ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

先日、講演帰りに新幹線に乗ったときのこと。
指定席はあいにく窓側が取れなかったため、自由席にしました。
が、自由席も案の定、窓側はすでにいっぱいだったので、やむなく、通路側にすわりました。

窓側にはサラリーマンらしい男性がいたのですが、この方が、妙に落ち着きがない方で。
しょっちゅう、身動きしたり、かばんを開けたり閉めたり、読んでいる文庫本を閉じたり、通路のほうを見たり。

人が、電車の減速と共に読んでる本を閉じると「次の駅で降りるのかな?」と、思いません?
通路の方を見て身動きしたら「あれ?トイレに行くのかな?」と思いません?

ともかく、私は、彼の身動きのたびに「?」と、いつでも立てるように心の準備をしました。が、そのつど予想は空振り。お隣の彼は、結局終点までしっかり乗っていたのでした。
なんだか、ツカレタ。私がひとりで勝手に空回りしてたわけです。

隣の人が立ち上がって「すみません、降ります」と言うまで、気配や身動きに全然気がつかない「鈍感」な人も世の中にはいます。そういう人の「鈍感力」がつくづくうらやましくなった車中でした。

と同時に、「やっぱり通路側は安心できないんだ。だから、窓側の席が好きなのね、私は」と、自分で自分に納得しました。

人生において「安心できること」「落ち着ける居場所」は、ほんとに大切・・・・・・。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
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