ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

以前に講演会案内でお知らせしましたが再掲します。
http://www.soratomo.jp/article/16174436.html

コメディカル(リハ職)向けのセミナーを開いている(株)gene(ジーン)主催のセミナーです。

日時 2020年2月2日(日)  10時ー16時

対象は、「言語聴覚士 その他」となっていますが、作業療法士、保健師、助産師等 発達に課題の ある子どもに関わる方ならどなたでもご参加いただけます。

次のような内容でお話しします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1 言語聴覚士(ST)という仕事、STが対象とすることばの心配
2 STを目指すに至った個人的事情と基本的立場
3 子どもの発達について
4 子どもの現状を知る アセスメント
5 「ことば」について
  ことばの仕組みと脳のはたらき「ことばのビル」
6 望ましいかかわり
  感覚統合を意識した遊び 子どもとのじょうずな話し方
7 地域で育つ子どもたち 地域連携の必要性
8 動画で学ぶ子どもとのじょうずな接し方

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2020年初夏、小田急線狛江駅前に「狛江市子育て・教育支援複合施設」が開所します。

1階 狛江市子ども家庭支援センター
2階 狛江市児童発達支援センター 
3階 教育支援センター 3センターが入る合築の建物で、「きづく よりそう ささえる つなぐ」の実現を目指します。
教育支援センターは直営、1階と2階は共に社会福祉法人 雲柱社 への委託が決定しています。


建物が一緒になったからといって、連携が順調に行くわけでもなく、「地域での一貫した支援」が実現するわけではありませんが、狛江では、従来から現場スタッフが努力して「顔の見える関係」を築き、信頼関係をもとに親子さんを支えようとして来ているので、その伝統を引き続き進めればいいのかな?と思います。

新設の児童発達支援センター部分は、従来の「療育」の枠を越え、

・チームでの支援
・地域(保育園・幼稚園・学校やその他のいろいろな場や人たち)との連携
・現場に出向く支援(アウトリーチ支援)
・保護者・当事者が互いにつながれるよう後押し
       などを行おうとしています。

私はもうトシですので(2020年は6回目の年女!)ですから、直接コミットはしませんが、できる範囲でのお手伝いはしようと思っています。

中心メンバーは固まりつつありますが、引き続き常勤職(児童指導員・保育士・児童発達支援管理責任者・相談支援専門員)を求めています。

雲柱社のホームページに採用情報が掲載されています。
採用情報
https://fukushi.unchusha.com/recruit/20191128-001seiki.html?ver=20191128-001
社会福祉法人 雲柱社
https://fukushi.unchusha.com/


興味ある方はどうぞお問合せ下さい。







11月8日に北海道・北広島市の子ども発達支援センターのお招きで北広島に行きました。午前の講演開始に間に合うには当日早朝発が必要で、高齢者には過酷なスケジュールになってしまうので、前泊することにしました。

前の日に時間ができるなら、と、かねてより行きたかった伊達市(室蘭寄りの)にあるカフェに連れて行ってもらいました。

新千歳から伊達までの道の両脇は黄色く色づいた黄葉真っ盛り。ところどころに紅葉も混じって、この時期の北海道ならではの夢のように美しい景色でした。

誰が連れて行ってくれたのかというと、そのカフェのマスターご自身。
おまけにその日は定休日だったのに。
古くからの北海道の友人のハズバンドなのです。

そのカフェは、ご親戚が住んでらしたお家だったそうですが、あまりに素晴らしいロケーションなので「ここを独り占めしちゃいけない。いろんな人に来てもらい、ゆっくりくつろいで疲れをいやしてもらえる場所を作りたい!」というマスターの思いで開かれたそうです。

ほんとに、なんとも言えない「くつろぎ」の場所。マスターが火の番をしてくれるペチカの焔の揺らぎといい、だんだんに暮れてゆく窓の外の景色といい、いつまでも、何時間でも、ず〜〜〜っといたいような場所でした。

お天気がよければ、太陽が真ん前の海に沈んでいくそうです。見たかったな。曇ってて残念。

コーヒーはすばらしく美味しく、追加でお願いしたスコーンもホッコリ甘く、何回でも行きたいと思いました。

私は高齢者を自覚して、レンタカーの運転はしないことに決めているので、自力では行けそうもないのが心残りですが、でも、一度行きたかった願いがかなって、とてもうれしいです。

