真庭町などなど・・・・

どの町にも熱心な保健師さん、「ことばの教室」の先生方、特別支援教育の関係者、子育て支援に取り組む地域の人々・・・がおられ、知り合いになりました。

全国各地にお招きいただけばいただくほど、知り合いがふえ、その分、このような災害のときに「大丈夫だったかな?」と心配になる人がふえます。台風にかぎらず、震災、原発事故なども。
お一人ずつに連絡を取ることはできませんが、みなさんのご無事と、早い復旧、復興を祈ります。


posted by 中川信子 at 19:15| 徒然のぶこん
2011年09月05日

生まれて初めて!

今日は、用事があって、錦糸町に行きました。
入った建物の窓から「あの」スカイツリーが見えました。
思わず、一緒にいた人に「あ! スカイツリーだ! 私、生まれて初めて見た!」と大興奮して言いました。

一緒にいたのは、STになるための養成校の時の同級生。
もう40年来の付き合いの友人なので、私のこの大げさな物言いにも、引いたり、動じたりすることなく、「ああ、ほんとだ」と合わせてくれました。感謝、感謝。

私は生まれてから60年以上たっている。対してスカイツリーは生まれてから1年足らず。
なので、「生まれて初めて」は、「スカイツリーが生まれてから、初めて」っていう意味の方が、妥当だったな、と反省。

錦糸町にいらっしゃることがあったら、駅のまん前、丸井の8階、「すみだ産業会館」に登ると、スカイツリーがよく見えますよ。

posted by 中川信子 at 00:35| 徒然のぶこん
2011年08月14日

百日紅(さるすべり)

調布に仕事に行くバス通りの街路樹は今、ピンク、白、そして紅の花が満開です。花を表現するのに「枝もたわわに」ってはあまり言わないと思いますが、花の重みで、枝がしなうほど満開です。

植えられているのは調布市の市の花に指定されている「百日紅」。  
百日紅。ヒャクニチコウ。
とっても美しい漢字の名前ですが、一般的な名前は「サルスベリ」。幹がつるつるで「サルもスベル」に由来するとか。

私が小学生時代をすごした広島の家の庭にもサルスベリの木がありました。花が咲いてた記憶はないのですが。夏休みに、姉と私で「ほんとにサルもスベルのか?」と、登る練習をしたことがあります。
3歳ちがいの姉は、幹の途中まで登れるようになりました。私は登れるようになりませんでした。
確かに、幹は、見た目以上につるつるで、手がかりというか、足がかりがありませんでした。

バス通り沿いのサルスベリの花を見ながら、「幹はつるつるしてるのよねぇ」と思えるのは、そんな実体験に裏づけられているからだなーと思います。
このトシになると「登る練習してみよう!」とは到底思えないので、やっぱり、発達途上の“その時期にしかできないこと”を、せいいっぱい、やってみるのがいいな、と思います。

 

posted by 中川信子 at 12:46| 徒然のぶこん
2011年07月24日

新世界『透明標本』展   31日まで 東京・原宿

「とうめい」(透明)、「すきとおった」って、語感が好きです。

今、東京・原宿で 透明な展示会が開かれていると教えてもらいました。
新世界『透明標本』展    31日まで 東京・原宿ですって。

暑いし、忙しいし、やむをえない仕事以外は、どこにも出かけたくないけど、キレイなものを見にだったら、行こうかな、と考え中です。

 

posted by 中川信子 at 16:53| 徒然のぶこん
2011年07月24日

日置真世さんのブログ「新サロン日記」のことなど

 今年の2月に日置真世さんのブログ「新サロン日記」のことを書きました。
その後、自分のことに忙しく、ヒトサマのブログを読むヒマもろくろくなかったのですが、ここに来てまた、ちょっと読んでみたりしてみました。
北海道大学の助手はお約束期間が終ったとのことですが、少しはヒマになるかと思いきや、相変わらず、過激に元気そうな活動ぶり。

一方、狛江でも、遅ればせながら自立支援協議会が立ち上がり、赤塚光子先生というすばらしい方を会長に得ていろんなことが回り始めています。

また、活動が低調だった市民福祉推進委員会も、狛江市障害福祉計画の策定のために「障害作業委員会」を設定して、土日を使って4時間の会議やヒアリングを連続して行うなど、活発に動き始めています。両方の会議に関わる身としては、ちょっと忙しいですが、でも、市内のいろいろな人たちの顔の見え方が今までと違ってきた実感があり、「今度こそ、何かが動くかも、動かせるかも!」という期待が自分の中でも高まりつつあります。

なでしこジャパンも言っていた「夢は見るものではない、かなえるもの」ということば、私も大好きですが日置さんのブログを読んで、再度「夢はかなえるもの」「強く願えば必ずかなう」「みんなで願えば なお    かなう」と思いました。

もっとも、ちょっぴり涼しい日が続いたので、こんなこと、思えるのかもしれません。
33度を越えると、ハァハァあえぐだけで、何もしたくなくなります・・・・。 
真夏でも最高気温が15度だの20度だのという釧路の天候は信じがたいです。

posted by 中川信子 at 01:20| 徒然のぶこん
2011年07月17日

1000円 ぽっきり (^_^)v

今日はとてもうれしいことがありました (^_^)v

いえ、そんな、大したことじゃないんですが・・・・・・

コンビニで、おせんべいやソイラテなどを買い、レジで小銭を用意して待ったところ、「ちょうど1000円です」とのこと。

数字の大好きなナカガワとて、思わずレジのお兄さんに、「あら、うれしい。1000円ちょうどなんですね」と話しかけました。お兄さんは、商品を袋に詰めながら「ちょっと、うれしいですよね」と言ってくれました、
きっと、同好の志。
「めったにないですよね、こういう、ちょうどの数字って!」と言いつつ、とてもうれしい気持ちで家に帰りました。

ちょうど、その直前、別のお店での会計が金額1985円でした。
1000円札を2枚出せば15円のおつりですむものを、ついついクセで2085円出して100円のお釣りをもらったのでした。
「ちょっとこだわりすぎたかな・・・」と反省したところだったので、ポッキリの数字が出たことが、常よりもうれしかったのでした。

 

posted by 中川信子 at 22:36| 徒然のぶこん
2011年07月17日

学校だより から

 教育委員の楽しみの一つは、毎月の「学校だより」の全10校分(小学校6校、中学校4校)を届けてもらえることです。学校のカラーや校長先生、副校長先生の気持ちがよくあらわれていて、読むのが楽しみです。

7月号の記事をそーっと転載します。

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子供たちの気持ちを大切に                  
         ○小  副校長  鬼村 哲志


 昨年、校内を巡回していると、4階のトイレに大きなカエルがいました。
予想外の場所でカエルに遭遇したので大変驚きました。
調べてみると、6年生の教室から逃げ出したカエルであることが分かりました。

子供たちは時に、大人が想像しないような行動をとることがあります。
しかレ、ただだ怒るのではなく、子供たちの話をよく聞き、なぜそのような行働をしたのか聞いてあげることが必要です。

私か教師になったばかりの頃、3人の男子が水槽にヘビを入れて学校に持ってきました。
家で飼えないので、学校で飼いたいとのことです。しかしヘビはヘビですから、学校でも飼えないと断ると、わずかな期間でもいいから学校において欲しいと頼まれました。

仕方なく、その週だけ男子更衣室に置くことを認めました。

それから2〜3週間後、ヘビのことなど全く忘れて職員室て採点をしていると、用務主事さんが職員室に飛び込んできました。
「教頭先生、大変だ!ブールの更衣室にヘビがたくさんいます!」

急いで更衣室に行くと、10匹以上のヘビが更衣室を這い回っていました。事の成り行きを理解した私は、このヘビは私のクラスの子が持ってきたものであることと、すぐに処分することを説明しました。
そして、子供たちを読んで話を聞くと、私が更衣室て飼うことを認めてくれたので、毎日放課後河原にヘビを捕まえに行き、捕まえたヘビをせっせと更衣室の中に放していたそうです。
子どもたちにはこれ以上更衣室でヘビを飼うことはできないこと、ヘビにとって更衣室より自然の中の方が幸せであることを話しました。
子供たちは、捕まえた場所にヘビを放すことを納得してくれました。
その日の放課後、子供たちとヘビを持って河原に行きました。
水槽の蓋を開き、逃げて行くヘビを3人はずっと見ていました。
おそらく3人は、目を輝かせてヘビを捕まえていたことと思います。
そんな子供たちの気持ちを大切にしてあげたいと思ったことを今でもよく覚えています。

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自分をかけがえのない存在、価値ある存在として肯定的にとらえる気持ち
              ○○小   校長 尾川 光男 

「情けは人のためならず」とは、他人にかけた情けはいずれ回り回って自分に戻ってくる、と言う意味です。
さて、電車・バスで座っていたとき、杖をついたご年配の方が目の前に、いえ、数メートルでも近づいてきたら、私は、即、席を譲ります。何が何でも譲ります。
これは「とても、良いことをした。」と私がとても気持ちよくなるからです。
「やったね!少しはオレ、かっこいいじゃん、やるじゃん。」(心の中の言葉ですので実際には表現しませんよ、念のため。)となり、心が軽くなり多少の精神的な疲れはこれで吹っ飛ぶのです。
まあ、あっさり言えば、自分自身に自惚れて爽快感を味わっているのです。

学校でも、指を押さえている子どもには「怪我をしたのかな?」草をもっている子どもには「どこでとったの?」悲しそうな子どもには「何か心配事でも?」・・・・・これを続けたところ、子どもたちにこう言われるようになりました。
「校長先生って、やさしい!」 

こうなると止まりません。子どもを誉めまくっています。
結果的に「自己肯定感(自分の存在が世の中のためになっている感覚)」全開になります。
 

もっとも、これは、教師であれば担当している子どもには一日一回は行っていることです。カウンセラー、教師、コーチ等、他人に何らかの援助や賞賛の言葉がけをしている人たちは「自己肯定感」が高まり、自分のことを愛せる人間になっている確率が高いようです。 

 

反対に、ひとり閉じこもって生きている人(不登校の子どもたちをさしているのではなく、どのような方法で社会と繋がっていいか分からない大人の人たちのことです。)は「自分は幸せだなあ、いいことしよう。」と思えないわけです。

また、他人をいじめる人は、いじめて快感に浸るより、心にチクリチクリとした罪悪感を伴っているでしょう。すると、だんだん自分以外の関係のない人間を敵視することになり、巡りめぐって「自分白身を敵視すること」にもなります。

他人をいじめ、他人を敵視する人は、回り回って、いつの間にか「自分自身を傷つけている]ことになるのです。

自己肯定感を育てる場面は学校よりも家庭・地域で多くあります。

また、保護者の何気ない一言で一喜一憂している子どもたちの繊細な心をじっと理解する夏休みにしてください。

 

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子どもたちの「気持ち」や「育ち」を、こんなふうに大切に思う方たちが管理職でいてくださること、狛江の子たちはラッキーだな、て思います。  

posted by 中川信子 at 00:37| 徒然のぶこん
2011年07月04日

厚生労働省 障害保健福祉関係主管課長会議等資料(23年6月30日開催)  意見募集

  大震災、政治の迷走など不安定な中、障がい者制度改革は、粛々と進められようとしているようです。
今年2月に続き、6月30日に開かれた「障害保健福祉関係主管課長会議」の資料がWAM-NETに掲載されています。

  障害福祉課・地域移行/障害児支援室の資料は全部で124ページありますがそのうち26ページから92ページまでが障害者自立支援法、児童福祉法等の改正に関するもの。

主な内容は、「相談支援体制の充実」「障害児支援の充実」「同行援護の実施について」です。 

それぞれの自治体で、どのようにこれを具体化できるのか、準備を始めなくては!

 

上記資料をもとに、厚生労働省が意見募集をしています。
期間は23年6月30日ー7月29日までです。
  

 

 

 

posted by 中川信子 at 16:14| 徒然のぶこん
2011年06月24日

苦手の克服、とはいえ・・・・

  市内の小中学校の特別支援教育の巡回訪問が続いています。

支援システムが整備されてきて、先生方の子ども理解は大いに進んできています。
最初のころは、校内委員会での協議が終ってから帰る道すがら、専門家チームの面々みんなで「はぁ〜〜」とため息をついて解散していたっけ、となつかしく思い出します。

 最近は、どの学校で、どの学級でも、工夫された板書、配慮された発問、子どもの気持ちを支える声かけ、など、先生方の「よい所」がたくさん見つかります。

 でも、いくら少人数クラスとか、習熟度別に分けても、勉強で苦戦する子どもたちはいます。
子どもによって理解度が違うのだから、その子にあわせた進度で進んでいいのであれば何の問題もないのに、一斉に進まなくてはならないから苦しくなっちゃうんです。
分からないというイライラが募るから、トラブルを起こす結果になってしまう。
本来は、いい子たちなのに・・・・

 先日など、校長室での協議が終ったあと、思わず「勉強に向いてないんなら、勉強しなくてもいい、って言ってあげたいですよね〜。農作業とか、動物の世話が好きだっていうんだから、そういう方面に早く進ませてあげたいですよね。力を発揮するでしょうに」と言いましたら、居合わせた先生方と、専門家チームの全員が「ほんとに!!!」と、ものすごく強く同意して下さいました。

 

posted by 中川信子 at 23:04| 徒然のぶこん
2011年06月16日

すくすく子育て「ことばの発達」 放送日は7月2日(土)です

6月13日、「すくすく子育て」の収録が無事終りました。一年ぶりにお会いする担当の面々もお元気で、うれしかったです。

テーマは「ことばの発達」

大きくてあったかい照英さんと、やさしいつのだりょうこさん とのペアによる司会はもうずいぶん長く続いている気がします。

放送は  7月2日(土)  午後9時ー9時29分
再放送  7月8日(金)  午前10時30分ー10時59分
  
    

 

posted by 中川信子 at 00:22| 徒然のぶこん
2011年06月07日

思えば遠くへ来たもんだ・・・・と 「子どもの発達支援を考えるSTの会」

  6月13日にNHK教育テレビ「すくすく子育て」の収録があります。
これで何回目かしら?7回目?初めて出演したのは、2002年、平成14年5月だったと思います。本当に緊張しました。その時のビデオは、ゼッタイ見たくないです!!
でも、人間、成長するもので、今回は、「あ、はい、分かりました」といとも簡単に出演をお引き受けしました。私自身のふるまいのできばえはともかく、スタジオの進行にまかせておけば、番組ができるってわかっているからです。

9年前のそのころ、私は子どもの発達に付き合っているST(言語聴覚士)60名ほどによびかけて「子どもの発達支援を考えるSTの会」(略称 子どもSTの会)を立ち上げたばかりでした。
NHKに出演することを子どもSTの会メーリングリストに流したところ、お仲間の方たちがとても喜んでくれたものでした。STなんていうマイナーな職種が、公共の電波に乗るのがうれしい、ナカガワがんばれ!と。
私自身はその後、「はじめて出会う育児の百科」(小学館)に参加させてもらったり、育児雑誌の取材が多くなったり、小児科のジャーナルのいくつかから原稿を依頼されたり、活動範囲も大きく広がりました。

子どもSTの会は着実にお仲間が増え、現在は全国に750名以上を数えるようになりました。
今なお、ST(言語聴覚士)の世界では、圧倒的多数が成人対象に医療の分野で働いていて、子どもをみるSTは肩身の狭い少数派ですが、この「子どもSTの会」があるのが支えだと会員のみなさんが言ってくださいます。

この「子どもSTの会」のメンバーの一人で気仙沼在住の方を核に、東北大震災で被災してST指導が途切れてしまっているお子さんへの支援、具体的にはST派遣ができないだろうか、ということを、今、模索しています。「仲間で」「支えあう」ことができたらいいな、と思っています。

自慢になりますが、この「子どもSTの会」のメーリングリストは、開いてみるといつもあったかい気持ちになるような情報や意見で満たされています。
もともとリハビリテーションを志すような人たちには、ある一定の傾向があるからかもしれません。

人は、自分のために行動するときよりも、人のために行動するときや、人に期待されて行動するときのほうが力が出たり、親切になれたり、元気になれたりするのではないか、人って元来、そいういう「類的存在」(浜田寿美男先生のことばですが)なのではないか、と、この「子どもSTの会」を見ていて思います。

「子どもSTの会」は、私のよりどころ、です。

posted by 中川信子 at 00:39| Comment(1) | 徒然のぶこん
2011年06月03日

人が歩く速さ

台風襲来が予想されていた先週末、約束ずみのかけもち講演で、博多から名古屋に移動する必要があり、京都に泊まることにしました。

新幹線で京都駅についたとたんに観察したのは、人が歩く速さです。
よかった。やっぱり、ゆっくり歩調だったわ。
京都駅を歩いているのは、何も、京都の人ばかりではないでしょうに、東京の人みたいにせかせか歩いている人が少ないんです。

OT(作業療法士)実習で、2ヶ月ほど京都にいたことのある次男も、「四条烏丸あたりの金融・ビジネス街近くでも、急ぎ足の人をほぼ見かけなかったなぁ」と以前、面白がっていました。

昨日は、別の用事で渋谷・恵比寿を通ったのですが、こちらの方たちは決まってみんな、せかせか歩いていて、のろのろペースの私はとても疲れました。

posted by 中川信子 at 00:42| 徒然のぶこん
2011年05月27日

狛江でのイベント「むいからで遊ぼう!」大盛況

私が頼りない代表をつとめる「サポート狛江」が主催した「むいからで遊ぼう!」(5月21日 土曜日決行)は、晴天に恵まれ、862名の親子での来場者がありました。
ミニSLも大人気で560名以上の親子さんが乗りました。


古民家園というしつらえは、なんともいえないまったりした居心地のよさを演出してくれて、親子連れがのんびりとすごしている姿に、ほのぼのしました。

事前準備、当日の打ち合わせ、当日の会場整理等々、抜かりなくやってくださるメンバーあってのことで、私は、何だか、ただただ感心していました。

ミニSLは、個人でミニSLを作って物置に保管していて、依頼があると出向いていって走らせる・・・・・という方が市内におられ、その方が、たまたま、お子さんを通じて「サポート狛江」メンバーと知り合いで・・・・・という関係で実現した話でした。

おまけにサポート狛江メンバーのママ友で、「SL 命!」の方がそれを聞きつけ、その方のダンナさんは私鉄の運転手さんで、その運転手さんつながりで地下鉄の職員の方が家族で助っ人に入ってくれて・・・・てな具合に、どんどんセンモンカの輪が広がって、大盛り上がりでした。

さすが本職の方の会場整理のワザは大したものでしたし、ご自分で用意された切符に一枚ずつ「チョキン」とはさみを入れて、「出発進行!」などなど、ほんとに楽しい企画でした。

5月21日はカンカン照りで、まるで夏のような暑さでした。

私は場面緘黙のお子さんについての相談を受けた以外は、その辺をぶらぶらしていて、砂ぼこりを押さえるために、ジョウロで水を撒いていました。

障がいのある子と障がいのない子を分けないで、ともに「子育て支援」の枠組みの中で、必要な支援の濃さ・薄さで考えて行きたいというのがサポート狛江の理念ですし、方向性としては全く正しいと思いますが、それを実行するには、労力がたくさん必要だということを痛感しました。

新知見の一つは、(又聞きですが)地下鉄の職員の方が「いつも地下で暮らしているから、こんなに日に当たると大変だぁ」とおっしゃっていた、という話でした。

ほんとに、世の中には、自分の知らない世界がたくさんありますね〜。

  

posted by 中川信子 at 00:17| 徒然のぶこん
2011年05月14日

吉田拓郎「流星」 手嶌葵のカバー 

吉田拓郎 と言っても知らない人がふえたのでしょうか。

私は吉田拓郎の「声」の説得力がとても好きで、アルバムから選んだ曲をi-podに入れて持ち歩いています。特に好きな曲が何曲かあるのですが、そのうちの一つが「流星」です。
   「たとえば 僕が 間違っていても  正直だった悲しさがあるから 流れてゆく」
   「確かなことなど 何もなく、ただひたすらに 君が好き」
   「流れる星は 今がきれいで ただそれだけに悲しくて・・・」 
などのフレーズ、いつ聞いても、身に、心にしみます。 
YouTube  吉田拓郎 「流星」

「流星」のカバー曲が最近CMで流れていますね、リコーのCM。
手嶌葵のカバーです。  ⇒YouTube「流星」 手嶌葵カバー

拓郎の歌を女声で聞くことがあるとは思いませんでした。好みはいろいろありましょうが私は好きです。若いのによくぞここまで歌えたな、と、感心しました。

若葉の美しいこの時期、例年、いろいろ考え込むことも多く、今年も同様。
「たとえば 僕が間違っていても・・・」ていうか、よかれと思っても、間違ってしまうことの多い人生。

「正直」であろうとしても、「正直だからいいだろ?」とばかりも言えなくて・・・。
人が作っている世の中は、難しいですね。
単純な二分法で考えていた若い頃がすこし懐かしかったり、苦かったり。

ちょっとおかしかったのは、Wikipediaの吉田拓郎の項目がダダ長くて、管理者からのコメントがつけられていたこと。
この項目は過剰な加筆が行われ、読みにくくなっています。あまり重要ではない事項を細かく解説することは、むしろ閲覧者の理解を妨げ関心を損ないます。これ以上の内容の増大は歓迎されません」ですって。
管理者にとっては「重要ではない事項」かもしれませんが、そのアーティストを好きな人にとっては「最重要事項」なんですよね、きっと。

  

posted by 中川信子 at 21:05| Comment(0) | 徒然のぶこん
2011年05月05日

飯田先生とおしゃべりして「陽気」をもらう

  調布の飯田先生は、「自閉症は漢方でよくなる!」の本の出版以来、一躍、超・多忙になってしまわれました。毎日のように、全国各地から電話がかかってきます。
  新患は、月・水・木の午後の診療時間(2時ー4時)に毎日2人ずつの予約制になっています。2ヶ月近く先までいっぱいです。それを知らない近所の患者さんも午後の時間にはいらっしゃるので、混むときはえらい混み方です。

  先生に「夜なら(6時ー8時)空いてますよ」と言われたので、私はもっぱら夜にお薬(花粉症の)をいただきにいっています。何しろ、近いですからね。自転車でいけます。

  先日は、GWの谷間だったこともあるのか、昼間の混み方がウソのように夜はガラガラでした。というより私一人しかいませんでした。
飯田医院に着いたのは7時10分でしたが、飯田医院を出たのは9時50分!!
いつも、1時間はらくらくおしゃべりするとは言え、2時間40分のおしゃべりは、新記録!!

飯田先生は、話題の幅が広く、発想が自由で、お話を聞いているとほんとに楽しくなります。
先日は、「エネルギーにあふれる若者と、生命力が極度に衰えた高齢者とを、電線で結んでエネルギーの注入・交換ができないかと考えて、実際に実験してみた」というお話でした。ほんとに、そういうこと、あるらしいです。いやはや。

お話の中にアスペルガー教授が日本に来たときの話とか、自律訓練法の日本への導入の際の話とか、まさに“歴史の生き証人”の証言、て感じのお話も多く、私が一人で聞いているのがもったいないみたいな気持ちがします。

飯田先生は、「快活」ということばがよく似合うお医者さんです。
「困ったもんです」とか言いながら笑っておられます。(あ、もちろん、診療中はとても真剣ですけど。)

こういうシチュエーション、前にも経験したことがあるな〜と思っていたのですが、思い出しました!!
私が師と仰ぐ故・三木安正先生(旭出学園の創設者)が、こんなふうでした。
「いやー、困ったよ、お金がないんだ(施設を広げるための)」とか、「原稿書かなくちゃならないんだけどね〜」と、ちっとも困ったふうではなく、顔はいつも、笑っていました。

三木先生が亡くなられたのは1984年。もう30年近くなるので、三木先生のことをご存じない方もふえましたが、飯田先生は三木先生とどうやら、意気投合する仲だったらしいです。やっぱりね・・・・・。
そうそう、三木先生の命日は、私の父と同じ5月31日。
私にとって、輝く若葉が風にゆれ、つつじやハナミズキの咲くこの美しい季節は、悲しい記憶と重なりあっています。

飯田先生のところに行った帰り道は、何だか「陽気」をもらったような気分になるのが不思議です。「電線でつないでエネルギーの交換」をしたわけではないのにね。
花粉症の時期が終わるのが残念です。
花粉症以外の病気を見つけて、漢方薬をいただきに行く口実ができるといいのですが。

 

posted by 中川信子 at 23:45| 徒然のぶこん
2011年04月06日

今年も かわいらしい一年生 

  今日は小学校の入学式でした。お祝いのことば(告辞)を述べに行くのが教育委員の仕事です、例年どおり。

  一年生が緊張の面持ちで入場してきます。着席すると足が床につかないのでぶらぶらしちゃうのも、例年どおり。

 教育委員会が用意してくださる告辞が少々長めだったので、読み始める前に」ちょっと長いけど、最後まで聞いてくださいね」とことばを付け加えました。

  「ご入学おめでとうございます」という部分を読むと、「ありがとうございます」とかわいらしい声でお返事があります。
 「いいご挨拶ができますね!」と思わずアドリブ。これも例年どおり。

 先輩である2年生が、縄跳びや、楽器演奏や、本を読むのお手本を見せてくれたり、「給食はおいしいよ〜」「体育も楽しいです」などと、元気な声で話しかけてくれました。たった1年で、こんなに成長するんだな〜と感心しました。例年どおり。
参列した保護者の間から、惜しみない拍手が送られました。

  そして、式が終わって一年生がほっとしたようすで退場。みんなで拍手。
それに続いて私たち来賓も退場です。それに対しても、保護者席から拍手。

教育委員になってから入学式は7回目。
でも、拍手に送られて退場する入学式は初めてでした (#^.^#)

posted by 中川信子 at 23:41| 徒然のぶこん
2011年04月05日

マグノリア   

 桜の時期に前後して咲くモクレンやコブシ、私は大好きです。201104051447.jpg

 青空を背景に、モクレンが咲いていました。

見田宗介氏(社会学者・哲学者)による「宮澤賢治ーー存在の祭りの中へ」(岩波現代新書)という本がありました。
何回読んだかわからないほど読みました。

  賢治の生涯に現代の課題を重ね合わせた評論集なのですが、その中に「マグノリアの谷」という文章があり、どんな花なのだろう?と、ずっと気になっていました。

  今日、分かったのは、「マグノリア=モクレン属。コブシ、モクレン、泰山木(たいさんぼく)などを含む」ということ。

  「マグノリアの谷」から一部抜粋
      ↓ ↓

「けれどもそこにその生のうちに、到達した生涯というものがあっただろうか。
わたしたちがこの生の年月のうちになしうることとは、力尽くさずして退くことを拒みぬここと、
力及ばずして倒れるところまで至りぬくことのほかには何があろうか。」

「あれから賢治はその生涯を歩きつづけて、いくらか陰気な郵便脚夫のようにその生涯を急ぎつづけて、このでこぼこの道のかなたに明るく巨きな場所があるようにみえるのは<屈折率>のために他ならないということ、このでこぼこの道のかなたにはほんとうはなにもないこと、このでこぼこの道のほかには彼方などありはしないのだということをあきらかに知る。
 それは同時に、このでこぼこ道だけが彼方なのであり、この意地悪い大きな彫刻の表面に沿って歩きつづけることではじめて、その道程の刻みいちめんにマグノリアの花は咲くのだということでもある。」
    見田宗介 『宮沢賢治--‐存在の祭りの中へ』
    第4章「舞い下りる翼」  四. マグノリアの谷---現在が永遠である  より

  「このでこぼこ道だけが彼方なのである・・・・・・

posted by 中川信子 at 20:16| 徒然のぶこん
2011年03月23日

街頭募金

 狛江市は、先週末から震災被災者支援のため、夕方駅頭に立っての募金活動に取り組んでいます。日替わりで当番(?)の部が変わります。

今日、3月23日は、教育部が受け持ちでした。
狛江市には小田急線の駅が三つあり、私は喜多見駅に1時間駅に立ちました。
公民館長、指導主事をはじめ、図書館長、職員、図書館協議会の市民、社会教育関係の市民などなど計20人近く。

朗々とした声で募金を呼びかける人を尊敬のまなざしで仰ぎ見つつ、私は最後の「お願いしま〜す」のあたりを唱和するばかりでした。

たくさんの人が足を止め、紙幣を入れてくれる人がとても多かったです。
ポテトチップの丸い筒型容器を2本持って近づいてきた若者がいました。
「は??」と思ったのですが、彼はその容器にぎっしりの小銭を、募金箱にざぁ〜と入れてくれました。
 受け持ち時間は6時から7時までだったのですが、「もう一本だけ下り電車を待ちましょう」とみんなで言いながら待ちました。「もう一本下り電車を待ちましょう」というのは、「あと5000円は増えるゾ」というコンタンがあったからです。
でも、6時半過ぎからどんどん気温が下がり、7時ころには、足や手は感覚がないほど冷たくなりました。7時10分ころ、待望の下り電車が来て、募金活動は終わりになりました。

「手足がかじかむ」といった寒さは、本当に久しぶりでした。
私たちは、「じゃあ、おしまいですね、ご苦労さま」と家に戻って、体を温められますが、避難所の方たちは、ずっと、2週間以上も、こういう寒さの中にあるのだ・・・・と、そのつらさが思いやられました。

posted by 中川信子 at 23:45| Comment(0) | 徒然のぶこん
2011年03月17日

地震・津波・原発・・・・・

未曾有の大地震、大津波、そして原発トラブル・・・・。
テレビから目が離せず、苛酷な避難所での生活の中、助け合い、耐えている東北の方たちの姿に涙することもたびたびです。
これからどうなるのだろう、私に何ができるのだろう、と自問自答。
せめて募金することぐらいは、と赤十字に送金してきました。

気仙沼には、大切なSTの友人、Oさんが住んでいます。
気仙沼の津波と火事の映像が流されるたびに、胸のつぶれる思いでした。
住所から見ると、山の方なので、最悪の知らせがもたらされるまでは、きっと元気でいると信じたいと思っていました。

そして、今日、別のSTの友人がPerson  Finder(消息情報)のサイトに、彼のことが載っているのを見つけて知らせてくれました。
Oさんから、「自宅にいる、家族も無事」との連絡があったとの書き込みがありました。 
ご本人は足が悪く、高齢のご家族もあるので、きっとまだまだ安心するわけには行かないのだと思いますが、ほんとうにありがたく、うれしい思いでした。

ただ、こんなにも多く、亡くなられた方、行方不明の方がある中、自分の友人が無事だったからと行って手放しで喜んでいいのかどうか・・・・・。
そんな思いもして、胸中は複雑です。

 いっとき、宮澤賢治の詩を夢中に読んだ時期があります。
「けふのうちにとほくにいってしまふ わたくしのいもうとよ」ではじまる「永訣の朝」、
「こんなやみよののはらのなかをゆくときは/客車のまどはみんな水族館の窓になる」とはじまる「青森挽歌」。
いずれも最愛の妹、とし子を失った激しいかなしみをうたったものです。

その中の、印象的なフレーズを二つ。

【わたくしはただの一どたりと   
あいつだけがいいとこに行けばいいと
さういのりはしなかったとおもひます】(青森挽歌)

【わたくしもまっすぐすすんでゆくから】(永訣の朝)

被災された地方と、そして、この国の復興のために、私には何ができるのか問いつつ、自分に課せられる仕事を淡々と続けたいと思っています。

寒さが襲来しています。みなさまも、気をつけてお過ごしください。

 

 

 

posted by 中川信子 at 22:09| Comment(2) | 徒然のぶこん
2011年03月03日

雑誌「安心」4月号 + 飯田医院  +  自閉症の漢方治療 

今年も花粉がとび始めました。
調布市入間町の飯田医院に、漢方薬をいただきに行きました。
以前は平日の昼間はすいていたのに、『自閉症は漢方でよくなる!』が出版されて以来、お客さんがふえちゃって。
昨日は、待合室に入りきれない人が外で待っているありさまでした。
と言っても、待合室には4人分しかイスがないから・・・なんですが。

あと何人待ってようが、先生は、悠揚迫らず、楽しげに、「あっははは」と患者さんとゆっくりお話しされます。

私の2人前の順番のお母さんは「まだ、飲み始めて1ヶ月なんですが、なんだか落ち着いてきて、おだやかなんです。よく眠ります。以前は、学校でイヤなことがあると、家に帰ってからもなかなか切り替えられなくて大変だったんですが、切り替えがよくなりました。機嫌がよすぎて、ジョークばかり言うので付き合うのが疲れます・・・」とかおっしゃっていました。
「ラクになった」親子さんがいるなら、ほんとによかったなーと思いました。

 「安心」4月号に飯田先生の漢方治療のことが、8ページ記事で掲載されています。
早速購入しました。内容的には単行本に書いてあることとほぼ同じですが、コンパクトにまとめられたので、読みやすいと思います。 
「安心」という雑誌自体は、「手をもむだけで全身が超健康になる!」とか、まあ、すべての人にあてはまるとは言い切れないようないろいろな情報が載せられている雑誌ですが、ほどほどに信じ、ほどほどに疑う・・・というスタンスで、私も時たま買うことがあります。
今回の4月号は特集が「アッサリやせる  骨盤ダイエット」です。
付録にDVDまでついているので、試してみます!
効き目があったら、また御報告しますね。

自閉症のお子さんへの第一チョイスである大柴胡湯(だいさいことう)ですが、「緊張をとる」ということであれば、場面緘黙とか、吃音の方にも「ラクになる」効果があるのではないのかしら、と思ったりしましたが、飯田先生によると、それは、まだ例がないとのことでした。
最近、吃音の方(おとな、こども)や、場面緘黙の方の相談を受けることがなんだか多くなっているものですから。 

働きすぎたか、不規則な生活がたたったか、少々ばて気味になったので、ここしばらくは飛び歩くのを控えておとなしくすごすことにしました。

春は体調をくずし気味です。みなさまも、お気をつけて。 

posted by 中川信子 at 22:15| Comment(0) | 徒然のぶこん
2011年02月17日

日置真世(ひおき・まさよ)さんのこと  ブログ

  日置真世さんは、釧路の人です。私は、彼女が「マザーグースの会」の関係者、ということで知りました。3年間の約束で釧路を離れて北海道大学で助手をやっています。

釧路ー札幌はJRでゴトゴト揺られて4時間かかります。
帯広ー釧路だって、帯広ー札幌だって、結構遠いんですから、札幌ー釧路は結構な旅にちがいない。
が、シカにぶつかられたりしながら、毎週釧路と札幌をこともなげに往復しています。
それ以外にも、全国各地を飛び歩き。

さて、日置さんは、北海道大学で研究者(実践的研究)をする傍ら、昨年度日経ウーマンオブザイヤーに選ばれたり、モノスゴイ活躍ぶりです。
   「おいしい地域(まち)づくりのためのレシピ50」という本を読んでいただければ、彼女の底力と、「地域」てものと、そこにすむわれわれが何をしなくちゃならないのか、視界が開けると思います。

 釧路、冬月荘の活動なども、スゴイです。「地域に根ざして」とかいう常套句の域をはるかに超えた活動です。

さて、そんな日置さんのブログ「新サロン日記」があります。
なぜ「サロン日記」かって? 
それは、日置さんといえば、釧路のネットワークサロン の生みの親だからです。


毎日、とても面白くて読んでいます。
最近のものでは2月9日「社会的生活自立に含まれること」   とか、
同じ日の「お願いし合うつながり」 などには特にガッテン!ガッテン!しました。

地域活動は、ほんと、人との信頼、つながり、絆を回復させる活動だと思います。
というか、そういう方向を意識して動かなければ地域活動はできないんだと思います。
イヤなことにも出会うけれど、それ以上に心地よいことや、仲間といえる人を発見できます。
人は、もともと助け合いたい生き物なんだな、と実感できることが多いです。
浜田寿美男先生のことばを借りるなら「生まれながらに類的存在」てことかもしれません。

日置さんの実物(?)とお会いしたのは、昨年11月が初めてだったんですが、ずっと知り合いだった気がしました。そして、何百キロも離れた狛江と釧路で、ほとんど同じことを考えている人がいることがとても不思議でした。日置さんも同じことをおしゃってました。
昨年11月21日のブログ記事にナカガワのことがチラッと登場してます。

ヒオ、ナガワ、シロ、マエ・・・・ 結構[k]の音が多いなぁ。そこが共通点?

