ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

『乳幼児期の感覚統合遊び』   

加藤寿宏監修 高畑脩平他編著
   クリエイツかもがわ 
    2016年7月   1600円+税

 

 

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発達障害、発達マイノリティの人たちの「問題」は、脳のはたらき方に起因する「からだの問題」が大きいということがやっと少しずつ知られるようになってきました。

一部の人にしか受け入れられていなかった感覚統合も少しずつ市民権?を得て、感覚統合に関連する本が次々出版されるようになりました。

とは言え、感覚統合に関わる本は、書いている人が専門家なので、やさしく書いているつもりでも、なかなかに分かりにくい本も少なくありませんでした。

今回の本は、作業療法士と保育士とのコラボレーションというだけあって、理論面もほんとに分かりやすく、今日明日の子どもとの生活にすぐに使えそうなアイデアがたくさん含まれています。

保育園や幼稚園のちょっと気になる行動が見られる子どもたちを含めた子どもたち全体に、どんな遊びを組み立てたらいいのか、その遊びにはどういう目的や効果があるのか、が分かりやすく説明されています。
保健師さんたちが行う、健診後のフォロー教室などでも、どういう遊びをどういう視点をもって行って行ったらいいかの参考になると思います。


また、幼児にかかわる方たちだけでなく、学校の先生方にも、基礎知識としてぜひ知っておいていただきたいことがたくさん含まれています。

学校で読み書きに苦戦している子どもたちに、的外れな「指導」や「クンレン」を強いることなく、身体を含めた全体を見てゆく・・・・機運が盛り上がりますように。

クリエイツかもがわ の書籍案内ページ

「子どもの発達支援を考えるSTの会」会員の方たちが関わって気仙沼で継続的に開かれている勉強会のご案内をいただきましたので、ご紹介します。

『気仙沼の発達支援を考える会』研修会(第5回勉強会)のご案内


■テーマ

暮らしと遊びを通して育くみたい子どもの「ことば」と「からだと心」

日 時:平成28年7月30日(土)午後1時30分〜午後4時    
場 所:気仙沼市民健康管理センター「すこやか」
        TEL0226−21−1212

第1部 13:30〜14:25
   『暮らしの中で育てることば』  
      ことばの相談とリハビリ「イーハトーブびいんぐ」
           松田 輝美氏 (言語聴覚士)

第2部 14:30〜16:00(質疑応答を含めて)
   『遊びの中で育てたい力』 
      東北福祉大学講師 
            小野 治子氏(作業療法士)

  
対 象:保育士,保健師,教員,リハビリスタッフ、保護者等
     発達支援に関心のある方はどなたでも

参加費:無料  
  

主 催:『気仙沼の発達支援を考える会』
      (代表 気仙沼市立本吉病院 院長 齊藤稔哲)
共 催:宮城県立気仙沼支援学校

申し込み・連絡先    
〒988-0851 宮城県気仙沼市下八瀬165-3
℡090-1934-8610 Fax:0226-55-2015
メール:rmnhr092@ybb.ne.jp           
庶務小野寺清栄まで電話、ファックス、メール、郵送のいずれにかにて
申し込み締め切り:7月25日ころまで   

お問合せ・ご相談はこちら

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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