ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

「通販生活」(カタログ雑誌)を講読しています。物のカタログにプラスして、意見・主張も表明されています。

「とてもいい!」と推薦されているものを時々買います。

とてもいい!」場合もあるし、「それほどでもない」場合もあります。

他人の意見をうのみにしないことが大事。

「通販生活」の最新号(2021年春号)の表紙にこんなクイズがありました。

「私はあなたの意見には反対だけれど/あなたがそれを主張する権利は/命をかけて守るよ」

この名言の作者と言われている人は?
A 福沢諭吉
B バイデン米大統領
C 哲学者ヴォルテール
D 日本学術会議議長

答は、ネットで探して下さいませ。その人がほんとに言ったんだ、とも、いや、言わなかったんだ、ともいろんな説があるみたいですが、有名なことばではあるようです。


さて、政治の世界のことばや、時に、学問研究の世界でも、「味方でないものは敵だ!」と、徹底的に叩きのめそうとするやり取りが多くて、ちょっと耐えられない感じがする時があります。一つの「立場」に立つと、それ以外のものを、全否定する!っていう感じ。

上記にあるように、「あなたと考えは違うけれど」を認め「違うんだよね」から出発し、「でも、いっしょにやって行けることもあるよね」って、共有できるところを探していくような生き方、行き方を探したいな、と思います。

まあ、言うは易く行うは難し・・・ですがね。

いわゆる「良いゴキブリは、死んだゴキブリだけだ」的な。自分に迷惑がふりかからない限りにおいては、鷹揚でいられる・・・。

2020年のNHK朝の連続テレビ小説「エール」の主人公のモデル、作曲家古関裕而夫妻が住んでいた世田谷区代田。私の実家も代田2丁目で、狛江に転居するまでそこに住んでいました。
下北沢に自転車で買い物に行く途中に「古関」と表札の出たお家が確かにありました。

奥さんの古関金子さんが声楽の勉強をするために通った「帝国音楽学校」は世田谷代田駅(当時は世田谷中原駅)のすぐ近くにあったそうです。


「Web東京荏原都市物語資料館」の中の「下北沢X物語」(2019年11月)で触れられています。http://blog.livedoor.jp/rail777/archives/52104596.html
下北沢文士町文化地図」が2019年12月に発行された由。


この地図の
事務局になっている喫茶店「邪宗門」にも思い出があります。
45歳になる長男が3歳か4歳で喘息の治療のため国立小児病院(当時)に通っていました。
毎週か月2回かしら。かなり高頻度で。
喘息もアトピーも「治る」あてはなく、私は
不安な若い母でした・・・・・

注射にも泣かずに頑張った帰り、この「邪宗門」に寄ったことがあります。
長男は、バターのたっぷり塗られた「厚切りトースト」を生まれて初めて食べて、モノスゴク感動していました。
わが家ではバタートーストとは言っても、バターをケチケチしか塗りませんでしたからね(笑


上記の「帝国音楽学校」は1945年5月24−25日の空襲で焼失したそうです。
この5月の山の手空襲のことは、よく母から聞かされていました。
現在はお花見の名所になっている
遊歩道に沿って米軍機が焼夷弾を落としてゆき、風にあおられて坂の上へ上へと燃え広がって来た。
井戸水を屋根にかけて延焼を食い止めようにも火の勢いは強く危険な状態。
身重だった母は(私の)祖父と父とに「あんたたちは逃げなさい!」と言われ、当時家にいた若い女性と二人で、今は環状7号線になっているあたりに必死で逃げた。
火の勢いがおさまったので、家に戻ってみたら、
幸い自宅は延焼を免れて、祖父と父も生きていたがまるで魂が抜けた人のようにがっくりと座っていた・・・・と。
世田谷代田駅前にあったお店のご主人は、機銃掃射にあって亡くなった、とも聞きました。


そんな戦時中のこと
を知る人も少なくなってしまった今ですが、この秋、世田谷代田駅前に、温泉宿泊施設が開業したとの話に驚いています。
「由縁別邸 代田」
小田急線が地下化してできた地上部分を利用したそうです。
なかなかモダンかつシックな施設らしく、開業直後の混雑がおさまったら、行ってみようかな、と思っています。

