ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

 『発達障害  境界に立つ若者たち』
       山下成司 平凡社新書  740円+税

 2009年6月15日発売の新書です。

「はじめに」から   「障害とは親も本人も認めたくはない。でも学校の授業はちんぷんかんぷん・・・・。勉強が嫌いだから、怠けているからできないのだと、周囲からも言われ続けることで、本人は自信を失い、つらい思いをすることになります・・・・・(中略)  健常者と障害者のボーダーにいるような、いわゆる「はざまの子=境界児」と呼ばれる子どもたちです」

  著者は、こういう「はざまの子」を受け入れるA学院という小さな学校に、ひょんなことから美術の講師として採用され、生徒たちと18年間かかわり、教員にありがちな“上から目線”ではなく、生徒といっしょに考え悩みながら過ごしました。
  この本は、著者がかかわったA学院のことと、かかわった生徒たちがインタビューに答えて話してくれた今までのこと、から成り立っています。

 高校生、社会人になった「はざまの子どもたち」に接したことのない方には、ぜひとも読んでいただきたい本です。
  早い時期から、その子の特性に合わせた支援を受けて育つことがなぜ、大切なのか、また、たとえ、高校生年齢になってからでも、ちゃんと理解し受けとめてくれる人に出会えれば、そこからでもやり直しができることもある・・・・など、いろいろなことが学べると思います。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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