ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

 中 川  信 子(なかがわ のぶこ)  
言語聴覚士(ST: Speech-Language-Hearing  Therapist)
 子どもの発達支援を考えるSTの会代表
 
 1948年(昭和23年)東京生まれ。幼児期〜高校生まで福岡県と広島県ですごす。
学生時代は大学闘争真っ只中。「(教育心理学は)人の幸福のために役に立つ学問」とのことばにひかれて三木安正先生(1913−1984)が主任教授を務める東京大学教育学部教育心理学科に進学。 三木先生の影響を受けて、障害のある子どもとの生活の奥深さに魅せられる。
 発達障害ばかりがクローズアップされがちな最近の風潮だが、「重度」と言われる障害の重い人たちがその存在を通して教えてくれることは、人間として決して忘れてはならならない大切な真実だと今も感じている。
 学生時代及び卒後の一年間をすごした東京都練馬区の旭出学園・旭出養護学校は「一人ずつを大切にする教育」の真髄を学ばせてもらった、私の原点と言ってもいい懐かしい場所。
旭出養護学校   http://www16.ocn.ne.jp/~asahide/
三木安正記念館  http://www16.ocn.ne.jp/~asahide/mikikinenkan0.htm

 大学在学中に交通事故で頭の左側を強打して失語症になったお子さんの家庭教師を依頼されたことをきっかけに、STという仕事があることを知り、STをこころざす。
  1972年(昭和47年)当時高田馬場にあった国立聴力言語障害センター付属聴能言語専門職員養成所に入学(二期生)。大卒者対象の1年間のコース。朝9時から夕方5時まで、一生のうちでこれほど勉強したことはないというほど勉強した。同じ志を持つ仲間と励ましあい、助け合って、共に学ぶことの楽しさを体験した。
 1973年(昭和48年)卒業と同時に神奈川県総合リハビリテーションセンターに入職したが、健康を害し、1975年(昭和50年)に退職。それ以降は子育てのかたわら、東京都調布市あゆみ学園を皮切りに東京逓信病院リハビリテーション室、調布市総合福祉センター、などで非常勤STを続ける。

 非常勤という働き方は、身分や収入は不安定だが、組織に属さず中立を保つことができることのメリットは大きかった。非常勤のフットワークの軽さを生かして「地域」のいろいろなところに顔を出し、知らず知らずのうちにネットワークを作る役割を果たすようになっていた。

 2002年(平成14年)4月、子どもを対象に、特に発達の分野で働くSTたちの「ひろば」となるようにと願って、「子どもの発達支援を考えるSTの会」を養成校時代の同期生2人と共に立ち上げ、ST同士の横のつながりをつくる活動を続けてきた。

 また、長く「言の葉通信」を発行してきた柳田節子さんと一緒に、ことばの遅い子を支援することを目指すNPO「ことのはサポート」を立ち上げた。「ことのはサポート」は、会報「言の葉通信」の発行、講演会の開催、特別支援学校へのST派遣などを行っている。

  現在は   (東京都)狛江市(こまえし) と(東京都)調布市 で、
1歳半/3歳児健診後などで、ことばや発達が遅かったり、何らかの心配がある就学前幼児の相談や指導にあたるほか、講演・執筆活動などを行っている。
        (なお、市外の方からの個別の相談は受け付けていません)

 ことばの遅い子、ちょっと育てにくい子、障害かもしれない子たちの、支援への最初の入り口である1歳6ヶ月健康診査(健診)、3歳児健診が、親子にとってプラスの思い出になるものであるようにとの願いを持って、全国の保健師さんたちからの研修依頼には必ず応えるようにしている。

保健師はどこの市町村にも必ず配置されているので、観光では行くチャンスがないような町を訪れるチャンスに恵まれている。おかげで、全国の飛行場はほぼ全部降りたことがあると豪語(!)している。離島以外で残るは稚内、福島、こうのとり但馬、セントレア(中部国際)、能登の五つ、多分。

保健師たち向けの「月刊 地域保健」への連載は、通算200回を越えたらしい。正確に数えていないのでよくわからない。整理整頓が超!苦手。
そのほか「発達教育」(社団法人 精神発達障害指導教育協会  
http://www.hattatsu.or.jp/)と「エデュカーレ」(臨床育児保育研究会)に連載中。
  支援の必要な子どもたちが、その健やかな成長を願う多くの職種、地域の人たちの協力により、出生から一貫した途切れのない支援を全国どこの地域でも受けられるようになることが夢。
      
              

              

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疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
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