なお、世田谷代田駅の乗降客人数は1日9000人ほど。
小田急線(小田原線、江の島線、多摩線)70駅のうち、63位の人数だそうです。
ちなみに、世田谷代田より少ないのは小田原線の南新宿、東北沢、
栢山、富水、蛍田、足柄、そして多摩線の黒川。何だかマイナーつながりに親しみを感じます。

7月に品川区にある私立ろう学校「明晴学園」のシンポジウムにうかがって以来、聞こえる人(聴者)、聞こえない人(ろう者)、聞こえにくい人(難聴者)のコミュニケーションについて、あれこれ考えていました。

ご紹介いただいた情報があるので、掲載します。

〜〜〜〜〜〜〜情報ご紹介ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最近話題になっている英語論文の日本語訳と日本手話による要旨の翻訳を掲載したウェブサイトが公開されましたのでご案内します。

「ディナーテーブル症候群」というアメリカ人による論文で、聴覚障碍者が食卓で(それ以外でもなのですが)感じる孤独を現象学的に扱った論文です。
家庭内で自分だけが聞こえないと、どういう状況が起きるかということが書かれています。

https://sites.google.com/view/rounabi/dinnertable?authuser=0

翻訳をしたのも当事者チームで、その中には聞こえるきょうだいとして育った人も含まれています。いずれにしてもトラウマを抱えている人たちがたくさんいる感じです。

Loved, yet Disconnectedがこの論文のテーマなのですが、もう一つのテーマが聴覚に障害がある人たちがいかに「偶発的学習」の機会を取りこぼしているか、ということです。

〜〜〜〜〜〜〜〜ご紹介 ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日本でも、こういう「聞こえにくい人」の、なかなか人にはわかってもらえない孤独を「お茶の間の孤独」という呼び方をしてきたそうです。
そう言えば、私の亡くなった祖父も耳が遠く、どうしても伝えなければならないことは大声で言っていました。まだ小学生だった私には、
いつもニコニコしていて温和な祖父、と言う印象しかありませんでしたが、祖父もやはり、会話に加われない孤独を感じていたのかなーと、久しぶりに祖父のことを思い出しました。

2020-09-07

2020年9月6日、7日来襲の台風10号。当初の予報よりは、勢力が衰えてくれたものの、各地の被害は甚大。

私が代表を務める「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、全国に会員がいるので、災害のニュースの時はいつも心配です。
今回も、ちょうど、夜にオンラインで会議をしたのですが、鹿児島の委員はさすがに欠席でした。そういえば、この季節は台風の思い出が多いです。

昨2019年9月8日は、佐賀県言語聴覚士会主催の「言語聴覚の日」イベントにお招きいただき、

佐賀に行きました。講演は無事終えたものの、台風21号の影響で、佐賀からの飛行機が欠航になり、急きょ新幹線のチケットを取ったところまでは快挙でしたが、その新幹線が京都でまさかの運転中止。

途方にくれて京都に泊まりました。
幸い、何回か泊まったことのある駅前のホテルがすぐに取れたのでラッキーでした。

翌9日午前中の新幹線は大幅に本数が間引かれて、乗れそうもなかったので、朝10時からの狛江市の会議を欠席連絡し、京都駅の地下街のイノダコーヒーでゆっくりコーヒーを飲んでから帰りました。会議を欠席するんだったら、三条堺町の本店に行きたいなと一瞬は思ったものの、狛江市の皆さんに対して不謹慎?な気がして支店であきらめたのでした。残念。
今までは、「また今度来よう」「また今度行こう」って、何げなく言ったり思ったりしていましたが、年齢を重ねるにつれ、
「これが最後かもしれない」「もう、行かれないかもしれない」という切実な感じが強くなります。

50年前、親友が京都の大学に通っていたので、時々彼女のアパートに泊めてもらって、京都や奈良のお寺や名所をあちこち見て回ったものでした。
当時はまだ市電が走っていたので、方向オンチ、地図オンチの私も、一人でもそう混乱せずに移動できたのですが、今は京都も全部バスになってしまって、移動もアタフタです。
イノダコーヒー本店は、そのころ彼女に連れて行ってもらった思い出の場所のひとつ。


