2009年03月20日

『教室でできる特別支援教育のアイデア172 小学校編』月森久江編集 図書文化

『教室でできる特別支援教育のアイデア172 小学校編』
   月森久江編集 図書文化   2005年11月発行

 

  現場にいる先生たちが実際に行っている例が満載されています。
  読者レビューの中には、保護者が担任の先生と回し読みをして、できることを取り入れてもらったとの書き込みもあります。
  特別支援教育とは、「特別な子」への「特別な支援」ではなく、「何らかのニーズを持つ子」への「個別配慮」、つまりは「当たり前の、一人一人を大切にする教育」なのだということがよく分かる本です。

  なお、目次は次の通りです(「スペース96」サイトより)

 

パート2 も出ています。

 『教室でできる特別支援教育のアイデア 小学校編 パート2』
  目次

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2009年03月20日

『特別支援教育コーディネーターの手引き〜特別な支援が必要な子どもたちへC』

『特別支援教育コーディネーターの手引き〜特別な支援が必要な子どもたちへC』(佐藤曉  東洋館出版社  2008年9月発行)

 

「この本は、何をしたらいいのかどうも分からない、と言われがちなコーディネーターのお仕事内容を、コンパクトにまとめた実用書です。保護者の方も、ぜひ学校の先生と一緒に読んでみてください。」(著者より)と書かれているとおり、本当に具体的で分かりやすく、先生方のテキストとしてばかりでなく、我われのような学校外で支援する立場の人間にも非常に有益な内容になっています。

  ↑

 この紹介文は、釧路の堀口クリニックの堀口貞子さんのHPからの受け売りです。 佐藤曉先生の本なら、ゼッタイはずれはないのと、目次を見たら、まさに今必要なことが網羅されていると思ったので早速注文しました。
「スペース96」のサイトに目次の紹介が出ています。

目次:

第1章 発達障害のある子どもを知る
障害と「困り感」
「困り感」は環境とのあいだで生じる(1)時間環境
「困り感」は環境とのあいだで生じる(2)空間環境 ほか

第2章 担任へのアドバイスをするために
特別支援教育の枠組み
個別的支援のセオリー(1)学校の仕組みを教える
個別的支援のセオリー(2)生活のシナリオをつくる ほか

第3章 保護者を交えたケース会
「保護者を交えたケース会」を企画しよう
「支援の基地」としての「保護者を交えたケース会」
「保護者を交えたケース会」実施の手続き ほか

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2009年03月20日

卒業式シーズンに感じるたくさんの人の尽力

  保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専門学校・・・・・。
いろいろな場で、卒業式が行われている時期ですね。

  私は、この時期、毎年、必ず、小学校、中学校の卒業式に参列します。
なぜなら教育委員だからです・・・・・・。

  狛江市内には小学校は6校、中学校は4校あり教育委員は教育長を含めて5人しかいません。卒業式は市内全校同じ日に行われます。
  なので、ゼッタイどこかの学校があたります。
  教育委員のお役目は「教育委員会を代表して」登壇して「告辞」を読むことです。この時期は、壇上でくしゃみ発作に襲われないか、それが心配です。

  自分が生徒だったとき、また、自分の息子たちの卒業式では、黒い服を着た人が次々と現れて、変わりばえもしない祝辞を延々と読むので、「早く終わらないかなー」って思っていましたが、自分が読む側に回ってみて、いろいろなことが分かりました。

  「変わりばえもしない」ように思える祝辞も、それぞれの担当が(指導室とか、市議会の担当者とかが)心を込めて書いて下さっていること、教育委員会や市議会を“代表”しての祝辞なので、市内全部の学校で同じ内容のものが読まれる必要があること、A4版の用紙に縦書きで打ち出したものを糊で貼り合わせて巻紙風にする手間がかけられていること・・・・などです。

 一人ずつちがう、個性的な子どもたちが、大きく成長して一歩大人に近づく姿を見るのはうれしいものです。今日行った学校は、息子たちが卒業した学校だったので、昔のことをなつかしく思い出し、感慨もひとしおでした。  

  小さいころに気がかりなことのあったお子さんが大きく成長して、晴れの卒業の日を迎えている場合もきっとあるでしょう。
  逆に、他の子どもたちとの違いを思い知らされる思いで卒業式に出席されるご両親もおられることでしょう。

  すべてのお子さんの前途が明るいものになりますように。
健やかで、充実した人生を送れますように、と願いながら黄砂と花粉の舞う中を自転車で帰ってきました。

posted by 中川信子 at 00:49| Comment(0) | 徒然のぶこん

2009年03月20日

日本小児保健協会  第26回小児保健セミナー(於 東京)

  平成21年6月21日に開かれる第26回小児保健セミナー(主催:社団法人 日本小児保健協会)のテーマは「乳幼児健診とその周辺 −−今知っておきたいこと」です。

  私にもお声かけいただいたので、ご高名な先生方に混じり、「乳幼児健診とことばの遅れの見方」と称して、40分ほど、お話をさせていただくことになりました。
  健診には長くかかわってきたものの、実は知らないことだらけなので、他の先生方のお話を聞くのが楽しみです。

 詳細は以下に掲載されていますのでご参照ください。
   http://www.jschild.or.jp/aca/s_0906_1.html

 

posted by 中川信子 at 00:14| Comment(0) | 中川信子 講演会のご案内