子どものことばを育てるにはどうしたらいいの? という問いにST(言語聴覚士)の立場からお答えするDVDが12月10日発売されました。
赤ちゃんときちんと目を合わせることの重要性、
赤ちゃんからの発信に大人が応じるだけで赤ちゃんが輝くような笑顔になりどんどん「やる気」を起こすようす、
共同注意(joint attention)の成立のようす、
おもちゃを渡しながら視線と“こころ”とを一緒に手渡しているようす、
自分からやる気満々になったときの表情のすばらしさ
などが、可愛らしい映像で納められています。
それぞれの場面に、私(中川)が解説を加えました。
3歳の坊やのお母さんにお願いして、わざと、よくないかかわりも演じていただきました。
「子どもからの働きかけを無視する」「ムリに言わせようとする」「大人の都合で無理やり誘う」などです。
坊やがどんどん反抗的になってゆくありさまも必見!!です。
言うことを聞かなくて困る!って言うけれど、実はそのタネは大人が蒔いている・・・と分かります。
発達障害の要素があったり、育てにくかったりするお子さんの場合、自分の言い分をよく聞いてもらえること、否定されないこと、無理強いされないことが大事である、とは、広く知られてきましたが、安心感のある環境が、どの子にとっても、本当に大事なのだと、DVD作成の過程で再認識させられました。
言語聴覚士や保育士養成校での使用を想定して始まったお話でしたが、撮影が進むにつれて、保育園、子ども家庭支援センター、保健師さん、そして、一般の親ごさんたちにも見てほしい内容になりました。
個人で買うには、高価(15750円!)なので心苦しいですが、オススメしたいと思います。
お申し込みは >>>>>(株)アローウィンまでhttp://arowin.net/library.html#title02