今日(9月30日)は、群馬県藤岡市に講演でお招きを受けて行ってきました。主催は「子ども課」なのですが、招きいれられたのは教育長室。「子ども課」で今回の研修を担当してくださっている方は、本来、教育委員会の人だ、という流れからして興味しんしん。
藤岡は、人口7万で、わが町狛江とほぼ同じくらい、古墳や遺跡がたくさんあるというのも共通点。そして、連携のあり方も、ほんとに「実体のある連携」をしているようすがよーーく分かりました。
「子ども課」は、保健センターの中に席を置いているとのことで、保健センターも見せていただき、センターの活動概要もいただいてきました。
日ごろ、「健診は支援の入り口」と主張している私ですが、新生児訪問(こんにちわ赤ちゃん事業)から始まる一貫した支援のあり方の一つを目の当たりに見せてもらったという感じでした。
連携の柱の一つである藤岡言語教室(ことばの教室)で、優れた仕事をしていることもよく分かりました。
わが町狛江も、「顔の見える関係」を大切に、連携はずいぶん進んだと自負していましたが、天狗になっていてはいけないな、と思わされるような「連携」「協働」でした。さすが群馬!
そして、とってもうらやましかったことは、ほとんど同じ市の規模なのに(お金がないのも同じような感じらしいです)藤岡市には保健師が19人もいることです!!
狛江市はたった5人なのに。
医療職でもあり、地域ワーカーでもあり、行政職でもある、という保健師の存在は、地域住民に対する支援のカナメです。発達障害に限らず、子育て全般、メンタル面のケア、虐待への対応、そして、成人対象の健康支援などなど、何人いても、足りることはないくらい貴重な職種。
狛江市の保健師数が近隣市に比べても圧倒的に少ないことは承知していましたが、同じ規模の市に、これだけの保健師さんがいるのは、はっきり言って、大ショックでした。何とかしないと。