「発達障害 子どもを診る医師に知っておいてほしいこと
日常診療、乳幼児健診から対応まで」
平岩幹男 金原出版 2800円+税
「乳幼児健診ハンドブック」をご紹介した平岩幹男先生の新刊です。
医師向けに書かれていますが、実は、「子どもにかかわるすべての人」に読んでほしい本です。
診断の基準、発達障害とは?といった、決まりのお話ももちろんありますが(しかも、とても分かりやすく書かれていて、大助かりです!!) 一時発達障害の可能性があったけれどめきめき伸びた子がいた、とか、豊富な臨床経験と、実際に地域で子どもの成長を長く見守って来た医師ならでてはのエピソードがたくさんちりばめられています。
はじめに 子どもを診る医師にお願いしたいこと
第一章 発達障害とは
第二章 目指すゴール
第三章 幼児期の自閉症をめぐって
第四章 高機能自閉症をめぐって
第五章 ADHDをめぐって
第六章 学習障害
第七章 発達障害のかかえる問題は年齢により異なる
第八章 乳幼児健診をめぐって
第九章 発達障害をめぐってしばしば用いられる用語について
第十章 外来でできること
値段が高いのが難点ですが、読んでいて溜飲が下がる思いでした。私の中では星5つ!!の本です。 (私は平岩先生から献本していただいたのです・・・・・ 役得ですね)