 

posted by 中川信子 at 01:37| 徒然のぶこん
2011年02月14日

東田直樹・小柳拓人 ジョイント講演会&コンサート〜〜僕たちの心がもとめた幸せ〜〜

 何度もご紹介している東田直樹くん関連のことです。
東田くんと小柳拓人さんのジョイント講演会&コンサートの詳細は以下の通りです。
 

【演 題】 東田直樹・小柳拓人 ジョイント講演会&コンサート
        〜 ぼくたちの心がもとめた幸せ 〜

【日 時】 2011年3月27日(日) 13時開場 13時20分開演 16時終演予定

【場 所】 アムウェイ 地下1階 オーディトリアム
      東京都渋谷区宇田川町 7−1
      (JR渋谷駅より徒歩10分)

【入場料】 無料 (事前申し込み不要)
   

チラシは東田直樹オフィシャルブログ(1月22日)に掲載されています。

pdfファイルはこちら
  3月27日 チラシ 表
    【3/27東田直樹・小柳拓人ジョイント講演会&コンサートチラシ・表】.pdf
  3月27日 チラシ 裏
    【3/27東田直樹・小柳拓人ジョイント講演会&コンサートチラシ・裏】.pdf

 

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ついでに。

日本と、日本以外の世界各地でパソコンあるいは筆談でコミュニケーションする人たちのようすを記録したドキュメンタリー映画「Wretches and Jabberers」が完成し、いくつかの場所で上映が始まっているようです。
2009年5月に東大で行われたシンポジウム当日も撮影クルーが入っていました。
その場面も少し映るらしいです。 
ドキュメンタリー映画「Wretches and Jabberers」の内容紹介はこちら↓
http://www.wretchesandjabberers.org/index.php

ほんとに不思議で、にわかには信じがたいけれど、でも、どうやら「現実にある」ことのようです。
コミュニケーションが人間にとって、どんなに大事なことか、周囲の人たちには何ができるのかを考えるためにまたとない機会になると思います。
日本ではスポンサーを探していると聞きました。
誰か、ぽん!とお金を出してくれる人がいないものか。 

posted by 中川信子 at 11:30| 徒然のぶこん
2011年02月12日

見た! 聞いた! 魅せられるハーモニカ演奏

 昨2月11日は、狛江市内のNPO法人さつき会の地域講演会にお呼ばれしました。
場所は、和泉多摩川駅すぐの「カレーショップメイ」。

開店した時から存在は知っていたものの、足を踏み入れたことはありませんでした。
いつも前を通る時は大急ぎで買い物をして家に帰らなければならない時か、どこかに向かって「きゃー、遅れちゃう!!」と自転車を飛ばしている時のどちらかなので。
ほんとに居心地のよい空間でした。
もちろん、カレーも安くておいしいです。500円。狛江近辺になら出前もありますよ。
おいしさは保証ずみ。ネットにもいくつか評判が載っています。
たとえば http://3kcurry.seesaa.net/article/160104378.html 

 さて、昨日の私の講演のあと、 “ハーモニカの伝道師” 浅見安二郎さんによるハーモニカの演奏が一時間ほどありました。ハーモニカはほんとは、ブルース・ハープというほうが正しいそうです。
首から下げる式の金属製の器具で固定したハーモニカを、1本ならず2本までも吹いたり吸ったりで演奏し、手では細いギター(バックパックギターというそうです。背中にひょい!と背負える)を弾き、合間でかけ声までかけて(あたり前のことですが、かけ声をかけるときはハモニカの音は止まります!!)すばらしい演奏に魅せられました。
音楽には人柄が現われるといいますが、ほんとに暖かい音色でした。

タンゴの曲目などは、目をつぶって聞いていると、バンドネオン(アコーディオンみたいなヤツ)かと思うくらいで、ハーモニカは単旋律しか演奏できないと思っていた先入観がみごとに覆されました。
You-Tube に浅見さんご自身の演奏や、指導しているグループの発表会の動画がいくつか出ていました。http://www.youtube.com/watch?v=PJXaIWE3zRU

吸うー吹くの練習は、生半可なST(言語聴覚士)による言語指導なんかより、ずっといい機能訓練になるんじゃないか、ハーモニカを自分の手で支えて、吸うー吹くの練習ができれば上肢の協調動作、巧緻性などの機能訓練、しかも曲が演奏できるようになる達成感があれば、リハビリテーション(=「再び ふさわしいものにする」)にとって、最高の題材じゃないか! などと、またまた妄想を広げました。
やっぱり、音楽はすばらしい!!
                                  
浅見安二郎さんですが、近々狛江駅そばの ブルースとジャズの店 add9th(アドナインス)でライブがあるとか。チラシをもらいました。
このお店、私はジャズもタバコもダメなので、行ったことはありませんが、ご主人も、奥さんも、ステキな方です。タバコが苦にならない方はどうぞ。

ライブ 23 周囲.JPG 
クリックすると拡大します

posted by 中川信子 at 13:38| Comment(0) | 徒然のぶこん
2011年02月06日

厚生労働省資料(23年1月20−21日)

平成23年1月20日(木)〜21日(金)にかけて行われた都道府県、指定都市及び中核市を対象に「全国厚生労働関係部局長会議」(厚生分科会)での説明資料と、補足資料が厚生労働省HPに掲載されました。

厚生労働省 ⇒ 厚生労働部局長会議
http://www.mhlw.go.jp/topics/2011/01/tp0119-1.html

一番関係の深い社会援護局・障害保健福祉部から出された内容は

 ■障害者自立支援法の改正

 ■障がい者制度改革推進会議等の報告

 ■発達障害者支援

などについて、です。

新規事業として
 ●保育所などへの巡回支援専門員の配置
 ●ペアレントメンター コーディネーターの配置

 ●先進的取り組みをしている市町村をモデル都市指定して成果を全国に普及
などがあげられています。

 また、

■相談支援体制の強化、各市町村に基幹相談支援センターを設置すること、

■障害児の支援は児童福祉法を根拠法として各市町村で実施する方向

などなどがあげられています。

 

posted by 中川信子 at 14:10| Comment(0) | 徒然のぶこん
2011年01月23日

身体が少し軽くなってうれしいな

  お正月明けからダイエットしました。2-3キロ減りました。(*^_^*) 

ここ数年、一年に一キロくらいの割合でジリジリジリジリ体重増加していたのが、12月に入ってからドドドドと増えて、危機的状況に。
10月の特定健診でのメタボ判定はぎりぎりセーフだったのですが、このままじゃあ、メタボ認定確実です。

お腹周りが特に顕著で、いわば、お腹にフライパン一個分の脂身をくっつけているような気分でした。
おまけに血圧も高めで、胃も重く、「このままではいかん! どげんかせんといかん!」

年が明けたら、いつもの「7日間。脂肪燃焼キャベツスープダイエット」を実行しようと年末に固く決意し、年末年始には、おせち料理も、お餅もケーキも思う存分食べ、お正月4日から、ダイエット開始。

 この「キャベツスープダイエット」は、私には合っているらしく、今までに何回かやっていますが、一週間で必ず2キロ程度減ります。
出所不明の不思議なレシピですが、一週間で手っ取り早く成果が出るという点が気に入っています。
レシピと利点・問題点を記載した記事を見つけました。http://allabout.co.jp/gm/gc/48933/2/
   (ここでは「ピーマン」となっているのが、私がもらったレシピでは「青唐辛子」となっています。)

 ついでに「ためしてガッテン!」でやっていた踏み台昇降50回一日2セットを義務化し、7日間のダイエット期間終了後も、食べすぎをしないように、間食を控えめに、を心がけたところ、体重は目標まで減り、肩こり、ひざ痛が軽くなり、血圧は驚くほど下がり、階段の上り下りも前より軽やかになり、立ち居振る舞いにつきものだった「どっこらしょ」を言わない自分になっていました。めでたい、めでたい。
やっぱり、お医者さんたちがテレビなどで盛んに言っていること(腹八分目・適度な運動)はほんとだったなぁ、と感心しました。

「腹(胃)も身のうち」なんですから、負担をかけすぎないようにしてあげないとね。
それに、身体が軽くなると、気分がいいです。

「軽くなった」と言っても、まだまだ重〜いので、今しばし、腹八分目を心がけようと思っております。
 残された課題は、早寝・早起きの「規則正しい生活」です。今は規則正しく「遅寝遅起き」していますのでね・・・・・。う〜ん、でも、これは、実行できる気がしません。

posted by 中川信子 at 14:38| Comment(0) | 徒然のぶこん
2011年01月17日

自閉症の人たちの行動の理由の一端(東田直樹オフィシャルブログ)

  以前にもご紹介した、「重度の知的障害を伴う(と見られる)自閉症」の東田直樹くんがブログを開設し、毎日更新しています。東田直樹オフィシャルブログ
  私はほとんど毎日チェックし、「はぁ〜 そうなのか〜」「へぇ〜、そうだったのかぁ〜」と驚いたり、共感したりしています。


たとえば、こんな具合です。
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  「動けなくなる訳」(1月12日)

「昨日は、僕が駆けだす訳を書きましたが、その逆に歩いている途中で、急に動けなくなる人もいるようです。
僕は、あまりそういう経験はありませんが、たぶんこういう理由ではないかと考えていることがあります。
それは、歩く途中で動けなくなる場合、歩き方がわからなくなるからではないでしょうか。
歩き方がわからなくなるなんて、信じられないかも知れませんが、歩いている途中に急に訳がわからなくなるのです。

どうやって、手足を動かしていたのか訳がわからなくなり、混乱してしまうのです。そうすると、歩くのが嫌とか何かにこだわっているとかではなく、歩き方がわからなくなってしまうのです。
わからなくなると、自分の存在そのものが不安定な感じがします。
そのために、動けなくなるのです。

どうして、僕がこんなことがわかるかというと、昔、徒競争をしていた時途中から歩きだしたり、止まったりしていたからです。
歩いている途中に動けなくなる人も、そのときの僕の感覚に近いのではないかと思います。

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  「誰でもが簡単にできると思うこと」(1月16日)

人は、自分が簡単にできることは、他の人もできて当たり前だと思いがちです。
僕は、障害者にとって辛いのは、普通の人ができることができないことではなく、できない気持ちをわかってもらえないことだと思うのです。
できないことをさぼっているとか、ふざけているとか、わざとしないとか言われることほど辛いことはありません。
それは、普通の人と障害者の間だけのことではありません。
障害者同志の間でも起こることなのです。

苦手なことをなおす努力はもちろん必要です。
けれども、障害が原因で起こることについては、急に良くなることは有り得ないのです。
ひょっとすると苦手なことは、もうなおらないことなのかも知れません。
それでも、なおす努力を続けていかなければなりません。

なぜなら、そうしなければ、少数派の僕たちの居場所は、この社会にはないからです。
誰もが必死に生きています。
それは大切なことですが、どこか寂しいと感じるのは、僕だけでしょうか。
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コメントに対する誠実なお返事にも、直樹くんの人柄が見えてくるようです。

こんな東田直樹くんの、講演会の予定が決まりました。3月27日(日)です。


東田直樹・小柳拓人 ジョイント講演会&コンサート
 日時  2011年3月27日(日) 13:00 〜 16:00
 場所  アムウェイ オーディトリアム (JR渋谷駅より徒歩10分)
 入場料 無料(事前申し込み不要)


posted by 中川信子 at 21:35| 徒然のぶこん
2011年01月14日

Why not?  やってみよう!

今夜は、狛江青年会議所主催の新年賀詞交換会がありました。
昨年11月14日の狛江市民まつりで「ミニSLと笑顔の森」への協力を依頼されたのがご縁の始まりで、今日もお招きいただいたので行ってみました。

会は大盛況。

青年会議所(理事長は一年ごとに交代)今年度のスローガンは「Why not?」。
できない理由ばかりを後ろ向きに述べるのではなく「やってみよう!」と前向きに進もう、という意味だそうです。

市内の、町づくりを考える若い頼もしい力の存在になんだかうれしくなりました。
世代を超えて「子育て支援」という課題で協力して、1+1=3以上  になるといいのですが。

「障害」「支援」という枠組みばかりで世の中を見ていると、どんどん視野も交流関係も狭くなってしまいますが、「地域」を支えている、たくさんの人たちと、知り合い、手をつなぐと、もっともっと楽しいことが生まれてきそうです。

posted by 中川信子 at 22:13| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年12月26日

ダイアログインザダーク

  今日は、横浜の朝日カルチャーセンターの「古武術介護」の講習会(岡田慎一郎講師)に行ってきました。わずか2時間の入門編でしたが、それでも、相手を介助しようと気張るのをやめて、自分の体のありよう(姿勢とか、位置とか、動きとか)に対して敏感であろうとすると、結果的にラクにすいっと起こせたりするし、「起こしたゾ!」という満足感よりも、自分自身が「気持よかったなぁ」という気持ちになれる、ということが、感じられました。

  帰宅してから、二階から降りてきた長男をつかまえて、実地練習をしてみました。日本人が長い時間をかけて作り出してきた無理のない動きを、再度見直せるといいな、と思いました。 

  「古武術あそび」が、学校の体育に取り入れられるといいな・・・・。

 

そしてもうひとつ。これも、OT(作業療法士)をしている次男が「おもしろかったよー」と教えてくれたものです。
ダイアログインザダーク
新聞で見たことはあって、興味はあったのですが、それっきりになっていました。

 これは、真っ暗闇の会場の中で「アテンド」と呼ばれる視覚障害のある方の助けを借りて、いろいろな体験をするというものです。体験とはいえ、「展覧会」なのですって。
暗闇の中では、見える人たちのほうが動きが不自由で、視覚障害の方たちが、私たちをアシストしてくれる・・・・という風に、立場が見事に逆転するのも、とても新鮮な体験だし、上記のサイトのフレーズにもあるとおり、「見えないから 見えるものがある」という体験ができるそうです。
  体験した人たちの感想を見るだに、とても、興味深いものであることが推測されます。

 一回数名という限定人数ですが、すでに世界では600万人、日本では6万人の人が経験しているそうです。チケットは5000円、と、けっして安価ではありませんが、自分ひとりで「これが世界だ」と思いこんでいる「世界」を、覆したり、広げたりできるのなら、決して高くはないのかもしれません。
  私もぜひ行ってみようと思います。

日本に、この「ダイアログインザダーク」を日本で始めた金井真介さんのインタビューのページがあります。この「展覧会」が何を目ざしているのか、よくあらわれていると思います。
   http://www.soundbum.org/sekai/14kanai.html

posted by 中川信子 at 00:09| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年12月24日

メリークリスマス

201012191005.jpg

クリスマスですね。
雪景色をプレゼントします。


と言っても、これは、先週(12月19日)の北海道大学のキャンパス風景です。 

12月18日(土)に、田中康雄先生が研究代表者となって行っておられ201012190949.jpgる厚生労働科学研究の「養育に困難をかかえる保護者を支援することのできる健診評価尺度(保護者自己記入式調査票)の開発に関する研究」の研究報告会が開かれ、私が講演とコメンテーターをお引き受けしたためでした。

前夜(17日)の最終便で千歳空港に着き(22時05分)、23時過ぎにJR札幌駅に着いた時には、雪もほとんどなかったのですが、翌朝目が覚めたら、一面の銀世界になっていました。
                 一足早く、ホワイトクリスマス気分を味わえて、ラッキーでした。

 

支援の入り口であるべき乳幼児健診が、あたかも発達障害の早期発見の場であるべきであるかのような論調が強まる一方です。
でも、「発見だけして、そのあとの、“育て方”についてのアドバイスなしに放置されるとしたら、それは、「早期発見・早期絶望」に他なりません。この「早期発見・早期絶望」というフレーズは、ご自身も障害のあるお子さんの親でもある、小児科のM先生がおっしゃっていたことばです。 
先生はその後に続けて「そうではなく、早期発見・適時介入・長期支援が必要なのです」とおっしゃいました。

どの時期が親ごさんにとっての「適時」なのかを見定めるためには、支援者側にも、ある種の覚悟が求められます。見つけたことを、あえて伝えないで、こちらの側でかかえておくことは、とても重たい作業ですから・・・。
でも、私は、なるべく早い「適時」を作り出していくことも、支援者側、健診する側にいる人たちが負うべき役割だと思っています。

北海道への行きかえりの飛行機の中で読んだ『乳幼児健診と心理相談』(田丸尚美 大月書店)は、あらためて、そのことを確信させてくれるすばらしい本でした。

 

posted by 中川信子 at 21:49| 徒然のぶこん
2010年12月14日

東田直樹くんのオフィシャルブログ

 「自閉症の僕が飛びはねる理由」「続・自閉症の僕が跳びはねる理由」(ともにエスコアール出版)などを通じて、自閉症の人たちの気持や身体について発信し続けている東田直樹くんが、11月からブログを始めています。

東田直樹オフィシャルブログ
この「そらとも広場」の左側バーでもリンクさせてもらっています。

ブログを始めたと聞いたときは、「直樹くん、大丈夫?  負担にならないの?」と心配して、ご家族にもおたずねしたほどでしたが、その後、ほぼ毎日更新されています。楽しみながら書き込んでいる直樹くんの姿が目に浮かぶようです。

私は、ヒトサマが書いておられることを毎日チェックする余裕はとてもないのですが、直樹くんのブログだけは、欠かさずチェックしています。

外見は「重い知的障害を伴う自閉症の人」としか見えない直樹くんの、繊細な心と、思い通りにならない身体、そして、周囲の人たちとの関わりなど、毎日、読むたびに、「う〜〜ん」とうなるようなことの連続ですし、日ごろ考えているのとは、全く違う視点が与えられる感動があるからです。

毎回、書かれている内容は、新しい発見ばかりなのですが、12月10日の「光の帯」には、とりわけ、深い思いが見える気がしました。

直樹くん、これからも、「この地球に住んでいる君の仲間たち(自閉症の人たち)」に代わって、いろいろなことを発信してくださいね。

posted by 中川信子 at 22:10| 徒然のぶこん
2010年12月11日

障害のある人たちのロビーコンサート

今日までが障害者週間でしたね。
各地でいろんなイベントや取り組みがあったことと思います。

狛江では、今日、昼休みに、市役所でロビーコンサートが開かれました。
出演者は、身体障害のある方たちの通所グループと、餃子作りで有名な「ひかり作業所」の方たちです。
コーラスとハンドベルによる演奏でした。

演奏が終わったあと、担当課である、福祉サービス支援室のO係長が「アンコールを」と発言されました。(事前打ち合わせはなかったみたいです。)
それを受けて、聴衆が声をそろえて「アンコール!!アンコール!!」と言うと、その瞬間、演奏者の人たちの顔が、ぱーっと輝きました。

そして、「準備してないので、ちゃんと演奏できるかどうか、自信がありませんが・・・・」とのお断りつきで、「きよしこの夜」を演奏して下さいました。演奏が終わったあと、深々と頭を下げるメンバーの姿はとても誇らしげでした。
何だか、とても、あったかい気持になって、次なる会議の会場に移動しました。


狛江市は、赤塚光子先生を自立支援協議会の会長にお招きしたおかげで、いろんなことが、少しずつ前進しているように見えます。お忙しい先生を、さらに、走りまわらせているみたいで、ちょっと気が引けますが、でも、心強いですよ〜〜〜。

狛江市は、障害者週間の12月8日に、市役所職員の研修・啓発として、「アイムヒア」の上映会とレクチャーの会を開催してくれました。
6月に私たち「サポート狛江」が、東京都自閉症協会と共催で、「アイムヒア」上映会をしたことがきっかけです。

12月7日には、市内の通級学級に通う保護者の主催で、同じく「アイムヒア」上映会が緑野小学校で行われ、ずいぶん多くの人の参加があったようでした。

何事も一歩ずつ、一歩ずつ。
分かっていても、仲間の方たちと話していると、どんどん走れそうな、いや、飛べそうな気がしてきて、大ぶろしき、というか、空飛ぶじゅうたん的に、夢が大きくなるのでした・・・。

 

posted by 中川信子 at 00:51| 徒然のぶこん
2010年12月07日

HACの会(自閉症家庭療育の会) 10周年

  獨協医大の小児科医だった海野健先生がたった一人で続けてこられた「自閉症の家庭療育」(HACプログラム=Home  Program for  Autistic  Children)が10周年を迎えたとのこと。
  子どもさんが育てにくい、自閉症かもしれない(または、その傾向があるかも・・・)というときに、親ごさんが一番困るのは、「これからどういうふうに育てていったらいいのか分からない」ということだと思います。

  HACプログラムは、特定の理論や、特別な〇〇法に頼るのではなく、ごくごくありふれた日常のこと(おっかけっこ、いないいないバア、洗濯物を受け取る、野菜をカゴに入れる・・・・など)を課題として取り上げ、将来、社会に交わって、あるいは家庭の中で、人のために働ける子に育てることを遠い目標として、一つずつ積み上げていくことを提案しています。

 たまたま10年くらい前の日本赤ちゃん学会の会場で、海野先生が配っていたパンフレットを見て「本を送ってください」とお願いしたことがきっかけで、ずっと交流が続いています。

 最近出た木村順さんの「発達障害の子の感覚遊び、運動遊び」もそうですが、専門家依存にならず、今、ここで、お家でできること、についての発信がもっともっと増えるといいな、と思っています。

 10周年を祝して、「ひろがれ わわわ!」に隠れていた「HACの会」のリンクを、トップページに移動させました。

 

posted by 中川信子 at 00:05| 徒然のぶこん
2010年12月05日

広島で同期会

 12月5日(日)、広島県臨床心理士会のお招きで広島市で講演(午前:一般向け  午後:臨床心理士)することになっていて、前日(4日)に広島入りしました。
広島は、私が中学高校時代を過ごした私立女子校「ノートルダム清心中・高等学校」のある、懐かしい土地です。
同級生とその周辺の人たちの骨折りで、前夜、同期生が20人も集まってくれました!!
3時から「お茶」。お家の用事のある人は5時すぎにお開き。
残ってくれる人と、仕事を終えて駆けつけてくれる人を交えて5時半か6時から「食事会」で、なんと9時半まで広島弁のアクセントに浸って、しゃべりにしゃべりました。
高校卒業以来、44年(!)も、会ってなかった人もいて、ほんとにうれしい時間を過ごしました。

私たちの時代は、髪の毛の長さ、スカートの長さ、校内での行動などに、きわめて厳格なきまりがありました。今日も、その話がいろいろ出ました。当時は反発したけれど、今はなつかしい昔話です。今は、校則も、ずいぶんゆるやかになったそうです。

「心を清くし 愛の人であれ」が、母校の校訓(って言うのかな?)です。
「生命には必ず終わりがある」「目の前のこと、物質的なことだけにとらわれず、何のために、誰のために生きるのか考えなさい」ということを徹底的に教えられました。

アメリカの修道女会が母体だったせいか「自分の意見をしっかり持つ」「考えることは、はっきり発言する」「意見の違う人とも話し合い、決まったことはみんなで実行する」というふうにも育ててもらいました。
「皆さんと同じでいいです・・・・」みたいな人は、いないんですよねぇ。
おとなしくて発言しない人も、話してみると、ちゃんと自分の意見を持っていて・・・。

同級生は、当たり前ですが、みんな同じトシになっています。
この数十年の間、家族にも、自分にも、いろんなことがありつつも、それぞれに、誠実に年齢を重ねて来たようすが、何だか誇らしかったです。

中高時代の私は、自分ではよく覚えていないのですが、勉強が大好きでした。(かなりヘンなヤツ!  でも、今も、勉強好きかも・・・)
しかも、汽車通学で、いつも終礼が終わるとバタバタ駆け出していたので、(4時26分を乗り逃がすと次は5時18分、なんていう列車ダイヤだったので。当時は「己斐(こい)」だった駅名は「西広島」に変わりました)、広島市内に住む人たちと、ゆっくり話すことはあまりなかったような気がします。

このブログを書くために、清心学園全体のホームページを初めて開いてみたら、理事長の渡辺和子シスターのお話が「理事長あいさつ」に掲載されていました。
そうそう、私たちいつも、こういうお話を聞いて育ちました。
「大切にしてもらった」という記憶は後になって、じわじわと効いてくる。それが、教育というものだなぁ、と思いました。

40年の時を越えて、一瞬に、「あのころ」に戻り、今夜一晩は、私は「田中信子」で過ごし、少し、アタマがぼーっとしています。

posted by 中川信子 at 02:02| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年11月29日

男と女・・・ \(◎o◎)/!