この夏には、別の大事な友がまた一人旅立ちました。
STの養成校、26人いた同期生のうちの一人です。寂しくなりました。


暑さにやられてぐったりしていましたが、気を取り直して、「今、まだできること」「やるべきと思うこと」を一つずつ大事に片付けて行ければ、と思います。
まずは、片付けと掃除、ものを減らすことからですね・・・・・・
断捨離。断つ、捨てる、手離す。身軽にならないと。

猛暑・酷暑・激暑の日々が続きます。

さて、毎年夏に恒例の「こども家族早期発達支援学会学術講演会」が今年はオンライン開催になりました。

時       2020年8月22日(土) 13時ー16時 

テーマ    「ありのままの自分を見つめて

参加申し込みは こちらから  締め切り2020年8月17日

シンポジスト各自が思うところ15分間自由に語る、ということ以外に決まり事はなく、全容は見えませんが、星山麻木先生始め、汐見稔幸先生、田中哲先生、七木田敦先生、井本陽久先生、そしてナカガワら、シンポジストの「思っていること」が聞けると思います。

 
夏のシンポジウム チラシはこちら ↓

         夏のシンポジウム .pdf

一般社団法人 こども家族早期発達支援学会

「わが町狛江」は日本で2番目に小さな市(面積)です。

面積も小さいですが、財政的にも恵まれていません。

でも、いろいろがんばっています。ステキな人が沢山います。

さて、その狛江が自前でPCR検査の場を開設しようとしています \(◎o◎)/!

8月上旬開設を目指して、ふるさと納税制度で寄付を募集中です。

返礼品は、市内の作業所の製品や、市内の農産物などです (*^^)v

狛江市民がクラウドファンディングに応募しても、返礼品はもらえないのが残念ですが、市外の方で協力して下さる方がありましたら、300万円達成まで、ご協力お願いしま〜〜す。

   ↓  ↓

狛江市PCR検査体制の整備や医療・福祉施策への寄附募集中

7月18日(土)ダラダラとテレビのチャンネルを回していたら、NHK Eテレで「こころの時代」をやっていました。

北九州市にある日本バプティスト連盟東八幡キリスト教会の牧師で、認定NPO法人抱樸(ほうぼく) の理事長 奥田知志さんが話されていました。
Twitter https://twitter.com/tomoshiokuda

長期にわたるホームレス支援の実践をふまえての「ことば」の深さに引き込まれました。

番組の中で奥田さんは「出会った者の責任」とおっしゃっていました。
「出会ったものの責任」・・・・・。
私は果たしてそこまで言い切れるかな、と思いながら、自分の中の宿題の棚に載せました。


「抱樸」の動画の中で、奥田さんが「寄付も社会参加です」とおっしゃっています。

炊き出しや学習支援などに具体的に参加できない、しないことがどこか後ろめたく、寄付する行為も「慈善」的な匂いがしてはばかられるなぁ、と感じてしまうのですが、そうか、寄付という参加があったんだ、と思いました。

ほうぼく(抱樸)への寄付    はここから

元・厚生労働省事務次官の村木厚子さんとのオンライン対談「出会いをしくみに変えるには」もyoutubeで配信され、「住まい」についての支援として 居住支援法人という制度ができたというお話もありました。


コロナがもたらした根源的な問いは何か、ということについての言及も学ぶところの多い対談でした。村木さんも、奥田さんも、実に分かりやすいお話だったのは、「現場」を知っている人ならではだなぁ、思いました。

 

2020年7月11日(土)に学校法人明晴学園主催のシンポジウムが開かれます。
 

テーマは人工内耳か手話か」から「人工内耳も手話も」へ
     〜ろう児・難聴児の言語と概念を育てる〜」


新型コロナ感染症予防のために、オンラインでの開催になりました。
ご案内サイトはこちらです ↓
   https://www.meiseigakuen.ed.jp/event/symposium

どなたでも自由に申し込めます。オンラインの恩恵ですね!
 

