狛江で活動している仲間の会「一般社団法人サポート狛江」の、今年最後の行事であった「ミニ講演と対話の会 風を感じて〜〜自閉症の僕がありのままに生きるために」が終わりました。
狛江市障がい者週間行事として市と共同で開催しました。
市は市で、できることをがんばってくださり、私たち団体側も、できることに全力を尽くし、気持ちのよい仕事でした。
当初予定した会場が、受付開始3日で満員になってしまったため、急遽、市役所の会場を借りて、映像音声を中継する、という、前代未聞の大事業に取り組み、「中継隊」と称した混成部隊のスゴイはたらきで、これが、実現しました。
こういう中継のシステムが、将来、障害のある人や、子育て中の人が、会議や事業に在宅で社会参加するための布石になるといいとも思います。
今日の登壇者は、東田直樹さん、お母さんの美紀さん、そして、精神科医の山登敬之先生というほんとにぜいたくなメンバーでした。
後半は山登先生と直樹さんの対談だったのですが、直樹さんのひと言ずつのことばの深さ、広さに会場は「う〜〜ん」とうなったり、どよめいたりしました。
細かいことは、お伝えするのが難しいですが、当事者と言われる人たちの本当の意志を確認し、当事者の気持ちをまんなかに置いて「支援」を考えることって、分かったふうな気持ちになっている人ほど(私みたいに、長くやっているとか、専門知識があるとか)それが、じゃまして、難しくなるのだなぁと思いました。
雨の予報がお天気になったので、直樹さんに、狛江の駅前の6階から見える遠くの景色や、駅前のバスのロータリーやらを、心行くまで見ていただけたのも、うれしいことでした。
今日の会は、サポート狛江のメンバーで、何年越しかに願い続けていた企画でした。
実現のためには、本当に多くの人の尽力と努力がありました。
なんだか、心の中が、まだ、ほかほかしています。
いろんな場面で「こなす」ではなく、「全力を尽くす」って、いいですね。
しかも信じあえる仲間たちといっしょに。