講演に出かける途中の小田急線(下り小田原方面行き)の中は、足ごしらえをしたオバサングループがいっぱいいました。まあ、よくもまあしゃべるタネがあるわねぇ、と思うくらい、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃとしゃべっていました。(人のことは言えませんが・・・・)
いばる夫がいないと、女性はこんなに勢いがよく、元気なんですよね。
あ、夫がいても、元気なのかもしれません。

新横浜から乗った新幹線は、もちろん進行方向右の窓側指定を取ってあります。二人がけシートの通路側には、ビジネスマンらしい男性がいます。
三島を過ぎたあたりでしょうか、真っ白な富士山が姿を見せました。
「まぁ〜 きれいな富士山!!」と感嘆し、となりが男性だったことをうっかり忘れて「富士山、きれいですねぇ!」と話しかけてしまいました。
無視されるかと思ったのですが、その男性、ちゃんと答えてくれました。
「富士宮を過ぎたあたりで正面に、もっと大きく見えますよ」とね。
「あー、そうですかー」としばし見とれました。

隣が女性だったら、これをきっかけに、「新幹線、よく乗られるんですか?」だの「仕事ですか?」だの、世間話から始まって、どんどん親しくなり、お菓子の交換とかするところですが、相手が男性だったので、そういう話をしかけたいのをガマンガマン。

富士宮あたりで、たしかに富士山が正面に大きく見えたものの、下のほうの雲が濃くて稜線全体は見えません。
ここで、女性だったら、「ほらね、見えてきましたよ。でも、ちょっと雲がかかってて残念ですねぇ」とか向こうから言ってくれるはずなんだが・・・・と、待ってみましたが、特に働きかけもないので、そのまま、私も黙っていました。

すべての人が当てはまるってわけではないでしょうが(女性でも会話が弾まない人もいるし、男性でも世間話にノリノリの人もいるから)、何か、男と女って面白いなぁって思いました。

今夜はライトアップされた和歌山城の見えるホテルに泊まっています。
どの地方にも、こころざしや、熱い思いを持った支援者たちが、たくさんいて、本当にすてきだなぁ、と思いつつ・・・・・
仕事とはいえ、そういう、すばらしい人たちにお会いできて、幸せです。

posted by 中川信子 at 23:11| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年11月21日

北海道で誕生日

  今日(平成22年11月20日)は、私のウン回目の誕生日でした。
北海道乳幼児療育研究会の講演依頼を受けたとき、「あ、その日は誕生日!」と思い、かつ「平成22年11月」のところは、ともに11で割れる数字だからうれしい!とか思ったのでした。

  それほどおおっぴらに言いふらしてはいなかったつもりですが、会場の北海道大学に、星槎大学・帯広サテライトの教員の千葉さんがわざわざ来てくれて、とっても素敵な花束をプレゼントしてくださいました。201011201753.jpg
私の大好きなピンク主体の花束。
千葉さんは、狛江育ちの方で、今年の6月に
釧路で出会いました。ややこしい話ですが、
狛江ー北海道ー星槎をめぐっては、この後も
展開があるかも、です。
人との出会いは、不思議です。点と点が線になり、つながって行く・・・。

  花束をもらったから言うわけではありませんが、私が教育委員としてちょっぴり貢献している(かな?の)狛江の教育が、千葉さんみたいな魅力的な若者を育てたのかと思うと、誇らしい気持ちになります。

そして、療育研第一日目終了後の懇親会ではハッピーバースデーのプレゼント、二次会の居酒屋では、わざわざ事務局が用意してくださったバースデーケーキ、などなど、家にいる時よりもずっとずっとたくさんの人に祝ってもらいました。堀口さん、ありがとう。 

posted by 中川信子 at 00:19| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年11月16日

安心感・安全感・居場所

  今週末(22年11月20日)に、札幌で開かれる、伝統ある「北海道乳幼児療育研究会」の第24回大会特別講演講師をお引き受けしています。
いわゆる養育困難ないし、虐待家庭をも視野に入れて、「家庭養(療)育を支える」というテーマでお話しすることになっています。場数を踏んでいる私ですが、さすがに、北海道の乳幼児療育研、と聞くとプレッシャーがかかります。期待を裏切ってはならない!と思って・・・・。

  で、そんなこんな、考えていたときに、東田直樹くんのオフィシャルブログにリンクされている「草の根っこブログ」に遊びに行ってみたら、こんなことばを見つけました。
 「草の根っこ」さんは、鍼灸の治療院を開いている方だそうです。

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(すぐれた治療者であるドイツ在住のアメリカ人ハンター・ボーモント氏とのグループワークを経験し)ハンター氏がどのように場を創り、どのような在り方で、クライアントの問題に丁寧に深く働きかけていくのか、わからないなりにもじっくり味わうことができました。

その仕事と在り方の素晴らしさは、ひとつの目指すべき理想のセラピスト像として、今も自分の細胞に刻まれています。

2008年の講演の中で、深刻な自殺願望のあるクライアントを例に、ヘビーなケースを前にした時に、どのように「在る」ことができうるのか、話されていたことがずっと印象に残っています。

「そのようなクライアントを前にした時・・・アドバイスの類はおそらく役にたたないかと思います・・・」

「まず、クライアントが安全だと感じられる"スペース"をつくることが大切です・・・」

「これは、例えれば森で野鳥にえさを与えようとするような感じです。
つかまえてやろうとか、緊張とかはおそらくどんなに平静を装っても、伝わってしまうでしょう・・・。たとえば顔の表情筋のわずかな緊張などで・・・

こちら側に、期待やジャッジなどの意図やなんの恐れもないニュートラルな状態があってこそ、はじめて鳥の方は近寄ってみてもいいかな・・・というスペースがうまれてくるのです。」

なかなか簡単には到達できないニュートラルさですが、あきらめずに少しずつ少しずつ目指して
いきたいものです。

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「支援」ということも、かなり、似た部分を持っていると思います。

「あなたのためを思って」が先走りしすぎると、親ごさんにとって、決して幸せな状況にはならない。
 でも、やっぱり、言うべきことは、ちゃんと、言わなくてはならない。それは、職業上の責務でもある。

30年もやって来た1歳半健診、3歳児健診後の相談事業が、私にとって、いまだ魅力あるものなのは、こういった二律背反の中で、どう、自分の職業上の誠実さを実現するか、という課題が毎回与えられるからなのだろうな、と思いました。

 それにしても、「スペース」「安心できる居場所」というイメージは、生きていくことを支える見えない力になっているなぁ、と思います。
私自身もそういう過程を通ってきましたし、場面緘黙のお子さんの変化を見ると、心から実感できます。

私もそういう「居場所」を作り出す側になりたいといつも思います。はるかな夢、です。
私という存在自体がそういう「安心できる居場所」になること。これは、もっともっと遠い夢です。
石化してお地蔵さんになったら実現できるかな?

posted by 中川信子 at 23:43| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年11月14日

成育医療センター & 狛江市民まつり「ミニSLと笑顔の森」

  狛江市民まつりの企画「ミニSLと笑顔の森」は大盛況でした。
  具合の悪くなった赤ちゃんがあり、救急車の出動を要請し、成育医療センターまで同乗しました。幸い大事には至らずにすんで、ほっとしました。
  一緒に来ていた就学前年齢のお姉ちゃんと遊びながら待ちました。センターの駐車場でどんぐりを拾ったり、枯れた木の枝で、木の幹や、植え込みの柵を叩いて、いろんな音をさせて遊んだり、何だか「こんなに童心にかえって、ゆっくり遊ぶの、久しぶりだな〜」と思いました。
 いつもは、遊びながら、相手を観察するために、目を光らせているんですから。201011141636.jpg 

  成育医療センターにいた1時間か2時間の間に、救急車が少なくとも6台来ました。埼玉、八王子、練馬ナンバーの救急車もありました。

  構内の紅葉もきれいでした。
赤ちゃんのようすが安定したので、ママたちを残して、一足早く病院を出るとき、一枚写真を撮ってみました。

 

 22年11月14日 笑顔の森  SL.JPGなお、市民まつり、ミニSLは、こんなに本格的なものでした。
このSLの手前に、小さなお子さんづれの親子さんがわんさと集い、マットの上で、時間待ちをしたり、手作りおもちゃを作ったりして遊びました。
間をぬって、「相談オバサン」が動き回り、若い親ごさんたちにエールを送りました。

 

posted by 中川信子 at 23:56| 徒然のぶこん
2010年11月10日

北里大学の木と空

  毎年、ちょうどこの時期、相模原市(神奈川県)にある北里大学に行きます。
北里大学医療衛生学部 言語聴覚療法専攻、つまりSTの養成コースの学生さんたちに「言語発達障害学実習」として、90分2コマの講義をするためです。
  3年生は、まだ、臨床実習を経験しておらず、やっと、見学実習に出始めたころ・・・とあって、私がいつもお話しするテーマ「家族支援と地域との連携」については、「へぇ〜」と、不思議な感じ・・・を持って受け止められているみたいです。
毎年事後に送っていただく感想文でも、STの仕事の領域として考えたこともない話だった! というものがあったりします。

 でも、全国に出向く講演の折、たまに、北里大学の卒業生のSTさんが聞きに来てくれていて、「3年生のときに、中川先生のお話、うかがいました!」「あの時はぴんと来ませんでしたが、現場に出てみて、ナットク!していることがあります」と言っていただけると、とてもうれしいです。
今すぐに役に立たなくても、いつか、思い出してもらえれば、という思いで、資料をつくり、お話をします。

養成コースのシラバス(授業の年間計画)を見せていただくと、そのぎっしりさにびっくりします。
言語発達に関係する検査だけでも、S−S式、PVT、ITPA、LCスケール、表出語彙検査、新版K式、田中ビネー、WISC、K−ABC、DN−CAS、CARS、PEP−V などなど。
そのほかにも、視知覚認知機能、聴覚認知、インリアル、サイン・・・などなど、目白押しです。
でも、確かに、これらは、発達を考えて行く上で、常識として知っておいてほしいことばかり。
これでもまだ、足りないものがたくさんあるように思います。

たくさんのことを知った、有能なSTがたくさん輩出されることを願いつつ、でも、大学といいながら、朝9時から夕方まで毎日ぎっしり必修の講義で埋まってしまっている養成コースの実状を見ると、「う〜ん・・・考える暇もないのよね」と思ってしまいます。

でも、ともかく、STなんていうマイナーな職業を目指す、若き後輩たちに、「がんばれ〜」とエールを送りたいと思いました。
その学生たちを養成する先生方にも!!

北里のキャンパスの一帯は、まだまだ木の多いところが残されています。
医療衛生学部にいく途中、空がきれいで、白い雲がぽっかり浮かんでいました。人の心のありようとは関係なく、自然は、いつも淡々と、そこにありますね。       201011101247.jpg           

 

posted by 中川信子 at 23:36| 徒然のぶこん
2010年11月10日

狛江市民まつり   「ミニSLと笑顔の森」  111月14日(日)

  狛江ローカルの話題です。

11月14日(日)に開かれる「狛江市民まつり」で、私たちの「サポート狛江」が出番をもらいました。
狛江青年会議所の企画「ミニSLと笑顔の森」で、「相談おばさん」として、参加することになったのです。

その詳細は、「サポート狛江」ホームページをどうぞ。
http://www.sapokoma.jp/article/13833847.html


例年の市民まつりは「人が多いからイヤだ」「うるさいから」とか言って、ほとんど行かないのですが、今年は10時から14時半の時間、基本的には会場にいる予定です。現金な話です・・・・。
あわよくば、ミニSLにも乗ってみたいな!! 本格的なものらしいです。

posted by 中川信子 at 00:10| 徒然のぶこん
2010年11月08日

聖路加国際病院と日野原重明先生

  今日(11月8日)は、中央区の保健師さんの依頼で、「ことばが伸びるじょうずな子育て」という題の講演に行きました。場所は築地です。
  講演終了後、仲介役だったSTのSさんが聖路加国際病院の中を案内してくれたので、聞きにきてくれたSTさんたちと一緒に見学しました。
 重厚なチャペルはステンドグラスも石造りの柱もすばらしく、しばし、タイムスリップしたような気分でした。
  新館のチャペルも見に行くと、たまたまミニコンサートが開かれていました。すばらしく美しいテナーと、うっとりするような和音のバランスで見事に歌うピアノの伴奏(伴奏ではなく演奏と言いたいほどでしたが)に酔いしれました。音楽はいいなぁ。ピアノの上を片付けて、また、弾いたり歌ったりしたいものです・・・。
  ホールの最前列に日野原重明先生が座っておられて、コンサート終了後、ユーモアあふれる挨拶をされました。テレビで拝見するのと同じ、お元気、お元気の99歳でした。

  そのあと、有名な「築地 寿司岩」の本店でランチをいただきました。
お店は有名ですが、お値段はリーズナブルでしたよ (^_^)
ST4人で、いろいろ語り合いました。  
成人部門のSTたちで、地域生活支援のために、奮闘している人たちの働きぶりに感心し、子どもの部門も、何とかしなくちゃならないなぁ、と思いました。

しばし、観光気分の一日でした。

posted by 中川信子 at 22:29| 徒然のぶこん
2010年11月02日

やっぱり 数字が好き 素数が好き

入院している人をお見舞いに、近くの病院に行きました。
面会受付で、面会カードに記入して、首から下げる式の面会証をもらいます。

今まで考えたことがなかったのですが、番号がいろいろあるんですね。
その日は、カウンターに「555」と「726」の二枚が並べておいてありました。とても迷いました。受付のおじさんは「どれでもいいですよ」って親切に言ってくれたのですが。

555=111×5=(37×3)×5
726=121×6=(11×11)×(2×3)

う〜ん、111 か  11の2乗か。悩むところです。

結局、555の方を取り、「いい数字だから」と受付のおじさんに言いました。
おじさんは「そうだね。こないだは、777がありましたよ、ラッキーセブン」と教えてくれました。
そうか・・・・・777もあるのだ。

今度、お見舞いに来ることがあったら、ぜひ、777をゲットしよう、と誓ったことでした。
お見舞いに行くことは、そう度々あることではありませんけれど。

でも、入院のお見舞い、という、必ずしもうれしいこととは言えない事態のときも、「よい数字に出会う」という楽しみもあるんだな、と分かったことは収穫でした。

 

posted by 中川信子 at 00:33| Comment(2) | 徒然のぶこん
2010年10月23日

窓側が好きです

先日、講演帰りに新幹線に乗ったときのこと。
指定席はあいにく窓側が取れなかったため、自由席にしました。
が、自由席も案の定、窓側はすでにいっぱいだったので、やむなく、通路側にすわりました。

窓側にはサラリーマンらしい男性がいたのですが、この方が、妙に落ち着きがない方で。
しょっちゅう、身動きしたり、かばんを開けたり閉めたり、読んでいる文庫本を閉じたり、通路のほうを見たり。

人が、電車の減速と共に読んでる本を閉じると「次の駅で降りるのかな?」と、思いません?
通路の方を見て身動きしたら「あれ?トイレに行くのかな?」と思いません?

ともかく、私は、彼の身動きのたびに「?」と、いつでも立てるように心の準備をしました。が、そのつど予想は空振り。お隣の彼は、結局終点までしっかり乗っていたのでした。
なんだか、ツカレタ。私がひとりで勝手に空回りしてたわけです。

隣の人が立ち上がって「すみません、降ります」と言うまで、気配や身動きに全然気がつかない「鈍感」な人も世の中にはいます。そういう人の「鈍感力」がつくづくうらやましくなった車中でした。

と同時に、「やっぱり通路側は安心できないんだ。だから、窓側の席が好きなのね、私は」と、自分で自分に納得しました。

人生において「安心できること」「落ち着ける居場所」は、ほんとに大切・・・・・・。

posted by 中川信子 at 15:22| 徒然のぶこん
2010年10月19日

足の裏から

先週末、山形に行っていました。保育士対象のセミナーがありました。
午前ー午後4時間半の講義だったので、前泊しました。
さすがに5時間とか6時間の講義(大学等の集中講義に比べればずっとマシですが)となると、その日のうちの日帰り往復はカンベンしてほしいです。

駅近くで予約したホテルのすぐそばに、「足裏マッサージ」(っていう名前ではありませんでしたが、リフレクソロジーという名前でもありませんでした)があったので、飛んで行きました。

施術者の女性は、最初にオイルを足裏全体にささーっと塗って一なでしただけで「胃がお疲れのようですね〜」と見抜きました。
そう、もっとも不調なのは胃だったのです。食べすぎか???

30分しっかり押してもらって、体じゅうの血流がよくなったみたいな感じで、目がしょぼしょぼしていたのも、心なしか回復。
東京にいると、何だかんだ追いまくられ、自分の体の手入れをする余裕がないので、講演に伴う旅行は、疲れるともいえますが、楽しみでもあるのでした。
東京駅にも羽田空港にも、足裏マッサージがあり、早めに着いた時には利用しています。
アカの他人が、自分のために時間を提供して、押したりもんだりなでたりしてくれる・・・というだけでも、人間は元気になれるのかもしれません。
鍼灸の資格を取った友人が「エネルギーの交換、っていうのよ。鍼もお灸も、自分でやればいいようなもんだけど、他の人にやってもらったほうがよく効くのよ」って言っていたことがありました。

足裏に内臓全体の反射区がある、っていう考え方、実に不思議です。
が、きっと本当のような気がします。
現に、他のところは押されても全然痛くないのに対して、押されると「あいたたた!!」という場所がいくつかあり、反射区で言うと、まさに、今違和感があったり痛かったりする場所なのですから。
興味のある方は「足裏」「反射区」で検索すると参考資料が出てきます。


世の中には、カッコ付の「科学」がまだ及んでいない領域がたくさんあると思います。人間、もうちょっといろんなことに謙虚になる必要がありますよね。
見えてないこと、わかってないことがいっぱいあるんですから。

そうそう、不思議といえば、以前ご紹介した、自閉症の漢方治療をしておられる飯田誠先生の本がもうすぐ講談社から出ます。出たら、ご紹介します。
本の題は「自閉症は漢方でよくなる!」です。「よくなる」は、治る、ではなく、改善する、という意味です、念のため。

本の中には(ハンス・)アスペルガー教授が来日された時にじかに話をしたら・・というエピソードがさらっと入っていたりして、それこそ「マイリマシタ!」です。
飯田先生と自閉症の人とのお付き合いの古さをほうふつとさせます。還暦をとうに過ぎたナカガワですが、飯田先生にくらべれば、まだまだひよっこだな、と反省しきりです。

posted by 中川信子 at 23:50| 徒然のぶこん
2010年10月04日

青森で見たこと、感じたこと

  10月1日、青森県立弘前聾学校で開かれる研究会にお招きいただきました。
北の国が大好きな私なので、「交通費先方持ちで、秋の青森に行けるなんて!!」とわくわくして、行ってきました。ホテルから見た岩木山.jpg
前日の懇親会も、当日の研究会も、考えること、学ぶことがたくさん
あったのですが、それは後半に書きます。
右は、宿泊先の弘前のホテル13階朝食会場からの岩木山です。
携帯カメラなのですが、その姿の美しさの一端はお分かりいただけるかと思います。

 

浅虫温泉の夕日.jpg翌2日に、私的に人と会う約束があったのでもう一泊。
今度は、青森市郊外の浅虫温泉に泊まりました。
浅虫は、私が小さいころ、とても可愛がってもらった方の故郷だと聞いているので一度行ってみたいと思っていました。
1人で泊まれる温泉つきホテルにはいろいろな限定があるので、あまり期待せずに行くことにしていますが、今回は200パーセント満足のお宿でした。お風呂もお料理も、そして、小さい宿であるがゆえの宿の方のあったかいもてなしも。そして宿泊料も!!
浅虫温泉駅に着いた時は、ちょうど、お日様が沈むところでした。
「夕焼け」が売り物の一つでもある観光地なので、「ゆうやけ橋」という橋があり、そこから撮った写真と、翌朝の海のようすです。 浅虫温泉の朝の海.jpg

 

 

 

 

 

 

さて、聾学校は、いずこも、生徒数の減少が顕著です。
青森県立弘前聾学校も、例外ではなく、昭和30年代、最盛期には幼稚部・小学部・中学部・高等部合わせて150人もいた生徒が、今年は8名。弘前聾に限らず、いずこの聾学校も、学習集団がつくりにくくなっているとのことです。

早期発見、早期指導の成果、補聴器の進歩、人口内耳の手術の一般化、そして、インテグレーション、インクルージョンの流れの中での喜ばしい変化という面もありつつ、でも、「聞こえにくい」という特性は、どこまで行ってもなくなることはありませんし、通常の子の中で育てればいい、とだけは言い切れません。
聴覚活用、音声のみでのコミュニケーションを強制するのではなく、手話の併用も視野に、「聞こえにくい子」としてのアイデンティティと誇りをきちんと育てる場が必要だと言われていますし、実際、私もそう思います。
短時間ながら見せていただいた授業で、1人ずつの子どもを大切にする、子どもの気持ちに寄り添いながら、必要なスキルを教えて行く・・・・という、教育の本質を見せていただいたようで、とても嬉しい気持ちになりました。
もちろん、聾教育独自の専門性の確保と継承、地域の園や学校への地域支援のあり方、知的障害特別支援学校等との併設の動きなどなど、簡単に割り切れない大きな問題も多々あります。
ですが、研究会と併せて開かれた講演会の終わりのあいさつで、風晴校長が言われたとおり、「特別な子への支援教育ではなく、支援を必要とするすべての子への個別支援」という発想をもって、動いて行かなければ失われるもののほうが多いと思います。

そしてもう一つ印象に残った話。
風晴校長がずっと以前に、幼稚部の担任をしていたとき、「熱があるので、休みます」と連絡してきた子が、2時間目から登校してきたことがあるそうです。お母さんに聞くと、「先生が待っているから、どうしても行く、と言ってきかないので、連れて来ました」というお返事だったそうです。
「先生が、私のことを待っていてくれるから、(たとえ体調が悪くても)行く!」という気持ちで、生徒が先生とつながっている・・・・。

 すべての学校の、すべてのクラスで、そういう生徒と先生の関係が成り立つような条件整備と、教員の力量向上が図られるべきですね。
日本中の子がみんなそんな楽しい気持ちで、学校に通い、成長することができたらなぁ・・・と思います。実態は、まだまだ、ですが。

ともすると発達障害が話題の前面に出て、後ろのほうに追いやられがちな聾学校、盲学校ですが、教育の中で、本当に大事な一翼をになっています。多くの方たちに知っていただければと思います。

風晴先生、他の先生方、共にがんばりましょう!!
青森に行くと、なぜか、いつも、こんな、高揚した気分になるのが不思議です。
あ、そうそう、そろそろ木々の先端部で紅葉も始まっていました。

 

なお、弘前聾学校は平成20・21年度 文部科学省委託事業として
「PT、OT、ST等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究事業」 に取り組みました。その報告書が青森県のHP上に載っています。↑
なかなか広がらないSTと教育分野との協力関係がさらに開かれていくといいな、と思います。
ごらんになってください。

posted by 中川信子 at 00:19| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年09月26日

桐生「とおりゃんせ」と、虹色のサンキャッチャー

  桐生に親友がいます。40歳を過ぎてからできた親友の、金居孝子さんです。「とおりゃんせ」というお店をやっています。売り物の中心は、お人形とオルゴールとランプなのですが、彼女の店には、「売り物」とは別の「何か」があるみたいに思えます。 

  前橋にある社会福祉法人「すてっぷ」とも浅からぬ因縁のお店でもあります。

 あ、そうそう、10月3日まで開催の「≪閉じ忘れた扉≫矢部藤子人形展」  は、一見の価値、あります。

 金居さんと知り合ったのは、星野富弘さんと歌とが取り持つご縁でした。最初に電話をかけたとき、金居さんの第一声を聞いただけで、「友だちだ!」と直感しました。
不思議なことに、彼女の方も同じように感じてくれたのだそうです。

 その後も、彼女に電話しようと思っていると向こうから電話がかかってきたり、「どうしてるかな?」とふと思い出したのは、ちょうど彼女が体調を崩していた時だった、などなど、なんとも不思議な関係の二人です。 201009261004 サンキャッチャー写真

  9月、群馬県子育て支援センター連合会での講演依頼を受けたのを幸い、桐生に寄って「とおりゃんせ」に寄って、久しぶりに金居さんとおしゃべりしてきました。

  そして、帰りにサンキャッチャーをおみやげにもらいました。
ちょうどほしいと思っていたのと同じ、どころか、200パーセント以上のステキなものでした。

  直径11センチほどの円形の木の枠の中に、スワロフスキーのクリスタルが組み込まれていて、窓辺に下げると、お日さまの光をあびて、部屋の中の至るところに、虹色の粒々がくるくると踊ります。22年09月26日 サンキャッチャー 虹色
一日中見ていてもあきない・・・・と思いますが、幸か不幸か、私の部屋は東向きのため、やがて日が入らなくなるのでした。
  写真では、そのすばらしさの100分の一も伝えられませんが、載せてみました。

  光は、いろいろな波長が混合されると透明になるのだそうですが、  この、虹の色の粒を見ているとそれが実感されます。
    見えないけれど、確かに そこにあるもの・・・・
                     そういうもの、いっぱい、ありますね。

 

 

ついでに、上記「とおりゃんせ」の人形展(10月3日まで)のハガキを
スキャンして載せてみました。お近くの人はどうぞ。

矢部藤子人形展 30パーセント.JPG

 

 とおりゃんせ住所 50.JPG

 

 

 

 

 

     

posted by 中川信子 at 15:28| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年09月12日

北海道 広尾郡 大樹町(たいきちょう)

  北海道広尾201009120711.jpg郡大樹町(たいきちょう)に来ています。
昨日、30度を越える東京を出て、帯広空港に降りる前、「帯広空港の気温は22℃」とアナウンスがありました。涼しいです。朝夕はもはや寒いくらい。
町のホームページによれば、8月の平均気温が17.8度だそうです。(そのかわり、2月の平均気温はマイナス8度!)

昨日(9月11日)午後に南十勝地域療育推進協議会主催の講演会がありました。
古川力也先生から依頼を受けたとき、みっともないほど即座に「行きます!行きます!」と返事しました。

北海道大好き人間のナカガワですが、中でも大樹町は、特に好きな町のひとつです。7月に浦河・べてるの家に見学に行った帰り、天馬街道を通って帯広空港から帰京する折にも、大樹町を通りました。
雄大な日高山脈をのぞみ、清流・歴舟川(れきふねがわ)が流れる広い広い町です。町名の由来はアイヌ語の「大木の群生するところ」(タイキウシ)から来ているそうです。大樹町のホームページに書いてありました。

以前に古川先生をおたずねしたとき、母子通園センター(現・南十勝こども発達支援センター)にご案内いただきました。暖かい、心のこもった雰囲気にも感動しましたが、それより何より、「耳が痛くなるほど静か」な環境が印象的でした。

今回もおなじように感じました。木が多くて、人の気配が薄くて、音が静かで。
多くの家が平屋です。贅沢な土地の使い方だなぁ・・・・。
日本で三番目に面積の小さい市・狛江(6.4平方キロ)に住んでいるナカガワとしては、全国で62番目に大きい面積(816平方キロ!)を有する大樹町はとてもうらやましいです。土地があれば、いろんな施設を建設できるし・・・・。

平成12年におなじ南十勝療育推進協議会でお招きいただいたときに泊まった隣町忠類(ちゅうるい)の「ナウマン温泉ホテルアルコ236」もとてもモダンな建物でしたが、今回泊まった「HOTEL TAIKI」もとってもおしゃれなホテル。

 また、来たいな・・・と思いながら、朝の便で猛暑の羽田に向かいます、あーあ。

201009120557.jpg昨日、今日と雲っているので残念ながら「十勝晴れ」の写真ではありませんが、ホテルの窓から撮った周りのようすを貼り付けました。

 


追加情報 :  HOTEL  TAIKIの建物設計は、ナウマン温泉ホテルアルコ236とおなじ会社が設計したのだそうです。
朝食の折、ホテルスタッフに取材(?)しました (^_-)-☆   
ホテルのお庭にシジュウカラが集団で遊びに来ていました。
  

posted by 中川信子 at 07:21| 徒然のぶこん
2010年09月07日

新しい本が出ます「4歳までのことばを育てる語りかけ育児」(PHP)

77867-1 syuku.JPG  新しい本が出ました。                  

 「4歳までの子どものことばを伸ばす語りかけ育児」
出版社は  PHP   
価格は1260円です。

 

◎生協の会員向け企画なので一般書店には並びません。
◎店頭には並びませんが、申し込めば、取り寄せることができます。
  書名に ISBNコード 978-4-569-77867-9 を添えて
  くだされば、なお確実です。

◎PHPに直接申し込めば手に入ります。
  内容と、PHPへの申し込みについてはこちらをどうぞ
      ↓
http://www.php.co.jp/manabica/detail.php?id=77867
 
一般の親ごさん向けの入門の本として、読みやすく作っていただきました。
親子で、先生と、コミュニケーションを育てるために、お役に立てば幸いです。

posted by 中川信子 at 01:15| 徒然のぶこん
2010年09月03日

伊東光子 裂織展(9月5日まで  於 原宿)

201009031516.jpg今日は、「伊東光子 裂織展」に行ってきました。どれも、とっても美しい、夢のような色合いの作品で、完全に私の大好きな色ばっかりだったので、感動しました。
ケイタイで撮った写真なので、あまりステキじゃありませんが。


日ごろ展覧会などにはほとんど行かないナカガワが、この猛暑の中、出かけていくのはアヤシイ、と私を知る人はみなさんお思いになるでしょうが・・・・・。
伊東光子は、私の3歳違いの姉なのです。
熟年になってから始めた水彩画と織物に、熱中しています。
そういえば、小さい時から、絵心がある、って言われていたみたい。
二人とも本の虫、であることは共通でしたが、他のことは、ほんとに違っていました。その証拠(?)に、私は絵心とは無縁でした。でも、とても仲のいい姉妹でした。
どうやら姉が「いっぱいガマンしていた」らしいです・・・・・
お時間のある方は、暑いですが、行ってみてください。
  

201009031512.jpg場所 : K.Sギャラリー原宿
  渋谷区千駄ヶ谷3−62−1
  電話  03-3470-0810
    JR原宿駅(竹下口)より徒歩2分
    東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」出口3番から徒歩5分
      「原宿外苑中学校西」交叉点すぐそば

 

開催時間  4日(土)  11時〜18時30分
                      5日(日) 11時〜17時

 

     

posted by 中川信子 at 23:30| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年08月17日

「大切なことは、目に見えないんだよ」

  「さっきの秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」と星の王子さまに言ったのはキツネでした。(『星の王子さま』サンテクジュペリ)

「かんじんなことは目に見えないんだよ」というフレーズが急に頭に浮かんだのは、福岡県大牟田市にある「あけぼの学園」主催の合宿研修からの帰り道です。

大牟田は、私が4歳から9歳までを過ごした懐かしい土地。2歳から4歳までは隣の荒尾(熊本県)に住んでいたので、「アタシも、合計7年は九州のことばばしゃべりよったとばい。今でもうまかとよー、ほんなこつ」
東京から遊びに来たいとこが、幼かった私に、『よか!』とか『でけん!』とか言われて、面食らっていた、と母に聞いたことがあります。
延命公園にはまだ観覧車があるそうですし、夜にアシカ(?)の鳴く声が家まで聞こえた市立動物園も、まだ健在だそうです。この財政難の中よくがんばってます。
幼児期のことを懐かしく、楽しく思い出すことができるのを、とても幸せだと思います。
発達障害のあるお子さんの中には、叱られ続けて育ったために、幼児期のつらい思い出ばかりが湧き上がって来る・・・・と語る人も少なくありませんから。

たとえ発達障害があり、育てにくい子であるとしても、特性を理解され、無理せずにだんだんに育つことが許される社会が早く来てほしいという願いを研修の中ではお伝えしたつもりです。

「あけぼの学園」は、日本言語聴覚士協会の深浦順一会長のゆかりの施設でもあります。それらもさることながら、昭和40年に設立されたという社会福祉法人「あけぼの会」の45年にわたるあゆみの確かさに圧倒されました。
この「あけぼの会」は、新聞記者だった中島正敏氏(現・理事長)が、たまたま取材で知り合った保護者の方たちの窮状を見かねて私財を投じて設立したことが発端となった社会福祉法人なのだそうです。
職員の方たちがそのことを誇らしげに、でも淡々と語られるのを聞き、ああ、いい仕事をされているのだな、見えないところに「本当の大切なこと」が、しっかり埋め込まれているのだな、と感じました。

合宿研修会は、昭和47年から毎年続けられているのだそうです。
入所施設、通勤寮をかかえる法人が法人全体で日にちを合わせて一斉におなじ会場で研修の機会を持つための努力の大変さは想像するにあまりあります。

そして、事前に送っていただいた、施設内研修の報告が、「利用者中心の・・」という立場に貫かれているのも、読むだけで分かりました。

帰りにさまざまな施設を案内していただいたのですが、山の斜面を利用して建てられた小さめの建物の数々が、作った人の「思い」を抱き、それぞれに歴史を重ねてきたことが、つくづくと思われました。(施設のすぐ裏山には見事な断面を見せる大岩もありました!!)

