吃音や選択性(場面)緘黙に関する本を精力的に出版している学苑社から、またまた、すばらしい本がでました。
「なゆたのきろくーー吃音のある子どもの子育てと支援ーー」
阿部法子・坂田善政 著
学苑社 2015年8月発行
1800円+税
3歳でどもり始めたなゆた君の5年間の記録です。
帯の推薦のことばをそのまま引用します。
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「変動することばの状態に心を揺らすお母さんと言語聴覚士の詳細なやりとり。“チームなゆた” のサポートと本人の成長。
吃音に関する情報と対応も分かりやすく解説されており、「うちの子、どもってる?」そんな不安を持つご家族、そして吃音に悩む親子を支援するすべての臨床家にとって、多くを受け取ることのできる一冊です」
by 原由紀氏(北里大学 言語聴覚士)
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吃症状の一進一退に一喜一憂し、担当の言語聴覚士に疑問をストレートにぶつけるまっすぐなお母さん。
いろいろな疑問に、ぶれずに、丁寧に、本質的なことを伝え続け、「親子を支える」を実現しようと奮闘するST坂田さんの誠実な姿。
なゆた君の吃音がどう変容していくか、も興味深いテーマですが、阿部さん(お母さん)が吃音を通して、3人のお子さんの「子育て」に、深く向き合ってゆくようすも感動的です。
お母さんとST坂田さんとの「関係性」には、人と人との“出会い”を出発点とするSTという仕事の本質が見えるように思います。
学苑社ホームページ
吃音や緘黙についての本が多く掲載されています。
皆さんの身の回りにも、きっと吃音や緘黙の子どもがいます。
ぜひ、理解を深めて下さい。
吃音理解に役立つパンフレット
「全国言友会連絡協議会」(吃音当事者団体)
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出版物のご案内
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幼児用パンフレット
「うちの子は どもっているの?」
学童用パンフレット
「どもる子どもがクラスにいたら」