2009年03月20日

卒業式シーズンに感じるたくさんの人の尽力

  保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専門学校・・・・・。
いろいろな場で、卒業式が行われている時期ですね。

  私は、この時期、毎年、必ず、小学校、中学校の卒業式に参列します。
なぜなら教育委員だからです・・・・・・。

  狛江市内には小学校は6校、中学校は4校あり教育委員は教育長を含めて5人しかいません。卒業式は市内全校同じ日に行われます。
  なので、ゼッタイどこかの学校があたります。
  教育委員のお役目は「教育委員会を代表して」登壇して「告辞」を読むことです。この時期は、壇上でくしゃみ発作に襲われないか、それが心配です。

  自分が生徒だったとき、また、自分の息子たちの卒業式では、黒い服を着た人が次々と現れて、変わりばえもしない祝辞を延々と読むので、「早く終わらないかなー」って思っていましたが、自分が読む側に回ってみて、いろいろなことが分かりました。

  「変わりばえもしない」ように思える祝辞も、それぞれの担当が(指導室とか、市議会の担当者とかが)心を込めて書いて下さっていること、教育委員会や市議会を“代表”しての祝辞なので、市内全部の学校で同じ内容のものが読まれる必要があること、A4版の用紙に縦書きで打ち出したものを糊で貼り合わせて巻紙風にする手間がかけられていること・・・・などです。

 一人ずつちがう、個性的な子どもたちが、大きく成長して一歩大人に近づく姿を見るのはうれしいものです。今日行った学校は、息子たちが卒業した学校だったので、昔のことをなつかしく思い出し、感慨もひとしおでした。  

  小さいころに気がかりなことのあったお子さんが大きく成長して、晴れの卒業の日を迎えている場合もきっとあるでしょう。
  逆に、他の子どもたちとの違いを思い知らされる思いで卒業式に出席されるご両親もおられることでしょう。

  すべてのお子さんの前途が明るいものになりますように。
健やかで、充実した人生を送れますように、と願いながら黄砂と花粉の舞う中を自転車で帰ってきました。

posted by 中川信子 at 00:49| Comment(0) | 徒然のぶこん
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