2020年09月10日

「ディナーテーブル症候群」についての論文 日本語訳

7月に品川区にある私立ろう学校「明晴学園」のシンポジウムにうかがって以来、聞こえる人(聴者)、聞こえない人(ろう者)、聞こえにくい人(難聴者)のコミュニケーションについて、あれこれ考えていました。

ご紹介いただいた情報があるので、掲載します。

〜〜〜〜〜〜〜情報ご紹介ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最近話題になっている英語論文の日本語訳と日本手話による要旨の翻訳を掲載したウェブサイトが公開されましたのでご案内します。


「ディナーテーブル症候群」というアメリカ人による論文で、聴覚障碍者が食卓で(それ以外でもなのですが)感じる孤独を現象学的に扱った論文です。
家庭内で自分だけが聞こえないと、どういう状況が起きるかということが書かれています。

https://sites.google.com/view/rounabi/dinnertable?authuser=0

翻訳をしたのも当事者チームで、その中には聞こえるきょうだいとして育った人も含まれています。いずれにしてもトラウマを抱えている人たちがたくさんいる感じです。

Loved, yet Disconnectedがこの論文のテーマなのですが、もう一つのテーマが聴覚に障害がある人たちがいかに「偶発的学習」の機会を取りこぼしているか、ということです。

〜〜〜〜〜〜〜〜ご紹介 ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日本でも、こういう「聞こえにくい人」の、なかなか人にはわかってもらえない孤独を「お茶の間の孤独」という呼び方をしてきたそうです。
そう言えば、私の亡くなった祖父も耳が遠く、どうしても伝えなければならないことは大声で言っていました。まだ小学生だった私には、いつもニコニコしていて温和な祖父、と言う印象しかありませんでしたが、祖父もやはり、会話に加われない孤独を感じていたのかなーと、久しぶりに祖父のことを思い出しました。

posted by 中川信子 at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん
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