NHKで継続的に取り組まれている「発達障害プロジェクト」。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/index.html
多くの当事者の声に基づき、また、スタジオからの当事者の発信もあわせて作られた番組で、大きな反響を呼んでいます。
特に今まであまり語られることのなかった感覚過敏について多くの時間をさいて放送されました。
ご紹介する本はこの番組の取材班による本です。
『発達障害を生きる』
NHKスペシャル取材班 集英社
2018年4月30日発売

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帯からの紹介
世界の見え方が違うとしたら
当事者の声を少しでも多く、」そして「熱」を持って伝えたかったのには、理由があります。これまで発達障害に関する番組は「困った行動する人に対してどう支援すればいいのか」という「周囲からの視点」で語られることが多かったと思いますが、今回の番組では「当事者からの視点」で発達障害を理解することにこだわったからです。周囲から見たら「困った人」かもしれないけれど、実はその人は「困っている」のだという見方です。
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放送を見逃した方も、この本を読んで感覚過敏の辛さ、大変さを想像してください。
私は中高生時代、美しい新緑を見ながら広島市のはずれの丘の上にあるうーん学校への坂道を登る途中、友人と「この葉っぱは私には私には緑色に見えるけど、もしかしたら、それは、あなたがピンクと呼ぶ色かもしれない。2人とも同じ色を、同じように見ているって、証明できるんだろうか???」などと話したものでした。
感覚過敏ということばは、その頃は聞くことがありませんでしたが、人は皆ちがう、ということにとてもこだわっていました。
うーん感覚入力のあり方も違うかもしれない、ってうすうす感じてたんでしょうか、ナゾです。