2009年04月25日

報告「子どもの生活リズム改善の取り組み」(報告の別刷りが請求できます)

  小児保健協会発行の「小児保健研究」2009年 2号に掲載されている報告です。
「子どもの生活リズム改善の取り組み  
        生活リズム調査がもたらす養育者の行動変容に関する考察」

  論文の要旨は以下のとおりです。
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 適切な生活習慣(早起き早寝、朝型)がヒトの健全な生活には不可欠な要素であることを最新の脳科学の進歩が教えているが、子どもたちの生活習慣に大きな影響を与える養育者自身の行動変容がなかなか進まない実態がある。

われわれは子どもの生活リズム改善の取り組みとして、生活リズム調査を実施。その結果を養育者と共有することにより、養育者に行動変容がもたらされ、その変容が継続していることを知った。

今後各地で同様の取り組みの応用と発展が進み、こどもたちの生活環境が適切になることを期待したい。
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  この報告のもとになった調査では「アクチウォッチ」という機器を利用したことが特徴です。
 「アクチウォッチ」は腕時計くらいの大きさで、加速度計と記憶装置を内蔵し、装着した人の活動量を一定時間記録し、解析ソフトによって図示できる機器です。

 この機器を返却するときに、養育者による観察記録と、機器による記録とを即座に比較し、養育者と著者らが議論・共有することを試みたそうです。

 この「アクチウォッチ」というなじみのないデバイスへの興味が調査への関心を高めたことはもちろんですが、この調査に参加することで養育者が自分の生活リズムを客観的に振り返ることができました。

 「生活リズムが整うと、子育てがラクになると思いますか?」という質問に対しては100%の参加者が「そう思う」と答えただけでなく、90%の参加者が調査終了後も「生活リズムを意識するようになった」と答えたとのこと。
 健診後のフォローの場などでは子どもの生活リズムの改善をお話ししても、ほとんど改善していただけないのが実情なので、このやり方は魅力的だと思いました。

 報告の別刷りは以下でお頒けいただけるそうです。

  神山潤  115−0053  東京都北区赤羽台4−17−56
         東京北社会保険病院
     電話    03−5963−3311
     ファックス 03−5963−6678

 

なお、神山潤先生が主宰される「子どもの早起きをすすめる会」のHPは以下のとおりです。
   http://www.hayaoki.jp/

富山大学の大規模調査(富山スタディ)の結果も上記サイトからダウンロードできます。
関根道和先生による「富山スタディからみた子どもの睡眠習慣と健康ーーー寝ぬ子は太る」です。

posted by 中川信子 at 23:35| お勧めのぶこん