ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

「とりさるモン」って知らないでしょ?

鍼灸整骨治療(ちりょう)の精霊:とりさるモン!                    みんなの病気や怪我の不安をとりさるモン!

とりさるモン!の治療院  は鍼灸整骨治療について、わかりやすく教えてくれるかわいいページ。
何かの不調があると、東洋系の治療に頼って来た私たち家族としては、なんの不思議もないけれど、知らない人には珍しい情報もいろいろある、興味深いサイトです。


このほど、2017年3月1日に、とりさるモン!の関係者?の治療院が、調布市国領駅前2分ほどのところに治療院をオープンします。

「関係者、って、何を隠そう、3年前?に、我が家の長男が、ひどい腰痛(脊髄炎だったらしい)で、あやうく寝たきりになる所だったのを、悼みや不安を「とりさって」いただいて以来、ずっと、お世話になっている若い先生です。
腕と研究意欲がスゴイ。
発達“系”のもろもろへの理解も大したものです。
お父様も治療院を開いておられるそう。

まだ治療院のホームページは「工事中」になっていますが(2017年2月26日現在)詳細を追ってお知らせします。
調布、狛江の障害のある子どもさんにかかわる保護者や従事者のからだと気持ちの痛みを「とりさる」場所になりますようにと願っています。
自費診療のみなので、誰でも受けられる・・・ていうわけには行きませんが、絶対ラクになると思います。

ひょんなことから知り合った、STを超越したSTの原哲也さんが主催する興味深い講演会です。
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第2回信州・諏訪発:発達障害児・者と家族を応援する為の素敵な講演会のご案内!

『家族も支援者も自閉スペクトラム症の見ている世界体験したい!
―阪大・東大研究班によるシミュレータ開発の経緯と成果―』

阪大と東大の共同研究で自閉症知覚シュミレーターが開発されました。

自閉症者が感じているだろう視覚認知の特徴をその因子との相関で体感できる画期的な研究装置です。特に保護者や関わる関係者に体感してもらいたいもので、長野県で講義と体験の講演会が実現いたします!

   日時 2017年4月23日 諏訪市いきいき元気館
http://homtasuwa.net/atatamaru/onsen/771/

日程 

13:00〜13:25 

     療育の現場から考える自閉症スペクトラム症の感覚の課題
     WAKUWAKU PROJECT JAPAN 代表 原 哲也

13:25〜14:40(質疑15分含む)
  『家族も支援者も自閉スペクトラム症の見ている世界を体験したい!
      ―阪大・東大研究班によるシミュレータ開発の経緯と成果―』

14:50〜16:50参加者体験(200名の時)
   大阪大大学院  長井志江先生
http://devsci.isi.imi.i.u-tokyo.ac.jp/events/1210

主催  wakuwaku project Japan 
     https://www.facebook.com/wakuprojapan/

 参加費 3500円

 問い合わせ先  green@snow.email.ne.jp   原 哲也まで。

中川(注) 原哲也さんはSTを超越した長野のSTさん。

中川と長男が狛江で開いているOT木村順さんの感覚統合教室に見学に来て下さって以来の知人。
見学にいらした時には不眠不休で居酒屋経営をしながら開所資金をためている最中でした。
夢はひとつずつ実現中。

  児童発達支援事業所  WAKUWAKUすたじお     wakustu.wixsite.com/wakuwaku-studio

  原さんの経歴は上記WAKUWAKUすたじおの中に掲載されています。

このあとのイベント予定は(通常の児童発達支援事業所業務以外の)
6月 障害児を含むキッズクラウン養成を目的としたケアリングクラウン講座
9月 京都嵐山吉兆社長徳岡さんによる料理のワークショップ
 そのほか、布サンダル製作ワークショップ 掃除ワークショップなどいろいろ。

狛江の一貫した支援の努力。まだまだ不十分ではありますが、行政や学校を含めて、ハートだけはずいぶん進んでいると思っています。(保護者の方からは、「まだまだです!」と嘆きやおしかりの声がたくさん聞こえてきますけど)

このほど、公共施設再編計画の見直しに伴い、駅近くの願ってもない場所に子ども支援のための複合施設が建設されることになりました。
入るのは 
■子ども家庭支援センター
■児童発達支援 施設(細部は未定)
■教育相談室・不登校のお子さんのための適応指導教室
の三つです。

この三つの機関は、今でも、何かと「顔の見える連携」を作り出す努力はしてはいますが、同じ建物に集まれば、情報共有や協力がしやすくなり、子育てに困り感を持つ親ごさんのための相談しやすい、わかりやすい場所になるのではないかと期待しています。
言うところの「ワンストップ窓口」ってヤツです。

