ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

朝日育児ファイル「ことば」 第6回  2006123日掲載

サポートの見つけ方

 子どもの遅い子をもつ親御さんで、ママ友達やお医者さんに「ことばかけが足りないんじゃないの?」「もっと遊んであげなさい」などと言われたことのある人は少なくありません。本人は精一杯やっているつもりなので、そんなふうに言われるとつらい思いがつのります。

 こんな時に相談したいのがことばの専門家、言語聴覚士(ST)ですが、その数はまだ少ないうえ、自治体の予算も限られていて、配置が進みません。

ですから、現状では保健師さんに相談するのが早道。保健師は、全国で乳幼児健康診査(健診)を担当し、心配事の相談に乗ります。「遊びの教室」や「フォロー教室」で対応しているところもあります。

 健診に心理相談員が参加し、保健師と協力してことばを含めた全体発達についての相談に乗ってくれる自治体も少なくありませんが、その後のフォローの制度は地域差が大きいのが現実です。また、保健師、心理相談員、言語聴覚士はいずれも専門家ですが、それぞれ得意不得意があり、相談しても、対応に満足できない場合もあるでしょう。

 でも、一人で悩まないで。ことばの遅い子を持つ親たちが、本音を打ち明けられるバもあります。そんな文集「言の葉通信」を16年間発行してきた親たちのグループは、2年前にNPO法人「ことのはサポート」を設立。私たちSTと協力して悩める親子の支援体制を作ろうとしています。

抱えこまず、いろいろな人の助けを求めていきましょう。

    ◆◆ NPO法人「ことのはサポート」
      
http://blogs.dion.ne.jp/kotonoha_support/

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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