2010年03月13日

[ 「狛江市育ちの森マップ」完成。「サポート狛江」のHPに掲載しました。

かねてより準備中でした「狛江市育ちの森マップ」(正式名称「狛江市内の支援の必要な子にかかわる支援ネットワークマップ」)が完成しました。

私が代表を務める市民団体「サポート狛江」が、狛江市との市民協働事業に提案し、採択されたおかげで実現しました。知恵と情報は市民が、お金は市が、という分担でした。庁内の関係各課に配布するのも、市側の担当課が精力的に取り組んでくださったおかげで、完成後2週間程度というのにほぼ予定数を配り終えました。

マップの内容は「サポート狛江」のホームページに掲載されています。

サポート狛江 HP
      http://www.sapokoma.jp/
育ちの森マップ  
     http://www.sapokoma.jp/article/13652664.html


この「育ちの森マップ」は、左下部分から始まります。
赤ちゃんを連れた家族が「狛江市育ちの森」に足を踏み入れ、いろいろな心配ごとや、相談ごとがあるたびに、それぞれの場所で相談し、必要な支援を受けながら成長します。
支援・相談機関はおおむね時間系列に沿って配列されるように工夫されています。
右上の森の出口で15歳くらいになったお子さんと一緒に森を振り返り「楽しい森だったねぇ」「たくさんの人に助けてもらったねぇ」と思い出を楽しんでいる、というイメージです。

記載内容に間違いのないように、関係部局に文言のチェックをしていただき、また、この表現で保護者の気持ちに受け入れられるか?など、とても長い時間の論議の末にやっと完成したものです。

実物は、厚手の紙で、色合いが何ともいえずステキで、各方面から大好評なのですが、お一人ずつに郵送することもできませんので、ネット上のものをご覧になってください。

「一部100円か200円で販売すれば、サポート狛江の活動資金にもなるね」なんて話も出たのですが、「そうそう、お金は市が出してくれたんだから、有料で売るわけには行かないんだった」ということになりました。

このマップの特徴は、通常の子育て支援と、障害があるかもしれないお子さん、障害があるお子さんへの支援とを分けなかった、という点です。

虐待や不登校などの問題や心配も、必ずしも「障害」の枠でくくることはできないけれども、それぞれ障害との連続線上にある、という事情もあります。


「子どもはすべて、支援が必要な存在である」ということと「子どものいる場にはすべて、障害のある子がいるはずだ」というのが、底流にある考え方です。

みなさまにとって、何かの参考になれば幸いです。

     ダウンロード、印刷はかまいませんが、一部分を切り取っての編集等はご遠慮ください。

 

posted by 中川信子 at 12:15| Comment(0) | 徒然のぶこん
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