冬季オリンピックたけなわです。
東北地方に住む私の知人が(お母さんですが)「近くで行われるカーリングの講習会に応募したら当たったので練習することにした」とおっしゃいます。私はてっきりスケート靴を履いてやるのかとびっくりしたら、靴は普通の靴なんですね。ほっ。
カーリングのイメージ、私も大好きです。
ストーンそーっと押し出したり、氷の上をゴシゴシこする動作って「支援者」と呼ばれる私たちの姿そのもののような気がするからです。
障害名をバン!と告げたり、正しい療育の方法をレクチャーしたり、無理やり教えたりすることを通して、子どもたちや親ごさんたちの鼻づらを引っ張って「ほらほらこっちに来いよ!」ってつれて行こうとしても、なかなか思い通りには行きません。
「あっちに行くといいんだけどなー」と思いながらストーンをそーっと押し出し、「こっちに行くとラクなんだけどなー」って祈る思いで氷面をゴシゴシするしかできない。
それが私たちの仕事なんだな、って思うことがよくあるのです。
本当の目的地を見出すのは、本人の力と決断。
支援者がやっていることは、実は、余計なお世話に類することであることも多いのかな・・・と思いながらも、ついつい、「こっちのほうがいいと思うよー」と氷上をゴシゴシするナカガワなのでした。