ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

2013-01-14

今日(1月14日)は大雪。交通機関も乱れてお出かけの人は大変でしたね。

これが2日ずれていたら、危ないところだった  \(◎o◎)/!
と言うのも・・・・

1月12日(土)、三重県津市の保健センターのお招きで、健診にかかわる職種の方たちの研修会のため、津に行ってきました。
研修は午後1時開始、津に12時に着けばいいので、当日の朝出ても間に合うのですが、前夜に着いておくことにしました。

早起きしたくないことと、乗り換え乗り換えてやっとこさ到着したとたんに講演という生活がそろそろ負担に感じられるトシになりつつあること、そして、「講師がちゃんと来てくれるかしら?」という、主催者側の心配を少しでも減らしておこうという意図です。

前日は夕方までかかる仕事がありました。
終わったあと、荷物を持って、19時前に家を出て、名古屋着が22時前。名古屋から近鉄特急で津までは1時間です。
「たしか、近鉄のホームに、おいしいコーヒーのスタンドがあったっけ」とキョロキョロすると、あったあった!  

無事、カフェラテをゲットし、「ああ、やっぱり、おいしい」と幸せな気持ちで飲みながら、津に到着したのが23時前でした。
ホテルは駅前すぐの「ドーミーイン」というホテルを取ってありました。
この系列ホテルは、温泉大浴場、または、大浴場つきが特徴で、部屋の中にミニキッチンがついていたりして、居心地がいいので、愛用しています。
朝ごはんも美味しいんですよ!
入り口とベッドルームの間がドアで区切られている構造のところも多く、津でも間にドアがありまして、大変落ち着きました。

せっかくの3連休の1日目の土曜日。にもかかわらず、乳幼児健診に携わるスタッフが自己研鑽のために、日当も出ないのに、70人も出席してくださるとのこと。
英気を養って、伝えるべきことをきちんとお伝えしなくてはね。
で、いつものとおり、熟睡しました。

12日、お昼に保健師さんが公用車で迎えに来てくださり、駅から30分ほどの芸濃町の会場に行きました。
津もご多分にもれず、合併して市域がとてもとても広くなったとのこと。
でも、保健師さんを初めとするスタッフの方たちは、地域住民の健康や、親子さんの健やかな育ちを保障するために、と、こころを一つによいお仕事をしてらっしゃるようすでした。

どうしてそれが分かるかというと、講演後のグループワーク用に、教室形式ではなく、グループ分けした席の配置になっていたんですが、講演開始前も、グループワークのときも、あちこちでワイワイ話が盛り上がり、大きな笑い声もあっちこっちで上がっていたからです。

私はいつも、「ナカガワを招いてよかった!」と言っていただけるように、と念じながら講演活動をしていますが、特に、保健師さんや、健診にかかわる職種の方たちへの講演の機会は一番大事にしたいと思っています。

それは、今回の講演の題のとおり、「支援の入り口としての乳幼児健診における専門職の役割と具体的な対応」を意識して動いていただけるようになることが、育てにくい子、発達障害かもしれない子を持つ親御さんにとって、一番の応援になると思うからです。
特に、専門スタッフを確保することが難しい地域にあっては、保健師さん、保育園の保育士さんがカナメとなるのですから。
今回も「『ようすを見ましょう』って言わないで!」「伸びを待つ間、何をしたらいいのか、具体的に伝えて下さい」と強くお願いしました。

だいぶ前ですが、やはり、東海・近畿地方の保健師さんに招かれた際、「お医者さんでさえ確保がほんとに難しくて・・・・。高齢のドクターをやっと口説き落として、3時間かかって3ヶ月に一回来ていただき、健診を確保するのがやっとなんです。発達の診立てがおできになるとかならないとか、そんなこと、言ってられないんです! 心理職や言語の専門家確保は夢のまた夢です」という話を聞いたこともあります。

津、松坂、伊勢、伊賀上野、熊野・・・ 三重県も、ずいぶんいろんな所に呼んでいただいたなぁ、全国津々浦々、母子保健分野の人たちはがんばってるなぁ、私ももうひとがんばり!と思いながら帰路につきました。

帰り道も、近鉄名古屋駅ホームのコーヒーショップで、またまたカフェラテを買い、揺らさないように運んで(だから、お土産を見繕う余裕がなかった!)新幹線に乗り込み「ああ、やっぱり、おいしいなぁ」とチビチビ飲みながら、幸せな時間でした。

こんなふうに「あそこのお店のあれが美味しいから、今度行ったら、また食べよう」と思えるのが旅の楽しみの一つ。

でも、これはどうやら、同一性保持、こだわりの強い特性からかもしれず。
「もっと美味しいかもしれないから、新しい店で、または同じ店でも、別のものを注文してみる」ってことも時に、やりますが、ついつい、「前の時に大丈夫だった」ってものに傾きがち。

ADHD傾向の人は、食べるものも、泊まるところも、移動の経路も、そのつど、そのつど新しいものに挑戦するのかしら???

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