2009年01月30日

片倉信夫さんのHP 「辰源のひとりごと」

片倉信夫さんという人がいます。大学時代の知人です。
「僕が自閉語を話すわけ」(学苑社 現在品切れ)「僕と自閉症」(学苑社)など、何冊か本を書いてもいます。

片倉さんは、強度行動障害の子どもや成人を対象に、文字通りからだを張って取り組むことをやってきたのですが、そのための会社を作りました。
それが「かくたつグループ」です。
      今は体調不調のためリタイアしています。

ストレートな物言いから、批判も賞賛も多い片倉さんですが、彼の書いた原稿をアップしているHPがあります。

「辰源のひとりごと」
http://www2.bbweb-arena.com/kakutatu/


今日は、ちょっと、ある必要があって、このページをのぞきました。その中に、「アスペ・エルデの会」が出している「アスペハート」に連載した文章が収められています。

http://www2.bbweb-arena.com/kakutatu/myweb117052001.doc
中でも第四回、精神科医の臺弘(うてな・ひろし)先生の本「誰が風を見たか?」(星和書店)、をめぐる随想は、読み終えて「ふーーーっ!」と言いました。

また、「講演集・対談集」の中の「対談編」に収められている「現代思想」97年11月号の対談「一緒に食べる、一緒に寝る、力を抜く、ためらう・・・」は、人と人との関係、コミュニケーションということについて、ほんとにスゴイところまで掘り進んだ人がいるものだ・・・・と舌なめずりするような気持ちにさせられました。
   http://www2.bbweb-arena.com/kakutatu/myweb117_049.htm

 

  ちょうど今、精神科医の中井久夫先生の「こんなとき私はどうして来たか?」(医学書院)を再読しているところです。
  自分をも、相手をも相対化するまなざしを獲得し、その中で「希望を処方する」ことが「センセイ」と呼ばれる職種ーーセラピストも含めてーーに共通して求められていると思います。 
 詩人、アラゴンは「教えるとは(共に)希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと言いました。支援だって、同じでしょう?


個別の障害名を題名につけた「接し方」「扱い方」の本の洪水です。
でも、表面的なスキルだのメソッドだのにとどまらない、人間の「関係性」について、思想・哲学の領域のことを、生きたことばで語れる現場の人が、今こそ必要になっている・・・・と思いました。
かなり読みでのあるHPなのですが、これからしばらく、「辰源」さんのHPの追っかけをしてみようと思っています。

posted by 中川信子 at 22:12| Comment(0) | 徒然のぶこん