ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

  6月13日にNHK教育テレビ「すくすく子育て」の収録があります。
これで何回目かしら?7回目?初めて出演したのは、2002年、平成14年5月だったと思います。本当に緊張しました。その時のビデオは、ゼッタイ見たくないです!!
でも、人間、成長するもので、今回は、「あ、はい、分かりました」といとも簡単に出演をお引き受けしました。私自身のふるまいのできばえはともかく、スタジオの進行にまかせておけば、番組ができるってわかっているからです。

9年前のそのころ、私は子どもの発達に付き合っているST(言語聴覚士)60名ほどによびかけて「子どもの発達支援を考えるSTの会」(略称 子どもSTの会)を立ち上げたばかりでした。
NHKに出演することを子どもSTの会メーリングリストに流したところ、お仲間の方たちがとても喜んでくれたものでした。STなんていうマイナーな職種が、公共の電波に乗るのがうれしい、ナカガワがんばれ!と。
私自身はその後、「はじめて出会う育児の百科」(小学館)に参加させてもらったり、育児雑誌の取材が多くなったり、小児科のジャーナルのいくつかから原稿を依頼されたり、活動範囲も大きく広がりました。

子どもSTの会は着実にお仲間が増え、現在は全国に750名以上を数えるようになりました。
今なお、ST(言語聴覚士)の世界では、圧倒的多数が成人対象に医療の分野で働いていて、子どもをみるSTは肩身の狭い少数派ですが、この「子どもSTの会」があるのが支えだと会員のみなさんが言ってくださいます。

この「子どもSTの会」のメンバーの一人で気仙沼在住の方を核に、東北大震災で被災してST指導が途切れてしまっているお子さんへの支援、具体的にはST派遣ができないだろうか、ということを、今、模索しています。「仲間で」「支えあう」ことができたらいいな、と思っています。

自慢になりますが、この「子どもSTの会」のメーリングリストは、開いてみるといつもあったかい気持ちになるような情報や意見で満たされています。
もともとリハビリテーションを志すような人たちには、ある一定の傾向があるからかもしれません。

人は、自分のために行動するときよりも、人のために行動するときや、人に期待されて行動するときのほうが力が出たり、親切になれたり、元気になれたりするのではないか、人って元来、そいういう「類的存在」(浜田寿美男先生のことばですが)なのではないか、と、この「子どもSTの会」を見ていて思います。

「子どもSTの会」は、私のよりどころ、です。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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