25年8月10日(土)、釧路の「マザーグースの会」の20周年記念講演会が開かれます。
「マザーグースの会」とは何か?
ホームページの「そもそも」に誕生のいきさつが書いてあります。
センモンカにはできないことが、親同士のつながりの中で、できる、っていうこと。
「マザーグースの会」代表の小児科医の堀口貞子さんとは40歳を過ぎてから親友になりました。何百キロも離れた所に住んでいるのに、基本的に同じこと考えてるんだよね、ということがとても不思議で。
今回の「20周年記念」に呼んでいただけるのは、とても光栄なことで、その上、猛暑の東京を脱出して3日間だけでも、涼しい所に行けるのはラッキー!!
150人近いという来場者の方たちに「来てよかった」と思っていただけるようなことをお話ししたいと思っています。
でも、もう、講演が2日後に迫っているというのに、何を話そうか・・とまだ考えているようなテイタラクです。
恩師である三木安正先生に学んだことを中心にお話ししようとは決めているのですが。
「(障害を)治すことはできないが、(その人を)活かすことはできる」という三木先生の有名なことばがあります。
最近は、障害というと発達障害で世の中は持ちきりです。でも、知的障害や重い障害を持つ人たちのことが、置きざりにされているようで、なんともいえない違和感を感じます。
すべての人に出番がある社会とは、「生活」ベースで考えられてこそ、と思うのです。
全日本特別支援教育研究連盟(全特連)の「三木安正先生生誕100年記念の会」が2011年に編纂・発行した「知的障害教育の歩み 三木教育論と戦後小史」を読み返しています。
今に生きる三木先生の実践の足取りの確かさ、ぶれない姿勢が描きだされています。私を含めて、こんなにたくさんの人に、敬愛され、尊敬され続ける方に、近くでいろいろ教えていただいたことは、何と幸運だったんだろうと思います。