ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

ろう・難聴の人たちへの支援を考える難聴対策推進議員連盟」ができ、その中の「新生児期小児期対策小委員会」では新生児スクリーニング検査や、人工内耳などについて、関係者からの意見聴取が続けられており、2020年7月には、ろう学校の乳幼児教育相談担当者によるレクチャーが行われました。


この時のレクチャー内容が現状のろう・難聴乳幼児支援について、大変分かりやすく、貴重なものだったので、今年度の「ろう・難聴教育研究会」の夏の集合大会に代わるオンライン研究会で再現されることになったとのご連絡をいただきました。

オンライン研究会

日時  2020年10月11日(日) 14時―15時30分
テーマ 「聞こえない・聞こえにくい子ども達と保護者の未来のために」
講師  関根久美子(大塚ろう学校 乳幼児教育相談担当)
定員  80名
方法  ZOOM配信

申し込み等詳細は以下の
pdfをご覧ください。
     ↓

201011(オンライン研究会)お知らせ.pdf

 

7月に品川区にある私立ろう学校「明晴学園」のシンポジウムにうかがって以来、聞こえる人(聴者)、聞こえない人(ろう者)、聞こえにくい人(難聴者)のコミュニケーションについて、あれこれ考えていました。

ご紹介いただいた情報があるので、掲載します。

〜〜〜〜〜〜〜情報ご紹介ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最近話題になっている英語論文の日本語訳と日本手話による要旨の翻訳を掲載したウェブサイトが公開されましたのでご案内します。

「ディナーテーブル症候群」というアメリカ人による論文で、聴覚障碍者が食卓で(それ以外でもなのですが)感じる孤独を現象学的に扱った論文です。
家庭内で自分だけが聞こえないと、どういう状況が起きるかということが書かれています。

https://sites.google.com/view/rounabi/dinnertable?authuser=0

翻訳をしたのも当事者チームで、その中には聞こえるきょうだいとして育った人も含まれています。いずれにしてもトラウマを抱えている人たちがたくさんいる感じです。

Loved, yet Disconnectedがこの論文のテーマなのですが、もう一つのテーマが聴覚に障害がある人たちがいかに「偶発的学習」の機会を取りこぼしているか、ということです。

〜〜〜〜〜〜〜〜ご紹介 ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日本でも、こういう「聞こえにくい人」の、なかなか人にはわかってもらえない孤独を「お茶の間の孤独」という呼び方をしてきたそうです。
そう言えば、私の亡くなった祖父も耳が遠く、どうしても伝えなければならないことは大声で言っていました。まだ小学生だった私には、
いつもニコニコしていて温和な祖父、と言う印象しかありませんでしたが、祖父もやはり、会話に加われない孤独を感じていたのかなーと、久しぶりに祖父のことを思い出しました。

2020年4月に発行された『コミック版「語りかけ」育児』(小学館)が、学研の子育てサイト「りんごちゃんのおけいこラボ」で紹介されました。
私は監修を依頼されましたが、コロナのため
対面取材はお断りして、メールでのやり取りになりました。

「赤ちゃんやこどもにどう話しかけたらいいの?」と困っているお母さん、お父さんの役に立てば幸いです。

記事は 
「語りかけ育児でことばが育つ」
  
       
(「りんごちゃんのおけいこラボ 内)

『コミック版 「語りかけ」育児』の紹介はこちら

 

オンラインセミナーのご案内をいただきました。
教育学者の汐見稔幸さんがファシリテーターを務めます。
ぜひシェア&ご参加ください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「学びを止めるな」の「学び」ってなんだろう?
「学びの保障」の「保障」ってどういうこと?

新型コロナウイルス感染予防の影響を受けて大きく変わった学校生活。
カリキュラムに追われ、疲れ切っている子どもたち、そして先生たち。
いま、本当に大切にしなければならないことは何?

入院している子どもたち、被災地の子どもたち、学校に行けない(行かない)子どもたち、子どもの貧困、発達障害ーー。

多様な教育現場や子どもの居場所で多くの子どもたちと関わってきた登壇者のみなさんと「これからの教育のゆくえ」について語り合います。「子どもにとって学びとは何か」
「人間にとって学びとは何か」
「これから必要な教育とは何か」

多様な子どもたちの現場や、地域の子どもたちの居場所から見えてくる学びの本質が、いま、すべての子どもたちに必要なことを教えてくれる。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

子どもたちに関わるたくさんの方にご覧いただければと思います。

お申し込みいたただいた方には、後日、限定動画配信も行います。

お申し込みはこちらから ↓

https://kyouiku-yukue.peatix.com/

 

映画製作プロダクション マザーバード  から映画のご案内をいただきました。
マザーバードは、医療ケアの必要な重度の心身障害の人、アルツハイマーの人、など、さまざまなテーマで映画を送り出しています。