マスターと奥さまのSさん、ありがとうございました。

文の丘 珈琲舎 北こがね 

なぜ「縄文の丘」かというと、すぐ近くに縄文時代の規模の大きな遺跡
「北黄金貝塚」
があるからだそうです。(関連情報⇒こちらも 

そのためか、確かに「地の気」がなんとも言えず、深く、やさしく、なつかしく感じられました。金、土、日、月 の4日間営業です。冬季も年末もやってます。疲れた方はぜひどうぞ。

遠くて行かれない方は、ブログの写真を見て、深呼吸して下さいな。縄文の丘の空気が感じられるかもしれません・・・・・。

マスターのブログから1枚拝借(私が当日撮った写真はどうしても90度横向きになっちゃうので)

IMG_3311-440x440.jpg

私は発達協会(公益社団法人 発達協会)発行の月刊誌「発達教育」に超・長期連載をしていますが、執筆者インタビューということで取材を受け、その動画が発達協会のサイトで公開されています。

インタビューは2つに分かれています。

①「小児STとして働く理由」
https://www.youtube.com/watch?v=PqjxJgq35Ec

②「広く伝えるために」
https://www.youtube.com/watch?v=J2rd7tqjE-I


自分の姿を画面で見るのが大の苦手なナカガワです。
写真撮影も極力お断りですし、NHKの「すくすく子育て」も卒業させてもらったほどです。でも、ほかならぬ発達協会のためになるのなら、とお受けしました。 

発達協会の前身である「さざんかの会」を立ち上げた4人の設立時の先生方の「生活の中で」との信念、志にほれ込んで以来、ずっと応援団を続けてきました。

 

ある意味、さざんかの会(発達協会)と出会わなければ私はSTを続けていなかったかもしれません。そんな関係です。

(動画を)「見て下さい」とも言いづらいのですが、「見てもいいです」もヘンなので、「動画 あります」との情報提供のみ・・ということで。

 

  ほかに職員インタビューとして
ドクター石崎朝世先生のインタビュー前編  後編

小倉尚子さん インタビュー(前編)     後編

ほかに
新人職員研修の動画もあります。「発達協会」トップページから「動画」で検索すると、たくさんの動画が収められています。

 

 

 

東京都小平市にある放課後等デイサービス(※)「ゆうやけ子どもクラブ」に長期密着したドキュメンタリー映画が期間限定で公開されるとのお知らせをいただきました。※)放課後等デイサービスとは  障害のある子どもの放課後活動の場。

映画「ゆうやけ子どもクラブ!」 公式サイト
 https://www.yuyake-kodomo-club.com/

 

<公式サイトから>ゆうやけ子どもクラブの活動は、何よりも、子ども1人ひとりを深く理解するところから始まる。そして、子どもにとって「楽しい活動」をつくり出して、それを仲立ちにしながら、他者と関係をつないだり、子どもの内面世界を広げたりしようとする。さらには、保護者や職員などの大人たちは、温かな家族のような関係をつくっていくことをめざしてきた。 上映スケジュール
  2019年11月16日(土)−12月6日(金)
  いずれも12時上映(1回のみ)

 上映館   
  ポレポレ東中野

精神科医や児童精神科医には、ほんとに魅力的な方が多いと思っています。子どもたちを見るまなざしの幅の広さというか、奥行きの深さというか。

山登敬之先生とは、幸運にも狛江で相談の仕事を一緒にさせていただき、人との絶妙な距離感や、いたずらに相手に攻め込まず、でも、的確に必要なことにつなげて行く姿に、たくさんのことを教わりました、というか、学びました。

たまたま雑談で話題にでた東田直樹さんの筆談に興味をもって下さり、応援団になって下さったことも浅からぬご縁を感じます。狛江でも、私たちが企画して「障がい者週間」行事として、東田さんと山登先生との対談をやったことがあります。
「東田くん どう思う?」(角川文庫)はおもしろい。


