ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

北海道日高地方ニ風谷(にぶたに)にアイヌ民族の伝統を残し、世に伝えることに奔走した萱野茂(かやの・しげる)さんの名前を冠した「萱野茂ニ風谷アイヌ資料館」があります。
萱野さんが集めた資料の多くは、「平取(びらとり)町立ニ風谷アイヌ文化博物館」に寄贈・展示されていますから、「萱野茂ニ風谷アイヌ資料館」に残る資料の数はそう多くはないのですが、萱野さんご自身が生前に作られたアイヌ伝統の品や、たくさんの写真が展示されていて、「すごい人だったなぁ」ということが伝わってきます。亡くなったあとも、その存在がくっきりと残る感じです。

萱野さんの書かれた「アイヌの碑(いしぶみ)」(朝日文庫)は、日本国が少数派に属するアイヌの人たちを、どのように扱ってきたのかが淡々と書かれています。静内(しずない)アイヌのことを書いた小説「静かな大地」(池澤夏樹 朝日文庫)もそうですが、和人が行ってきたアイヌに対するしうちの数々に対して、本当に申し訳ない思いに駆られます。

  ニ風谷の「萱野茂資料館」の入り口あたりに、金田一京助氏の歌碑が立てられていました。
  『物も言わず 声も出さず
      石はただ 全身をもって おのれを語る』

 静岡県富士宮にある「奇石博物館」も、「石」をめぐる、実に味わいの深い博物館でしたが、「あるだけで存在を語る」ものって、何なのだろうな・・・・などと、わが身を反省しつつ考えました・・・・。
 

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

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