言語聴覚士をしている友人で、長野県諏訪市で児童発達支援事業所を運営している原さんが新しく本を出しました。
『発達障害の子の療育が全部わかる本』
原哲也 講談社 2020年1月 1400+税
まえがきにこう書いてあります。
ーーー ーーー引用 ここから −−− −−− −−−
この本はわが子の発達障害に初めて向き合う保護者の方が発達障害や療育をめぐるさまざまな事項について、おおまかに知ることができるようになっています。
〇発達障害とは何か
〇療育とはどんなものか
〇療育は実際に何をするのか
〇保護者は何をしてあげられるのか
〇発達障害のある子のための支援制度
〇進学・就職のこと
〇お金のこと
(中略)
保護者の方は、お子さんを思い、でもたいへんな「発達障害のある子の子育て」で自分自身のつらさも抱えながら、懸命に療育に取り組んでおられます。
私はその姿を見ながら、発達障害のある子とともに暮らし、生きていく保護者の方を応援したいと心から思うようになりました。
人間、先が全く見えないと力が出ないものです。
この本で、これからどういうことに出会うか、出会う場面で何を考えたらいいかがわかって、それが発達障害のある子を育てる保護者の力になったら、こんなに嬉しいことはありません。
ーーー ーーー 引用ここまで−−− −−− −−−
保護者向けの本、とのことですが、「子育てを応援する」立場で保護者の方たちにかかわる私たちに必須のことが濃縮して入っていると思いました。
なお、原哲也さんが運営している事業所は、WAKUWAKUすたじお です。
2018年に出版された『発達障害のある子と家族が幸せになる方法:コミュニケーションが変わると子どもが育つ』(学苑社)もいい本です。