山登先生は、筆が立つので、著書もいっぱいあります。私はどの本も好きですが、特に好きなのは「新版 子どもの精神科」(ちくま文庫)
「子どものミカタ」(日本評論社)
「母が認知症になってから考えたこと」(講談社)
「パパの色鉛筆」(日本評論社)    などです。
「パパの色鉛筆」には、ナカガワがチラッと登場します(^_-)-☆

 

さて、あるセミナーでお話ししなければならず、ドロナワで資料を作成しているのですが、山登先生のことばを引用しよう!と思っています。

山登先生のクリニックは
「東京えびすさまクリニック」
精神科クリニックですからごたぶんにもれず、混雑しているので、多分、新患受け付けは難しいと思いますが、クリニックの命名の由来を読むだけでも、きっと、ふんわか楽しくなれると思います。

 

山登先生の対談の動画がいくつかあります。

「発達障害のおはなし」 カウンセラー対談
  第1回   https://www.heartc.com/conversation/BK/36/
  第2回   https://www.heartc.com/conversation/BK/37/
  第3回   https://www.heartc.com/conversation/BK/38/

心理カウンセリングと精神科診療の違い

  前編  https://www.heartc.com/conversation/BK/01/

  後編  https://www.heartc.com/conversation/BK/02/

「発達マイノリティ」という言い方についても、触れられていますよ。

2019年10月 台風19号の大雨で、各地の川で堤防決壊、越水、氾濫が起きています。

自然の猛威とは言いますが、ことばを失うような風景が広がります。

中でも、千曲川流域は被害が大きくて、本当に心配です。

千曲川と聞いて、すぐに思い出されるのは薮田義雄作詩・小山章三作曲の「千曲川の水上を戀ふる歌」。美しい自然と、人の営みが、無伴奏の和音の響きと転調で表現されていて、大好きな歌です。

Youtube にいろいろな合唱団が歌っている画像があります。

たとえば、https://www.youtube.com/watch?v=CcAVawDGYSg

千曲川に、この歌に描かれているような澄んだ水、緑あふれる景色が早く戻りますように。

仕事仲間で連絡を取り合うために便利に使っていた「メーリングリスト」。

SNS全盛で時代遅れになったためか、サービス終了の通知が来ました。

それで、私以外の人たちは(みんな私より若いので・・・)

「じゃあ、今後はLINEで連絡とることにしましょ」

「そうしましょ」

という話になりました。

が〜〜〜〜ん。

やむを得ず、使っている「らくらくスマホ」でLINEの設定とやらをしたところ、電話帳登録している500人件以上に一挙に中川信子がLINEを開設した!との情報が送信されたようす。
「〇〇畳店」とか「「△△屋」にもね。

20年以上音信不通の友人から「LINE始めたんだって?元気?」っていう連絡をもらいました。それは、まあ、うれしくないわけではなかったんですが、ただでさえ、何百人かそれ以上の人と知り合ってしまい、これ以上、知り合いは増やしたくないナカガワ。

大急ぎで らくらくスマホからLINEを削除しました。
こっちから連絡したい人だけを登録する方式にできないのかどうか、ドコモショップで相談してくるつもりです。

同様の理由からFacebookにも近づかないようにしています(笑
だって、望まない情報がじゃんじゃん入ってくるなんて、とんでもない!
現状で十分すぎるほど十分です・・・・。

そんなことでてんやわんやしていた時、近いうちに伺うことになっている園の園長先生と
当日使用機材の打ち合わせ。

パソコンは私が持参することになっているんですが

先方「差し込み口は大丈夫でしたっけ?」

私「はい、確か、そちらのプロジェクタのコードは、
  ずぼっと差し込む式のじゃなくて、ピンが出てる
  ヤツでしたよね?」

先方「はいはい、台形をしていて、細いピンが何本か並んでる・・・・」

私「ああ、それなら、私のパソコンとつなげます」

それで十分通じました。
そして二人で「いやー、世の中について行くのは大変ですね」と笑いました。
HDMIケーブルだの、sub15ピンだの VGAだの、用語を知らなくたって
ちゃんと通じるのですから、大したものです。



