ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

高齢者も 子どもも 障害のある人も 住みなれた町で ゆるやかにつながりながら 安心して生きて行きたい・・・。

たいていの人が願うこんな「あたりまえ」のことが、なぜ、できなくなっちゃったんだろう?
人と人の間に線を引いて、「はい、あなたはこちらね」「君はあっちだよ」と分けるようになっちゃったんだろう?

法律や行政は、ある枠に入るかどうかを見定めて、入ると決まったら給付を行い、入らない人には「自立できるんだから、自分でがんばってね」と言う。

税金で回していることだから、それは、ある程度しょうがないことだけど、行政の担当者の中にだって、ほんとは、これではいけない、何とかしないと、って思っている人は多いはず。


この本を読んで、今の日本ではムリなのかな?と思っていたことを、実現している「場」があるというだけで、少し将来に希望が持てる気がしてきました。

小金井で、民間アパートを改造して、一つ屋根の下で介護保険、地域福祉、子育て支援の三つの事業を行っているNPO法人「地域の寄り合い所 また明日」のルポです。

「地域の寄り合い所 また明日ーー新しい時代の共生のカタチ」

   太田美由紀  風鳴舎  2019年12月20日発売

発売1カ月たたないうちに、早くも重版。

ここで、長々と私が感想を書く必要もありませんが、一言でいえば「みんなでいっしょにやって行こうよ、楽しいよ」ってこと。

地域福祉の試みの先進として、注目され、あちこちで紹介されているそうです。
たとえば 東京ホームタウンプロジェクト の中の 多世代交流プログラムの中で。
 風鳴舎のプレスリリース記事の中で。

おじいちゃん、おばあちゃん、赤ちゃん、スタッフ、訪問者たちの とびっきりの笑顔の写真が、ここが「よい居場所」であることを示しています。

「すごい人がいるなぁ」
「すごい所があるなぁ」
「うちの地域ではムリだわ」
で終わらせず、
自分の住んでいる地域で、どうやったらこういう場所ができるのか、考えて行けたらいいな、と思います。

お問合せ・ご相談はこちら

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

お気軽にお問合せください