調布に仕事に行くバス通りの街路樹は今、ピンク、白、そして紅の花が満開です。花を表現するのに「枝もたわわに」ってはあまり言わないと思いますが、花の重みで、枝がしなうほど満開です。
植えられているのは調布市の市の花に指定されている「百日紅」。
百日紅。ヒャクニチコウ。
とっても美しい漢字の名前ですが、一般的な名前は「サルスベリ」。幹がつるつるで「サルもスベル」に由来するとか。
私が小学生時代をすごした広島の家の庭にもサルスベリの木がありました。花が咲いてた記憶はないのですが。夏休みに、姉と私で「ほんとにサルもスベルのか?」と、登る練習をしたことがあります。
3歳ちがいの姉は、幹の途中まで登れるようになりました。私は登れるようになりませんでした。
確かに、幹は、見た目以上につるつるで、手がかりというか、足がかりがありませんでした。
バス通り沿いのサルスベリの花を見ながら、「幹はつるつるしてるのよねぇ」と思えるのは、そんな実体験に裏づけられているからだなーと思います。
このトシになると「登る練習してみよう!」とは到底思えないので、やっぱり、発達途上の“その時期にしかできないこと”を、せいいっぱい、やってみるのがいいな、と思います。