去る5月23日、東京大学で「公開シンポジウム 自閉症者の語る自閉症の世界」(主催:東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース)が開かれました。
3人の自閉症の方たちが支援者と共に壇上に上がりました。
会場からの質問にその場でパソコンに打ち込んで答えるのですが、ウィットに富んだジョークでかわすありさまは、何だか、とてもうれしくなる光景でした。
そのときのシンポジウムのようすがHPにアップされたそうです。
http://plaza.umin.ac.jp/~katari/report_20090523/
パソコンに向かって真剣に哲学的なことばを紡ぎだす姿と、緊張の糸が切れたあと、会場をぴょんぴょん走り回ったり、目を細めて横目でじーーーっと見る独特のしぐさをする姿との落差・・・・。 今も、なぜ、そんなことになっちゃうのか、にわかには信じられない気分と、でも、目の前で起きたことは事実だから否定するわけには行かない・・・・という気分とが混在しています。
この筆談援助という方法を、どうとらえていったらいいのか、今後も迷いながら、でも、否定せずに考え続けて行きたいと思っています。