ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

私が代表をつとめる「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、東日本大震災のあと、療育機関を中心に支援を行ってきました。
昨年11月28・29日には、気仙沼を会場として、「被災地支援から見えてくる療育の未来」と題する研修会を行いました。

研修会終了後、オプショナルツアーで「
リアス・アーク美術館」を見学しました。この美術館の常設展示は【東日本大震災の記録と津波の災害史】と題して、おびただしい「物」が展示されています。
短い時間ではありましたが、「物」が語る甚大な被害に圧倒されました。

気仙沼市と友好都市協定を結んでいるという目黒区美術館で、【【気仙沼と東日本大震災の記憶】】展が開かれています。
東京地区では、初めて開催される大規模な「震災展」とのことです。

見に行った友人のことばです。
    ↓

「両美術館の学芸員の方々による仕事は、テレビ等では得られない生々しい5年前の記憶を甦らせてくれます。被災物は生活に役立つものとしての機能は失われても、自然・歴史・文化等がもつ意味を伝え続けています。無言であるからこその暮らしのことばに、耳を傾けていきたいと思います。

気仙沼に行きたかったけど遠隔地で行けなかった方、自然災害と人災について再考してみたい方、立ち止まってみたい方等々・・是非おすすめです。」


目黒区美術館 http://mmat.jp/

狛江で活動している「一般社団法人サポート狛江」のお仲間の方が、このたび、「フィギャーノート普及会 HAPPYMUSE(はぴみゅーず)」を立ち上げました。

フィギャーノートfigurenotes とは、音符を色と形であらわして歌を歌ったり楽器演奏をしたりするための「形象音符表記技法、いわば「絵音符」です。
フィンランドで生まれて高い評価を受け、各国に広がっています。
日本でも早くから導入が模索されていましたが、このほどやっと普及への第一歩が踏み出されました。

高齢の方、知的障害のある方、失語症の方などさまざまな方たちとの実践が始まっていますが、中でも、発達性ディスレクシア(読み書き困難)のお子さん達との楽器演奏のようすは、貴重だと思います。
NPO法人発達サポートネット バオバブの樹 のHPからご覧下さい。

活動には資金が必要です。
スポンサーになってくださる企業や法人、また、賛助会員になってくださる個人をいつでも大!募集中とのことです。

  詳細はこちらをご覧下さい   ↓

フィギャーノート普及会 HAPPYMUSE」


◆ナカガワも応援メッセージを寄せています。
◆狛江市立緑野小学校「えのき学級」が、フィギャーノートを用いた音楽実践で平成27年東京都教育委員会児童・生徒表彰を受けました(^_^)v
スポーツや文化活動の部門で、「当該児童・生徒、団体が行った活動が契機となり、その効果が波及し、他の児童・生徒等の具体的な行動や取組に良い影響を与えた者」として、です。

わが町狛江は、人口がじりじりと増えつつあり、ついに8万人の大台を越えました(*^▽^*)

それでも、人口は多くはなく、地域福祉活動、地域保健活動には最適サイズと言えると思います。
全国で二番目に狭い市域である利点を生かし、「顔の見える連携」がいろいろなところで合言葉になっています。


教育の分野では教育委員会が「すべての学校、すべての教室、すべての学級における特別支援教育の推進」をうたって、先駆的な取り組みをしています。
懸案の児童発達支援センター創設に向かう道筋もやっと見えてきました。

保健、福祉、子育て、教育それぞれの場にいる一人ずつの「人」の存在や、行政と市民・団体が協力する気風が、総体としての狛江の「あたたかさ」を作りだしていると思います。

そんな狛江で、働いて下さる嘱託保健師募集が行われています。
あいとぴあセンター健康推進課で一緒に働きませんか?
(と言っても、ナカガワは月に2回しか行っていませんが・・・・)


勤務は28年4月1日から。応募締切は3月18日です。
   詳細は  ↓

狛江市嘱託職員(保健師)募集

「重症児ガール  ママとピョンちゃんのきのう きょう あした」
    福満美穂子     
    ぶどう社   2015年11月
    1500円+税


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発達障害、発達マイノリティばかりが話題にのぼる最近。
肢体不自由や、重症のお子さんと、その保護者の暮らしにも、もっともっと目が向くようになってほしいと思います。

