2014年12月28日

佐渡裕さん 指揮 ケルン放送交響楽団の第九

狛江の講演会準備で大忙しの12月17日、第九を聞きに行きました。
どうしても、佐渡さんの指揮する音楽を聞いてみたかったからです。

開演前、佐渡さんが舞台でお話をされました。第九の構成、聞きどころ、など。
そして、どうしてケルン放送交響楽団なのか、ということも。

4年前の3月11日、佐渡さんは、来日中のケルン放送交響楽団と全国をツアーの最中。オーケストラメンバーはちょうど、バスで横浜のレインボーブリッジをわたっている所だったそうです。
原発事故があり、交響楽団はそのまま全員帰国することに。
その後、ケルンからチャリティコンサートをするから来てほしいとの声がかかり、佐渡さんは悩んだ末にそれを引き受けてドイツで演奏会を開いたそうです。

そんな「縁」のあるオーケストラとの演奏だから、もあるでしょうが、第九はやはり、すばらしかったです。
「合唱つき」。人の声の美しさ。

私も、ずいぶん前、豊島区にある「ゆきわりそう」が企画した第九に参加して、練習を重ね、上野の文化会館の舞台に乗ったことがあります。
当時はソプラノだったので、何しろ音が高い、高い  \(◎o◎)/!
ほとんど悲鳴。いやはや。
プロの合唱団が加わってくれるので、何とかサマになるのですが、すごかったなぁ、あの時は。
そんなことを思い出しながら聞いていました。

音楽は、聴くのもいいけれど、やっぱり演奏(歌う)側にいるのがいいなぁ、とも。
合唱はいいですねぇ(^_-)-☆

さて、佐渡さんは言っていました。「震災のときつくづく感じた。音楽家は何て無力なんだろう、演奏家ならともかく、指揮者は棒を振ることしかできない」と。

STも、大きな災害の前には、無力としか言えない職業です。
でも、無力、非力なりにできる被災地復興支援を、「子どもの発達支援を考えるSTの会」として模索してきました。
中心になって努力したメンバーと、後押ししてくれる全国の仲間と、現地に継続支援に入り続けているSTの方たちのおかげで、ささやかながら、「何か」が生まれ始めています。

「時の力によって切り離されたものが、ふたたび結び合わされ、すべての人は 兄弟となる」
ほんとにささやかな力しか持ち合わせませんが、STとして、この願いを心に掲げて、もう少し歩いてみようと思っています。

posted by 中川信子 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん

2014年12月28日

12月21日 狛江市での東田直樹さん+山登敬之先生の講演と対話の会が終了しまた

狛江で活動している仲間の会「一般社団法人サポート狛江」の、今年最後の行事であった「ミニ講演と対話の会   風を感じて〜〜自閉症の僕がありのままに生きるために」が終わりました。

狛江市障がい者週間行事として市と共同で開催しました。
市は市で、できることをがんばってくださり、私たち団体側も、できることに全力を尽くし、気持ちのよい仕事でした。

当初予定した会場が、受付開始3日で満員になってしまったため、急遽、市役所の会場を借りて、映像音声を中継する、という、前代未聞の大事業に取り組み、「中継隊」と称した混成部隊のスゴイはたらきで、これが、実現しました。

こういう中継のシステムが、将来、障害のある人や、子育て中の人が、会議や事業に在宅で社会参加するための布石になるといいとも思います。

今日の登壇者は、東田直樹さん、お母さんの美紀さん、そして、精神科医の山登敬之先生というほんとにぜいたくなメンバーでした。
後半は山登先生と直樹さんの対談だったのですが、直樹さんのひと言ずつのことばの深さ、広さに会場は「う〜〜ん」とうなったり、どよめいたりしました。

細かいことは、お伝えするのが難しいですが、当事者と言われる人たちの本当の意志を確認し、当事者の気持ちをまんなかに置いて「支援」を考えることって、分かったふうな気持ちになっている人ほど(私みたいに、長くやっているとか、専門知識があるとか)それが、じゃまして、難しくなるのだなぁと思いました。

雨の予報がお天気になったので、直樹さんに、狛江の駅前の6階から見える遠くの景色や、駅前のバスのロータリーやらを、心行くまで見ていただけたのも、うれしいことでした。

今日の会は、サポート狛江のメンバーで、何年越しかに願い続けていた企画でした。
実現のためには、本当に多くの人の尽力と努力がありました。

なんだか、心の中が、まだ、ほかほかしています。
いろんな場面で「こなす」ではなく、「全力を尽くす」って、いいですね。
しかも信じあえる仲間たちといっしょに。

posted by 中川信子 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然のぶこん