雨の週末。こういう気候のときは、ともするとアタマが痛くなります。 以前は、根性が足りないからかと思っていましたが、「低気圧が近づくと、敏感に反応する自律神経を持ち合わせているせいであって、根性が足りないせいじゃなかった!」と、分かって以来、ただただやり過ごすことにしました。そう決めたら不思議なことに、あまりアタマも痛くならなくなりました。
自分の行動や反応の理由がわかるとラクになる・・・・ これって、発達障害とも同じしくみだな、って思いました。
2月に行われた「子どもの心を考える都民フォーラム」のおり、都立梅ヶ丘病院院長の市川宏伸先生が最後のまとめとしてフリップに書かれたことばが「発達障害 ばんざい」でした。
「発達障害」という概念を手に入れて、自分や相手の行動が理解できるようになると、「あらまー、あなたも、こんなところに弱点があったのね!」「あらあら、私はここが、こんなにヘンよ!」と、自分の中にも、他人の中にも、たくさんたくさんおかしなところを見つけて笑い合い、「お互い、大変よねー。それにしても、私たち自分で言うのもナンだけど、がんばって生きてるわよねぇ!」と、共感し、赦しあえるようになるからだと思います。
まだ、全国的には「発達障害 ばんざい!」と言える状態にはたどりついていませんが、あと5年10年すれば、きっとそういう日が来ているにちがいない、って思える今日この頃です。 そういう方向でのよい本が次々出版されるようになっているからです。