 

「学校法人 明晴学園」東京都品川にあります。
2008年 日本語と手話の二つの言語を学ぶ学校(バイリンガル)として日本で
はじめて開校された私立のろう学校です。
  学校法人 明晴学園  https://www.meiseigakuen.ed.jp/

「聞こえない」「聞こえにくい」「手話」って、どこか遠い所の話のように感じがちでしょうが、「ことば」や「コミュニケーション」について考えるための大事な入り口でもあると私は思っています。
もっとも、私は「いつか勉強しなくては」と思いながらいまだに手話ができないので、ST(言語聴覚士)として
申し訳ない、といつも思っていました。今回をチャンスに、せめて日常会話につかう簡単な表現を覚えたいと思っています。


明晴学園は特区で申請して学校法人になる前は「龍の子学園」という名前でした。
NPO法人運営のフリースクールという扱いだったので、多くの不都合がありました。

 旧・龍の子学園HP http://www.bbed.org/archive/tatsunoko/
  龍の子学園とは http://www.bbed.org/archive/tatsunoko/

 

   <ろう児にとって聞こえないことは自然です。>
   <ろう児が明るく楽しくありのままに成長して行くことを願って>


関連して、丸山正樹さんの三冊の著書をご紹介します。
「デフ・ヴォイス  法廷の手話通訳士」丸山正樹 文春文庫
「龍の耳を君に  デフヴォイス 新章」丸山正樹 東京創元社
「慟哭は聴こえない デフヴォイス」  丸山正樹 東京創元社

デフファミリーの中に生まれた「聞こえる子」CODAのこと
      (
CODA= Children  Of  Deaf  Adults)
聴者家族の中に生まれた「聴こえない子」のこと・・・・
多数派にとっての当たり前が、少数派をどんなに苦しめているのか。
ミステリー仕立ての小説が、声高にではなく、見えていなかったことを見せてくれます。


本を読む時間のない方は「読書メーター」に寄せられた「デフヴィス」の感想をご覧ください。
    https://bookmeter.com/books/4016932

 

2015年に亡くなられた吉川武彦先生(精神科医)のことを時々、なつかしく思い出します。
2008年に狛江市で開始された「療育相談」でご一緒させていただきました。
狛江市の保健相談所(当時)所長時代に、狛江市の精神障害や発達障害の人たちへの施策について大いに貢献されたと聞いています。
先生とご一緒できたのは月に1回の相談
事業、1年間だけ。当時、私は公的な療育資源のない自治体で親子さんを支える、ということで精一杯だったのですが、もっともっと精神科医療について、地域づくりの視点についてお話をうかがえばよかった、と思います。

先生が出された本に載っている「こころの三角錐」の絵は、時々引用させていただいています。

今回、ふと「こころの三角錐」を検索してみたら、ありました!!

◆シリーズ「こころの健康 こころの病い」連載第1回
「健やかなこころとは〜こころはどのような形をしてるのか、どのように発達するのか〜」
(一般財団法人地域ライフプラン協会発行の「情報誌 ALPS」93号 2009年)

教える、指導する以前に、「自分らしさ」自我、自己のを確立が必要、という当たり前のことを、これだけ分かりやすく示している絵はない、と思います。

◆連載第2回(94号)「こころの健やかさが侵されるとき
〜こころを脅かすのはストレス、ストレス回避はどうするか〜」

◆連載第3回(95号)こころが病むとき、つぶれるとき〜誰がどのように支えたらいいのか〜
も勉強になりますよ。

コロナでみんなが不安になっている今だからこそ。


吉川先生の本はたくさん出ています。私が好きだったのは
「いま こころの育ちが危ない」(毎日新聞社 1998)、
「『引きこもり』を考える  子育て論の視点から」(NHKブックス 2001)など。
今は中古でしか手に入らないようです。
時は流れましたが、子どものこころの育ちの危機は、深まる一方のように思います。
なによりも、「自分らしさ」に自信を持てないことが心配です・・・・。


