昨今は、「発達障害」関連の本があふれかえっていますが、杉山先生の本は、それらの中でも先頭を走る本だと思います。
時間がないので、詳しく感動をお伝えすることはできませんが、今回の「講座 子どもの心療科」もすごかったです。
地域で「ことば」を入り口とする「相談」という看板を出してお店を広げていると、実にいろんなお子さんにお会いします。いわゆる「発達障害」や「発達障害(疑い)」ではとうていくくることのできないいろんなお子さんと親ごさんたち・・・・・。
(ちなみに、私は個人的には「発達障害の疑い」ということばが大嫌いです。「かもしれない」「案ずる」「心配」という意味を表わすだけでいいのに、なぜ「疑い」と悪者扱いされなくてはならないのでしょうか・・・)
この本は、地域で「支援」にあたる、すべての方に読んで、知っていただきたいと思います。
内容の一部紹介
◆心療科で出会う発達障害
発達障害の理解と対応;
発達障害の診断と鑑別;
発達障害の治療とフォローアップ;
広汎性発達障害の子どもと関係を築くコツ;
発達障害の薬物療法;
発達障害児の示す問題行動の理解と対応;
◆ 心療科で出会う情緒障害
小児心身症への対応;摂食障害の理解と対応;
摂食障害の心理治療;子ども虐待への対応;
性的虐待を受けた子どもへの対応と支援;
不登校をめぐって;不登校への対応;
◆心療科をめぐって
心療科の入院治療;
心療科に関連した福祉制度