昨今は、いろいろな面で、障害のある人たちへの支援が進んできました。
が、一方で、「福祉もサービスだ」ということが強調され、指向する方向が見えないまま「支援」だ「利用者さん」だ「患者さま」だ、とことばばかりが軽く滑っているような気持ちのすることが多い昨今、「こころざしを持って、ぶれずに歩き続けている人たち」の姿を見て、何だかとっても励まされました。
こころざしとは、本来、「心が指す方向」のことなんですものね。

あけぼの会の中心をになっている方たちは、こぞって、団塊の世代。
学生時代、「そもそも人間の平等ということはなぁ!」とか「君の考えは、間違っている!!」とか、「だって、そもそも」とか、互いに指を指しあいながら、福祉について、障害者運動について、理想の社会のあるべき姿について、毎日毎夜語り合ったころのことが、今、ここによみがえったような心持でした。

あけぼの会の施設は「あけぼの苑・あけぼの学園」「有明ホーム」「有明通勤センター」「大牟田授産センター」「大牟田ワークショップ」などがあるそうです。
それぞれに何だか、とても興味深いので、いつか、ゆっくり遊びに来ようと思いました。そのときは、ぜひ、延命公園で観覧車に乗り、動物園でゾウさんに会いたいものです。4−5歳のときの私の幻に会えるかもしれません。

 

posted by 中川信子 at 23:51| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年08月14日

自閉症、発達障害の人たちの感覚面の困難さ(本 + 感覚統合関連サイト)

「このぐらいのこと、みんなできるのにっ!!どうしてできないのっ!」とか、「どーうして、そういうことするのっ!!」って言いたくなるような行動の数々・・・。
子どもを育てる過程では多かれ少なかれこういうことがつき物です。

育てにくい子、気になる子がすべて発達障害ということにはなりませんが、周りの人に「どーして、あんたはっ!」と責められたり叱られたりする前に、「そういう理由があったのかぁ、あんたも大変だわねぇ」と言ってもらえるようになれば、発達障害があっても、深刻な二次障害に至らずにすむのではないかと思います。

「対処」を考えるためには、「相手の置かれている状況を“知ること”“理解する”こと」が不可欠。
そのために役に立つのが、ニキ・リンコさんたち当事者による本の数々です。

ご紹介する本は、当事者による本ではありませんが、、当事者と同じかそれ以上に、ご本人たちの困り感を描き出し、「だから、周囲にいる私たちがどうすればいいのか」へと自然に導かれます。

◆◆◆
 『青年・成人期のアスペルガー障害・特定不能の広汎性発達障害  
          パスポートは特性理解』
    NPO法人ノンラベル  田井みゆき
    かもがわ出版     2000円+税
                2009年8月発行

NPO法人ノンラベルは、京都にある引きこもりと不登校の家族会の活動から生まれたNPO法人だそうです。アスペルガー障害が基礎にある人の利用が予想外に多く、今は、成人期アスペルガー障害の人たちへの支援を主におこなうことになったとのこと。
本全体から「近いところにいる」「寄り添う」「見守る」という姿勢を感じさせられます。

感覚の過敏・鈍感、空気の読めなさ、圧倒的な不快にさらされることから起きるパニック・・・
一人ずつの持つさまざまな困難が、「生活」の中で描き出されています。「本当に、大変だねぇ」と言ってあげるよりほかないエピソードの連続です。
(私にも同様、または連続線上の状態がたくさんあるので、なおのこと、身につまされます)

「本人さん」「HF−PDDさん※」と、さん付けで記載してあることも、抵抗感なく読める理由の一つ。
    (※High-Function  Pervasive  Developmental Disorder   高機能広汎性発達障害)

この本の中のエピソードの一つ、ある成人期のアスペルガー障害の方が統合失調症と誤診されたいきさつは次のようなものでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
≪ドクターの「何か声が聞こえますか?」の問いにHF−PDDさんが「はい」と答えたところ、「幻聴」と診断されました。HF−PDDさんは「今」を生きる方々ですから「何か声」は質問した医師の声です。だから返事が「はい」になるのです。≫
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同じことばを使っていても、使い方がちょっとずれると、こんなことになっちゃいます。そんなことの連続・・・・。ほんとに大変なんだってことを、周りのみんなに分かってほしい!!

 

◆◆◆もう一つは、感覚統合学会のHPです。
「お父さんお母さんのための入門講座」は残念ながら、今のところ工事中ですが、トップページの土田玲子先生のお話を読めば、大枠はつかめるのでは? ムリかな・・・・。

リンクされているJSI−R(日本感覚インベントリー)であげられているような、一見関係なく見えるさまざまな行動が、感覚統合というメガネを通してみると、ひとつこととして一挙にナットク!できるのです。
日本じゅうに、もっともっと感覚統合という視点が広がってほしいものです。

上記JSI−Rが掲載されている姫路獨協大学太田篤志先生のホームページもついでにご訪問くださいませ。 スヌーズレンについても知ることができます。

相手に発達障害があろうとなかろうと、人と人との関係は「対処」「指導」ではなく『対等な」「関係性の中」での「相互理解」でありたいものです。

 

posted by 中川信子 at 22:33| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年08月07日

佐賀県武雄市の魅力・・・・・

  昨夜(8月7日)夜遅く、帰宅しました。新百合丘行きのバスの時間に間に合わなかったので、京急川崎経由で帰ろうとしたところ、人身事故の影響とやらでえらく時間がかかり、九州から羽田に来るより、羽田から自宅に着くまでのほうがずっと大仕事でした (ーー;)

さて、武雄市というところは、さすが鍋島藩のお膝元だけあって、文化の香り高い、美しい町でした。
観光名所は、武雄市のホームページ観光情報からご覧下さい。
市長さんが頑張ってる市らしく、ホームページもとってもがんばっています。レモングラスを売り出し中とか。私も買って帰ってきましたが、さわやかで夏の飲み物にはぴったり。

武雄駅で、時間つぶしのためにのったタクシーの運転手さんによると、武雄のシンボルである御船山は300万年前に有明海の海底が隆起してできたものだそうです。
温泉楼門の背景にある山にも、山頂に大きな岩が屹立していると聞き、「えーー? 楼門は見たけど、岩は見なかった。ぜひ連れてってください」と頼み、見て来ました。運転手さんに「タクシーの運転手さんに聞くと、ただ観光に来るよりずっと勉強になりますね」と言うと、「こっちも、お客さんみたいに、いろいろ聞いてくれると、話すんですよ」とのこと。

いろいろな地方にお招きいただいて、「この次は観光目的で行ってみたい町」が増えますが、武雄もその中の一つになりました。
朝鮮から連れて来られた陶工が住まわせられた最初はてっきり伊万里(⇒大川内山)だと思っていたら、武雄のほうが古いのだとか。古唐津焼。

陶器に興味があるのは、「石」とか「岩」とか「地形」「土」と関係があるからかな? と、今回はじめて自覚しました。

posted by 中川信子 at 14:24| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年08月05日

九州地区難聴・言語障害教育研究会佐賀大会 於 武雄市

第34回九州地区難聴・言語障害教育研究会佐賀大会が佐賀県武雄市で8月5日ー6日の日程で開かれています。
私は記念講演講師にお招きいただき、やってきています。
5日は、400人近い参加者があったとのこと。

武雄はJRの駅名が「武雄温泉」であることからも分かるとおり、古くからの名湯で有名だそうです。私は、初めて来ました。
会場の武雄文化会館は周辺のたたずまいが素敵!と思ったら、鍋島の別邸だったところだそうで、庭園はそのまま生かしてあるとか。
暑くなければ、あちこち観光したいところですが、あちちち。

事前に事務局の担当者から「宿泊は、洋式のホテル形式のお部屋と、和室とどちらを希望されますか?」と聞かれたので、「そうですねぇ。できたら、和室を・・・」とお願いしましたら「東洋館」という、武雄温泉楼門のすぐそばの由緒ある日本旅館を予約していただきました。
他の方たちはみんな洋式ホテルで(もちろんいずれも温泉つき)、この和風旅館に泊まるのは私一人だそうです。
いつも、「一人が好き」と公言していますし、館内で誰にも会う心配(?)がないのは、とてもありがたいのですが、ちょっと恐縮です。

  それにしても、畳の部屋って、いいですねぇ。
このところ、旅暮らしが続き、ホテルの部屋には食傷気味なのと、自宅には畳の部屋がないので、なおさらありがたさが身にしみます。

  全難言協、地方の会、いずれの会でも感じることですが、担当者同士が手を励ましあい学び合い、親ごさんたちと手を組んで、「みんなで」がんばってゆこうとする力は、本物だ、と思います。
  LD/ADHD等通級指導教室や、いろんなネーミングの通級がふえ、「ことば」を標榜する教室の先行きは何かと不透明ですが、でも、「保護者と共に」の伝統は、決して消えないでほしいと願います。

今日、佐賀の会場で、佐賀県の「ことばの教室」の草分け、伊万里市の井手先生とお会いし、草創期の逸話を聞かせていただきました。 
田口恒夫先生、大熊喜代松先生、神山五郎先生・・・・。すでに、伝説上の人物となった感のある大先輩たちのお名前をお聞きして、懐かしい気持ちがしました。

 と同時に、「はるばるも来つるものかな・・・・」といった感慨も覚えます。何もなかった草創期に比べれば、ずいぶん恵まれてきた昨今ですが、恵まれてきたことでなくなってしまったものも、多いのかもしれません。

posted by 中川信子 at 23:16| 徒然のぶこん
2010年08月04日

浦河べてるの家 

7月26日(月)、念願の「浦河べてるの家」を見学に行きました。
意図したわけではありませんが、ちょうど月曜日は向谷地さんが札幌から戻っての「当事者研究」が行われる日でした。
午前は「べてるの家」で、午後は浦河日赤病院で、の「当事者研究」に参加(見学)しました。

見学者までもが「受け入れられている」「そこにいていいよ、って言ってもらえている」「否定されない」という空気感はなんとも言えず、居心地のよいものでした。
浦河で考えたことはたくさんありましたが、「ことばにするとウソっぽくなる」ので、今はまだ語らないほうがよさそうです。

  「治りませんように  べてるの家のいま」(斉藤道雄  みすず書房)を、「べてる」のお店である「カフェ ぶらぶら」で買い、一気に読みました。
 「べてる」の底力については、この本をお読みいただければと思います。

 べてるの家に関する本はいろいろありまmすが、

 「技法以前 べてるの家のつくりかた」(向谷地生良  医学書院)
 「ゆるゆるスローなべてるの家 ぬけます、おります、なまけます」
       (
向谷地生良ほか、大月書店)
  「悩む力 べてるの家の人々」(斉藤道雄  みすず書房)
などが、私には、酸素吸入代わりです。

  自宅にもどってからこれらの本を本棚に探したついでに、近くにあった「パパの色鉛筆」(山登敬之  日本評論社)を再読しています。

  そうそう、「現代霊性論」(内田樹+釈徹宗   講談社)も、久々にゾクゾクするほど面白い本でした。

 1999年、WHOが健康の定義に肉体的・精神的・社会的健康に「スピリチュアルな健康」を加えるかどうか検討したことは、大きな反響を呼びました。結局は健康の定義に入れることは見送られたのですが、それから10年がたち、個人レベル、医療モデルでの健康ではなく、社会モデル、絆の中での健康や生きることの意味が、再度問い直され、新しい段階に入りつつあるのではないか、という思いがしています。

posted by 中川信子 at 00:47| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年07月26日

「存在」・・・・・石

北海道日高地方ニ風谷(にぶたに)にアイヌ民族の伝統を残し、世に伝えることに奔走した萱野茂(かやの・しげる)さんの名前を冠した「萱野茂ニ風谷アイヌ資料館」があります。
萱野さんが集めた資料の多くは、「平取(びらとり)町立ニ風谷アイヌ文化博物館」に寄贈・展示されていますから、「萱野茂ニ風谷アイヌ資料館」に残る資料の数はそう多くはないのですが、萱野さんご自身が生前に作られたアイヌ伝統の品や、たくさんの写真が展示されていて、「すごい人だったなぁ」ということが伝わってきます。亡くなったあとも、その存在がくっきりと残る感じです。

萱野さんの書かれた「アイヌの碑(いしぶみ)」(朝日文庫)は、日本国が少数派に属するアイヌの人たちを、どのように扱ってきたのかが淡々と書かれています。静内(しずない)アイヌのことを書いた小説「静かな大地」(池澤夏樹 朝日文庫)もそうですが、和人が行ってきたアイヌに対するしうちの数々に対して、本当に申し訳ない思いに駆られます。

  ニ風谷の「萱野茂資料館」の入り口あたりに、金田一京助氏の歌碑が立てられていました。
  『物も言わず 声も出さず
      石はただ 全身をもって おのれを語る』

 静岡県富士宮にある「奇石博物館」も、「石」をめぐる、実に味わいの深い博物館でしたが、「あるだけで存在を語る」ものって、何なのだろうな・・・・などと、わが身を反省しつつ考えました・・・・。
 

  

posted by 中川信子 at 07:17| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年07月25日

猛暑を逃れて・・・・

  連日35℃を記録する東京を逃れて、北海道に来ています。帯広と札幌での講演依頼をお受けしていたためです。
  今日(7月25日)などは、長袖がないと寒いくらいの気温で、猛暑の東京にいる方に申し訳ないくらいです。

  札幌では、「北海道クリスチャンセンター福祉会 家庭福祉相談室」主催の講演会でした。熱心なスタッフの方たちとお話しする中で、思い出したことがあります。 

 夏休みに九州から東京にいる祖父母の家に遊びに来たおりのこと。多分、幼稚園か小学校の低学年のころのことです。
  祖父が、昔の仕事の関係で、縁の下においてあった石を出してきて、細かく砕き、乳鉢(?)でゴリゴリ擦って粉にして、何回も何回も水で流すと、その底に、キラキラした金の小さな粉が残るようすを見せてくれました。

  夏の暑い盛りに、孫たちが長期間泊まりに来たのですから、相手をするのも難儀だったでしょうに、いやな顔一つせずに気長に遊んでくれました。石から金ができるようすもとても不思議でしたが、祖父母も含めて、たくさんの人たちの世話になって、今日の私があるのだった、と痛感します。石が好きなのも、そういう伏線があったからかもしれません。

 

札幌では、ついでに、「あかねや珈琲店」にも行ってみました。釧路の堀口さんとのご縁深いお店です。「とにかく、マスターがすごい人なの!!」と、堀口さんからは聞いていましたが、ほんとにお会いできてよかったです。
  何が「すごい人」なのかは、実際にお会いになってみると分かる人には分かると思います。居心地のよいお店には、次々お客さんが入ります。

コーヒーの美味しさも、病みつきになりそうです。
深いのに、アクがなく、さらっとしているのに、味わいが複雑。
マスターの「すごさ」と似ています。

  札幌市中央区北3条西20丁目2-16  電話 011-643-4921  です。

 

  

posted by 中川信子 at 23:33| Comment(1) | 徒然のぶこん
2010年07月13日

7日間脂肪燃焼ダイエット(キャベツスープダイエット)

健康は大切です。このトシになると、肥満と高血圧が大敵。
ところが、世の中にはおいしいものが多すぎるので、少しずつ、少しずつ、体に脂肪がたまって・・・・。
ついに、下を向くとお腹が苦しい、という自覚症状が  \(◎o◎)/!
食べすぎで体調を崩すという失態まで起こしまして。

これは大変。と、時々トライする「キャベツスープダイエット」を実行し、おかげさまで3キロ軽くなりました。といっても、徐々に徐々に太ってきていたので、もとに戻った・・・だけですが。
 でも、お腹に小太鼓が入ってた感じが、タンバリンくらいに縮小したかしら・・・。
 階段をあがるときに、違いを実感します。
 
 最初の2日か3日目でするするっと、2キロくらい減るので、モチベーションが高まります。レシピには、「5キロから8キロ減る」と書いてありますが、それは、多分150キロもある肥満体の人のことで、普通は、2キロか3キロ減だと思います。

 何よりの効果は、「今までなんと食べ過ぎていたのだろう!! 胃さん、腸さん、ごめんなさい」と思える、ということ。お惣菜を買うときにも、カロリーに注目して取捨選択するようになりました。

 このレシピは、10年以上前に、母の友達から伝わってきたもので、周辺の人たちは、次々すっきりして行きました。急激なリバウンドや不調という人もいない上、全然体重が減らなかった、という人もいないので多分安全なものなのではないかと思います。

 が、もちろん、保証はありません。実行する方は、安全をはかりながらどうぞ。 

 レシピを知りたい方は、インターネットで「キャベツスープダイエット」で調べると、出てきます。

posted by 中川信子 at 02:42| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年07月10日

山と川とゲリラ豪雨

昨日は長野県飯山市に行きました。
飯山は、長野から飯山線に乗って50分ほどのところ。野沢温泉などがある豪雪地帯沿線です。1時間に一本の二両連結のワンマンカー電車に乗り、窓に触れんばかりの木々の中、山の景色を満喫、千曲川沿いにごとごと揺られてゆきました。

途中で運転手さんが観光案内の車内放送をしてくれました。それによれば千曲川は全長360(367)キロ。そのうち千曲川と呼ばれているのが210(214)キロ分、新潟県に入ってからの150(153)キロは信濃川と呼ばれている。しかも、河川法上は「信濃川水系」とされているため、日本で一番長い川は千曲川ではなく信濃川・・・という概要。 <<<残念そうな口調でした。私も残念に思いました \(◎o◎)/!

    (   )内は、後からインターネットで調べた正確な数値です。
     ほらね、こういうところに、私の、数字への強いコダワリを
     持つ特性が露呈します・・・・。

 

講演は保健師さんの呼びかけで、保育士さん、療育の関係者などが集まってくださいました。

親子さんの毎日の暮らしをサポートする保育士さんこそ、発達障害のお子さんのことを知ってほしいといつも思います。
「対処法」ではなく「理解の糸口」を、です。
発達障害(かもしれない)子への理解と、それに伴う、望ましい接し方ができれば、それは、他の多数派のお子さんたちにとっても、望ましい生活環境になると思うからです。
今のところ、保育士さんにオススメしたい本は
 ●「気になる子も過ごしやすい園生活のヒント」(あすなろ学園  学研)と
 ●「ココロとカラダ ほぐし遊び」(二宮信一   学研)
 ●「育てにくい子にはわけがある」(木村順   大月書店)
あたりでしょうか。

講演の最中に、突然、ガーーーッ ごーーーーっ!!という音がし始めました。エアコンが故障したのか、ジェット機が落ちてくるのか、ナニコレ???という感じ。びっくりして、会場の方たちに「この音、何ですか?」って聞いたら「雨です」とのこと。確かに窓の外が見えないほど真っ白の、つまり、滝のような雨が降っていました。ナットク。
私は、ことばで説明してもらってナットク、安心できたけれど、たとえば、自閉症の子どもたちや、まだことばがうまく理解できず、表現もできない子どもたちは、さぞや不安の只中にいるのだろうな・・・・と、あらためて、「安心させてもらえる環境」「視覚的な支援」「子どもの気持ちを読み取り寄り添う環境としての大人」の大切さを思いました。

 

posted by 中川信子 at 09:08| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年06月30日

「アイムヒア〜僕はここにいる」上映会 in 狛江  終わりました

  6月29日、「アイムヒア〜僕はここにいる」DVD上映会、午前の部も、夜の部も、追加の椅子を出すほど、多くの方に来場していただくことができました。

  特に、夜の部は、私たちの団体「サポート狛江」が共催で、司会・進行に責任があったので、ちょっと心配でしたが、教育長、校長、小学校・中学校の先生はじめ、保育園の先生たちや、保護者、市内の事業所の方たちなど、多彩な顔ぶれがお見えでした。

  映画の内容も、「こんなにうまく行くといいね!!」とうらやましくなるような、ハッピーエンドではありましたが、実際、じょうずな支援と理解者に恵まれて、また、保護者同士のスクラムの中で、すくすくと伸びてゆくお子さんの例も身近にあり、決して夢物語ではない、とも思えました。

  昨日映画が終わったあとも、今日、市役所でお会いした方たちも、何人かの方が「私も、もしかしたら発達障害???と思いました。忘れ物は多いし・・・\(◎o◎)/!」とかおっしゃっていました。

  私は、「でしょ?  日本中の人が全員、『私って、もしかしたら、発達凸凹、あるよね!』って思ってくれるようになる日が来るといいんですが」と言いました。

   映画としてのできばえのマイナス面を数えればないわけではありませんが、理解・啓発に関しては、とてもよくできた映画だったと思います。早速、狛江市内での上映の計画も進み始めているらしく、さらに、多くの方たちの理解が深まるといいな・・・・と思っています。
                        (同内容  「サポート狛江」HP内にも掲載

 「アイムヒア〜僕はここにいる」とは?  ← 映画の内容

 東京都自閉症協会が行った上映会(21年4月)の際の記事

posted by 中川信子 at 22:29| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年06月27日

胎内市と米坂線

  6月26日(土)は、新潟県保育士会の下越第二支部の保育士研修がありました。会場は胎内市。狛江(こまえ)も「え? 何て読むんですか? どこにあるんですか?」と聞かれることの多い、マイナーな町ですが、胎内市も、はじめて聞く名前でした。中条町と黒川村が合併してできた市だそうです。新潟から酒田方向に向かって40分ほどの「中条」が下車駅でした。

  新潟県は県内が上越・中越・下越に厳然と(?)分けられるのも何回か新潟に来て知ったことですが、今回の下越第二支部の対象は、村上市、胎内市、粟島浦村、関川村、新発田市、聖籠町、阿賀野市で、参加してくださった保育士は500名ほどでした。ちなみに下越とは、山形県に近い北側の地域のことです。

 保育園の現場が抱える悩みは、全国各地に共通しています。日常的に、専門家が巡回するなりして、現場での悩みに応えたり、いっしょに考えたりするシステムを構築して、保育の内容をさらに底上げして行かないと・・・・と痛感します。

  「気になる子も過ごしやすい園生活のヒント」あすなろ学園(学研)がスタンダードになっていくといいんだけど・・と思います。

 講演の窓口になってくださっていたのは胎内市の子ども課に配属になっているという保健師さんでした。新潟県は、教育委員会が保育園・幼稚園をあわせて管轄する自治体がいくつか出てきているとのことですが、胎内市でも、保育園と保健師さんの連携の姿を目の当たりに見て、うれしかったです。
  人口3万3千人に対して保健師が18名いる、というのも驚きでした。狛江も、せめて、今の数の倍になるといいのですが・・・・。

  胎内市の翌27日は、福島市でのファイザーの「すこやか子ども健康フォーラム」のお約束があったので、保健師さんに「坂町」駅まで送っていただき(地図で探してみてください!)「米坂線」というローカル線にごとごと2時間揺られて米沢へ、米沢から山形新幹線つばさで一駅先の福島までやってきました。
 米坂線は、単線・ワンマンカーで、山と川を縫って走ります。 車窓に触れんばかりの木々の緑は圧倒的でした。米坂線を走る電車が載っているHPを見つけました。 
 二両連結の車内には、お客さんは数人。でも、私以外にも、始発の坂町から終点米沢まで乗った方がありました。
  間の無人駅で降りる方もありました。駅の周りは真っ暗で、何もないように見えました。その先、どうなっているのか、いっしょに降りて、ついて行きたい気もしましたが、何しろ2時間に一本とかの電車ですし、私の乗っていたのは最終電車だったので、がまんしました。

  運転手さん、毎日、ありがとうございます。

 

posted by 中川信子 at 10:55| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年06月20日

7月3日(土) 教育テレビ「すくすく子育て」のテーマは「ことばが遅い?と感じたら」

  毎週土曜日午後9時 のNHK教育テレビは「すくすく子育て」です。
7月3日(土)のテーマは「ことばが遅い?と感じたら」です。私も5回目(?)の出演をしています。

  ことばの育ちについて、「言えることばをふやそうと、教えこみ、言わせに走るのではなく、基礎づくりが大切ですヨ、楽しい雰囲気の中でね」という私のコメントは、百年一日のごとく変わりませんが、今回挿入されているビデオがとても興味深いです。

 子どもさんのことばが遅いかな?と心配している二組の親子さんに
◆@「〇〇って言ってごらん」とか無理強いしたり、「バ!」って言ったときに「バスだね」と言い直してしまうやり方と
◆A子どもが発した「バ!バ!」をそのまままねて返したり、ひと言余分に付け加えて返したりするやり方とをして、子どもの反応の違いを体感してもらう、というものです。
 これが面白い!! 
 自分の発したことば(音)や思いを受け止めてもらえた時の、子どもさんの輝くような笑顔を見てください。「よかったねぇ」と言ってあげたくなると思います。

  再放送は7月9日(金) 午前11時30分〜 です。

 

posted by 中川信子 at 16:24| Comment(2) | 徒然のぶこん
2010年06月08日

「恩」という字

  同級生にお寺の住職さんがいます。先日、メールのやり取りの中で「寺だより、読んでいただけるなら送りますよ」と言われ「送って!! 送って!」とおねだり。毎月送ってもらっています。
  そして毎月、「うーーーむ、深いなぁ!」とうなります。

  先月はこのようなお話でした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●(私たちは)想像もできない「おかげさま」に支えられて生きています。
●「おかげさま」とは目に見えていないところで私を支え育んでくださっているはたらきということで、「ご恩」と置き換えてもいいでしょう。
●恩と言う字は原因の因という字の下に心という字を書きます。現在を結果と見るときに、現在の自分を育ててくださった因(もと)を知る心です。
●因という字は口は布団を表し、中にある大の字は赤ちゃんが大の字に寝ている姿です。多くの支えやはたらきによって包み込まれ安心して眠ることができているのです。
●全く自分の気づかない、気づけないところで、私を慈しみ育んでくださっている縁(はたらき)を気づかせていただく、喜びの心こそが恩という字でした。
●私には見えていない寿(いのち)無量寿によって支えられ生かされている私でしたと「よろこび」のうちに生きさせて頂くということが念仏者としての私のあり方だと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  私(中川)は念仏者ではないので、まだまだこういう境地には程遠いのですが、「目に見えないところで働いて下さっている力」ことへの感謝は、結構、色濃く持っていると思っています。

  今年は特に、です。というのも・・・・・・。

 ある事情があって、今年初めてきうりを植えたのです。(特に植えたかったわけではありません。
 生き物の世話は、およそ向かないんです。継続する努力が苦手なので・・・・。)
 今は、葉っぱが増え、茎が伸び、早くも赤ちゃんきうりがなっています。

 つくづくと植物の生育を眺めたことなんてないのですが、(子どものころ、母がトマトやきうりを家庭菜園で作っていましたが、私はもっぱら収穫する係りでしたから)なんだかありがたく、不思議な気持ちがします。

 「奇跡のリンゴ」の木村さんみたいに「元気に育って、いいきうりを成らせてね!」と話しかけたりしています。あ、そうそう、ぬかみそを混ぜながら「おいしくなってね」と話しかけるようにもなりました。そしたら気のせいか、おいしくなったような気が・・・・・。 

  話はもとにもどって・・・・
「多くの支えやはたらきによって包み込まれ、安心して」育つことのできる地域や社会を築かなくてはならないなぁ、と思うような出来事が今日もありました。
親ごさんだけで抱えるには重過ぎる荷物があります。
 とはいえ、その荷物、私1人ではとても負えそうにありません。

 見えないところでも、安心のネットワークが幾重にも張り巡らされているようなシステムを考えないと実効性はなさそうです。
 ネットワークの相手方と会うときに、北海道大学の田中康雄先生がおっしゃるように「いつもありがとうございます」という感謝の心をもってお会いすることが、目の前の子どもを守ることにつながるのかもしれませんね。

 

  

posted by 中川信子 at 00:04| Comment(2) | 徒然のぶこん
2010年06月07日

そうだったのか!「サポート狛江」 

   いやーー、忙しくて、更新もままなりませぬ (ーー;)

  さて、狛江市の市民活動団体の「サポート狛江」。
  保護者も含めた各機関の支援者たちが、集まっては話し合い、時々思い出したように講演会やシンポジウムを実施する・・・・ということをやってきました。
「何をする団体ですか?」と聞かれても「えーーと。【する】んじゃなく【いる】って言うか、【つなぐ】って言うか・・・・」と煮え切らない説明しかできないのでした。
 「育ちの森マップ」について取材してくださった新聞記者さんも、「分からんなぁ!」って何度言ったことか!!!

  で、このたび、狛江市社会福祉協議会のボランティアセンターが出している月刊「ボランティア情報」6月号(203号)に、サポート狛江と、育ちの森マップについてのインタビュー記事が載りました。
 今までになく、「サポート狛江」のことが分かりやすく説明されていて、自分自身で「ああ、そういう団体だったのかぁ〜」と得心が行きました   \(◎o◎)/!