余談ですが、吉川先生が話して下さった古式(日本)泳法の話は、よく覚えています。
私は「横泳ぎ」は結構得意でしたからね。海で長距離を泳ぐにはラクで最適なんですよ!
横泳ぎを教えてくれた父が「ひとえのし」って言っていたのですが、今、youtubeを見てはじめてその漢字と意味が分かりました。「抜き手を切る」の意味もね。
日本泳法 水府流水術 youtube
ちなみに、吉川武彦先生は「古式泳法の水府流太田派 桐游倶楽部の免許皆伝」だったそうです。


中川信子監修 小学館)が期間限定で全文公開されました。小学館のサイトからご覧ください。

対象は0-3歳。おうちでできるいろいろな遊びを紹介してあります。

 

09311262.jpg

3-6歳対象の「脳をきたえる『じゃれつき遊び』」(正木健男監修 小学館)も公開されました。

探し方&ダウンロード 手順

1)小学館の学習支援サイト「うちスタ」
  https://www.shogakukan.co.jp/pr/uchist/
 
    ↓

2)「よみもの」
     ↓
3)どちらかの本のカバーをクリック
     ↓
4)「外部サイトへ」で、全文ダウンロードされます。
 

★上記「うちスタ」の中のドリル、ぬりえ、学習まんがなども無料で利用できますよ。

★おうちで過ごす時間が少しでも楽しいものになりますように。

小さい子や、障害のある子どもに「なぜ?」を適切に説明するのはむずかしそうです。

市内のお仲間が教えてくれた情報です。
 

毎日新聞オンライン記事https://article.auone.jp/detail/1/2/2/101_2_r_20200419_1587247511536849

おうちのくらしのーと
https://yokohamapj.org/note/

大人だって不安な中、子どもたちに少しでも安心、納得が届くといいですね。

外出自粛。人と会わない。
それ以外に感染拡大を防ぐ手立てはない。
ガマン ガマン。
国民全員で。
信頼しがたい政治家に言われても、イマイチ得心できませんでしたが、昨日(4月18日)の「日本感染症学会 学術講演会」のシンポジウムのyoutubeライブ配信を視聴して、深く納得しました。
「根拠に基づく」

「ていねいな説明」は大事ですね。

さて、ごたぶんに漏れず、部屋の中に溜まりに溜まった書類や積み上げられている本を整理しています。
文句なく「処分!」の箱に入れられるものもあれば、「誰か、読んでくれないかな?」と思える障害分野、子育て分野の本もあり。

中には、うっかりページを開いたばっかりに、時間を忘れて読みふけるハメになる本も。
これも、その一冊。


「ふしぎをのせたアリエル号」
  (リ
チャード・ケネディ著 中川千尋訳・絵)
   徳間書店   3000円+税

20200419.jpg

学校低中学年以上向け

厚さは4.5㎝、661ページあります \(◎o◎)/!
でも、最初のページを開いただけで「これは、おもしろいヤツだ!」と分かるでしょう。

「お家だけですごすつまらない自粛の日々」が「明日は何が起きるんだろう?」と思える冒険の日々になること、うけあいです。

小さいお子さんは、おとなの人に読み聞かせてもらったら、一生の思い出になりそう。
ただ、読んであげる側は、大変でしょうけど。

おとなの人も、ひさしぶりにコロナウィルスのことをわすれて、わくわく どきどき を味わえるにちがいありません。
ただ、問題は、661ページを読み終わるまで、おうちの仕事がはかどらない・・・ということです。

 

先の見えない毎日、不安が続きます。

「うちにいる」「3密を避ける」以外に、何か「できること」があれば、と思います。

「病弱教育」のプロフェッショナルである副島賢和さんのお話、『新型コロナで休校中の子どもたちに、いま大人ができること』が、フォーブスジャパンコムに掲載され、全国でシェアされています。

https://forbesjapan.com/articles/detail/33548/1/1/1

取材・構成を担当されたライターの太田美由紀さんが、「サポート狛江」でいっしょに活動しているお仲間であることも、うれしいことでした。

太田さん Twitter https://twitter.com/ezo68ggfrdznbhv
 

雲3.jpg

コロナの話題、先の見えない不安な気持ちでいっぱいいっぱい。かかりつけのお医者さんにクスリをもらいに行った帰り、いつもとちょっと違う道を通っていたら、空にぽっかり白い雲。

