「支援から共生への道 発達障害の臨床から日常の連携へ」
田中康雄 慶応義塾大学出版会
1800円+税 2009年9月
表紙カバーの裏にはこう紹介してあります。
↓
発達障害、不登校、虐待・・・・・
生きづらさを抱える人を前に「僕に何ができるだろう」と
自問自答する児童精神科医。
診察室を出て、自ら教室や福祉施設へ足を運び
そこで培われていく「連携」、そしてさらにめざす世界とは。
注目の医師が綴る、心の軌跡。
「教育と医学」という雑誌の二年間にわたる連載が一冊の本にまとめられたものです。 各章の題(一部省略)を見るだけでも、たくさんの示唆が得られると思います。
治療する側から支援する側へ;
誰のための連携なのか;
虐待に対して何ができるのか;
信じることから;
その一瞬を待つ;
困惑感そして関わることの覚悟;
孤独を乗り越えた自立;
就学相談での親の思いから;
不登校の子どもたちから学ぶこと;
聴き続けることから生まれる希望
一緒にいる、ということ
自立ってなんだろうーーー親からの学び
聞いてほしい、と思うとき
僕がいることを許される世界を探して
診断名よりも大切なこと
青い空の下で「僕」から「あなた」へ