  「育ちの森マップ」はその後も育ちつづけていて、いろんなところで、いろんな使われ方をしているようで、うれしい限りです。役所に相談に行くと、窓口の方が、「えーと」とこのマップを取り出して、先方に電話していた、とか。
   今後は、市内のさらに広い範囲に、必要とする人たちのもとに、配れるといいな、と思っております。

posted by 中川信子 at 23:32| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年05月23日

うれしいことが2つ(旭出学園 青葉のつどい)

 今日はうれしいことが2つありました。

一つは旭出学園のことです。毎年この時期に、創立を記念した「青葉のつどい」が行われます。今年は、創立60周年を祝う「青葉のつどい」でした。
 例年、忙しさにかまけて失礼ばかりしているので、今年は参加することにしました。
集まったのは小学部・中学部の生徒から福祉園の園生、先生方や関係者、保護者など2−300人はいたでしょうか。本当に大勢でしたが、一様に、ゆったり、ニコニコ、「よいお顔」であることに、いつもながら、とてもうれしい気持ちになりました。今は亡き三木安正先生が願った「卒業のない学園」「両親が協力する学園」の旗印そのままです。
  弱冠22歳だった私がドタバタしていたころに小学部3年生だったTくんの姿もありました。もう50歳近いでしょうに、幼いころの面影があり、なんだかタイムスリップした気分でした。

 二つ目のうれしかったこと

お天気がよくて、あまりに暑かったためか、参加者のお一人が気分が悪くなってしまいました。たまたま居合わせたお医者さん(学園生の保護者)のアドバイスで、念のために救急車でかかりつけの病院にお運びすることになり、すぐ近くにいた私も救急車に同乗しました。自分自身が搬送されたことはありますが、同乗するのは初めてでした。救急車って揺れるんですよねー。
 旭出学園からかかりつけ病院30分以上かかる距離。病人はだいぶ気分も回復し、お元気だったのでサイレンを鳴らして走るのもなんだか申し訳ないような気分もしましたが、でも、いろいろ観察しました。
救急車が通る時には、道にいる車さんたちはみごとなくらい道をゆずってくれるものなのですね!! 
 環状7号線が混んでいて、片道二車線ぎっしりのクルマでしたが、左右に寄って停まってくれるので、その真ん中をすり抜けるようにしてどんどん進みます。
  赤信号に巻き込まれて停まらざるを得ないときも、前の車さんたちが、モゾモゾというふうに動いてくれます。5センチでも10センチでも隙間をあけて、救急車を通してあげよう、という気持ちが感じられるモゾモゾでした。
  なんだか、そういう姿に感動し、この国の人たちはいい人たちだなぁって思いました。救急隊員の方も、「右に寄ってください」「ありがとうございました」「真ん中を通ります」「ありがとうございました」「赤信号を直進します」「ありがとうございました」って、絶えず「ありがとうございました」って言うのです。

 そうそう、うれしいことの三つ目もありました。

 救急車には、旭出学園教育研究所の松田祥子先生も、同乗なさいました。
松田先生は、「日本マカトン協会」の親分、いえ、代表です。
私が大学卒業後すぐに旭出学園の教育研究所で研究員(とは名ばかり)としてITPAの標準化作業をお手伝いしていたころの研究所の先輩でした。
 うれしいことの三つ目は、松田先生と、病院で待っている間、いろーーんなおしゃべりができたことです。一挙に、当時22歳だった「ノブコさん」に戻った感じでした。

 うれしいことの四つ目五つ目もありました。
 気分が悪くなった方は、私が若かりしころ、とってもお世話になった方です。今までお世話になりっぱなしでしたが、今回、少しご恩返しができたかな、とうれしかったです。
  それに、一応医療職のハシクレとして、急なことにも取り乱さずに対処できたことで、ちょっぴり自信をつけました。

 一連の出来事を通して、やっぱり三木先生は、旭出学園と私たちを見守り、守って下さってるんだなーと強く確信しました。

 みなみなさま、ほんとにありがとうございます

    

posted by 中川信子 at 00:57| 徒然のぶこん
2010年05月19日

ハナミズキ

  ハナミズキ。
 チョウチョがはばたいているような花は終わりましたが、すっ!と空に向かって枝を差し出している姿がとても好きです。

 一青窈の「ハナミズキ」の歌詞は♪空を押し上げて♪ で始まります。「空を押し上げる」っては思ったこと、なかったな・・・ととても驚きました。
 それ以来、ハナミズキがあると、「確かに、空を押し上げてるかも・・・」と思います。気をつけて見ると、狛江も、町のあちこちにハナミズキが植えられています。

 この「ハナミズキ」を徳永英明がカバーしているのをたまたまテレビで聴き、中毒のように聞いています、遅ればせながら。(アルバム VOCALIST)
 Youtube:    http://www.youtube.com/watch?v=w9bxyOGTsrI

 昔は「レコードが擦り切れるまで」聴く、と表現しましたが、今はなんと言ったらいいのでしょうね。CDは擦り切れませんから・・・・。

  

posted by 中川信子 at 00:39| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年05月12日

映画「降りてゆく生き方」 

  「浦河べてるの家」のキーワードの一つが「降りてゆく生き方」。
他人と競争し、蹴落とし、自分だけが少しでもよい側に回ろうとし、右肩上がりに昇りつづけようとあがく・・・・。
  そんな生き方から「降り」て、ちがった道をたどってみないか・・・・。
ちがった道、とは、人とのつながり、地域の絆、支えあい、などなど。

 「降りてゆく生き方」と題する映画が製作されました(主演 武田鉄矢)。
各地で上映会の予定があるようです。私も見に行きたいなと思っていますが。

NHKニュースでの紹介(youtube)
  http://www.youtube.com/watch?v=MUG3tkKwQgQ&feature=related

映画 公式サイト
  http://www.nippon-p.org/mov.html

  

posted by 中川信子 at 02:10| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年05月09日

聞き間違い

  羽田空港のJALの手荷物検査場でのこと。一番端っこの検査場から入ろうとしていたら、前に高齢のご夫婦が。ピーッと警報が鳴ったりして、ご夫婦ともにさんも二回やり直しを求められていました。でも、無事に通過。
  次に私が通ろうとして、チケットをバーコードにかざしたのですが「エラー」。係りの方が「航空会社が違うので、目で確認させていただきます」と言います。よく分からないけど「はい」と返事。よく見ると、確かにバーコード読み取り機はANAのものでした。(羽田の場合、原則として第一ターミナルはJALとその系列  第二ターミナルはANAとその系列。でも例外もある)

  つまり上記、係員の兄ちゃんが言った「航空会社が違うので」は「このゲートの機械はJALのチケットを読み取れないので」の意味。「目で確認させていただきます」は「(人間の目で)確認させていただきます」の意味。やっと納得。

 その後、歩く歩道で先ほどのご夫婦に追いついたところ、奥さんの方が言っていました。「あの人、目で確認する、って言ってたけど、じーっと目を見ると、何か分かるのかねぇ?」  なーるほど。そういう考え方もあったのね。

 

posted by 中川信子 at 09:33| 徒然のぶこん
2010年05月06日

本 大好き! の連休

 更新をすっかりサボっておりましたが、病気だったわけではありません。
新居の片付けの続きをしたり、仕事場として使っていたアパートを引き払うことにしたので(新居に個室ができたので)4月後半から連休いっぱいは奮闘しておりました。

私には分類大好きの“特性”があるので、運び込んだ本を分野別に並べ替えるのに、とても時間がかかったのでした。

自宅が仕事場兼用になるということは、便利な反面、仕事と生活の境目がなくなるのが、ちょっと気がかりです。
 というのも・・・・・・
 仕事場に置いていた本のいろいろも、自室の自分のすぐそばに並べました。「べてるの家」をめぐるさまざまな本や、読みかけの本などをかなり読みました。ただでさえ、原稿が遅れがちなのに、「読むべき本より読みたい本を!」に伴ってさらにひどくなりそうです。

 そうそう超!大型の絵本「秘密のノーム」(サンリオ)や、同じく大型本「イーハトヴ詩画集  雲の信号」(偕成社)なども、本棚に並べてエツに入っています。

 本はいいですねぇ〜。

 

 

 

 

posted by 中川信子 at 21:16| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年04月11日

椅子の人気キャラクター“コッシー” >>イスって? >>>居場所

  NHK教育テレビの子ども向け番組「みぃつけた!」に登場するユニークなキャラクター、「コッシー」が大人気だそうです。
エンディングに流れる「ぼく コッシー」という曲も大人気とか。youtube で聞けますよ。http://www.youtube.com/watch?v=bbrObZ9_AU0

  何がユニークかというと「コッシー」は椅子のキャラクターだからです。
「腰かける」からコッシー・・・・・・・?

 今年も小・中の入学式に「お祝いのことば」を述べに行き、イスについて、居場所について考えました。
 小学校では、まだまだ幼児のしっぽを付けたようなかわいらしい新一年生が緊張の面持ちで入場してきます。
2列に手をつないで入ってきて、一人ずつ順々にイスに座っていきます。
みているオバサンとしては、順番がずれて座る場所がなくなったりして、新入生がうろたえたり泣いちゃったりしないかな、と、心配です。
先生がついているからたいていは大丈夫なのですが・・・・・。

  そしてつくづく思いました。

イス、って居場所なんだなー、って。
学校では、何列目の前から何番目に自分の座るべき位置が決まっています。
保育園や幼稚園では、イスに目印になるシールを貼って、「〇〇ちゃんの椅子」を決めることがありますよね。少なくとも机にはシールが貼ってあります。
お家の食卓でも、誰がどこに座るのか、決まっていると思います。
自分の椅子って≪安心してそこにいていい場所≫≪居場所≫ なのかなーって思います。

建て替えが終わり、新しい家に引っ越してちょうど一ヶ月たちました。 
台所道具などの荷物や2階の各自の個室は片付いたものの、1階は、ソファーの定位置が定まらず、食卓での椅子の位置もいまだに試行錯誤中で、ちょっと落ち着かない気分が残っています。
安定した居場所になっていない感じ・・・・・・・

上記した歌「ぼく コッシー」の歌詞に「ココッココッコ ぼく コッシー」と、音が重なるところがあるのですが、それ、もしかしたら「ここ」(ここにいていいよ)って言う意味もかけてあるのかな?などとも思いました。 

≪居場所≫、≪居場所づくり≫・・・・・  
とても大きな課題ですね。

posted by 中川信子 at 00:21| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年04月09日

「勉強は何のために?」

  ある学校のホームページの「校長あいさつ」を紹介します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「先生、僕たちはなぜ勉強しなければならないのですか。」
 先生がよく子どもたちから尋ねられる質問です。

本校の子どもたちには、次のような言葉で語りかけ、その意味をわかりやすく説明したいと思います。
 「目に見えないことが見えるようになるために、耳に届かないことが届くようになるために、言葉に表されていないことが言葉として理解できるようになるために君たちは勉強するのです。」

 物事はすべて因果関係から成り立っています。今、目の前に見えるもの、聞こえてくるもの、言葉に表されているものだけで物事を判断することは必ずしも適切とはいえません。真実だけが目の前にさらけ出されるとは限らないからです。
 現象の裏側に存在する確かな真実≠ニいう本質を見抜くことができる、『心の目、心の耳』を持った人間に育てることが本校の目指す究極の子ども像です。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

すてきデショ?

 「ある学校」とは弘前聾学校。校長先生の名前は「風晴富貴」とおっしゃいます。

このブログに実名で登場する方は珍しいかと思いますが、風晴さんとは、彼が青森県の特別支援教育課長として青森県総合教育センターにおられた時に知り合いました。
最初に講演依頼の公式文書をいただいたとき、その苗字の文字列に目が釘付けでした。
「風」だけでも、ふゎ〜んと気持ちの中で風が動くのに、その後に「晴」とくれば、北国の真っ青な空を連想せずにはいられませんし。

 青森で実際にお会いして、その豪快な笑いと、後から後からわいて来るダジャレと、“ダジャレ”では片付けられない底知れないるユーモアに東北人の底力を見る思いがして、すっかり意気投合。「友人リスト」に登録しました。
教育に向かう姿勢は「合点!!合点!!」ですし。

 名前だけじゃなく、どんな人?って思う方は、「弘前聾学校」HPの「校長あいさつ」を開いて見てください。心の中がカラリと晴れ模様になり、思わず笑いたくなると思います。
   (風晴先生、別に他意はありませんよー。) 
  

 さて、聾学校って名前は聞いていても、実際接するチャンスは少ない方がほとんどだと思います。この機に弘前聾学校のHPもご覧になってください。
http://www.chunan-w.asn.ed.jp/~sd/

  どこも、在校生の数が減り、とても少人数になってきています。ごたぶんにもれず、弘前聾学校でも「22年度の在籍数は、幼稚部3名(2学級)、小学部5名(2学級)の計8名となりました。」だそうです。

 でも「子どもたちの数が減少すると学校全体に活気がなくなりがちですが、本校は子どもたちも教職員もいたって元気です。ことばを育て、心を育て、人間として育てよう≠合い言葉に、教職員が子どもたちの生きた教材≠ニなるべく、一体となって取り組んでいきます。子ども一人一人の教育的ニーズと発達の段階に応じたきめ細かな指導の実践こそ本校の特色です。」と、意気軒昂です。

  こういうのを読むと、「特別支援教育こそ、真実の教育の源流」と強く思います。

10月1日に弘前聾学校に遊びに、いえ、講演のオシゴトに行くことになっています。秋の青森は最高です!!  うれしいな。 
 また、アップルロードをあてもなく走りたいです。

posted by 中川信子 at 01:35| Comment(1) | 徒然のぶこん
2010年04月03日

新しい出会い

  今日、あるところで新しい職員の方のあいさつを聞く機会がありました。
「出会いは奇跡です」と、その方は、あいさつを始められました。
「地球上に60億人もいる人たちの中で、一生のうちに出会える人は本当に限られているから」と。

 本当にそうだな、と思いました。

  4月。新しい人たちにたくさん会います。
思えば、第一印象は最悪!だった人が、あとになってとても大切な仲間になっていたり、なんでこうもわかってくれないんだろう、と思っていた人が、外の人に向かっては私たちの仕事を大いに評価する発言をしてくれていたのを人づてに聞いたり。

  早々と結論を出したり、軽々に決め付けたりしないで、ニュートラルな気持ちで、新しい関係を紡いでいけたらと思います。
  ただ、相手のペースを読み取りながら距離を測る・・というのは、かなりエネルギー(「気働き」)が必要とされる作業なので、トシを取るにつれて億劫になりますねぇ、ふぅ。

 

posted by 中川信子 at 00:08| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年03月24日

卒業式シーズン + 学級の定員数

 今日(3月24日)は、市内の小学校の卒業式でした。

小学校の卒業式では、卒業証書を受け取る前後に将来の夢を壇上で話す、というスタイルです。毎年いろんな夢があって楽しいです。自営のお父さんの仕事を継ぎたいと話すお子さんや、検察官になって人々を幸せにしたいというお子さんもいました。
入場したときと、卒業証書を持って退場する時とでは、顔つきが違って見えました。

 一人ずつ証書を渡すので結構時間がかかります。(今日は2時間ほど)
 10日後には小学校の入学式が控えています。
入学式はとってもとっても短くて、それでも一年生はソワソワ落ち着きません。2時間もガマンするなんてとてもできっこありません。6年間で成長するものだなぁと、毎年感慨深く思います。公教育の意味と責任についても、つくづくと考えます。

 今年参加した小学校の卒業生は75名でした。38人と37人の2学級です。

学級といえば、東京都がやっと来年度から小中とも1年生に限り、一学級39人の編制にしてくれることになりました。
授業参観に行くと、30人台前半のクラスと、38人とか40人いるクラスとではとても状況がちがうなぁ、と感じることがよくあります。

 

学級定数等について、今、文部科学省で広く意見募集をしているそうです。

≪今後の学級編制及び教職員定数の在り方に関する意見募集について≫

「今後の学級編制及び教職員定数の在り方の検討にあたって参考とするため、国民の皆様からご意見を伺うことといたしましたので、お知らせいたします。」との趣旨です。

posted by 中川信子 at 23:57| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年03月13日

[ 「狛江市育ちの森マップ」完成。「サポート狛江」のHPに掲載しました。

かねてより準備中でした「狛江市育ちの森マップ」(正式名称「狛江市内の支援の必要な子にかかわる支援ネットワークマップ」)が完成しました。

私が代表を務める市民団体「サポート狛江」が、狛江市との市民協働事業に提案し、採択されたおかげで実現しました。知恵と情報は市民が、お金は市が、という分担でした。庁内の関係各課に配布するのも、市側の担当課が精力的に取り組んでくださったおかげで、完成後2週間程度というのにほぼ予定数を配り終えました。

マップの内容は「サポート狛江」のホームページに掲載されています。

サポート狛江 HP
      http://www.sapokoma.jp/
育ちの森マップ  
     http://www.sapokoma.jp/article/13652664.html


この「育ちの森マップ」は、左下部分から始まります。
赤ちゃんを連れた家族が「狛江市育ちの森」に足を踏み入れ、いろいろな心配ごとや、相談ごとがあるたびに、それぞれの場所で相談し、必要な支援を受けながら成長します。
支援・相談機関はおおむね時間系列に沿って配列されるように工夫されています。
右上の森の出口で15歳くらいになったお子さんと一緒に森を振り返り「楽しい森だったねぇ」「たくさんの人に助けてもらったねぇ」と思い出を楽しんでいる、というイメージです。

記載内容に間違いのないように、関係部局に文言のチェックをしていただき、また、この表現で保護者の気持ちに受け入れられるか?など、とても長い時間の論議の末にやっと完成したものです。

実物は、厚手の紙で、色合いが何ともいえずステキで、各方面から大好評なのですが、お一人ずつに郵送することもできませんので、ネット上のものをご覧になってください。

「一部100円か200円で販売すれば、サポート狛江の活動資金にもなるね」なんて話も出たのですが、「そうそう、お金は市が出してくれたんだから、有料で売るわけには行かないんだった」ということになりました。

このマップの特徴は、通常の子育て支援と、障害があるかもしれないお子さん、障害があるお子さんへの支援とを分けなかった、という点です。

虐待や不登校などの問題や心配も、必ずしも「障害」の枠でくくることはできないけれども、それぞれ障害との連続線上にある、という事情もあります。


「子どもはすべて、支援が必要な存在である」ということと「子どものいる場にはすべて、障害のある子がいるはずだ」というのが、底流にある考え方です。

みなさまにとって、何かの参考になれば幸いです。

     ダウンロード、印刷はかまいませんが、一部分を切り取っての編集等はご遠慮ください。

 

posted by 中川信子 at 12:15| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年03月04日

「サポート狛江」ホームページが始動しました

狛江市内の支援者+保護者で構成する「サポート狛江」という団体があります。
中川が代表を務めています。
誰をサポートするのかというと、支援の必要な人、支援の必要な子どもを持つ保護者、そして、支援者自身、そして狛江市を、です。

「サポート狛江」の一番大きな役割は、「支える人を支えるしくみ」とでも言うべきもの。
横のつながりができれば、「自分ひとりががんばってるんじゃなく、市内いろんな場で、いろんな人が、いろんな努力をしているんだ!」と知ることができる。そうすれば、「困ったら助けてって言おう」「私も持ち場でがんばろう!」と思えるようになります。
私自身、「サポート狛江」の活動の中で、ほんとに励まされてきました。

さて、このほど、サポート狛江のホームページが公開されました。
中味はまだまだ不十分ですが、とりあえず、3月6日に開く「狛江市育ちの森マップ 完成発表と意見交換の会」のご案内は載せてありますので、どうぞ。

 この「狛江市育ちの森マップ」は、私たちが一年がかりで取り組んできた宝物。大切に育てて行こうと思っています。
  マップの本体もいずれは、ホームページ上に掲載の予定です。

posted by 中川信子 at 22:37| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年03月01日

伊丹市水道局のキャラクター「ウォーターくん」その他

  2月27日、移動途中に伊丹空港に着くようなスケジュールを立てました。兵庫県伊丹市に住む“腹心の友”林やよいさん とお嬢さんのゆりあさんに会うためです。林さんには、私の本や、関係する出版物の挿絵をいつもお願いして書いていただいています。

  あ、そうそう、狛江市の次世代育成支援推進行動計画(後期計画)策定にあたっても、報告書の表紙と中に入るカットを林さんにお願いしました。「ゼッタイすてきな絵になるから!」と推薦し、結果、ドンぴしゃりの表紙とカットが送られてきて、策定委員のみなさん、大絶賛でした。印刷ができあがったら、どんなに「すてき」な絵なのか、アップしますね。

  さて、林さんは伊丹大好き人間です。市のためにもあれこれ協力しておられます。伊丹市の次世代育成支援むにゃむにゃの前期計画策定にも関わっておられたので、伊丹市の次世代の計画書は表紙も中のカットも全部林さんのものが使われウォーター君.jpgていて、私はとってもうらやましかったものです。

  今回は、ちょうど伊丹郷町館で開催中のお雛様の展示に案内していただき、そのあと隠れ家みたいな喫茶店で延々しゃべり続けました。ゆりあちゃんは車イスで静かにしていましたが、内心あきれていたにちがいありません・・・・。

  今回の新しい収穫。林さんがアレンジした伊丹市の水道局のキャラクター「ウォーターくん」は市内のいろんなところに存在するらしいです。かわいらしい (^_^)

水道局のお知らせにもウォーターくんは元気に活躍しています。     ↓
http://www.water.itami.hyogo.jp/pdf/pr21.pdf


 

posted by 中川信子 at 00:04| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年02月27日

フィギュアスケートの中継をラジオで聞く・・・(-_-;)

  昨日(2月26日)、冬季オリンピックの女子フィギュアの決勝が行われた時間、私はちょうど北九州市に向かう飛行機の中でした。機内テレビでNHKニュースを放送しますというので注視したら、それは午前6時のニュースの収録で、「決勝は4時間後に始まります」とのことでした。がっかり。

  で、真央ちゃんはどうなったのかなーと思っていたところへ機内アナウンスあり。「女子フィギュア決勝のようすが機内ラジオ、チャンネル○○で“お聞きに”なれます」
  乗客、一斉にごそごそイヤホンをつけて“聞き”ました。
  が・・・・・・・・。

 分スケートに詳しいアナウンサーが選ばれているのでしょう。ぺらぺらぺらぺら、専門語も加えて実況中継してくれます。
  「左足を軸にしてスピンです」「右手を大きくひろげ、リンク内を左方向に移動します」くらいなら動きが想像できます。でも「ルッツです、着地もスムーズです」とか、「トリプルアクセルを決めました」「何たらかんたらを入れて何たらかんたらしました」となると、その「ルッツ」「「トリプルアクセル」「何たらかんたら」がピンとこない人間にとっては全く動きが想像できませんでした。音声だけによる実況中継は、理解が難しいんだなという言うことがつくづく分かりました。

  日ごろ、子どもたちに「通じない!」「指示が通らない」という嘆きを抱えがちな私たちですが、「こちらは言っているつもり」でも、相手には「わからない」ことも多いんだなーーー、特に音声だけでの話しかけの場合には・・・と痛感。

  発達障害のお子さんを含め、すべての人たちへのコミュニケーションは、相手の理解レベルに合わせた内容を、視覚的なサポートも加えて伝えようとすることが大事、と、いうことですね!

 

  北九州市小児保健研究会主催の研修会はお医者さんをはじめとする医療関係者、保健師さん、療育関係者、保育士さん、幼稚園の先生方など200人予定のところ350名参加とのことでうれしいことでした。小児科のお医者さんをはじめとする連携への熱意にも圧倒されそうでした。

  それにしても・・・・・100万近い人口があり、保育園が157(!)小学校も同じくらい、幼稚園も80(?)だかもある規模の市で、「連携」とか「一貫した支援」をシステムとして構築するにはどうしたらいいのだろう? と、人口7万6千、「顔の見える連携」が絵空事ではない狛江の住民は途方に暮れる思いでした。
  大規模自治体のみなさま、がんばってくくださーーい、とエールを送ります。

  

posted by 中川信子 at 09:45| Comment(2) | 徒然のぶこん
2010年02月21日

東京都言語聴覚士会 第1回ワークショップ  終了しました

 昨年(平成21年)5月に発足した「東京都言語聴覚士会」(都士会)の第1回ワークショップが開かれました。100名近いSTさんたちの参加のもと、温かみのある、有意義な、元気になれる集まりでした。テーマは連携、ネットワークづくり、でした。

 東京都言語聴覚士会
 都士会 第1回ワークショップ案内

  全国的にも、成人対象のSTさんが圧倒的に多い中、東京の都士会もご多分に漏れず、小児のSTは少数派です。でも、グループに分かれて、小児対象の人だけで顔をあわせて話ができて、とても楽しかったです。楽しかったと共に、先を歩いてきた人間としての責任も、あらためて感じました。

具体的には、必要とされていながら、なかなか社会的認知が進まず、また配置も進まない子どものSTの配置を進めること、非常勤STたちの後ろ盾になれるような組織を作ること、など、です。

 ちょうど、朝、会場に行く途中の電車の中で、「十勝ADHD&LD懇話会」から送っていただいたばかりの冊子「ともだちだよね なかまだよね Part 2~これからもずっと」を読んでいたのですが、その内容と重なっていろいろなことを思いました。

 上記 十勝懇話会の吉藤さゆり代表は「連携とは・・・ 『限界を知る』『(境界を)にじませる』『任せる』『待つ』『ゆるしあう』『感謝する』こと」とおっしゃっています。本当にそうだなー、と思います。田中康雄先生がおっしゃる「非力の自覚」ということばと共に、連携をめぐって、私の中にあるのとほとんど同じ感覚です。

  この空のもと、全国、いたるところに友あり。
  都会にも友あり・・・・。

 ちょうど、あることをめぐって割り切れない思いがあったのですが、「空を見上げて 友を思う」気持ちになりました。
 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

都士会ワークショップ参加者の方へ
 お約束の当日資料(pdf)はこちらにアップしました。
    東京都士会 当日資料 
   ↓
22年02月21日 ST東京都士会 子どもの育ちを地域で支えるため.pdf 

参加者以外でも興味のある方はご自由にご覧下さい。

 

posted by 中川信子 at 22:55| 徒然のぶこん
2010年02月19日

カーリング  氷をゴシゴシ

  冬季オリンピックたけなわです。

 東北地方に住む私の知人が(お母さんですが)「近くで行われるカーリングの講習会に応募したら当たったので練習することにした」とおっしゃいます。私はてっきりスケート靴を履いてやるのかとびっくりしたら、靴は普通の靴なんですね。ほっ。

  カーリングのイメージ、私も大好きです。
ストーンそーっと押し出したり、氷の上をゴシゴシこする動作って「支援者」と呼ばれる私たちの姿そのもののような気がするからです。

  障害名をバン!と告げたり、正しい療育の方法をレクチャーしたり、無理やり教えたりすることを通して、子どもたちや親ごさんたちの鼻づらを引っ張って「ほらほらこっちに来いよ!」ってつれて行こうとしても、なかなか思い通りには行きません。

  「あっちに行くといいんだけどなー」と思いながらストーンをそーっと押し出し、「こっちに行くとラクなんだけどなー」って祈る思いで氷面をゴシゴシするしかできない。
それが私たちの仕事なんだな、って思うことがよくあるのです。

  本当の目的地を見出すのは、本人の力と決断。
支援者がやっていることは、実は、余計なお世話に類することであることも多いのかな・・・と思いながらも、ついつい、「こっちのほうがいいと思うよー」と氷上をゴシゴシするナカガワなのでした。

  


 

posted by 中川信子 at 22:40| 徒然のぶこん
2010年02月13日

「橋を渡れ!」ではなく「船に乗れ!」

  大きな本屋さんに行くついでがあって、「そうそう、本を探してみましょう」と思いつきました。 

  しばらく前にテレビで作者との対談を放送していて、中味がおもしろそうだった本です。
  何でも音楽を志す自意識過剰な高校生が、いろいろな挫折や体験を経て、成長していく・・・・とかいった内容のようでした。  
  でも肝心の題は何だったっけ? えーと? 「何とかに何とかしろ!」ってな題だったっけ・・・・。と考えて、あ、そうだ「橋を渡れ!」だったかな、と思いつき、お店の人に調べてもらうと「ホラーですけどいいんですか?」と言われました。

 いや、ホラーじゃなくて、ジャンル的には青春小説、って感じ。それと、三冊連続して出てるはず。
おかしいなぁ・・・・と数日間、割り切れない思いでいたある日「そうだっ!」とひらめきました。
 「船に乗れ!」でした。
  早速ネットで(私は極力アマゾンではなく、近隣の書店を経由するe-hon(いい本)で買っています)注文して読み終えました。

   「船に乗れ! T 合奏と協奏」 
         藤谷治 著 
         JIVE  発行

  おもしろかったです。合奏と協奏のちがいについての主人公の捉えかたも、興味深かったです。
  早速2冊目、3冊目を注文したいところなんですが、1600円×2冊をすぐに読み終えてしまうともったいないなぁ、図書館でリクエストして読むことにしようかなぁとまだ決められずにいます。
   そうこうしているうちに一冊目のストーリーを忘れてしまうかもしれません・・・。
  
  複数の人たちで音楽を作り出すことって、地域でいろんな考えの人たちと目的に向かって進むことと似ている気がします。一人ずつの主張をきちんと出しながら、全体の目的にむかって出っ張ったり引っ込めたり。

  以前参加していた合唱団の指揮者はいつもこうおっしゃいました。
「(他のパートの声を)聴こうとすれば響くんだよ。響かせようと思わなくても、聴けばいいんだ」って。

posted by 中川信子 at 21:57| 徒然のぶこん
2010年02月10日

「ことばを育てる遊び方教室」

  今日は、調布市健康推進課「こどもの相談室」(健診後フォロー)事業の一つ「ことばを育てる遊び方教室」の日でした。

  これは、「ことば」の個別相談(月に半日×6回。1回ごとに3枠(3人) 30分きざみの予約制)にお誘いしても、なかなかいらしていただけない方たちに、毎日の暮らしの中で、ことばやコミュニケーションを促す接し方を知っていただき、ついでに「ことば」の個別相談のこともお知らせできるような気軽な会をやりたいね、と始めたものです。今は年に3回実施で定着してきました。

 わらべ歌や手遊び歌がことばの育ちにも大きな意味を持つこと、体を使った遊びが「ことば」の基礎になる、ということなどを解説しつつ一緒に楽しく遊ぶ1時間のプログラムです。

  「ことばが遅めかな?」のお子さんたちにそのつど保健師さんたちが声かけしてくださるのですが毎回反応は上々で、今日は、な、な、なんと18人の参加でした。今までの最高記録かも。
毎回大泣きする子、脱走したくなる子、おもちゃを離したくない子、いろんな子がいてほんとにかわいいです。

  リーダーを務めるナカガワは、個々のお子さんのことなどほとんど目に入らす、進行させることで精一杯になってしまいますが、でも、毎回、とっても楽しいです。わらべ歌って、なんてスゴイ教育的音楽なんだろう、と説明しながら自分が感動します。

  事業って、ともすれば「こなせばいいや」みたいになりがちな中、担当の保健師さん、助っ人に来てくださる児童館職員の方たち、きょうだい児の保育を担当してくださるシルバーさんたち、みんなで一生懸命作り上げる感じがまた何とも言えず、充実感があります。
 終わってから、「事故がなくてよかった!」って思います。これについては、結構、緊張します。  

詳細は「地域保健連載バックナンバー」 をご参照ください。
2007年7月号〜10月号「ことばを育てる遊び方教室」です。

 

 

 

 

posted by 中川信子 at 00:13| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年02月08日

雪の中の熱気に元気づけられる・・・

  福井県鯖江市の保健師さんたちのお招きを受けて行ってきました。
  京都で打ち合わせを済ませてから、福井方面に向かったのですが、それこそ「トンネルを抜けると、突然雪国に!」という不思議さでした。

  5日の夜は保育園や幼稚園の先生たち、保健師さん、療育の関係者の方たち、6日は地域で子育て支援にかかわる方たちの集まりでした。時々強く吹雪く天候の中、沢山の方たちに話を聞いていただき、またまた元気になって帰ってきました。

  保健師さんという人たちは、対象者に寄り添いながら、でも、どこかでは“引導を渡す”時期を測りつつ、いつもゆれながら悩みながら仕事をしている人たち。今回も、2講演を終えた後、おいしいお料理をいただきながら、しゃべりにしゃべって、あらためて、保健師の底力を感じました。
  保健師の仕事は、なかなか説明するのが難しいですが(STの仕事も同じですが)ともにがんばろう!と思います。

  帰りは、雪がひどく、もしかすると電車が止まってしまうかもしれない、という状況でした。新潟県内ではほんとに運転中止になってました。こういうスリリングなシチュエーション、私は大好きです。
 鯖江から東京へは、通常は米原経由(琵琶湖の東側を通る)名古屋に出るのが一般的ですが、米原方面行きの電車は30-40分遅れとのこと。いつになるか分からないので、遠回り覚悟で、ちょうどホームに入ってきた京都方面行き(琵琶湖の西側を通る)の「サンダーバード」に飛び乗りました。そしたら、なんと!!  湖西線内が強風で通行できないので、代わりに米原経由京都行きという経路をとる、との車内アナウンス。ラッキー!!でした。  
  猛烈な吹雪を通って走り、米原を過ぎてしばらくすると、ウソのような晴天。キツネにつままれたような・・・とはこのことです。

  鯖江では、雪がクルマのガラスに当たってカラカラ音がしました。長く生きてきたけど、こんな雪は初めて。何でも、雪にあられが混じっているからだそうで、「ええーー、いつも、雪が降るとこんなですよぉ」って、おっしゃってました。
  家に帰ってから、ウィキペディアで調べたら、あられには雪あられと氷あられがあるそうです。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%B0 

posted by 中川信子 at 01:02| 徒然のぶこん
2010年02月04日

学校の巡回訪問でタイムスリップ

  特別支援教育巡回相談のチームとして、狛江市内の小・中学校を回っています。
  最近お尋ねした小学校は、ちょうど息子二人が卒業した学校で、しかも、クラスまで同じでした。チョロチョロしたり、先生の質問にだしぬけに答えてしまったり、イスをガッタンガッタン揺らしたり、ハイハイ!と手を挙げるのに当てられるとモゾモゾして答えられなかったり・・・。

  「そういうこと、あったよなぁ」「そういう子、いたよなぁ」「うちの子も、ちょうどあんな具合だったなぁ」と、25年も前のことを思い出しながら、なんだか、タイムスリップしたような気分でした。

  泣き虫だったり、おこりんぼだったり、勉強が苦手だったり、かけっこが速かったり、いろんな子がいました。いろんな先生の影響を受けながら、6年間一緒に過ごし、さらに中学校でも一緒に育ち、それぞれにりっぱな大人になって行きました。わが息子たちもいろんなエピソードをたくさん残してくれました。

 そういえば、息子が1年生の体育の授業参観のとき、マット運動だったか(?)に全然参加せず、体育倉庫に隠れて出てこなかったことがありました。
 先生に「いつもあんなでしょうか?」と聞くと、「だいたい、あんな具合ですよ、でも心配いりません、そのうち出てきますからね」とのこと。
  「ええーーっ? 大丈夫なの?」と心配でしたが、先生のおっしゃるとおり、「そのうち」出てきて、時間の後半には、何食わぬ顔で参加していました。 

