ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

全国的にも設置されているはずですが、狛江市にも特別支援教育巡回専門家チームがあり、市内の小学校6校、中学校4校を回っています。
この制度を創設した当時の教育委員会の担当者の方たちの努力で、狛江では、文字通り「チーム」で回れる仕組みができています。
メンバーは、「スーパーバイザー」として、精神科医・作業療法士・言語聴覚士のうちの2-3名
その他に、
○その学校の校長または副校長 またはお二人とも
○その学校を担当する教育相談員(※)
    (※)教育相談室に属する専門教育相談員(臨床心理士)が、市内の小学校を一つずつ担当し、教育相談室での来所相談を受けるのと並行して、各小学校に週に1-2日常駐して学校でお子さんの話を聞いたり、保護者と面談したり、担任の先生たちの相談に乗ったりしています。
○学区の特別支援学校(知的障害、肢体不自由それぞれ)の特別支援教育コーディネーター
○その学校の養護教諭(保健室の先生)
○その学校の特別支援教育コーディネーター
○その学校の子が通う通級学級(通級教室)(※2)の担任
      (※2) 狛江市では小学校6校に対し、通級学級が3校に設置されています。
      現在は、2校をペアにして、未設置校には、設置校の通級学級の先生が出張(出前)により、その学校で、通級指導を受けられる仕組みになっています。
狛江市は、他地区に先駆けて、通級学級をがんばって増やしてきました。他校通級よりずっとハードルが低いので(自校に通級教室があると、保護者が送迎しなくてすむ)この仕組みを作ってきたおかげで、通級する児童がとても多くなっています。東京都の第三次計画で、他地区に合わせることになると、狛江市は、自動的に内容が現状より切り下げになることになるのが心配です。

ですので、チームが少ない時でも5-6人、多い時は10人近い人たちが授業参観をして、そのあと校内委員会で協議やアドバイスを行います。

チームみんなが「仲間」みたいな感じで「やあやあ」とあいさつし、会えることを楽しみに、各学校に伺うような感じです。

学校も、ずいぶん変わりました。
子どもたちへの声かけが、具体的で、わかりやすいものになり、「叱って教える」ではなく「ほめて育てる」方向へと明らかに変わってきました。
体育の授業で、「じゃあチーム練習だよ」の時に、大きな時間表示のできるタイマーが使われてあと何分何秒かがはっきりわかったり
音楽の授業では2時50分までがパート練習 3時までの10分間がパートの合同練習、など、
見通しの持ちやすい工夫が各教室に見られます。

子どもたちをひきつけるわかりやすい授業、居心地のよい、安心できるクラスづくりにを目指すこと。
これは、結果的には、多数派の子どもたちに役立つ配慮でもある。

目指すべきは、特別ではない、当然の個別支援教育、と思います。

そのためには、やっぱり、1クラスの人数がせめて20人台だったら、先生の負担も、子どもたちの苦労も減るのだけど、と思うのでした。

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その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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