『キスなんてだいきらい』
トミー・ウンゲラー 矢川澄子訳 文化出版局
息子たちと一緒に読んだ懐かしい本の一冊。時々、無性に読みたくなります。
主人公は猫のパイパー・ポー。
次から次から「全くもう!」と言いたくなるようなことをしでかすいたずらっ子です。
ボーかあさんは、そんな坊やがかわいくてかわいくて仕方ありません。
「はやくきて おすわり ぼうや。
この つぶしねずみをおあがり ぼうや
ほら、ニシンのほねも ヒワのフライもあってよ、ぼうや
あんたの ために つくったのよ ぼうや」
「つぶしねずみ」とか「ヒワのフライ」って、どんな味なのかしら?
食べてみたくはないけど、猫さんたちの味覚には合うのでしょうね。
パイパー・ポーは、“ママちゃん”の、そういうべたべたしたかわいがり方から卒業したいのです。次々、いたずら、ケンカ 、ケガを起こします。
「そういうこと、ある、ある!」っていうシーンがいろいろありまして。
久しぶりに読み返してクスクス笑いました。