障害が重くても、“ふつう”に子育てができるためには、たくさんの応援が必要です。
本を読み、“知る”ことも、応援の一つの形だと思います。
読んで見て下さい。

≪帯の文章より≫
吸入、吸引、胃ろう注入、てんかん発作あり。
ピョンちゃんは、重症心身障がい児の「スタンダード」。
迷い、悩み、泣き、笑い、そして「受容」へーーー
母と子の日常  はじまり はじまり。

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吃音や選択性(場面)緘黙についての書籍を次々出版して下さっている学苑社から、新しい保護者向けの本が出ました。

『子どもの吃音 ママ応援BOOK』
菊池良和    学苑社  
2016年2月  1300円+税

「吃音ドクター」こと、菊池良和先生の本です。
幼児期、学童期の吃音は、自然に改善することもあり、継続的なST支援を続けても改善が見られないこともあり、実際の業務でも、悩み多いところです。

この本は分かりやすいマンガで吃音について、吃音のある子への具体的な接し方について、解説してあります。吃音のある子どもの『子育て』を応援したい、という著者の気持ちが伝わってきます。
◆吃音の誤解と正しい情報を知る
     ↓
◆子どもとの接し方が分かる
     ↓
◆子どもの笑顔が増える

という道すじを、親子でたどれるといいですね。
保護者にはもちろん、センモンカといわれるST(言語聴覚士)にも、ことばの教室の教員にも、心理担当者にも読んでいただきたい本です。

私は今まで吃音のご相談があると、全国言友会連絡協議会発行の幼児用パンフレット(※)をお渡しして説明して来ましたが、今後は、さらに、この本もご紹介できるので、とても助かります。

(※)上記言友会の 吃音幼児用パンフレットのダウンロードはこちらから
幼児用 と 学童用 があります。

2016年3月11日(金) 北海道上川郡清水町
  午後  保護者向け講演会

    「幼児期に大切なこと〜〜ことばと心を豊かに育てるかかわりとは」
  夜    
関係者向け講演会 
    「子どもの心とことばを育てるために〜〜日常生活の中でできること」

2016年4月23日(土)−24日(日) 岐阜県関が原市

「みんなでつなぐ学習支援−−臨床&子育てパワーアップ講」

 「関が原プロジェクト」という、とてもパワフルなグループの主催です。
  私は今年1月の講座に飛び入り参加。あんまり面白かったので、ミイラ取りがミイラになりました(ミイラにされました?)
  ナカガワの出番は4月24日(日)ですが、両日参加がお勧めです。 

        【記】

会場   関が原(岐阜県)ふれあいセンター
日時   4月23日(土)10時ー24日(日)午後4時
参加費  4000円(2日間)

詳細はコクチーズをご覧下さい。
http://kokucheese.com/event/index/373204/

先月のことですが、1月16日、17日に国民健康保険関が原病院で開かれた研修会に飛び入り参加しました。
ディスレクシア(読み書き困難)の子どもさんたちの理解を、OT(作業療法士)の視点から整理してもらい、すっき〜りしました。

また、「子どもたちのすこやかな育ちを願う」という目標を共有する多職種が、専門性の境界を越えてゆく試みもステキだなぁって思いました。

今回のご案内は、その続編?にあたるもので、1月の時には「飛び入り」参加だったナカガワが、正式に講師として登壇することになりました。

こぞってご参加下さい。

     【記】

みんなでつなぐ学習支援−−臨床&子育てパワーアップ講座 
    於    関が原(岐阜県)ふれあいセンター
    日時  4月23日(土)10時ー24日(日)午後4時
    参加費  4000円(2日間)

詳細はコクチーズをご覧下さい。http://kokucheese.com/event/index/373204/

なお、この講座の仕掛け人でもあるOT(作業療法士)の山口清明さんの紹介記事が2月9日の新聞に出たそうです。
あわせてご覧下さい。
作業療法士は、私のあこがれの職業です・・・・・・・。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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