ここは中川信子のホームページです。ことばの発達や障害について、
また、言語聴覚士に関連するさまざまな情報を配信していく予定です。

「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。
疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

先週、札幌・新千歳空港を利用しました。
帰宅後にと夕食用のお弁当を買ったお店の隣に、機内でちょこっと食べるのに美味しそうなまあるいポロンとしたクッキー「スノーボール」5個入りを売っていました。
お値段も220円とリーズナブル。
まあこれが美味しかったこと。

売っていたのは、空港2階出発ロビーの搭乗口Bの近くの「北海道スープスタンド」です。
ラベルを見たら、社福)千歳いずみ学園
 のワークセンター「ぷちぱ・ぱん」というパン屋さんの製品でした。
お取り寄せができるといいのですが・・・・。

以前、3階のグルメワールドの回転寿司「根室・花まる」の外側に、好きなネタを選んで乗せる勝手丼のコーナーがあり、千歳空港での楽しみにしていたのに、閉店してしまっていてガッカリしましたが、代わりに、あらたな楽しみが生まれてよかった。

北海道には美味しいものが多すぎて、体重は増えるし、財布は軽くなっちゃうし、困ったもんです・・・・・。

次は、3月11日に十勝帯広空港経由で十勝・清水町に行きます。
これで年度内の北海道行きはおしまいです。

 2015年5月に生まれた孫クンが、月一回、お母さんと一緒に泊まりに来てくれます。
「ショートステイ」と称しています。

昼夜を分かたぬ子育てに奮闘する若夫婦へのささやかな「子育て支援」のつもりで始めましたが、今や、完全に、母子が来てくれる日を楽しみにしているジジ、ババがいます。

そろそろ離乳食もたけなわ。お座りもだいぶ上手になって来たので、次回の来訪までに、牛乳パックでイスを作ることにしました。

牛乳パックいすは保育園では見慣れた品(?)ですが、知人には「え?牛乳パックでイスができるの?」とビックリされたので、こちらがビックリしました。

そういえば、私は、毎月保育園訪問をしていたし、自分の子どもたちも保育園で育ったので、これを知っているだけかもしれません。
ネットで探すと、作り方がいろいろ載っていますよ。

空の牛乳パックを24個集めるのが大変でしたが、あと一個で完成、というところの写真です。
まさか、むき出しってわけにはいかないので、壁紙か何か貼ろうと思っています。

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そうそう、これを見て「玉座じゃのう・・・」と思ったついでに、「子どもの王さま」を思い出しました。

 きれいな まるい 輪の中に 
  子どもの王さま いらっしゃる
  はじめに 立って おじぎして 
  それから くるりと回りましょ 

っていう 遊び歌です。

調布市の通園施設 あゆみ学園(現・調布市子ども発達センター)に勤めていたころ、クラスで保育士や指導員と一緒に集団遊びをしていたので、こういう、簡単で楽しい遊び歌をいっぱい覚えました。
自分の子育てには、とても、役立ちましたが、孫クンにも、役立てられそうです。
歌は楽しいです。
子どもたちも、からだじゅうで表現してくれますから、歌う甲斐があります。

年末年始はうちにいる時間が多くなります。
ヒマさえあれば、ついついテレビをつけてしまう私。

地上波もBSもワンタッチで録画できるので、次から次から録画を予約しています。
ご飯を食べたり、台所仕事をしたりする時に「ただなんとなく」テレビをつける代わりに、録りためた録画を見ることができます。
CMを早送りして時間を節約できるのもうれしいですねぇ。わーいわーいって感じです。

年末年始は、音楽関連の番組を多く録画しました。
XJAPAN再結成、小室哲哉ー浦沢直樹のミュージックポートレイト、辻井伸行さん、小沢征爾さん、などなど。再結成後のXJAPANの「Forever  love」は以前のものと違って感じられました。
音楽はいいですねぇ〜。
そして音楽を作ったり演奏したりする人の話は、とても、含蓄が深く、思わず聞き入ってしまいます。

大晦日には恒例のNHK交響楽団の第九の放送がありました。
第九は、ずっとずっと前、「ゆきわり荘」主催の企画に参加して、上野の文化会館で歌ったことがあります。一応ソプラノでしたが、上の“ラ”なんて、素人にとっては悲鳴以外の何物でもないシロモノです。プロが入ってくれるから、何とか聞けるようになるものの・・・・