2019年9月11日をもって、狛江市健康推進課の「ことばの相談」を卒業しました。

あとは安心してお任せできるSTさんに引き継ぐことになっています。

調布市健康推進課の「こどもの相談室・ことば」は、2017年3月をもって卒業させてもらったので、これで個別相談事業からすべて卒業したことになります。

かねてより「相談の仕事からは70歳までに卒業する!」と決めていました。

70歳は越えてしまいましたが、老害にならないうちに卒業できてよかったです。

終わってしまうのを寂しく感じるのかと思っていましたが、ほっとした気持ちの方が強く、自分でも意外でした。

1歳6カ月、3歳児健診後の相談は、昭和59年?から調布市で、平成15年から狛江市で、ずっと続けてきた、大好きな仕事でした。

1歳代、2歳代、そして3歳代のお子さんの「ことばが遅い」という相談は、のべで何千人か(ちょっと大げさ?)お受けしてきました。いろんな親子さんとお会いしました。
「相談」は覚悟を決めて来所して下さった保護者にとって、一期一会、支援への最初の入り口になるかもしれない場所です。

一言ずつに注意を払っていても、専門職として背負う責任はとても大きいです。

あたたかく迎えてもらった、適切なアドバイスをもらえた、応援してもらった、というよい思い出を持っていただきたいと思ってやってきましたが、果たして、どこまでできたのか・・・・。
最近は、あまり致命的な見立て違いはしなくてすむようになったかな、とは思うものの、一人のお子さん、一組の親子さんの人生にコミットする怖さは、年を追って強くなっていました。

調布でも、狛江でも、いっしょに組んで仕事した保健師さんや心理職の方たちが「子どものために!」を共通の目標とする、親切な方たちばかりだったことも、幸せなことでした。


講演のご依頼も、可能な限り「子どもの発達支援を考えるSTの会」のお仲間たちに分けもっていただくようにしたので、スケジュール的にはだいぶ楽になって来ました。


今後は、2020年夏前に開設予定の狛江市児童発達支援センターのスタートを見届けること、
「発達教育」と「チャイルドヘルス」の連載、
「子どもの発達支援を考えるSTの会」の活動の広がりを後押しすること
「狛江市子ども・子育て会議」の副会長職
など、まだ卒業できていないものがいくつかありますから、ぼつぼつとできる範囲でやって行きます。

高齢になったから見えるものもたくさんあります。肩に力が入っている
若い専門職の方たちにそのことを伝えていこうと思います。

書類やモノを減らし、ピアノの上に積み重なっているいろんなものをどけたら、しばらく封印していた音楽にまた出会いたいともくろんでいます。
目が見え、耳が聞こえ、手が動くうちに。
母を送り、義母を送り、順当に行けば、次は自分たちが送られる番です。

残された時間はそう長くはありません。母や義母の生き方、去り方を思いながら、このあとをどんなふうに生きて行こうか、何ができるか、切実に考えています。

千葉県市川市で私設のことばの相談室「わかばルーム」を開いているSTの友人がいます。奧山信爾さんという方です。
ことばの遅い孫クンを連れて行ったら楽しいだろうな、と思ったこともあるのですが、何せ片道1時間半くらいかかるので行くのが難しく、お世話にならずにいるうちに、孫クンは、3歳まで一言もしゃべらなかったのを取り返すかのようによくお話しするようになったので、行きそびれてしまいました。

が、久しぶりに「わかばルーム」のホームページに遊びに行き、本当に大事なことが書いてあるなぁと奥山さんの許可をいただいて、講演の折に配布したりしています。

私もSTとして、いかにも「科学的」なよそおいを見せつつ、こうするのがいい、その理由はかくかくしかじかとお話ししたりもしますが、ほんとは、奥山さんのようなスタンスで親子さんとお付き合いできたらな、と思うのです。

ご紹介したいエッセイはたくさんあるのですが、一番お読みいただきたいのは次の二つです。

「幸せな子育ての八十八段」(1)
「幸せな子育ての八十八段」(2)