〜〜〜〜〜〜〜ご案内ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「普通に生きる」の続編である、新作ドキュメンタリー映画「普通に死ぬ 〜いのちの自立〜」をご案内させていただきます。

「普通に生きる」から10年の時が経ち、生活介護事業所「でら〜と」の利用者も親も年を重ねました。

新作の「普通に死ぬ 〜いのちの自立〜」は、中心的介護を担ってきた親御さんが亡くなられたとき、利用者である当事者の方が地域で暮らしてゆくことが困難になります。

果たして地域での暮らしはどうなってしまうのか・・・。
支える人々の奮闘から希望の光が見えてきます。


 ◆各地での劇場公開予定◆

■9月11日(金)1日1回上映 セシオン杉並(東京都杉並区)

10月17日(土) 〜2週間予定 古屋シネマスコーレ(愛知県名古屋市中村区) 

10月30日(金)〜2週間予定 キネカ大森(東京都大田区)  

■10月25日(日)1日2回  西宮プレラホール(兵庫県西宮市)

11月13日(金)〜終了未定 イオンシネマ富士宮(静岡県富士宮市) 

10月30日〜11月5日  第21回宝塚映画祭会期中(兵庫県宝塚市) 

11月28日(土)〜終了未定 大阪シネ・ヌーヴォ(大阪府大阪市西区) 

■京都みなみ会館(京都府京都市南区) (2020年内日程調整中)


まだ収束が全く見えないコロナ禍ではありますが、地域で上映をしていただくためにメディアの貸出も平行して行ってゆきます。上映のご検討もよろしくお願いいたします。

*──*──*──*──*──*──*──*

<最新作>■「普通に死ぬ〜いのちの自立〜」

 予告編:https://youtu.be/iF_aqRrSekY
 Newダイジェスト版: https://youtu.be/zzCdgvmK3To
 公式サイト:http://www.motherbird.net/~ikiru2

■ 「普通に生きる〜 自立をめざして  〜」公式サイトhttp://www.motherbird.net/~ikiru

■ 「ぼくは写真で世界とつながる」公式サイトhttp://www.motherbird.net/~bokutuna

■ 「ゴンドラ」公式サイトhttp://gondola-movie.com/


マザーバード
〒167-0021 東京都杉並区井草5-6-8-206
TEL&FAX:03-6913-5591
E-mail:maya@motherbird.net
URL:http://www.motherbird.net/~maya

2020-09-07

2020年9月6日、7日来襲の台風10号。当初の予報よりは、勢力が衰えてくれたものの、各地の被害は甚大。

私が代表を務める「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、全国に会員がいるので、災害のニュースの時はいつも心配です。
今回も、ちょうど、夜にオンラインで会議をしたのですが、鹿児島の委員はさすがに欠席でした。そういえば、この季節は台風の思い出が多いです。

昨2019年9月8日は、佐賀県言語聴覚士会主催の「言語聴覚の日」イベントにお招きいただき、

佐賀に行きました。講演は無事終えたものの、台風21号の影響で、佐賀からの飛行機が欠航になり、急きょ新幹線のチケットを取ったところまでは快挙でしたが、その新幹線が京都でまさかの運転中止。

途方にくれて京都に泊まりました。
幸い、何回か泊まったことのある駅前のホテルがすぐに取れたのでラッキーでした。

翌9日午前中の新幹線は大幅に本数が間引かれて、乗れそうもなかったので、朝10時からの狛江市の会議を欠席連絡し、京都駅の地下街のイノダコーヒーでゆっくりコーヒーを飲んでから帰りました。会議を欠席するんだったら、三条堺町の本店に行きたいなと一瞬は思ったものの、狛江市の皆さんに対して不謹慎?な気がして支店であきらめたのでした。残念。
今までは、「また今度来よう」「また今度行こう」って、何げなく言ったり思ったりしていましたが、年齢を重ねるにつれ、
「これが最後かもしれない」「もう、行かれないかもしれない」という切実な感じが強くなります。

50年前、親友が京都の大学に通っていたので、時々彼女のアパートに泊めてもらって、京都や奈良のお寺や名所をあちこち見て回ったものでした。
当時はまだ市電が走っていたので、方向オンチ、地図オンチの私も、一人でもそう混乱せずに移動できたのですが、今は京都も全部バスになってしまって、移動もアタフタです。
イノダコーヒー本店は、そのころ彼女に連れて行ってもらった思い出の場所のひとつ。


この夏には、別の大事な友がまた一人旅立ちました。
STの養成校、26人いた同期生のうちの一人です。寂しくなりました。


暑さにやられてぐったりしていましたが、気を取り直して、「今、まだできること」「やるべきと思うこと」を一つずつ大事に片付けて行ければ、と思います。
まずは、片付けと掃除、ものを減らすことからですね・・・・・・
断捨離。断つ、捨てる、手離す。身軽にならないと。

お問合せ・ご相談はこちら

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

お気軽にお問合せください