◆『発達支援実践塾〜開けばわかる発達方程式』◆
発達障害臨床研究会 著
木村順・川上康則・ほか編著
学苑社 1500円+税
http://www.gakuensha.co.jp/cn61/pg468.html

作業療法士の木村順先生たちのグループは、故・宇佐川浩先生(淑徳大学)主宰の「発達障害臨床研究会」を、宇佐川先生の没後も、続けておられます。
この本は、宇佐川先生の「感覚と運動の高次化理論」と「感覚統合理論」を手がかりに、子どもたちの発達の全体像をつかみ、子どもの行動をどう理解し、どういう手立てを講じたらいいかを学べるようになっています。
各項目の見出しの一部をご紹介します。(^_-)-☆
たとえば
▲7▲ 軽トラで、アクセルべた踏み、きつい坂道
長期の不適応=苦戦している子ども×少ない支援
▲8 ▲「今のうち(強制)、そのうち(放置)、ココで(食事場面のみ)」は要注意
「急がば回れ」で偏食指導
膠着状態=「食べない」こだわり×「食べさせる」こだわり
▲11▲ オンリーユウ(言う)「おしゃべりばかり」も障害特性
ことばの空回り=視空間認知のつまずき+知的能力あり
たとえが分かりやすく、日々苦戦している担任や担当者、そして、保護者の方たちに役に立つと思うので、オススメします。