 そんなことがあれこれ思い起こされて、ついつい、ニヤニヤしながら、クラスと授業の観察をしていました。子どもたちは、本当にかわいいです。

  先生たちは、昔も今も変わらず、勉強を教えるのが好きで、育ちゆく子どもたちを愛しています。この国の未来は、この教室の中で作りだされているんだと実感します。
 教育予算を増やし、もっともっと子どもたちと直接かかわれるよう、先生方の負担を減らしてあげたいものだ、とつくづく思います。

posted by 中川信子 at 23:59| 徒然のぶこん
2010年02月03日

「学び返し」

  地方での講演が続くと「大変ですねぇ」とよく言われます。確かに体は疲れますが、でも、講演に行けば行くほど元気になって帰って来る日々です。
 かえって、家にいるより、講演先でのほうが体にいいかもしれません。

  「保健師さんからの依頼は基本的に、お断りしないようにしてます!」というのが、私の自己宣伝だったのですが、最近はちょっと様変わり。
  地域での発達障害理解を進めるため、あるいは、ネットワーク作りのために多職種・地域の方たち、時に保護者も交えて、一緒に同じ話を聞いてもらうという企画が多くなっています。必ずしも保健師主催とは限りませんが、お引き受けすることがふえています。
 発達障害概念は、すべての人たちが理解し合い、つながるためのまたとない入り口だと思っているナカガワにとっては、これは、またとないチャンスなので、いそいそ出かけるのです。

  1月30日、31日は、熊本市発達支援センター主催のそういった講演会でした。話を聞きに来てくださった支援者の方たち、一般の市民の方たち、保護者の方たちに理解が広がっていくことを願っています。所長はじめ、センターのスタッフの方たちの熱い思いに触れ、私もがんばろうと思いました。

 それと、最近感じることは、私ってなんと幸運なんだろう、ということです。
トシは経てきたものの、狭い範囲で、自分の感覚と三木先生の教え+旭出学園での経験のみを頼りに、ただただ現場ではたらいて来た私ですが、そんな、自分のささやかな経験や考えをお話しするだけで「なーるほど」「元気になった」「自分のやっていることがこれでいいんだと思えた」「明日からまたがんばろうと思えた」などという感想をいただくことができまるからです。

  そういう感想をいただくことで私は「私の考えてきたこと、やってきたことは間違ってなかったのかもしれない」と思え、それこそ「元気になる」ことができます。エンパワーの循環ですね。

  東京都多摩地区の社会教育委員の方たちの集まりで、今、「学び返し」ということばが使われるようになっていると言います。社会教育、公民館活動などの中で、市民として学んだことを、今度は地域に具体的に返して行こうという動きのことだそうです。

 私もお会いしたお子さん、ご家族、いろいろな人たちに学ばせてもらったことを、今度は、新たにお会いする方たちにお返しできているのかな。
 仕事で「学び返し」ができるって、本当に幸運なことだ、と思います。

 

 

 

posted by 中川信子 at 00:46| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年01月28日

各地で始まっている「サポートファイル」の取り組み

  1月23日、新潟県三条市にお招きを受けて行ってきました。そもそも、講演会の主催が「教育委員会・子育て支援課」であることにも、興味しんしんでした。幼児期と学校教育が一線上に連続しやすい仕組みですが、まだまだ、全国的には珍しいと思います。
 案にたがわず、学ぶことがたくさんたくさんありました。
 担当者の方たちの熱意で雪も溶けそうでした。

  成果物の一つが「三条市子育てサポートファイル  【すまいるファイル】」です。
  保護者が所持し、支援をつなげていくために役立てる目的の「サポートファイル」作りは各地で創意工夫にとんだものが次々作られていると聞きます。

 私は特別支援教育は、「特別ではない(すべての子どものための)支援教育」「当然支援教育」であるべきだという立場から、サポートファイルが「支援の必要な子」だけに配布されるのではなく、全児童に配ってほしいと常々思っていました。

 三条市は市全体として「三条市 子ども・若者総合サポートシステム」を構築し、その一環としての「すまいるファイル」なのだそうで、「もちろん、全員配布です。それでなければ意味がありません!!」との力強い担当者のおことばでした。


三条市子ども・若者総合サポートシステム
  http://www.city.sanjo.niigata.jp/kosodate/page00234.html

三条市子育て支援ファイル「すまいるファイル」
  http://www.city.sanjo.niigata.jp/kosodate/page00223.html

 

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実際に作成し、活用が始まっている自治体はきっと多くあると思いますが、「サポートファイル」について、知人からいただいた情報を次に載せておきます。

◇北海道・旭川    (全数配布する方向で取り組み中)http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/B9459AE2-D1BA-40B0-B111-13D0BB9C33CE/0/PANFU.pdf

◇福島、仙台、大分、兵庫  (県・市と発達障害者支援センターが中心)
 http://www.pref.fukushima.jp/shinshin/hattatsu/hattatu7.html 
 http://www.city.sendai.jp/kenkou/hattatsu/gaiyou/seminar/pdf/kisokouza.pdf
 http://122.249.210.94/ecoal/book/index.html
 http://homepage3.nifty.com/auc-clover/html/06.html

◇神戸、島根   (大学の研究者が関与)
 http://www.edu.kobe-u.ac.jp/fhs-renkei/info-H20.5.16.html
 http://www.u-shimane.ac.jp/23to_region/01topics/2009-0518-1020-22.html

◇京都府・舞鶴http://www.city.maizuru.kyoto.jp/contents/7d7b0d0f1f3b216/other/7d7b0d0f1f3b2166.pdf

・長野県・松本市  (こども病院のリハビリスタッフなどが中心)http://www.pref.nagano.jp/xeisei/kodomo/pdf1/kobetusien.pdf

◇島根県・松江  (以前から有名な「だんだんファイル」)http://www.city.matsue.shimane.jp/jumin/fukushi/guidebook/shiryou/support_files.html

◇滋賀県・甲賀  (紛失対策としてインターネット管理)
http://www.we-collaboration.com/mt/2009/05/24/SHIGAteam_soudansien_siryou.pdf

◇九州・芦屋町  (全数配布)http://kosodate.nishinippon.co.jp/news/support/201001/13_009976.shtml

 

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サポートファイルの取り組みで大切なことは次のような点だと思います。(情報通の知人からの受け売りも含まれていますが・・・)

◇「作ること」や「持つこと」自体にも意味がある。
  (家族が何を記録しておいたらよいかわかる。相談の場で、専門家に何を話せばよいかわかる)
◇連続した支援を受けやすくなったり、ファイルを通して、連携が深まってゆく、という「実際に人の役に立つ、生きたサポートのツール」になることが一番大事

検討すべき点は
◇いつ、誰に渡すのか 
  (出生前後の全数配布? 相談や支援が始まった人に配布? 要望した人に配布?  
  それぞれの長所・短所をどう組み合わせるか)
◇みんなが継続的に使えるか 
  (誰かが一方的に強制すrのではなく、お互いが必要なツールにしていく工夫)
◇情報管理(個人情報管理)のルールはどうするか
   (家族や本人の許可の必要な部分とそうでない部分は何か)
◇どんなサイズのものにするのか?

◇記入する項目の精選
  (情報量を多くすると、読む側=連携先、提出先 の負担が大きくなる。
  簡潔な記述にすると、育ちの過程がぴんと来ない)

 

「サポートファイルサミットをやりたい!」という声もあがっているとのことで、これからの広がりと深まりが楽しみです。

 

 

 

posted by 中川信子 at 01:12| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年01月23日

マイナーな狛江(こまえ)を知る人が北海道にも沖縄にも!!

  1月21日、沖縄・宜野湾市で「沖縄県母子健康大会及び母子保健推進員研修会」が開かれ、私は講師として参加しました。
 出発した日は東京もとても暖かでしたが、沖縄は、それに輪をかけて暖かかったです。以前、2月に冬用のコートを着て沖縄に行ったばっかりに、ヒドイ目にあった覚えがあったので、薄着を心がけましたが、それでも、昼間に道を歩くと汗ばむほどでした。

 母子保健推進員さんの活動は地域によって、盛んなところと、あまり活発じゃないところがあります。関心のある方は、ネットで調べるといろいろヒットします。
  略称は「ボスイさん」です。このほかに「愛育班」という活動もあります。おなじような活動内容ですが、成り立ちが少し違うのだそうです。

  前記の大会には、知事あいさつや、宜野湾市長あいさつが予定されていましたが、お2人とも基地問題で東京に行っておられて、代理の方の参加でしたが、これがとてもうれしい話の始まりでした。

  控え室で、型どおりの名刺交換をしたのですが、県議会副議長さんが私の名刺を見てすぐに「ああ、コマエにお住まいなんですね、よく知ってますよ」とおっしゃるのです。

  全国的には、「狛江」と言う字を見てすぐに読める方は少なく、「あのー、何て読むんですか?」とか「あのー、何県ですか?」と聞かれるのが常です。まれに「コマエですね」と読んでもらえたり、「小田急線ですよね」と言ってもらえるともう、舞い上がってしまいます。

 そこへ遅れて入ってこられた副知事さんも、「コマエなんですね、ぼくもよく知ってますよ、住んでいたんですから」とのこと。「ええーー !」と感激して、思わず声が上ずってしまいました。

  よくお聞きすると、副知事さんも、県議会の副議長さんも、沖縄の学生寮にいたことがあるとのこと。確かに、狛江には、沖縄県の学生寮があります。狛江市内でも世田谷区に近いところで、住所は岩戸北、です。

 実は、その寮の真向かいに、おいしい自然酵母のパン屋さんがあります。
狛江市子ども家庭支援センターの帰りに、たまたま通りかかって買ったパンがおいしかったので、時々寄ってパンを買っています。
そのときに、「あれ、沖縄の学生寮がこんなところにあるんだ!」と思ってみたことがありました。 。「南灯寮」という名前の寮です。
  沖縄県の資料によれば、関東地方にある沖縄県の男子学生寮は狛江と千葉県習志野市とにしかないみたいです。光栄なことです。
ちなみに女子学生寮は世田谷区にあるそうです。

  副知事さんと、副議長さんと私の三人で、しばし、狛江のことや、学生寮にいたころの思い出話で盛り上がりました。
  この日は、ホテルから会場までの道のりに付き合ってくださった健康増進課の担当者も、ご友人がSTだそうで、マイナーなSTの仕事の内容を説明せずに済んでとても幸せな気持ちになりました。

 

  そしたら、今度は、北海道から狛江出身のC先生の話題が飛び込んできました。釧路に住む友人の小児科医・堀口貞子さんのホームページ「コロボックル通信」に、そのことが載っています。
 早速感激メールを堀口さんに出したところ、何度かのやりとりがあって、この話題の中心のCさんのご両親は、私の狛江の知人や友人たちと、浅からぬ仲だということが判明しました。いやーー、小さな狛江ならではの人の縁。
  Cさんも、狛江のことを大好きで、狛江のことを知っている人と会うととてもうれしい、とおっしゃっていました。
「地域」で、人との縁の中で、人は生き、生活し、育てられるんだなーとつくづく思います。

  沖縄から帰ってすぐ、今度は雪の新潟(三条市)に来ました。
三条市でもいっぱいすごい人たちと出会いましたが、それはまたの機会に。

  

posted by 中川信子 at 23:17| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年01月19日

たこバウムクーヘン  広島県三原市

 1月17日、三原市のNPO法人「ふぁいと」のお招きで、講演に行きました。泊めていただいた広島エアポートホテルの窓からは、真っ赤なまん丸な夕日がしずしずと沈む様が見えて、あまりの美しさに見とれてしまいました。

 講演会が終わってから、お土産に、といただいたのが「たこバウム」(蛸波夢)というバウムクーヘン。包み紙には「竹塩のまろやかな味わいと、タコの風味がとてもクセになるおいしさ」って書いてあります (@_@)   想像できないですよね、タコの入ったバウムクーヘンって?

  ところが、ところが・・・・・・
こらが、すばらしくおいしかったのです。かすかな塩味と、ゴマ粒程度に細かくなったタコのプツプツした風味と、なにより、しっとりした生地。
 私は、もともとタルト系やパイ系よりもカステラ系のお菓子がすきなので、バウムクーヘンは大好きなのですが、これはまた、ダイエットの大敵出現。

  広島県三原市にある洋菓子店「ペガサス」の製品です。
(宣伝するつもりはありませんが、見てみたい人のために、URLをリンクさせました。)

  ペガサスのご主人の、「たこバウム」に寄せる思いが栞になってお菓子と同封されているのですが、それがまた、おもしろい。

  「(タコの)えさを力いっぱい捕まえてサザエやアワビなどの殻も噛み砕いて中身だけを取り出して食べ、危険を感じるとシューと墨を出し周りを見えなくして逃げて、自分の体よりはるかに小さな穴の中でじっと耐えて辛抱強く待ち、周りのようすを見てまた活動するという芯の辛抱のできる生き方に教えられました。人の道も同じだと思います。仕事は元気良くはたらき、また辛抱の時がきたら芯の辛抱ができてこそ、すばらしい人生が送れるのではないでしょうか」
  芯=バウムクーヘンの芯  に重ねられてるんですよね。

  「ふぁいと」の平本さんご夫妻、ありがとうございました (^_^)/~

 


  

  

posted by 中川信子 at 22:33| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年01月16日

林やよいさんのエッセイ「」ありがとう」

 私の本のさし絵をいつも描いて下さっている林やよいさんの文、ご本人の了解を得て転載します。
 「わ・はは」という、重度の障害のあるお子さんを持つお母さんたちのサークルの冊子に掲載されたものです。


 ******************************

   ありがとう        林やよい 

******************************

脳性まひで、知的にも身体的にも重度のしょうがいのある娘と暮らしてきて十七年経った。人には「お母さん、よくがんばって育てて来られたわね」と言われるが、どう考えても「しょうがいじの母向き」でない私を、引っ張ってきてくれたのは、娘のほうである。  

 たとえば私は、たいへんひがみっぽい。
子どものころから、何か物事につまづくたびに「どうせ、私なんか」とすねていた。
体育でも、勉強でも、友だち付き合いにおいても、「できる人」と自分を比べては、いちいち落ち込んだ。だから、「標準」とかけ離れている娘を授かったときは、きっともう立ち直れないと思った。
ところが・・・・・。
予想をはるかに超えて発達がゆっくりな娘と暮らし、ほとほと疲れ果て、比べるのをやめた途端に、ストン、と楽になった。
実は「こうでなくっちゃだめ」という物差しを作っていたのは自分で、比べることで私を苦しくしていたのは私自身だったということに、気付いたのだ。

  また私は人に気持ちを伝える事が、ひどく苦手だった。
「誤解されるぐらいなら黙っていたほうがいい」と思っていた。
でも、娘と暮らしていると、全然知らない人に車いすの介助を頼んだり、スロープや身障者用のトイレがどこにあるか尋ねたりしなければならない。
さらに進路選択の節目節目には、しょうがい児というものについて全くわからない人たちを相手に、あの手この手で気持ちを伝えなければ門戸が開かない。
はじめは仕方なく、だった。
でも、話しかけてみると、世間の人たちは案外温かく、聞く耳を持ってくれていることがわかった。

だんだん、行動を起こすのが苦にならなくなり、このごろは、人に働きかけて、どんな反応が返ってくるかを待つことが、楽しみにさえなってきた。

 

 それから、私は、物の見方がひどく悲観的であった。

何かうまくできたことがあっても「所詮、これだけしかできない」とへこむ。ところが、できないことだらけの娘と付き合っているうちに、ほんの少しの「いいこと」も、目ざとく見つけて喜べるようになった。
 いつもは表情の乏しい娘が、ちょっと笑った、とか、支え無しで座っていられたとか、ささいな「いいこと」をとても愛おしく思えるようになった。
すると、毎日の暮らしが「いいこと」だらけに変身した。
「いいこと」は、娘の成長だけにとどまらない。
きょうも空が青い、とか、とりあえず元気で起きて動ける、とか、爆弾が飛んでこないところに住んでいられる、とか。
暮らしている周りのことが、いちいち大切に思える。
「当たり前」のことが実はちっとも当たり前ではなく、「在り難い」ことだったことに気付いた。

特別な変化があったわけではない。
娘は十七歳の今も発達診断では生後八か月程度の発達レベルだと言われている。オムツも取れないし、食事も全介助が必要だし、車いすがないと移動はできない。言葉も出てくる気配がない。
 
だけど、朝、まだすやすや眠っている娘の気持ちよさそうな顔を見ているだけで、心の底から幸せがふつふつと湧き上がってくる。

娘との暮らしは、なんと言ったらいいか、とても、哲学的である。

ほとんど黙っていて、でも、ひたむきに生きている確実な存在であるからこそ、娘は命の重さを、ダイレクトに伝えてくれるのかな。

そして私にいろいろなことを考えさせてくれるのかな。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

林さんのことは、以前にも紹介したことがあります。

ほんとに不思議なご縁の方なのです・・・・・・・。
http://www.soratomo.jp/article/13483818.html
 

 

posted by 中川信子 at 23:30| Comment(0) | 徒然のぶこん
2010年01月14日

曽我量深師のことば

  STの養成校時代の友人に お寺の住職をしている人がいます。
毎年いただく賀状には、いつも味わい深いことばが書かれてあります。

 今年いただいた賀状のことばです。

【雨の日には雨の日の  老いの日には老いの日の  かけがえのない 大切な人生がある】

【強い人になるには たくさんの挫折が必要です。優しい人になるには 何度もの哀しさが必要です】

【優越感の正体は 劣等感である】

 

曽我量深師のことば、とのことです。

 

 

 

posted by 中川信子 at 00:35| 徒然のぶこん
2010年01月11日

成人式に列席しました

 今日(1月11日)は、狛江市の成人式がありました。教育委員を拝命して以来、ご招待をいただくので、欠かさず出席しています。
  例年は会場の中での一般参加だったのですが、今年は「教育委員長職務代理者」として、市長、副市長、教育長と並んでの壇上に並ぶ来賓でしたので、緊張しました。一緒に壇上に並んだ振袖や紋付羽織はかま、フォーマル姿の成人式実行委員会の新成人の面々も、「キンチョウするーー」って言っていました。

 狛江は、例年、新成人代表の若者たちが、何回も実行委員会を開き、自分たちらしい式にしようと奮闘してくれています。 

 会場の新成人たちは、市長さんや市議会議長さんの挨拶の間も、旧交をあたためるおしゃべりに忙しいようすで、会場はお世辞にも静かとは言えませんでしたが、前のほうに陣取った元気いっぱいの子たちも含めて、ちゃんと拍手もして、礼儀は守ってくれておりました (*^_^*)

  実行委員たちが手分けして取材し、編集したビデオレターに、中学時代の先生たちが登場すると「わぉー」とどよめきが起きました。昔も今も、中学生はいろんなことをやらかしてくれますが、正面からぶつかってくれる大人の存在は、一生心に残るんですね。

  主催するのは、児童青少年課です。
前年、前々年の実行委員(その年の新成人)たちも、バックアップに回ってくれるようになりつつあるそうです。また、例年、青少年委員の方たちが、受付などを全面的に協力してくれているそうでした。

  成人されたみなさん、おめでとう!  今は、ぴんと来ないでしょうが、一緒に「わが町」を作って行きましょうね、

posted by 中川信子 at 19:02| 徒然のぶこん
2010年01月01日

あけましておめでとうございます

22年01月01日 日の出.jpg初日の出を見に、多摩河原に着いたのは6時35分ころでした。(東京の日の出は6時51分)

その時間には、まだ満月が出ていました。多摩川にかかる小田急線の鉄橋の真上に。

 河原に下りてしばらく待つと、川のはるか先の方が徐々に明るくなり、雲がピンクに染まり、徐々にその色が濃くなって茜色へと変化し、そして、ついに、まばゆい光が顔を出しました。

そして、振り返ると、お月さまはもう、顔を隠していました。

太私は日の出を見たのは生まれて何回かしかありませんが(-_-;) 太陽系誕生以来、お日さまは毎日毎日こうやって地平線から、水平線から、雲のかなたから昇りそして沈み、を寸分の間違いもなく繰り返してきたのかと思うと、なんともいえない畏敬の念、というか、不思議な気持ちになりました。 自然の営みはすごいです・・・・。

陽の出る前と後では、多摩川の河原のあたりの風景も一変しました。

光は、私たちにとって、とても大切な存在なのですね・・・・。

今年も、困難な状況の中でも、光を探して、光を集めて、努力しようと思いました。

年明けには、狛江市で市との協働事業で作成作業をしてきた「支援ネットワークマップ(狛江市 育ちの森マップ)が完成します。支援機関の情報を必要とする人たちのところに、必要な情報が届くようになれば、と願っています。

今年も、どうぞ、よろしくお願いします。

 

posted by 中川信子 at 11:01| 徒然のぶこん
2010年01月01日

あけましておめでとうございます

22年01月01日 日の出.jpgあけましておめでとうございます。

よい年でありますように。

東京はとてもよいお天気です。

多摩川まで初日の出を見に行きました。

この写真は、太陽が出始めるしばらく前のものです。

お日さまが昇り始めると、写真を撮るのも忘れて見入ってしまったので・・・・・。

 

posted by 中川信子 at 10:53| 徒然のぶこん
2009年12月31日

年末のごあいさつ 

  一年間、お世話になりました。

  年の後半、秋以降は、異常な忙しさに巻き込まれ、更新もままなりませんでした。
ご紹介したい本も机の横に山積み・・・・という状態です。

その上、年末に、メインのパソコンが使えなくなってしまい、まだ生き返りません。そろそろ買い替えの時期なのかもしれません。

  12月25日過ぎに「まだ年賀状を買ってないの」って言うと、周りの人たちに「え? 書いてないじゃなくて、買ってないの?」って驚かれましたが、結局、今年は年賀状を出すこと自体をあきらめることにしました。年賀状関係のソフトや住所録が全部ストライキ中のパソコンに入っているからです。別のパソコンにさささっと入れ替えればいいのでしょうが、そういうスキルは持ち合わせておりませんし・・・・。 10日ほど前から、親指の付け根が痛くなり、宛名の手書きも困難なことも理由の一つです。

  というわけで、今年、年賀状をすでに投函してくださった方、年が明けたら出そうと思っていた方、どうも、すみません。今年はパスします。

  なんだか言い訳ばかりを並べましたが、来年は、行くべき方向を見定めて、残された時間と体力とを考えながらできることに取り組む所存です。

 みなさま、いい年をお迎えください。

 

posted by 中川信子 at 11:43| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年12月25日

歌と音楽と・・・

  先週、たまたまつけたテレビで映画の公開にあわせて、「のだめカンタービレ」をやっていました。翌日の後編も一生懸命見ました。本業の仕事の忙しさにかまけて、音楽や歌の楽しさと力をすっかり忘れていたなぁ、とつくづく思いました。

  それに触発されて、敬遠していたi-podを買い込み(敬遠していたのは、猫も杓子も持ってるから・・・・です)新たに曲を入れようと奮闘中です。
 別の形式のMP3プレイヤーは持っていたのですが、使い勝手がイマイチ、というか表示の字が小さくて老眼の身にはつらくなってきていました・・・・ 
 でも、新しいものは難しい。 i-tune? 同期? プレイリスト? ジャンル? レート?
 

  音楽はいいですね・・・・・・・・。
 20年前かもっと前、耐えがたく辛いことが続いたころ、一日中ウォークマンで中島みゆきの曲を聞き続け、外界を遮断していたことを思い出しました。私は若いころに戻りたいとは全く思いません。苦しいことが多すぎました。私は、今が一番好きです。

 春に話題になったスーザン・ボイルさんのCDも出ましたね。
クリスマスに合わせてこれも購入。物入りなことです。
 スーザン・ボイルさんの歌声はYou Tube で1億2000万回再生されたとのこと。
私も何回聞いたかわかりませんが、聞いているだけで、なぜか涙が出てきます。

 ことばは人間にとって、とても大切な「心の乗り物」であることは疑いようのない事実です。
でも、ことばを越えたところで、「何か」が伝わる、しかも、深く伝わるっていう経験を、もっともっとしたいものです。

  来春、新しい家ができたら、ここ数年、弾く暇も気持ちの余裕もなくて、ずっと預けっぱなしになっていたピアノが再度戻ってくることになっています。音楽のある暮らし。ちょっとワクワクします。

  そして今日会った古くからの友人と「ねぇねぇ、狛江でコーラスやりたいねぇ、障害のある人も、保護者も支援者も一緒に歌えるような・・・」「誰か、教えてくれる人の心あたり、ない? もちろんボランティアかそれに近い謝礼で?」などと盛り上がりました。
  「強く願えば、きっとかなう。」
 今回も、誰かが、どこかで助けてくれて、来年は、「ともに うたう」というこの夢、実現するような気がします。  

posted by 中川信子 at 01:25| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年12月18日

もやしのひげ根

  我が家から自転車で5−6分のところにあるそば屋さんは、そばやうどんや丼物のおいしいお店です。日本そばやうどんのほかに、中華そばもやっています。
  私たち家族がそろって大好きなのはここのタンメンです。近所の知り合いのお母さんたちは「かくじつ家のタンメン」って言うと「おいしいのよねーー」と声をそろえて言います。あ、このそば屋さんの名前は「かくじつ家」って言うのです。どういう意味だろ?

 先日久しぶりにお店にタンメンを食べに行きました。いつもと変わらず、とてもおいしかったです。
一日分の野菜の必要量がらくらく取れそうなほど、野菜満載で、しかもさっぱりしているのです。
 で、今回初めて気が付いたのですが、モヤシのひげ根が全部取ってあるのです!! 
感動したので、思わず、奥さんに「もやしの根っこが取ってあるんですね!!」って言ってしまいました。

 「おいしさ」とか「よさ」とか「本物」とかいうものは、いろいろな側面から成り立っているのでしょうが、たかがもやし一つについても、その下処理をきちんとていねいにやる・・・ということが、できあがりの姿や味を作りだしているのですね・・・・。

 毎時間が真剣勝負! と自分に言い聞かせても、この仕事、長くやっていると「いつものアレ」でやり過ごせることが増えてきます。細部にいたるまで緊張感を持って、最善の臨床を提供しようとしているか? と もやしを食べながら、自問自答しました。 

posted by 中川信子 at 00:47| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年12月12日

親子の会話  

  夕方、狛江の町を自転車で走っていたら、後ろからこんな会話が聞こえました。
   母「どうしたの? おひざが寒いの?」
   子「うん」
   母「ひざ掛け、もってくればよかったね」
   子「・・・・・・」
  どんな親子かしら?と、思わず自転車のスピードをゆるめて追い越してもらいました。幼稚園の年少さんか年中さんくらいの男の子が、自転車の後ろの席に乗っていて、確かに半ズボンの素足。今日は日中がとてもあたたかだったので、寒さ対策をせずに出かけて来てしまったのでしょう。

 それにしても・・・・・

子どもが「おひざが冷たい」と訴えたりすると、母たるもの、「もうすぐだからガマンしなさい!」ってついつい反応しがちだと思うのに、「ひさ掛けもってくればよかったね」って、すぐに言ってあげられるお母さんってステキ。

  なんだかほのぼの気分で家に帰って、夕食にしました。今日のメニューは豚汁と、焼きサバとお漬物。塩分、多かったかな?
  

posted by 中川信子 at 20:09| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年12月06日

右半球損傷による障害 などなど 知的刺激に興奮の講習会参加でした

  12月6日、大阪で開かれた「日本コミュニケーション障害学会 第29回講習会 『リハビリテーションに役に立つ脳と心の視点〜高次脳機能障害の理解のために』」に参加してきました。

  失語症を扱うSTは、失行・失認を含めて、高次脳機能障害にかけては誰にも負けない! と言い切れるだけの力量を持っているといいのですが、残念ながら、目前の患者さんたちの「訓練」に追われて、なかなか広い視野を持つことができないでいるのだなぁ、という感想を持ちました。  

 講師の宮森孝史先生は臨床心理をバックグラウンドとする先生でした。本当に充実の講習会で、10時から16時半までが短く感じられるほどでした。知的興奮って久しぶりの体験でした。  

  宮森先生は、右半球損傷の方たちの構成失行、観念運動失行、着衣失行や、半側空間無視などの例を豊富に挙げて話してくださいました。私も、昔、病院のリハビリテーション室に属していたころ、脳血管障害や交通事故後の脳の損傷のためにおきる様々な症状の患者さんたちにお会いしていたころのことを思い出しました。
  半側空間無視なんて、教科書では習いましたが、目の前の患者さんが実際にそのような状態でおられるのを見ると、不謹慎な言い方ではありますが、「脳ってスゴイなぁ・・・」と感動したものでした。同時に、STとして、どう工夫をしてもそういう状態を治してあげられないという無力感にもさいなまれましたっけ。

  今は、私は、いわゆる発達障害のお子さんたちと多く接するようになりましたが、子どもの行動を理解し、望ましい対応策を繰り出すためには、高次脳機能障害の知識が不可欠だといつも感じています。特にLDの場合には。 でも、今日の宮森先生のお話で、「右半球損傷による症状」という視点を導入すると、ADHDやPDD(広汎性発達障害)のお子さんたちの行動も、より理解しやすくなるように思いました。

 脳科学、脳画像診断が進み、病巣部位、障害部位を特定することによって症状をキレイに説明しようという方向でものごとが動いているような昨今ですが、それには獏とした違和感を感じていました。その“感覚” があながち間違っていなかったらしいと確信できて、ちょっと興奮気味です。世の中には、広い視野での研究をしている研究者がおられるんですねーーー。

宮森先生が監訳された本が紹介されました。早速買って読んでみようと思っています。 

『右半球損傷  認知とコミュニケーションの障害』 P.S.マイヤーズ 協同医書出版
   

  アマゾンでは次のように紹介されていました。面白そうでしょう??
患者のQOLに重大な影響を及ぼす右半球損傷による障害、特に認知とコミュニケーションの障害について広く研究を概観し、その診断と治療、リハビリテーションに関して十分な情報を提供する、臨床的視点を重視した待望の書です。
病識が浅い、楽観的、集中力に乏しい、意欲が空回りする、指示に従わないといった右半球損傷者の特性が、なぜ生じるのか、そして、どのように対処したらよいのかについて、それぞれ認知機能障害とコミュニケーションの視点から丁寧に解説されています。
密接に関連し合っていることの多い右半球損傷の徴候や症状に関しても、臨床経験や実験、そして様々な研究を交えながらその関連性について詳説されており、臨床家にとっては治療へのさらなる応用のヒントが、研究者にとっては患者の行動に影響を与えている一連の症状をより深く知るための手がかりが豊富に示されています。

posted by 中川信子 at 23:45| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年12月04日

第27回 日本感覚統合学会研究大会 at 岡山(12月19日ー20日) でも、もう締め切り

 日本感覚統合学会の第27回大会が岡山で開かれます。

大会テーマは「あそぶ わらう それも療育 つなげよう 子どもリンク」です。
    http://www.geocities.jp/si2009okayama/


とても魅力的なテーマが並んでいたので、早くお知らせしなくっちゃと思っていたのですが、超!のつく多忙のため書き込む時間がありませんでした。
  やっと一息ついたら、すでに事前申し込みは定員に達し、当日申し込みは受付ないそうです。残念。

 

でも、この機会に、ぜひ、感覚統合学会のホームぺージのぞいてみてください。
http://www.si-japan.net/ 
発達障害などの子どもの理解のために、ステキな入り口になると思います。
また、「実際にしてあげられることがある」というのも、とてもうれしいことですし。
来年の大会は北海道だと小耳にはさみました・・・・。

posted by 中川信子 at 01:01| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年11月23日

