ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

2015年に亡くなられた吉川武彦先生(精神科医)のことを時々、なつかしく思い出します。
2008年に狛江市で開始された「療育相談」でご一緒させていただきました。
狛江市の保健相談所(当時)所長時代に、狛江市の精神障害や発達障害の人たちへの施策について大いに貢献されたと聞いています。
先生とご一緒できたのは月に1回の相談
事業、1年間だけ。当時、私は公的な療育資源のない自治体で親子さんを支える、ということで精一杯だったのですが、もっともっと精神科医療について、地域づくりの視点についてお話をうかがえばよかった、と思います。

先生が出された本に載っている「こころの三角錐」の絵は、時々引用させていただいています。

今回、ふと「こころの三角錐」を検索してみたら、ありました!!

◆シリーズ「こころの健康 こころの病い」連載第1回
「健やかなこころとは〜こころはどのような形をしてるのか、どのように発達するのか〜」
(一般財団法人地域ライフプラン協会発行の「情報誌 ALPS」93号 2009年)

教える、指導する以前に、「自分らしさ」自我、自己のを確立が必要、という当たり前のことを、これだけ分かりやすく示している絵はない、と思います。

◆連載第2回(94号)「こころの健やかさが侵されるとき
〜こころを脅かすのはストレス、ストレス回避はどうするか〜」

◆連載第3回(95号)こころが病むとき、つぶれるとき〜誰がどのように支えたらいいのか〜
も勉強になりますよ。

コロナでみんなが不安になっている今だからこそ。


吉川先生の本はたくさん出ています。私が好きだったのは
「いま こころの育ちが危ない」(毎日新聞社 1998)、
「『引きこもり』を考える  子育て論の視点から」(NHKブックス 2001)など。
今は中古でしか手に入らないようです。
時は流れましたが、子どものこころの育ちの危機は、深まる一方のように思います。
なによりも、「自分らしさ」に自信を持てないことが心配です・・・・。


余談ですが、吉川先生が話して下さった古式(日本)泳法の話は、よく覚えています。
私は「横泳ぎ」は結構得意でしたからね。海で長距離を泳ぐにはラクで最適なんですよ!
横泳ぎを教えてくれた父が「ひとえのし」って言っていたのですが、今、youtubeを見てはじめてその漢字と意味が分かりました。「抜き手を切る」の意味もね。
日本泳法 水府流水術 youtube
ちなみに、吉川武彦先生は「古式泳法の水府流太田派 桐游倶楽部の免許皆伝」だったそうです。


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