さて、でも、建物ができなくても、今、すでにやっていることの一部をご紹介します。
他の自治体の担当から質問されたのですが、データが一か所にまとまっていなくて意外に探しにくかったので。

1 狛江市就学支援シート(就学前ー就学)  https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/43,55550,333,2056,html

2 レインボーファイル(サポートファイル)  http://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/44,78247,338,html

3 育ちの森マップ
https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/43,59788,331,html

それぞれの内容は、他の自治体でも取り組まれていることが多いと思いますが、ここで私が自慢したいのは、市役所HPに掲載されている説明なのに「子どもの育ちをみんなで見守り、引き継いでいきましょう」というあったかさが感じられる点です。
役所的な紋切り型ではない・・・というか。

それぞれの担当の方たちが、努力して「保護者の思い」を反映して少しずつ改善して来て下さった成果です。
もちろん、引き継ぎがうまくできてなくて、ブツブツと文句を言いに行かなくてはならないことも多々ありますが・・・。 

 

「発達障害 あんしん子育てガイド  幼児から思春期まで」
    edumom コミュニケーション mook      小学館
          2017年2月24日発売

出版社からのメッセージ
   ↓ ↓
 発達障害の子はそうでない子に比べて、強いストレスにさらされていることは精神科医など専門家の間ではよく知られていることです。

 まず親ができることは、その子が安心できる環境を作ることです。「安心」こそが、子どもが自分のよさを発揮できるベースとなるからです。

 本書は幼児期、小学校時代、思春期、そして社会へ出てから、と、年代別に課題となることを取り上げて、安心への道筋を示しました。

 専門家や、ちょっと先を行く先輩ママたちの助言は、発達障害の子を育てている親はもちろん、当事者である子ども本人の支えにもなるはずです。困った時の、迷った時の道案内として、そばに置いていただきたい一冊です。           ↑    ↑

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なお、中川も一部インタビューを受けてお話ししました。 

東京えびすさまクリニックの山登敬之先生から送っていただきました。

「親子で向き合う発達障害」植田日奈  幻冬舎  2016年12月 発売

ーー療育で大切なのは、メソッドやテクニックではなく、「マインド」なんだ!という熱い思いが込められた情熱の書です。
 著者は「障害受容」には終わりがない、と書きます。「はい、受容できました。明日からは迷いません」なんてことは起こらない。受容そのものには終わりがないのなら、では、どこをゴールにすればいいのか。それは子どもが「人を頼っていいんだ」と心から思えるようになること。自分の力を知り、人を頼ることができる、そこがゴールなのだ、と。
  著者自身も障害のある子どもを育てているので、このような説得力のある言葉が前編に並んでいます。わが子が発達障害といわれて不安になったママたちが、ひとりでも多く笑顔を取り戻せますように、という願いがつまった本です。−−(山登先生の文章から)

アマゾンの「クチコミ」をご覧ください。
この本が、どんなに待たれていた本であるか、わかります。

1月28日発売
「発達障害の子を育てる親の気持ちと向き合う」
    中川信子  編   金子書房

新刊予告http://www.soratomo.jp/article/15574616.html  で出した内容の補足です。(狛江自慢)

  発達のしかたがみんなと少し違う子を育てる保護者の苦労は、周囲の人たちになかなか理解してもらえず、そのことが保護者を二重に苦しませます。
 今回の本では、子どもの成長段階を追い、それぞれの時期の保護者の気持ちを知り、支援者側にいる人たちがどう寄り添えばいいのかヒントになるようなこと書いて下さいと執筆者に依頼しました。

 狛江ゆかりの方も執筆者です。
長年就学相談にかかわって下さっている精神科医の山登敬之先生、
フリースクールコピエ主宰の前田かおりさん
(前)府中けやきの森学園コーディネーターの田上美恵子さん、
そして、最終章に転載した「先生ありがとうbook」を編集した通級の保護者の方たちです。

「先生ありがとうbook」には狛江の通級教室の保護者による先生方への感謝のことばが集められ、通常の教育の中でのささやかな支援によって、親子がどんなに助けられるかが書かれています。わざわざ「特別な支援」と言わなくても、「個別の当たり前の配慮」が日本中に行き渡る日が来ることが私の願いですが、狛江では、その方向に向けて確かな歩みを重ねていると思います。

狛江の先生方や行政や地域の方たち、そして、保護者の努力に感謝し、狛江を誇りに思うと共に、この本が多くの方に読んでいただけるよう願っています。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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