大晦日の夜だと言うのに、日中にたどりつかなかった煮物を作るため、里芋やらゴボウの皮をむいたり、ダシを取ったりしながら、第九を聞き、かつ、見ました。
第四楽章(合唱)が始まると、もう、テレビにくぎ付け。
指揮者の身体の動き、手や指の繊細な動きによって 音楽が自在に生まれて行くさま。
カメラでクローズアップされる指揮者の表情も、本当に豊かで。

コーラスをやっていたころ、ことばを用いずに直接心と心でコミュニケーションができる音楽の力に大きなショックを受け、かつ、夢中になったことを久しぶりに思い出しました。

練習の時には、随時音楽を止めて修正していくことができますが、ステージ上での本番では、そんなことはできません。
指揮者の指の小さな表情、腕の振り、視線や表情によって「もっと柔らかい音で」「そうそう、アルト、いいよ!」「そこは少し押さえて」「一つずつの音を大事に!」「そのまま、流れに乗って行こう!」などなどのメッセージがはっきり受け取れる気がしたものです。

「ことば」をなりわいとするSTとしての自分の無力を感じるとともに、ことばを超えたコミュニケーションの可能性に目を向けることができました。
音楽、特に、コーラスを通して学んだ多くのことは、今も、私の中に生きていると思います。
個を生かし、かつ、調和した全体を作り上げることの大切さと大変さも知りました。

いつの日か、また、音楽に身をゆだねて、聴衆と溶け合うような一体感を味わえたらな・・・などと夢想しつつ、「まあ、なかなか難しいよなぁ、何せ忙しいから・・・」と現実的なことを考えつつ、しばらくしまいこんであったi-podを充電して、お気に入りの曲を聞こうとしています。

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わが家はおだやかな新年を迎えることができました。

昨年は11月に被災地気仙沼で「子どもの発達支援を考えるSTの会」の全国研修会を開催することができました。
たくさんの実りを、今後につなげてゆければと思っています。

「子どもの発達支援を考えるSTの会」は、若い方たちがバトンを引きついで下さる方向で、ありがたい限りです。
運営委員の多くが、お仕事やお家のことで多忙な年代の方たちなのですが、夜、9時とか10時からの「スカイプ会議」を設定してくださり、会の運営が進んでいます。
この私が「スカイプ会議」なんかに参加する日が来るとはびっくりぽん!です。

「ある人を大切に思い、その人に大切に思われ、そして、少しだけ世の中のためになることをする」「ことばを窓口として 一人の人の人生にコミットする」のが、STの仕事だと、尊敬するSTの友人は言いました。
私も心からそう思います。
よい仕事にめぐり合ったと思っています。

「支援の入り口としての健診」を作るためにSTの関与は大きな意味を持ちます。
また、学校に多く在籍するディスレクシア(読み書き困難)の子どもたちにも、STとしてできることはたくさんあるはずです。
人同士のコミュニケーションや言語がうまく行かない場合に、その改善のスキルを持ち合わせるSTとして、今後何をすべきなのか、できるのか、考え続けたいと思っています。
「子どもSTの会」の全国800名近い「仲間」たちといっしょに考え、行動できるのはなんとこころ強いことでしょう。

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個人的には、昨年は、5月に次男夫婦の所に来てくれた初孫クンを通して赤ちゃんの持つ力のすばらしさに圧倒された7ヶ月でした。
赤ちゃんは、「つかわされた」「来てくれた」ということばがピッタリの宝物であると実感しています。
周りにいる私たち全員に笑顔を運んでくれるパワーはすごいです。
自分の子どものときは無我夢中で、そんなことを考える余裕がありませんでしたが。
毎日、毎日誰に言われるのでもなく自分で努力して、または、自然に、いろんなことができるようになる姿にも驚かされます。

今年も、孫クンに度々会えることを励みに、STとしての仕事を、残された時間を計りながら、「みんなと一緒に」作って行きたいと思います。

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「そらとも」は「この空のもと、いたるところに、志を同じくする友あり」という意味です。

疲れて、ひとりぽっちと思えるときには、空を見あげ、胸いっぱいに元気を補給しましょう。
その曲がり角の先には、きっと新しい出会いと、すばらしいできごとが待っています。

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