自転車を止め、空を仰いで、深呼吸。

何だか、ちょっとうれしくなったので、おすそ分け。

昨夜(2020年4月4日)、狛江市居住の方のうちの3名に新型コロナウィルス感染が確認されたとの発表がありました。
狛江市のホームページにもすぐに掲載されました。
また、狛江の地域FM「コマラジ」(85.7MHz)で、朝の8時55分から、市長が市民に呼びかけました。

10時に防災無線からも「狛江市長のMです」という放送が流れました。
内容は不要不急の外出を控えてほしいということ。
市長さんとは市役所内とか、いろんな会合ではお会いしているし、お話しもしていますが、防災無線で、市長さんの声を聞いたのは、引っ越して来て40年の中で多分初めてです。
ちょっと感激(?)

狛江は面積6.39平方キロの小さな町です。端から端までで2.5キロ程度。
ほぼ平地なので、市内どこへでも自転車で行けます。
人と人との距離が近いのがひとつの特徴の町なので、市内のどこに住んでいる方とでも、あちこちで遭遇して「あら〜、久しぶり!」ってことが起きます。

今回は、そういう「距離の近さ」が問題になってしまう事態になりましたが、一市民として、自覚を持って行動したいと思います。

5月に開設予定の「狛江市児童発達支援センター」に向けての打ち合わせや準備等にも影響が出始めていますが、底力を発揮しなくては、という所です。

小中学校は入学式、始業式のみ行い、5月の連休明けまで休校が継続されることになりました。




先ほど、私は
"衆参両院議長 安倍晋三内閣総理大臣 麻生太郎財務大臣:
私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。
有識者(弁護士、大学教授、精神科産業医等)によって構成される
第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!"
というオンライン署名に賛同しました。あなたも賛同しませんか?

詳細は以下のページに書いてあるので、よければぜひ参考になさってください。
  ↓

http://chng.it/H6wW9hhBtH

安倍総理夫妻のありようが、人間として、生き方としてどうなのか、という問題は別においておくとしても、厳正中立であるはずの行政が、都合の悪いことを「なかったことにする」とか、上の顔色をうかがってコロコロと考えを変える とか、質問に対して誠実に向き合わずに答えをはぐらかす、といったことが多発しています。
私は、「この国のかたち」を構成する、小さな小さな一つのピースにすぎませんが、だからこそ、こういう風潮?流行?を、決して許してはいけない、と怒りを持って思います。

私たちは、昔から「お天道さまは見ている」として、誰もみていなくても「天」に対して悪いことをしない、「誠実」で「実直」な生き方をして来たのではなかったでしょうか。

お彼岸の墓参2連発。
昨日は中川家の霊園に。
今日は実家の墓地、多摩霊園に。

昨20日に多摩霊園に行った姉が「すごく混んでたよ」とメールを
くれたので、覚悟して早めに家を出ました。

ところが、道も墓地も、拍子抜けするほど空いていて、調布まで予想外に
早い時間に戻って来られたので、せっかくだから、と

「京王フローラルガーデン アンジェ」に寄りました。

母が亡くなる前、最後の外出がこの「フローラルガーデン」でした。
4月だったので、マグノリアは、ほぼ終わりでしたが
ほかにも花が咲き乱れていました。
園内を回り「きれいねぇ」「連れて来てくれてありがとう」
「また来たいわねぇ」と何回も何回も言っていました。

姉と3人でのお出かけは、結構少なかったからかもしれません。

ついつい、姉と私と、2人で手分けして母のホームを訪ねる・・
っていう感じになっていたので。
母の小さい頃の夢は「花屋さんになること」だったなんて
姉も私も、中年を過ぎるころまで、全然知りませんでした


きれいなマグノリアに、母の笑顔を重ねました。

母が亡くなってから3年が過ぎました。
順当に行けば、次は私(たち)の番、と、切実に思う今日この頃です。

6image01.jpeg

「サヨナラ」という名前の品種でした。

文部科学省の会議資料が文部科学省HPにアップされました。

「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議(第6回)」
            2020年2月25日開催