わかばルーム ⇒ わかばのことば(随筆集のようなもの)からも見つけることができます。

発達多様性、発達の凸凹、発達障害“系”について、いろんなことがどんどん明らかになって来ていて興味深いですね。 なーるほど、そういうことだったのね、と納得します。

私自身は、かなり自己認知が進んでいると自負しています。
名付けるとすればASD“系”、自閉症スペクトラム“系”。あ、この “系”というのは、ナカガワ語です。
身の回りには
大好きな色のものが集まっている、とか、聴覚過敏がある、とか、人と会うのが何よりもキライで、会ったとしてもほぼ目を合わせない、とか、自転車を駐輪場に停める時にはなるべく素数の番号を探す、とか、外出するとあたりの看板や貼り紙をすべて頭の中で音声化して読んでいる・・・とか。


これを「こだわり」とか「感覚過敏」と名付けて下さっても、私はいっこうにかまいませんが、でも、たとえば、バラ色のものを売ってなかったらグリーンでもガマンできるし、素数の場所が空いてなければほかの番号で間に合せるし、飛行場やターミナルに行く時には耳栓持参で行く、とか、ガマンしたり対応したりするので、特に「障害」と呼んでいただかなくてもいい、と思っています。
それが“系”の意味です。


が、最近、あらま、私ってヘンなヤツだったのね、とあらたに分かったことがあります。
学校は「行かせなければならない所だ」とは、ハナから思っていなかった、ということ。
長男が小学1年生、次男が2歳だったころのこと。夫の会社は当時はまだ珍しい土曜日休みだったので、冬になると、子どもたちを土曜日休ませてスキーに行ったことが複数回あります。


後から小学校の担任の先生が「ほかの子が『学校を休んで遊びに行っていいの?』って言うので『それは、お家の人の考え方次第なのよ』と答えておきましたから」と伝えて下さいました。
私は当時、「ありがとうございます。その通りです」としか思わなかったんですが、大半の子たちは、そして親たちは、学校は病気の時とか特別の理由がある時以外は、休んじゃいけないところだ、って思ってたんですね。
最近、不登校の話題で、「学校は行かなくてはいけない所だって思うことが重くて・・・」という発言を多く聞き、「あーらま、そうだったんだ!」と驚いた次第。周回遅れ以上のズレ方。

ほかにも、最近たくさん、自分はこれが当たり前、と思っていたのが、実は当たり前じゃなかった、っていうことを沢山発見して、これでは、周りが迷惑しただろうなぁ、と過去を反省します。

家でも、中学高校でも「自分の思うことは、はっきり言う」「周囲と意見がちがったら議論して、納得して決める」という育てられ方をしたので、おおむねものごとを「はっきり言う」クセがついていて、まあ、これは、一生治らないでしょうね・・・と開き直ってもいます。そういう自分が好き、ですしね。

だいたいね、言ってくれなければ、何を考えているか分からないじゃありませんか、ねぇ?

まあ、それでも、空気を読むことも、場合によってはできないわけじゃあないし、協調性はある方だと思うんですけどね。日本人の「標準」からは大幅に偏移しているんでしょうけれど。

スキーの件で、最近、長男に「ねぇねぇ 小学校って遊びに行くからって休んじゃいけない所だったの? あなたはどう思ってたの?」って聞いたら、学校大好き人間だった彼は「休むのはイヤだった。だって、遊びで休んじゃいけないと思ってたから」と、常識的な答えでした。
おお、息子よ、気の毒なことをした!
もっとも、親の方にもいくぶんの言い分はあります。
息子は当時、喘息がとてもひどかったので、雪の中に連れて行くことはお医者さんからの推奨もあった・・・と。
でも、ほんとは、自分たちがスキーに行きたかったのが半分以上だったから、申し開きはできないですね。

同じ分野で仕事をしている友人と、「学校にも(有給休暇みたいに)年間何日までなら休んでもいい」っていう制度があったらラクになれる子もいるかもしれないのにね・・・と話したことでした。




私が属する「狛江市子ども・子育て会議」ではテーマをわけてミニレクチャーを聞いています。構成メンバーの委員さんたちにまとめてお話を聞くのは、委員にとってとても勉強になります。

外部講師をお招きすることもあります。一昨年、狛江市で「子どもの貧困」の調査をしたときにお世話になった首都大学東京の阿部彩教授が話して下さることになっています。

阿部先生たちが運営しておられる
「貧困統計ホームページ」をご紹介します。
https://www.hinkonstat.net/

「子どもの貧困と食格差 お腹いっぱい食べさせたい」大月書店「貧困を救えない国日本」PHP研究所

鹿児島在住の、ナカガワの若き友人ST、西野将太さんを取材した番組が放送されました。NHK鹿児島ニュースサイトで配信されています。

6月20日までの期間限定配信なので、早く見てくださいね!