38年ぶり、大学の同期会

  11月19日に、大学の時の教育心理学科の同期生が集まって懇親会をやりました。卒業以来、38年ぶりに会う人もいました。  
  今年の9月ころに、「東京大学教育学部創立60周年記念祝賀会を行います」との案内が送られてきました。出席する気もないので、その辺にほってあったのですが、10月に入ってから、九州に住む同期生のUさんから「その日に集まれる人だけでも集まりませんか?」というメールが来ました。
 「集まれる人だけ、たとえ3人でも集まろう」と始まったこの話、とてもマメなUさんが、一人ずつ、一人ずつつてをたどって、同期生の連絡先を掘り起こし、最終的には15人(男10人 女5人)いた同期生のうちの14人の住所と連絡先が判明。11月19日の懇親会当日は、15人のうち9人(男6人 女3人。学科の男女比とちょうど同じ!)が参加しました。中には関西での仕事を切り上げて駆けつけた人もいました。

  会ったとたんにニックネームが飛び出し、40年前にタイムスリップしたようでした。
私たちは、ちょうど、東大闘争さなかに駒場(教養学部)にいた学年です。長期ストライキのおかげで卒業が6月30日でした。「(卒業式を行うはずの安田講堂が壊れていたため)学部の教室で卒業証書をもらったよなぁ」とか、「(就職活動のときに)履歴書に6月卒業と書いたらとてもけげんな顔をされた」とか、「当時出始めたばかりの脳波の実験台にされたが、針を刺されるのがチクリと痛かった」とか、思い出話に花が咲きました。

 大学の先生をやってる人、特別支援教育にかかわっている人、天下りで話題沸騰の役所に長年勤めた人、マスコミ世界に身をおいた人、幼児教育にかかわっている人など、各自の近況報告を聞きながら、みんなそれぞれに、誠実な人生を歩んできたのだなぁ、という感慨を覚えて、胸が熱くなりました。
   東京大学に教育学部があり、付属学校(中高一貫校)がある、ってことは、あまり知られていないことだと思います。(東大付属は、双生児研究では有名ですが、決して有名な受験校ではありませんし。)教育学部創設の「こころざし」と「思い」については、同期生懇親会に先立つ創立記念式典でも話されました。
  私は日ごろ、東京大学の卒業生であることには、それほどの感慨はありませんが、東大教育学部の卒業生であることには大きな誇りを持っています。「一人一人を大切にする教育とは何か?」ということをストレートに追い求める教育と研究があの学部にはあったし、今もあるから、と思っています。小さな学部の中の一学年15人の小さな学科で、私たちは大切に育ててもらった、そして、育ち合った・・・とあらてめて思いました。

  「5年後にまた集まろうな!」「5年後にね!」と約束して、4時間あまり長居した居酒屋をあとにしました。一人だけ消息の分からない旧姓Oさんも5年後には集まれるといいな、と思います。

 
  

   

posted by 中川信子 at 23:15| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年11月14日

国土交通省が作った「知的障害、発達障害、精神障害のある方との コミュニケーションハンドブック」がダウンロードできます。

  国土交通省(総合政策局 安心生活政策課)が作成したハンドブックを、先月の、特別支援教育巡回専門相談の時に、特別支援学校(旧・養護学校)の先生に一部いただきました。
  鉄道の駅員さんやバスの運転手さんなどに広く知ってもらおうと作られたそうで、国土交通省のHPからダウンロードできます。さし絵にも運転手さんや駅員さんたちが出てきます。
 「知的障害、発達障害、精神障害のある方との コミュニケーションハンドブック」

 ハンドブックの表紙にはこう書いてあります。

      「ハンドブックの使い方」
―――本ハンドブックは、公共交通機関、公共施設、商業施設などの建築物、公園や駐車場などで利用者に接する方々が、知的障害、発達障害、精神障害のある利用者の困難さを理解し、状況に応じて、適切な対応をするためのポイントを記載した参考書です。ーーーー

  このハンドブックのこと、先日の「子どもの発達支援を考えるSTの会」第8回研修会の折に、厚生労働省の日詰さんからも紹介されました。

社会の理解は、こうやって一歩ずつ進んで行くんだな、とうれしくなります (*^。^*)

posted by 中川信子 at 23:35| Comment(1) | 徒然のぶこん
2009年11月09日

第3回 東アジアグリーフケアセミナー 「アジアにおける家族のグリーフケア」

   「グリーフケア」、聞いたこと、おありでしょうか? チラシをいただきましたので、掲載します。
 

<第3回東アジアグリーフケアセミナー>−アジアにおける家族のグリーフケア−
  〜私たちには大切なものがあります。家族であったり、思想であったり、夢であったり・・・。
それは人を根底から支える、いのちに等しいものです。
ご家族をなくす経験をされた方は、癒しがたいいのちの喪失を経験されます。
喪失に伴う悲しみはグリーフと称されます。
このセミナーは、東アジアという視野で大切ないのちを喪失した方のグリーフとそのケアについて、皆様と共に学び、感じ、歩むことを目指しています。〜


○日時:2009.12.12(土)〜13(日)
○会場:北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」 093-583-3939

○講師・シンポジストは: 仁志田博司(東京女子医大名誉教授・新生児科)、朴華文(韓国)、竹内正人(産科医)  中込さと子〔看護)、柳田邦男(ノンフィクション作家) など

 

詳細なプログラムは「星の会  子どもを亡くした親と家族を支える会」HPに掲載されています。

http://www7b.biglobe.ne.jp/hoshinotsudoi/8_eagcs.html

posted by 中川信子 at 23:27| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年11月05日

インフルエンザ 立場変われば・・・

  全国的に新型インフルエンザの流行が続いているようですね。
狛江市内もごたぶんにもれず、一時治まりかけたかに見えて、まだまだ続いています。

  先日、道で、ばったりお母さんにお会いしました。
  特別支援学級(固定制の)に通っているお子さんのお母さんです。

  「インフルエンザは大丈夫ですか?」と言ったら、「うちの学級(特別支援学級)は、誰もかからないんですよ。」とのこと。
  「日ごろ、体を鍛えてるせいですかね。よかったですね」と私が言うと、お母さんいわく「いやあ、そうとばかりも言えなくて・・・・。(固定級が設置されている)学校自体では、学年閉鎖とか学級閉鎖とか続いてるのに、うちの子のクラス(固定級)だけ休みの子がひとりもいないってのも、母としてはビミョーな感じなんですよね・・・。」と。
  私は思わず、「ああ、そうかー。そういうことも、ありますよね」と言いました。

 「みんな」の中では、はやっているのに、うちの子のクラスでは、はやらないということ。ある意味、望ましいはずの事態が、かえって疎外感というか、違和感になることもあるんだな、と。

 また一つ、お母さんの気持ちを教えてもらいました。

posted by 中川信子 at 15:00| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年11月04日

「発達障害者施策検討会」 at 厚生労働省

  今年度も、「発達障害者施策検討会」が厚生労働省で開催されています。
  私も構成員の一員として各都府県が展開しているモデル事業についての意見を述べたり、発達障害情報センターの情報発信について意見を述べたり、という機会を与えられています。
  先日、11月2日にも、中間報告会が開かれました。それに向けての資料の取りまとめ、印刷、委員や関係先への発送、など、なかなか目に見えないところでの、事務を担当する方たちのご尽力には頭が下がります。

  上記発達障害者施策検討会は、20年8月29日付けで「発達障害者支援の推進について」という報告書を出し、大まかな方向を打ち出しています。
       (「発達障害者施策検討会」で検索すると資料が出てきます。)

  各都府県の代表者がわざわざ東京まで出てきて、検討会に進捗状況を報告し、検討会構成員の意見を受けて事業の手直しをするなど、精力的な取り組みがなされています。

 法律ができるだけはできたけど、実効が伴わない、といわれ続けて来た(それはほんとのことですが)「発達障害」のある人たちへの支援が、一歩ずつ、一歩ずつ前進していることを実感します。

  みなさん、さらに、がんばりましょう。

  それと共に、昨今の流れとして、「ハッタツショーガイ」への取り組みばかりが強調されて、知的障害やその他の障害の人たちをないがしろにするような風潮も感じないではありません。(もちろん、今まで日が当たっていなかった分を、一挙に取り戻そうとしているので、相対的にマスコミ等に取り上げられることが多い、ということはあるのかもしれませんが・・・・)

  「早期療育」「健診後の相談」という現場にいれば、さまざまな障害のお子さんが従来と変わらず通ってくるので、全方位へのセンスを失うことはありえませんが、会議や、本の中ばかりで考えると、視点がすっかり偏ってしまう危険もないではないような気がします。
  三木先生に「一番障害の重い人と付き合うことで、一番大事なことを学ぶことができる」とおっしゃっていたことを思い出します。

   ハッタツショーガイを押し立てて進む、ことを当面大事にする必要はあるでしょうが、究極的には「すべての子どもに光の当たるような社会と施策」が目指されなければならないと思っています。

posted by 中川信子 at 23:24| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年10月27日

朝日新聞10月17日夕刊「花まる先生 公開授業」に狛江・緑野小学校の先生が登場!!

  今日の夜、市役所の会議(次世代育成支援後期行動計画策定委員会)が終わったあと、メンバーのお一人として参加している緑野小学校のS校長先生に呼び止められました。
  「朝日新聞の10月17日 土曜日の夕刊、ごらんになりましたか?」
  私はちょうど、旅先だったので、読んでいませんでした。
  そうお答えすると、S校長は早速かばんの中から折りたたんだ夕刊を出して見せてくださいました。
 「ほら、うちの村井教諭が出たんですよ」と、まるでわがことのように、うれしそうです。
 部下の晴れ姿を喜ぶ校長先生の姿を見て、私もとてもうれしくなりました。
 狛江の校長先生たちって、どうして、こうも、「子どもたち」のことを、そして、教員たちのことを、一生懸命考えてあげられるんだろう・・・・と思います。

   ちなみに、狛江市の緑野小学校は、通級の学級と、固定制の学級の二種類の特別支援学級の設置校です。なので、校長先生は、固定級の設置校長会、通級の設置校長会、通級の校外学習、固定級の校外学習(遠足や宿泊など)に、いちいち同行するので、とっても忙しいのだそうです。

  そんなこと、教育委員になって、校長先生や先生たちとたびたびお話しするようになるまで、考えたこともありませんでした。何でも、そっち側の立場も知ってみる必要がありますね。

 

 朝日新聞の記事はこちらです。「花まる先生 公開授業」
            ↓
http://www.asahi.com/edu/student/teacher/TKY200910180167.html

 私も、狛江のことで、何かいいニュースが出ていると、とてもうれしいのでご紹介しました。 

posted by 中川信子 at 01:19| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年10月21日

最初の一点(ベクトルの方向)と、持続する「こころざし」

  10月17日、佐渡市立金井小学校に設置されている「ことば・こころの教室」の開設40周年記念式典が行われました。私は同時に企画された記念講演の講師としてお招きを受けました。
  創立40年ということは、昭和45年の開設であり、まさに、日本の「ことばの教室」の先頭を走った教室の一つ、といえます。
 式典と祝賀会には、歴代の「ことばの教室」担当者の先生方も、多く参加されていました。

 式典で述べられることばを聞いているうちに、自然と頭の中に浮かんだのは「ベクトル」ということばでした。線は点のつながりです。最初の一点が、どちらの方向に向いているかで、直線の方向はある程度決まってしまう・・・というか。 

 金井小学校の「ことば・こころの教室」の場合は、創設の時の「点=こころざし」の方向が今なお、脈々と受け継がれ、立派な歴史を作り上げてきたと感じました。
  創設時の担当の先生とお話ししたところ、予想通り、千葉市院内小学校の大熊喜代松先生や、当時御茶ノ水大学におられた田口恒夫先生のもとで研修をつんで、教室開設にあたった、とのことでした。田口先生とは懐かしいお名前を聞くものです!!

  親たちの強い要請にこたえて作られていった全国の教室たちでしたが、平成5年に「通級による指導」が公式に認められるまでの期間は、日陰の存在に甘んじざるを得ませんでした。校長さんに「君たちのやっていることは、法律違反だ」と言われても抗弁できない時代もあったと言います。

 「ことばの教室」の大きな特徴は、ほとんどの場合、「親の会」が組織されていて、何かの行事の際や、勉強会などは、必ず先生達と協力・共催するスタイルをとっていることです。「子どもを真ん中に、保護者と教員が、何でも、隠し事なく話しあえる仲」があるのです。新しい教育の形かもしれません。  

  講演依頼をお受けしたのは1年以上前でしたが、それ以来、毎月送ってくださる「教室だより」は、先生と保護者が一緒になって子どもたちを健やかに育ててゆこうとしている雰囲気がとてもよく現れているものだったのですが、その理由は、実際に、来て、見て、分かった、という感じでした。開設のときに考えられた方向が、間違ってなかった、ということでしょう。

  人生初めての体験「ジェットフォイル」にも乗れたし、「佐渡金山」も見学できたし、それより何より、息の長い教育の営みにあっては、教員と保護者とのフランクな協力関係がなによりも大切だ、ということをあらためて感じ、また、ものごとは、初めの一歩、最初の一点に込められる「こころざし」の力によってその後の発展の方向が決まると痛感しました。

 教室の存在意義を、教育委員会や事務局が深く理解し、しっかり支えてきたことも感動の一つでした。
  「人は一人では生きられない」 副市長は祝辞の中でこう言われました。
 認め合い、支え合うことの、実体化・・・・・・。温かさの感じられる旅でした。

 

  おりしも昨日(10月20日)は、調布市で新設された「調布市子ども発達センター」を見学させてもらいました。本来の見学日ではないにもかかわらず、丁寧に案内していただきました。
  従来あった通園の「あゆみ学園」と、「総合福祉センター」との機能を統合・充実させて、大きな建物になったのですが、官僚的な冷たい雰囲気にならず、従来のあゆみ学園の雰囲気が感じられたので、安心しました。
  調布市あゆみ学園は、昭和40年代半ば、障害のある子のための療育の場を作ろうという保護者の運動で、調布の駅前のアパートの一室で始まった「あゆみ教室」にその源流を持っています。その後、市が運営する「あゆみ学園」となり、大きく発展してきましたが、今回、発達センターとなるにあたっても、職員、保護者、関係者が入る委員会が何回も話し合って概要を決めたそうです。

 行政が勝手に入れ物だけ作ってしまって、使い勝手が悪い・・・・という話をよく聞くだけに、細部に工夫された建物を見せてもらって、何だかとても安心しました。
  調布市子ども発達センターにはSTが11名も配置されていて、これからも、(私が籍を置く健康推進課から)「ことばが遅い」などの訴えの子を紹介する先なのです。安心して紹介できそうです。

posted by 中川信子 at 23:33| 徒然のぶこん
2009年10月17日

特別支援教育は当然支援教育(巡回相談で考えたこと)

 今日は、佐渡に来ています。昨夜遅く新潟に着き、今朝の「ジェットフォイル」で佐渡に着きました。この「ジェットフォイル」は、「翼走航行」という方法で(よくはわかりませんでしたが、水上に浮き上がった状態で)時速80キロで走るそうです。船は、かのボーイング社が製作したものだそうです。海を飛ぶ飛行機・・・ってことでしょうか。
  詳細は佐渡汽船HP(⇒就航船案内)をごらんくださいませ。
 佐渡へは、佐渡市立金井小学校「ことば・こころの教室」創立40周年記念の式典に付随する講演会にお招きを受けたからですが、このことについては、たくさんの見聞をしたので、また、別の機会に書きます。

 

   佐渡に来る前の日は、恒例の市内小学校の巡回相談の日でした。
この巡回は、毎回とても楽しみです。
というのは・・・・・。

 狛江市は専門家チームの巡回の立ち上げのときに、指導主事の先生と教育委員会とがががんばって独自のシステムを作ってくださいました。

  専門家が一人招かれて、独善的(?)なことを言い置いて帰っちゃうというスタイルではありません。これは、まことに失礼な言い方ですが、上記のようなやり方の「専門家の巡回」があまり役に立っていないとか、かえって迷惑しているという声を聞くことがあるので・・・・・。あ、もちろん、とてもよく機能しているところだってあるのだとは思いますが。

  狛江のスタイルは一人ではなく、複数の「専門家」が同時に顔をあわせ、同じクラスを授業参観し、終わったあとの協議に全員が参加し、それぞれ異なる意見や、アドバイスを述べるという形を取っています。

「専門家」の陣容は
○スーパーバイザー(精神科の医師、小児神経医師、言語聴覚士ナカガワ、都の教育相談員経験のベテラン先生)
○学区の特別支援学校(調布・府中)のコーディネーター
○当該小学校に市が週一回派遣している教育相談員(心理職)
○当該小学校から進学する中学校に都から派遣されているスクールカウンセラー(心理)
○作業療法士

です。スーパーバイザーは上記4人のうちの都合のつく1人か2人が参加します。

授業をいっしょに見学し、協議に参加するのは、学校によって少しずつ違いますが、
○当該学校のコーディネーター、  ○校長   ○副校長 ○養護教諭、○特別支援学級設置校の場合はその学級の担任
などが参加して、あーでもない、こーでもない、と意見を述べます。

「偉い先生のご託宣を賜る」のではなく、「視点の違ういろんな人たちが集まって、アタマを寄せて、子どもたちのためにこれからできそうなこと、必要なことを、担任の先生方といっしょに探そうとする」というスタンスです。

 なので、行く側も気が楽ですし、そこで顔をあわせるほかの職種の方の視点に感心したり、新しい情報を貰ったり、巡回相談の場が、それ自体で連携を深める場にもなっています。
  また、同じ授業の同じ場面を見た専門家同士でも意見や見方が違う場合もあり、子どものとらえは、正解がただひとつあるというものではないな、ということも、お示しできているように思います。

  一年ごとに、一回ごとに、先生たちの授業が分かりやすくなり、「ダメ」だの、「ちゃんとしなさい」だのという、イヤな気持ちになることばかけが減り、「○○さんは、いい姿勢だね!イスを引いているからね」というよいところ探しの声かけが増え、また、的外れな答えをした子どもに対しも「違う!ちゃんと考えて答えなさい」と間違いを指摘してがっかりさせるのではなく、「そう考えたんだね。なるほど。でも、ちょっと違ったな、残念。他の考えがないか聞いてみよう」などという具合に、肯定的な言い方がとてもふえてきていると感じます。

 目で見てわかるように教材を配慮したり、教室のイスの配置を工夫したり、と、先生たちは、日々努力を続けておられます。

 先生の子どもを見るまなざしや声かけが肯定的になり、しかも授業が分かりやすくなると、子どもたちの集中も高まることは、外から見ていると歴然としています。

 特別支援教育の「特別」が取れて、すべての教室で当然のように分かりやすい授業づくり、ひとりずつに配慮した教育が行われる「当然支援教育」になるといい、と仲間たちでいつも言っているのですが、学校が実際にそういう方向に進んでいる姿を見られるのは、とてもうれしいことです。

  専門家チームのお仲間たちと、「仕事に来て、帰りには、来たときより元気になってる、ってステキですよね!! じゃあ、また!」といいながら、解散しました。
  次回の巡回も、どんな新しい発見があるのか、校長先生はじめ、先生方からどんなステキな工夫を聞けるのか、楽しみです。

 

 

posted by 中川信子 at 22:14| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年10月15日

保健師の仕事とは?(月刊地域保健 9月号特集)

  保健師さんと一緒に仕事をしている人は、世の中にとても少ないと思います。
「保健師って何をする人?」って聞かれて、当の保健師自身が「えーーーと・・・もごもごもご」と説明に窮するわけですから。(それは、私たちST=言語聴覚士も、似た境遇です)

  私は長い間地域で、保健師さんと一緒に仕事をしてきたので、保健師こそ、これからの地域の健康づくり、発達障害への支援にとって、もっとも必要とされる職種だと確信しています。ふえてほしいと思っています。でも、なかなか理解してもらいにくい仕事なので、人員を減らされることはあっても、ふえることはなかなかありません。

   地域保健をになう保健師の仕事の特徴は、「地域の全数対象」と「予防的かかわりが可能」ということなのですが、これが両刃の剣。
  ていねいに家庭訪問をしたり、健康教室を開いたり、ちゃんとした地域保健活動をすればするほど、それが、病気や問題の予防になるために、問題が顕在化せずにすみます。すると、結果の数値だけを見るのが習い性となっている行政の財政部門からは、「なんだ、問題はないじゃないか、保健師の数、もっと減らしても大丈夫だね」っていう見方をされてしまう・・・ということ。


 保健師さんたちを対象にした雑誌『月刊 地域保健 21年9月号』(東京法規出版)の特集は「私の保健師必要論」です。「保健師って何をするの?」「なーるほど、だから、必要なのね!!」ということを分かりやすく説明してくれています。
  あまりかかわりのない方も、ぜひ、これを読んで、保健師の応援団になってください。

   購入は下記「月刊地域保健」のサイトから「バックナンバー」でお申し込みください。
     http://www.chiikihoken.net/

 

 

posted by 中川信子 at 21:10| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年10月12日

ともだちはいいなー(釧路・堀口貞子さんのこと)

  日本LD学会で、釧路の小児科医・堀口貞子さんに久しぶりに会いました。しゃべった、しゃべった!
堀口さんは、有名な「釧路マザーグースの会」生みの親の一人として、そのスジに名前がとどろいているのはよく知っていましたが、お会いしたことはありませんでした。
  数年前、保健師さんのお招きで釧路に講演に行った際、堀口さんが会場に来ていて(お仕事はどうしたんだろ?あの時)初対面のあいさつもそこそこに「昼ごはんを一緒に食べに行きましょ」、ということでラチされ、主催の保健師さんそっちのけで昼休みじゅう、ずーーーっとしゃべって、そのまま親友になった、という人です。

  何百キロも離れたところで生まれ、成長し、互いに全く知らないまま仕事をしていたのに、なぜか「赤毛のアン」などの愛読書の多くが共通、自分の暮らす地域で「顔の見える連携」を基本に、敵を作らず味方をふやすネットワーク作りを目指そうとしてきたこと、特別支援教育の方向をトクベツな子へのトクベツな支援ではなく、子育て全般の支援の一部に位置付けたい、など仕事に向かう発想も、なぜかとても似ているのでした。(行動特性は、まるで似ていないのですが・・・・)

  今回も、LD学会の会場で「あ、そうそう、堀口さんに、待ち合わせ場所を教えてあげなくちゃ」とメールを書き始めたところへ、メール受信中の合図がありました。「あ、堀口さんからのメールだな!」と直感したら、やっぱりそうでした。二人同時に「あ、連絡しなくっちゃ」と思った、というわけで、不思議なシンクロニシティ(共時性)。

  私の新刊「発達障害とことばの相談」(小学館)の中に書いたこと、(高校生のころ、「私にはこの木の葉は緑色に見えるけれど、それは、もしかしたら、あなたがピンクと呼んでいる色かもしれない。私とあなたがこの木の葉を同じ緑色だと感じている証拠はどこにあるんだろう?」などと考えていたこと)について、堀口さんも、全く同じように思っていたことがある、と知り、これまた不思議でした。

  昨秋、釧路に遊びに行ったとき、堀口さんのクリニックで大型本「ノーム」(ヴィル・ヒュイゲン著  サンリオ)を見つけて、話そっちのけで、隅から隅までよみふけりました。私が持っているのは小型本「ノーム くらし編」〔サンリオ 今は在庫切れのようです)だけなので。
  あ、そうそう「ノーム」というのは、見える人にだけ見える精霊・小人さんのことです。アイヌの人たちの間に伝わる「コロボックル」も、その同類。
  堀口さんが開いているホームページの名前は「コロボックル通信」。このページを見ると、釧路では、えりすぐりの先生方の講演を次から次へと開いていることが分かります。うらやましい。

 別れ際に二人で手帳を取り出し、「えーーと、何月だったら・・・・」と、来夏、釧路湿原散策の予定を立てたりしました。実現するかどうかは、分かりませんが、先に楽しみが待っているって、とてもうれしいことです。

posted by 中川信子 at 22:24| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年10月12日

LD学会と上野一彦さん

 10月10日、11日、12日の三日間、東京学芸大学で第18回の日本LD学会が開かれました。親の会と支援者(教員などの関係者)が一堂に会する、熱気あふれる集まりです。
熱気と人混みが苦手な私は、今まで一度も参加したことがありませんでしたが、今回は、今年3月に東京学芸大学を定年退官されたLD学会会長・上野一彦さんの晴れ姿(?)を見にえんやらえんやら出かけて行きました。

 LDをめぐっては、いろんな紆余曲折をへて、今日の特別支援教育の進展と展開につながったわけですが、その「源流の一滴」は、上野一彦さんがサミュエル・カーク博士のLD概念と出会ったことにさかのぼることができるんだなー、と、感慨ひとしおでした。そのころ、つまり40年近く前、旭出学園の研究所で、何だか、とってもうれしそうな顔をしている上野さんの姿を思い出しました。

 上野一彦さんは、2007年に出した「LD教授(パパ)の贈り物〜ふつうであるよりも個性的に生きたいあなたへ」(講談社)で、自分もLD(っていうか、むしろ、ADHD)であることを勇気を持って、公式にカミングアウトした、ってつねづねおっしゃってます。それを聞いて「わざわざカミングアウト、なんていわなくたって、ずっと前からそうだったよ。それが上野さんらしさ、なんだし」って思う人も多いと思います。私もです。

 今回の学会では、できたてほやほやの「上野一彦 LD カミングアウト第2弾!」の本が売られていました。「LDを活かして生きよう〜LD教授(パパ)のチャレンジ」(ぶどう社)です。もうすぐ一般書店にも並ぶと思います。
 この本の中では、上野さんと「いま、会いにゆきます」の作者、市川拓司さんとの出会い、お互いの特性の類似がたくさん出てきます。精力的にがんばり続けてきたけれど、どこか、孤独な戦い、の趣きのあった上野さんが、「同類、見つけた!!」って躍り上がらんばかりに喜んでいる感じが伝わってきて、読んでいるだけで、ほっこり、にやにや、うれしくなりました
 もちろん、本の中には、ちゃんとしたLDにかかわるリクツ的な部分も含まれています。

  今回の本は、カミングアウト第2弾!ってことになるらしいですが、私としては、定年退官記念にいろんな人が文を寄せて編集された「LD教授(パパ)の解体真書〜この不思議な生物の記録(うえのかずひことその仲間たち」(非売品)が一般書店にも並ぶといいのに、って思います。 LD教授(パパ)の山なすエピソードがテンコ盛りで、抱腹絶倒なんです。
 もっとも、一部のそのスジの人しか買ってくれないでしょうから、採算を度外視した奇特な出版社が現れて、「出版しましょう!!」って言ってくれないと、ムリだろうな・・・・・ 

   

 

posted by 中川信子 at 14:03| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年10月02日

わかりやすさって大切

  家の建て替えを始めたことは前に書いたと思いますが、今週は地鎮祭を行いました。
  テレビや写真では見たことがありましたが、「見る」と「やる」とは大違いで、いろいろ面白かったです。

  まずは、神主さんが奏上してくれる「祝詞」って、分かりやすいんだな、っていうこと。「木の香のナンたらの新しい家にナンたら」とか、意味の理解できることばがちりばめられていて、何しろこの儀式全体として、家を作るにあたっての無事と、幸福とをお願いしますよ、という意味なんだな、ということがよく分かりました。お寺でお経を聞くときとはちがって。

  やっぱり「分かりやすい」って、大事なことだな、って思いました。

それから、「クワ入れ」とは言いますが、ほんとに小型木製の鍬で「えいっ!えいっ!えいっ!」と声を出して3回鍬を入れるのでした。夫が鍬でやったあとは、施工業者さんが今度は鋤(シャベルみたいな形の)で砂の山に鋤を入れるのでした。

  お札みたいなものを地面に埋め、棟上げのときにもう一つのお札を棟の上に貼り付けて、地面と天井の両方向から家を守るのだそうです。何だか心強いです。

  昔から伝わる数々の安心の仕組みって、「だからどうした?」と言えばそれまでですが、何だか安心・・・って無形の影響があるのかな、と思いました。

posted by 中川信子 at 01:33| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年10月01日

実体のある連携   カナメの職種・保健師

  今日(9月30日)は、群馬県藤岡市に講演でお招きを受けて行ってきました。主催は「子ども課」なのですが、招きいれられたのは教育長室。「子ども課」で今回の研修を担当してくださっている方は、本来、教育委員会の人だ、という流れからして興味しんしん。
  藤岡は、人口7万で、わが町狛江とほぼ同じくらい、古墳や遺跡がたくさんあるというのも共通点。そして、連携のあり方も、ほんとに「実体のある連携」をしているようすがよーーく分かりました。
  「子ども課」は、保健センターの中に席を置いているとのことで、保健センターも見せていただき、センターの活動概要もいただいてきました。
  日ごろ、「健診は支援の入り口」と主張している私ですが、新生児訪問(こんにちわ赤ちゃん事業)から始まる一貫した支援のあり方の一つを目の当たりに見せてもらったという感じでした。
  連携の柱の一つである藤岡言語教室(ことばの教室)で、優れた仕事をしていることもよく分かりました。

 わが町狛江も、「顔の見える関係」を大切に、連携はずいぶん進んだと自負していましたが、天狗になっていてはいけないな、と思わされるような「連携」「協働」でした。さすが群馬!

