1歳6か月以降3歳にかけて、子どもの発達が「ちょっと気になる」ということは多いものです。
子どもは一人ずつ、実に個性的ですからね!
でも、どこがどう「気になる」のかを、自分でも把握できるといいのかなと思います。
1998年に出した「健診とことばの相談」(ぶどう社)に、私なりの視点を洗い出したものを「ことばと発達の行動観察記録表(試案)」にまとめました。
子どもと遊んだり生活したりする中で、観察して記録する簡便なものです。
特徴は、
◆子どもの行動の【心配な面】だけでなく、【できている面】もとらえるようにしたこと、
◆ことばの発達が関係する全体発達・周りの人とのかかわり方も含めてとらえようとしたこと
◆チェック項目ごとに、見方の解説がつけてある。
などです。
内容的には11の大まかな「分野」に分けてあります。
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行動的特徴
A
外界への興味や関心
B
感情・要求の表現、コミュニケーション行動
C
遊び方
D
指さし
E
音や話しかけへの反応
F
ことばの理解
G
ことばや動作の表現
H
発声
I
発声発語器官と発音
J
お母さんのようす、子どもとのかかわ
子どもの問題点やできないことを見つけるためのものではありません。
子どもの現在の姿をとらえ、今後の対応の工夫につなげて下さい。
ずいぶん前に作ったものなので、修正の余地が多々ありますが、参考にしていただければ幸いです。
なお、偶数ページ奇数ページは見開きで対応しています。
プリントアウトしてから左右を突き合わせてご覧になって下さい。
■00◆健診とことばの相談「ことばと発達の行動観察記録表(試案)」 P45-P72+a-圧縮済み.pdf
転載を快く了承して下さった「ぶどう社」に感謝します。