「発達障害の弟と生きる」
NHK鹿児島ニュースサイト ↓

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190613/5050006692.html

きょうだいとしての立場、言語聴覚士のこと、新たに鹿児島に教室が設立された「(株)たすく」のことなどが話されていました。

「家族まるごとの支援」「成人後を視野に入れた地域での一貫した支援」の必要性が言われるようになって久しいですが、実現までには、まだまだ遠い道のり・・・・・・。

でも、あっちでもこっちでも、いろいろな取り組みが行われています。
広く知られるといいですね。

西野将太さんは、「子どもの発達支援を考えるSTの会」副代表として、会の活動を支えています。
会の大黒柱の一人です。
チェストー! キバレ―!(西野さんの鹿児島愛に引き込まれて、つい。がんばれーの意味です)

障害者関係専門書店という珍しいジャンルのインターネット書店があります。

スペース96

障害関係の本が これでもか、というほど取り揃えられています。
各種のセミナーや勉強会、研修会によく出展しいるので、見かけた方も多いと思います。
私も、時々、出展を依頼しています。
あらゆる出版社の本を、講演会テーマぴったりの品揃えをしてもらえるので安心です。

以前は、送料有料だったので、ついついアマゾンや楽天ブックスで買っていましたが、最近はクレジットカード支払いであれば、2000円以上送料無料サービスが始まり、便利になりました。

皆さま、どうぞ、お引き立てのほどを・・・・

この「スペース96」が求人しています。重労働にもかかわらず条件はよくない・・・。それでもやりたいと言ってくれる人を求む、とのことです。

本の力を信じる方、力持ちの方、手助けして下さいますように。

スペース96  求人
・ハローワークのwebサイト https://bit.ly/2CYvktc

知人の歯科医の先生から情報提供いただいたテレビ番組のご紹介です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

番組名    「世界 ナゼそこに?日本人」

放送日    5月27日 (月) 21:00 

チャンネル  テレビ東京   

https://www.tv-tokyo.co.jp/nazesoko/

東京以外では放送日が異なるかもしれません。

日本歯科大学出身で、現在西アフリカ・マリ共和国で村の人が自分たちの村で生活が出来るような活動をしている「カラ=西アフリカ農村自立協力会」代表を務める村上一枝先生について、TVで放映されます。

カラ  西アフリカ農村自立協力会
http://ongcara.org/
テレビ東京番組案内 
https://www.tv-tokyo.co.jp/nazesoko/

赤い台地が緑に変わり 診療所、産院 トイレ作り 識字教育、小学校 中学校の建設をし教育の普及、井戸作り保健衛生の知識の普及や病気予防 女性の生活改善の為の石鹸つくりや縫物の指導、植林活動、野菜園作り等様々な事業を行っております。

村上先生は新潟で小児歯科医院をしていましたが50歳の時に旅行でマリに行き、腹水でお腹がパンパンに腫れている子供達が路上で寝ているのを多く見て、日本では衛生知識は十分あり医師も多くいらっしゃるが、この地ではそうではない、自分の持っている知識をこの国で使いたいと思い小児歯科医院を閉鎖しマリへ渡られました。 


まず自分がこの地で生活できるかを試すために日本のボランティア組織に入りサハラ沙漠で植林や村に入り、衛生教育や色々の活動を行いました。その後いったん日本に戻り、1992年に「マリ共和国保健医療を支援する会」を設立しました。

が、人間が生きていくためには保健衛生だけではなく、もっと多方面から支援をしないといけないと気が付き「マリ共和国保健医療を支援する会」を発展的に解消し翌1993年に「西アフリカ農村自立協力会」を立ち上げました。

現在支援している集落は100ケ村 ほぼ30000人にわたります。

番組をご覧いただければと情報提供いたしました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上です。(中川)