 そして、とってもうらやましかったことは、ほとんど同じ市の規模なのに(お金がないのも同じような感じらしいです)藤岡市には保健師が19人もいることです!! 
狛江市はたった5人なのに。

 医療職でもあり、地域ワーカーでもあり、行政職でもある、という保健師の存在は、地域住民に対する支援のカナメです。発達障害に限らず、子育て全般、メンタル面のケア、虐待への対応、そして、成人対象の健康支援などなど、何人いても、足りることはないくらい貴重な職種。

  狛江市の保健師数が近隣市に比べても圧倒的に少ないことは承知していましたが、同じ規模の市に、これだけの保健師さんがいるのは、はっきり言って、大ショックでした。何とかしないと。  

posted by 中川信子 at 00:20| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年09月21日

「片倉信夫再見」というブログ

  片倉信夫さんの新刊が、学苑社から出るそうです。
片倉さんのことは、このHPでも、前に書いたことがあります。
「辰源さんの独り言」 http://www.soratomo.jp/article/13388596.html
片倉さんは体調を崩していましたが、容態も安定しているとのこと。ほんとによかったです。

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新刊名:僕の大好きな自閉症

著者名:片倉信夫・片倉厚子

出版社:学苑社   定価:四六判/2415円

紹介文:
  自閉症に対しては、遊戯療法に始まり、行動療法・感覚統合療法から動作法を経て、最近のTEACCHまで様々な技法が実施されてきた。しかし、そのどの技法も教育・福祉の現場に定着し、成果を積み重ねることが出来なかった。一時的にもてはやされ、やがて忘れ去られた。何故なのだろうか。その疑問の答えの一つとして「日本の文化的な伝統を土台としなかったからではないか」という著者の考え方がある。どの現場・方法にも共通する土台である、日本人の基礎的な価値観や人間観を言語化しようとして書かれたのが本書である。

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  まだ読んでいないのですが、片倉さんの本なら「人として向き合う」ということについて、きっぱりと、溜飲の下がるようなことが書いてあるに違いないと楽しみです。

  そんなことを考えながら「片倉信夫」を検索していたら、「片倉信夫再見」というブログに出会いました。 http://d.hatena.ne.jp/ishikawa-kz/20090726/1248626690 

片倉さんの「自閉症なんか恐くない」(2001年 学苑社)を読み直してみようと思いました。

 

posted by 中川信子 at 21:32| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年09月21日

夜の信号待ち

  実家の母は89歳になりましたが、元気に一人暮らしをしています。
  元気といっても、あっちが痛かったり、こっちが具合が悪かったりはしますが、年齢に比べればとても元気で前向きです。本当にありがたいことです (*^_^*)

  今まで世話になった分、恩返ししなくちゃ、と思っているので、週に一回は顔を出すように努力しています。たった10キロの距離ですが、クルマだと、世田谷通りが順調に流れていても、だいたい40分かかります。
 北海道なら10キロだったら、10分足らずでつく距離なのにな・・・と、信号待ちをしながら考えます。

  信号といえば、毎回、感動します。日本は、まだまだ大丈夫だぞ、って思います。
  というのは・・・・・
  実家に行くのはたいてい夕方から夜にかけてなので、帰りは11時ころになります。
大きな信号はもちろんですが、小さな道との交差点で、信号が赤だと、どのクルマも、おとなしく停まって待る・・・・んですよね。右からも、左からもクルマの来る気配がなくても、おまわりさんの姿が見えなくても、さーっと走り抜けて行く車がいないことに、なんだか、感動しちゃうんです。 

  特に、自宅の一番近くの交差点は夜11時も過ぎると、めったにクルマは通りません。
直線なので、曲がってくるクルマがなく、歩行者どころか自分以外に人っ子一人いないのが見晴らせるのに、やっぱり赤信号で停車して待つ、自分自身のことをも「君はえらい!」って思いつつ、なんとなくニヤニヤしてしまいます。律義というか、生真面目というか・・・・。

  人はいつかは死にます、必ず。母がいなくなったら、この道を夜に走ることもなくなるんだなー、などと思いつつ、信号待ちがなんだかうれしいのでした。
 生きているのって、ステキだな、人間って悪くないな、なんて思いながら。
    
 

posted by 中川信子 at 01:04| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年09月14日

「ぼくはうみがみたくなりました」を見た方の感想です

  映画「ぼくはうみがみたくなりました」の試写会を見に行った方から、感想が寄せられたのでご紹介します。

===========ここから=================
「ぼくはうみがみたくなりました」の映画、試写会で見ましたが、とても心に残っています。

 単に”自閉症”の啓発映画ではなくて、自閉症の”ぼく”に出会った人たちの心模様がとても自然に、暖かく、ていねいに描かれていて、観る人がどこかに自分を投影できるような・・・
  「こう関わってください」と教えるのでなく、見終わったあとに、ふと、自分と障害を持つ彼ら彼女らとのかかわりを見つめ直す・・・そんな気にさせる深い映画でした。
 暖かいメッセージが伝わってきました。
 障害のある”ぼく”は単に”いる”のでなく、まわりの様々な人たちの心の中に響きあって存在するのだ・・・・・・・・・・・
 
あたりまえのようなことですが、あらためて感じました。
 ぜひ多くの方に観てほしいなと思います。 

=============ここまで==============

 私は18日までの恵比寿での上映期間には時間が作れそうになく、残念です。

posted by 中川信子 at 22:06| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年09月12日

解体工事 職人さんのふるまい

  職人さんのふるまいには、いつも感心させられます。今回もそうでした、解体業者さん。

  我が家が建て替え工事を始めたことは、お伝えしたと思います。
旧宅の解体が9月8日火曜日から始まり、今日12日土曜日で、土地はすっかり更地になりました。すごいハヤワザ!!

 いろんな取り壊しの現場を通りかかると、ガシャーン、バァリバリバリ、ドスン!ゴンゴン!!  と、ほこりをもうもう巻き上げながら、家がひとたまりもなく崩れていく様子に遭遇します。

 我が家もあんなふうに崩されるのだとしたら、ちょっと悲しいな、と思っていたのですが、予想とはとても違っていました。大きな重機が運び込まれたのですが、取り壊し方の美しく静かなことといったら。

 確かに重機で「バリバリ」壊していくのはその通りなのですが、職人さんたちみんな、することがていねいなのです。たとえば、木切れを4−5個まとめて、そばにおいてあるまとめ用のボックスに入れるとします。私だったら、いちいち歩くのも面倒なので、「ええい!ぽい!」とボックスに投げ込むところなのですが、彼らは、「わざわざ」数歩歩き、「ボックスに投げ込む」のではなく「ボックスに入れる」のです。

  板も柱も乱雑に積み上げるのではなく、向きをそろえ、ていねいに金属片を除いて分別して行きます。分別がとても厳しくなっているから、と、言っていましたが、何しろ立ち居振る舞いが「投げやり」ではないのでした。
  お世話になった家がなくなっていく過程は、決してうれしいものではありませんが、なんだか「ていねいに扱ってもらっている」という思いがして、とてもほっとしました。
  解体前の数日間かけて、最後のごみをすべて撤去し、ふうふう言って雑巾がけをし、お家さんに最後のご挨拶をして、きれいにして出てきた甲斐がありました。

  家の真ん中の柱には、息子たちの背の高さを測った痕が残っています。それだけ残してほしいと建築士の方に伝えたのが、解体業者さんにもちゃんと伝わっていたらしく、現場に柱が一本残されていました。110センチくらいから始まって、170センチを越えるまでのマジックインクの痕が残っています。残した柱をどうするか、は未定ですが、長いようでいて終わってみれば短かった子育ての思い出のすべてがこの柱に残されているような感慨があります。

 それにしても・・・・
やっぱり、「はたらくじどうしゃ」は カッコいいな!!
  幼い長男の手を引いて歩いていたころ、道路工事、特に穴を掘っている場に遭遇すると、どんなに促しても動かなかったものです。(実は、私も、同じ気持ちでした。いくら見ても見飽きない)
 今度、生まれ変わることがあったら、ぜひ、大型重機の運転手をやってみたいものだとかねてより思っていましたが、今回、思いを新たにしました。クレーン車とか、バックホウとか、ショベルカーとか、もちろんダンプカーもいいし、ロードスイーパーもおもしろそう。
 ねらった場所にぴったりつけたり、一センチとたがわずきちんと穴をほったり、目的の柱を間違いなく、傷なく撤去できたり、道路わきの溝をきれいに掃除できたりしたら、どんなにうれしいことでしょう!!

  そんな話を以前、千葉の統合保育をしている園でおしゃべりしていたら、「私もそう思って、大型二種の免許、取ったんですよ」っていうスタッフの方がいました。
  考えるだけじゃなく、実行に移す人、いるんですね。

posted by 中川信子 at 23:47| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年09月12日

映画「ぼくはうみがみたくなりました」(9月18日まで、東京 恵比寿)

  自閉症の青年と、悩める看護学生の出会いを描いた小説「ぼくはうみがみたくなりました」(ぶどう社)が映画化されました。
  9月18日まで、東京 恵比寿ガーデンプレイス内東京都写真美術館ホールで公開中とのことです。
  詳細は、下記「ぼくうみ 公式サイト」をごらんください。  
  http://bokuumi.com/

  小説の作者であり、自閉症の大輝(ひろき)くんの親でもある山下久仁明さんが、映画製作を企画して全国にカンパを呼びかけた矢先、中学校を卒業したばかりの大輝くんが、交通事故で亡くなりました。全国の人たちが心配したのですが、山下さんと、彼を応援する全国の人たちの力で映画が完成したそうです。

  映画公開にあわせてトークイベントなども、いろいろ企画されています。
http://bokuumi.com/news_2.html

  とてもよい映画にできあがっているとのことですので、たくさんの方に見ていただけるといいですね。

 

posted by 中川信子 at 22:12| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年09月09日

「≪〇〇について知っている人≫を知っている」のも支援者の能力

  「知っている人を知っていることも大事」  
  これは、「きこえ・ことばの教室」の先生方の中で、合言葉になっていることだそうです。
 たしかに、自分自身が全部のことをカバーできるわけじゃないのですから、何か聞かれたときに「あ、そのことだったら 〇〇さんに聞いてごらんなさい」と答え、別のことを聞かれたら「あ、それは、△△さんが知っていると思うよ」と教えてあげられるような情報を持っていることも、重要な支援ですよね。

  先日、あるお母さんに会ったところ、私のHPを見て飯田医院に行き、漢方薬を飲むようになって家族全体がとても具合よく回るようになった、と、うれしそうに話してくださいました。その変化が漢方薬だけのおかげだと断定的にはいえませんが、ともかく「よい方向」に行くのはとてもうれしいことですし、そのことを感謝してもらえるなんて、私はなんて恵まれた役回りなのでしょう、と思いました。


  このところ毎日のように、いろんな問い合わせがあり、それに対して「さぁ〜 わかりません」ではなく「〇〇さんに聞いてごらんなさい、連絡先はね・・・」と応えられる自分がいます。
  メールだのインターネットだのの進歩に助けられてのことですが、お役に立てて、うれしいなぁ、と思います。

 

posted by 中川信子 at 23:59| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年09月06日

旅先でで新知見

 先週末は、車イスを持参して、遠出しました。遅い夏休みです。
 中央高速 須玉インターで下りて、141号線を清里方向に行く途中にある「おいしい学校」http://www.oec-net.ne.jp/は、ネーミングが風変わりですが、その中のレストラン「ぼのボーノ」のピザやスパゲティも、とてもおいしかったです。http://www.oec-net.ne.jp/tabe.html
 素材が大事と言いますが、本当に、野菜は水でできているんだなぁ、と思えるような味でした。

 

 今週末は、山口にお招きいただいて、行ってきました。
 山口宇部空港から、山口市内への往復、タクシー社内で、運転手さんといろいろお話しして視野が広がりました。
  行きの運転手さんは、以前建築関係の仕事をしていた方とかで、東名高速の崩落を突貫工事で直した話に関連して、1時間で乾く高性能コンクリートがある、と教えてくれました。ただし、それは、通常のコンクリートの100倍も高いのだそう。でも、人件費とか、不通期間の経済損失を考えれば、高くても採算が取れるのだろうとの話、へぇぇぇぇぇ。
  それに対して、豪雨による土砂崩れで不通になっていた262号線は2ヶ月近くかかってやっと昨日開通したそうです。人件費がだいぶかかったことでしょう。

 帰りのタクシーの運転手さんは、コンビニで販売するお弁当の製造にかかわる仕事をしていたことがあるとかで、毛髪が落ちないように、髪も、袖口も、ズボンの足元も厳重にゴムで閉め、厳密なタイムスケジュールと任質管理のもと、すごい数のお弁当を作るさまを話してくださいました。

 今までは、何気なく買っていたコンビニ弁当ですが、今後は作る人の存在に思いを寄せながら、大切に食べなくちゃ、と思いました。

  「町は大きな教室だ」という題の本が、以前、発達協会から出ていたと思いますが、ほんとだなぁ、人生、ずっと勉強だなぁ、と思いながらだいぶ涼しくなった東京に帰ってきました。

 

 

posted by 中川信子 at 23:42| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年08月29日

立場を変えれば・・・・「親切な態度」に感謝!

  来週、久しぶりに母と一緒に短い旅行をする予定があるので、今日、車イスを借りに行きました。母は、年齢よりずっと元気で、気持ちも若いのですが、最近、長く歩くと足が痛くなることがあるので、出先での万一に備えて、です。

  X区は、区内のいくつかの場所で車イスの短期間の貸し出しをしてくれます。今日、センターに着いたのはちょうど昼休みの時間でした。でも、当番で窓口にいた男性は(どうやら、係長だったらしいのですが)とても親切に応対をしてくれました。

  事前に電話で問い合わせた際に、(念のため)私と母の両方の印鑑を持参してくださいと言われたのですが、実は印鑑は不要でした。窓口の係りの方は、電話での説明が間違っていたことを盛んに恐縮し、すみませんと言ってくれました。

  「意外に重いものですね」とか「最長どのくらい借りられるんですか?」とか、今まで何回も聞かれたであろうことを言っても、じゃけんにすることなく、最後まで親切でした。
   親切に貸してもらった車イスは、「親切な車イス」のように思えて、大事に使おうと思いました。また、旅行のあいだじゅう、クルマの後部に「親切」が乗っているんだな、と思うと、何だかとてもうれしい気持ちです。

  ひさしぶりに、相談しに行く一住民の立場になってみて、あらためて「親切な態度」が心細い気持ちの人にとって、どんなに大切なことか、と肝に銘じました。

posted by 中川信子 at 00:45| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年08月25日

夏の終わりに

  この夏の休日は、すべて、自宅の建て替えに伴う仮住まいへの引っ越しに費やしてしまいました。すぐそばに仮住まいを借りたのがよくもあり悪くもあり、で、なかなか最後の仕上げまでたどりつかず、ひと月以上かかって、旧宅はほぼ空っぽになりました。ふぅ (-_-;)

  そんな事情があって、夏の遠出の講演依頼の多くは、事前にお断りしたのですが、北海道からのご依頼だけは二つ返事でお引き受けし、8月の20、21、22は、十勝に行っていました。十勝地方の「ことばの教室」の先生方の集まりと、その近くの「ことばの教室」の親の会主催の集まりでお話ししてきました。

  「ことば・きこえの教室」の全国組織は「全国難聴言語障害教育研究協議会」(全難言協)です。
http://www2.plala.or.jp/nangen/

  通級制の学級(教室)なのですが、親と先生が協力して運動を進めてきたという経緯があり、多くの教室には「親の会」があります。
 同じ思いを分かち合う親ごさん同士の支え合いの力には、いつも感激しますが、今回も、最終日、親の会の方たちと一緒にお昼ご飯を食べながら、自分の子どもの保育園時代を思い出しました。当時、親同士も仲がよくて、休日は、誰か彼かが遊びに来て家の中を走り回っているか、または、誰かの家に遊びに行って留守だったりして、まるで15人の子どもを中心にした大家族みたいでしたが、そのころのことを思い出し、本当に楽しかったです。
  「子ども“たち”を、大人“たち”で育てる」ということの大切さを、あらためて痛感しました。

 もちろん北海道は涼しく、大地は広く、食べ物はおいしく、人は親切で「やっぱり北海道はいいなー」と思いながら炎熱の東京に帰ってきました。
  また、十勝地方の支援者と言われる方たちの「こころざし」の熱さと深さには、あらためて感動し「すごいなー」「私ももうひとがんばり!」とパワーをもらいました。

posted by 中川信子 at 11:01| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年08月20日

新刊「発達障害とことばの相談」発売2週間

  新書「発達障害とことばの相談」が出てから2週間ほどたちました。
今までも、本を出すとしばらくドキドキしたり、落ち込んだりしていましたが、今回は、落ち込んではいませんが、ドキドキハラハラしています。

  今までの本は、はっきりと障害を念頭においたものか、または、通常のお子さんを対象としつつ心配のある子、ていねいなケアの必要な子についても触れる、というスタンスでした。

  今回の新書は、いわば、定型発達と言われる多数派と、障害や凸凹があるかもしれない育てにくい子、発達障害かもしれない人たちとを意識的につなごうと意図しました。
  つなごうとした、というより、障害とか障害じゃないとか言っても、結局、みんな、深いところでは地続きのところにいる仲間だよね、生きることって結構悪くないよね、ということを言いたかったのですが、それが、果たせたのかどうか、伝わるのかどうか、ドキドキしている、というわけです。

  そんな中、「ことばの教室Therapist's Homepage ブログ版」にya さんが感想を載せてくださいました。
私にとっては、身に余る、とてもありがたい感想でした。
     http://kotobaroom.blog.shinobi.jp/Entry/276/
これを励みに、さらにがんばろう、と思いました。

posted by 中川信子 at 22:17| 徒然のぶこん
2009年08月20日

5月23日 自閉症シンポジウムのようすがHPに掲載されました

  去る5月23日、東京大学で「公開シンポジウム  自閉症者の語る自閉症の世界」(主催:東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース)が開かれました。
  3人の自閉症の方たちが支援者と共に壇上に上がりました。
  会場からの質問にその場でパソコンに打ち込んで答えるのですが、ウィットに富んだジョークでかわすありさまは、何だか、とてもうれしくなる光景でした。

  そのときのシンポジウムのようすがHPにアップされたそうです。  
  http://plaza.umin.ac.jp/~katari/report_20090523/

  パソコンに向かって真剣に哲学的なことばを紡ぎだす姿と、緊張の糸が切れたあと、会場をぴょんぴょん走り回ったり、目を細めて横目でじーーーっと見る独特のしぐさをする姿との落差・・・・。
  今も、なぜ、そんなことになっちゃうのか、にわかには信じられない気分と、でも、目の前で起きたことは事実だから否定するわけには行かない・・・・という気分とが混在しています。

  この筆談援助という方法を、どうとらえていったらいいのか、今後も迷いながら、でも、否定せずに考え続けて行きたいと思っています。

posted by 中川信子 at 02:54| 徒然のぶこん
2009年08月13日

小学館のサイトに 連載2回目が載りました(全4回)

 小学館のサイト≪「発達障害とことばの相談」・・・ことばを育てるために大人にできること≫に連載の2回目がアップされました。
  http://bp.shogakukan.co.jp/n-nakagawa/

テーマは語用論です。林やよいさんのカットがいつもと同じく、とてもわかりやすくかわいいです。
「教え込み」や「クンレン」ではなく、「一緒に」「楽しむ」スタンスでことばを育ててゆけるといいですね。
   もちろん、「じょうずに教える」ためのノウハウやツールも、必要なとき、必要な人には有効ですが。

posted by 中川信子 at 23:28| 徒然のぶこん
2009年08月04日

新刊「発達障害とことばの相談」発売!!  サイトもオープンです。

  新刊が店頭に並びました。
 「発達障害とことばの相談    
     子どもの育ちを支援する言語聴覚士のアプローチ」
            (小学館 101新書)        です。

  発達障害についての言語聴覚士的見方とあわせて、なかなか社会的認知の進まない言語聴覚士の仕事、リハビリテーション(全人間的復権)の考え方についても、ぜひお知らせしたいと思いました。

小学館の「BOOK  PEOPLE」というサイトにも内容紹介が掲載されています。
   ( BOOK PPEOPLE  中川信子のページ ) 

林やよいさんによるわかりやすいイラスト入りで、4週連載になる予定です。

本にも、サイトにも顔写真が載ったので、ちょっとマズイな、と思いつつも、発達障害やSTのことが広く世の中に知られることとひきかえならガマンしよう・・・と思っています。

 

posted by 中川信子 at 16:22| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年07月18日

引っ越しさわぎ

  急遽、家を建て替えることになり、昨日(7月17日)に引っ越しました。本宅(?)からほんの100メートルほどのところにあるアパートを借りたのですが、いくら距離が近くても、引っ越しは引っ越しです。洗濯かごも、トースターも何もかも、いったんダンボールにつめて運び、着いた先で箱から出すという作業を省略することはできませんでした・・・・。ふぅ。

   運送を業とする方たちの手際のよさと、力持ち加減には、驚嘆しました。私たちがウンウンいってつめたダンボールや重い家具をこともなげにひょいひょい運んでくれました。本をつめてずっしり重いダンボール箱を、なんと、二つまとめて運ぶ姿にはびっくりでした・・・。

  さて、新宅のほうは何がどこにあるんだか、そもそも、運んできたのかどうかも定かではなく、旧宅のほうは、ドロボーが入ったあとのように散らかっており、寄る辺ないというか、頼りないというか、しばらくはふわふわした気持ちで過ごすことになりそうです。
  どこに何があるか、分からない、覚えてない、探せない・・・・・って、ある種の発達障害の要素を持つ人たちの気分と、似ているのかもしれないな、って思っています。

   引っ越しのメリットは、「ふぅ、疲れた」「暑い(-_-;)」とか言っていられずにやむなくかいがいしく働いたため、日ごろの肩こりが軽快した(!!)という点です。やっぱり運動不足だったみたいです。

 

 

posted by 中川信子 at 08:51| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年07月13日

NPO法人「ことのはサポート」 新装ホームページとブログ

  NPO法人「ことのはサポート」は、「ことばの遅い子への支援」をキーワードにしたNPOです。
  柳田節子さんが中心になって立ち上げました。もともとは、保護者のみの集まりでしたが、言語聴覚士とのコラボレーションをめざして、NPO法人になり、その際、私が副理事長を拝命しました。   

 柳田さんとは、最初から「ツーカーの仲」で、あれこれ相談されたり、逆にこちらが支えられたり、という関係です。

 「全国津々浦々に、ことばや発達のことを、気軽に相談できる相談室を作りたい!」というのがかかげた夢の一つなのですが、なかなか、実践的にお手伝いできずにいます。
  今は、江戸川に一つ「リジョイス」という相談室があります。
   http://www.ab.auone-net.jp/~kotosupp/sub3.html

    このほど(と言っても、もう1ヶ月以上前ですが)ホームページとブログ版とがリニューアルされました。柳田さんが作ったものです。柳田さんは、驚くほど多芸多才で、いろんなことをあっというまにこともなげにやってしまうので驚きます。 

 

 NPO法人「ことのはサポート」HP
  http://www.ab.auone-net.jp/~kotosupp/index.html

 「ことのはサポート ブログ版」
http://blogs.dion.ne.jp/kotonoha_fight/

 

関連する本   
 「うちの子、ことばが遅いのかな・・・・・」(言の葉通信)ぶどう社
 「ことばの遅い子、学校へゆく」     (言の葉通信) ぶどう社
 「こうた もどっておいで」         (柳田節子)  リフレ出版
  以上3冊については
    http://www.ab.auone-net.jp/~kotosupp/sub5.html
    をご参照ください。

 

posted by 中川信子 at 12:11| 徒然のぶこん
2009年07月02日

“腹心の友” 林やよいさんのこと

  私が書く原稿に添えられている、林やよいさんのカットは、ファンがとても多いようです。
『1,2,3歳ことばの遅い子』(ぶどう社)や、
月刊地域保健』(長期!)連載の中の「いまどき子育てアドバイス」、
家族計画協会から出ている『ことばが伸びるじょうずな子育て』『発音がはっきりしないとき』などです。
  かわいらしい、くっきりした線で描かれた子どもと、きっぱりした印象のお母さんの姿。表情豊かでずっと見ていてもあきません。

  このカットを描いて下さっている林やよいさんは伊丹市在住です。
『1,2、3歳ことばの遅い子』を作っていたときに、ぶどう社の市毛さんが紹介してくださり、「ぜったい、この絵がいい!」と飛びついて、それ以来のお付き合いです。
 
  林さんに原稿を送信して「このあたりを絵にできますか?」というと、そのものぴたりというか、120%以上のイメージの絵が戻ってきます。
 「腹心の友」といいますが、お腹の中も、心の中も何かの回路でつながっているとしか思えない、不思議な関係です。

  毎日新聞(関西)には4コマ漫画「くるまいすまいる」を連載しておられ、こちらでもファンがとても多いみたいです。東京では読めないので、残念です。

  伊丹のサイト「いたみん」に林さんのインタビュー記事が載っています。
    http://itami-city.jp/mp/cafetime_itami/?sid=899

 林さん、今後ともよろしく!!!!

 

posted by 中川信子 at 16:32| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年06月30日

カレーショップ メイ(in 狛江)

  小田急線和泉多摩川駅のすぐそばに「カレーショップ メイ」があります。
NPO法人「さつき会」が運営する就労支援事業所「ワークイン メイ」のお店です。
私は残念ながらまだ食べに行けていないのですが、食べた人はみんな「美味しい!」と言っています。

  この「カレーショップ メイ」については、狛江市社会福祉協議会内、狛江ボランティアセンター(通称ボラセン)発行の、「こまえボランティア情報 193号」(21年6月号)で紹介されています。http://www.komae-shakyo.or.jp/vc/~jouhoushi/

 

 

 

posted by 中川信子 at 23:46| Comment(1) | 徒然のぶこん
2009年06月21日

第26回小児保健セミナーで勉強してきました

 社団法人 日本小児保健協会主催の第26回小児保健セミナーが開かれました。
 テーマは「乳幼児健診とその周辺、いま知っておきたいこと」でした。  

     (3月に本HPでご紹介しました。)
     (http://www.soratomo.jp/article/13417056.html
世田谷区の成育医療センターの講堂が満席になるほどの盛況でした。220人とか。

 厚生労働省の担当者、開業の小児科医、歯科の先生、小児神経の先生、ABA(応用行動分析)で自閉症の個別療育をしている先生、そして平岩幹男先生による5歳児健診をめぐるお話などに混じって、健診前後の子どものことばの見方と支援について話をさせていただきました。
私は常日頃「健診は支援への入り口」と思っているので、そのことをお伝えできればと思いました。

  対象が主としてお医者さんたち、という会でお話しするのは多分二回目(?)か。ずいぶん心臓が強くなったと言ってもプレッシャーでした。無事、務め終えてほっとしました。

  それにしても、お腹の中にいるときから歯は着々と成長していることや、神経系に異常のある赤ちゃんたちの動きなどを見せて、聞かせていただき、人間の体の仕組みはなんと精妙なものだろうと感心しました。本当に勉強になりました。

  「子どもの健やかな育ちのために」と日々考え、行動している方たちがたくさんいることにも意を強くしました。
  
  健診にかかわっている方たちには、平岩幹男先生の乳幼児健診ハンドブック―その実際から事後フォローまで 診断と治療社)を一番にオススメしたいと思います。
 

 

  


   

posted by 中川信子 at 21:19| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年06月17日

学校の先生方の奮闘にエール!

 しばらくご無沙汰しました 
公私ともに超!多忙でして・・・・・。

 

 今年も、学校への巡回相談が始まりました。
特別支援巡回専門相談という名目での訪問です。
本来は、毎日奮闘する先生方にアドバイスしたり、支援したりすることが目的なのですが、実際のところ、逆に、「勉強させてもらいました!」ということの連続です。

 学校の先生方の実態は、マスコミの冷たい論調とはかなり違っていて、本当に子どもたちのよい面を伸ばし、育てようと、毎日声を枯らし、走り回っていてくださるのだと、回を重ねれば重ねるほど痛感します。

 担任の先生方との懇談の中で、まず一番に出てくる私の感想は「もっと人をつけてあげられたら!」ということと、「クラスの人数がもっと少なければ・・・」というものです。

 狛江は、独自の施策として「少人数指導」を行っています。算数、数学、英語などの教科で、クラスを分割して勉強します。
15人とか20人とかの集団で勉強できると、生徒たちは先生に気軽に「分からない!」とSOSを出せるし、先生側は、それぞれの子どもがどこでつまずいているかを把握しやすかったり、いい面がたくさん見えてきます。

学力向上を言うならここからでしょ!と私は言いたいです。
たとえ小学生でも、38人とか、39人とかのクラスは、本当に大変です。
せめて31人程度のクラスだとかなりほっとできます。

文部科学省の人たちや、都道府県の方たちで、「学力向上!」と号令をかけるばかりの方たちに、ぜひ、登校から下校まで、丸一日学校に入って学校現場の実態を知っていただきたいものだといつも思います。
 それも、一日だけではなく、せめて、三日間くらい続けて。
 
 学校の先生たち、がんばれ!!
いえ、共にがんばりましょう!!

posted by 中川信子 at 23:38| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年06月11日

「がんばる役所」 と 市民(国民)の役目

  厚生労働省に設置されている「発達障害施策検討会」という会の「構成員」(メンバー)に加わっています。
  梅ヶ丘病院の市川宏伸先生が座長です。
  えじそんくらぶの高山恵子さん、LD親の会の山岡修二さん、杉山登志郎先生、、超・有名な方たちに混じって、全国の都道府県から出されるモデル事業の内容について検討するのがお役目です。

 この検討会は 昨年(平成20年)8月29日には 「発達障害者支援の推進について」という報告書を出しています。http://www.rehab.go.jp/ddis/pdf/hattatsu_h.pdf

  6月8日に、今年度一回目の検討会が開催されました。21年度モデル事業に「手を上げた」のは21都府県でした。
  煩雑な書類作成、予算の計上、庁内各レベルでの調整をへてのモデル事業参加は、とてもハードルの高いことです。一担当者の熱意でできるものではありません。役所の組織としての姿勢が問われます。 そこまでして、参加してくれる都府県があることに、なんだか、感動しました。
  もちろん、日本中にある都道府県のうちの半分しか参加してくれていない、というのも一方の現実ではあるのですが・・・・。

  担当課は 厚生労働省 社会・援護局障害保健福祉部  精神・障害保健課  です。  

たくさんの仕事がある中で、担当の若い職員たちが真剣に取り組んでくださっていることが感じられ、喜ばしい気分になりました。
  会の動きを中心的にまとめている「発達障害対策専門官」が、ST(言語聴覚士)として、地域で活動していた実績をお持ちの方であることも大変頼もしいと思うゆえんです。

  マスコミでは、「役所」「役人」へのバッシングが激しいですが、この方たちのように、真剣に、やりがいを持って働いてくださっている「役人」や「役所」も少なくありません。彼らが燃え尽きずに、もっとがんばってくれるよう、うまく支えてゆくのも市民・国民の大事な役目だと痛感します。

 「税金を払ってるんだから」という常套句がありますが、「役所」の人たちが熱心に働くように仕向けることも「税金が有効に使われる」ためアプローチなのですからね。

  「行政をほめて育てる」 というのが、私の周辺の親ごさんたちの合言葉ですが、大切な考え方だと思います。

  

 

  

posted by 中川信子 at 23:52| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年05月31日

「発達障害 万歳」と言える日をめざして ヽ(^。^)ノ

  雨の週末。こういう気候のときは、ともするとアタマが痛くなります。
以前は、根性が足りないからかと思っていましたが、「低気圧が近づくと、敏感に反応する自律神経を持ち合わせているせいであって、根性が足りないせいじゃなかった!」と、分かって以来、ただただやり過ごすことにしました。そう決めたら不思議なことに、あまりアタマも痛くならなくなりました。

  自分の行動や反応の理由がわかるとラクになる・・・・
これって、発達障害とも同じしくみだな、って思いました。

 
  2月に行われた「子どもの心を考える都民フォーラム」のおり、都立梅ヶ丘病院院長の市川宏伸先生が最後のまとめとしてフリップに書かれたことばが「発達障害 ばんざい」でした。

  「発達障害」という概念を手に入れて、自分や相手の行動が理解できるようになると、「あらまー、あなたも、こんなところに弱点があったのね!」「あらあら、私はここが、こんなにヘンよ!」と、自分の中にも、他人の中にも、たくさんたくさんおかしなところを見つけて笑い合い、「お互い、大変よねー。それにしても、私たち自分で言うのもナンだけど、がんばって生きてるわよねぇ!」と、共感し、赦しあえるようになるからだと思います。

  まだ、全国的には「発達障害 ばんざい!」と言える状態にはたどりついていませんが、あと5年10年すれば、きっとそういう日が来ているにちがいない、って思える今日この頃です。
  そういう方向でのよい本が次々出版されるようになっているからです。

     

posted by 中川信子 at 21:41| Comment(0) | 徒然のぶこん
2009年05月26日

話す人と聴く人とは50 :50の関係・・・ コミュニケーションはコラボレーション

  23日(土)は東京大学本郷キャンパスで「自閉症者の語る自閉症の世界」と題するシンポジウム」が開かれました。私もコメンテーターとして登壇しました。
  本当に、貴重な経験でした。「百聞は一見にしかず」とはこのことです。
  が、これについては、別の機会に書くつもりです。

  24日(日)は茨城県言語聴覚士会(県士会)主催の研修会にお招きを受け、土浦に行きました。STはその大半が病院で成人を見ているという現状の中、子ども、しかも幼児とかかわっている少数派である私をお招きいただくことが大変ありがたく、勇んで出かけてゆきました。

  参加者は、どこの言語聴覚士の集まりでもそうであるとおり、若い方の姿が目だちました。
  そもそもSTとはどういう仕事か(仕事であるとナカガワが思っているか)というお話からはじめたのですが、会場のみなさんが本当に熱心に聴いて下さっている雰囲気が感じられ、気持ちよく話させていただきました。

  今回の資料を作る中で、あらためて、STという仕事はステキだな、って思いました。

  23日の