ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

私のメインの仕事は、1歳半健診後に「ことばが遅いかな?」と相談に?遊びに?くる親子さんとお会いすること。
年齢は、早い子では1歳7ヶ月、ほぼ3歳代までです。
毎回、毎回 可愛らしく、楽しく、面白いことの連続です。
帰っていく親子を戸口で見送ったあと、その日の担当の保健師さんと、「可愛かったねぇ」と言います。

j順調に伸びて「じゃあ、今回でおしまいですね」となるのはうれしいながら、もう、この可愛らしい坊やと会えなくなると思うと、ちょっと悲しかったり。

とはいえ、発達障害を含む心配の兆しを見きわめて、なるべく早く、適切な支援につなげることがいちばんの課題なので、「可愛いと思う目」と「心配を見つけ出す目」の両方を持ちつつ、遊びます。
このなんともいえない緊張感が、この仕事を大好きな理由です。

先日、ある坊やが、棚の上のオモチャをじーーっと見ているので「これ? これで遊ぶ? 取ってあげようか?」と何の気なしに言ったところ、「うん」というお返事が返ってきたので、ものすごく感動してしまいました。

「ことばの相談」に来所するお子さんは、コミュニケーションが取りづらい、とか、一方通行的というお子さんが多いので、何か話しかけたときに「うん」とか「ううん」とか言うお返事が戻ってくることが、とても少ないのです。

あらかじめ、お返事は戻ってこないものと想定して、それでも、楽しく遊べる関わりは何か?と、あれこれ模索しながら関わることが常なので、「うん」だの「ううん」だのとお返事が戻ってくると、とても驚いてしまうのです。

その日も、担当の保健師さんと、「定型発達の子って、やっぱり、スゴイねぇ」「子どもが相づちを打ってくれるから、お母さんも、さらに関わろうという気持ちを引き出してもらえるのよねぇ。張り合いがあるもんねぇ」とひとしきり感動を分け合いました。

育てにくい子、反応の乏しい子を育てるお母さん、お父さんは、ほんとに日々大変。プロの手を借りて、ラクな子育てができるように、全国的な早期支援の受け皿がさらにさらに充実するといいな、と思います。

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その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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