ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

BS日テレ毎週月曜日9時から、「日本の歌 こころの歌」という番組があります。
声楽の勉強をした若い歌い手たちで構成された「フォレスタ」というグループが、文部省唱歌や、日本で歌い継がれてきた歌、また、時に歌謡曲や海外の歌などを歌う番組です。

シンプルな背景、伴奏はピアノのみ。時にはアカペラで、歌います。
テレビでコーラスが流れること自体、珍しいですが、フォレスタは、実に美しい日本語で、しかも、ちゃんとハーモニーのある歌を歌ってくれるのです。

西洋音楽の勉強をした歌い手さんたちは、響きを重視するあまり、「おいおい、そんな音は、日本語にはないよ」というような不自然な発音で歌ったり、時には、何て言ってるのか分からない発音で歌ったりすることがあります。

私は、それがイヤで、西洋音楽(?)系の歌い手さんたちの歌はあまり聞かないのですが、フォレスタだけは別です。

日本の歌は、もともとが単旋律のものが多いので、コーラスに編曲するのはとても難しいと思います。
編曲担当の一人、杉本龍之先生は、私が一時属していたアマチュアコーラスの指揮者でした。コーラスの真髄、人との共同作業の根本について、たくさんのことを教わりました。

杉本先生は作曲家でもあったのですが、先生の曲の特徴は、どのパートもちゃんときれいな旋律になっている、ということでした。

どういうことかと言うと、多くの場合、旋律を歌うソプラノやテナーが花形で、ハーモニーをつくる役割のメゾとかアルト、男声の場合だとバリトンとかバスとかは、下支え扱いで「ドドソソドソソ  ドドソソトソド」とかいう面白みの片鱗もないような単調なメロディになってしまうことが多いのに、ということ。

「どの一人も、全員が主人公。」
「自分を主張する一方にならず、相手のパートを聞こうとすれば、おのずと響く。」
「互いが生かし合って、ハーモニーをつくる」
それがコーラスの醍醐味。

そんなことを学びました。
歌っていた昔を思い出しながら、月曜夜9時を楽しみにしています。

最近、やっと、録画タイマーをかけられるようになったので、収録しておいて見直すことができて便利です。(当たり前ですよね。録画ってそのためにあるんでした)

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