ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

  職人さんのふるまいには、いつも感心させられます。今回もそうでした、解体業者さん。

  我が家が建て替え工事を始めたことは、お伝えしたと思います。
旧宅の解体が9月8日火曜日から始まり、今日12日土曜日で、土地はすっかり更地になりました。すごいハヤワザ!!

 いろんな取り壊しの現場を通りかかると、ガシャーン、バァリバリバリ、ドスン!ゴンゴン!!  と、ほこりをもうもう巻き上げながら、家がひとたまりもなく崩れていく様子に遭遇します。

 我が家もあんなふうに崩されるのだとしたら、ちょっと悲しいな、と思っていたのですが、予想とはとても違っていました。大きな重機が運び込まれたのですが、取り壊し方の美しく静かなことといったら。

 確かに重機で「バリバリ」壊していくのはその通りなのですが、職人さんたちみんな、することがていねいなのです。たとえば、木切れを4−5個まとめて、そばにおいてあるまとめ用のボックスに入れるとします。私だったら、いちいち歩くのも面倒なので、「ええい!ぽい!」とボックスに投げ込むところなのですが、彼らは、「わざわざ」数歩歩き、「ボックスに投げ込む」のではなく「ボックスに入れる」のです。

  板も柱も乱雑に積み上げるのではなく、向きをそろえ、ていねいに金属片を除いて分別して行きます。分別がとても厳しくなっているから、と、言っていましたが、何しろ立ち居振る舞いが「投げやり」ではないのでした。
  お世話になった家がなくなっていく過程は、決してうれしいものではありませんが、なんだか「ていねいに扱ってもらっている」という思いがして、とてもほっとしました。
  解体前の数日間かけて、最後のごみをすべて撤去し、ふうふう言って雑巾がけをし、お家さんに最後のご挨拶をして、きれいにして出てきた甲斐がありました。

  家の真ん中の柱には、息子たちの背の高さを測った痕が残っています。それだけ残してほしいと建築士の方に伝えたのが、解体業者さんにもちゃんと伝わっていたらしく、現場に柱が一本残されていました。110センチくらいから始まって、170センチを越えるまでのマジックインクの痕が残っています。残した柱をどうするか、は未定ですが、長いようでいて終わってみれば短かった子育ての思い出のすべてがこの柱に残されているような感慨があります。

 それにしても・・・・
やっぱり、「はたらくじどうしゃ」は カッコいいな!!
  幼い長男の手を引いて歩いていたころ、道路工事、特に穴を掘っている場に遭遇すると、どんなに促しても動かなかったものです。(実は、私も、同じ気持ちでした。いくら見ても見飽きない)
 今度、生まれ変わることがあったら、ぜひ、大型重機の運転手をやってみたいものだとかねてより思っていましたが、今回、思いを新たにしました。クレーン車とか、バックホウとか、ショベルカーとか、もちろんダンプカーもいいし、ロードスイーパーもおもしろそう。
 ねらった場所にぴったりつけたり、一センチとたがわずきちんと穴をほったり、目的の柱を間違いなく、傷なく撤去できたり、道路わきの溝をきれいに掃除できたりしたら、どんなにうれしいことでしょう!!

  そんな話を以前、千葉の統合保育をしている園でおしゃべりしていたら、「私もそう思って、大型二種の免許、取ったんですよ」っていうスタッフの方がいました。
  考えるだけじゃなく、実行に移す人、いるんですね。

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