4月2日(火)は世界自閉症啓発デーです。   ↓
世界自閉症啓発デー日本実行委員会 公式サイト
   シンポジウム + イベント

東京でのイベント【東京タワーブルーイベント2019】

2019年4月2日(火) 13時〜18時30分
東京タワー広場・特設ステージ
 <青いものを身につけて東京タワーに集まろう!>


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ST(言語聴覚士)の友人から自閉症啓発を目的に作成されたAmazing Things Happenと
いうアニメーションをご紹介いただきました。
コロンビア系イギリス人のAlex Amelinesさんというアニメーションディレクターが制作され、世界中で30か国以上の言語に翻訳されているそうです。

できるだけ多くの方に見ていただき、自閉症についての正しい知識を広めたい、と、すべて無料で視聴・共有できるようになっています。

日本語版もできました。
保健師さんや保育士の方々、保護者の方々等、多くの
方に見ていただければと願っております」と、日本語版作成者からの伝言です。

■Amazing Things Happenのウェブサイト(英語版 日本語字幕つき)http://amazingthingshappen.tv/

■Amazing Things Happen(日本語版)https://www.youtube.com/watch?v=NNK7xe0f8xA&feature=youtu.be

わが町、東京都狛江市ではたらいて下さる方を探しています。
条件は、万全とは言えませんが、人と人とのつながりが作りやすい、あったかな、のんびりした町であることは確かです。

1 子ども発達教室“ぱる”の 非常勤保育士募集
    狛江市社会福祉協議会 
トップページに掲載
     http://welfare.komae.org/

    週に数日、短時間勤務、半日勤務など、事情に合わせた勤務形態が可能です。

    2 スクールソーシャルワーカー(非常勤嘱託職員)
    教育研究所に所属。教育相談員(心理・言語)との協働あり。
https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/46,98673,374,2236,html
 

    他にも、「特別支援学級介助員」「学童保育所支援員」等の募集もあります。https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/46,0,374,2236,html

あなたも、「日本で2番目に(面積の)小さい町 狛江」のお仲間に (*^^)v 

昨年9月 北海道胆振(いぶり)東部地震で大きな被害を受けた安平(あびら)町の早来(はやきた)小学校の6年生が、安平町の町民数と同じ数の笑顔の写真を集めようというプロジェクトを行っているそうです。北海道の知人が知らせてくれました。

締め切りまでもう時間がありませんが、少しでも、応援の輪が広がりますように。
写真は送れなくても、こういうことが行われているということが、知られるだけでも、意味があると思います。

東京新聞 2019年2月27日記事  ↓
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019022702000275.html

来る12月15日(土)、明星大学の星山麻木先生の講演会を行います。

狛江市教育委員会との共催です。

星山先生は「子ども家族早期発達支援学会」の会長でもあり、「障害があってもなくてもいっしょに」の姿を海外での経験等を含めて、発信されています。

狛江市の特別支援学級・教室にもいろいろアドバイスして下さり、狛江の事情もご存じの先生です。

今回は、今すぐはムリでも、ゆくゆくはこういう方向に向かえれば、といった特別支援教育の夢を描けるような会にしたいと思っています。

チラシ画像が若干不鮮明なので、下のPDFをお開きください。

    ↓ ↓
12月15日星山先生講演会チラシ.pdf

申し込みを「こくちーず」から受け付けていますが、当日参加も今のところ大丈夫だと思われます。
https://kokucheese.com/event/index/542538/

映画「いろとりどりの親子」のご案内です。ダウン症や自閉症や小人症など「普通とはちがう」人たちとその家族を追ったドキュメンタリー映画です。

http://longride.jp/irotoridori/

 東京、千葉では11月17日公開。

その後、順次、全国での上映が続きます。

単館ロードショウなので、すぐ終わってしまうかもしれませんが、どこかで機会があればご覧になってみてください。
http://longride.jp/irotoridori/cont/theaters.html

なお、東京・新宿武蔵野館では「フレンドリー上映」として、声を出しても、歩き回ってもOK、上映中の入退場も自由、音は控えめ、場内照明は明るめの回を設けているそうです。http://shinjuku.musashino-k.jp/news/7438/

お問合せ・ご相談はこちら

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

お気軽にお問合せください