たくさんの資料・参考資料がありますが、今回中心的に議論されたのは
〇資料 : インクルーシブ教育システムにおける障害のある子供の学びの場の在り方 
〇資料 : 特別支援教育を担う教員の専門性の在り方に関する論点
のようです。

参考資料を含めて、文部科学省がどう動こうとしているのかがよくわかる資料なので、ご紹介しました。
インクルーシブ教育・・・・
いうは易く、行うは難し。
しかし、「難しい・・」とだけ言っていないで、どこから、なにから始めたらいいのかを、一人でも多くの人が「知る」「考える」だけでも、意味があると思います。




金子書房の編集者と東京学芸大学研究者「二足のわらじ(本人の言)」を履いている加藤浩平さんからお知らせをいただきました。加藤さんには、「ハンディシリーズ 発達障害支援・ 特別支援教育ナビ『発達障害のある子どもを育てる保護者の気持ちと向き合う』」(金子書房)で、お世話になりました。

加藤さんが
一生懸命取り組んでいるTRPGのDVDが発売されるそうです。

「TRPG=テーブルトークロールプレイイングゲーム」とは、パソコンやタブレットで大人気のゲームを、実際に対面して「テーブルで話し合い」(テーブルトーク)ながら、役割を決めて(ロールプレイ)遊ぶ、というものです。

人に会うのは苦手、「協調性に問題がある」とか思われてしまうようなお子さんたちが、ゲームマスターの関与のもと、楽しく、自然にルールを意識して、いっしょに遊べるように工夫されています。

発達“系”の人たちの余暇支援は大事です。しかも、遊びの中で、ルールやコミュニケーションやチームワークを
身につけて行けるので、ステキだと思います。
ちなみに、「いただきダンジョン」のテキストのイラストは、加藤さんの奥さんが描いておられます。すごい才能のある人がいるもんです。

以下、加藤浩平さんからのご紹介です。 

〜〜〜〜〜〜〜〜紹介ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今月末にTRPGや余暇支援の拙研究・実践をまとめたDVDを出すことになりました。 

タイトルは『発達障害のある子の余暇支援:TRPGで楽しくコミュニケーション』です。

※詳細は、以下のURLとなります。DVDの内容の一部が視聴可能です。 https://www.japanlaim.co.jp/fs/jplm/gr2336/gd8814

DVDには、発達障害のある子の余暇支援の研究・実践についての拙講演が収録されているほか、TRPG『いただきダンジョン』の遊び方の紹介動画と、通常学級の規模の人数が1時間で遊べる多人数TRPG『みんなでダンジョン』の進め方の紹介動画も収録されています。

発達障害やその傾向のある子ども・若者の小グループ支援・余暇活動支援にご興味のある方に、DVDを通じて、拙研究やTRPGについて知って貰えれば嬉しく思っています。

〜〜〜〜〜ご紹介 ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このDVD発売元のジャパンライム https://www.japanlaim.com/  はセミナーを開いたり、講演等のDVDをたくさん販売しています。

「発達障害・特別支援教育」https://www.japanlaim.co.jp/fs/jplm/c/gr1826  あたりにいくつか興味深いものがあります。子育て中や、地方在住などで、なかなか実際のセミナーに参加できない方には便利です。

 

知人からご案内をいただきました。

映画『星に語りて』は、大災害時における障害のある人の状況と支援者の活動を描く劇映画です。
 東日本大震災による傷跡は、未だに人々の心の中に深く刻まれています。

 この映画は、当時を知る証言者たちへの取材に基づき、その知られざる実情を、山本おさむ氏の脚本と、新進気鋭の松本動監督によって描き出す群像劇です。

 

 実力派俳優陣に加え、障害当事者を出演者として起用し、人間味あふれるドラマが繰り広げられます。

映画「星に語りて」サイトはこちら
 ↓https://www.kyosaren.or.jp/starrysky/

 

2月21日から順次、全国で上映されるようです。全国の上映スケジュールはこちら ↓https://www.kyosaren.or.jp/starrysky/#schegule

 

 

お問合せ・ご相談はこちら

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

お気軽にお問合せください