ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

先ほど、私は
"衆参両院議長 安倍晋三内閣総理大臣 麻生太郎財務大臣:
私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。
有識者(弁護士、大学教授、精神科産業医等)によって構成される
第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!"
というオンライン署名に賛同しました。あなたも賛同しませんか?

詳細は以下のページに書いてあるので、よければぜひ参考になさってください。
  ↓

http://chng.it/H6wW9hhBtH

安倍総理夫妻のありようが、人間として、生き方としてどうなのか、という問題は別においておくとしても、厳正中立であるはずの行政が、都合の悪いことを「なかったことにする」とか、上の顔色をうかがってコロコロと考えを変える とか、質問に対して誠実に向き合わずに答えをはぐらかす、といったことが多発しています。
私は、「この国のかたち」を構成する、小さな小さな一つのピースにすぎませんが、だからこそ、こういう風潮?流行?を、決して許してはいけない、と怒りを持って思います。

私たちは、昔から「お天道さまは見ている」として、誰もみていなくても「天」に対して悪いことをしない、「誠実」で「実直」な生き方をして来たのではなかったでしょうか。

お彼岸の墓参2連発。
昨日は中川家の霊園に。
今日は実家の墓地、多摩霊園に。

昨20日に多摩霊園に行った姉が「すごく混んでたよ」とメールを
くれたので、覚悟して早めに家を出ました。

ところが、道も墓地も、拍子抜けするほど空いていて、調布まで予想外に
早い時間に戻って来られたので、せっかくだから、と

「京王フローラルガーデン アンジェ」に寄りました。

母が亡くなる前、最後の外出がこの「フローラルガーデン」でした。
4月だったので、マグノリアは、ほぼ終わりでしたが
ほかにも花が咲き乱れていました。
園内を回り「きれいねぇ」「連れて来てくれてありがとう」
「また来たいわねぇ」と何回も何回も言っていました。

姉と3人でのお出かけは、結構少なかったからかもしれません。

ついつい、姉と私と、2人で手分けして母のホームを訪ねる・・
っていう感じになっていたので。
母の小さい頃の夢は「花屋さんになること」だったなんて
姉も私も、中年を過ぎるころまで、全然知りませんでした


きれいなマグノリアに、母の笑顔を重ねました。

母が亡くなってから3年が過ぎました。
順当に行けば、次は私(たち)の番、と、切実に思う今日この頃です。

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「サヨナラ」という名前の品種でした。


「コミック版 『語りかけ』育児」
  著   サリー・ウォード
  まんが 一色美穂
  監修  中川信子


もとの本
0〜4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間『語りかけ育児』」(小学館)はすばらしい本です。

1日30分、静かな場所で、子どもと遊ぶ。
ただし、子どもが興味を向けるものに注目し
子どもの気持ちに合わせたことばをかける。
ただそれだけで、子どもの心もことばも驚くほど育つ・・・・。


でも、もとの本は、見た目、結構厚みがあるので、敬遠されがちでした。
子どもの月齢の所だけ20ページ程度を読めばいいので、
そんなにハードルは高くないはずですが、
子育て中に、一冊の本を開く時間はなかなか作れませんよね。


で、このたび、この本のコミック版が出ました。
中味はそのままに、読みやすくなりました。
監修を依頼されたので、私は、こう紹介しました。
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ことばは教えられて覚えるものではなく、楽しい時間を過ごす中で、自然に身についていくものです。
おとなが子どもの興味に注目し、子どもの気持ちに寄り添う。
たったそれだけのことで、楽しい「ことばの世界」が生まれます。
このコミックが笑顔あふれる親子の暮らしへの入り口になりますように。
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一方、担当編集者の思いは
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実は、私、元の本を読みこなせず、
「語りかけ育児」を挫折しています。

育児中の忙しい時期に
まずはすぐに読める
この本の
マンガがあれば・・・と空を見上げたのが、
作るきっかけです。

その効果はもちろんのこと
まずは1日30分しっかり子どもに向き合えば、
子どもが大きくなって
もっともっとふれあっておけばよかったと後悔もなくなります(きっと)。

ぜひこれから出産する方、
今赤ちゃんと一緒にいる方に

ぜひお読みいただきたい一冊です。

 

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というわけで、子どもとどんなふうに暮らして行ったら
いいんだろう?

あそぶ、って言われても、よくわからない。
でも子どものことばを育てたい。
と思う方に、ぜひお勧めします。

「エデュカーレ」(臨床育児・保育研究会 発行)のサイトに、子どもと向き合う時に大切なことが書かれていたので、ご紹介します。保育に限らず、おとなたちがすべて心がけるべきこと。

【質の高い保育のために園の中で保育者がすること10】■

http://ikuji-hoiku.net/Resources/educare_no88_p16-17.pdf

療育関係者はこれを【質の高い療育のために療育スタッフがすること】と読み替えてみると参考になると思います。

項目を文章化すると次の通りです。


1 「ねえねえ聞いて」 子どもについて大人同士で語ります

2 子どもの興味から始め、体験を広げます

3 子どもの「今」に合った環境を用意します

4 子どもをプラスの目で見ることを忘れません

5 気持ちを分かろうとし、対話の主導権は子どもに

6 今までの当たり前、思い込みを見なおし、常に「子どもにとっては?」を問います

7 「うまくできたか」の結果より、プロセスで成長を振りかえります

8 活動は    ①子どもが納得するまで継続       ②子ども同士でシェア
  ③見える化(記録の開示)

9 保護者と子どもたちの育ちを喜びます

10 すべてをユーモアのある遊び(学び)に

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一人ひとりの子どもの可能性・能力を引き出せるのが「質の高い保育」です

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※ 

【臨床育児・保育研究会】とは?

代表を務める汐見稔幸さん(教育学者)が東京大学教育学部の先生をしていたころに現場の保育士さんたちといっしょに続けていた「気に研」(気になる子ども研究会)を発展させた組織です。

 設立趣旨は

《育児環境の大きな変化の中、子どもにとって必要な体験が不足していたり、ストレスを過剰に抱えていたり、うまく自己を表現できず、パニックを起こしたりする子どもたちが増えてきているという保育現場の声がよく聞かれるようになりました。この臨床育児・保育研究会はそうした現場の悩みや声を積極的に取り上げ、子どもたちにどうしたらもっと的確な保育ができるようになれるだろうかという保育者の願いに応えようとして生み出された研究会です。》

隔月刊で「保育者と親のための学び&交流誌 エデュカーレ」を発行しています。

年間6冊発行 購読料3500円 ただいま5月号からの講読申し込みができます。
   講読申し込みフォーム 

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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